【試合結果】2024年11月24日(日)アミスタ大会vol.73

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥vs 若菜きらり

若菜きらり、初登場!いきなり絶対センターと一騎討ち!
NENEが体調不良により欠場となり、代打で登場したのはアイスリボンのルーキー・若菜きらり。若菜の他団体参戦はこれが初だという。ディアナ初登場にしていきなり絶対センターとの一騎討ちだ。
梅咲は新人相手でも容赦なく、得意のドロップキックを勢い良く突き刺し、ボディスラムでマットに叩きつけ、逆エビ固めでしっかり腰を落とす。若菜もスピードの乗ったドロップキックで反撃し、力強いエルボーを打つ。ロープを利用して旋回式のスタナー、ミサイルキックと次々攻めていくが、梅咲は再びの逆エビ固め。ロープに逃げた若菜に追撃の低空ドロップキック。肩を上げた若菜に梅咲はミサイルキック発射。しかしかわした若菜がスクールボーイや回転エビ固めで大金星を狙う。しぶとく粘る若菜だったが、最後は梅咲のキューティースペシャル。リングを下りた若菜を見送った梅咲は胸元を押さえて思わず「痛かった…」と一言。再びリングで会う日が楽しみな初参戦となった。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&柊くるみvs Himiko &炎華

まずはマコトとHimikoのディアナ対決。他団体への参戦も増え、着実に成長しているマコト。対戦する機会が多く、デビュー戦の相手でもあったHimikoに成長をぶつけていく。ドロップキックは相討ちになり見栄を切った2人はそれぞれパートナーにチェンジ。炎華はやはり体の大きい柊に苦戦。フットスタンプで大ダメージを受けてしまう。マコトが柊からタッチを受けると炎華は奮起。普段は仲の良いマコト相手にエルボーを連発。マコトもタッグパートナーの炎華に全力ファイトで応じる。Himikoと炎華のWドロップキック挟み撃ちを受けたマコト。立ち上がってミサイルキックを発射し、再び柊へ。柊がフットスタンプで炎華を踏み潰すと、Himikoは「反則だろ」とクレーム。炎華のティヘラを持ちこたえるなど、怪力ぶりを発揮する柊。Himikoが飛び出してドロップキックでアシストし、今度こそティヘラで柊を投げ飛ばす。代わったHimikoはギロチンを投下し、得意の関節技でギブアップ狙い。マコトにカットされ、次はWアームの構え。柊はこれをショルダースルーに切り返し、Himikoが受けきるも、柊がボディアタックやローリングセントーンでまさに反則級のダメージ。チェンジしたマコトは柊のアシストを受けながらタックルでフォール。肩を上げたHimikoに、今度は炎華がドロップキックで飛び出してナイスアシスト。マコトを腕十字で捕まえるが、マコトはロープへ。マコトがHimikoをリフトでコーナーに叩きつけ、またも柊が強烈キックでアシスト!マコト勝利の大チャンス。飛行機投げやジャックナイフで次々攻めていくが、炎華のカットが間に合う。炎華のミサイルキックの援護射撃から、Himikoのブルドッギングヘッドロック、Wアーム卑弥バスター、そしてトドメのダイビングギロチンドロップが決まり勝負あり。

第3試合 3WAYマッチ20分一本勝負
香藤満月vs世羅りさvs夏実もち

プロミネンスの世羅と夏実、ディアナの香藤による3WAY。10.25フューチャーサイトで香藤とのシングル対決の際は、重さに大苦戦した世羅。そして前日の11.23フューチャーサイトでは重すぎる香藤に思わず「タイム」!もちろんプロレスにタイムはなく、試合は続行される中でまたもや苦戦を強いられた。世羅は「香藤との対戦NG」としたが、またまた対戦することに。笑顔でリングインする香藤に対し、露骨に嫌そうな表情の世羅…。しかしゴングが鳴ると「今日は2人なんだよ!2対1だ!」と夏実と組んで香藤へ集中攻撃。世羅と夏実はいちいちうるさい香藤に反則を交えながら攻めていく。しかし2人がかりでも持ち上がらない香藤の肉体…。香藤が反撃のクロスボディで2人まとめてなぎ倒すと、食らった世羅は「タイム…」。香藤は「タイムはない!」と叫びながら2人まとめて逆片エビ固め。95キロの体格でしっかりと腰を落とす。近い北側に逃げようとする世羅、みんなが応援してくれてる南側に逃げようとする夏実で意見が分かれ、まさかのプロミネンス仲間割れ。2人は間を取って東のロープを掴み、なんとかエスケープ。世羅はひたすらタイムを要求。香藤は「プロレスに!タイムは!無い!いくぞー!」と叫びながらボディプレス。しかしあっさりかわされてしまう…。世羅の怒りの顔面蹴りを食らった香藤も両手でTを作りタイム要求。もちろん世羅の猛攻は止まらず…のはずが、香藤を持ち上げられない世羅。香藤は何もしていないが腰にダメージを受けてしまう…。「よくもやりやがったな」と世羅はワンツーエルボー。さらに膝を突き刺す。ロープに走った世羅だったが、そこで待っていたのは夏実のムチ!世羅はのたうち回りながらリングから落下してしまう。リング外で静かにチャンスを伺っていた夏実が入れ替わるようにリングに戻り、香藤をムチで攻撃。ロープワーク3往復からヒップドロップを落とす。追撃のもっちりバディシザーズはなんと香藤が受け止め、そのまま夏実をコーナーへ叩きつける。香藤もお返しとばかりにロープワークからヒップドロップ。世羅もやっとリングに戻るが、夏実と世羅の関係に再びの亀裂。プロミネンスの2人がエルボーを打ち合っているところに香藤が飛び込んでいくが、やはりあっさりかわされてしまう。プロミネンスのトレイン攻撃を回避した香藤は今度こそボディプレス3連発。世羅のタイムは無視してコーナーに上る香藤。怯える世羅だったが、すぐさま夏実が現れ、2人の力でデッドリードライブ。夏実が「俺についてこい」と男前にコーナー上へ。リバーススプラッシュ発射準備の夏実を何と世羅が投げ落とし、何度目かの裏切り。世羅がWニードロップを香藤の大きな腹に突き刺す。香藤と世羅の攻防に割って入った夏実が丸め込んでWフォール。カウント2で返した香藤と世羅。夏実が香藤に狙いを定めると世羅が隙をついてスクールボーイ。キックアウトした香藤も夏実に向かっていきフォール。カウント2で世羅が横から入って香藤の丸っこい体を転がし、花夢の山でスリーカウント!対戦NGの香藤を仕留めた世羅。この2人のマッチアップは今後あるのだろうか…?

メインイベント
第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&尾﨑妹加vsななみ&デボラK

入団以降、勝ち星になかなか恵まれなかったデボラ。10.19山形のタッグマッチではマコトからピンフォール勝ちを納めた。しかし11.3台湾では香藤に敗れ、シングル2勝目の白星を献上してしまう。そんなデボラに試練が訪れた。
ななみとデボラは奇襲を仕掛けるが、佐藤と尾﨑がおぼんでデボラを殴打し逆襲。捕まったデボラはひたすら佐藤の猛攻を受けまくる。タッチを受けた尾﨑も「やり返してこいよ」と煽りながら力強いエルボーを打つ。デボラもエルボーを打つが、尾﨑の一撃で倒れてしまう。ボディスラムで一矢報い、ななみにチェンジ。尾﨑から佐藤に替わり、佐藤はビクトル投げから膝十字でななみを捕まえて離さない。ロープに逃げたななみはタックルで反撃。デボラとのWタックルは決まったものの、その後の連携は失敗して誤爆に…。仲間割れしたデボラとななみ。ななみはデボラをリング外に転がし、佐藤にダイヤル固めで急な方向転換(?)から強引にフォール。カウントは2。続くボディアタックをかわした佐藤がジャンピングニー、佐藤トランペット。カウント2に終わると尾﨑にチェンジ。エルボードロップ、セントーンを連続で落とす。スリーパーはすぐさまエスケープされてしまったななみはノーザンの構え。しかし尾﨑は上がらず。コーナーに上って尾﨑を挑発し、猛然と突っ込んできた尾﨑を捕まえ再びのスリーパー。コーナー上からぐいぐい絞り、反則カウント4 で解いたものの、タックルで追撃。デボラにチェンジ。またもエルボーの打ち合いになる2人。尾﨑がデボラをロープに押し込むが、デボラはタックルで尾﨑をなぎ倒す。この機に逆片エビ固め、極楽固めで絞っていく。尾﨑はエスケープし、セントーン。さらに自慢の怪力で持ち上げ、アルゼンチンバックブリーカー。ななみのカットに助けられたが、今度はダイビングセントーンを被弾するデボラ。替わった佐藤がミサイルキックで吹っ飛ばし、発破をかけるように顔面に蹴りを入れる。ななみがエプロンから佐藤を捕まえて食い止め、デボラが低空ドロップキック。しかし佐藤はななみとデボラのトレイン攻撃をものともせず。デボラがブレーンバスターでフォールするもカウントは2。試合時間は残り5分を切り、デボラが佐藤のバックを取る。尾﨑が背後からのラリアットでジャーマンは阻止。佐藤が逆にジャーマンでぶん投げてみせる。ななみのボディアタック、デボラのバックフリップが連続で決まるが尾﨑がカット。デボラの突進をひらりとかわした佐藤がデボラに煽るような執拗な蹴り。尾﨑のラリアット、佐藤のジャンピングニーは自力で肩を上げたデボラだったが、ドラゴンスープレックスでマットに沈む。
勝った佐藤に笑顔は無く、マイクを持つと「おい、デボラ。勝ちたい相手がいるって…私のこと?今日分かった。絶対勝てない。お前は私に勝てない、絶対に勝てない」と語気を強める。リング外から睨むように佐藤を見上げるデボラ。佐藤は「良いじゃんその顔。その表情で毎試合やれよ、練習も。お前、後輩に負けてんだろ台湾で。どう思ってんだよ?京子さんがいない今、頑張らないとダメなんじゃないの?京子さんにおんぶにだっこじゃダメなんじゃないの?後輩みんな見てるぞ。何回も言ってきた。後輩が誇れる先輩にならないと。後輩に負けて当たり前じゃねーんだよ。どんな気持ちなの?」。佐藤はデボラにセコンドを介してマイクを渡し本心を引き出そうとするが、デボラは「見返してやります」と一言発して引き上げていった。尾﨑も「今日はいつものデボラと違うなと感じたんですが、でも途中で折れたなと。それが最後まで続かないとメインイベンターは務まらないんで。今後に期待でいいですかね…」。佐藤は「人が増えてくると試合組まれないかもしれない、そういう危機感を自分だって持ってる。キャリアいってるから練習やらない、とかないですから。いまだに若い子に負けたくない気持ちでやってるんで。そこ勘違いしないで、より高みを目指してディアナはやっていきたいと思ってます。これからもよろしくお願いします」と頭を下げ、尾﨑とともにリングをあとにした。
リング上に続きバックステージでもデボラの奮起を促すべく「無関心が一番かわいそうだから」とあえて厳しい言葉を口にした。
京子は現在療養のため欠場しているもののエリザベス王座を保持し、ジャガーも他団体で獲得したベルトを手放さない。梅咲とななみは王座戴冠を経て成長。Himikoと美蘭もそれぞれタイトルに挑戦し、他団体のビッグマッチに参戦。昨年は2人がデビューし他団体への参戦も増える中、今年は団体初の小学生レスラーが誕生。さらに、まだ正式発表はされていないものの入門希望者もいるようだ。ベテラン陣が躍動し、若手の成長著しいディアナ。あとはデボラの覚醒を待つのみだ。

【試合結果】2024年11月23日(土)フューチャーサイトvol.28~NIGHT~

第1試合  シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs 夏実もち

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
香藤満月&マコトユマvs世羅りさ&柊くるみ

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&尾﨑妹加vs優宇&炎華

W.W.W.D.クリスタル選手権 30分一本勝負
[王者]ななみvs岡優里佳[挑戦者]
※王者3回目の防衛戦
※王者が3回目の防衛に成功した場合、規定により王座返上となる

同期対決は初シングル!ななみV3達成!

1.6アミスタでの1DAYトーナメントを制し、初代クリスタル王者に輝いたななみ。ここまでZONES、シャンシャンを下し2度の防衛を果たした。クリスタル王座は規定により、3度防衛で返上となり、3度防衛した王者が4名になった時点でグランドチャンピオンを決定する戦いに突入する。ななみにとって、勝っても負けてもこの日が最後のクリスタル戦だ。ディアナの未来を担う存在として、ディアナの未来を占う一戦に臨む!
最後の挑戦者は「クリスタル挑戦資格を持つ選手の中でトップの選手が挑戦する」と予告されており、その相手はセンダイガールズ所属・岡優里佳。桃野美桜と共にチーム200kgを破って第21代AAAWタッグ王者となった岡は、センダイガールズワールドタッグ王座への挑戦も決定している。三冠王者の大チャンスを迎え、気合充分だ。
運命のゴングが鳴り、まずはロックアップでの押し合い。力比べは互角に。しかし徐々に岡がリードしていく。ななみはボディアタックやタックル、スリーパーと得意な展開に持ち込むが岡の足がロープに届く。対する岡が連続でドロップキックを突き刺し、ダイビングクロスボディを浴びせる。立ち上がった2人は、ボディアタック、ドロップキックをそれぞれ打ち、今度は岡がギブアップ狙い。ななみの足がロープに届くと、間髪入れずにフィッシャーマンズスープレックス、旋回式ダイビングボディプレスと、岡が抜群の運動量で攻め込んでいく。ななみは強引に岡を倒し、気迫の馬乗りエルボー連発、再びのスリーパー。岡は胴締めへの移行を許さず、後転で切り抜け低空ドロップキック。ななみはカウンターで三度目のスリーパー。今度はリング中央で岡を捕らえて離さない。さらにがっちり胴締め!だが岡は持ち前のど根性でじわりじわりとロープへ近づいていく。食い止めようとするななみだが、岡がロープを掴む。ななみは倒れたままの岡にダイビングボディプレスを投下。しぶとく肩を上げた岡に、ななみは「もう一発!」と宣言してトップロープへ。岡は起き上がれずともななみの足を掴む。振りほどいたななみの2発目は回避した岡。先に起き上がった岡がエルボー。ななみも力強くエルボーを打ち、2人は負けたくない思いを爆発させ激しい打ち合いに。このエルボー合戦を制したのは岡。しかしななみが豪快なタックルで岡を吹っ飛ばす。岡はすぐさま立ち上がりブレーンバスター!ななみも負けじとフォールを許さず立ち上がって咆哮!もう一度タックルで岡を倒してフォール…しかしこのフォールを岡が横十字に切り返し、カウント2.99。2人は丸め込み合戦にもつれ込み、丸め込み、切り返し、キックアウトの応酬となりまだまだ勝負は決まらない。ななみのセブンスリーホールドは岡が下からななみの体を押し上げてカウント2.99。ならばとななみが裏投げで岡をマットに叩きつけ、追撃のジャーマンの構え。岡はこれをカサドーラに切り返し、カウント2で返されても電光石火のオカロック!矢継ぎ早にフォールを奪いにくる岡に苦しみながらも、何とかカウント2で肩を上げたななみ。必殺のノーザンライトスープレックスでぶん投げるがホールドはせずコーナー最上段へ上り、リングのど真ん中まで大跳躍のボディプレスを発射!どこまでもしぶとい岡はこの会心の一撃もキックアウト。驚きを隠せないななみだったが王者の意地で力を振り絞り、W.W.W.Dシングル初挑戦時に披露して以来のジャーマンスープレックスホールドで大接戦に終止符。鮮やかな弧でディアナの未来を描いてみせた。
守り抜いたティアラを被ったななみは「三度目の防衛、成功しました。正直、岡選手の名前を聞いたときは自信がなくて…岡さんに勝ってティアラを被る自分が想像できなくて。岡さんは自分とデビューしての日数がほとんど変わらない同期の方で、戦うのは今日が初めてで、どんな技を使うのかたくさん勉強して、岡さんに挑みました。昨日も明日も試合がある中、川崎にきて戦ってくれてありがとうございます。自分にはないものをたくさん持ってて、すごく尊敬できる大切な同期です。またシングルしてください」と、防衛戦への思い、そして同じ2019年デビューの岡への思いを素直に語った。終盤驚異の粘りを見せた岡は、ななみとがっちり握手を交わし、無言でリングをあとにした。2人の戦いを見守ったファンはその背中に大きな拍手を送った。ななみは「残念ながらこのティアラは返上という形になります。でも3回防衛戦やってきて掴めたものがあります。初代クリスタルを置いて、次の新しいステップに進もうと思っています。今日は本当にありがとうございました」と明るい未来に向けて歩んでいくことを誓い、大会を締めくくった。団体の未来を担い、周囲の期待を背負い、強敵と戦ってきた初代王者によって輝きを増したクリスタルティアラ。ティアラをめぐる若手達の今後の戦いにもぜひ注目して欲しい。

【試合結果】2024年11月23日(土)フューチャーサイトvol.27 ~DAY~

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs マコトユマ

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 炎華

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
Himiko &尾﨑妹加vs世羅りさ&優宇

メインイベント 第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&夏実もちvs柊くるみ&松本都

【試合結果】2024年11月10日(日)アミスタ大会vol.72

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs NENE

“ディアナ初の小学生レスラー”NENEと、“ディアナの未来を担う女子高生レスラー”ななみが激突!
まずはロックアップからの押し合い。ななみがNENEをロープに押し込むと、NENEは腕を取ってやり返す。ななみがヘッドロックやボディシザーズ、サーフボードストレッチでぐいぐい絞り、やはり力の差を見せつけていく。さらに急角度の逆片エビ固め。NENEはファンの手拍子に押され何とかロープを掴む。NENEをコーナーに押し込み顔面を踏みつけるななみ。NENEはエルボーやドロップキックで懸命に反撃。ななみのボディスラムを丸め込みに切り返し、カウント2に終わるも追撃のドロップキック。今度はななみがしっかりボディスラムでマットに叩きつける。キックアウトしたNENEはダイビングクロスボディ。カウント2で肩を上げたななみはNENEをコーナーに振り、勢い良くボディアタック。続くダイビングボディプレスでトドメを刺した。

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&夏実もちvsデボラK&香藤満月

梅咲と夏実は初タッグ。夏実は「初とは思えないようなモノを見せたい」と意気込む。そんな2人の連携に注目だ。
対戦の多い梅咲と香藤がまずは先発。ロックアップから力ずくで梅咲をコーナーに押し込み、デボラとの連携で梅咲を転ばす。さらに夏実も上手く転ばしたが、夏実を踏み台にした梅咲がWネックブリーカーで一掃。再び香藤との一対一に。梅咲は恒例になりつつある?弓矢チャレンジ!やはり重い香藤は上がらない。夏実がアシストしても上手く上がらず。夏実と梅咲が2人並んで、せーの!でもう一度トライ。2人がかりでやっと弓矢チャレンジ成功!しかし梅咲と夏実の膝には大ダメージ…。何とか立ち上がり、香藤をコーナーに追い込んで夏実のブロンコバスター。さらに客席に向けて鼻フックキャメルクラッチ。香藤は夏実の手に噛みついて脱出し、代わって出た梅咲を踏みつける。香藤もデボラにチェンジ。デボラは香藤のお返しとばかりに鼻フックキャメルクラッチ…しかし夏実がデボラに鼻フックを仕掛けて阻止!初タッグながら、パートナーらしく梅咲のかわいい顔をしっかり守った夏実。梅咲はデボラをドロップキックで場外に蹴落とすが、デボラはロープを絡めた極楽固めで逆襲。反則カウント4 でクラッチを離したデボラに、梅咲は低空ドロップキックを突き刺して夏実にチェンジ。夏実とデボラはタックルのぶつかり合いに。デボラを倒した夏実は追撃のヒップドロップ。さらに夏実がデボラを捕まえ、梅咲がエルボー、その勢いで夏実が丸め込む連携を見せる。チェンジした香藤も夏実と激しくぶつかり合う。香藤とデボラの連携は失敗し誤爆に。その一方で梅咲の低空ドロップキックと夏実のうすDONが流れるように連続で決まり、まさに宣言通りの「初とは思えないようなモノ」を見せつける。梅咲がコーナーに上るとデボラがデッドリードライブで投げ落とし、香藤がドロップキック。香藤の逆エビ固めは夏実がカット。香藤はクロスボディで夏実と梅咲まとめてなぎ倒し、梅咲にカナディアンバックブリーカー。梅咲を投げ捨てるようにマットに叩きつけ、ボディプレス、ダイビングボディプレスと体格を活かして猛攻。夏実がムチでカットし、巧みにデボラと香藤の誤爆を誘う。アシストが光る夏実を場外に投げ落とした香藤。そこに梅咲が素早くカサドーラ。キックアウトした香藤を、リングに生還した夏実と協力して引きずりコーナー下に設置。夏実のリバーススプラッシュ、梅咲の梅スプラッシュを連続投下しスリーカウントを奪った。初タッグにして上々のコンビネーションを見せた2人の勝利だ。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子vs Himiko &マコトユマ

アミスタ大会は限定出場となっているジャガー横田。胆石症の手術後で療養中の井上京子が欠場となり、ジャガーが出陣。佐藤とのクライシスタッグで大暴れした。
Himikoとマコトは奇襲を仕掛けるが、ジャガーはあっという間にマコトを捕まえ、反則のオンパレードでいたぶる。普段はクールなマコトもたまらず大絶叫。今井レフェリーが必死に制止するも、ジャガーの暴走は収まらず。佐藤も加わり2人でマコトの顔面を踏みつけるクライシス。マコトはエルボー連打で佐藤をロープに押し込み、やっとHimikoにチェンジ。Himikoはリバースインディアンデスロックで足攻め。佐藤は低空ドロップキックを突き刺しジャガーにチェンジ。ジャガーにバックエルボー、ブルドッギングヘッドロック、ギロチンと果敢に攻めていくHimikoだったが、佐藤がおぼんで殴打。その姿を見たマコトは「おぼん使ってる!」とまたもや大絶叫。レフェリーがうるさいマコトを注意する隙にクライシスはパイプ椅子とおぼんで凶器攻撃。Himikoは大ダメージを受けてしまう…。追い討ちをかけるように佐藤がミサイルキック、Wアームスープレックス、ビクトル投げから膝十字と続けていく。古傷を抉られ悶えるHimiko。カットに飛び出したマコトをジャガーがあっさりと散らす。Himikoは川津掛けからHIGAMIクラッチに繋ぐが、ジャガーが蹴りを入れる。Himikoからタッチを受けたマコトは強化してきたドロップキックを連発。佐藤がサミング、ジャンピングニー、そして佐藤トランペットでフォールするとHimikoがカット。マコトがリフトで佐藤をコーナーに叩きつけ、Himikoがバックエルボー。Himikoが「ユマ、行け!」と対角に佐藤を振り、その勢いを利用してマコトが飛行機投げ。カウント2に終わり、佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチ。Himikoがカットし、2人はチェンジしたジャガーに立ち向かっていく。Wドロップキック、マコトのミサイルキック、Himikoのダイビングギロチンと猛攻。しかしこの若手軍の流れに水を差すのが佐藤のおぼんだ。クライシスが流れを取り戻し、若手軍の誤爆を誘う。マコトが懸命に反撃するも、ジャックナイフをエビ固めに切り返したジャガーが勝利。
マイクを持ったジャガーは「メインではディアナのシングル対決が…残念ながらディアナの選手ではないんですが、より強い選手がチャンピオンになるのが一番だと思う。応援してあげてください」と、メインイベントでベルトをかけて戦う尾﨑妹加と笹村あやめにエール。「京子が胆嚢を取る手術をしたもんですから、お休みになってしまいましたが、本人は至って元気です。もうすぐ顔を出せると思います。実は私も胆石がね…たっぷりと。でも痛くならないから、旦那に聞いたら痛くならないなら取らなくていいって。痛くなるのを待ちます。誰もが石あるかもよ。皆さんも気をつけて」と京子やファンの健康を気遣った。ジャガーさんも気をつけてくださいね!

第4試合 W.W.W.Dシングル選手権試合60分一本勝負
[王者]尾﨑妹加vs笹村あやめ[挑戦者]
※第18代王者 3回目の防衛戦

かっこよく、頭おかしく…新王者・笹村あやめ誕生!

梅咲遥を破って新王者に輝いた尾﨑妹加は、ななみ、Himikoからの防衛に成功。3人目の挑戦者として名乗りを挙げたのは2AWの笹村あやめ。両者の初対決となった10.25フューチャーサイトでの前哨戦は、王者が挑戦者から直接のピンフォール勝ちを収めている。敗れた笹村は、強気の姿勢を崩さず集合写真のど真ん中で笑顔のWピース。勝った尾﨑は険しい表情に…。いよいよ迎えたタイトルマッチ本番、最後に笑うのはどっちだ!
やはり握手には応じない笹村。ゴングが鳴ると手四つからの力比べ。そして見応えのあるグラウンドの攻防へ。緊張感のある両者の立ち上がりから、タックルでのぶつかり合いに。この均衡を破ったのは笹村!尾﨑の足を引いて場外に引きずり落とし、乱闘勃発!観客の目の前で激しくエルボーを打ち合う。渾身の一撃で観客の度肝を抜き、笹村がリード。尾﨑をリングに投げ入れ、スリーパーに捕らえる。ここで尾﨑の怪力が炸裂。尾﨑はそのまま立ち上がり後方に倒れ、笹村をマットに叩きつける。尾﨑が笹村の顔面を踏みつけると、笹村も同じくやり返す。尾﨑はエルボー連打から逆エビ固め。笹村がロープに手を伸ばすと、低空ドロップキックで場外に蹴落とす。尾﨑は笹村が戻るのをリングで静かに待つ。笹村がリングに上がると、ストンピングで何度も何度も踏みつける。笹村がエルボーを打てば尾﨑はタックル。笹村がフロントネックで絞め落としにかかると、またも尾﨑は立ち上がる。笹村を力ずくでコーナーに叩きつける。突進してくる尾﨑をブーツで迎撃した笹村が鮮やかなブレーンバスターでフォール。カウントは2に終わる。尾﨑がアルゼンチンバックブリーカーで激しく揺さぶり、前方に投げ落とす。そしてセカンドロープからダイビングセントーンを投下し、カウントは2。ならばとトップロープからもセントーン発射。かわした笹村がジャーマンスープレックス。互いにラリアットを打ち合い、Wダウンに…。立ち上がった両者はエルボー合戦に。この殴り合いを制したのは尾﨑。マイカバスターを強烈に決めるも、笹村は肩を上げる。カウンターの笹団子は尾﨑がキックアウト。尾﨑がラリアットでフォールすると笹村が横十字に切り返し、これもカウントは2。尾﨑がもう一度剛腕を振り抜こうとするところを笹村が電光石火の笹団子!今度こそはがっちり押さえ込み、3カウント!大歓声の中、新王者誕生を告げるゴングが鳴った。黄金のベルトを巻きトロフィーを受け取った笹村は思わず涙。
「前哨戦で頭が爆発したくらいの技をかけられて…ちょっとヤバいかなって思ったけど、やっぱり私はこのベルトが欲しくて欲しくてたまらなかったので。妹加さん、戦うことができて本当に良かったです。ありがとうございました。いつでもタイトルマッチやるとか、スケジュール合えばやるとか、頭おかしいんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと頭おかしいくらい強くて、でも今日勝つことができて良かったです。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた笹村。尾﨑が手を差し伸べ、いよいよ握手…かと思いきやかわした尾﨑。「負けたら握手はナシなんでしょ、あやめ流だと」。握手してもらえなかった笹村はややトーンダウン。「あの、もう大丈夫なんで。お出口こちらになります」と退場を促す。今度は挑戦しにいくからな!と吐き捨て、前王者はお出口へ…。
「前チャンピオン、頭おかしかったから。私も頭おかしく防衛ロードを歩んでいきたい。スケジュールが合えば、いつでも。そういうカッコいいチャンピオンになっていけたら。所属は男子団体ですけど、ディアナ上がったときでも、他団体でもいいし。カッコいいもんね。いつでも誰とでも…」と、笹村が理想の王者像を語ったところでリングに姿を現したのは、梅咲遥!「私以外の選手がそのベルトかけて戦ってるのを見るのは、もう我慢の限界。ディアナの絶対センターとして、そのベルトを年内には取り返したいと思ってたので。ぜひ梅咲遥に挑戦させてください」と挑戦表明。尾﨑に敗れ、“休憩”を言い渡されていた梅咲だったが、やはり虎視眈々とベルト奪回を狙っていたようだ。外的同士のタイトルマッチをセコンドとして見届け、いてもたってもいられず絶対センター再始動!いつでも誰とでも、と頭おかしい防衛ロードをぶち上げた笹村はもちろん「いいよ」。「私、千葉の人間なので…来週17日、2AWスクエア。私、川崎に乗り込んできたんで。センターも乗り込んできてよ」と、早くも防衛戦の日時が決定!笹村が所属する団体・2AWの道場マッチにて行うことに。戴冠から防衛戦まで1週間というかつてないスピード感にファンはどよめく。笹村は「前回このベルト挑戦したときに、ベルト獲ったらちょちょたんにチューさせてって言ったんですけど。負けたし、チューできなかったんですけど。今回はベルトとちょちょのチューをかけて」と、2.11新木場でのタイトルマッチを振り返る。梅咲はチューをかけることにも「やってやるよ」と合意。王者と挑戦者の立場が入れ替わり、梅咲にとってはベルト奪回と唇防衛に向けての戦いが始まった。

【試合結果】2024年11月3日(日)台湾大会

会場:台湾 NTW(新台湾プロレス)道場
観衆:150名(超満員)
※ウナギ・サヤカ選手の負傷欠場により対戦カードが変更になりました。

第1試合 シングルマッチ 15分一本勝負
マコトユマVS炎華  

第2試合  シングルマッチ 15分一本勝負
デボラK vs 香藤満月

第3試合 NTW提供試合 タッグマッチ20分一本勝負
Lucifer&Alex Cool vs Rekka&TJ

第4試合 セミファイナル  タッグマッチ20分一本勝負 
梅咲遥&佐藤綾子 vs Himiko &世羅りさ

第5試合 メインイベント タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&ジャガー横田VSななみ&シャンシャン

【試合結果】2024年10月27日(日)アミスタ大会vol.71

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs NENE

まずはロックアップで力比べ、そしてグラウンドの攻防。150センチ33キロのNENEはやはり苦戦し、Himikoがリードしていく。ドロップキック、低空ドロップキックを連発して反撃するNENE。Himikoは「もっと来いよ」とNENEの闘志を煽る。NENEがコーナーから飛び付いてのスリーパーや丸め込みで次々に攻めていくが、Himikoがギロチンを投下。NENEはキックアウトし、コーナーに上ったHimikoの古傷である膝を集中攻撃。思わずコーナーから降りたHimikoにクロスボディを連続で浴びせるもカウントは2。Himikoはリバースインディアンデスロックで強烈な膝攻め。足をロックしたままフェイスロックでぐいぐい絞り、この変形STFでギブアップを奪った。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&柊くるみvsマコトユマ&炎華

まずはななみとマコトのディアナ対決。ロックアップからななみがマコトをロープに押し込む。ななみが柊にタッチを求めると、後ろから近づいたマコトがスクールボーイ。炎華との「TKDJ」コンビでの連携攻撃を決める。ななみはサーフボードストレッチで腰攻め、ボディアタックを一発お見舞いして柊にタッチ。柊は炎華にフットスタンプ、超急角度逆エビ固めで容赦ない攻め。観客に向けて笑顔でWピースしてみせた。余裕の柊に炎華は渾身のエルボー。クロスボディは捕まったもののDDTに切り返し、マコトにチェンジ。柊はマコトにもフットスタンプ。マコトは苦しみながらも立ち上がり、ドロップキック連発。炎華とのWドロップキックや、初披露のミサイルキックで流れをつくって炎華にチェンジ。炎華もミサイルキック、コーナーから飛び付いてのティヘラやSTFと猛攻。しかし柊はブレーンバスターを豪快に決め、ローリングセントーンをお見舞い。替わったななみはスペースローリングエルボーをキックで迎撃し、力強いエルボーを打つ。炎華もエルボーを打つち観客の度肝を抜くが、ななみがさらに上回ってみせる。炎華はプランチャ発射、がむしゃらにエルボー連発、今度こそのスペースローリングエルボーでマコトにチェンジ。マコトの飛行機投げは持ちこたえたななみ。するとマコトがスパインバスターに切り替え、足のクラッチを離さず逆エビ固めに。炎華を振りほどいて柊がカットに入るが、今井レフェリーが見てない隙にTKDJが連携攻撃。このフォールをカウント2で返したななみは胴締めスリーパーでマコトをギブアップ寸前まで追い込む。ロープに逃げたマコトにダイビングボディプレス発射準備のななみ。またもレフェリーの目を盗んで炎華が飛び出し、発射阻止。マコトが今度こそレインメーカー式の飛行機投げ、ジャックナイフを決めるが柊のカットが間に合う。柊のトラースキック、ななみのダイビングボディプレスを連続で受けても肩を上げるマコト。ノーザンライトスープレックスは炎華がカットしカウント2。柊が炎華を投げ飛ばし、ななみがもう一度ダイビングボディプレスを投下し勝負を決めた。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 世羅りさ

世羅はコーナーにもたれかかったままデボラの握手を拒否。するとデボラがボディアタックで突撃し、タックルのぶつかり合いに。世羅を捕まえたデボラはコーナー上での極楽固め。反則カウント4で解いたデボラに世羅は張り手を見舞い、デッドリードライブで投げ落とす。さらに顔面に蹴りを入れて煽ると、デボラも「来いよ」と応戦。キレた世羅は張り手、デボラも張り手でやり返す。デボラをコーナーに追い込んだ世羅はデボラの顔面を踏みつける。まるで喧嘩のような攻防に。「やり返せよ」と両腕を広げる世羅にデボラは意表を突いてスクールボーイ。キックアウトされると今度はスリーパーで捕まえるデボラ。しかし世羅の足があっさりとロープに届いてしまう。クロスフェイスロックも難なくロープに逃げた世羅はエルボーを打ちまくり「来いよ」「もっと来いよ」余裕の表情。しかしデボラが力のこもったエルボーを打つと次第に表情が歪み、「痛ぇー!」。変形の極楽固めを振りほどいた世羅はランニングWニーで両膝を突き刺す。リバースニードロップをかわしたデボラはもう一度極楽固めで捕まえる。これもエスケープした世羅はバックフリップの構えを花夢の山に切り返し、そのまま変形のゆりかもめに移行。がっちり固められたデボラはレフェリーにギブアップを告げる他なかった。勝った世羅に笑顔はなく、無言でリングをあとにする。世羅はこのフィニッシュ技に「セラミックロック」と新たに名付けた。11.3台湾ではタッグを組む2人だが…一体どうなる?!

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs佐藤綾子&香藤満月

香藤と梅咲が先発するが、梅咲の背後から佐藤がキック!いきなりのW攻撃で梅咲を捕まえる。梅咲は低空ドロップキックを突き刺し、弓矢固め…だが重い香藤はなかなか上がらず。京子が手伝ってなんとか上がるが、梅咲の膝にもダメージ。ふらつきながら赤コーナーに帰還し、京子にチェンジ。京子は「遥をいじめたなこの野郎」と、いじめてはいない香藤を捕まえヘアホイップでぶん投げる。京子がキャメルクラッチで絞ると、香藤は噛み付き。キレた京子はグーで殴るが、さすがにレフェリーが制止。香藤をコーナーに連行し、京子から梅咲にチェンジ。香藤は95キロの体を浴びせ、佐藤にチェンジ。佐藤は香藤のお返しとばかりにキャメルクラッチ。梅咲は佐藤の髪を引っ張り、太股に肘を入れて脱出。ヘッドシザーズホイップに低空ドロップキックを続け、京子にチェンジ。佐藤は京子をコーナーに押し込み香藤にチェンジ。しかし京子が香藤の顔面を鷲掴み。ヘビー級の2人はタックルのぶつかり合いになり、やはり京子に軍配。吹っ飛んだ香藤だが、すぐさま立ち上がってタックル。京子を倒し、ボディプレスとセントーンを投下。香藤からタッチを受けた佐藤はジャンピングニー。ミサイルキックをかわされると香藤を呼び込みトレイン攻撃。2人がかりで京子に向かっていくが、京子はラリアットで迎撃。京子は佐藤にもう一発ラリアットをお見舞いし「頼んだ!遥いけー!」と梅咲に試合を託す。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスターで佐藤をマットに叩きつける。佐藤は顔面蹴りやWアームスープレックス、おぼんの達人、佐藤トランペットと畳み掛け、香藤にチェンジ。香藤は佐藤をおんぶして合体ボディプレス。キックアウトした梅咲はこちらも京子との合体キックで対抗。梅スプラッシュでフォールした梅咲をおぼんで殴打した佐藤。佐藤がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす。京子のナイスアシストで大チャンスの梅咲。強引に香藤を丸め込んで勝負を決めた。
勝った梅咲は「京子さんの石が…暴れなかったみたいです。よかった」と安堵の笑顔。「ディアナはたくさん人が増えたので、安心して手術に臨んでほしいです。私達はリングで頑張って戦います」と胆石症の手術が決まっている京子を気遣った。稀代の天才レスラー・井上京子なら、きっと石にも打ち勝ってくれるはずだ。