【試合結果】2024年5月5日(日)アミスタ大会vol.57

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs 藤滝明日香

第一試合はディアナ初参戦!アイスリボンの藤滝明日香が登場。迎え撃つ佐藤綾子はYouTubeで入念に藤滝について下調べしたという。研究の成果はいかに…?
藤滝は奇襲をしかけ、大きな体格を活かしてタックル連発。データには無かった猛攻に、佐藤は思わずリング外へ逃げてしまう。息を整えリングに戻ると、ヘアホイップで投げ飛ばし、コーナーに追い詰め低空ドロップキック。今度はロープに張り付けドロップキック。さらにキャメルクラッチで厳しく絞っていき、キャリア8ヶ月の藤滝にディアナの洗礼。佐藤は反則も交えながらロープエスケープをなかなか許さない。必死にもがいてロープに届いた藤滝。しかし佐藤はまだまだ攻め手を緩めずジャンピングニー。藤滝はこの窮地をタックル一発で切り抜け、「ディアナの皆さん!初めまして!」とアピールし、“ROCK YOU”串刺しスピアー。佐藤はサミングで流れを止め、藤滝の顔面に蹴りを入れて煽る。藤滝は佐藤のケンカキックを捕まえ、強引に担いでマットに叩きつける。このフォールを2で返した佐藤に藤滝はエルボー。佐藤は「もっと来い」と挑発し、藤滝の力強いエルボーを受けまくる。藤滝はロープの反動でもう一撃を狙うが佐藤が追走しジャンピングニー。ミサイルキックを狙いコーナーに上った佐藤だが、藤滝が担いでバックフリップ。カウント2で返した佐藤は今度こそミサイルキック。吹っ飛ばされながらも何とか肩を上げた藤滝は、もう一度担いでバックフリップの構え。佐藤は暴れて反転し、強引に丸め込んでスリーカウントを奪った。これぞベテランの味、そして研究の成果?

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&咲蘭vsデボラK&香藤満月

2009年生まれ・みらん&さらんコンビがいよいよ実現!咲蘭は久々のディアナ登場だ。前回参戦時とは別人のような変貌ぶりに、対角のデボラも驚きを隠せない。
まずは咲蘭と香藤が先発。小悪魔化した咲蘭は美蘭も呼び込み、香藤の手を踏みつけ。大きな体の2人を手玉に取ってリングを駆け回る。香藤はその鬱憤を晴らすようにサーフボードストレッチで咲蘭を持ち上げ、デボラは豪快なヘアホイップで投げ飛ばす。デボラのクロスフェイスロックに苦しむ咲蘭だが、何とかエスケープ。みらんさらんのドロップキック挟み撃ちから咲蘭も反撃。普段から仲が良いらしい2人は連携が随所で決まり、Wドロップキックも息ぴったり。2人同時のクリスト、619も初タッグとは思えぬ見事なコンビネーション!ならばと大型コンビも美蘭に突撃!2人でラリアットを交互に放っていく。香藤は美蘭の倍以上のウェイトを活かし、ボディアタック、ボディプレスで美蘭を圧殺。それでも美蘭は肩を上げ、ライオンサルトで華麗に宙を舞う。ここはデボラのカットが間に合うが、みらんさらんのコンビプレーでデボラを翻弄。咲蘭がデボラを押さえる隙に美蘭のウラカン・ラナで勝負あり。バックステージでは美蘭が咲蘭とのシングルに意欲を見せ、今後の2人に大注目!

バックステージコメント動画はこちら!

第三試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs マコトユマ

ななみが保持するクリスタル王座はデビュー3年未満、25歳以下の選手が挑戦できる。初代王者を懸けた1DAYトーナメントでは1回戦で姿を消したマコトユマ。10月のデビューから未だ自力勝利のないマコトが、クリスタル王者と初シングル!
まずは力比べでマコトをロープに押し込んだななみ。マコトは体を入れ替えエルボー連打。ななみはタックル一発でマコトを倒し、ボディスラムでマットに叩きつける。同世代ながら片やキャリア4年半のななみ、片やキャリア半年で未勝利のマコト。やはりななみがリードする展開に。腰を落とした逆エビ固めに苦しむマコトが必死にロープに手を伸ばすと、ななみはマコトを引きずってリング中央へ。ロープが遠いマコトをファンの手拍子が後押し。エスケープしたマコトはドロップキックを連発するがななみは涼しい顔で受け切る。マコト得意の飛行機投げもななみが持ちこたえ、上がらず。ななみが背後に回りスリーパーで厳しく絞める。倒れたマコトに胴締めも加え、これもエスケープを許さない。セコンドの声に導かれるようにロープへ足を伸ばす。今度こその飛行機投げ、しぶとい押さえ込みで一矢報いるマコト。終盤は粘りを見せたマコトだがやはり王者の牙城は崩せず、ななみがノーザンライトスープレックスでがっちりホールド。若手王者として磐石といえる戦いぶりを見せつけた。

第四試合 メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs Himiko&しのせ愛梨紗

この日のメインイベントは、こちらも初めましてのしのせ愛梨紗がアイスリボンから登場。迎え撃つは井上京子とシングル王者・梅咲遥。ディアナ最強ともいえるコンビでしのせを歓迎だ。
梅咲は「おい!若いの出てこいや!」と煽る。若手ではあるが若くはないHimikoが反応し、「若いのだよ!」と梅咲が蹴散らす。梅咲のターゲットはやはり初参戦のしのせだ。まずは梅咲の厳しいヘッドロックでしのせのかわいい顔が苦痛に歪む。しのせもヘッドシザーズでやり返し、序盤から闘志剥き出しの2人。京子も高速ブレーンバスター、急角度キャメルクラッチでしのせを痛め付ける。すっかり捕まってしまったしのせは梅咲の弓矢固めで大きく体を反らす。Himikoがアシストに入り、しのせは約5分のローンバトルから脱出。梅咲はHimikoのブルドッギングヘッドロックをすり抜け、低空ドロップキック。Himikoが関節技でギブアップを迫るが、京子はカットせず梅咲が自力でロープブレイク。しのせのタックル、Himikoのギロチン、2人のドロップキック挟み撃ちも梅咲が自力でキックアウト。梅咲に果敢にエルボー合戦を挑むしのせ。エルボー打ち合いは梅咲に軍配、ならばとしのせは隙をついたスクールボーイ連発。しつこく丸め込んでくるしのせに、梅咲はあわや金星献上!カウント2.99でキックアウト。梅咲は得意のネックブリーカーと低空ドロップキック、ミサイルキックでしのせを吹っ飛ばす。肩を上げたしのせに、今度は京子が襲いかかる。京子のラリアット直撃を受け、リングで大の字になるしのせ。Himikoのカットが間に合い、しのせはチンクラッシャー、低空クロスボディ。1で返した京子に、今度はダイビングクロスボディ。京子はこのフォールも肩を上げ、しのせからHimikoにチェンジ。Himikoはブルドッギングヘッドロックで京子をマットに叩きつけ、ギロチン投下。走り込んでくるHimikoをラリアットで迎撃した京子。Himikoは起き上がってコーナーに上っていくが、梅咲が髪を掴んで動きを止める。京子もコーナーに上り、雪崩式ブレーンバスターでHimikoをぶん投げる。京子が「ナイアガラ行くぞ!」と宣言すると、飛び出したしのせを梅咲がエルボーで退治し勝利をお膳立て。このチャンスをしっかり決めきるのが天才・井上京子。宣言通りのナイアガラドライバーでHimikoを葬った。
バックステージでは、V4達成の梅咲を信じてカットには全く入らず試合を任せきったと語った京子。梅咲は5.26名古屋大会でのV5に向け、頼もしく成長した姿を見せた。

バックステージコメント動画はこちら!