第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs AKARI
●Himiko (10分38秒 片エビ固め) AKARI◯
※ラリアット
第一試合はHimikoとAKARIによるシングルマッチ。まずはヘッドロックの取り合いからグラウンドの攻防へ。AKARIの多彩なテクニックにHimikoも対抗していき、久々の対戦で確かな成長をアピール。クラシカルなレスリングで観客を魅了する。AKARIが低空ドロップキックでフォールするとHimikoが肩を上げ、AKARIは狙い済ましたかのようにその腕を取って極める。腕十字から三角絞めに移行するAKARI。Himikoが脱出しても次々と関節技を繰り出す。Himikoは変則ロープワークからヘッドシザーズネックロックで捕獲。ロープに逃げたAKARIはカニバサミで転ばし619を狙うがHimikoが回避し、エプロンでギロチン投下。お返しとばかりにAKARIが今度こそ619を成功させ、両者一歩も引かない互角の戦いに。巧みな丸め込みや関節技で持ち味を活かした2人の好勝負の結末は、Himikoの高角度バックドロップを2で返したAKARIがカウンターのラリアットでスリーカウントを奪った。
ショート動画:第一試合から大熱戦!
第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル&優宇vs櫻井裕子&姫ゆりあ
◯デビー・カイテル&優宇(14分47秒 スクールボーイ)櫻井裕子●&姫ゆりあ
※コーヒーミストから
デビーとは「EVE family」だという優宇。2人は海外マットでの対戦、そして3.20アミスタでの初タッグを経て、より信頼を深めた。対角にはスターダムの新人・姫ゆりあがディアナ初参戦。姫とタッグを組むのは“女神”櫻井裕子。個性豊かな4人が揃った。
デビーは相変わらずコーヒーを片手にリングイン。これはプロテイン…と言い訳をして今井レフェリーを退け、ボディチェックも断固拒否。そのデビーが先発し、姫と女神タッグからは姫が先陣を切る。観客からは「ゆりあ」コールが発生し、デビーは負けじとコールを煽る。口では「clean fight」と言うデビーだが、レフェリーの目を盗んで引っ掻いたり髪を掴んだりと、反則を織り混ぜながらリードしていく。姫が得意のビッグブーツを連発すればデビーも顔面蹴り。互いに蹴って蹴って蹴りまくり、デビーがスライディングラリアットでフォール。カットする櫻井も2人まとめてクロスボディで場外に落とし、そこに優宇がみたらし団子をお見舞い。新人の姫を相手に優宇は容赦なしの逆水平チョップ。姫は悶えながらも櫻井との連携で横十字固めでフォールするが優宇が自力で返す。櫻井の卍固めを投げ捨てるように振りほどいた優宇。さらに姫と櫻井を2人まとめてマットに叩きつける。姫と櫻井、デビーと優宇それぞれの好連携で観客の熱気も高まったところで、デビーは1人場外へ…。後を追う櫻井に、デビーはコーヒーミスト噴射!優宇がしっかり姫を押さえ、デビーが櫻井をクルリと丸め込み、勝利をかっさらった。やはりクリーンファイトとは無縁のデビー。試合後も氷嚢を櫻井に投げつけてリングをあとにした。
ショート動画:コーヒーミスト噴射!
第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
[にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vs香藤満月&光芽ミリア
羽多乃ナナミ&◯網倉理奈(14分47秒 片エビ固め)香藤満月●&光芽ミリア
※ダイビングセントーン
凱旋試合を2日後に控えた香藤がディアナタッグ王者相手に奮闘を見せた。
まずは怪力の香藤をにじゅうまる2人がかりで黙らせ、Wわー!プレスからにじゅうまるポーズ。香藤と光芽もWブーツで対抗し、倒れたナナミの上に光芽を投げ落とした香藤。光芽は鋭いキック連発でナナミをロープ際に追い詰めるが、ナナミがスリーパーで逆襲。香藤がお腹でナナミを弾き飛ばし、網倉はセントーンやカナディアンバックブリーカーでパワフルファイト。序盤から4人が個性を発揮し大暴れ。ナナミが香藤と光芽の連携を破り、光芽の上に香藤を転ばせ、さらににじゅうまるおんぶプレスで光芽は3人分の体重を一気に浴びてしまい場外へ転げ落ちる。香藤1人でタッグ王者を相手にすることに。ナナミと網倉のボディアタックを次々と受けた香藤は瀕死状態に…。ここで何とか帰還した光芽が香藤を救出。ナナミが再び光芽を場外へ落とし、網倉が渾身のサイドスープレックスで97キロの香藤をぶん投げる!トドメのダイビングセントーンで圧殺し、にじゅうまるが熱戦を制した。
凱旋試合ではWAVEタッグ王者と対戦する香藤。故郷に錦を飾れるのか?
ショート動画:にじゅうまる、いくぞ~◎
メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&神姫楽ミサvsマコトユマ&ビッグ春華
梅咲遥&◯神姫楽ミサ(13分42秒 ミサトンクラブ)マコトユマ●&ビッグ春華
メインにはJTOからビッグ春華と神姫楽ミサが登場。梅咲と神姫楽はかわいすぎるアイドルタッグを結成…だが梅咲の狙いは同じ「はるか」のビッグ!「どの面下げてディアナ出てんだ。無傷で帰れると思うな」と本性(?)を現す。ゴングが鳴るとはるか対決に。いきなりの馬乗りエルボーでブチギレモードの梅咲。ビッグは大きな体を活かしてタックル。マコトとのW攻撃も決めてみせる。替わって入ったマコトにも梅咲はエンジン全開。力強いボディスラムでマコトをマットに叩きつける。梅咲からタッチを受けた神姫楽もしっかり腰を落とした逆エビ固めや力強いエルボーで存在感をアピール。マコトはドロップキックで反撃してビッグにチェンジ。ディアナでは珍しいJTO同門対決に。神姫楽がタックルでビッグをなぎ倒して梅咲にチェンジ。ビッグが上から振り下ろすようなエルボーを打ち、梅咲も得意のエルボーで猛反撃。ビッグはビッグボトムを狙うが不発に。ならばと長い脚でビッグブーツやニールキックを放ち、今度こそビッグボトム。梅咲がカウント2で返すとマコトが連続ドロップキック続けてリフトで対角コーナーに叩きつけ串刺しドロップキック。追撃のドロップキックは許さず梅咲がカウンターのカサドーラ。そして神姫楽と共に、「しゅっ!しゅっ!」と己を鼓舞するイノシシムーブからWドロップキック。マコトもビッグとのWタックルでお返しし、逆エビ固めで神姫楽を捕まえる。すかさず梅咲がカットするが、マコトがミサイルキック発射。神姫楽は右のラリアットにセントーンを続け、立ち上がったマコトに左のラリアット。しぶといマコトにミサトンクラブで勝負を決めた。ビッグは梅咲に「リベンジします」と宣言し、マコトと引き上げていった。梅咲は「おい、偽物はるか。シングルやろうぜ」と受けて立つ構えだ。
勝った神姫楽はバックステージで「“ポニーテールズ”より、はるか対決の方がしたいと思いました?」と、ビッグ春華に闘志燃やしすぎの梅咲に疑問…。梅咲は「名前が被ってたから、ちょっと暴れちゃった」という。「こっち側にいる大人たちが、ミサさんいいなって思ってニヤニヤしながら見てた。みんなミサさんを見たいと思ってる」と、神姫楽の参戦を密かに喜んでいる(?)今井レフェリーと佐藤綾子(※夫が神姫楽ファン)に言及しつつ「またディアナでお待ちしてます」と歓迎した。3回目の参戦もお待ちしております♪
ショート動画:ポニーテールズの可愛すぎる連携!しゅっ!しゅっ!