【試合結果】2023年11月26日(日) アミスタ大会Vol.46

第46回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月10日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&デボラK vs 本間多恵&尾﨑妹加

本間、マドレーヌとの対戦を楽しみながら笑顔で勝利


マドレーヌ&●デボラK(16分15秒 T-Control)本間多恵○&尾﨑妹加

マドレーヌの「今日は寒いから元気に声だしていきましょう」の言葉通り、SPiCEAPがマドレーヌをロープに貼り付けシャッターチャンスを作るなど賑やかな展開に。本間はディアナ所属もあと1ヶ月となったマドレーヌに「マドレーヌと一戦一戦を楽しみたいと思います」とグーパンチ連発!明るく楽しい試合も次第に白熱し、尾﨑とデボラのタックル合戦に客席からは歓声が沸く。マドレーヌが腕十字から三角絞めとMMA仕込みのテクニックを披露すると、尾﨑はウェイトリフティング仕込みの怪力でマドレーヌを持ち上げマットに叩きつける。本間とマドレーヌの関節の取り合いは互角の展開に。本間のTAEロックをエスケープしたマドレーヌは飛び越えフェイスバスターでデボラにチェンジ。デボラの極楽固めは尾﨑がカット。マドレーヌとデボラがWドロップキックを打つもカウント2。尾﨑のスパインバスター、本間のジャックナイフの連携はなんとか返し、得意のエルボー合戦に持ち込むデボラ。打撃はデボラに軍配も、タッグワークはやはりSPiCEAPが一枚も二枚も上手。尾﨑がラリアットで2人まとめて薙ぎ倒し、マドレーヌを押さえる。その隙に本間のT-Controlでギブアップを奪う。試合後はマドレーヌが「退団してからもよろしくお願します」と深々と頭を下げ、本間は「どうしよっかな?」と冗談を交えながらも「最後までマドレーヌの応援よろしくお願いします」と観客にアピール。笑顔でリングを下りた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
井上京子vsマコトユマ

厚く高い壁…マコト、試練の一戦

○井上京子(4分53秒 体固め)マコトユマ●
※ラリアット

「あかゆ」を訪れ京子に入門を直訴し、練習を重ね10.8後楽園でデビューしたマコト。デビューから2ヶ月の弱で早くも京子とのシングルマッチを迎えた。力比べは京子が圧倒。マコトをあっさりロープに押し込む。マコトは連続エルボー、連続ドロップキックで果敢に立ち向かう。受けきった京子はタックル一撃でマコトを倒し、逆エビ固め。京子は重い腰をしっかりと落とし、悶え苦しむマコト。何とかロープに手が届き、マコトはがむしゃらにエルボーを打つ。マコトの闘志を見定めるようにエルボーを受け続ける京子。観客の声援を背に走るマコトだったが、京子のラリアットが炸裂!強烈な一撃を被弾したマコトの肩は上がらず、わずか5分の決着となった。京子は涙を滲ませるマコトを笑顔で抱き締め、リングを下りていった。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子 vs Himiko&香藤満月

クライシス大暴走!香藤、トラウマ級試練の一戦

○ジャガー横田&佐藤綾子(12分34秒 体固め)Himiko&香藤満月●
※浴びせ蹴り

ジャガーと佐藤のCRYSISが、Himikoと香藤の若手タッグを迎え撃つ!「このカード、もう結果が分かりきってるよね」とジャガーがハンディキャップマッチを提案するが、今井レフェリーに窘められ通常ルールで行うことに。早速ジャガーのやりたい放題の予感…。やはりCRYSISは奇襲をしかけ、Himikoをターゲットに。Himikoを捕まえた佐藤がジャガーにチェンジに行こうと背中を向けたところを後ろから反撃!佐藤を自コーナーへ連れていき香藤にチェンジするHimiko。香藤は大きな体を生かしたパワフルファイトを見せるが、そのお腹の肉を佐藤が両手でつまみあげると香藤はたまらず悶絶。佐藤からジャガーに替わり、デビュー2ヶ月の香藤がレジェンドのジャガーと対峙!香藤は気持ちを込めた豪快なエルボーで会場を沸かせ、ジャガーも驚きの表情。ジャガーもサミングや香藤の髪の毛を持って振り回すなど、今井レフェリーも思わず「全部ダメ」と全てを注意するほどやることなすこと反則だらけのラフファイト!なす術なく大絶叫する香藤に、佐藤も反則で痛め付ける。香藤はローンバトルが続くが、CRYSISの執拗な反則攻撃を耐え抜き、大きなお腹のボディアタックで佐藤を吹っ飛ばし、やっとHimikoにチェンジ。Himikoは串刺しエルボー、テンポ良いコーナーバンデーラからの巻き投げ、続けてクルスフィックスで絞り上げる。カットを伺うジャガーの気配を感じたHimikoは香藤に「押さえろ!」と叫ぶが、香藤はジャガーの眼光に怯み、手が出せず…。怖いジャガーとキレるHimiko、2人の先輩に挟まれリングを右往左往。「おい!ちゃんと押さえろ!」とHimikoが怒鳴ると香藤はコーナーで唸り声を上げながらうずくまる。佐藤はミサイルキックでHimikoを吹っ飛ばし、ジャガーにチェンジ。ジャガーとHimikoのマッチアップは2人とも50歳オーバーとは思えない激しさ。Himikoがブルドッぎングヘッドロックで追い込み、セカンドコーナーに登ると、ジャガーが雪崩式ブレーンバスター。キックアウトしたHimikoはエルボー連発でジャガーを自コーナーに追い込み、香藤とのダブル攻撃で会場を沸かせるが、佐藤のおぼんを被弾。ここから両チームが入り乱れ、やはり若手チームがCRYSISの反則攻撃の餌食に…。「休むときに使うだけ」と豪語しリングに持ち込んだパイプ椅子はやはり凶器!椅子やおぼんを自在に操り大暴れのCRYSIS。ジャガーはHimikoとは違い新人の香藤に対しては小突く程度に留める優しさを垣間見せたが、勝負は非情。セカンドコーナーからの浴びせ蹴り「ジャガーカッター」を香藤に投下しスリーカウント。香藤にとってはトラウマ級の試練となった。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&美蘭 vs ウナギ・サヤカ&ななみ

梅咲、二度目の防衛戦の相手は…ウナギ?

梅咲遥&●美蘭(13分55秒 片エビ固め)ウナギ・サヤカ○&ななみ
※城門突破

ウナギ快勝で1.28カルッツかわさき参戦決定一番乗り!さらに梅咲への挑戦も表明した。
昨秋のJTO参戦を皮切りに「ギャン期」に突入、以降マット界を大爆走中のウナギがアミスタに初見参。見事な勝利で今後もディアナマットで大暴れの予感だ。
11.5サムライTVファン感謝祭の6人タッグで火花を散らし、シングル戦の機運が高まった2人が早くも再びの激突。4.28後楽園でW.W.W.Dシングルベルトを奪取し、バックステージコメントでは対戦したい相手としてウナギの名前も挙げていた梅咲だが、両者の過去の対戦はいずれもタッグ。梅咲は14歳の美蘭を、ウナギは名古屋大会でもタッグを組んだななみをそれぞれパートナーに引き連れ登場。ウナギは握手を拒否し「梅咲出てこいよ」と挑発。しかし先発に名乗りを上げたのは美蘭。これに不満げなウナギはななみをリングに送り出し、まずはディアナの10代対決となった。急成長中の2人はハイスピードな攻防を展開。ななみが先輩らしくリードし、美蘭を捕まえたままウナギにチェンジ。ウナギと美蘭の初遭遇はウナギが容赦なく攻めていき、ななみとのチームワークも上々。美蘭は打点の高いドロップキックを連発し、「もっと来い」と煽るななみに三角跳びプランチャやスイングDDTなど高い身体能力を存分に発揮。さらに梅咲を発射台にしての合体ムーンサルトを披露。そこに梅咲がフットスタンプを投下し、ななみは苦悶。ななみは負けじと得意のタックルで梅咲を吹っ飛ばし、いよいよウナギにチェンジ。注目のマッチアップはまずウナギがギロチンや大ふへん固めで猛攻。大きく体を反らせ悶える梅咲を美蘭が救出。今度は梅咲がランニングネックブリーカー、ドロップキック、ミサイルキックで反撃。ウナギのブレーンバスターを食らってもフォールを許さずすぐさま立ち上がり、同じくブレーンバスターでぶん投げる梅咲。激しいエルボー合戦は鈍い音を鳴らした梅咲に軍配。ウナギの胸板に重いエルボーを連続で打ち、さらに追撃を狙う梅咲にななみのノーザンライトスープレックスがカウンターで決まる。この好アシストからウナギがスライディングTANAKA!リングで大の字に倒れた梅咲を美蘭のカットが救う。梅咲はキューティースペシャルから美蘭にチェンジ。連続丸め込みでウナギをニアフォールに追い込む美蘭。しかしコーナーに上ったところをななみに捕まり、ななみのボディプレス、ウナギのギロチンを連続で浴びてしまう。梅咲がななみを蹴落とし、再び美蘭がウナギに立ち向かう。持ち味であるスピードを活かす美蘭を、ウナギはビッグブーツで迎撃!続く城門突破に美蘭はピクリとも動けず。梅咲が必死に美蘭を呼ぶが、あえなくスリーカウントを聞いた。ウナギのテーマ曲が流れる中、梅咲はウナギに鋭い視線を送る。マイクを持ったウナギは「チャンピオンにお尋ねしたいんですけど…ベルト獲ったの何月でしたっけ?4月だよね?防衛戦は何回した?1回だよね?おい井上京子!それでいいのか?!そのベルト、だいぶ寂しい思いしてるんじゃないかな。私が巻いたらアメリカにもスペインにも、きっともっと色んな国、そして色んな団体に連れていってあげられるんじゃないかと思うんだけど。どうかな?」。対する梅咲は「今ウナギさんが言ったこと、みんなが思っていることだと思います。でも1回1回の防衛戦を大切にしたいし、防衛戦の相手から良いものを吸収したいと思ってベルトを巻いてる。防衛戦が1回しかできてないのは自分の責任でもある。ウナギさんとやって、発言力や発信力を吸収できたらなって思います。1月28日はスケジュールどうなんですか?」と来年のカルッツかわさき大会への参戦を要求。ウナギは「モノによっては空けてやる」とW.W.W.Dシングルタイトルを懸けることを条件に参戦受諾。梅咲は会社の判断に任せるとした。「これをそう簡単に吸収させないし、お前が防衛することもない。おい、井上京子!ちゃんと組めよ」と釘を刺すウナギ。なお、その「会社の判断」はウナギ参戦決定としながらも対戦カードは決定に至らず。タイトルマッチの正式決定が待たれる。ここでななみが律儀に挙手し、「ちょっといいですか?今日は久々にウナギさんと組めて嬉しいです。試合にも勝って、今日叶えたいことがあるんです。話題になってる自主興行、開催おめでとうございます!まだカード決まってないんですよね?今日、勝ったんで…自分、いいですか?試合、組ませてもらっても…」と1.7ウナギ・サヤカ自主興行への参戦立候補。「組ませてもらっても?出たいってことね?おい井上京子!お前んとこの奴、日本語ヘンだろ!でもななみがこんなこと言うの、お母さん嬉しいわ。ななみには出てもらいたいと思ってたし、自分の口から言ってもらえると思わなかった。いいよ。じゃあ梅咲遥、お前も出るだろ。後輩がこうやって発言してるのに、会社が決めますとか言ってんじゃねーよ。出たいとかやらせろとか言えよ」と、煮え切らない梅咲と控え室の京子にも度々苦言を呈しつつ、ななみの参戦を快諾。梅咲は「会社が決めるんで」の一言で態度を保留したが、会社から許可が下り、梅咲も渋々ながら?ウナギ自主興行参戦が決定。梅咲とウナギの今後に大注目だ。

【試合結果】2023年11月24日(金)フューチャーサイトvol.14

第14回フューチャーサイト、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月8日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&マコトユマ vs 田中きずな&炎華

全員10代のフレッシュファイト!

美蘭&●マコトユマ(10分41秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)田中きずな&炎華○

第一試合はフューチャーサイトらしいディアナとWAVEの10代対決。このカードで最年少かつ一番先輩の美蘭が炎華とハイスピードな攻防を見せれば、関節技を武器とする田中にデビュー2ヶ月にも満たないマコトが気迫で立ち向かっていく。田中は得意の腕十字で美蘭をギブアップ寸前に追い込み、追撃のミサイルキック。ここからWAVEコンビは猛攻開始!炎華の連続ドロップキック、スペースローリングエルボー、STFに苦しむ美蘭。619からマコトにチェンジし、マコトは飛行機投げや丸め込みでフォールするがカウント2。ならばと美蘭のライオンサルト、マコトのボディスラムで連続攻撃。しかしこれも3カウントは許さない炎華。マコトのバックを取り、ジャパニーズレッグロールクラッチで勝負を決めた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 真琴

真琴へ感謝のシングルマッチ

●デボラK(10分3秒 スクールボーイ)真琴○

プロレス復帰前に真琴の試合を観戦し、女子プロレスの魅力を改めて感じたと明かしたデボラ。そのデボラは自慢のパワーで押す。対する真琴はレフェリーの目を盗んで反則攻撃。デボラの怪力に手こずる様子も見せたが、デボラの顔面に背中にと多彩な蹴りで真琴優位の展開に。真琴はデスバレーを狙うがデボラの体は上がらず。逆に真琴を担いだデボラがバックフリップ。追撃の極楽固めでしつこく絞るデボラを振り払った真琴。クルリと丸め込んで勝利を掻っ攫った。 

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&網倉理奈 vs Himiko&香藤満月

「にじゅうまる」絆深まる大熱戦

○ななみ&網倉理奈(18分2秒 片エビ固め)Himiko&香藤満月●
※ダイビングボディプレス

タッグ力強化中のにじゅうまる。いつかベルトに挑戦する日まで、着々と実績を積み重ねていきたいところだ。先発を買って出たななみだが、香藤との押し合いにやや苦戦。網倉が加勢するが、香藤は持ち前のパワーで2人を吹っ飛ばす。ここから勢いに乗りたい香藤とHimikoだったが連携は失敗し、にじゅうまるがお返しのボディアタック!続けてにじゅうまる合体わー!プレスを狙ったがこれは回避。逆に香藤と51歳・Himikoの「ごじゅうまる」ワー!プレスでななみをフォール。思わぬ合体攻撃に困惑した網倉のカットが何とか間に合う。香藤は体格を存分に生かしたファイトでななみに立ち向かっていく。ななみのヘアホイップを持ちこたえ、しっかり腰を落とした逆片エビ固めで反撃。ロープに逃げたななみはエルボーを連発し、香藤をコーナーへ押し込む。ボディアタックをお見舞いし、優勢のまま網倉にチェンジ。網倉は香藤にタックル合戦を挑むが、95キロの香藤は倒れない。「何で?!」と驚きを隠せない網倉。パワフルファイトを持ち味とする網倉のタックルを堪えた香藤は雄叫び!ならばと網倉はボディアタックやボディプレスで攻めまくる。疲れの見える香藤に、Himikoが助太刀。ドロップキックを網倉に突き刺し、香藤にも叱咤激励のストンピング。Himikoの期待に応えるように香藤がボディプレス。カウントは2に終わり、Himikoにチェンジ。網倉をクルスフィクスで締め上げ、回転し横十字固め。さらにブルドッギングヘッドロックでしっかり存在感をアピール。しかし追撃のWアームは上がらず。にじゅうまるの合体攻撃の餌食に。勝負を決めたいななみのノーザンライトはHimikoが持ちこたえ、河津掛けからレッグシザーズネックロックへ流れるように繋ぐ。Wアーム卑弥バスターのフォールは網倉がカットし、再びななみと香藤のマッチアップに。重い香藤にななみのノーザンはやはり上がらず。残り5分を切り、両軍入り乱れる大混戦に。Himikoはカットに飛び出す網倉を捕まえたが、網倉が巧妙に誤爆を誘う。Himikoは香藤のボディプレスを食らってしまい、その上から網倉がセントーンを投下し、大ダメージ!網倉が作った大チャンスに、ななみが燃える!ボディアタックでリング中央に香藤を倒すと、コーナーからの大跳躍を見せ、ボディプレスで圧殺。18分の熱戦に終止符を打ち、網倉との絆もさらに深まった。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&笹村あやめ vs 佐藤綾子&マドレーヌ

梅咲&笹村、最初で最後の?タッグ結成

○梅咲遥&笹村あやめ(13分10秒 ジャーマンスープレックスホールド)佐藤綾子&マドレーヌ●

笹村とのシングル戦を熱望している梅咲。この日は対角…ではなく隣に立つことに。その対角には、佐藤とマドレーヌの「CRYSIS」。ヒールユニットのクライシスは凶器で奇襲!欠場明けの梅咲に的を絞り、いきなり猛攻開始。クライシスは佐藤がレフェリーの注意を引き、その隙にマドレーヌが凶器攻撃。梅咲はネックブリーカーやフットスタンプで反撃し、笹村にチェンジ。しかし笹村はボディスラム一発で梅咲にチェンジ。もう少し休みたかった(?)梅咲は渋々リングへ…。梅咲も一発で笹村にチェンジしお返し。笹村も再び一発で梅咲に無理矢理タッチし、休ませてもらえない梅咲は絶叫!闘いたい2人にタッグは無理なのか、やはり一発で威嚇まじりにチェンジ。梅咲と笹村に巻き込まれる形でボディスラムを受けまくったマドレーヌは、ようやく笹村との打撃合戦に。マドレーヌの鋭いキックに笹村は重いエルボーを返していく。マドレーヌは後転倒立から2回転ヘッドシザーズホイップへ繋ぐ。「グルグルホイップ」で笹村を投げ、佐藤へ。佐藤はWアームスープレックスやミサイルキックに、レフェリーがマドレーヌに気を取られるうちにおぼん攻撃も織り交ぜ、試合のペースをしっかり握る。笹村がジャーマンでぶん投げれば、佐藤は佐藤トランペットをお返し。それぞれパートナーにチェンジし、梅咲とマドレーヌの同期対決に。マドレーヌは退団前に新技・飛び越えフェイスバスターを披露。バタバタアームロック(仮)、フェイマサーと畳み掛けていく。梅咲はカウンターのキューティースペシャルからミサイルキック、トドメのジャーマンを狙う。しかしマドレーヌが丸め込みに切り返し、怒涛の丸め込みの応酬へ。佐藤の好アシストも僅かに肩を上げた梅咲はアメジストクロスで鮮やかなブリッジ。これでも決まらず、笹村のフットスタンプ、梅咲の梅スプラッシュを連続投下しても佐藤がおぼんで頭部を殴打してカット。笹村はお返しとばかりにおぼんで佐藤を攻撃。佐藤がリング下に落ちていき、梅咲が必殺ジャーマンでディアナ所属もあと1ヶ月となった同期を葬った。見事に好機を演出した笹村は、佐藤のおぼんを持って笑顔でアピール。その姿を見て、おぼんでのカットを笹村の仕業と勘違いした梅咲は「最後絶対こいつだ。やったでしょ」と疑いの目を向ける…。アピールが思わぬ形であだとなった笹村。セコンド陣も観客も何故か誰も証言せず、梅咲は「ほら、みんな静かだもん」。笹村の必死の弁明もむなしく疑惑は晴れぬまま大会が終了。2人のシングル対決への機運が高まった?

会場限定・お知らせコーナー

アミスタ大会ではおなじみのおしらせコーナーでは、今後のフューチャーサイトに関して重大発表!「全女」時代を知るベテラン・佐藤綾子とデボラKは12月22日の大会をもってフューチャーサイトを卒業。
そして年明け、1月6日はフューチャーサイトを昼夜で2大会開催し、若手王座を新設する。現時点での発表は以下の通り。初代王者決定の瞬間、お見逃しなく!
◆1月6日のフューチャーサイト昼夜2興行(13:00~、19:00~)アミスタ大会でトーナメント一回戦から決勝まで行い、この日で初代王者が決定
◆トーナメント参加資格は25歳以下、またはキャリア3年未満
◆参加決定選手:ななみ、Himiko、美蘭、マコトユマ、香藤満月、田中きずな、炎華

フューチャー卒業の佐藤 引退じゃないから安心してね

【試合結果】2023年11月12日(日)アミスタ大会vol.45

第45回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月26日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 
Himiko&マコトユマvsマドレーヌ&香藤満月

香藤満月、自力初勝利を目指せ!

 Himiko&●マコトユマ  (15分5秒 体固め)マドレーヌ○&香藤満月
※フェイマサー

10.8後楽園でデビューしたマコトと香藤が、それぞれデビュー戦での相手とタッグを結成。2人のルーキーがそれぞれ先発を志願し、いきなりエルボーの打ち合いに!レフェリーの制止もきかず、互いの意地がぶつかり会う。香藤は体格を生かしパワーで押し、マコトはレスリング経験で培った投げや関節技で勝負し互角の戦いに。香藤はHimikoの厳しい攻めも自力で返していき、マコトはマドレーヌのエルボーやドロップキックを連続で受けるがカウント1で肩を上げてみせる。再びのルーキー対決は白熱。マコトが気迫のエルボーを打つと、香藤も力強いエルボーで鈍い音を鳴らし、観客の度肝を抜いた。マコトは思わず「痛い!」と絶叫しながらも反撃。カウンターの飛行機投げはカウント2。替わったHimikoはレッグシザーズネックロックで香藤をギブアップ寸前に追い込む。ここでマドレーヌが「満月、頑張れ!」と激励のカット。しかしHimikoの逆片エビ固めで再び窮地に。マドレーヌのカットに頼らず、なんとかロープに手を伸ばした香藤。大きなお腹でHimikoを吹っ飛ばし、95キロのボディプレスで香藤も反撃。香藤のタッチを受け、マドレーヌはロンダートバックエルボーや後転倒立ヘッドシザーズホイップで攻める。対するHimikoはブルドッギングヘッドロック、Wアーム卑弥バスターでチャンスを作り、マコトにチェンジ。マコトはHimikoのアシストを受けながら丸め込み連発。しかしマドレーヌは肩を上げ、強烈なミドルキックをお見舞い。悶えるマコトに、マドレーヌはトドメのフェイマサーを投下。香藤が必死でHimikoを押さえる中、スリーカウントが入る。しっかり勝利に貢献した香藤は、自力勝利を目指す!

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 
ななみ&網倉理奈vsデボラK&尾﨑妹加

力を合わせて勝利のにじゅうまる!

 ○ななみ&網倉理奈(13分29秒 ノーザンライトスープレックスホールド)デボラK●&尾﨑妹加

タッグトーナメントでは準決勝で敗れたが、まだまだ諦めずにタッグベルトを狙う「にじゅうまる」の2人がこの日も登場!ななみとデボラのロックアップに、それぞれ網倉と尾﨑も加勢。尾﨑の怪力でロープに押し込まれたにじゅうまる。しかしにじゅうまるはデボラを捕まえ、タッグワークで試合のペースを握る。防戦一方のデボラを見かねた尾﨑が飛び出し、4人のタックル合戦に。網倉を吹っ飛ばし、やっとローンバトルを抜け出したデボラは尾﨑にチェンジ。尾﨑は網倉とのパワフルファイトで会場を盛り上げる。網倉に替わったななみも尾﨑のパワーの餌食に。アルゼンチンバックブリーカーに苦しむななみを網倉が救出。再び尾﨑からデボラに替わり、極楽固め。これも網倉がカットし、網倉のセントーンとななみのボディプレスを連続投下。尾﨑がカットに入るが、網倉は尾﨑をパワースラムで排除し、ななみの勝利をお膳立て。網倉の好アシストを受け、ななみがノーザンライトスープレックスで試合を決めた。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&長谷川美子vsジャガー横田&佐藤綾子 
※梅咲遥が発熱のため欠場。対戦カード変更

佐藤&ジャガー「クライシス」大暴れ!初参戦の長谷川はクライシス流の手荒い歓迎に撃沈…

井上京子&●長谷川美子(14分50秒 佐藤トランペット)ジャガー横田&佐藤綾子○

YuuRIリアラに続くガンバレ☆女子からの刺客・長谷川美子がディアナ初登場。梅咲とのシングルが予定されていたが、梅咲が発熱のため欠場。急遽、ジャガー・京子・佐藤の3WAYに長谷川が組み込まれる形となった。その長谷川が威勢よく先発を買って出たが、佐藤&中森の挑戦を受けることが決まっている京子は「まず待ってろ」と制止し、京子と佐藤のマッチアップで試合開始。佐藤が手四つで京子を誘い込んだところにジャガーが後ろから奇襲。CRYSISは連携攻撃を試みるが、京子はいきなりダブルラリアットで2人を吹っ飛ばす。佐藤を捕まえヘアー投げからの”お決まり”のお尻グリグリ攻撃。さらに佐藤のお盆を敵コーナーから素早く奪い取り威嚇する京子。今井レフェリーに注意されると、お盆を笠に見たて山形の「花笠音頭」を踊りCRYSISチームを撹乱。さらに佐藤のお株を奪う噛みつき攻撃から長谷川にチェンジ。ディアナ初参戦の長谷川は勢い良くドロップキック。必死に食らいついていくが、CRYSISチームの老獪な試合運びにローンバトルを強いられ、執拗な反則攻撃に打つ手のない長谷川。ジャガーがDDTに続けてパイルドライバーを狙ったところを、やっと京子が救出しチェンジ。鬱憤の溜まっていた京子は怒り爆発!ジャガーのコブラツイストも勢いで振り払い、まさに無双状態の京子。ナイアガラの構えを佐藤がカットに飛び出すが、佐藤&ジャガー諸共ラリアットでなぎ倒す。ジャガーを宣言通りのナイアガラドライバーでマットに叩きつけるが、佐藤がカットに入る。もう一発を狙うも、ジャガーが華麗なウラカンラナに切り返す。タッチを受けた佐藤は京子相手にお盆を脳天に振り下ろし、高速で丸め込むがカウントは2。京子は佐藤に強烈なカウンターラリアットを決め、長谷川にチェンジ。ドロップキック連発から京子を呼び込む長谷川だが、佐藤が誤爆を誘う。この隙に佐藤がセカンドミサイルキックを放ち、間髪いれずにダブルアームスープレックスを決めるが長谷川はカウント2で返す。ならばとコーナーに上った佐藤を追いかけた京子は、雪崩式ブレーンバスターで佐藤をぶん投げ強烈アシスト。京子が「乗れ!」と叫び、長谷川がフォールに。佐藤の肩がカウント2で上がるが、再び京子がラリアットで援護射撃。しかし長谷川の追撃ボディプレスはカウント2。粘る長谷川はエルボーの連発で気迫を見せるが、百戦錬磨のCRYSISには敵わず。CRYSISは凶器攻撃で長谷川と京子を分断し、佐藤の変形フィッシャーマンズスープレックス「佐藤トランペット」でフィニッシュ。京子からの直接勝利はならなかったものの、タッグベルト奪回に向けて幸先よく白星を挙げた。佐藤のテーマ曲が流れる中、やりたい放題のCRYSISに京子は大クレーム。意に介さない様子の佐藤は「長谷川選手、初参戦でいきなりこのメンバーっていうのは酷ですね」とCRYSISの洗礼を受けた長谷川を慮り(?)ながら、12月15日にアミスタで開催する佐藤綾子プロデュース・CRYSIS興行をしっかり告知した。

【試合結果】2023年11月3日(金・祝)佐藤綾子凱旋!山形県庄内町大会

佐藤綾子凱旋大会、応援ありがとうございました!278名(満員)のお客様にお集まりいただきました。この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月5日12時(予定)から11月19日23時59分までご覧いただけます。


第1試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]


[綾華]佐藤綾子&○中森華子(10分20秒 雁之助クラッチ)本間多恵&尾﨑妹加●[SPiCEAP]
※綾華がトーナメント決勝進出

佐藤綾子凱旋・山形県庄内町興行、第一試合から早速佐藤の登場!山形県南陽市大会ではタッグベルトを賭けて戦った両軍がトーナメント準決勝で激突!佐藤は「W井上には勝つまでやる」と意気込み、トーナメント優勝を誓う。10.29PURE-Jでデイリースポーツ認定タッグを中森と共に防衛した佐藤は地元のファンにベルト姿を披露。試合が始まると早速、SPiCEAPが猛攻開始!捕まる佐藤はドロップキックで反撃し、尾﨑を蹴落とし中森を呼び込む。ここからは綾華が本間に集中砲火。中森の多彩な蹴りが次々と本間にヒット。本間もぶら下がり腕十字やワキ固めなど得意のサブミッションで攻める。中森からのタッチを受けた佐藤は本間の顔面にキックを繰り出すが、本間はそれをキャッチしアンクルホールドに切り返す。本間は佐藤のエスケープをなかなか許さない。なんとか逃げた佐藤だったが、今度は尾﨑のラリアット連発を受ける。佐藤はおぼん攻撃で形勢逆転し、中森へ繋ぐ。中森の鋭いハイキックが尾﨑の顔面を捉え、綾華のサンドイッチ式ニーアタックで挟み撃ちに。追撃のシャイニングフラワーはカウント2。尾﨑はウェイトリフティング仕込みの怪力で中森をアルゼンチンで担ぎ上げる。佐藤がカットに入るが、尾﨑はラリアットで薙ぎ倒す。尾﨑がマイカバスターの構えに入ると、これも佐藤が阻止。SPiCEAPが抜群の連携を見せると綾華もすぐさまカット。本間が佐藤をリング外へ落とし、中森と尾﨑の一騎討ちへ。尾﨑のラリアットをキックアウトした中森は、もう一発を狙った尾﨑の腕を取り、素早く雁之介クラッチで丸め込む。レフェリーがマットを3回叩き、綾華がトーナメント決勝進出決定!W井上へのリベンジマッチまであと1勝となった。

第2試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS ななみ&網倉理奈[にじゅうまる]

[ルミナス]梅咲遥&○高瀬みゆき(13分48秒 ラ・マヒストラル)ななみ&網倉理奈●[にじゅうまる]
※ルミナスがトーナメント決勝進出

もう一つの準決勝ではにじゅうまるとルミナスが激闘!一回戦を突破したにじゅうまるは、敗れた美蘭&笹村の思いも背負って戦いたいと語る。対するルミナスは過去3度W.W.W.Dタッグを戴冠しており、シード枠での登場だ。試合開始早々、ルミナスがにじゅうまるを分断し、ななみに襲いかかる。ななみもダイヤル固めで反撃。すると高瀬もダイヤル固めでお返しし、チェンジを受けた梅咲もドロップキックや弓矢固めでななみを捕まえ逃がさない。ローンバトルが続くななみは鋭いタックルで梅咲を倒し、やっと網倉が登場!網倉は体格を生かしたセントーンやカナディアンバックブリーカーなど、パワフルファイトで試合の流れを引き寄せ、ななみにチェンジ。ななみと梅咲の同期対決は白熱。梅咲がドロップキックを打てばななみはタックル。エルボー合戦は互角に。ななみがノーザンライトスープレックス、梅咲がジャーマンスープレックスをそれぞれ繰り出したところでWダウン状態に。両者なんとかパートナーにタッチし、試合を託された高瀬と網倉は互いに引かない逆水平チョップの打ち合い。網倉が空転プレス、高瀬がパワースラムと両者の意地がぶつかり合う。高瀬がコーナーに上るとななみがデッドリードライブで落とし、合体わー!プレスで押し潰す。これは梅咲がすかさずカット。ルミナスの合体攻撃にも怯まず立ち向かう網倉。高瀬にななみがボディプレス、網倉がセントーンを連続投下するも、高瀬のピンチには梅咲が飛び込む。網倉のフォールをカットした梅咲はカサドーラで網倉を転がす。梅咲が網倉クラッチを外すと今度は高瀬がラ・マヒストラルで丸め込む!ルミナスの流れるような連携が決まりスリーカウント!元王者の名に恥じない戦いぶりを見せ、メインイベントの決勝戦へ進出だ。

第3試合プロレスリングDEWA提供試合
6人タッグマッチ20分一本勝負
チェリーマン&YU-TA&からからますく VS ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド

チェリーマン&YU-TA&○からからますく(13分45秒 体固め) ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド●
※からからプレス

ディアナ山形大会ではお馴染み、「プロレスリングDEWA」が南陽大会に続いて登場。東北で活動している6人は、佐藤の地元・庄内町の魅力を紹介しつつ、男子レスラーならではの迫力ファイトを展開。からからますくがからからプレス(ムーンサルトプレス)でメリー ザ キッドを圧殺。会場を大いに盛り上げ、後半戦へとバトンを繋いだ。

第4試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&香藤満月&関口翔 VS 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ


マドレーヌ&●香藤満月&関口翔 (9分59秒 エビ固め) 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ○
※ダイビングフットスタンプ

タッグトーナメント1回戦で敗れた美蘭&笹村、カケマドがそれぞれデビュー後初遠征のディアナ新人を加えたトリオを結成。その新人2人が先陣を切って試合開始!香藤はヘビー級の体格を生かし、マコトをロープまで押し込む。マコトは負けじと体を入れ換え、エルボー連発。笹村と美蘭も飛び出し、3人がかりで香藤に攻撃。関口とマドレーヌが香藤を救出し、連携を見せる。再びの香藤とマコトの攻防はエルボー合戦へ。ボディスラムでマコトを投げ、香藤はマドレーヌにタッチ。ディアナ所属としてのラスト山形となるマドレーヌはバチボコバランサーで会場を沸かせる。アマレス経験のあるマコトは鮮やかな飛行機投げでフォール。返されても続けてドロップキックを連発。替わった美蘭もドロップキックを連発。マドレーヌもロンダートバックエルボー、開脚ギロチンで反撃し、関口に繋ぐ。関口のワキ固めや腕十字に苦戦する美蘭。苦しむ美蘭を笹村が救出し、美蘭はソバットで関口の側頭部を撃ち抜く。チェンジを受けた笹村と関口のマッチアップは白熱。関口は試合巧者ぶりを存分に見せつけ、STOでチャンスを作る。マドレーヌの低空クロスボディ、関口のセントーンが続き、最後に香藤が95キロのボディプレス!押し潰される笹村だが、美蘭のカットが間に合う。今度はマコト、美蘭、笹村が香藤に総攻撃。マドレーヌがギリギリでカットに入るが、場外へ落とされてしまう。美蘭がコーナーに駆け上り、マドレーヌめがけてプランチャ発射!場外で美蘭とマコトがカケマドの2人を必死に押さえる中、リング上に残った香藤は笹村との一騎討ちに。笹村はダイビングフットスタンプを香藤のみぞおちに落とし、悶える香藤をがっちりフォール。スリーカウントを奪った。

第5試合タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&ジャガー横田 VS デボラK &Himiko

○井上京子&ジャガー横田(14分47秒 ナイアガラドライバー)デボラK &Himiko●

セミファイナルでは京子とジャガーが強すぎる、豪華すぎるタッグを結成。対角のHimikoとデボラはゴングを待たずに奇襲を仕掛けるが、場外に蹴落とされてしまう。客席に投げ込まれ、鉄柱に打ち付けられたHimiko。京子とデボラの乱闘が続く中、リングに戻ってもジャガーに防戦一方。京子もリングに戻り、ダンシングツリーや逆片エビ固めで厳しく絞る。替わったジャガーも4の字固めでまだまだ試合の主導権を握って離さない。ロープに逃げたHimikoはカウンターのドロップキック、ブルドッギングヘッドロック、ギロチンドロップ、Wアーム卑弥バスターと畳み掛けて息を吹き返す。ここでようやく出番が回ってきたデボラはジャガーに極楽固め。京子にカットされるも、バックフリップの体勢に。ジャガーはこれを逆打ちに切り返す。デボラはジャガーをロープに振り、カウンターで今度こそバックフリップを決める。しかし京子のラリアット、ジャガーの浴びせ蹴りを連続で食らってしまうデボラ。デボラは負けじとエルボー合戦、タックル合戦を京子に挑むが、京子の巨体はびくともしない。意表を突いて丸め込むがカウントは2。投げっぱなしジャーマンも2で返され、Himikoにチェンジ。Himikoは威勢良く攻めるが、Wアームは上がらず。デボラとのツープラトンも不発に終わる。ジャガーの踵落としがデボラの脳天に直撃し、再びHimikoと京子の勝負。劣勢のHimikoを会場の拍手が後押しするも、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。京子のジャーマンはなんとかデボラがカットしたが、ジャガーがデボラをリング外へ落とす。京子が「ナイアガラ!」と叫び、宣言通りのナイアガラドライバー!この一撃必殺にHimikoの肩は上がらず。山形県南陽市が生んだスターが勝ち名乗りを受けた。

第6試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦
タッグマッチ20分一本勝負
第1試合の勝者組: [綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 第2試合の勝者組:梅咲遥&高瀬みゆき[ルミナス]

[綾華]○佐藤綾子&中森華子 (13分45秒 ドラゴンスープレックスホールド) 梅咲遥&高瀬みゆき●[ルミナス]
※綾華がW.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者組となる。

庄内大会メインイベントはタッグトーナメントの決勝戦。綾華対ルミナス、1.29カルッツかわさきでのタッグ王座戦以来の対決だ。勝てばW井上への挑戦権を獲得する試合とあって、王者返り咲きを目指す両軍の気合いが漲る。「早く防衛戦がしたくてうずうずしてる」京子もこの試合の決着を待っている。デイリー認定タッグ王者として、庄内町出身として、負けられない戦いに臨む佐藤。その佐藤との対決を待ちわびていた梅咲は、ゴングと同時にいきなりのドロップキック!高瀬も加勢し、連携攻撃を仕掛けるルミナス。佐藤はミサイルキックから中森へチェンジ。中森と高瀬の打撃合戦は互角に。高瀬のラリアットをかわし、ワキ固めに切り返す中森。さらに顔面に蹴りをお見舞いしてフォール。カウントは2。高瀬は今度こそラリアットを命中させ、梅咲にチェンジ。梅咲はネックブリーカー、フットスタンプと続け、低空ドロップキックを狙いロープに走る。しかし待っていた佐藤がおぼんで迎撃。そのまま中森とチェンジしWアームスープレックス。キックアウトした梅咲はヘッドシザースホイップで佐藤をロープ際へ。今度こそしっかり助走をつけて低空ドロップキックを突き刺し、さらにそこに高瀬がギロチンを落とす。梅咲は起き上がった佐藤のバックを取り、ジャーマンの構え。持ちこたえた佐藤に、ならばとキューティースペシャル。カウント2で中森がカットし、佐藤はコーナーへ上りミサイルキック発射準備。梅咲は佐藤を追いかけコーナーへ。佐藤を捕まえ、なんと雪崩式のアメジストクロスを披露!マットに叩きつけられた佐藤は中森に助けを求めるが、先にパートナーにチェンジしたのは梅咲。飛び出した高瀬が佐藤のチェンジを阻止し、ダメージの残る佐藤に猛攻!パワースラムは何とか肩を上げた佐藤。このチャンスをモノにしたい高瀬はカミカゼからギロチン狙いでコーナーに上る。中森が引きずり落とし、綾華のツープラトンバックドロップ。カットした梅咲を連れて中森はリング外へ。高瀬のラリアットは自力で返す佐藤。しかしルミナスは高瀬のカミカゼ、戻ってきた梅咲の梅スプラッシュ、高瀬のギロチンと畳み掛けていく。この大ピンチに中森も戻りカット。綾華のWミサイルキックで高瀬を吹っ飛ばし、中森のハイキックと佐藤のジャーマンが鮮やかに繋がる。しかしこれでも決めさせないしぶといルミナス。パワーファイターでならす高瀬がなりふり構わず丸め込みを連発。地元の声援を背に、スリーカウントを許さない佐藤。高瀬が佐藤のバックを取ると、梅咲が痛恨の誤爆!これで流れは一気に佐藤に傾く。佐藤はビッグブーツをカウント2.99で返されたが、高瀬の髪を掴んで起こし、必殺ドラゴンスープレックスが炸裂!さすがの高瀬もこの一撃にはピクリとも動けず、佐藤綾子が激戦を制した。地元大会のメインイベントで盟友の中森と共にトーナメントの頂上へ辿り着いた佐藤。W井上への挑戦権を得て「今日は来ていただき本当にありがとうございます。これで京子さんと井上貴子さんの持つW.W.W.Dタッグに挑戦することが決まりました。これからも中森さんと女子プロレスを盛り上げていきます」とマイク。続けて、「今日は本当に色んな方の協力があって開催できました。ディアナという素晴らしい団体で、素晴らしい仲間に囲まれて、プロレスができています。15歳でプロレスの世界に入ってすぐに逃げてしまったけど、こうやって今は胸を張って庄内町に戻って来れて嬉しいです。また来年も戻ってきたいです」と声を詰まらせながら万感の思いを語り、庄内大会は感動のフィナーレを迎えた。綾華は10.8後楽園でベルトを奪われたW井上へのリベンジなるか?

【試合結果】2023年10月27日 フューチャーサイト アミスタ大会vol.13

フューチャーサイトアミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月10日 23時59分までご覧いただけます。

第一試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦
タッグマッチ20分一本勝負
[にじゅうまる]ななみ&網倉理奈 VS 笹村あやめ&美蘭

ななみと網倉のタッグ名は…「にじゅうまる」!

 [にじゅうまる]ななみ&○網倉理奈(15分15秒 エビ固め)美蘭●&笹村あやめ
※Wあーみんバスター
※ななみ&網倉が 11.3庄内で行われるトーナメント準決勝に進出

4.21フューチャーサイトでのシングル対決を経て意気投合し、同じオレンジをイメージカラーとする2人がいよいよベルトに向けて動き出す。悩みに悩んでようやく決まったタッグ名は、みかんの品種から取った「にじゅうまる」。タッグ専用の入場テーマもお披露目し、気合い充分の2人。団体の未来を担う存在として急成長中のななみとしては、このチャンスは確実にモノにしたいところだ。対するは初タッグの美蘭&笹村。小柄ながら巧みなテクニックで数々のタイトルを手にしてきた笹村のパートナーに、キャリア1年半の中学2年生・美蘭が大抜擢!笹村は現BEYOND THE SEAタッグ王者。過去には進垣リナと共に第14代W.W.W.Dタッグ王者に輝いたこともあり、今度は美蘭と共にベルトを狙う。にじゅうまるが勢いに乗るか?美蘭&笹村が番狂わせを起こすか?まずはななみ対美蘭。ななみがロックアップで押し込むが、美蘭がひっくり返しエルボー。笹村のアシストもあり、ななみを捕まえる。ななみはタックルで美蘭を倒し網倉にチェンジ。網倉はしっかり腰を落とした逆エビ固めで厳しく絞る。替わったななみも急角度の逆エビ。これは笹村がカット。しかしななみはサーフボードストレッチでまだまだ美蘭の腰を攻める。脱出した美蘭は笹村にチェンジ。笹村はななみのエルボー連発を余裕の表情で受けてみせ、反撃のエルボー一発でななみを吹っ飛ばす。続いて網倉にも強烈なエルボーを打ち、網倉は逆水平チョップで応戦。ロープに走った笹村にカウンターのダブルチョップがクリティカルヒット!ここから網倉とななみは連携攻撃。合体わー!プレスを決めたが、顔面蹴りから美蘭にチェンジ。美蘭はドロップキック連発。コーナーに登った美蘭をななみが捕まえ、網倉がアルゼンチンバックブリーカー。笹村がカットし、美蘭の619、ライオンサルトに繋ぐ。網倉のセントーンをかわし、連続の丸め込みで攻めまくる美蘭。笹村のアシストでニアフォールに追い込む。笹村のフットスタンプ、美蘭のクロスボディを何とか返した網倉。ななみが笹村を裏投げで排除し、リングは再び網倉と美蘭。ななみが笹村を必死に押さえる中、網倉のWあーみんバスターでスリーカウント!これでにじゅうまるはトーナメント一回戦を突破。山形での準決勝で2人を待ち受けるのは、過去三度に渡ってW.W.W.Dタッグを戴冠したルミナス。打倒ルミナスに向けて、連携を深めたいと語ったななみ。決戦は一週間後に迫る!

第二試合 スペシャルタッグマッチ20分一本勝負  
Himiko&香藤満月 VS 飯田沙耶&桜井裕子

これぞ「飯田魂」!敗れた香藤は大健闘

Himiko&●香藤満月(15分15秒 逆片エビ固め)飯田沙耶○&櫻井裕子

スターダムの「マッチョ・ゴリさん」こと飯田沙耶が、ディアナマットに四度目の見参!先月のフューチャーサイトでアミスタ参戦を匂わせていた飯田だが、さっそく実現した形となる。パートナーにカラーズの櫻井を迎え、「飯田魂」大爆発なるか?前回は飯田に負けじと魂のファイトを見せたHimikoが再び対角に立つ。タッグを組む香藤は、デビュー3戦目。初のタッグマッチ、そしてディアナ所属外の選手と対戦するのも初となる。初めてづくしのタッグマッチ、香藤が大奮闘を見せる!元気よく先発を買って出た香藤に、飯田が「あっしが出よう」と登場。飯田は体格差をものともせず、ロックアップでロープに押し込む。悔しい香藤は負けじと力ずくで反対のロープに押し込む。飯田は「来いよ」と煽り、香藤のエルボーを受ける。飯田もエルボーで反撃し、櫻井と飯田のダブルタックルでマッスルポーズを決める。櫻井と香藤の攻防の隙に、コーナーで控えるHimikoに飯田が猛突進。さすがにレフェリーに注意される飯田だが、その後もHimikoが気になって仕方ない様子…。櫻井がコブラツイストで香藤を絞ると、Himikoがカット。するとまたも飯田が飛び出し、Himikoに蹴りを入れる。香藤がボディスラムで櫻井を投げHimikoにタッチ。すぐさま飯田もリングに入るが、Himikoは2人まとめてドロップキック!うるさい飯田を蹴落としたHimikoは、櫻井にレッグシザーズネックロック。櫻井もビッグブーツ、ドラゴンスリーパーで反撃し、飯田にチェンジ。飯田は狙っていたHimikoとのマッチアップに気合いが漲る。タックルやエルボードロップで勢いよく攻める飯田にHimikoはドロップキック。香藤を呼び込み、トレイン攻撃。香藤が巨体で串刺しドロップキックを打つと、歓声が沸く。香藤のボディスラムは腰を落として堪えた飯田は逆エビ固め。ロープに逃げた香藤はエルボー連発、飯田はマシンガン逆水平チョップでお返し。香藤も負けじと、レフェリーの制止も聞かずエルボーを打ち続ける。デビュー1ヶ月にも満たない香藤はスタミナ切れ。櫻井と飯田の連携に大苦戦。飯田はラリアットとエルボーのコンビネーションでまだまだ香藤を攻める。やられっぱなしの香藤だが、飯田をロープに振り、反動で走る飯田を大きなお腹で跳ね返す!見事なカウンターから、95キロのボディプレス、押さえ込みで勝利を諦めない。返した飯田はその腹にラリアットをぶち込み、逆片エビ固め。なんとか堪える香藤だったが、ロープに手が届かずギブアップ。敗れはしたものの、全力ファイトの香藤に大きな拍手が送られた。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負  
梅咲遥&マコトユマ VS デボラK & 炎華

アメリカ帰りの梅咲完勝!マコトは自力勝利を目指す

○梅咲遥&マコトユマ(12分30秒 ラ・マヒストラル)デボラK●&炎華

アメリカ遠征から帰ってきた梅咲が久々にホームリングに登場!タッグトーナメントに高瀬とのタッグ「ルミナス」でエントリーする梅咲。実績充分のルミナスは、一回戦はシード扱いとなり準決勝からの出陣となる。この日は新人・マコトユマとの初タッグ。梅咲は11.3庄内に向けて、まずは弾みをつけたいところ。マコトはデビュー3戦目、初のタッグマッチに臨む。対するはデボラとWAVE新人・炎華。マコトと炎華の新人対決にも注目だ。マコトは炎華にドロップキック連発。炎華も打点の高いドロップキックやスペースローリングエルボーを軽やかに決める。同年デビューの2人がフレッシュファイトを見せれば、梅咲も王者の貫禄を見せる。強烈なエルボー一発で流れを変え、フットスタンプを投下。梅咲が憧れで理想のレスラーだと語る炎華は、コーナーから飛び付いてのヘッドシザーズホイップで梅咲を投げ飛ばし、STFで絞る。梅咲はロープに逃げ、炎華はデボラにチェンジ。デボラは変形の極楽固めや投げっぱなしジャーマンで見せ場を作るが、デボラのフォールはマコトがカットする。最後は梅咲が逆さ押さえ込みからラ・マヒストラルの流れるような丸め込みでスリーカウント。後楽園大会以来のディアナ登場で、しっかり存在感をアピールした。

第四試合 メインイベント 
W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦 タッグマッチ20分一本勝負  
[綾華]佐藤綾子&中森華子 VS マドレーヌ&関口翔[カケマド]

綾華、トーナメント一回戦突破!佐藤は地元での優勝なるか

 [綾華]○佐藤綾子&中森華子(12分55秒 佐藤100%)マドレーヌ●&関口翔[カケマド]
※佐藤&中森が11.3庄内で行われるトーナメント準決勝に進出 

10.8後楽園でW井上にベルトを奪われた綾華。早くも奪回のチャンス到来!次期挑戦者決定タッグトーナメントにエントリーし、まずは1回戦に登場。優勝すれば再びW井上とのタイトルマッチだ。対角のカケマドは、4.29後楽園でタッグ王座に挑戦し敗北。12月31日でマドレーヌの退団が決まっているが、まだまだ諦めずにベルトを狙う。握手は交わしたものの、何がなんでも勝ちたいカケマドは奇襲を仕掛ける。捕まった中森だが、ネックブリーカーでカケマドを一掃。綾華が連携攻撃でお返し。マドレーヌが捕まり防戦一方に。中森相手にキックの打ち合いを挑んだマドレーヌは、関節技を巧みに織り交ぜ中森の膝を狙う。しかし中森も脇固めで厳しく絞り上げ、関口のカットも佐藤が阻止。ダメージのあるマドレーヌは後転倒立投げから、やっと関口にチェンジ。替わった関口は獅子奮迅。関口は綾華2人へのボディアタックを炸裂させ、中森にドロップキックやSTO、コードブレーカーと猛攻。中森は強烈なミドルキックやシャイニングフラワーでフォールするがマドレーヌがカット。チェンジした佐藤は関口のバックを取るが、関口はロープに逃げる。関口が飛びつき腕十字で佐藤の腕を極め、エスケープした佐藤を場外へ落とし、大乱闘に!何度も壁に叩きつけられた佐藤。しかしリングに戻ると、佐藤はおぼん攻撃で逆襲!佐藤トランペットはカウント2。不意を突かれた関口だったが、まだまだ佐藤の腕に集中攻撃。替わったマドレーヌはまたも綾華の連携の餌食に。切り抜けたマドレーヌの起死回生のカサドーラは惜しくもカウント2。そのまま関口のミサイルキック、マドレーヌのボディアタック、関口のセントーン、マドレーヌの開脚ギロチンとコンビネーションで畳み掛けるが中森がカット。マドレーヌを羽交い締めにする佐藤。ここで中森のハイキックが誤爆し、マドレーヌはレッグロールで丸め込むがこれでも勝負は決まらない。フェイマサーを狙いに走ったマドレーヌに中森がミドルキックを叩き込むと、すかさず佐藤が飛び付き式ジャパニーズレッグロールクラッチの「佐藤100%」でがっちりフォール!今井レフェリーがマットを3回叩き、勝負あり。前タッグ王者として、メインで磐石の白星を挙げた綾華。11.3山形庄内大会では、トーナメント準決勝でSPiCEAPが待つ。山形南陽大会のW.W.W.Dタッグ王座戦ではSPiCEAPを破っており、庄内は佐藤の凱旋興行ということもあり、負けられない戦いとなる。試合後のマイクでは熱視線を送る梅咲に「勝ち上がればね」と、1.29カルッツかわさき大会以来の再戦の可能性も示唆。「東京駅を始発で出ていただければ、10時22分に庄内町に着きます。早いでしょ。飛行機なら1時間です」と詳細な交通案内と共に凱旋興行をしっかりアピールした。2日後に迫るデイリースポーツ認定タッグ防衛戦も「丸腰で地元に帰るわけにはいかない」と勝利宣言。トーナメントを制して故郷に錦を、W井上にリベンジで腰にベルトを飾れるか。

【試合結果】2023年10月22日(日)アミスタ大会vol.44

第44回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月5日 23時59分までご覧いただけます。今大会は梅咲遥はアメリカ遠征のため、ジャガー横田は他団体参戦のため、マドレーヌは試合で脳震盪を起こしたため欠場となりましたが、11.3山形庄内大会では全員揃って出場の予定です。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 佐藤綾子 VS マコトユマ

○佐藤綾子 (8分7秒 佐藤トランペット)マコトユマ●

10.8後楽園でデビューしたばかりのマコト。佐藤は「不器用だけどがんばり屋。毎日道場に来ている」とマコトの姿勢を評価する。デビュー2戦目、実力者の佐藤相手にマコトはどんな戦いを見せるのか。互いにレスリング経験があり、序盤のグランドの攻防は見応えのある展開に。新人ながら堂々と持ち味を発揮するマコトに、佐藤も自慢のテクニックを披露。佐藤がペースを握るが、マコトもドロップキックやクロスボディで応戦。ボディスラムはブレーンバスターに切り返され不発に。しかし丸め込みの連発で攻め続けるマコト。対する佐藤はマコトの顔面にキックを2発お見舞いし、トドメは変形フィッシャーマンズスープレックスの「佐藤トランペット」で3カウントを奪った。


第2試合  シングルマッチ15分一本勝負  ななみ VS 香藤満月

○ななみ (8分29秒 胴締めスリーパーホールド)  香藤満月●

マコトに続き、香藤も尊敬する先輩・ななみとのデビュー2戦目に臨む。初のアミスタ大会、勢い良く飛び出し入場で転んでしまうが「それも私らしくていい」と持ち前の明るさで笑い飛ばす香藤。明るさを武器に突き進む!序盤のチェーンレスリングはななみがリードしていく。ななみはダイヤル固めでリングを2周。しかし香藤の95キロの体格を回すのには一苦労?「重い…」と漏らすほど、スタミナを消耗してしまう。思わぬダメージを受けたななみに、香藤はエルボーを打つ。鈍い音を鳴らし、観客の度肝を抜く。ななみも思わず「思ったより痛い!」。香藤がエルボーを連発すると、ななみの胸板は赤く染まる。パワーで押す香藤に、ななみは得意のタックル。倒れた香藤に逆エビ固め、サーフボードストレッチで腰攻めのななみ。耐え抜いた香藤は迫力満点のドロップキック。続く丸め込み連発でニアフォール。さらにヘビー級の体格を活かしたボディプレスで押さえ込むが、ななみは何とか肩を上げる。起き上がったななみは香藤をコーナーに振りボディアタック。このフォールは返した香藤だったが、ななみはその背後を取りスリーパーホールド。粘る香藤に、ならばとがっちり胴締め。身動きの取れない香藤はついにギブアップ。ななみ先輩の貫禄勝利だ。

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負  井上京子&美蘭 VSデボラK & Himiko

○井上京子&美蘭  (16分3秒 ナイアガラドライバー)   デボラK&Himiko●

ディアナ所属オンリー興行のメインには、やはりこの人!後楽園大会でタッグ王者に輝いた井上京子が美蘭とともに登場。対角のデボラとHimikoは、握手と見せかけての奇襲で二人を分断。美蘭をリング下に蹴落とし、京子に二人がかりで襲いかかる!しかし京子は二人の猛攻をものともせず、ラリアットで薙ぎ倒す。京子がHimikoをキャメルクラッチで絞ると、デボラが救出。ここで京子から「行ってこい!」とタッチを受けた美蘭だったが、デボラとHimikoに捕まってしまう。二人の代わる代わるの連続ボディスラムを受け続けた美蘭は、さらにデボラの逆エビの餌食に。美蘭はソバットやドロップキックで反撃開始。ライオンサルトのフォールはカウント2。赤コーナーに帰ってきた美蘭に「よく頑張った」と声をかけ、再び京子出撃。京子は強烈なエルボーでデボラを倒す。立ち上がったデボラは111キロの巨体に投げっぱなしジャーマン!さらに極楽固めで絞る。ロープに逃げた京子に、デボラとHimikoは低空ドロップキックを次々と打つ。バックフリップを2で返されたデボラはHimikoにチェンジ。Himikoは馬乗りになってエルボーを連発。エルボースマッシュで京子をコーナーへ追いやり、ブルドッギングヘッドロック。そこにセカンドロープからギロチンドロップを投下。2で返され、さらにコーナーに上るHimiko。しかし京子も起き上がりHimikoを追う。デボラが京子をスピアーで食い止めコーナーに追い込むと、Himikoははカーフブランディングで豪快に京子を倒しフォールに。しかしそれも返した京子にWアーム卑弥バスターを狙うが、京子の巨体は上がらず、ラリアットで反撃を受けてしまう。京子がナイアガラの体制に入ると、デボラが決死のカットに飛び込む。京子にしがみついて離さないデボラを、美蘭が引き離して押さえる。美蘭の好アシストを受けた京子はナイアガラドライバーを完璧に決めてみせ、笑顔で快勝!京子はマイクを取り「ディアナ純血興行になりました。ご来場ありがとうございます。私事ですが…後楽園でベルトを獲りました」と挨拶。続けて「このベルトに挑戦する前、挑戦したい何組か若手がいたんです。そのときに35周年ということで挑戦権を譲っていただき、チャンピオンになれました。でも、そのとき名乗りを挙げていたチームもまだ挑戦したいんだと思います。そこで、できればそのチームとどんどん戦って、W井上の防衛記録を伸ばしていきたいです。なるべく早く防衛戦をしたい。これからも注目してください」と、挑戦から戴冠の経緯を改めて語った上で防衛への意欲を見せた。8.13アミスタ大会で名乗りを挙げたチームはカケマド、SPiCEAP、ルミナス、そしてななみ&網倉。この中から次期挑戦者指名かに思われたが…。ここでディアナ制作部部長・不破が「京子さんならそう仰ると思いまして…」と切り出し、何とタッグ王座次期挑戦者決定トーナメントの開催が発表された。カケマド、綾華、SPiCEAP、美蘭&笹村、ななみ&網倉、ルミナスがエントリー。10.27フューチャーサイトで一回戦、11.3山形庄内で準決勝と決勝戦を行うこととなった。トーナメント開戦まで僅か5日。W井上に挑むのはどのチームか?