【試合レポート】2023年6月23日(金)フューチャーサイト アミスタ大会vol.9

若手中心興行「フューチャーサイト」第9回大会も大盛り上がり!たくさんの応援ありがとうございました。この大会の模様はDIANA Live(https://live.www-diana.com/)で2023年7月7日 23時59分までご視聴いただけます。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 美蘭 VS 中森華子


●美蘭(8分10秒 フィッシャーマンズスープレックスホールド)中森華子○

中学2年生・美蘭、三冠女王相手に奮闘

美蘭と中森の初シングル。3本のベルトを保持する中森は序盤から美蘭を圧倒。美蘭はお返しのヘアホイップを狙うが、中森は捕まれた頭を豪快に振り、逆に美蘭を投げ飛ばす。美蘭もドロップキックで反撃し、ボディシザーズに捕らえるが、肘を入れられ絶叫!美蘭は中森の髪をめちゃくちゃに乱して反抗。自慢の金髪がボサボサになってしまった中森は激怒。急角度の逆片エビで美蘭を絞る。何とかロープに逃げた美蘭だが、今度は強烈なキックの餌食に。フィッシャーマンを切り返し、丸め込みの連発で大金星を狙う美蘭。さらに追撃のライオンサルト!これを返した中森は猛然とダッシュする美蘭をキックで迎撃。さらに顔面を蹴りあげ、フィッシャーマンでトドメ。危なげなく白星を挙げた三冠女王は美蘭の健闘を称え、握手を交わしてリングを下りた。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 マドレーヌ & 関口翔 VS 真琴 & Himiko


マドレーヌ & ○関口翔(10分44秒 STO)真琴 & Himiko●

快勝のカケマド

4.29後楽園以来となる「カケマド」の登場。タイトルマッチでは惜しくも敗れた2人だが、久々のタッグで快勝だ。まずはカケマドがHimikoを捕まえ、息のあった連携を見せる。ダブルのドロップキックを回避したHimikoは真琴を呼び込み、こちらもツープラトンで反撃開始だ。Himikoはマドレーヌをサソリ固めに捕らえるが、体の柔らかいマドレーヌはなんとプッシュアップしてみせ、さらに腕十字に切り返す。エスケープしたHimikoの腕を再び取り、バチボコバランサーで拍手喝采!Himikoからのタッチを受けた真琴は、コブラツイストでマドレーヌを絞る。マドレーヌは赤コーナーに逃げ、関口に替わろうとするも真琴がそれを許さない。リング中央へ引き戻し、Wアームの体勢に。これを堪えたマドレーヌがフェイマサー、そしてやっと関口にチェンジ。関口は串刺しのビッグブーツをかわし、エプロンから真琴の膝にドロップキック。替わって入ったHimikoはWアームは上がらないと見るやバタフライロックに移行、さらにレッグシザーズネックロックで関口を追い込む。マドレーヌがカットし、続くエルボー合戦は関口に軍配。Himikoは今度こそWアーム卑弥バスターを成功させるが、これもマドレーヌが2でカット。マドレーヌが必死に真琴を押さえ、関口は期待に応えるように2発のSTOでHimikoを下す。ディアナ所属は残り半年となったマドレーヌ。関口とのタッグ「カケマド」で年末まで翔けぬける。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 ななみ & 網倉理奈 VS 高瀬みゆき & デボラK


○ななみ & 網倉理奈(18分47秒 ノーザンライトスープレックスホールド)高瀬みゆき & デボラK●

オレンジタッグ、初陣!

オレンジタッグがついに始動!いつも元気いっぱいの網倉だが、この日は夜興行ということで近隣住民に配慮し大声を封印?まずはデボラとななみが先発。ディアナ所属のパワー対決だ。激しいぶつかり合いはデボラがタックルでななみを倒す。網倉と高瀬のチョップ合戦は、両者の胸板が真っ赤に染まり客席を大いに盛り上げる。高瀬がピンチに陥ると、デボラのアシストは誤爆の連発に。何とか体制を立て直す高瀬だが、デボラの強い要望で渋々チェンジ。タックルや極楽固め、バックフリップでななみを攻めるが、網倉との合体わー!プレスなど好連携を見せ、ななみも奮闘。最後はノーザンライトスープレックスでデボラからスリーを奪う。オレンジタッグ結成の初陣を白星で飾った。

第4試合 スペシャルタッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子 & KARMA VS 笹村あやめ & レディ・C

佐藤綾子 & KARMA (12分11秒 ノーコンテスト)笹村あやめ & レディ・C

メインイベントは大波乱!KARMAが火を吹き、消火器も噴く!KARMAとレディの遺恨はまだまだ続く?

スターダム「NEW BLOOD」で初代タッグ王者に君臨する謎の女・KARMAが、「フューチャーサイト」に降臨!妖しげなオーラ、鋭い視線に圧倒され、今井レフェリーはチェックを諦めてしまう…。元・家庭科教員のレディと保育士の笹村が「先生タッグ」を初結成し、打倒KARMAに燃える。レディはもちろん因縁のKARMAを指名するが、KARMAは意に介さない。先発は佐藤とレディ。キャリア・実績で勝る佐藤がグランドの技術で圧倒するが、対するレディは177cmの体格を生かしたタックルで魅せる。リング下で構えていたKARMAは、追撃を狙いロープに走ったレディの足を引き、場外へ引きずり落とす。4人は場外で大暴れ!レディをパイプ椅子で殴打し、リングに戻ってもレフェリーの隙を見て反則攻撃を繰り返すKARMA。レディを椅子に座らせ、そこに佐藤とのダブルドロップキック!佐藤はレディをコーナーに追い込み顔面攻撃。レディも串刺しジャンピングニー、ビッグブーツで笹村にチェンジ。リングに飛び出した笹村は溌剌ファイト。KARMAと佐藤のツープラトンをかわし、2人まとめてのフットスタンプ!さらに笹村の重いエルボーに思わずふらつく佐藤。もう一発と構えた笹村の背後を取り、ジャパニーズレッグロールのブリッジでフォール。これを2で返した笹村に、KARMAがドロップキックをお見舞い。コーナーに吹っ飛んだ笹村に替わってレディが登場、因縁の2人がいよいよ対峙する。レディは「お前の正体を明かしてやる!」と荒々しくジャイアント殺法を炸裂させ、KARMAの顔面にビッグブーツ直撃!しかしKARMAはレディの髪を引っ張りマットに叩きつけ、サッカーボールキック!悶えるレディにさらに低空ドロップキックを突き刺し、ワキ固めから変形腕固めで絞る。笹村のカットからコーナーへ逃げたレディだが、KARMAはそこにバンデーラドロップキックを突き刺す。レディのネックブリーカー、KARMAの投げっぱなしジャーマンで2人はダウン状態に。KARMAが先にチェンジし、試合権は佐藤へ。チェンジは阻止されながらも佐藤に脳天唐竹割を投下したレディだが、佐藤はKARMAからお盆を受け取りお盆の達人、さらにミサイルキックを放つ。レディの川津落としに笹村がコーナーからフットスタンプ、続くレディのチョークスラムはカウント2。レディが佐藤をジャアイアントスリーパーに捕らえると、KARMAは炎攻撃で救出。茫然とするレディにKARMAが会場内の消化器を持ち出すと、レディと奪い合いに。制止する今井レフェリーの顔面に2人が消火器を噴射してしまい、収集がつかなくなりノーコンテスト。ゴングが鳴ってもなお、怒りの収まらない2人はセコンド陣も巻き込んで大乱闘。納得のいかないレディはマイクを取り、「おいKARMA!何だよこの終わり方は。こんなんで終わりじゃねぇだろうな。私はこのディアナのリングでもっともっとやりたいこともあるし、戦いたいやつもいる。だからこれっきりで終わらせたくない。KARMA、また招待状待ってるよ」。レディの継続参戦の予感にファンは拍手喝采だ。佐藤は「これがディアナのプロレスかと言われたらちょっと違うけど、これもプロレス。笹村さん、ごめんね巻き込んで」。お詫びも込めてか笹村へ公開オファーし、笹村念願のシングル対決がフューチャーサイトで実現しそうだ。KARMAとのタッグに手応えを感じ「なんかウチら、合うな」と再タッグを匂わせた佐藤。ディアナマットをKARMAの炎が焼き尽くす?