【試合結果】2024年3月10日(日)アミスタ大会Vol.53

第53回アミスタ大会は超満員となりました。たくさんの応援ありがとうございました!熱戦の模様をお届けします。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年3月24日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負  
ななみ&マコトユマvs美蘭&香藤満月

ディアナ純血タッグで華やかなオープニングマッチ!ディアナの若手タイトル・W.W.W.Dクリスタル王者が、高校生ながら貫禄勝ちを収めた。
ななみは序盤からチャンピオンらしく、後輩の香藤満月を圧倒。マコトユマにチェンジし、香藤との同期対決。未だ自力勝利の無い2人はライバル心剥き出しの全力ファイト。香藤のしっかりと腰を落とした逆エビ固めでマコトは苦悶。美蘭は打点の高いドロップキックやその場跳びムーンサルトで身体能力の高さを発揮。マコトはレインメーカー式飛行機投げを初披露。それぞれの持ち味を活かして躍動する4人。トドメは美蘭のスピンキック誤爆を食らった香藤に、ななみがダイビングボディプレスを投下しピン。初勝利の遠いパートナーに「わかってない」とダメ出しの止まらないチャンピオンだった…。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 松本都

昨年6月の対戦では、デボラに「クソブタ」「人気ない」など暴言を吐きまくった松本都。言われっぱなしで終われないデボラK、リベンジのチャンス到来?
デボラは体格を活かしたファイトで序盤から攻めまくる。都は「ちょっと!応援して!」とファンにコールを要求。するとまばらな声援が次第にささやかな都コールに…。まだまだ声援が足りない都は「もっと応援してくれないと勝てない」と不満げ。応援が足りない中、コーナーに上るデボラを追いかけ、コーナーで卍固め。今井レフェリーの反則カウントに「うるせぇ!勝ちたいの!」と反抗するなど、なりふり構わず勝利に貪欲な都。しかしデボラの胴締めスリーパーで劣勢に。ロープに足を伸ばした都は、続くバックフリップをキックアウトするとシャイニング崖ザード。肩を上げたデボラをそのままみやここクラッチでくるりと転がし、3カウント。試合後の握手を求めたデボラに都は応じず、その態度にキレたデボラ。殴り合いに発展してしまうが、都がデボラをリング外へ蹴落とし、乱闘も都の勝利だ。デボラにリベンジの機会は…あるのか?

第3試合 梅咲遥デビュー記念日メモリアルマッチ 15分一本勝負
梅咲遥vs X

梅咲遥がデビュー5周年を迎え、同世代のライバルと火花を散らす!梅咲のデビュー記念日当日となる3月10日のメモリアルマッチ。対戦相手は”X”と発表され、様々な憶測を呼ぶ…。
梅咲は5周年を機に「遥かなる超新星」を卒業し、女子プロ界の「絶対センター」を目指し新たなスタートを切る。先にリングに上がり、Xの入場を待つが…そこに現れたのは、梅咲がレギュラー参戦するプロレスリングWAVEに所属している狐伯。その名の通り狐のようにすばしっこくトリッキーなファイトを見せる実力者だ。
まずはチェーンレスリングから始まり、狐伯が主導権を握る。梅咲のエルボーを警戒する狐伯は、梅咲の腕に集中攻撃。…が、左腕を極めていたことに気付き「あっ、右腕じゃなかった」と笑いを誘う。今度こそ右腕にしっかり狙いを定めた狐伯。しかし痛む腕でエルボーを打つ梅咲。一発で悶え苦しむ狐伯はもう一発来いとばかりの構え。梅咲はお望みどおりエルボー!しかし狐伯はガード!さらに再びの腕攻めから狐伯が優位に立つ。狐伯のエルボーも唸りをあげ、2人はエルボーの打ち合いに。梅咲は狐伯の低空ドロップキックにミサイルキックで対抗するがカウントは2。バックを取りジャーマン狙いの梅咲、ロープへ逃げる狐伯。狐伯はコーナーに飛び乗りミサイルキック発射!さらに三度の腕攻めで梅咲を追い込んでいく。意地でロープに足をかけた梅咲。試合終盤は丸め込みの応酬に…。怒涛の丸め込み合戦は梅咲がジャックナイフを切り返して押さえ込み、ラ・マヒストラルで3カウント。プロレスラー6年目のスタートを白星で飾った。

W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負
[王者組・W井上]井上京子&井上貴子vs佐藤綾子&中森華子[挑戦者組・綾華]

W井上、まさかの初防衛ならず…。「佐藤の日」に佐藤綾子が劇的勝利!綾華がタッグ王者返り咲き!
昨年10月、井上京子デビュー35周年記念ディアナ後楽園ホール大会で、井上貴子との「W井上」でタッグベルトを獲得した京子。敗れた佐藤綾子&中森華子の「綾華」は、翌11月の佐藤凱旋大会で次期挑戦者組決定トーナメントを勝ち抜き、リマッチが決定。しかし挑戦者組が決まっても、なかなか防衛戦が行われないまま時が流れ…しびれを切らした佐藤は2.11新木場大会で「いつまで待たせるんですか?ベルトは持ってるだけじゃ輝かないですよ」。これでようやく、W井上の初防衛戦が決定した。レジェンドタッグチームのW井上が出陣するとあって、この日のPost di Amistadは立ち見も出る超満員に。
まずは京子と佐藤のマッチアップ。やはり女子プロ界随一の怪力で京子が押していくが、中森が加勢。綾華は次々と京子の顔面にキック!しかし京子はラリアットで二人をなぎ倒し、早くも形勢逆転。ここで貴子に替わり、貴子は今井レフェリーの目を盗んで反則攻撃。怒りの貴子はDDTで佐藤の脳天をマットに突き刺し、STFで厳しく絞る。ロープに逃げた佐藤に追い討ちのWアームスープレックス。替わった京子のラリアットをかわした佐藤はジャンピングニー。中森も次々と蹴りを繰り出し、京子を追い詰める。やはり力自慢の京子はラリアットで窮地を脱し、キャメルクラッチ。続いて貴子と京子のDDT連発を食らった中森は、なんとか肩を上げて佐藤にタッチ。佐藤はミサイルキックやジャンピングニーで再び中森へタッチ。貴子と中森は壮絶な蹴り合い。貴子の鋭い蹴りに膝をついた中森だが、ヘッドバット連発で反撃。佐藤を呼び込んでニーアタックの挟み撃ちに。中森はコーナーに上り、貴子から受け継いだデスティニーハンマーを投下。しかし自身の技を読みきった貴子はこれをかわし、ハイキック一閃!佐藤がカットしカウント2。京子は佐藤と中森二人まとめてブレーンバスター。ナイアガラの構えは持ちこたえ、佐藤とのWミサイルキックで京子を吹っ飛ばす中森。シャイニングフラワーはカウント2。ここで佐藤がおぼんを持って飛び出し、おぼんの達人。さらに中森のハイキックに佐藤のジャーマンが流れるように決まる。佐藤のAyako’s EXは形が崩れたが、佐藤は掴んだ手を離さず一回転。極楽固めで京子を絞り上げる。貴子にカットされたが攻め手を緩めず、Wミサイルキックを狙いコーナーに上る佐藤と中森。京子と貴子も追いかけ、雪崩式でぶん投げられた綾華。さっきのお返しとばかりに貴子の裏拳、京子のジャーマンが流れるように決まり、佐藤は大ピンチに。カウント2で中森のカットが間に合うが、京子はここでナイアガラ宣言!中森が必死に佐藤を救出するが、貴子が中森を蹴散らし、宣言通りのナイアガラドライバー!これで終わったかに見えたが、中森がしぶとくカット。九死に一生を得た佐藤だが、今度は貴子がデンジャラスジャッキーを宣言!昨年10月の後楽園では体勢不十分に終わったが「ナイスジャッキー」が決まれば綾華に勝ち目はない。中森が貴子をコーナーから落とし事なきを得たが、佐藤のおぼんを奪った京子が綾華の脳天を殴打し、試合の流れを渡さない。勝負を決めたい京子は再びナイアガラの構えに。佐藤の絶体絶命のピンチは、貴子のスタンガンを振り回して中森がカット。中森のシャイニングフラワーに佐藤のジャックナイフの連携が決まるも貴子がカット。中森の鎮魂歌ドライバー、佐藤のジャーマンも貴子がカット。しつこい貴子をリング外へ蹴落とした中森。その隙に佐藤が京子に飛び付いて丸め込み、スリーカウント!女子プロレスの歴史に残る名タッグ・W井上を破り、 W.W.W.Dタッグチャンピオンに返り咲いた。
5ヶ月ぶりに返ってきたベルトを互いの腰に巻き、笑顔を浮かべる佐藤と中森。奪われたベルトを取り戻しリベンジ達成した佐藤は「5ヶ月ぶりにW.W.W.Dのタッグベルトが私達の腰に戻ってきました。長かった。戻ってきたのはもちろん嬉しいですけど、私は何より、W井上と戦って、最後に勝ったのが私達。それが何よりも嬉しい。テレビで見てた人なんで…」とマイク。悔しいW井上は「うるせぇ!」と口答え。佐藤は続けて「私はこのタッグベルトと、華(中森)とともに、もっと女子プロレスの新しい世界を見たいし、まだまだ下に抜かれず、上を見てやっていこう。ありがとう」と盟友・中森への思いを述べた。佐藤からマイクを受け取り「井上京子と!井上貴子から!ベルト獲ったぞー!」と大興奮の中森は、「これから綾華で団体の垣根を超えた凄いタッグチャンピオンになっていきましょう!これからもPURE-J、そしてディアナの応援をお願いします!」とさらなる飛躍を誓い、激闘を見届けたファンの拍手喝采の中、大会を締め括った。
また、大会後は4.29後楽園大会の参戦選手が一部発表となり、中森の参戦も決定。また、後楽園大会ではディアナの四大タイトルであるW.W.W.Dシングル、タッグ、エリザベス、クリスタル全ての防衛戦が行われることも発表された。バックステージでは「もちろんいつでも挑戦は受ける」と話した綾華。初防衛戦は春のビッグマッチで迎えることになりそうだ。

バックステージコメント動画はこちら!

4.29後楽園ホール大会 一部参戦選手発表

【日時】4月29日(月・祝)開場 10:30/開始 11:00

【会場】
後楽園ホール
112-0004  東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル 5F

【参戦決定選手】
ディアナ所属選手に加え、以下の選手の参戦が決定。
アジャコング
ドレイク森松
中森華子
真琴
柊くるみ
世羅りさ
ライディーン鋼
尾﨑妹加
本間多恵
VENY
橋本千紘
優宇
ウナギ・サヤカ
※追加参戦選手は随時発表

【決定カード】
対戦カード未定。
なお、W.W.W.Dシングル、タッグ、エリザベス、クリスタルのディアナ4大タイトルすべての防衛戦を行う。

【チケット】
ディアナストアで販売しております。
VIP席¥22,000
SRS 席¥16,500
RS2列目¥11,000
RS3列目¥8,800
指定A 席¥7,700
指定B 席¥5,500
指定C 席¥3,300

【試合結果】2024年3月3日「DIANA unite プロミネンス@広島 ~世羅りさ凱旋興行~」せらにしタウンセンター大会

せらにしタウンセンター大会は318名(満員)のお客様のお集まりいただき、大盛り上がりで終了しました。たくさんの応援、ありがとうございました。リングアナウンサーは欠場中の網倉理奈が務めました。この大会の模様は、ディアナLiveで2024年3月17日 23時59分まで配信しております。

第一試合 シングルマッチ20分一本勝負 
柊くるみVS 狐伯

パワーVSスピード!白熱のオープニングマッチ!
世羅りさ凱旋興行の第一試合は、Himiko欠場によりプロレスリングWAVEから狐伯が参戦。対するは世羅と共にハードコア&デスマッチユニット「プロミネンス」で活動する超パワーファイター・柊くるみだ。小柄な狐伯に対し、柊は容赦ナシ。何度も跳ね返される狐伯。さらに柊の連続フットスタンプに苦悶の表情。キャメルクラッチを耐える狐伯に、世羅町に集まったプロレスファンが大・狐伯コール!それでもまだまだ攻め手を緩めない柊。各方角に鼻フックで精神面にも非情な攻め。ここから狐伯は抜群の運動量を活かしてDDTで反撃開始。低空ドロップキック、ミサイルキックを突き刺す。カサドーラは柊が強引にバックドロップに切り返し、さらにカナディアンバックブリーカーからフェイスバスター。キャノンボールを阻止した狐伯はミサイルキック。連続の丸め込みで逆転勝利を狙う狐伯だが、柊は全てキックアウト。柊は再びキャノンボール突撃!今度こそクリーンヒットし、トドメは人でなしドライバー。ユニットリーダー・世羅の凱旋に花を添えた。

第二試合  タッグマッチ 20分一本勝負 
松本都&夏実もちVS佐藤綾子&デボラK

独自の世界観でファンを魅了する松本都と、プロミネンスのセクシーボディ担当・夏実もちがタッグを結成。佐藤綾子も何かと付き合いの長いデボラKと組み、2人は「全女」時代以来の広島上陸だ。
まずは夏実と佐藤、試合巧者同士の攻防。じっくりと互いの力を確かめ合い、それぞれパートナーにチェンジ。デボラがタックルでフォールするも、都はブリッジで切り抜ける。コーナーに上ったデボラを追いかけ、コーナー上で卍固め。デボラもブレーンバスター等で反撃し、佐藤にタッチ。佐藤はWアームスープレックス、都は卍固め。カットに飛び出すデボラを夏実も卍固めに捕らえる。切り返された都からタッチを受けた夏実はヒップドロップやモンゴリアンチョップ。佐藤は隙を見ておぼん攻撃!ジャパニーズレッグロールクラッチ、佐藤トランペットはカウント2。チェンジを要求したデボラが夏実とのマッチアップ。デボラの投げっぱなしジャーマン、佐藤との合体攻撃は都がカット。デボラが夏実を押さえ、佐藤がミサイルキック発射。しかしこれはひらりとかわした夏実。デボラが直撃を受けてしまう。そこに都のフットスタンプ、夏実のリバーススプラッシュ連続投下。夏実がずんだ餅クラッチでデボラを丸め込み、スリーカウント。

第三試合 タッグマッチ  20分一本勝負 
梅咲遥&石川奈青VSマコトユマ&香藤満月

梅咲遥、広島発上陸!
セミファイナルではアイドルレスラー・梅咲遥とプリンセスレスラー・石川奈青のかわいすぎるタッグが実現。酒豪で大食いの石川は焼酎と思しきボトルを持ち込み、中身は水だと主張するが…。
対するは昨年10月のディアナ後楽園大会で同日にデビューした香藤満月とマコトユマが初タッグ。初の紙テープに笑顔を見せた。
石川とマコトが先発。石川はヘアホイップなどでマコトを圧倒し、梅咲に替わる。梅咲も弓矢固めやドロップキック、逆エビ固めでマコトを完封。マコトも飛行機投げ、ドロップキックで一矢報い、香藤にチェンジ。香藤は95キロの体格を活かして大暴れ!しっかり体重の乗ったエルボーはシングル王者の梅咲を苦しめる。梅咲もエルボーを打ち、ドロップキックで石川にチェンジ。石川のタックル連発を体重でこらえた香藤はボディアタックで石川を押さえ込む。ボディプレスを寸前で回避した石川は、コーナーからボトルを取り出し、”水”を一気飲み!これで石川はパワー全開に。ヘビー級の香藤をバックドロップでぶん投げてみせた。香藤はボディプレスを連発し、マコトにチェンジ。マコトはドロップキックで勢い良く飛び出すが、石川の逆片エビ固めの餌食に。ファンの手拍子に後押しされ、なんとかエスケープ。エルボー、ドロップキック、ボディスラムでマコトも攻める。ここでシングル王者梅咲が再び登場。新人2人のトレイン攻撃、合体ボディプレスを受けるが石川がカット。しかし石川のカットは誤爆になり、梅咲まさかのピンチ?!今度こそ石川がマコトを押さえ「遥さん、トドメお願いします!」。嫌な予感がする梅咲は「しっかり持っとけよ!」と猛ダッシュ。やはりマコトが回避し、梅咲のエルボースマッシュが石川にクリティカルヒット。噛み合わない2人だが、梅咲がミサイルキックを放ち自力でチャンスを作る。石川が香藤の動きを封じ、その隙に梅咲がアメジストクロスで勝負を決めた。チャンピオンとしての強さを、初上陸の広島のファンに存分に見せつけた。

第四試合  世羅りさ凱旋・スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
 世羅りさ&美蘭&ジャガー横田VS井上京子&藤田あかね&ななみ

世羅りさ、大「りさちゃん」コールに応えた!
「DIANA unite プロミネンス@広島 世羅りさ凱旋興行」のメインイベントはもちろんこの人!世羅りさが地元・世羅町のリングで復帰戦を白星で飾った。
まずはななみが高校二年生とは思えない堂々とした佇まいでリングイン。続いてプロミネンスのメンバー・藤田あかね、そしてディアナ代表・井上京子が登場し、超豪華タッグ結成だ。対する世羅軍はまず世羅とのタッグ「ブルーオーキッド」でベルトを狙う美蘭。レジェンド・ジャガー横田が姿を見せると客席からは大歓声。最後に世羅町のスター・世羅りさがリングに上がり激励の花束を受け取ると、リングを埋め尽くすほどの青い紙テープが舞う。地元ファンからの歓迎に、クールな世羅も思わず笑顔がこぼれる。
世羅の凱旋試合、そして復帰戦のゴングが鳴るといきなり大荒れの展開に!選手達は会場中を駆け回り、場外で暴れまくる。場外乱闘からリングに戻った藤田と世羅。藤田は容赦なく世羅を踏みつけ、さらに京子とななみも加わり世羅を集中攻撃。世羅のピンチに、会場に集まった子供達が「りさちゃんがんばれ!」とエール。子供達の希望を背負って戦う世羅は京子のキャメルクラッチやダンシングツリーをひたすら耐える。続いてななみのタックル、逆エビ固め、藤田のスリーパーと苦しい展開。大「りさちゃん」コールの中、ニードロップで窮地を脱した世羅。世羅からのタッチを受けた美蘭はその場跳びムーンサルト。藤田はエルボードロップ。ななみと美蘭の10代対決は美蘭がクリストで厳しく絞り、エスケープを許したところに619。替わってジャガーがななみに卍固め、ななみはノーザンライトスープレックス。続く京子とジャガーのレジェンド対決は、京子がナイアガラ宣言!宣言通りのナイアガラドライバーを決めたがジャガーの肩が上がる。ならばともう一発を狙う京子に、ジャガーはフランケンシュタイナーに切り返す。ここで再び「りさちゃん」が登場!なんと111キロの京子にセラリズムバスター!さらに自ら「りさちゃん」コールを煽り、京子を担いでエアーズロック!しかしこれでも勝負は決まらず、京子軍が猛反撃。世羅は止むことのないコールの中、Wニーアタックを藤田に突き刺す。京子軍はブルーオーキッドの連携を阻止し、藤田のみかんでポン。何とか返した世羅だが、藤田は攻め手を緩めない。そこにジャガーがパイプ椅子で強烈アシスト!藤田を捕まえ、ジャガーの浴びせ蹴り、美蘭のムーンサルトを次々と投下。最後に世羅のダイビングWニードロップが藤田のみぞおちに突き刺さり、大熱戦に終止符。生まれ育った町の名を背負う世羅が、凱旋試合で自ら白星を挙げた。
マイクを持った世羅は「広島県世羅町出身の世羅りさです!ただいま!凱旋大会を行うにあたって、ディアナの皆さんと協力体制を取らせていただきました。本当にありがとうございました。ディアナが世羅町で何かをするらしいと聞いております。何かはまだ言えないんですけど、これからも世羅町をもっともっと面白くしていくのはここにいる全員だと思います。皆様、また世羅町にお越しください。そして世羅町の皆さんもまた見に来てください。本日はありがとうございました」と集まったファンに感謝を述べ、今後もディアナが世羅町で何かを起こしていくことを予告した。パートナーとして奮闘したジャガーも「世羅りさ、成長したでしょう。とっても物静かでプロレスやるようには見えないんですが、内に秘めた強さでここまで成長しました。これからも応援してあげてください」と世羅の成長を称えた。世羅は「前にここで試合したときはアイスリボンという団体に所属していて、そこから5回ほど帰ってきていて、今日が6回目です。今回はプロミネンスという仲間とともに帰ってきました。みんな、上がってもらっていいかな」と参戦した選手を呼び込む。「プロミネンスのポーズがありまして、皆様お手を拝借。まだまだプロレスラーとして生きていきたいと思っています。またお会いできる日までこのポーズを覚えておいて頂けたら。レッツゴー!プロミネンス!」と、参戦選手と観客全員でプロミネンスポーズ!大盛り上がりの凱旋興行を締め括った。

【試合結果】2024年2月18日(日)アミスタ大会vol.52

第52回アミスタ大会、たくさんの応援ありがとうございました!熱戦の模様をお届けします。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年3月3日 23時59分までご覧いただけます。

第 1試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&美蘭 vs マコトユマ&尾﨑妹加

マコトと美蘭、10代同士の対決からスタート。年下ながら2年先輩の美蘭がリードし、マコトも食らいついていく。続いて佐藤ともグラウンドの攻防。未だ自力勝利のないマコトは苦しい展開が続くが、美蘭へのエルボーやドロップキックで尾﨑にチェンジ。尾﨑は軽量級の美蘭にも容赦なくパワー炸裂。美蘭はスピードを活かした619やDDTで佐藤に繋ぐ。佐藤はおぼんを使った反則攻撃。追撃は許さず尾﨑がセントーン。アルゼンチンバックブリーカーは美蘭がカット。タッチを受けたマコトは尾﨑のラリアットとの連携でスモールパッケージ。続くスクールボーイも佐藤は返す。マコトのエルボーに佐藤は「もっと来い」と余裕の表情。エルボー連発を受けきった佐藤はジャンピングニー。美蘭が尾﨑を押さえ、佐藤の変形フィッシャーマンズスープレックス「佐藤トランペット」でフィニッシュ。

第2試合  シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 宮崎有妃

WAVEのRegina・宮崎有妃が昨年10月以来のディアナ参戦。いきなりの女子プロムーブで先制する宮崎。キャメルクラッチを噛み付きで解いたデボラに、宮崎は噛み付き倍返し。続いて逆片エビ固めなどで執拗な腰攻め。タックル合戦、エルボー合戦は宮崎のパワーが上回る。デボラは極楽固めで反撃。宮崎の足がロープに伸びると、続けざまにバックフリップ。しかしReginaの牙城は崩せず、目つきからのスモールパッケージで勝負あり。

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
[え~がた]梅咲遥&ななみ vs 香藤満月&本間多恵

DUALSHOCK WAVEトーナメントで結成したA型同士の同期タッグ「え~がた」。ホームリングでもえ~がたポーズをお披露目。対するは愛知県出身コンビ。本間は梅咲を指名。素直に応じた梅咲と本間の先発に。グラウンドの攻防から試合はスタート。バックの取り合い、足のすくい合い、一瞬も目が離せない展開に観客は息をのむ。両者同時にチェンジ。ななみと香藤が飛び出し、試合展開は打って変ってタックルとボディアタックのパワフルな打ち合いに。ななみの全力タックルに引かない香藤。ななみはそんな香藤を「なんで倒れないんだよ!」と逆エビ固めで体力を奪う。ななみは香藤を転がすと「あーみん見ててね!いくよ!」とおでん販売のため来場していたタッグパートナー・網倉理奈に捧げるわー!プレス。続いて梅咲は95kgの香藤に弓矢固め。ななみのサポートで何とか成功するも梅咲の膝へ大ダメージ。歩くこともままならない梅咲に、香藤はボディアタック!本間にチェンジし、巧みに梅咲とななみの相討ちを誘い、ドロップキックとセントーンの合わせ技をお見舞い。愛知県出身コンビは「名古屋名物!金のシャチホコ固め」でリングは名古屋城天守閣に…?ななみはタックルで本間を薙ぎ倒すとコーナー際ボディアタックの連発からの再びタックル。本間はななみのエルボーを脇固めで切り返す。ロープ際で両腕を取りギブアップを狙う。ななみの足がロープに届くと、続けてミサイルキックを放つ本間。さらに香藤とのトレイン攻撃。「網倉ー!見とけー!」と香藤が本間を背負い、わー!プレス。香藤はエルボーを連発。走り出す香藤に梅咲がドロップキック、ななみのボディアタックとえ~がたの連続攻撃が続き、ななみはボディプレス投下。本間がなんとかカットに入る。トップロープへもう一度上ったななみを本間が投げ落とし、DDTでマットに突き刺す。本間と香藤は梅咲を捕まえ、ななみも本間の蟹挟みで梅咲の上に倒される。さらにその上に香藤のボディプレス。さすがに苦しいえ~がた。ななみの丸め込みの嵐に粘る香藤。ななみのタックルも香藤がギリギリで肩をあげる。しぶとい香藤をななみが今度こそトップロープから跳ぶボディプレスで仕留めた。

メインイベント
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 30分一本勝負
[王者]井上京子vs[挑戦者]ジャガー横田vs[挑戦者]Himiko

京子、宣言通りHimikoを下しエリザベスV1!次の挑戦者は…宮崎有妃!
40歳以上の選手が対象となる3WAY王座・W.W.W.Dエリザベス。
カルッツかわさき大会でエリザベス王座を奪取、二冠女王となった京子。試合後、ジャガーが自身のリマッチとHimikoの推薦をマイクでアピールし、そのまま防衛戦のカード決定。京子は権力を振りかざすジャガーに「何でHimiko?ジャガーさんも…」と不満を漏らしながらも、タイトルマッチ前日には「ヒミコ狙いで行きます」宣言!いざ試合となれば容赦はしない。
Himikoは2022年10月16日の後楽園大会以来、二度目の挑戦となる。初挑戦時はデビューから9ヵ月での大抜擢も、ジャガーの厚く高い壁に阻まれ6分42秒で白星献上。成長しシン・Himikoとなった姿を京子とジャガーに見せつけるか。
開戦のゴングが鳴ると、やはりキャリアの浅いHimikoがターゲットに。じわじわと迫るレジェンド達に、Himikoはたまらずリングを脱出。するとジャガーは京子にいきなりの浴びせ蹴り。京子はラリアットやダンシングツリーで応戦。ジャガーが京子を足4の字固めに捕らえると、Himikoがリングに戻り首4の字。足に首にと極められた京子は悶えながらなんとかロープブレイク。大ダメージの京子をよそに、Himikoはジャガーに攻撃開始。ブルドッギングヘッドロック、ギロチン、Wアーム卑弥バスターで一気の攻め。しかしコーナーへ上ったHimikoを、ジャガーとともにヒールユニット・CRYSISで活動する佐藤綾子が捕まえる。ジャガーは雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、ジャガー自身もコーナーへ。京子もその後を追いコーナーへ向かうと、またもセコンドの佐藤が介入!京子を引きずり落とそうとする佐藤を、京子のセコンドについたデボラKが必死に阻止。京子は雪崩式ブレーンバスターでジャガーをフォールするがHimikoが低空ドロップキックでカット。Himikoは京子をコーナーに追い詰め、カーフブランディング。カウント1で肩を上げた京子に馬乗りになってエルボー連発。しかし京子はラリアット一発で形勢逆転。トドメのナイアガラの構えに入るとジャガーが戻りスクールボーイ。京子の腕がロープに届き、ラリアットでジャガーを排除。今度こそパワーボムでHimikoをマットに叩きつけた京子。しかししぶといジャガーがカット。ならばとジャガーも持ち上げパワーボムの体勢。ジャガーはこれをウラカンラナに切り返すもカウント2。京子のラリアットで倒れたHimikoをジャガーが丸め込み、今井レフェリーがカウントを取り始めると、京子はカットではなく2人まとめて押さえ込み!改めてレフェリーのカウント開始。ジャガーもHimikoも身動き取れず、3カウントを聞いた。
初防衛を果たした王者のテーマ曲が流れる中、リングに現れたのはこの日の第2試合に出場した宮崎有妃!観客がどよめく中、マイクを取った宮崎は「京子さん、おめでとうございます。今回参戦が決まって、カードの中にエリザベス選手権があるのを見て、勝った人に挑戦しようと思って来ました。まだ私が思ってるだけだから、どことか言えないけど…京子さん、タイミング合わせてWAVEで。よかったらWAVEで、ぜひエリザベスやらせてください」と直訴。宮崎は昨年10月のディアナ後楽園大会でもエリザベスに挑戦しており、ジャガーの意表を突いた丸め込みに屈している。
京子は「ゆっきー、久しぶり!」と笑顔を見せ、「挑戦したいっていうその気持ち、受けて立とうじゃありませんか!私はこのベルトの防衛記録を伸ばしていきたいと思っていますので。WAVEでもいいんじゃない?よろしくお願いします!」と握手を交わし快諾。
日時やもう1人の挑戦者は未定だが、エリザベス女王として敵陣に乗り込むことになった京子。迎えるはWAVEの頂点・Reginaを保持する宮崎。元NEOの2人がWAVEマットで大波を巻き起こす予感だ。

【試合結果】2024年2月11日(日)新木場大会

2年ぶりの新木場大会は236名の方にお集まりいただき、大盛況に終わりました。たくさんの応援ありがとうございました!熱戦の模様をお届けします。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年2月25日 23時59分までご覧いただけます。
なお、1.28カルッツかわさき大会でプロテストに合格したネネが、第1試合開始前に井上京子、佐藤綾子とともに公開練習を行いました。今後も同様に、大会前に公開練習を行います。応援よろしくお願いします!

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
Himiko&真琴 vs 田中きずな&炎華[Harmonie]

Himikoがデビューしたのは2022年のディアナ新木場大会。約2年ぶりの新木場大会、オープニングマッチに Himiko登場!久々すぎてほとんど誰も覚えていない(?)、「ミコマコ」が復活し、WAVEの若手コンビ「Harmonie」と対戦。アルモニーの奇襲でゴング。普段から仲が良い2人ならではの連携。ベテランの真琴は炎華相手に優位を保ち、Himikoにチェンジ。炎華は側転エルボーやSTFで攻め、Himikoはギロチン投下。炎華のクロスボディを受け止めたHimikoだったが、炎華がDDTに切り返し田中にチェンジ。田中のドロップキックをかわしたHimikoがフォール、それを女子プロらしくブリッジで返す田中。Himikoはブルドッギングヘッドロック2発で真琴にチェンジ。田中は得意のサブミッションでギブアップを狙う。ロープに逃げた真琴に、今度は炎華が連続ドロップキック。真琴はブレイジングキック。田中がドロップキックで助太刀し、アルモニーが交互にミサイルキックを発射。このフォールはHimikoがカットし、ミコマコのWブレーンバスター。真琴のW.W.ニーは田中がカットし、真琴はHimikoに「押さえてて」と指示。しかし田中がHimikoを蹴散らし、アルモニーが突撃。真琴はスピアーで2人まとめて倒し、今度こそHimikoが田中をしっかり押さえ、真琴がグラビアバスターで勝負を決めた。

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
香藤満月&沙恵 vs 尾﨑妹加&本間多恵[SPiCEAP] 

5.26ディアナ名古屋大会PRマッチ?早くも出場に名乗り!
4人中、愛知県勢が3人の名古屋大会に向けたマッチメイク。香藤と本間でスタート、本間はゴングと同時に多恵コールをお客さんに煽ると、このカードで唯一ディアナ所属の香藤は渋い表情。次第にコールは「満月」へと変わり、思わず笑顔。ロックアップからの押し合いでヘビー級の香藤が優勢。すると尾﨑が加勢し、続いて沙恵も参加!香藤&沙恵の愛知県チームはダブル攻撃から本間をロープに貼り付け「名古屋ー!」とアピール!標的はカットに出てきた尾﨑に変わるが、切り返しSPiCEAPの連携攻撃。唯一京都出身の尾﨑に替わるととエルボードロップ、セントーンを投下。尾﨑は続いてアルゼンチンで担ごうとするが上がらず、香藤がコーナー際のボディアタックを試みるがかわされ、尾﨑がラリアットをお返し。悔しい香藤はエルボーを連発するがお返しの尾﨑の1発が重い…。ロープに走る尾﨑を沙恵がカットすると香藤がボディプレスで尾﨑を倒す。そのままその場プレスでペチャンコにすると沙恵にチェンジ。沙恵はぶら下がり首4の字、スピアーを決めるが、ラリアットの打ち合いは尾﨑に軍配。今度こそのアルゼンチンで沙恵を担ぐ。香藤がカットし、尾﨑から本間へとチェンジ。コーナー際のバックエルボー。久しぶりの対戦となった2人は「多恵」「沙恵」コールに「え?どっち?」と混乱。「沙恵だよねー?」「沙恵だよねー?」と観客を煽りながら、ビッグブーツとエルボーのやり合いに。本間がエルボーで打ち勝ち、沙恵のビッグブーツをアンクルホールド、膝十字に。沙恵は必死のエスケープ。顔面に蹴りを入れ、フィッシャーマンズスープレックス。さらにミサイルキックで本間を吹っ飛ばす。このチャンスに、沙恵は「決めるぞ!」しかしコーナーから元気な声が…。香藤が大声で「沙恵さん!チェンジ!がんばります!」と叫びタッチを求めると沙恵は香藤に託すことに。替わって入った香藤はスクープスラム、その場プレスで本間を押さえ込む。本間はロープに逃げるがそのままボディアタックを突っ込む香藤。ロープからのボディプレスを狙うが本間に切り返され、脇固めに入られてしまう。必死にロープへ逃げるが両腕を極められ香藤ピンチ!。なんとかエスケープしたがダメージの残る香藤。コーナーへ上る本間を沙恵がデッドリードライブで投げ落とし、ビッグブーツを本間の顔面に見舞う。沙恵に鼓舞された香藤は反動ボディプレス!尾﨑にカットされるが、沙恵が本間を捕まえダブルの攻撃に持ち込む!…が、やはりチームワークはSPiCEAPが一枚も二枚も上手。本間がしっかり押さえ、そこに尾﨑が走り込み沙恵と香藤2人まとめてボディアタック!さらにSPiCEAP合体619。本間のミサイルキックは沙恵のカットが間に合う。今度は尾﨑がしっかり沙恵のカットを封じる中、エルボーを狙う香藤の腕を取った本間のT-Control!香藤はたまらずギブアップ。
本間は「今日のカードはなんと、愛知県出身の3人が組まれています。妹加ちゃんはどこですか?」とマイク。尾﨑が「京都府与謝郡」と答えると、「知りません」と一蹴し笑いを誘う。続いて、「5月26日にディアナさんは愛知県大会がありますよね?愛知県出身の私と沙恵も参戦できる気まんまんです!」と早くも名古屋大会参戦に名乗り!「多恵さんは愛知大会って言ってるけど…私は生粋の名古屋生まれ名古屋育ちだから、名古屋大会って言えるのよ。名古屋大会って言えなくて悲しそうだね。名古屋じゃないもんね」と愛知県豊山町出身の本間を揶揄する沙恵。「私の地元でございますよ!絶対に来てくださいね!」と沙恵が締め括り、愛知県民3人でで仲良くポーズを取る。尾﨑は寂しそうにそれを見つめているのだった…。

第三試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子&中森華子 vs 井上京子&デボラK&ウナギ・サヤカ

タッグ、エリザベス、アイアンマン…京子&ウナギ包囲網?
井上京子と井上貴子の「W井上」が持つW.W.W.Dタッグへの挑戦が決まっている佐藤綾子と中森華子。そしてジャガーもまた、京子の持つW.W.W.Dエリザベス次期挑戦者である。6人タッグでW前哨戦だ。
ウナギ・サヤカは第1604代アイアンマンヘビーメタル級王座を保持しており、24時間気の抜けない日々…。そのウナギがいつも通り「おい、ジャガー出てこいよ」と挑発し、京子がしっかり「さん」と敬称をつける。応じたジャガーが鋭い眼光で先陣を切る。ジャガーは開始早々ウナギに歩み寄りいきなりスクールボーイ、スモールパッケージホールドとフォールを狙う!「お前も(アイアンマンを)狙ってんのか!」と絶叫するウナギ。青コーナーの面々は執拗にフォールを狙い、佐藤と中森も次々に丸め込む。輝かしい実績を誇るジャガーたちのなりふり構わない姿に、自コーナーから見守っていた京子も「そんなに欲しいの?ジャガーさん…」と呆れ顔。「3人出てきて卑怯だろ!」と怒り心頭のウナギの背後から京子が静かに近づき、不意打ちの丸め込み!敵味方関係なく狙われたウナギだが、全てキックアウトし無事にアイアンマン王座防衛。京子は「ごめんなさい」と平謝りするも、「信用できない!」と怒りのウナギはデボラにチェンジ。
京子とデボラはジャガーに連携攻撃仕掛けるが、ジャガーは華麗に切り返す。ウナギもジャガーに対し、怯む事なく思いきり攻めるが蹴り足をキャッチされ、ジャガーのドラゴンスクリューから中森にチェンジ。初対戦となるウナギと中森のマッチアップ。会場を煽りながらのテンポ良いキックのコンビネーションとエルボーのやり合いに会場が湧く。中森のキックの破壊力に苦戦するウナギは、だがそれがいい、ギロチンで一矢報い京子にタッチ。ラリアットで中森を吹っ飛ばした京子は早速パワーボムで決めにかかるも、佐藤が阻止。綾華コンビで京子を攻めようとするが、ダブルラリアットで吹っ飛ばされてしまう。京子のラリアットに対し、中森は蹴りで応戦。京子の側頭部を蹴り抜き、佐藤を呼び込んでのダブルミサイルキック、シャイニングフラワーが決まるがカウント2。中森から佐藤に替わり、京子のラリアットをすかしざまに投げっぱなしジャーマン。さらに佐藤がロープ反動に走るが、京子は強烈なカウンターラリアット。そのままパワーボムを狙うが、ジャガーが凶器のパイプ椅子で阻止。CRYSISの凶器連携が決まるかと思いきや、京子がジャガーを振り解き、佐藤にラリアット。グロッキーの佐藤に対し、デボラはスピアー、ハンマーエルボーと追い込むが、佐藤はカウンターのジャンピングニーで反撃。Ayako’s EXで絞り上げるもウナギがカット。ミサイルキックを狙った佐藤だったが、京子が雪崩式ブレーンバスターでコーナーから落とし、そこにウナギがスライディングTANAKA!デボラバックフリップはジャガーがカット。デボラが再度バックフリップを狙うが、佐藤が体勢を入れ替えバックを取る。デボラに中森のハイキックがクリーンヒットし、綾華のダブルオーロラスペシャル、ジャガーカッターと畳み掛け、最後は佐藤のドラゴンスープレックスで決着。
勝った佐藤は「京子さん、分かりますよね?何を言おうとしてるか。いつまで待たせるんですか?自分ら、11月から挑戦権持ってるんですけど?」。昨年10月の後楽園でW井上にベルトを奪われたが、その後11月に行われた佐藤綾子凱旋大会にて次期挑戦者組決定トーナメントを勝ち抜き、挑戦権を得た綾華。しかし未だに防衛戦は組まれず、しびれを切らした佐藤。これに対し京子は「違うよ!こっちもやりたいのに、違う団体だから全然スケジュール合わないんだって!貴子さんとこっちは準備できてる」と、1.28カルッツかわさき大会の裏で大田区大会を行っていたPURE-J所属の中森を批判!中森は「合わせます!絶対合わせます!今日だってそのつもりで来たんですよ、私!必ず日程空けます!」と声を荒げる。佐藤は「デビュー35周年で2人でタッグベルト獲って、宝物だってことは分かります。でもベルトは持ってるだけじゃ輝かないですよ」とチクリ。カチンときた京子は「わかってるよ!こいつ(中森)のスケジュールが合わないんだって!」。対する中森はディアナに全てのスケジュールを合わせると宣言!これでようやく両軍の準備が整い、3月10日のアミスタにてタッグ王座戦が決定!
そしてこのやりとりを尻目にジャガーとウナギが小競り合い…。ジャガーがまたもウナギをスクールボーイで急襲!側で見ていた今井レフェリーがマットを2回叩いたところでウナギは命からがら脱出。意外にも(?)アイアンマンのベルトが欲しいジャガーに、ウナギは「諦めろよ!」。まだまだ狙うぞとでも言いたげにウナギを睨み付けるジャガー。身の危険を感じたウナギは京子とこそこそと控え室へ向かう。ジャガーは逃げる京子に「京子、私もお前のベルト狙ってるから」とエリザベス戦へ向け火花を散らす。しかし京子はウナギとともに「バーカバーカ」と子供のようにジャガーを煽る。ジャガーは「私、今年で63になる。お前らなんかに負けないから」と、ウナギともども京子を若手扱い。ビビった京子とウナギは「バーカ!バーカ!かかってこんか~い」と吐き捨て、控え室へ猛ダッシュ。ジャガーも年甲斐もなく2人の後を追い、綾華の2人も追いかけて鬼ごっこのようにリングを後にした…。
バックステージではウナギが佐藤に興味!W井上からベルトを取った上でのシングルマッチを要求。さらに年齢非公開のはずだが数年後にはエリザベス獲りも宣言…?まだまだディアナでやりたいことがあるというウナギ。ディアナマットでの活躍にも大注目だ。

第四試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&マコトユマ vs 美蘭&世羅りさ[ブルーオーキッド]

セミファイナルには、先日のフューチャーサイトでブルーオーキッドとしての初勝利を挙げた美蘭と世羅が登場!ななみと美蘭が先発し、序盤の展開はななみがリードしていく。マコトと世羅にそれぞれ替わると、世羅がキャリアの差を見せつける。逆エビ固めで厳しく絞り、ななみのカットは美蘭が阻止。そのままリバースカンパーナへ移行し、マコトは苦しい展開に。エルボーで反撃するが、世羅は顔色一つ変えず受けきる。世羅のエルボー一発で倒れたマコト。世羅は容赦なく顔面に蹴りを入れる。マコトはボディスラムで一矢報い、ななみにタッチ。ななみのダイヤル固めから押さえ込んでフォールするセブンスリーホールドは美蘭がカット。その美蘭はクリストでななみの腕を極めるがななみの長い脚がロープに伸びる。間髪いれずに619。ななみはタックルで反撃しマコトにチェンジしようとするが、美蘭がその背後から丸め込んでチェンジを妨害し、大車輪。ななみはボディスラムでやっとマコトに替わる。マコトはドロップキック連発や飛行機投げで気迫を見せる。美蘭のその場跳びムーンサルトをキックアウトするなど終盤の粘りも見せ、ななみも懸命にカットに入るが、世羅のえびす落とし、美蘭のライオンサルトで勝負あり。初陣こそ敗れたもののタッグとしての2勝目を挙げたブルーオーキッド。連勝で「もう勝ち癖がついた」と自信を漲らせる。YouTubeの瓦割り対決から誕生したタッグは次回「Wの瓦割り」を予告。合体技のお披露目にも注目だ。そして美蘭は「タッグのベルトを巻きます!」と力強く語った。中学生とデスマッチファイターの異色タッグ王者誕生なるか?

第五試合 メインイベントW.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者] 梅咲遥 vs 笹村あやめ [挑戦者]

心いっぱいのエルボー合戦…梅咲遥が強敵・笹村あやめを下しV3!ベルトと唇を死守!
2.9フューチャーサイトでの前哨戦はドローに終わり、タイトルマッチ本番を迎えた。
パワー、スタミナ、スピード、テクニック。その全てが卓越した2人の対決に期待が高まる。
試合はまず静かな立ち上がり。互いに磨き上げてきたグラウンドの技術でじっくりと探り合い、客席から見守るファンも息をのむ。均衡を破ったのは笹村。自らリング外へ飛び出し「みんなの近くでエルボー合戦するぞー!」と宣言。女子プロ界でもトップクラスのエルボーの破壊力を誇る2人。対戦すればいつも会話するように、意地を張り合うように殴り合ってきた。その極上の打ち合いを至近距離で見られるとあって、ファンは拍手喝采!手拍子に煽られ、梅咲もリング外へ。まずは挨拶代わりの一発で鈍い音を鳴らし、早速観客の度肝を抜く。それに呼応するかのように、笹村も笑みを浮かべながら渾身のエルボー。リング外を一周しながら、交互にエルボーを打ち、2人の胸は真っ赤に染まっていく。リングに戻ると笹村の容赦ない攻めに苦しむ梅咲。笹村優位の展開を矢のようなドロップキックで打ち破る。しかしリング外へ落下したかと思われた笹村はアイルビーバック、強烈なナックルを梅咲の側頭部にお見舞い。明らかな反則にも怯まない梅咲はまたもエルボー。まだまだ物足りないのか、2人は再びエルボー合戦に。情念ほとばしるエルボー連打で笹村をロープに押し込むが、笹村はカウンターでスリーパーに捕らえる。危うく落ちかける梅咲をファンの手拍子と王者の意地が奮い立たせる。どうにか振りほどいた梅咲は猛然とダッシュしドロップキックを狙うが、笹村がラリアットで迎撃。すぐさま立ち上がる梅咲はエルボースマッシュで笹村を吹っ飛ばす。この攻防は相討ちとなり、朦朧としながらも立ち上がる2人。梅咲がカウンターのキューティースペシャルを放てば、笹村もカウンターのブロックバスター。笹村はスープレックスの連発にフットスタンプ投下、そしていよいよ梅咲が警戒していたタイガースープレックスの構え。「タイガーだけは絶対に食らっちゃダメ」と語っていた梅咲はこれを回転エビ固めに切り返す…が、笹村はそれを許さず強引にぶっこ抜き、後ろに大きくぶん投げる!この大ピンチに梅咲は逆さ押さえ込みからラ・マヒストラルを流れるように繋いでフォール。笹村はカウント2.9でキックアウトし、垂直落下式ブレーンバスター。梅咲は梅スプラッシュ、ジャーマンで対抗。これでも勝負は決まらず、ならばと梅咲は笹村の左足と右腕をクラッチし、奥の手・ブラストの構えに。抵抗する笹村を豪快にぶん投げ、美しいブリッジでV3への架け橋を描く。笹村の肩はついに上がらず、18分42秒の大激闘に終止符。
マイクを持った梅咲は「笹村あやめに勝ちました」と一言。なんとこの後、自身の団体での興行があるという笹村は「梅咲遥に負けた!このあと2AWの道場マッチあって、早く帰らないといけないから一言だけ…」と切り出し、「防衛戦、相手がいなかったら何回でもやろうよ。本当に私は梅咲のプロレスが大好きで、人間性も大好きだから、何度もやろう」。いつもならここで笹村のグーパンチが飛んでくるところだが…この日の笹村は梅咲に熱いキスを強要。同意できない梅咲は「気持ちは分かったから!」と悲鳴をあげて拒否!梅咲はベルトと共に貞操も(?)守り抜き、笹村は温かい拍手の中リングを後にした。
何度も何度もぶつかってきた笹村とのシングルマッチを初めて制した梅咲は、笹村を「2AWで男子の中で1人で女子を背負ってプロレスしてる、かっこよくて憧れの先輩」とし、「自分はディアナで後輩を引っ張っていけるように頑張っていきます。皆さんの応援で今日も頑張れました。引き続きディアナについてきてください!」の言葉で大盛り上がりの新木場大会を締め括った。

【試合結果】フューチャーサイト アミスタ大会 Vol.18 ~梅咲遥プロデュース大会~

梅咲遥プロデュースのフューチャーサイトは大盛況に終わりました。スペシャルおでん「ちょでん」も完売!たくさんの応援ありがとうございました。熱戦の模様をお届けします。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年2月23日 23時59分までご覧いただけます。

特別リングアナウンサーの實石亜也子と網倉理奈
個性あふれる元気なコールで熱戦を後押し!

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&真琴vs香藤満月&尾﨑妹加

何かが似ているタッグマッチは、名前が似ているWまことの勝利!
遂にマコト&真琴タッグが実現!香藤は同じイメージカラー、そして同じく体格を活かしたパワフルファイトが持ち味の尾﨑と初タッグだ。このカードは大会プロデューサーの梅咲遥と共にアイドルユニット「シロツメクサ」で活動する實石亜也子が特別リングアナウンサーを務めた。「世界の今井」とコールされ嬉しそうなソフト今井レフェリー。尾﨑は「そう言えって言ったんでしょ…」と今井の入念な仕込みに呆れ顔だ。
昨年10月に共にデビューし、自力未勝利の香藤とマコト。「マコト出てこい!」と香藤が煽ると真琴もマコトも出てきてしまう。Wまことで連携を決めるとそのまま2人の指でMの字を作りアピール!尾﨑&香藤はマコトを捕まえ、ダブルボディアタックで挟み撃ちに。マコトのボディプレスを香藤がキャッチし、得意のペチャンコボディプレス!これはマコトが回避し、マコトがベチャ連発で反撃。エルボーに初勝利への気合いを込め、香藤をロープ際に追いやりドロップキック。勢いそのままマコトが香藤をボディスラムで上げようと試みるが、95キロの香藤がマコトを軽々と持ち上げボディスラム。もう一発を狙う香藤を次はマコトが丸め込む。カウント2で返し、ボディプレスを2発決めるがカウントは2。替わった尾﨑はマコトにエルボードロップ、セントーンをお見舞い。アルゼンチンで担ぐと暴れるマコト。ならばと尾﨑はボディアタック、タックルで容赦なくパワーファイト炸裂。マコトはエルボーで反撃するが尾﨑は涼しい顔で承けきり「もっと来いよ」とゲキ。尾﨑からの鼓舞を受け果敢に攻めるが、反撃の重いエルボー一発で悶えるマコト。真琴の好アシストでボディスラムを決め真琴にチェンジ。飛び出た真琴はいきなり顔面キック!さらにDDT、カカト落としと続けるが、Wアームは上がらず切り返され、尾﨑のアルゼンチンバックブリーカー。マコトがカットし、尾﨑は香藤にチェンジ。香藤は真琴にボディプレスを連発!真琴は香藤をWアームであげようと試みるが香藤は「いかないもんねぇ!」と持ちこたえる。香藤のエルボーを真琴が腕へのハイキックで迎撃。そのまま走り出す真琴に負けじと香藤はボディアタックで吹っ飛ばす。さらに尾﨑を呼び込みおんぶプレス!大ダメージを与え、腰を落とした逆片エビ固めで決めにかかる香藤。しかしマコトが尾﨑を振り切りカットに入る。マコトが真琴のキックのアシストでベチャ成功!2人まとめてなぎ倒す。さらに真琴はマコトをボディスラムで香藤に叩きつけ、W.W.ニー。尾﨑のカットが間に合い、真琴に尾﨑のラリアット、香藤のボディアタックが次々と襲いかかる。しかし尾﨑と香藤の連携は失敗、その隙をついた真琴の丸め込みで決着。Wまことが白星を挙げた。

第二試合 梅咲遥コスチューム着用マッチ
タッグマッチ20分一本勝負
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさvs小林香萌&夏すみれ

禁断の対決?美蘭がノットクリーンファイトの夏すみれを下しブルーオーキッド初白星!
「シロツメクサ」の實石亜也子の元気いっぱいなコールで、梅咲遥のコスチュームを着用した選手達が登場。まずは赤いコスチュームを纏った美蘭。大方の予想通り違和感なくキュートに着こなし、かわいらしい姿に歓声が上がる。続く小林香萌は頭にピンクのリボンを着けて登場し、梅咲の入場パフォーマンスを完璧コピー。しかし発達しすぎた筋肉はコスチュームに収まらず…。世羅りさも「入らなかったときの為のものなんて何も持ってきてない」の宣言通り、巻けないベルトをテープで補修して照れ臭そうにリングイン。最後はピンクと黒のチェックが意外と(?)似合う夏すみれが、アイドルレスラー・梅咲は絶対にやらないであろう大人向けなポーズでファンを悩殺。そして梅咲の持つシングルベルトを狙う真琴マネージャー・松澤さんも梅咲コスチュームを着用してセコンドにつこうとするが、真琴がなだめて控え室に連行…。試合前から異様な盛り上がりを見せ、今井レフェリーは「これ試合だよね?」と困惑。
夏は14歳・美蘭をロックオン。これは世羅がガードし、夏のパートナーの小林も「守るからね…」と美蘭保護の立場に。まずはその小林と美蘭が先発。やはり試合巧者の小林がリードすると、どうしても美蘭と絡みたい夏が「まだ決めないで」とクレームをつけ、小林は渋々チェンジ。こうして夏と美蘭の危険なマッチアップに…。夏が「今何歳なの?」と問い、美蘭は怯えながら「14歳です…」。夏は「14歳かぁ…」と何かに思いを馳せながら、巧妙にコーナーへ追い込み反則攻撃!観客は大ブーイング!小林も「大丈夫。ちゃんとプロレスしようね」と言いながら大暴れ。何か起きそうな雰囲気を察知した今井レフェリーは「クリーンに頼むよ」と念押し。美蘭は三角跳びプランチャで世羅にチェンジ。世羅は梅咲っぽくネックブリーカーを披露。そして小林と世羅の梅咲っぽいエルボーの打ち合いに。替わった夏は梅咲っぽくキューティースペシャル!本人も「できたわ…」と驚く高クオリティ。そして年は一つしか変わらないはずの世羅を「ババアに興味ねぇよ!美蘭出せよ!なんでババアが出てくんだよ!」と踏みつけ、コーナーで控える美蘭を「美蘭ちゃん、お姉さんと一緒に遊ぼ」と、良くない感じで誘う…。ここは保護者の世羅が救出するが、夏にまんまと乗せられてしまった美蘭は夏との連携で世羅を攻撃してしまう。この隙にまたも美蘭を巧妙な手口でコーナーに連れていく夏。怖がる美蘭に世羅は「逃げろ!」と指示し、夏を怒りのジャイアントスイングでぶん回す!美蘭も打点の高いドロップキックを放つ。夏は美蘭のボディスラムを腰を落として持ちこたえ、大人向けな感じのワキ固め。夏の暴挙に会場は大ブーイングの嵐に。小林はオフィシャルカメラを遮ってこの映像が配信されてしまうのを阻止。世羅も「撮るな!ダメだ!」と絶叫。しかし夏は「私はプロレスやってるだけ。あなた方がおかしいんです。腕極めてただけ」と論破。今井レフェリーの見解もプロレス技に留まるとし、お咎めナシ。再び美蘭をコーナーで長座にさせた夏は対角のコーナーへ向かう…。いよいよこれまでかと思われたが、やはり世羅が飛び出す!世羅と美蘭の連携が鮮やかに決まり、夏はリング外へ。しかし小林がドロップキックで世羅と美蘭をまとめて長座に!試合前には「美蘭ちゃんの純潔は私が守る」とSNSで表明していたはずの小林がノリノリで2人を押さえ、夏がリングに戻ってくる。いよいよブロンコバスターの準備が完璧に整ってしまい、万事休す。夏が美蘭と世羅めがけて猛然とダッシュ!しかし美蘭は直前で回避し、夏のブロンコと腰振りを世羅一人で食らってしまう。気の済むまで腰を振った夏は美蘭がいないことに気付き、「おい、なんで美蘭じゃなくてババアになってんだよ!」とブチギレ!しかし「誰がババアじゃ!」とキレる世羅の羅紗鋏に美蘭のライオンサルトが連続で決まり、未成年を狙う良くない大人・夏を退治!美蘭と世羅のタッグ「ブルーオーキッド」は初勝利を挙げた。敗れてなおしつこく美蘭に絡む夏を、小林が引きずりながらリングを後にした。

第三試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみvs炎華

クリスタル世代のオレンジ対決はななみが貫禄勝利!
入門前は網倉ファンだった炎華と網倉のタッグパートナー・ななみの初シングルを、特別リングアナウンサー・網倉理奈がコール。2人にとって嬉しい演出となった。
クリスタルトーナメントでは対戦のなかった2人は若手らしくフレッシュファイト。年下ながらキャリアのあるななみはサーフボードストレッチや急角度の逆エビ固めで試合を優位に進めていく。炎華も小さな体から放つ力強いエルボーで反撃開始。炎華は側転エルボー、ドロップキック、そしてSTFでギブアップを狙う。ブレイクを許した炎華は攻め手を緩めずDDT、クロスボディ。ななみも胴締めスリーパーで炎華をがっちり捕まえるがロープブレイク。ノーザンライトを持ちこたえた炎華は飛び付いてヘッドシザーズホイップ。間髪いれずにミサイルキックを発射し、素早く背後に回るとジャパニーズレッグロールの構え。これはななみが弾き返すが炎華は丸め込み連発。全てキックアウトしたななみは再びの胴締めスリーパー。今度も炎華の足がロープに届く。ならばとボディスラムで炎華をリング中央に寝かせ、コーナーに上ったななみは大跳躍でボディプレス投下。カウント2.9で肩を上げた炎華に、トドメのノーザンライトスープレックス。炎華はピクリとも動けず、クリスタル王者としての貫禄を見せたななみの勝利だ。

第四試合 メインイベント
タッグマッチ20分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆきvs Himiko&笹村あやめ

梅咲遥が自身のプロデュース大会で、2日後に迫るシングルタイトルの前哨戦に臨んだ。
最も信頼するパートナー・高瀬みゆきと共に、次期挑戦者の笹村あやめとシングルベルトを虎視眈々と狙うHimikoを対角に迎える。
シングル王者が「芯があって一生懸命プロレスしてる姿が尊敬できる」梅咲だからこそ挑戦を表明した笹村。しかしカルッツかわさきでの梅咲vsウナギ戦については「試合見て、負ける気しなかったな」と余裕も覗かせる。実力実績十分の挑戦者は前哨戦でも容赦なく王者の首を狙う。
Himikoは昨年12.10アミスタで梅咲からピンフォール勝ちを収めベルト挑戦を熱望。しかし梅咲が特殊ルール8人タッグで直接リベンジしタイトルマッチには至らず。今度は通常ルールで三度の激突だ。2.18アミスタで井上京子の持つエリザベス王座への挑戦も決まり、シン・Himikoとして進化した姿を見せる格好の機会となる。
梅咲がパートナーに指名した高瀬は、「ルミナス」で過去3度W.W.W.Dタッグを戴冠。昨年3月以降同王座からは遠ざかっているが、多数のタイトルを獲得し海外でも大活躍。梅咲もその間にシングル王者として成長を遂げ、ルミナスもパワーアップだ。
この試合の特別リングアナウンサーは欠場中の網倉理奈。力強いコールで選手を呼び込み、会場を盛り上げる。
強敵を相手に燃えるHimikoは「梅咲遥!出てこい!」と挑発。しかし出てきたのは、第2試合で梅咲コスチューム着用マッチに出場した世羅りさ、小林香萌、夏すみれ、美蘭、そしてオレンジのリボンをつけたななみ。なぜか真琴マネージャー・松澤さんも梅咲コスチューム姿で登場。ニセ梅咲でリングはいきなり大渋滞に。ニセ梅咲を退治したHimikoと本物梅咲のマッチアップでゴング。弓矢固めで「ギ…」と言いかけたが持ちこたえたHimiko。続いてルミナスの連携攻撃を受け、笹村にチェンジ。タイトルマッチを控えた2人は超ハイスピードな攻防。高瀬も飛び出し、ドロップキック、ダイヤル固め。笹村はフェイスクラッシャーからHimikoにチェンジ。高瀬がHimikoをキャメルクラッチに捕らえ、「ちょちょたん!出てこい!」。梅咲とのW攻撃…と思いきや、ニセ梅咲軍団が再び現れ、Himikoを袋叩きに!松澤さんが井上京子ばりのモンゴリアンチョップを放ち、Himikoは「覚えとけよ松澤」とブチギレ!今井レフェリーがニセ梅咲を追い返したが、Himikoは瀕死状態に。さらにルミナスの連携ドロップキックでグロッキー状態に。何とか立ち上がったが今度は高瀬の連続逆水平チョップが襲う!高瀬は続いて逆エビ固めでしっかり腰を落とし、「ちょちょたん!出てこい!」。ニセ梅咲軍団、またもHimikoを総攻撃!キレた笹村がニセ梅咲達のみぞおちにグーパンチ。窮地を脱したHimikoは笹村にチェンジ。笹村と高瀬の真向勝負は大白熱!Himikoがやかましくチェンジ要求するのを無視した笹村はエルボー一発で高瀬を吹っ飛ばす。笹村はうるさいHimikoに暴力的にタッチし、チェンジ。HimikoのWアームの構えをショルダースルーに切り返す高瀬、それをさらに回転エビ固めに切り返すHimiko。横十字、首固めと続けるもカウント2。Himikoのレッグシザーズネックロックをストレッチマフラーに切り返す高瀬。「笹村、助けろ!」とHimiko絶叫!笹村がカットし、高瀬は梅咲にチェンジ。梅咲は得意のエルボー連打、ドロップキック、ミサイルキック。バックを取りトドメのジャーマンはHimikoが堪え、ブルドッギングヘッドロック、さらにカウンターのアバランシュホールド。試合時間残り5分を切り、いよいよ笹村と梅咲がバチバチファイト!エルボーの打ち合いは笹村に軍配。梅咲の梅スプラッシュ、キューティースペシャルはHimikoがカット。笹村は高瀬をジャーマンで排除し、梅咲にラリアット。梅咲もジャーマンで対抗するが笹村はすぐに立ち上がる。梅咲のエルボースマッシュ、笹村のラリアットの打ち合いでWダウン状態に。残り1分で笹村はタイガースープレックスの構え。梅咲が切り返して丸め込むがカウント2。残り10秒がアナウンスされ、笹村は今度こそタイガースープレックスで投げきるが、レフェリーがカウントに入る前に試合終了のゴング。前哨戦はドローに終わる。
久々のディアナ参戦となった高瀬はマイクを取り、「ちょちょたん、笹村さん、そしてHimikoさんもナイスファイト!しばらく見ない間にガッツ溢れてますね!」とHimikoの成長を讃える。続けて「20代の私達は負けないですよ!」と若さをアピールすると、客席からは疑問の声。高瀬は年齢非公開だが…?
高瀬からマイクを奪った笹村は「梅咲、こんなもんじゃないから。11日、タイトルをかけてのシングル。心いっぱい胸いっぱい、そして体ボロボロになるまで、立てなくなるまで、やりあおうよ」。梅咲も「今日めちゃくちゃ攻められたけど、私だってこんなもんじゃないから」。終盤の激突ではまだまだ物足りない2人。2日後のタイトル戦に向け、さらに闘志を燃やす。
梅咲はファンに感謝を述べ、「楽しかったですか?またやってもいいですか?」とプロデュース大会に手応え。ここで2月7日に誕生日を迎え23才になった梅咲に、ななみがサプライズのケーキを持って登場。笑顔の「涙サプライズ!」は大成功!笑いありバチバチありの梅咲プロデュース大会は大団円となった。

【試合結果】2024年1月28日(日)カルッツかわさき大会

カルッツかわさき大会応援ありがとうございました!523名の方にお集まりいただきました。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年2月11日 23時59分までご覧いただけます。

公開プロテスト

目指せ正式デビュー!小学4年生・ネネがプロテスト合格!
ディアナ恒例・カルッツかわさきでのビッグマッチで、なんと公開プロテストを行った。
第1試合開始前、基礎体力やロープワークに受け身、そしてスパーリングを井上京子らディアナ所属選手が厳しくチェック。スパーリングは美蘭とマコトが相手を務め、苦戦する様子を見せたネネ。会場に集まったファンから自然と手拍子が起き、ネネは奮起。第3試合終了後に結果が京子とジャガーから発表され、見事プロテスト合格を勝ち取った。
ただし、小学4年生という年齢や小さな体格を考慮し、正式デビュー戦の前にエキシビションマッチ等を行う予定となった。こちらもジャガーや京子らがチェックし、合格すればデビュー決定となる。京子は「プロレスは階級とかなくて、デビューしてすぐに100キロの選手と当たらなきゃいけないこともある。その時に今の体格で戦えるかというと、受け身は取れてるけど不安があります。ディアナでは身長・体重・年齢の制限なく新人を取っています。体重がないからダメということはないと思います。じゃあこれからどういう風に選手を育てていこうかと…例えばですけど、まだ決まってないですけど、第0試合とかしていって、100キロのラリアットもパワーボムも受けれるぞってなったらキチンとデビュー戦をしたらいいと思います。今はデビューまで頑張る。プロテストは合格です。おめでとう」。
京子の言葉を聞き、笑顔を見せたネネ。
続いてジャガーは「合格おめでとう。あたたかいファンの方に拍手を送られ、どんな気持ちでしたか?嬉しいよね?それがプロなんだよ。体もしっかり作ってきて、真面目に練習頑張ってる姿は見させてもらいました。ただ、この体(京子を指して)に耐えられる体じゃなきゃいけない。今ではまだ壊れてしまうかな、と。体をもっともっと鍛えて、練習試合もして、京子とも当たれる体を作ることを目標に。頑張ってください。応援しています」と激励。
ディアナでは過去にななみや美蘭が中学生でデビューしているが、小学生でのデビューには慎重な姿勢を取る。まずはじっくりと体作りに取り組んでいくネネ。条件付き合格ではあるが、ディアナにとってまた一つ明るい話題となった。

第一試合 高山好功協賛 
タッグマッチ20分一本勝負
デボラK&マコトユマVS香藤満月&田中きずな

香藤とマコトにとっては自力初勝利の大チャンス!香藤は同年デビューの田中きずなと組み、「勝てない相手じゃない」と意気込む。体格を生かし、デボラと激しいぶつかり合いを演じた。マコトはデボラに発破をかけられながらドロップキックを連発するなど、新人らしいファイトを見せた。デビュー1年未満にしてWAVE認定タッグ王者に輝き、週刊プロレスの「プロレスグランプリ」新人賞4位にランクインした田中が、2023年デビュー組では一枚上手。マコトユマを得意の関節技で下した。

第二試合 Laleliオリーブオイル協賛 
タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&世羅りさVS真琴&笹村あやめ

世羅と美蘭のタッグがいよいよ始動!タッグ名は世羅のイメージカラーである青と英語で蘭を意味するオーキッドを組み合わせた「ブルーオーキッド」に決定。美蘭は「世羅さんが好き」と、なぜか佐藤に告白した過去があり、世羅とは異色ながら相思相愛のタッグだ。入場で身に付けた揃いのヴェールは世羅からのプレゼントだという。対角には、ラスエゴで共に活動していたこともあり何かと組む機会が多いという真琴と笹村。笹村はW.W.W.Dシングル次期挑戦者に決定しているだけに、気合い十分。真琴と笹村の試合巧者ぶりに苦戦を強いられる美蘭だが、クリストで笹村をギブアップ寸前まで追い詰め、力の乗ったエルボーや打点の高いドロップキックを放つなど、成長を存分に見せつける一戦に。世羅も豪快なファイトでファンを魅了。世羅の懸命なアシストもかなわず、シングル王座獲りに燃える笹村が美蘭から鮮やかなブロックバスターでピン。ブルーオーキッドの初陣白星とはいかなかったが、世羅は美蘭の戦いぶりに「成長ぶりが凄すぎる! 頼もしいパートナーになることしか想像できない」と太鼓判。ブルーオーキッドの今後の活躍に期待大だ。

第三試合 ぺぺたことゆかいな仲間たち 衣装屋COSMO
タッグマッチ20分一本勝負
Himiko&アジャコングVS本間多恵&尾﨑妹加

膝の怪我で約1ヶ月欠場していたHimiko。青春時代に全女に憧れたHimikoの復帰戦は、アジャコングとの夢のタッグが実現。「シン・青春のエスペランサ」としてデビュー3年目、新たなスタート!コスチュームを一新、ガウンもお披露目し気合いが漲る。やはりSPiCEAPのコンビネーションに苦しめられるも、最強パートナー・アジャの力を借りながら奮闘。怪我の影響を感じさせない全力熱血ファイトで会場を盛り上げる。尾﨑はウェイトリフティング仕込みのパワーでアジャに対抗。本間も関節技を駆使してアジャ超えに燃える。Himikoはアジャの一斗缶誤爆を受けてしまうが、何とか立ち上がりWアーム卑弥バスターでアジャの勝利をお膳立て。この好機にアジャが本間を仕留めた。Himikoは熱望していたアジャとのタッグでしっかり白星に貢献した。

第四試合 バリューアップマネジメント 衣装屋COSMO協賛
シングルマッチ20分一本勝負
佐藤綾子VSななみ

急成長中のななみが、佐藤への想いを全てリングでぶつける!
現シングル王者・梅咲の前に何度も立ちはだかった佐藤綾子。初代クリスタル王者として次期エースへと駆け上がろうとするななみにとっても、超えるべき壁になる。
ななみは小学生で入門。中学生でデビューし、高校受験時には約8ヵ月間休業。佐藤は当時のことを振り返りながら「そのままフェードアウトしかけたけど戻ってきてくれた。その選択をして良かったと思ってもらえるようにディアナらしく闘います」と試合にかける意気込みを語る。ななみは尊敬する佐藤について、「今プロレスを続けられているのも佐藤さんの存在があったから」。そんな2人が、大会で唯一組まれたディアナ所属同士のシングルマッチで「これぞディアナ」の戦いを見せた。
序盤は佐藤の老獪なテクニックが光る。キーロックでななみ苦悶。足がロープに届きエスケープし、ミサイルキックをかわすとダイヤル固め。佐藤はカウント2で返し、ななみの顔面にキック。ななみはエルボーをお返し。対話のような打撃合戦に。佐藤のジャンピングニーに続いて今度こそのミサイルキックが命中、さらに佐藤トランペットでフォール。ななみはカウント2で肩を上げると、佐藤が持ち込んだおぼんを拾い、佐藤の脳天を殴打!面食らった佐藤は思わずリング外へ転げ落ちていく。場外でもななみは佐藤のお株を奪う凶器攻撃。佐藤はおぼんを取り返しおぼんの達人。ななみは場外で佐藤をボディスラムで地面に叩きつけて反撃。佐藤も容赦なくWアームスープレックスをお返し。場外での激しい投げの応酬に会場は騒然。リングに戻ると再び佐藤がミサイルキック発射。続くジャパニーズレッグロールはロープにしがみついて阻止したななみ。リング中央で佐藤の背後に回ると胴締めスリーパー。ブレイクを許したななみはすかさずタックルでフォール。カウント2で返した佐藤はジャーマン。すぐに立ち上がるななみは裏投げ。Wダウン状態から、気力を振り絞ったななみがもう一発裏投げ。この好機にななみはボディプレスを投下。佐藤は寸前でかわし、またもジャーマン。これでも決まらず、佐藤は再びジャパニーズレッグロールクラッチ。しかしこの佐藤のブリッジをななみが捕まえ、胴締めスリーパーに切り返す。いよいよ落ちかける佐藤だが、しぶとくエスケープ。一進一退の攻防が続き、試合時間は残り3分に。ななみはノーザンライトスープレックスで勝負に出るがカウント2。ならばともう一発を狙うが、佐藤が許さず。佐藤のビッグブーツ2発がななみの顔面にヒット。トドメは必殺のドラゴンスープレックスでがっちりホールド。
信頼関係があるからこそのディアナらしい大激闘で拍手喝采を浴びた。

第五試合 セミファイナル プオタス協賛
W.W.W.Dエリザベス選手権試合30分一本勝負
[王者]ジャガー横田VS[挑戦者]井上京子VS[挑戦者]旧姓・広田さくら 

ジャガー陥落…新王者・京子はタッグとの二冠に!
W.W.W.Dエリザベスは、40歳以上の選手が挑戦できる3WAY王座。
ここまでエリザベスを4度防衛しているジャガーは、62歳にしてOZ認定タッグ、SSPW認定タッグと合わせて三つのタイトルを保持する。まだまだ意欲は衰えず、さらなる防衛ロードを突き進むが…。
挑戦者はエリザベス王座に執着する旧姓・広田さくら。本人が挑戦表明する前になぜか梅咲の計らい(?)で挑戦が決定し、過去3度巻いたベルトの4度目を狙う。
そして井上貴子とともにW.W.W.Dタッグ王者に君臨する井上京子が、自身のタッグ防衛戦を待たずしてエリザベスに挑戦。会場には大応援団が駆け付け、客席は京子のイメージカラーである赤と黄色で彩られる。
試合前にはジャガーと京子へ激励の花束贈呈が行われ、特に何もない広田はリングにポツン。「気にしてないよ、全然気にしてないよ…」と笑いを誘う広田。さらにジャガーと京子がまるでシングルマッチのように2人だけで握手を交わし、またも広田はリングにポツン…。試合が始まるとジャガーと京子まるでハンディキャップマッチのように広田に猛攻。ジャガーは広田の脳天に踵を落とし、京子には卍固め。ジャガーが反則攻撃で京子を痛め付けると、京子も吊り天井で反撃。するとリングに戻ってきた広田が2人の間に入りフォール。驚いた京子が思わずジャガーを落とし、ジャガーは場外へ。今度は広田が京子に掟破りの吊り天井…と思いきや、111キロの巨体はどう頑張っても上がらず。諦めた広田は拝み渡りへ。観客の手拍子に煽られ落下し、ロープで股間を強打してしまうが、今度はフェイスクラッシャーからのプロレスLOVEポーズ。タイトルマッチでも広田流・コミカル殺法炸裂!京子は「タイトルマッチでふざけんじゃねぇ」と怒りのモンゴリアンチョップ。ナイアガラの構えに入るとジャガーがパイプ椅子で殴打しカット。ジャガーの凶器攻撃を恐れた広田は「ジャガーさんと私の仲じゃないですか。お互い尊重しあったプロレスしましょうよ」と宥めて回避。この隙にカニ挟みでジャガーを倒し高田純次。もちろん剣山で迎撃するジャガーに「お前がやりたいのか!」と無茶振りする広田。大ジャガーコールにもジャガーは全く乗らず、ジャガーの高田純次を待っている広田に容赦ない浴びせ蹴り。広田はめげずにボ・ラギノール。さらに真面目なトペ発射で場外にいた京子を吹っ飛ばす。しかしそこにジャガーがダイブ!大ダメージの広田だが京子のカットに救われる。ジャガーのフィッシャーマンズバスターも京子がカット。コーナーに上った広田を捕まえた京子の雪崩式ブレンバスターはジャガーがカット。続くパワーボムもジャガーがしぶとくカット。大混戦の終盤戦は京子のナイアガラをジャガーがウラカンラナに切り返すも、京子がラリアットで薙ぎ倒す。今度は広田にナイアガラ!広田もジャガーにならうかのようにウラカンに切り返すが、さらに京子がエビ固めに切り返して3カウント。挑戦者同士で決着する形で王座移動、京子がW.W.W.Dタッグとエリザベス二冠王者となった。
勝った京子より先にマイクを持ったジャガーは「三冠だったのに!こいつに崩された!」と悔しさをあらわに。続けて「これは40歳過ぎの人間が権限を持ったタイトル。Himikoが今だいぶ伸びてるよ。チャンスあげようよ。だから防衛戦の相手はHimikoと私がやる」と、ベルトを落としたばかりなのになぜかジャガーが挑戦者を勝手に決定。これには京子も「ジャガーさんやるんかい!ジャガーさん、もういいんじゃないですか…」とツッコミ。「これは私のために作ったタイトルなんだよ。ディアナの社長であるアンタが考案してくれたんだよ。40過ぎてるのは当時は私とお前くらいしかいなかった。ジャガーさんにもチャンスあげたいって言い出したの、社長のお前じゃないの?それで自分で獲っちゃうわけだからねぇ…」と、勝った京子が説教される羽目に。大先輩に逆らえない京子は直立不動でジャガーの言葉をただただ聞いているのみ…。約1ヶ月の欠場から復帰した51歳のHimikoは「今、Himikoはシン・Himikoになりました!ノリに乗ってるHimikoが必ず次にこのベルトを巻きたいと思います。よろしくお願いします!」と威勢よくマイク。ジャガーも「私もリベンジ!よろしくお願いします!」と続き、逃げ場のなくなった京子。タイトルマッチを承諾せざるを得なくなり、「勝ったのに負けたみたいになりまして…こうやってタイトルマッチって決まっていくんですね?」と困惑を隠せない様子。さらにバックステージでは第3試合でHimikoと組んで勝利したアジャコングに「今日勝ったのはHimikoと組んでた私ですよ?挑戦する権利あると思うよ?」と絡まれてしまい、「お断りさせていただきます!」。アクの強い先輩達にタジタジの京子だった…。

第六試合 メインイベント
梅咲遥後援会「梅の会」 まじまじ 協賛
W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者] 梅咲遥 vs ウナギ・サヤカ [挑戦者]

梅咲が今最も勢いのある女・ウナギを撃破しV2!ディアナの”センター”は梅咲遥だ!
11.26アミスタに参戦したウナギは、4月のタイトル獲得以来1度しか防衛していない梅咲を猛批判し挑戦表明。「そのベルト、だいぶ寂しい思いしてるんじゃないかな。私が巻いたらアメリカにもスペインにも、きっともっと色んな国、そして色んな団体に連れていってあげられる」。昨年は初代KITSUNE世界王座に輝くなど海外でも話題を振り撒き、まさに「ワールド女子プロレス」を体現するウナギ。アイアンマンヘビーメタル、JTOガールズと合わせて三冠女王となったウナギが「ディアナに新しいものをぶちこんでやる」と四冠への野望を燃やしリングイン。対する梅咲も昨年アメリカ遠征を経験し、大きく成長して帰国。タイトル防衛はウナギの言う通り1回にとどまったが、王者にふさわしい闘いぶりで団体を牽引。2月には宮崎有妃の持つReginaへの挑戦が決定しており、この日勝てばアイアンマン奪取で二冠、2.4WAVE後楽園でも勝てば一気に三冠だ。「本気の本当の本物のプロレスをアンタにぶち込む」と、井上京子の信条である本気・本当・本物のプロレスを背負い、ビッグマッチのメインイベントに堂々登場。ウナギが新たなディアナを築くか?梅咲がディアナのプロレスを魅せるか?待望の初シングル、運命のゴング。
遥コールとウナギコールが入り交じり観客が加熱する中、静かに視線をぶつけ合う2人。握手を求める梅咲に、ウナギは一向に応じない。握手どころか梅咲の頬を張るウナギ。この態度に火が着いた梅咲は得意のエルボーでウナギの胸板を叩き、いきなりのジャーマン。リングから転げ落ちたウナギを追い、梅咲も場外へ。2人は観客席で大乱闘。柵に打ち付けられダメージを負った梅咲をリングに戻し、ウナギがフォール。ブリッジで返す梅咲。しかしウナギの猛攻は止まらず。梅咲もドロップキックで反撃開始。ウナギの大ふへん固めを堪える梅咲。クラッチをほどきコーナーに上ったウナギを雪崩式アメジストクロスで投げ落とした梅咲だがその代償は大きく、Wダウン状態に。なんとか立ち上がった2人は情念ほとぼしるエルボーの打ち合い。互いの信念をぶつけるように鈍い音を鳴らす。梅咲はエルボースマッシュでウナギを吹っ飛ばし、すかさずフォールするがカウントは2。ウナギはスライディングTANAKA連発で逆襲。城門突破を切り返し丸め込む梅咲。それをさらに切り返すウナギ。梅咲のラ・マヒストラルを切り返すウナギ、キックアウトする梅咲。両者一歩も引かない攻防はいよいよ終盤戦へ。アメジストクロス、梅スプラッシュは肩を上げ、ウナギは今度こその城門突破。これをキックアウトした梅咲は素早くバックを取りジャーマン。それでも勝負は決まらず、ならばと梅咲はここ一番で出す必殺技・ブラストで豪快にぶん投げ、粘ったウナギもさすがに返せず熱戦に終止符。
こうして梅咲はW.W.W.Dシングル王座を守り抜き、さらにアイアンマン王座も獲得。二冠女王になったのもつかの間、その背後からウナギが忍び寄る…。梅咲がアイアンマンのベルトを受け取った瞬間、ウナギが急襲!レスラーの本能でキックアウトし二冠を維持した梅咲がマイクを取る。「おいウナギ、これが私のマジだから。やりたいことがたくさんあるって良いことだと思いますよ。でも私にはやらなきゃいけないことがたくさんある。それが私のやりたいこと」。フリーとして数々の団体を引っ掻き回し話題を呼ぶウナギとは対照的に、生え抜きの王者として団体を引っ張る使命を全うする構えだ。「負けたけど、何か話したいんじゃない?」と、発言力を武器にマット界で大暴れのウナギにマイクを渡す。
「今日は負けたので何も言うことはありません…とでも言うと思ってんのか?梅咲遥、お前22にしては老けてるよな…。でもそれはきっとお前がここを守るために死ぬ程苦しいことがあって、ヤベェ先輩いっぱいいるけど、エースでいなきゃいけないお前の強がりなんだなってよくわかったよ。お前スゲェな」と素直に梅咲を讃える。続けて、「私にはやりたいことができた。興行にお客さんが入らないのは、団体のせいでも会社のせいでもない。このリングに立っているプロレスラーの責任であり、メインを任された私たちの仕事だ。確かにウナギ・サヤカ対梅咲遥…まぁ、ちっと(カードが)弱いかもしれない、今は。だから必ず、梅咲遥対ウナギ・サヤカがもっともっとデケェ箱でメインで、パンパンにすんのが今の私のやりてぇことだよ」と、観客動員に言及。カルッツかわさき大会の観衆は523名。今月7日には初の自主興行で後楽園ホールを超満員にしたウナギ、そして川崎を拠点に活動するディアナのエース梅咲にとって悔しい数字となった。梅咲は4月の後楽園大会で昨年惜しくも達成できなかった1000人動員を目標に掲げている。
「そして、そしてだよ。私がそのベルト巻いてやりたかったこと…それは、井上京子を超えること。それをお前と私、どっちが先にやるか競争だ」と、打倒・井上京子をぶち上げたウナギ。京子は梅咲にとっても超えたい壁だ。ウナギの想いに共鳴した梅咲は「どっちが先に京子さんを超えるか…約束ね」と、再び握手を求める。今度はウナギも応じ、がっちり握手を交わし、2人は抱擁。ファンにとって感動のシーンとなったが…ウナギがまたも梅咲を襲う!不意を突かれた梅咲は、ウナギのスクールボーイを返せずあえなく3カウントを聞く。ウナギは7分23秒ぶりにアイアンマン王者に返り咲き、四冠ならずとも三冠の座は死守。取り戻したベルトを誇らしく掲げ「私、三冠チャンピオンなんで。また違うベルトでやってやってもいいよ」と言い残し、逃げるようにリングを下りていった。
梅咲は「えっ…二冠になったの数分ですか。まぁ、私の今日の目標はこのベルトを防衛することだったので。皆さんの声がたくさん聞こえました。応援ありがとうございました。2月の新木場で、もう挑戦者が決まってるんですよ。笹村さん、約束守りました。絶対に勝ちますから」と、早くも2.11新木場での防衛戦に照準。次の挑戦者は既に立候補していた笹村あやめ。笹村は梅咲とのタイトルマッチを熱望しており、梅咲防衛でやっとカード決定!大激戦必至の好カードとなった。
「今はディアナイコール京子さんですけど、今年はディアナイコール梅咲遥になれるように頑張ります。ディアナのセンターは梅咲遥です!」の言葉で大会を締め括った。