2023年8月25日(金)フュ―チャーサイトVol.11 試合結果

フュ―チャーサイトVol.11 たくさんの応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」で2023年9月8日 23時59分までご視聴いただけます。

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負 マドレーヌ&田中きずな vs 藤田あかね&本間多恵

アミスタに田中きずな&「マド様」親子タッグ降臨?

●マドレーヌ&田中きずな(15分43秒 POMジュース)藤田あかね○&本間多恵

オリ姫・本間とドラゴンズ女子・藤田はそれぞれの推し球団ユニフォーム姿でリングイン。マドレーヌは田中きずなの父、田中稔風パフォーマンスで入場し不穏な動きを見せる。マド・田中組は奇襲からトレイン攻撃をしかけ、マドレーヌのバチボコバランサーに合わせて田中もポーズ。初対戦の田中と戦いたいという本間が無理やり田中にチェンジさせ、18歳の新人に大人気なく反則攻撃。さらに藤田も加わり、田中は防戦一方。捕まってしまった田中だが、母・府川唯未譲りの「鯉のぼり」で反撃しマドレーヌにチェンジ。マドレーヌは本間と藤田にWの丸め込みからボディアタックで攻める。本間はバックエルボーでお返し、マドレーヌのキックをキャッチするとアンクルホールドに切り返し、ロープ際での強烈なドロップキックをマドレーヌの膝にお見舞い。マドレーヌは足のダメージをこらえながらどうにか後転倒立式ヘッドシザースでチェンジ。田中は勢いよドロップキックを10連発。サブミッションを武器とする2人の攻防が続き、本間がTAEロックで田中の両腕を極める。このピンチにカットに入ったマドレーヌと田中はWを狙うが、本間はマドレーヌにドロップキック、田中の上に着地。ここで本間から藤田に替わり、藤田は容赦のないオクラホマスタンピード。田中は自力で肩を上げ、力強くエルボーを連打。エルボー合戦から田中は鮮やかな脇固めを決め、渾身のボディスラムで藤田を投げつけ、チェンジ。腕十字を狙うマドレーヌ。しかし藤田のタックル、本間のミサイルキック、藤田のバックフリップと連続攻撃を食らう。田中のカットでカウントは2。田中がドロップキックでアシストし、開脚ギロチン、フェイマサーから腕十字で絞るマドレーヌ。本間がカットに入り窮地を脱した藤田。マドレーヌがカウンターの逆打ちを狙うも藤田がかわし、そのまま流れるようにPOMジュースで絞り上げる。粘るマドレーヌだったがついにギブアップ。第一試合から大熱戦となった。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負  美蘭 vs 世羅りさ

中学2年生・美蘭 大好きな世羅とのシングルは試練の連続!

 ●美蘭(8分56秒 エビ固め)世羅りさ○
 ※リバースWニードロップ

実は世羅のことが好きだという美蘭が世羅との初シングル。かわいい中学生に健気に握手を求められても「容赦しねーからな」と頑なに拒む世羅。ロックアップすると世羅がやはり圧倒。美蘭は力では敵わないと見るや、足を踏みつけ反撃。「まぁ、許してやろう」と大人の対応を見せた世羅。お許しを得て図に乗った(?)美蘭はさらに世羅の足を踏み、世羅は悶えながら場外へ転げ落ちていく。そこに美蘭がプランチャ発射!これで世羅の怒りに火が着いた。リングに戻ると美蘭の足を踏みつけ、コーナーに追い詰めると顔面攻撃。観客から「お母さん」と野次られた世羅は「さすがにそんな年じゃねぇ!」と急角度逆エビ固め。さらにリバースカンパーナ、ニードロップで美蘭の腰を痛め付ける。「久しぶりにやるか」と客席の手拍子を煽った世羅。美蘭の足を掴むと超高速ジャイアントスイングで10回転!ぐったりと倒れた美蘭を起こし、コーナーに振る世羅だが、美蘭は三角飛びプランチャで反撃!さらに世羅をボディスラムで投げ、その場跳びムーンサルト。追撃のライオンサルトは阻止した世羅。美蘭はまたも世羅の足を踏んで動きを封じると、勢いよくウラカンラナ。しかし持ちこたえた世羅はコンバインに切り返す。串刺し低空ニーアタックをキックアウトし、リバースWニーはかわした美蘭。今度こそライオンサルトを決めたがカウントは2。スクールボーイも返され、ならばと新技・モモラッチを披露!しかしこれも返されてしまった美蘭。セラリズムバスター、リバースWニードロップの強烈な連続攻撃に沈む。宣言通り容赦なし・手加減なしのファイトを見せた世羅だったが、試合後は笑顔で握手を交わした。

第三試合 3WAYマッチ20分一本勝負  佐藤綾子 vs Himiko vs 炎華

タッグ2冠・佐藤、若手にはまだまだ負けない!

 ○佐藤綾子(12分46秒 ジャーマンスープレックスホールド)Himiko●
 ※もう一人は炎華

Himikoは佐藤に「私と組んで炎華やっちまいましょう」と共闘を持ちかける。佐藤に軽くあしらわれると、今度は炎華に握手を求めるHimiko。初3WAYに臨むキャリア4ヶ月の18歳は断ることもできずHimikoとW攻撃で佐藤を狙う。炎華が佐藤をフォールするとHimikoが足を引いてカウント2。炎華はHimikoをボディスラムで佐藤の上に落とし、Wフォール!早くも裏切りまくる炎華に、佐藤とHimikoが逆襲開始。先輩の連携攻撃に苦戦する炎華。防戦一方の炎華は連続ドロップキックでピンチを脱出。Himikoの「もっと行け!」の声に煽られロープに走る炎華だが、Himikoのカウンタードロップキックが待っていた。Himikoのブルドッギングヘッドロック、Wアーム卑弥バスターは炎華がカット。佐藤とHimikoがバックを取り合うと、炎華が飛び付き2人まとめてカサドーラ!これをキックアウトした佐藤とHimiko。佐藤はHimikoのバックを今度こそ取り、ジャパニーズレッグロールクラッチの構えに。ブリッジで押さえ込む寸前に炎華が背後に回り、炎華が佐藤にジャパニーズレッグロールクラッチ!しかしこれはHimikoのカットが間に合いカウント2。佐藤トランペットはHimikoが肩を上げカウント2。佐藤の飛び付き式ジャパニーズレッグロールクラッチは炎華がカット。佐藤はうるさい炎華をリング外へ蹴落とし、ジャンピングニー、ジャーマンの鮮やかな連続攻撃でフィニッシュ。

第四試合 メインイベント スペシャルタッグマッチ20分一本勝負 梅咲遥&月山和香 vs ななみ&網倉理奈

ディアナはファミリー!梅咲&月山、初タッグで好連携見せた!

○梅咲遥&月山和香(14分15秒 ラ・マヒストラル)ななみ&網倉理奈●

スターダム所属・月山和香がアクトレスガールズ時代以来久々のディアナ参戦!梅咲とは初タッグ、ななみとは初対戦だ。共に元アクトレスガールズの網倉と月山が先発する。力比べはやはり網倉に分がある。梅咲が加勢し押し返すが、ななみも加わりオレンジタッグのパワーで圧倒!網倉がタックルやわー!プレス、ななみもサーフボードストレッチや勢いのあるタックルで月山に狙いを定める。替わった梅咲が鋭いドロップキックを突き刺すと、ななみはお返しのヒップアタック。梅咲はネックブリーカー、フットスタンプで月山にチェンジ。月山がエルボーを連打すれば、ななみも応戦。月山の飛び付きコンプリートショット、変形極楽固めをエスケープしたななみ。スリーパーで厳しく絞め、網倉に替わる。網倉が月山をカナディアンで担ぐと梅咲が飛び出しカット。梅咲・月山のWミサイルキックで形勢逆転。月山が極楽ドンを狙うも上がらないと見るや、エルボー連打、パロスペシャルで攻める。梅咲がななみを押さえようと飛び出すが、ななみが梅咲をスリーパーに捕らえる。網倉は「助けて!」と絶叫しながらもなんとかロープに辿り着く。今度は網倉がサイドスープレックス、パワースラムで猛反撃。網倉のWアームの体制を切り返した月山が今度こそ極楽ドンを決め、さらにオースイスープレックス。ななみがカットし、月山は梅咲にタッチ。梅咲は網倉を豪快にジャーマンでぶん投げ、低空ドロップキックを突き刺し、梅スプラッシュを投下!もう一発のドロップキックを狙い走る梅咲に、ななみが飛び出しノーザンライト!このチャンスに網倉はWアームの構え。持ちこたえた梅咲がキューティースペシャル。ななみがカットし、ななみのボディプレス、網倉のセントーン連続投下!このピンチに月山のカットが間に合いカウント2。月山が網倉をオースイで転がし、そこに間髪入れず梅咲がラ・マヒストラル丸め込んで3カウント!初タッグながら好連携で勝利を呼び込んだ梅咲・月山組。梅咲は「ナイスアシストありがとうございます!」と興奮気味に話す。久々のディアナ参戦となった月山は「家族みたいなみんなが声援で迎えてくれました。今日からみんな家族です!」。梅咲が「久々に月山さんが帰ってきてくれたし、あーみんさんと月山さんのエモい攻防も見れた。セントーンとプレスは痛すぎたけど…明後日も大会があるのでディアナ見に来てください。ご来場ありがとうございました!」の言葉で大会を締めくくった。

【試合結果】2023年8月15日(火)アミスタ大会vol.40

「アミスタ大会vol.40」は超満員、大盛況となりました。たくさんの応援ありがとうございました!
この試合(もちろんプロテストも!)の模様は「DIANA LIVE」(https://live.www-diana.com/)で2023年8月29日 23時59分までご視聴いただけます。

公開プロテスト

プロテストに臨むみずき(左)、まこと(右)

試合開始前に、練習生2名(まこと・みずき)の公開プロテストが行われた。2人は緊張の面持ちでリングイン。超満員札止めとなった観客が温かく見守る中、基礎体力、ロープワーク、受身、スパーリングの模様に井上京子らディアナ所属選手が厳しい視線を送る。マドレーヌは練習生を鼓舞し続ける。最終項目の3分スパーリングを終えて、まこと自ら「もう一回」を直訴。京子がこの「泣きの1分」を認め1分の延長戦に突入。全ての項目を終え、合否の発表は全試合終了後に京子から告げられることとなった。

第一試合 5WAYマッチ20分一本勝負 ななみ VS Himiko VS 柊くるみ VS 高瀬みゆき VS 網倉理奈

緊急5WAY!制したのはななみ


○ななみ(9分53秒 変形ジャパニーズレッグロールクラッチ)Himiko●
※他3人は 網倉理奈、 高瀬みゆき、 柊くるみ
※真琴が体調不良で欠場し、6人タッグから5WAYにカード変更

真琴が体調不良で欠場し、6人タッグは急遽5WAYに変更。 パートナーも全て敵となってしまい、女子プロ界でも指折りのパワーファイター・柊くるみと手を組むのが得策と考えた4人は、次々と柊に握手を求める。一旦高瀬が制止したが、ゴングが鳴ると再び「くるみさん!組みましょう!」の嵐に…。まず柊と協力関係になったのは世渡り上手な高瀬。柊のコスチュームの僅かな赤色に触れ「チームレッド」を主張し無理矢理な決めポーズまで即席で披露。あまり乗り気ではなさそうな柊だが、高瀬との合体ボディプレスで先制攻撃。しかし高瀬はその上からフットスタンプを投下してトリプルフォールに。怒りをあらわにする柊だが、高瀬になだめられ関係は継続。トレイン攻撃でななみ・Himiko・網倉を狙う柊。やはり裏切る高瀬は柊を狙う。いよいよキレた柊は80キロのフットスタンプを高瀬のみぞおちに投下!大ダメージの高瀬はリング外へ転げ落ちてしまう。その様子を見ていた3人は呆然。網倉が「みんな、行くぞ!」と叫び、3人は柊をタコ殴りに…。その3人が仕掛ける連携を次々と破る柊。やっと復活した高瀬が不意打ちのミサイルキックで柊を吹っ飛ばすと「絞るぞー!」と号令。この合図で4人は首四の字、腕十字、膝十字、トーホールドで柊のあちらこちらを絞る。それでもギブアップせず、エスケープしリング外へ脱出した柊。残った4人はチームオレンジ対高瀬・Himikoに。網倉対高瀬の攻防のうちに、コーナーでは不穏な動きが…。網倉が高瀬をフォールすると、ななみとHimikoを背負った柊がボディプレスで強烈カット。さらに柊は4人を次々となぎ倒し、Himikoにキャノンボール。これをカットした高瀬が柊に足4の字をかけると、裏返し合戦に…。そして足を組み合ったまま、2人はリングの外へ転がり落ちていく。2人の場外乱闘の隙にチームオレンジはHimikoを狙う。網倉がHimikoを設置し、ななみがボディプレスでフォール。しかしカウント2で裏切りのセントーンの餌食に…。追撃のセントーンをかわしたHimikoはななみとのダブルドロップキックで網倉を蹴落とす。ななみは得意のダイヤル固めで大回転…と思いきや、意表を突いてブリッジ!がっちりフォールし、ななみが大混戦を制した。

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&世羅りさ VS 美蘭&マドレーヌ

誤爆だらけのギクシャクタッグ 連携ナシでもお見事勝利


○佐藤綾子&世羅りさ(13分37秒 佐藤トランペット)美蘭●&マドレーヌ

つい2日前、タッグベルトを賭けて激闘を繰り広げたばかりの佐藤綾子と世羅りさがぎこちなく初タッグを結成。一方「マドミラン」は美蘭がマドレーヌの初期コスチュームを着用して登場だ。互いの手の内を知り尽くす佐藤とマドレーヌのテクニカルな攻防からスタート。佐藤が世羅を呼び込み初連携を試みるが「いや、違う違う!」「え?違うの?」と全く息が合わず。マドミランはロープワークで翻弄しW低空ドロップキック、ネックスプリングまで息ピッタリに決めてみせる。しかし捕まってしまう美蘭。佐藤は厳しい足4の字、世羅は逆エビからリバースカンパーナなどで中学生相手に容赦なく攻める。串刺し低空ニーを回避し、どうにか世羅にプランチャを放ち、美蘭からマドレーヌにチェンジ。マドレーヌはニードロップを得意とする世羅の膝を攻める。何とか振りほどいた世羅はバックを取る。そこに佐藤がおぼんを振り下ろすも誤爆、そこにマドレーヌはフェイマサー。カウント2で肩を上げた世羅はセラリズムバスターからリバースWニードロップ。替わった佐藤が低空ドロップキック、ニーアタックで攻める。マドレーヌはカサドーラの動きでフェイントをかけた巻き投げ。マドレーヌのバク転ひねりボディプレス、美蘭のライオンサルトを次々と投下するマドミラン。世羅はマドミランの2人を捕まえ、そこに佐藤がミサイルキック発射!しかしこれが世羅に命中してしまう。佐藤がマドレーヌの背後に回り、今度は世羅のおぼんが佐藤の脳天に直撃。この隙に美蘭が丸め込むがカウント2。チームワークはマドミランが上回るが、圧倒的な「個」の力で勝利をもぎ取る佐藤。「佐藤トランペット」と名付けたクロスレッグフィッシャーマンズスープレックスで何とかトドメを差した。試合後は互いの誤爆への文句を言い合う佐藤・世羅組だったが、ぎこちなく握手を交わしリングを下りた。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 井上京子&デボラK VS 田中きずな&炎華

京子、35年の貫録見せた!強烈ラリアット葬


○井上京子&デボラK (12分53秒 体固め) 田中きずな●&炎華
※ラリアット

WAVEのフレッシュコンビが再び登場!キャリア4ヶ月の2人が、35年の京子に挑むチャレンジマッチだ。奇襲をしかけるWAVEの2人だが、ディアナのヘビー級コンビはびくともしない。田中のエルボー連打も仁王立ちで受けてみせる京子。京子のキャメルクラッチ、デボラの胴締めスリーパーに悶える田中。炎華がカットし、立ち上がった田中はデボラに強烈なエルボーを見舞う。この一撃に客席からはどよめきが起こる。デボラも反撃するが、さらにそれを上回るかのよう気迫のエルボーを打つ田中。さらに一瞬の隙を突いて腕を取り、ワキ固め。逃げようとするデボラを離さず、腕十字でさらに絞る。デボラがなんとかエスケープすると田中から炎華へ。勢いよくドロップキック、エルボーを連発。串刺しスピアーをかわしてスペースローリングエルボー。軽快な動きで攻めまくる炎華だが、京子が登場するといきなりラリアットを食らいダウン状態に。京子は炎華の腕を掴んで無理矢理起こす。ふらつきながら打つ炎華のエルボーを堂々受け切る京子。田中も加わり、WAVEコンビは連続ドロップキックを京子の胸に突き刺す。それでも倒れない京子。田中の連続ドロップキックをかわした京子は押さえ込み。これをブリッジで切り抜け、まだまだドロップキックを打つ。ワキ固めをエスケープされた田中はコーナーへ上る。しかしこれは京子の雪崩式ブレンバスターの餌食に。立ち上がった田中に炎華も加わり、またも2人がかりで京子に向かっていく。京子は両腕のラリアットで2人をなぎ倒し、田中に高速ブレンバスター。カウント2で返されたが、京子は再び剛腕を振り抜きラリアットでフィニッシュ!35年の貫禄を見せつけた。

第四試合 W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負 [王者]梅咲遥 VS 関口翔[挑戦者]

強敵に大苦戦も「ブラスト」大爆発!梅咲、笑顔のV1


○ [王者]梅咲遥(16分20秒 体固め)関口翔[挑戦者] ●
※ブラスト
※第17代王者が初防衛に成功

4月にW.W.W.Dシングルのベルトを巻いた梅咲、いよいよ初防衛戦!開始早々、梅咲がドロップキックで関口を蹴落としいきなりの場外ダイブ!リングに戻ろうとする梅咲を引きずり落とした関口もお返しのダイブ。ここから関口は梅咲の腕に集中攻撃。エプロンから梅咲の右腕にフットスタンプを投下し、リングに戻る。リング上でもあの手この手で梅咲の腕を痛め付けていく。肘を押さえて悶える梅咲に、容赦なく攻め続ける関口。防戦一方の梅咲はネックブリーカーで反撃。しかし関口はすぐさま腕十字やアームブリーカー、右肘狙いのドロップキック、ワキ固めで梅咲の動きを封じる。苦悶の表情で打つ梅咲のエルボーに、いつもの力はない。カウンターのパワースラムも形が崩れ、関口のフォールに。シングル王者、いきなり大ピンチ!低空ドロップキック、ミサイルキックと、足を使って反撃する梅咲だが試合は関口のペース。腕十字、三角絞めはエスケープするも、連続ミサイルキックをまともに食らってしまう梅咲。3発目を狙う関口を追って梅咲もコーナーへ上り、なんと雪崩式アメジストクロスでぶん投げる!さらに梅咲は王者の意地で破壊力抜群のエルボーを打つ。STOをキックアウトし、逆さ押さえ込み、カケラホマの連続丸め込みをラ・マヒストラルに切り返した梅咲。しかしここでまたも関口の関節技地獄が梅咲を襲う。命からがらロープに逃げ、ジャーマンを連発。関口もしぶとく肩を上げる。ならばと梅咲は関口の背後に再び回り、右腕と左足をクラッチするスープレックス「ブラスト」で豪快に3カウント!4.29後楽園大会で佐藤を破って以来となるブラストでベルトを死守した。マイクで「翔さんは自分が新人の頃からたくさんアドバイスをくださった先輩。そんな翔さんとタイトルマッチができて凄く嬉しかったです。チャンピオンらしく強くなるので、これからもよろしくお願いします」と涙声で関口への素直な思いを吐露した梅咲。「ディアナのかっこいいチャンピオンになれるように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」の言葉で締め括った。

プロテスト結果発表

全試合を終え、再び京子と練習生のまこと・みずきがリングに上がる。プロテストの結果は両名合格となった。京子はまことに「プロレスで大事なのは本番。まことは練習の方が良かった。プレッシャーのある中でも頑張ったと思う。これから度胸つけてほしい。10月8日の後楽園でデビューできるように頑張って」とエール。続いてみずきには「佐藤さんとも話して、ちょっと迷いました。体力的な面で、体重もあるし…。今の軽量級の選手が多い中で私はとても期待してます。腕立てやスクワット、その体重でよく頑張ったと思う。これからの期待も込めての合格です。合格するかどうかギリギリのところ。10月8日のデビューは間に合わないかな?と思うけど、間に合うようにもっともっと練習してください」。2人の合格に、指導してきたななみら先輩レスラーたちも思わず涙。まずはプロテストに合格し、これからデビューを目指すまこととみずきの笑顔で大会は幕を閉じた。

会場先行お知らせコーナー

この日は10.8後楽園大会のメインイベントを発表。8.13アミスタ大会にて京子が綾華にW井上でのタッグ挑戦をアピール。綾華の両名がこれを快諾し、タッグ選手権のカードが正式決定!そのほか、ディアナ所属選手に加え、笹村あやめ、真琴、スターライト・キッドの参戦が決定している。スターライト・キッドは2020年12月13日の新宿FACE大会以来の参戦となる。追加参戦選手や対戦カードは随時発表。

▼日時
2023年10月8日(日)開場 10:30/開始 11:30

▼会場
後楽園ホール 〒112-0004  東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル 5F

▼決定対戦カード
W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 井上京子&井上貴子[挑戦者組・W井上]
※第20代王者組2回目の防衛戦

▼チケット
VIPチケット(1列目正面) 特典あり  20,000 円
スペシャルリングサイド(1列目) 特典あり 15,000 円
リングサイド(2列目)特典あり  11,000 円
リングサイド(3列目)特典なし  8,000 円
指定席 A  7,000 円
指定席 B  5,000 円
指定席 C  4,000 円
指定席 D  3,000 円
チケットは ディアナストア (https://www-diana.stores.jp/)で取り扱っております。

【試合結果】2023年8月13日(日)アミスタ大会vol.39

「アミスタ大会vol.39」たくさんの応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年8月27日 23時59分までご覧いただけます。

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負 ななみ&網倉理奈 VS 尾﨑妹加&美蘭

元気いっぱいオレンジコンビ連勝!

ななみ&○網倉理奈(12分10秒 片エビ固め)尾﨑妹加&美蘭●
※俵投げ

元気いっぱいオレンジタッグが久々に登場。対角には同じくパワーファイター&10代の尾﨑と美蘭だ。まずはななみと美蘭の10代対決。ロックアップで押し合う2人の後ろから、それぞれのパートナーが加勢。オレンジタッグが相手をコーナーへ押し込み、トレイン攻撃。替わった網倉は観客も味方につけ、わー!プレス3連発。さらにななみを呼び込んでのWわー!プレスで客席も「わー!」の大合唱。しかし美蘭はこれをかわしドロップキックで反撃。今度は尾﨑と網倉のパワー対決だ。早速ラリアットで自慢の怪力を披露。対する網倉もタックルで尾﨑を倒し、ななみにチェンジ。エルボー合戦は大迫力!タックルで倒すと、追撃のボディプレスを狙いコーナーに登ったななみ。しかし尾﨑はななみを捕まえアルゼンチンバックブリーカー!網倉がカットに入り、再びのななみ対美蘭。美蘭はクロスボディ、ドロップキック、その場跳びムーンサルトと攻めるがいずれもカウントは2。ななみはタックル一撃で美蘭を吹っ飛ばし、網倉にタッチ。美蘭は果敢にエルボーを連発。びくともしない網倉は「もっと来いよ!」と発破をかける。火が付いた美蘭はさらにエルボーを打っていく。網倉は全て受けきり、カナディアンで担ぎ上げる。ここで尾﨑が飛び出し、ラリアットで豪快にカット。このアシストを受け、美蘭はライオンサルトを投下。ななみがすんでのところでカットし、リングは網倉対美蘭。セントーンをかわし丸め込みを連発するなど、粘りを見せる美蘭。最後は体格で勝る網倉が美蘭を俵投げで仕留めた。尾﨑は「こんなかわいい子に何てことしやがる!」と怒り心頭だったが、網倉は「かわいくて強い!美蘭、いいね!」と美蘭を絶賛。ななみとともに笑顔でリングを下りた。

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負 井上京子&デボラK VS マドレーヌ&関口翔

カケマド勝利で関口はシングル王座戦へ弾み

井上京子&●デボラK (15分15秒 カケラホマ)マドレーヌ&関口翔○

カケマドはゴングを待たずに奇襲攻撃!まずは京子に狙いを定め、2人でがむしゃらにエルボーを打つ。さらにドロップキック連発、合体フェイスクラッシャー、セントーンと開脚ギロチン連続投下など、2人がかりで京子を攻め続ける。レフェリーが注意しても聞かないカケマドにいよいよ京子がキレた!「ずっと2人でやってるよこいつら!」と怒り爆発。マドレーヌの髪を掴んで豪快にヘアホイップ。さらにダンシングツリーでマドレーヌの足首を極める。京子からタッチを受けたデボラは極楽固めで厳しく絞る。しかしマドレーヌは柔軟性を活かし、するりと脱出。倒立ニーをみぞおちに落とし、関口にチェンジ。マドレーヌがデボラを押さえ、そこに関口がドロップキックを突き刺す。替わった京子は関口にラリアット3連発。関口がマドレーヌを呼び込むと、すかさず京子が両腕のラリアット。これをかわしたカケマドはWのワキ固めで京子の両腕を極める。これはデボラがカットして救出。マドレーヌはさっきのお返しとばかりに、しつこく京子の足を関節技で絞っていく。京子は雪崩式ブレーンバスターでマドレーヌをぶん投げて反撃し、デボラにタッチ。デボラのタックル、スピアー、連続押さえ込みを全て2で返したマドレーヌはフェイマサーでデボラの顔面をマットに叩きつける。関口とデボラのエルボー合戦はデボラに軍配。関口はカウンターのドロップキック、ネックブリーカーでフォール。デボラが肩を上げた隙に素早くワキ固め。カットした京子を押さえ込もうとマドレーヌが飛び出すが、逆に京子に高速ブレンバスターで投げられてしまう。デボラの投げっぱなしジャーマンで両者グロッキー状態に。先に起き上がったデボラはバックフリップの構え。これを切り返した関口は、逆さ押さえ込みでデボラを四つん這いに。そこに電光石火のカケラホマでクルリと丸め込み、3カウントを奪う。2日後に迫る、梅咲の持つシングル王座挑戦に向けて弾みをつけた。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&Himiko

久々ルミナスは辛くも勝利

○梅咲遥&高瀬みゆき (17分55秒 片エビ固め) 本間多恵&Himiko●
※梅スプラッシュ

前回大会では対戦したHimikoと本間がタッグで登場。Himikoも本間の入場曲に合わせ、ともに振り付けを披露。「特攻隊長」らしく先発を買って出た本間。ディアナマットでは久々に登場のルミナスは高瀬が先発し、元アクトレスガールズのマッチアップでゴングが鳴る。客席は高瀬コールと本間コールが入り交じり、早くも大盛り上がり。バックの取り合いや巻き投げ、スピーディーな攻防を見せる。本間は早くもHimikoを呼び込み、W攻撃。チェンジしたHimikoはレッグシザーズネックロックで絞るが、高瀬はHimikoの脚を掴み、そのままストレッチマフラーに切り返す。Himikoの膝の調子が悪いという噂を聞き付けた高瀬は、Himikoの膝にエルボードロップ連続投下の非情な攻め。梅咲も加わり、ルミナスの連携攻撃をまともに食らうHimiko。ルミナスは2人をリング外に蹴落とし、場外乱闘へ。Himikoと本間を無理矢理台車に乗せると梅咲がマイクを持ち「ディアナ・アミスタ号、発車!」とアナウンス。客席を激走した台車はそのまま壁に追突!転げ落ちたHimikoをリングに引きずり込み、高瀬が逆片エビ固めでしっかりと腰を落とす。命からがらエスケープしたHimikoはフェイスクラッシャーで反撃。替わった本間は高瀬にカウンターのワキ固め。梅咲がカットしたが、本間は2人まとめてドロップキック。高瀬はリストバンドを投げ捨て本気モード突入!激しい逆水平チョップの連発に本間は代絶叫!さらにミサイルキックで吹っ飛ばし、ラリアットを狙い猛ダッシュ。本間はコーナーに飛び乗り、ぶら下がり腕十字。梅咲もアシストし、そのまま本間を片腕で持ち上げ、マットに叩きつける。さらにルミナスのWドロップキック、合体ブレーンバスターも決まる。1人でルミナスの猛攻を耐え抜いた本間は、得意の関節技で反撃。梅咲の右腕を厳しく攻める本間に替わって出たHimikoは、梅咲の高瀬へのタッチを許さない。Wアームは上がらないと見るやメキシカンストレッチへ移行し、さらに梅咲の腕を絞る。これでもギブアップしない梅咲を回転させ横十字で丸め込むがカウント2。立ち上がってエルボーを打つ梅咲。しかし本間とHimikoの執拗な腕攻めにより、持ち前の破壊力は鳴りを潜める。アバランシュホールドは本間を振り切った高瀬が何とかカット。高瀬は本間をラリアットでなぎ倒し、ルミナス合体スパインバスター。Himikoはこれをエビ固めに切り返しニアフォール。試合時間残り3分を切り、シングル王者として負けられない梅咲はジャーマン、キューティースペシャルと大技を連発。高瀬が本間をしっかり押さえるうちに梅スプラッシュ投下!終盤は驚異の粘りを見せたHimikoだが、ここで力尽き3カウント。梅咲は片腕でルミナスポーズを取り、リングを下りた。

第四試合 BAR CLOUD9協賛 W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負 [王者組]佐藤綾子&中森華子 VS 夏実もち&世羅りさ[挑戦者組]

大熱戦の末、初防衛に成功!時期挑戦者も決定か

[王者組]○佐藤綾子&中森華子(12分28秒 ドラゴンスープレックスホールド)夏実もち●&世羅りさ[挑戦者組]
※第20代王者組が初防衛に成功

山形大会でSPiCEAPとの激闘を制し、第20代王者組となった綾華。初防衛戦は挑戦者に強敵・プロミネンスを迎える。プロミネンスは、綾華の握手に応じず開始早々に場外戦に持ち込む。プロミネンスは得意のラフファイトで大暴れ。プロミネンスの連携攻撃に佐藤が捕まるが、綾華も応戦。中森は得意のキックで攻めるが、夏実が凶器のムチを持ち出し形勢逆転。中森を夏実がアルゼンチン、カットに来た佐藤を世羅がリバースカンパーナで動きを封じる。夏実から世羅に替わり、打撃で意地を張り合う。セラリズムバスターを2で返されるとすぐさまコンバイン。これは佐藤がカットするが、中森のローンバトルは続く。顔面蹴り、シャイニングフラワーでやっと佐藤に繋ぐ。佐藤はおぼんで世羅を殴打し、おぼんの達人。しかし相手はハードコアを得意とする世羅だ。おぼんを奪い、お返しに佐藤の脳天に振り下ろす。さらに佐藤のお株を奪う、おぼんの達人式新幹線アタック。追撃のダブルニーをかわされた世羅はおぼんの上に膝から落ち苦悶の表情。このチャンスに綾華のダブルミサイルキックで世羅を挟み撃ちにし、素早くバックを取りジャーマン。夏実のカットが間に合いカウント2。世良は夏実にチェンジ。激しいエルボーの打ち合いからおぼんとムチの打ち合いへ。夏実がムチを佐藤の首に巻きつけネックブリーカー、首を絞り上げる。中森がカットに入り、綾華の連携攻撃へ繋げるが、世羅も夏実をアシストするダイナマイトが炸裂。夏実が佐藤にリバーススプラッシュ、世羅が中森にリバースニードロップを同時に投下するプロミネンスの好連携。夏実のメタボリックサンドの構えは堪え、ショルダースルーに切り返す佐藤。夏実は間髪いれずもっちりバディシザーズ、裏拳と畳み掛ける。佐藤のカサドーラを切り返した夏実がニアフォール。世羅がまたもおぼんを奪うが、佐藤がかわし痛恨の誤爆!ここから一気に綾華が逆転。ダブルのオーロラスペシャルは世羅がカット、一瞬の隙をつき佐藤が飛びつきのレッグロールで丸め込むがカウント2.9。最後は佐藤のドラゴンスープレックスががっちりと決まり、初防衛に成功!佐藤はマイクを持ち「今日は全試合タッグ。で、次は誰が挑戦してくんのかな?」と話すと世羅が再戦を要求。すると控え室からあの元気な声が聞こえてくる…。声の主はもちろんこの人、網倉がななみを連れてリングインし挑戦を猛アピール。さらにカケマド、SPiCEAP、ルミナスも登場。どのチームが次期挑戦者なのか、大揉めに…。ここに京子が割って入り、「こんなにたくさんベルト欲しがってる人がいる中で、ワガママ言わせていただいていいかしら?今年デビュー35周年になります。先日発表されましたが、10月8日後楽園に井上貴子選手も参戦します。この年で挑戦は違うかなとも思ったけど…貴子と、自分達に今どれくらいの力があるか試してみたいねという話になりました。もしよければ、W井上で挑戦させていただけないでしょうか」とまさかのタッグ挑戦直訴!中森は尊敬する2人との対戦を快諾。佐藤も「W井上だったら断る理由ないよね。やってやるよ」。京子は「貴子に今日すぐ伝えます。貴子に貰ったコスチュームとか着てるけど、憧れは捨ててどんどんいっちゃってください。私も今出せる力をぶつける。よろしくお願いします!」と話す。強敵・プロミネンスを下した綾華。次の挑戦者は更なる強敵に決定だ。

【試合結果】2023年8月11日(金)アミスタ大会vol.38

アミスタ大会vol.38 たくさんの応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」で2023年8月25日 23時59分までご視聴いただけます。

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負 マドレーヌ VS 世羅りさ


●マドレーヌ(7分58秒 百火涼乱)世羅りさ○

自称プロミネンスのマドレーヌ いよいよリーダーと対決!

プロミネンスTシャツを着用して入場するマドレーヌに「買ったの?!」と驚きを隠せない世羅。試合開始のゴングが鳴ってもマドレーヌのアピールが止まらない。6.4板橋大会では世羅とタッグ結成、以降はアミスタで藤田夏実と対戦している。そしていよいよリーダーの世羅とのシングルマッチを迎え「これはもう…私は、プロミネンス!」と主張する。試合中に約1分間、喋りに喋ったマドレーヌに世羅は「長いなお前!バカタレが!」とツッコミ。今井レフェリーも「そろそろプロレス見せてくれ」と呆れ顔。マドレーヌのペースにすっかり飲まれ、困り果てた世羅はマドレーヌを場外へ落とし、得意のラフファイトに持ち込む。セコンド陣を盾にしながらパイプ椅子をかわしリングに戻ったマドレーヌ。しかし一旦場外に出て落ち着きを取り戻したのか(?)、世羅はコンバインでマドレーヌの腰を攻める。いよいよ両者は本気モード突入だ。世羅のニードロップをすかしたマドレーヌがアンクルロックで世羅の左足を厳しく絞る。これをエスケープした世羅はコーナーに降り串刺し低空ニー。追撃のニードロップをどうにか回避し、フェイマサーを決めるもカウント2。セラリズムバスター、今度こそのニードロップを続けて食らったマドレーヌ。カウント2で肩を上げたが、逆さ押さえ込みは不発に終わってしまう。切り返した世羅は軽々とマドレーヌを担ぎ上げてえびす落とし。これも2で返し、マドレーヌの粘りに客席からは歓声が沸く。続く百火涼乱が完璧に決まり万事休す。リーダーとして貫禄勝利を収めた世羅は、マドレーヌと握手を交わしてリングを下りた。

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&Himiko VS 本間多恵&尾﨑妹加


佐藤綾子&●Himiko(16分1秒 飛びつき式腕ひしぎ十字固め)本間多恵○&尾﨑妹加

前タッグ王者組「SPiCEAP」、Himikoからギブアップを奪う!

山形でのタッグタイトル戦以来となる、佐藤とSPiCEAPのマッチアップ。SPiCEAPとしては再びベルトを狙う足掛かりにしたい一戦だ。本間とHimikoがそれぞれ先発し、じっくりと互いの手の内を探り合う。多彩なグランド技や丸め込みで一進一退の攻防を見せる両者。続く尾﨑と佐藤のマッチアップは、尾﨑のパワーファイトが炸裂。佐藤もジャンピングニーで応戦し、ミサイルキックを狙いコーナーへ。しかし本間が飛び出し尾﨑をアシスト。アルゼンチンバックブリーカーで豪快に担ぎ上げる。替わった本間はアームブリーカーなどで佐藤の腕を集中攻撃。佐藤はジャパニーズレッグロールクラッチからHimikoにチェンジ。HimikoのWアーム卑弥バスターは尾﨑がすんでのところでカット。Himikoと佐藤のお盆の連携も決まるがスリーカウントには至らず。ここから本間の関節技地獄がHimikoを襲う。TAEロックをカットした佐藤を尾﨑がラリアットで排除。その瞬間本間がHimikoの右腕に飛び付き、腕十字が極まる。Himikoはたまらずギブアップし、前タッグ王者の前に敗れる。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 井上京子&美蘭 VS 藤田あかね&デボラK


○井上京子&美蘭(17分43秒 ナイアガラドライバー)藤田あかね&デボラK●

ナイアガラ炸裂!美蘭の好アシストも光る

まずはデボラと京子の力比べ。エルボーの打ち合いもド迫力だ。大柄なデボラでも、やはり京子のパワーには敵わない。持ち前の怪力でデボラをいたぶった京子は美蘭にタッチ。しかし美蘭は劣勢に。デボラはお返しとばかりにキャメルクラッチや逆エビ固めで絞り、藤田は今井レフェリーの目を盗んで反則攻撃。切り返しの逆さ押さえ込みで何とか京子にタッチ。京子は勢いよくリングに飛び出し、挨拶代わりのラリアット!藤田の連続タックルを全て受け切ったが、デボラと藤田のW攻撃には苦戦。京子を担ぎ上げたい藤田だが、111キロの巨躯は上がらず。またもラリアットの餌食に。さらに美蘭の連続クロスボディを受ける藤田。続くボディスラムは腰を落として堪え、逆にボディスラムで軽々と投げ、そこにエルボードロップ。美蘭は追撃のヒップドロップはかわし、転がしてフォールするがカウント2。その場跳びムーンサルトも2で返され、ならばとライオンサルトを狙いセカンドロープに上る美蘭。しかし藤田に引きずり落とされ、オクラホマスタンピードを浴び、さらにデボラの極楽固めで絞られる。京子へのタッチが遠い美蘭だが、京子やセコンドが「攻めろ!」と叫ぶと、連続の丸め込みやドロップキック、エルボーで攻め続ける。バックフリップの構えを丸め込みで脱出した美蘭は京子にやっとチェンジ。残り3分を切ったところで、藤田が跳びだデボラとW攻撃。コーナーに登った藤田を京子が怪力で場外に落とし、さらに美蘭が決死のダイブ!リングはデボラと京子の一騎討ちに。ラリアットは返されたが、井上京子の代名詞・ナイアガラドライバーで見事フィニッシュ。京子は美蘭と笑顔で包容し、リングを下りた。

第四試合 シングルマッチ15分一本勝負 梅咲遥 VS ななみ


○梅咲遥(10分23秒 ジャーマンスープレックスホールド)ななみ●

梅咲VSななみ ディアナが誇る黄金カードになる日もそう遠くはない!

ディアナ生え抜きで2019年デビューの二人がメインイベントに堂々登場。ゴングが鳴るとななみはいきなりの猛ダッシュで梅咲にタックル!対する梅咲もドロップキックを連続で突き刺す。開始早々エンジン全開の両者は重いエルボーを打ち合う。梅咲がドロップキック、ブレンバスターで攻めれば、ななみは得意のタックルを連発し、スリーパーでギブアップ寸前まで追い詰める。ななみはさらにボディプレスを投下し、ノーザンライトの構え。腰を落として堪えた梅咲は、ここまでのお返しとばかりに渾身のエルボーを連打。鈍い音が響き、観客はどよめく。受けきったななみは、カウンターのヒップアタックから今度こそとノーザンライト。梅咲はこれを丸め込みに切り返す。ななみは負けじと裏投げで梅咲をマットに叩きつける。レフェリーがカウントを取る前に起き上がった梅咲は「負けるか!」と叫び猛突進し、僅かに捻りを加えたブレンバスターでぶん投げる。立ち上がったななみは梅咲のバックを取り、再びのスリーパー。さらに胴締めも加え、梅咲のエスケープを許さない。厳しく絞ったスリーパーを解き、間髪いれずにノーザンライトスープレックス!しかし王者の意地がカウント2.99で梅咲の肩を上げる。ここから梅咲は一気呵成。投げっぱなしジャーマン、キューティースペシャル、梅スプラッシュと畳み掛け、トドメのジャーマンが鮮やかに弧を描き、今井レフェリーがしっかりと3回マットを叩いた。試合時間はわずか10分、しかし情熱ほとばしる大熱戦となった。梅咲は「今年に入ってななみとは結構シングルで戦ってるけど…このカードは本当は簡単に組まれちゃいけないと思ってる。でも今はこれがこのカードの現状。もっもとっとお互いにディアナを盛り上げる試合をできなきゃダメだと思う。年齢は違うけど、同期として一緒に頑張りましょう。次にシングルが組まれるときは、何かしらのベルトを巻いた状態で。よろしくね」と、ディアナの未来を担う17歳・ななみに期待を込めて力強く語った。若干22歳にしてW.W.W.Dのシングルとタッグ、さらに他団体でもタイトルを獲得してきた梅咲。4日後にはシングルの初防衛戦に臨む。

会場先行お知らせコーナー

この日のお知らせは、10月の後楽園大会の参戦選手第一弾!ディアナ所属選手に加え、井上貴子、笹村あやめ、真琴、スターライト・キッドの参戦が決定。スターライト・キッドは2020年12月13日の新宿FACE大会以来の参戦となる。その他の参戦選手や対戦カードは随時発表。

ディアナ 後楽園ホール大会
[日時]
2023年10月8日(日)開場 10:30/開始 11:30

[会場]
後楽園ホール
〒112-0004  東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル 5F

[チケット]
VIPチケット(1列目正面) 特典あり  20,000 円
スペシャルリングサイド(1列目) 特典あり 15,000 円
リングサイド(2列目)特典あり  11,000 円
リングサイド(3列目)特典なし  8,000 円
指定席 A  7,000 円
指定席 B  5,000 円
指定席 C  4,000 円
指定席 D  3,000 円
チケットは ディアナストア(https://www-diana.stores.jp/?category_id=649a39853fed3c002f4d988f)で取り扱っております。

【試合結果】2023年7月23日(日)アミスタ大会vol.37

第37回アミスタ大会も応援ありがとうございました。この大会の模様はDIANA Live(https://live.www-diana.com/)で2023年8月6日 23時59分までご視聴いただけます。

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負 マドレーヌvs 柊くるみ

●マドレーヌ(9分17秒 インプラント)柊くるみ○

プロミネンス準レギュラー・マドレーヌ
レギュラーに向けてアピール?

自称「プロミネンスの準レギュラー」マドレーヌは、この試合でプロミネンス全員との対戦を経験。プロミネンスTシャツを着用して入場し、「プロミネンス査定試合がんばります」とアピール。しかし軽量級のマドレーヌは、大型ファイターの柊に仕掛ける技を悉く跳ね返され、あまつさえ80キロのフットスタンプを3発まともに食らってしまう。ヒップドロップをかわしたマドレーヌが低空ドロップキック、前後開脚ギロチン、腕十字から三角絞めとMMA仕込みの関節技で攻めても、柊は怪力で持ち上げマットに叩きつける。マドレーヌの関節技や丸め込みも怪力で振りほどき、終始パワーで押した柊がインプラントでフィニッシュ。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負 夏実もち vs Himiko

○ 夏実もち(9分40秒 ずんだ餅クラッチ)Himiko ●

掟破りの「卑弥呼様」!

互いに探り合うようにじっくりとグラウンドの攻防からスタート。負傷している左肩を攻められ激怒した夏実はタックルでHimikoを吹っ飛ばし、カメラに向かって掟破りの逆卑弥呼様クラッチ。Himikoは夏実の腕に狙いを定め反撃開始。関節技をエスケープされても再び左肩を痛め付け、しつこく一点集中。夏実は肩を押さえ、苦悶の表情でヒップドロップ。リバーススプラッシュは回避し、丸め込み連発でニアフォールに追い込むHimiko。この好機のダブルアーム卑弥バスターはカウント2。夏実のバックドロップは2で返し、パイルドライバーの構えをショルダースルーに切り返したHimikoだが、夏実の電光石火のずんだ餅クラッチに惜しくも敗れる。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 梅咲遥&美蘭vs 田中きずな&炎華

○ 梅咲遥&美蘭(13分7秒 逆エビ固め)田中きずな&炎華 ●

キャリア4年・22歳の梅咲、早くもベテランの風格?美蘭との初タッグで快勝

WAVE所属、話題の新人コンビ・田中きずなと炎華がいよいよ他団体へ出撃開始。初の他団体参戦となった両名を、シングル王者の梅咲とディアナ最年少・14歳の美蘭が初タッグで迎え撃つ。将来のスター候補達によるフレッシュなタッグマッチだ。美蘭は憧れの先輩・梅咲の旧コスチュームを纏って登場。まずは炎華と美蘭の初遭遇。若さあふれるハイスピードな攻防を見せる。炎華が田中を呼び込むと梅咲も飛び出し、美蘭とのWドロップキック。梅咲は炎華をキャメルクラッチで厳しく絞り、そこに美蘭が低空ドロップキックを突き刺す。続いて田中と梅咲のマッチアップ。田中は変則的ロープワークで梅咲を翻弄し、ドロップキックで吹っ飛ばす。美蘭と田中は連続ドロップキック対決に。田中のフォールに美蘭が肩を上げた瞬間、田中は隙を逃さずワキ固め。すぐさま梅咲がカットし、美蘭は丸め込みを連発。しかしまたしても田中の関節技が美蘭を襲う。二度目のワキ固めに悶える美蘭。炎華がしっかりと梅咲を押さえる中、先輩の意地を見せ自力でロープへ逃げる。炎華と美蘭のエルボー合戦には、このカードでは大御所(?)の梅咲が「負けんな!行け!」と発破をかける。美蘭はその場跳びムーンサルトを投下し、梅咲にチェンジ。急角度逆エビ固めをエスケープした炎華に低空ドロップキックを狙うが、田中が飛び出しルーキーコンビが形勢逆転。同い年で同日デビューの息の合った連携を見せる。炎華が梅咲をSTFで絞ると、カットに入る美蘭を田中が蹴散らし、炎華と梅咲の一騎討ちに。炎華の胸に力強いエルボーを打ち、低空ドロップキックを突き刺す梅咲。さらにミサイルキック、もう一発の低空ドロップキックと畳み掛ける。炎華の丸め込み連発は全て肩を上げるが、炎華のジャパニーズレッグロールクラッチはカウント2.99で間一髪キックアウト。あわや大金星のシーンも作り健闘する18歳のルーキーだが、しっかりと腰を落とした二度目の逆エビ固めにタップアウト。梅咲がシングル王者の貫禄を見せつけた。

第四試合 タッグマッチ20分一本勝負 井上京子&デボラK vs 佐藤綾子&ななみ

井上京子&●デボラK(14分40秒 ドラゴンスープレックスホールド)佐藤綾子○&ななみ

佐藤がデボラをドラゴン葬
試合後はマイクで苦言

まずはタックルを得意とするななみとデボラのぶつかり合い。ななみはデボラを倒すと優勢に試合を進める。ところが京子が登場すると尻込み。佐藤に助けを求めるが、佐藤は応じず。何とかダイヤルで回し、佐藤へチェンジ。京子からデボラへ替わると、佐藤はデボラの打撃を余裕で受け切り、厳しい攻め。再び京子に替わり「よくもデボをやったな!」と怒りの京子。佐藤をコーナーに激しく打ち付け、ラリアットを狙い突進。かわした佐藤はジャンピングニー。ミサイルキックで京子を吹っ飛ばし、ななみへチェンジ。ななみは果敢にも京子へタックル連発。京子はびくともせず、ななみを跳ね返してみせる。ななみはすぐさま立ち上がり、エルボーを連発。京子のハンマースローから、ロープの反動を使って渾身のタックルでぶつかり、この一撃で京子を倒す。だが続くノーザンは111キロの巨体が上がらず未遂に終わる。京子が引き寄せた流れを受け取ったデボラ。ななみのスリーパーをエスケープしたが、背後から丸め込まれてしまう。しかしエビ固めの形が崩れ、ノーフォールに。ここで京子が割って入り、ツープラトンブレーンバスター。デボラの極楽固めをエスケープしたななみから佐藤へチェンジ。京子の雪崩式ブレーンバスター、デボラのバックフリップ、投げっぱなしジャーマンを連続で受ける佐藤。それでもしぶとく肩を上げる佐藤に、もう一発のジャーマンを狙いバックを取ったデボラ。京子はデボラをアシストしようと佐藤めがけて剛腕を振り抜くが、このラリアットを佐藤がひらりとかわし痛恨の誤爆。ななみが京子を押さえる中、佐藤のドラゴンにあえなく3カウントを聞いた。試合後の佐藤はマイクを持ち「デボラ、練習足りねーよ。練習生もプロテストが近づいてる。どんどん下から追い上げてくると思うよ」と苦言。連敗が止まらないデボラ。奮起に期待だ。

会場先行お知らせコーナー

アミスタ大会では恒例となっている、ご来場の皆様だけに先行情報をお届けするコーナー。この日の発表は8月11~15日の3大会の全カードだ。タッグ、シングルそれぞれの初防衛戦あり、さらに練習生2名(まこと・みずき)の公開プロテストも行われる予定。チケットはプオタスで販売中!

▼2023年8月11日(金)アミスタ大会 Vol.38  13:00-
第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
マドレーヌ VS 世羅りさ

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&Himiko VS 本間多恵&尾﨑妹加

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&美蘭 VS 藤田あかね&デボラK

第四試合 シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥 VS ななみ

▼2023年8月13日(日)アミスタ大会 Vol.39  13:00-

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&網倉理奈 VS 尾﨑妹加&美蘭

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK VS マドレーヌ&関口翔

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&Himiko

第四試合 W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負
[王者組]佐藤綾子&中森華子 VS 夏実もち&世羅りさ[挑戦者組]
※第20代王者組の初防衛戦

▼2023年8月15日(火)アミスタ大会Vol.40  13:00-
※12:30より、練習生2名(まこと・みずき)の公開プロテストを行う予定。

第一試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
網倉理奈&ななみ&真琴 VS 高瀬みゆき&Himiko&柊くるみ

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&世羅りさ VS 美蘭&マドレーヌ

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK VS 田中きずな&炎華

第四試合 W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者]梅咲遥 VS 関口翔[挑戦者]
※第17代王者の初防衛戦

上記3大会すべて、
チケットはプオタス(https://puotas.com/brand/diana)で販売中。
全席指定、各5500円。
※プオタスで座席を指定する場合、指定料別途500円
DIANA Live」で(https://live.www-diana.com/store)生配信予定!

【試合結果】2023年7月21日 フューチャーサイトvol.10

第10回フューチャーサイトもたくさんの応援、誠にありがとうございました!この大会の模様はDIANA Live(https://live.www-diana.com/)で2023年8月4日 23時59分までご視聴いただけます。

第一試合 3WAYマッチ20分一本勝負 Himiko vs 柊くるみ vs 真琴


●Himiko(10分20秒 外道クラッチ)真琴○
※もう一人は柊くるみ

ミコマココンビ、早くも崩壊?

美蘭が体調不良で欠場し、急遽3WAYに変更となった第一試合。美蘭の分まで戦うと意気込むHimikoは、前回「ミコマコ」タッグを組んで手応えを感じた真琴と共闘。柊に集中砲火を浴びせるが、真琴はあっさりと裏切り。しかし柊の逆片エビ固めに捕まり「Himiko、助けて!」と大絶叫する真琴。「さっき裏切ったのに…」と困惑しつつ、真琴を信じてカット。柊へのトレイン攻撃の隙に真琴がHimikoを背後から丸め込み、カウントは2。「間違えた、ごめん」と言い訳する真琴への不信感を募らせるHimikoは、2人まとめてのブルドッギングヘッドロック、さらにアンクルホールドで絞る。すると真琴は柊と手を組み、Himikoに狙いを定める。しかし柊は真琴をバックドロップでぶん投げ、Himikoにはフットスタンプ連続!リング下で待ち構えていた真琴は、追撃を狙いロープに走った柊の足を引き、入れ替わるようにリングへ。Himikoにニードロップを投下し、ダブルアームの体勢に。これを持ちこたえたHimikoはレッグシザーズネックロック、ダブルアーム卑弥バスターで反撃。ここでリングに戻った柊はHimikoを蹴落とし、真琴との一騎討ちに。サマーソルトドロップはカウント2、カナディアンの構えに入るとHimikoが飛び出し丸め込み連発。返した柊はインプラントでフォール。カウント2.99で真琴が背後からの強烈キックでカット。柊を吹っ飛ばし、その隙に外道クラッチで3カウントを奪った。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負 尾﨑妹加 vs マドレーヌ


○尾﨑妹加(7分46秒 アルゼンチンスイングバスター)マドレーヌ●

マドレーヌ、尾﨑のパワー殺法に撃沈

4.29後楽園ホール大会でのタッグタイトルマッチ以来、シングルでは初の対戦となる尾﨑とマドレーヌ。マドレーヌは代名詞のバチボコバランサーでこの日の入場者特典を告知し、続いてぶら下がり腕十字をしかけるも、尾﨑はそのパワーで軽々持ち上げてみせる。尾﨑の剛にマドレーヌは柔で対抗。キャメルクラッチを持ち前の柔軟性を活かして切り抜け、前後開脚ギロチンを投下。しかし尾﨑のパワー殺法が止まらない。マドレーヌはどうにかバタバタアームロック(仮)を繰り出すも、尾﨑は軽々投げ捨てさらにアルゼンチンで担ぐ。脱出したマドレーヌは、スリーパーで絞り、さらに腕十字に移行。続くプランチャは尾﨑がキャッチし、アルゼンチンバックブリーカーに捕らえる。セントーンをかわしたマドレーヌは起死回生のMISOSHIRUロックで望みを繋ぐ。しかしクラッチが外れてしまい、ならばとフェイマサーを狙いロープに走ったマドレーヌにはカウンターのラリアットが待っていた。何とか肩を上げたマドレーヌだが、アルゼンチンスイングバスターが完璧に決まり万事休す。柔と剛の対決は剛の尾﨑に軍配だ。

第三試合 シングルマッチ15分一本勝負 ななみ vs 小林香萌


●ななみ(12分50秒 120%スクールボーイ)小林香萌○

2度目のシングル
ななみ、リベンジなるか?

ななみと小林は2回目のシングル対決。小林はいつもの入場ガウンを着ないななみに「なめてんのか」と難癖をつけ、ななみは「家に置いてきました、すみません」と平謝り。何を仕掛けてくるか分からない小林を警戒しまくるななみは握手を拒否。すると小林は「お願いします、の声が小さい」とまたもクレーム。こうして試合前から小林のペースに…。ゴングが鳴ると、小林は顔芸(?)と筋肉アピールで癖の強すぎる威嚇を繰り返す。萎縮するななみに、クリーンファイトを宣言しておきながら反則を全くやめる気のない小林。さらに今回も観客の要望にお応えして鼻フックを全方角に披露。恥ずかしい姿を撮られてしまったななみは怒りのエルボー連打、得意のタックルで反撃開始。ダイヤル固め、スリーパーと続けてギブアップを狙う。持ちこたえた小林にボディプレスを投下するが、かわした小林がセントーンを連続投下。追撃のミサイルキックはカウント2で返し、ノーザンライトスープレックス。続けて裏投げの構えに入るがこの一撃は許さない小林。巧みに丸め込みを連発し、トドメは延髄斬りから電光石火の120%スクールボーイ。敗れたななみは悔しさを露にしてリングを下りた。

第四試合 スペシャルタッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&梅咲遥 vs デボラK&YuuRI


○佐藤綾子&梅咲遥(15分32秒 ドラゴンスープレックスホールド)デボラK●&YuuRI

熱戦!シングル王者対決

カード変更を経て、ガンバレ☆プロレス所属でICE×∞王者・YuuRIの初参戦が実現。まずはシングル王者・梅咲とのマッチアップ。いきなりのハイスピードな攻防で互いの力量を確かめ合い、それぞれパートナーにチェンジ。佐藤はデボラを厳しく攻め、試合の主導権を握って離さない。デボラに付け入る隙を全く与えず、タッグ王者の佐藤&シングル王者梅咲コンビでWドロップキックをお見舞い。王者コンビのタッグワークの前に、デボラはほとんど何もさせてもらえないまま時間は過ぎていく。YuuRIのアシストで梅咲をタックルで倒し、やっと交代。梅咲がエルボーで鈍い音を鳴らすと、YuuRIも応戦。シングル王者同士のエルボー合戦に!梅咲の渾身の一撃に客席からは悲鳴が上がるが、YuuRIは「気持ちいい!」と絶叫!YuuRIも力強いエルボーを連続で打ち、これに梅咲は「気持ちいい!」と意地を見せる。替わった佐藤がジャンピングニー、フィッシャーマンと続け、ジャーマンの構えはYuuRIが振りほどく。足払いで佐藤を長座にし、サッカーボールキックを連発。さらに低空ドロップキックを突き刺し、ミサイルキックで吹っ飛ばす。ここでYuuRIからデボラにチェンジ。極楽固めは梅咲にカットされたが、YuuRIの619からジャーマンへの好連携を決めてみせる。しかし急造タッグの連携は続かず、YuuRIのキックがデボラに痛恨の誤爆。梅咲がYuuRIをリング外へ蹴落とし、その隙に佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチ。デボラはカウント2で返したものの、これを読んでコーナー上で待機していた梅咲はミサイルキックで吹っ飛ばす。その先にいた佐藤がドラゴンスープレックスでがっちりフォール。お手本のように息の合った動きで王者コンビの貫禄勝ちだ。マイクを持った佐藤は「YuuRI選手、参戦ありがとうございました。これでディアナとガンプロとの外交ルートができたんじゃないですか?」と遠回しに再戦をアピール。梅咲も「今日はフューチャーサイトですけど、普段のディアナでも。ぜひチャンピオン同士よろしくおねがいします」と王者対決に意欲を見せた。