【試合結果】2023年12月24日(日) アミスタ大会Vol.48

アミスタ大会48、応援ありがとうございました!クリスマス特別興行ということで、試合後はプレゼント大抽選会も行いました。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年1月7日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 
マドレーヌ&マコトユマ vs 世羅りさ&松本都

マコトユマ、傍若無人・自由奔放な先輩から何を学ぶ?
マドレーヌの置き土産はマコト教育マッチ!

マドレーヌ&●マコトユマ(14分40秒 コンバイン)世羅りさ○&松本都

退団までいよいよあと2大会!マコトはキッズレスリング大会でマドレーヌと出会い、プロレスに誘われたことがプロレスラーを目指す一つのきっかけになったという。そんなマコトとマドレーヌ、最初で最後のタッグ結成だ。マドレーヌは「今日のカードについて、いいですか?」と切り出し、12月のディアナ大会のカードは全て自身の希望であることを明かす。松本の唯一無二のキャラクターや世羅の存在感を、クールなマコトに体感して欲しい…と、長ったらしくクドクド話し、苛立った世羅は「うるせぇんだよ!」と蹴りを入れ、ようやく試合開始のゴング。松本のボディアタックをかわし、世羅の腕を取るとマコトを指差し「こういうのだよ!」と手本を見せるようにロープ渡り。そしてそのロープの先では、松本もロープ上を歩いている…。その姿を見上げるマコトは「何これ?」と困惑。ロープ上で素晴らしいバランス感覚を発揮した2人。やはり苛立つ世羅はマドレーヌとパートナーの松本を蹴落とし、マコトと対峙。マコトユマ教育マッチ(?)であることを知った世羅は、マコトのヘアゴムを奪い、おでこに小さくゴムパッチン。さらにジャイアントスイングでぶん回し、「学んだか?」と問いかける。自由すぎる先輩に、マコトは真面目に反撃。松本をエルボー連発でコーナーに追い込み、ドロップキックを突き刺す。タッチを受けたマドレーヌに松本がグランド卍固めで襲いかかる。さらにマドレーヌのキックを受け止めると、強制Y字バランス!マドレーヌでさえみやここワールドには敵わないのかと思われたが、松本の次のターゲットはなぜか世羅に。松本とのW攻撃に飛び出した世羅を捕まえ、マドレーヌと松本がクリスマスソングを歌いながら、世羅を囲んでWのY字バランス。松本と付き合いの長い世羅は加速するみやここワールドの様子を黙って見ていたが、やはりイラッと来てしまった模様。またも松本を蹴落とし、マドレーヌに怒りのセラリズムバスター。カウント2で返したマドレーヌはリバースWニードロップをかわし、膝十字に捕らえる。ロープブレイクを許したマドレーヌだが、回転エビ固めやグルグルホイップで攻め、マコトにチェンジ。マコトは世羅から学んだ(?)ゴムパッチン連発で教育の成果を早速発揮し、エルボー連発で果敢に立ち向かう。百戦錬磨のベテラン世羅は涼しい顔で、もっと来いと言わんばかりに腕を広げてみせる。悔しい思いを乗せ、徐々に力強さを増すマコトのエルボー。世羅も次第に表情を歪め、「痛ぇじゃねぇか!」。マコトがボディスラムで世羅を投げると客席からは拍手喝采。世羅はマコトの顔面にケンカキック!続くコンバインはマドレーヌがカット。マコトの飛行機投げからマドレーヌのフェイマサー、マコトのスクールボーイが流れるように繋がる。しかし松本のカットが間に合いカウント2。世羅はエルボー一撃で流れを変え、ランニングダブルニーアタックをマコトに容赦なく突き刺す。しぶとく肩を上げたマコトのみぞおちに松本のフットスタンプ、世羅のリバースニードロップが続けて落ちてくる。マドレーヌがカットするも、2度目のコンバインにはたまらずギブアップ。敗れはしたが、学ぶことは多かった…はず?

第2試合 シークレットキャプテンフォールマッチ 時間無制限
佐藤綾子&梅咲遥&ななみ&デボラK vs 井上京子&Himiko&美蘭&香藤満月

会場狭しと大暴れ!ディアナだらけのキャプテンフォールマッチ

 佐藤綾子&○梅咲遥&[キャプテン]ななみ&デボラK
(23分58秒 ラ・マヒストラル)
 井上京子&[キャプテン]Himiko●&美蘭&香藤満月
※退場順:香藤→美蘭→デボラ→Himiko

後楽園大会で大盛り上がりだったシークレットキャプテンフォールマッチ。時間無制限にパワーアップし、全員ディアナ所属の8人タッグでアミスタでも実現!
試合前の抽選で、青コーナー・京子軍はHimiko、赤コーナー・梅咲軍はななみがそれぞれキャプテンに決定。キャプテンから3カウントまたはギブアップを取るまで試合は続行。キャプテン以外が3カウントまたはギブアップを取られた場合は退場となる。選手達は抽選の結果を知らないままリングイン。
シングル王者の梅咲率いる赤コーナーチームの奇襲攻撃からスタート。早々に両軍入り乱れる展開。新人の香藤が梅咲軍に捕まりかけたが、この試合はノータッチルール。京子が割って入り香藤を救出し、逆に佐藤を捕まえ得意のお尻グリグリ攻撃。続けてHimikoが佐藤を首4の字で締めると、梅咲、香藤、デボラ、ななみ、美蘭、ななみ…と首4の字固めの数珠繋ぎ状態に。京子は早くも誰が味方で誰が敵か分からなくなってしまった模様。とりあえず一番端のななみを捕まえコーナーに叩きつける。やはりキャリアの浅い香藤が狙われると京子が睨みをきかせて視線だけで梅咲軍を一掃。そんな中、梅咲が京子に勝負を挑む!がむしゃらにエルボーを打つが、京子は高速ブレーンバスター。今度は梅咲を狙うHimikoがリングへ。しかし梅咲は転げ落ちていき、ななみがHimikoと対峙。ななみのボディアタックをかわしたHimikoはドロップキック。美蘭も続けて打点の高いドロップキックを突き刺し、ななみはタックルでお返し。佐藤のヘアホイップを香藤が持ちこたえ、95キロのボディアタック!香藤のパワーにテクニックで対抗する佐藤。京子とのマッチアップでは得意のおぼん攻撃!京子とデボラのタックル合戦は白熱!ノータッチルールのリングは目まぐるしく選手が入れ替わり、それぞれ熱いファイトを見せる。
実はキャプテン対決になっているのを本人たちは知らないHimikoとななみの攻防には歓声が沸く。ブルドッギングヘッドロックをすかしたななみはダイヤル固めからブリッジする変形足折り固めでニアフォール!今度は美蘭が横十字固めからブリッジでこれもニアフォールに。ななみピンチでまさかの試合終了かと思われたが、梅咲が救出。美蘭が梅咲をクリストで絞りあげ、ブレイクを許すと追撃の619。さらに京子がラリアットで強烈アシスト!美蘭のライオンサルトでフォールも佐藤がカット。ダメージの残る梅咲に香藤が重爆プレス3連発!さらに、カットに入った佐藤もまとめてベチャでなぎ倒す!香藤は自ら作ったこのチャンスに猛然とダッシュするが、梅咲は電光石火のサムソンクラッチでクルリと丸め込み、一発逆転のスリーカウント。香藤はキャプテンではなかったため、試合は続行に。
シングル王者として狙われる立場の梅咲は、京子軍の総出の猛攻を受ける。梅咲はドロップキックで反撃、佐藤がミサイルキック、もう1発を狙った佐藤を京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げる。今度は美蘭が佐藤に向かっていき、飛び付いてウラカンラナ。梅咲のキックで佐藤が体勢を入れ替え、丸め込みに切り返しスリーカウント。美蘭はキャプテンではなく、試合は続行に…。
この時点で赤チーム4人、青チーム2人と圧倒的に数的不利な京子とHimiko。疲労の隠せない2人は逆転勝利の望みをかけ、なんと場外戦に持ち込む。会場の外まで4人を追い出し施錠した京子は、Himikoとともに悠々リングに生還。退場になった香藤がドアを押さえ、あとは場外カウント20を待つだけ。会場の外から騒がしい声が聞こえてくる中、着々とカウントは進んでいく…。京子軍勝利へのカウント残り3つとなったところで、どうにか開錠に成功したデボラが慌ててリングイン。勝利を確信していた京子とHimikoにとってはまさかの展開だったが、突進してきたデボラをHimikoが丸めこんで退場させる。
リングはまたもななみとHimiko、キャプテン同士の攻防。Himikoの窮地にすかさず京子がリングへ。ななみは京子の111キロの巨体をノーザンライトスープレックスで投げきってみせる。梅咲も京子にエルボー連打。京子はラリアットで応戦し、リングに大の字に倒れた梅咲。ここを勝機と見たHimikoのブルドッキングヘッドロックが梅咲を襲う。梅咲は前回のアミスタ大会でHimikoに敗れた「借り」があるだけに、負けてはいられない。逆さ押さえ込みから流れるようにラ・マヒストラルで丸め込み、スリーカウント。Himikoがキャプテンであることが明かされ、23分58秒の大激戦に終止符。ピンフォール負けを喫した借りを返し、王者の威厳を守った梅咲。クリスマスに会場に集まったファンに笑顔のプレゼントをふりまいた。

【試合結果】2023年12月22日(金) フューチャーサイトVol.15

第15回フューチャーサイト アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2024年1月5日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&狐伯 vs 美蘭&炎華

ななみ、誤爆にもめげず先輩の意地見せた!

〇ななみ&狐伯(11分36秒 ノーザンライトスープレックスホールド)美蘭●&炎華

ななみと美蘭がそれぞれWAVEの若手をパートナーに迎え、フューチャーサイトらしく華やかなオープニングマッチ。美蘭&炎華の後輩コンビは奇襲で狐伯に集中砲火。炎華のスペースローリングエルボーをキックで迎撃した狐伯はななみにチェンジ。ななみはサーフボードストレッチで厳しく腰攻め、狐伯は首4の字と、炎華が捕まってしまう。炎華はコーナーから飛び付いてのヘッドシザーズホイップでやっと美蘭に交代。美蘭は大車輪からしつこい押さえ込み。ドロップキックからのフォールもカウント2。再び狐伯と炎華のWAVE対決はハイスピードな攻防に。美蘭とななみのディアナ対決は美蘭が体勢を崩しながらも必死にクリストで絞り、なんとかロープに逃げたななみはタックルで美蘭を吹っ飛ばす。コーナーに上ったななみを後輩コンビがデッドリードライブ。さらにドロップキックで挟み撃ち、美蘭の619、ライオンサルトと続ける。ここで狐伯は何を思ったか、何とか立ち上がったななみに強烈なキックを浴びせる。この隙に美蘭が丸め込んだが、カウント2.99でロープに手が届く。美蘭とななみの丸め込み合戦に割って入った狐伯だがまたもアシスト失敗。狐伯のせいでななみはピンチに…。三度目の正直で狐伯のドロップキックが美蘭に命中!ななみがノーザンライトスープレックスで美蘭を下し、無事に先輩の威厳を守った。ななみの足を引っ張りまくった狐伯は、炎華とななみのコスチュームがオレンジだから間違えたと苦しい言い訳。ななみから逃げるように足早にリングを下りていった。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&大空ちえ vs デボラK&Yappy

マドレーヌ、希望のカードで所属ラストフューチャー

 〇マドレーヌ&大空ちえ(14分12秒 MISOSHIRUロック)デボラK●&Yappy
※この試合をもってデボラKがフューチャーサイト卒業

退団まであと3大会となったマドレーヌは、大空ちえとのタッグ「この窓から大空へ」で仲の良いyappyとの対戦を希望。そのyappyはこの日でフューチャーサイトを卒業するデボラとともに大柄コンビで登場だ。久々のディアナ参戦となったyappyは「マド、会いたかった」とハグ…と見せかけいきなりのタックル!パワーに磨きをかけてきたyappyに「太ったでしょ」と突っ込むマドレーヌ。5キロ増量したことを明かしたyappyはヘビー級の肉体を活かしたパワフルファイト!yappyの武器である「BIG ASS」で、デボラとともにサンドイッチヒップアタック。yappyの重さに苦しむマドレーヌは大空を呼び込み、大空はデボラに、マドレーヌはyappyにバチボコバランサー!バチボコの共演に会場は大盛り上がり。デボラはクロスフェイスロックで大空を絞め上げ、yappyは串刺しヒップアタックに雷電ドロップ。捕まる大空はYappyをフィッシャーマンズスープレックスで豪快にぶん投げ、マドレーヌへチェンジ。マドレーヌは得意の腕攻めもYappyはエスケープ。yappyはギロチンやブロンコバスターで反撃し、増量の成果(?)を見せる。マドレーヌのクロスボディをキャッチし、そのまま変形のブレーンバスターで投げつけ、デボラにチェンジ。デボラの極楽固めはエスケープし、マドレーヌと大空は息の合った連携。大空のフットスタンプ、マドレーヌの開脚ギロチンを連続投下しフォールするもデボラは肩を上げる。デボラはタックルからハンマーエルボー、ブレーンバスターと繋げていくがカウントは2。そのまま逆片エビ固めで絞るが大空がカット。しかしピンチの続くマドレーヌ。Yappyのウエストランドでしく叩きつけられ、マドレーヌは大ダメージ。続くサンドイッチボディアタックはひらりとかわし、デボラとYappyは同士討ちに。このチャンスに大空がダイビングショルダーアタック、マドレーヌのプランチャが連続で決まり、MISOSHIRUロックでスリーカウントを奪った。マドレーヌは「アイスリボン呼んでね、PURE-J呼んでね、ディアナ呼んでね」とリングでの再会を熱望。この川崎から大阪へ飛び立つマドレーヌ。「この窓から大空へ」は退団後も継続のようだ。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&田中きずな vs 香藤満月&笹村あやめ

白熱のライバル対決!梅咲vs笹村

〇梅咲遥&田中きずな (11分24秒 片エビ固め) 香藤満月●&笹村あやめ
※梅スプラッシュ

前回のフューチャーサイトで初タッグ結成も「戦いたい」と互いの気持ちを再認識した梅咲と笹村。はやる気持ちを抑えられない2人が先発し、いきなりライバル心むき出しのエルボー合戦!タックルで梅咲を倒し、まずは笹村が先制。笹村は気分よく香藤にタッチ。香藤は豪快にボディスラム連発。しかし梅咲は香藤を騙し討ちにし、田中を呼び込み連携のトレインで攻撃!田中はドロップキックを連続で放つが、香藤の巨体は倒れない。ドロップキックをかわした香藤は不意打ちのフォール。これをブリッジで返す田中。香藤と田中は同年デビューのライバルとして一歩も引かないエルボーの打ち合い。しかし4か月先輩の田中が一枚上手。香藤のエルボーをかわし脇固め。そのまま香藤の腕に狙いを定め攻めていく。続くクロスボディは香藤がキャッチし、リングに叩きつける。さらに香藤は95キロのボディプレス!いい流れを作って笹村へとチェンジする。試合巧者の笹村の攻めにエルボーで対抗する田中。すると笹村は田中のみぞおちに反則のグーパンチ!悶える田中だが、気迫のエルボーで笹村を笹村をロープに追い込み、ドロップキック、脇固めで懸命に立ち向かう。梅崎は香藤を必死に抑えるが、香藤は梅咲を引きずりながらカットに入る。田中はカウンターの鯉のぼりを一発決め、勢いそのまま梅咲にチェンジ。再び梅咲と笹村のマッチアップ。語り合うようにエルボーを打ち合い、思いをぶつけ合う。ロープの反動で走る梅咲を、笹村はカウンターの高速ブロックバスターで迎撃。さらにブレーンバスターでマットに垂直落下した梅咲。リング中央で大の字に倒れる梅咲に、今度は香藤はボディプレス3連発!田中のカットが間に合い、「きぃたんちょちょたん」が好連携を見せる。梅咲は必殺ジャーマンの構えに。しかし香藤はどっしり腰を落とし持ちこたえる。重い香藤は上がらず、香藤のボディアタックに弾き飛ばされてしまう。笹村と香藤の連携も光り、梅咲はピンチに。助太刀に入る田中に、笹村がまたもグーパンチ。梅咲は笹村をブレーンバスターで排除。梅咲との一騎討ちになった香藤。再びボディアタックで突撃するも、一度受けた技は見切った梅咲。ドロップキックを突き刺しエルボースマッシュ、さらに田中のミサイルキックで追撃!梅咲がトドメの梅スプラッシュ発射で勝負あり。ビッグマッチの迫る中、これ以上負けの許されない梅咲がしっかりと勝負を決めた。笹村はマイクを取り「おい、梅咲遥!お前、タイトルマッチ決まったそうだな」。確かにウナギ・サヤカの挑戦表明はあったものの、会社の判断を待っている梅咲は「え…そうなの?」と困惑。笹村が「え、決まってないの?じゃあ、ぜひ私やりたいんですけど!」と挑戦を表明すると、客席からは拍手が起こる。「ずっとずっとやりたい気持ちがすごくあったけど、でもどのタイミングで言ったらいいのかなって…」と迷っていたことを明かした笹村。何度もぶつかり合い、いよいよ迷いが吹っ切れた笹村は「シングルのベルトかけて、やりましょう!」。しかし自身が1.28カルッツかわさき大会への参戦が決まっていることを忘れていた笹村。その様子に梅咲は「もうダメだ。話にならない」と呆れ顔。WAVEのリーグ戦「Catch the WAVE」で笹村に絞め落とされており、シングルでのリベンジに燃える梅咲は「今回はベルトをかけてぜひやりたいな、とチャンピオンは思っております。いつものごとく、会社にお願いしましょう。でも遅いとお客さんが怒るから、今日決めて欲しいです」。挑戦希望者と会社の板挟みの王者は、どうやらファンからのツッコミにも苦労している様子…。戴冠から1度しか防衛戦が組まれなかったが、ここに来て挑戦者が渋滞に!カルッツかわさきのカードはどうなる?

第4試合 メインイベント スペシャルタッグマッチ 20分一本勝負
佐藤綾子&Himiko vs 柊くるみ&桜井まい

庶民の希望・Himiko、貴婦人に屈する

佐藤綾子&●Himiko(13分27秒 貴婦人おクラッチ)柊くるみ&桜井まい
※この試合をもって佐藤綾子がフューチャーサイト卒業

リングの貴婦人・桜井まいがキャリア初の他団体参戦!美しく優雅に庶民を葬り、ディアナ本拠地の川崎の魅力(?)を語った。
ディアナマットでスターダムの桜井まいとプロミネンスの柊くるみがタッグ結成!スターダムのリングでは敵対する両者だが…。
三児の母・佐藤綾子は貴婦人の桜井に対抗し、「庶民代表」としてママチャリで会場を疾走!Himikoも庶民らしく某大手スーパーの買い物カゴを持参してリングイン。一般市民の希望を背負って、打倒富裕層に燃える庶民チームは入場から気合い充分だ。2人のあまりにも似合いすぎる庶民ぶりに桜井はカルチャーショック?思わず「超庶民じゃん…」。
まずは柊と佐藤で試合開始。ヘッドロックの取り合いから、柊がヘッドロック投げを決めれば、すかさず佐藤がヘッドシザースで切り返す。佐藤からタッチを受けたHimikoはギロチンを投下。柊はヘビー級の全体重を乗せたフットスタンプ2発で倍返し!Himikoはグロッキー状態になり、まさかのギブアップ寸前。なんとか踏みとどまったHimikoに、今度は桜井が襲いかかる。防戦一方のHimikoに、またも柊のフットスタンプ。苦悶の表情を浮かべるHimikoに柊は容赦なく低空ドロップキック。早くもHimikoは大ピンチ!このチャンスに柊は桜井を呼び込もうとするが「命令しないで頂戴」と反発する桜井。怒った柊は桜井をボディスラムでHimikoの上に落とし、さらにローリングセントーン!桜井もダメージを受けてしまい、連携はギクシャク。噛み合わない2人に庶民チームのWドロップキックで形勢逆転。Himikoはくるみの脚に低空ドロップキックを打ち、アンクルホールドで動きを止める。佐藤にチェンジし、Himikoとのダブルブレーンバスターで柊を投げ切る事に成功。さらにバックを取りジャパニーズレッグロールを狙うが、柊はお尻で豪快に振り払う。突進してきた佐藤にトラースキック。ボディアタック、重爆ミサイルキックで桜井にチェンジ。桜井は串刺しビッグブーツ、スタンディングのシャイニングブーツ、STFと続けていく。厳しく絞り上げるもロープブレイク。桜井がロープ反動に走ったところへ佐藤はドロップダウン。これが桜井の怒りを買う。「道を塞ぐな!この無礼者がっ!」と踏みつけ、佐藤のキックをかわし貴婦人ポーズで美しく挑発する。庶民の佐藤も投げっぱなしジャーマンで一矢報い、Himikoへチェンジ。勢いよくドロップキックで飛び出し、51歳の庶民とは思えないコーナーワークからの巻き投げ、河津落としで桜井を翻弄。しかし桜井はビッグブーツ一撃で再び流れを取り戻し、Himikoをおパラダイスロックで封じ「この庶民が!」。身動きのとれない庶民に貴婦人は札束で尻を殴打。屈辱を味わう庶民仲間の姿に、居ても立っても居られない佐藤。おぼんを持ち出し、脳天目掛けておぼんを振りかざす。すると桜井は持っていた札束を投げ付け、おぼんでぼーんを阻止!金に目が眩んだか、佐藤は試合そっちのけでリングに散らばる札を必死でかき集める。11.23 PURE-J板橋大会のデイリー認定タッグ王座戦で死闘を繰り広げた佐藤の醜態を見兼ねた(?)柊が佐藤を蹴り飛ばす。いまだに動けないHimikoにも蹴りを入れ、やっとおパラダイスロック解除。助けてくれなかった佐藤にやや失望しつつも、Himikoは桜井と柊の連携攻撃をかわし、2人まとめてフェイスクラッシャー!追撃のダブルアームで桜井を抱え上げ、佐藤がおぼんの達人でナイスアシスト!Himikoのフェイスバスターも決まったが、反則の為ノーフォールに。立ち上がったHimikoはリングに散らばるお金に気付き、「あ、お金が…」と庶民の悲しいサガで拾い集めてしまう…。そんなHimikoに桜井はリストクラッチ式フロントスープレックス。佐藤のカットが間に合ったが、柊が飛び出し豪快なダブルラリアットで2人をなぎ倒す。リングから落下した佐藤を柊がしっかり抑える中、桜井がフェイスバスターから貴婦人おクラッチに繋ぎHimikoを下す。粘りを見せたが富裕層に屈したHimikoはお金をかき集めてリングを下りていく…。敗れはしたが、懐は潤ったようだ。
おマイクを持った桜井は「フューチャーサイトにお越しの庶民の皆様ごきげんよう!やっと、お念願の、ディアナ様のリングに上がることができましたわ!」と気品あふれるご挨拶。7月のフューチャーサイト参戦が発表されながらも流れてしまい、5ヶ月越しにディアナ参戦が実現。その喜びを「川崎といえば…東京でもない、横浜でもない、中途半端な町!そして、これといって何もない。でもね、一つだけあるのよ。ディアナのリング!貴方達、川崎市民がいたら誇りに思いなさい。そして貴方達庶民は川崎駅の富士そばを食べて帰りなさい。それでは超貴婦人様がまたディアナ様のリングに降臨する日まで…ごめんあそばせ」と高貴に表現し、年内最後のフューチャーサイトを締めくくった。

お知らせコーナー

ディアナのアミスタ大会恒例・お知らせコーナー。梅咲に「今日中に決めてほしい」と急かされ(?)、シングルタイトル次期挑戦者が決定!まずはウナギ・サヤカがカルッツかわさき大会で梅咲に挑戦。その勝者に対し、2月の新木場大会で笹村あやめが挑戦することに。タイトルマッチ決定を知ったウナギは自身のSNSに「1.28までうなが大人しくなってると思う??? お前はまだウナギ・サヤカをしらない。」と意味深投稿…。
また、1月のフューチャーサイトで新設する若手王座の詳報も。「25歳以下」の参加資格を満たし、柊くるみが初代王座争奪戦に参戦決定!トーナメントは波乱の予感!

▼2024年1月28日(日) カルッツかわさき大会 シングル王座戦決定!

【日時】
1月28日(日)開場 12:00/開始 13:30

【会場】
カルッツかわさき
〒210-0011
神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4

【今回決定カード】
W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者] 梅咲遥 vs ウナギ・サヤカ [挑戦者]
※第17代王者2回目の防衛戦

【既報参戦決定選手】
アジャコング、世羅りさ、尾﨑妹加、本間多恵、真琴、笹村あやめ、田中きずな

【チケット】
ディアナストアで販売しております。https://www-diana.stores.jp/


▼2024年1月6日(土) 若手シングル王座新設 

1月6日はフューチャーサイトを昼夜で2大会開催し、若手王座を新設する。

◆1月6日のフューチャーサイト 昼夜2興行(13:00~、17:00~)アミスタ大会でトーナメント一回戦から決勝まで行い、この日で初代王者が決定
◆タイトル名称が「W.W.W.Dクリスタル王座」に決定
◆トーナメント参加資格は25歳以下、またはキャリア3年未満
◆既報参加決定選手:ななみ、Himiko、美蘭、マコトユマ、香藤満月、田中きずな、炎華
◆追加参加決定選手:柊くるみ

【日時】
2024年1月6日(土)
昼興行 開場 12:30/開始 13:00
夜興行 開場 16:30/開始 17:00

【会場】
ポスト・ディ・アミスタッド(ディアナ道場)
〒212-0012
神奈川県川崎市幸区中幸町3−16−1

【チケット】
プオタスで販売しております。https://puotas.com/brand/diana


▼2024年2月11日(日)ディアナ新木場大会 一部カード決定

【日時】
2月11日(日)11:30開場/12:00開始

【会場】
新木場1stリング
東京都江東区新木場1-6-24

【今回決定カード】
W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者] 1.28 梅咲対ウナギの勝者 vs 笹村あやめ [挑戦者]


【試合結果】2023年12月10日(日) アミスタ大会Vol.47

第47回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月24日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 3WAYマッチ20分一本勝負 
ななみ vs 美蘭 vs 本間多恵

これがオトナの魅力!本間多恵、10代コンビを撃破

●美蘭(10分2秒 エビ固め)本間多恵○
※もう一人はななみ
※オクラホマロールを切り返して
※マコトユマが体調不良のため欠場し、タッグマッチから3WAYに変更

マコトユマが欠場になり、急遽3WAYにカード変更。美蘭が「ディアナの若い力を見せてやりましょう!」と、ななみと結託。ななみらんの連携で本間に集中砲火!ディアナの10代コンビに翻弄され続ける本間。元々はタッグの予定ではあったが、この試合は3WAY。自分が勝ちたいななみは美蘭を裏切ってしまう。すると美蘭が珍しく「お前何してくれてんだ!」と怒りを露にし、クロスボディ。これをキャッチされたが、スイングDDTに切り返す美蘭。ななみもボディプレスで反撃するが、本間がカット。「30代ナメんじゃねぇぞ!」と本間の猛攻開始!ぶら下がり腕十字やワキ固めでななみの腕を狙う。ここに美蘭が割って入り、やはり仲の良い10代コンビが交互に本間にエルボーを打つ。この数的不利の状況を本間は低空ドロップキックで打開。さらにTAEロックで再びななみの腕を極める。悶えながらロープに逃げたななみに追撃のミサイルキック!ここで美蘭が飛び出し、本間をまさかのフォール!本間がキックアウトし、三つ巴の丸め込み合戦へ。ななみと本間が逆さ押さえ込みの取り合いになると美蘭が横から押してWフォール!これは本間とななみが肩を上げたが、本間がななみをフォールするとフットスタンプを投下してカットするなど、ズル賢く成長した中学2年生の美蘭。丸め込みで大金星を狙ったが、本間が技ありの切り返しでスリーカウント。「残念でした、10代」と舌を出してリングを下りた本間。大人の魅力で会場を大いに盛り上げた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 
マドレーヌ vs ライディーン鋼

倍以上の体重差!マドレーヌ、全力ファイトも撃沈

●マドレーヌ(12分21秒 体固め)ライディーン鋼
※リバースセントーン

ディアナ退団まで残り4大会!マドレーヌたっての希望で、PURE-Jのナンバーワンパワー・ライディーン鋼が登場。マドレーヌは「ライディーン鋼をぶっ飛ばす」と息巻くが、豪快なヘアホイップでぶっ飛ばされるマドレーヌ…。エルボーやキックで次々に攻めるが、100キロの巨体はびくともせず。鋼はジャイアントスイングで46キロのマドレーヌを振り回し、そのまま急角度逆エビ固め。マドレーヌはエスケープし、打撃や丸め込み、関節技で立ち向かっていくが、ダブルスコアの体重差に大苦戦。ぶら下がり腕十字も軽々持ち上げる鋼。どうにか変形のバタバタアームロック(仮)に捕らえたマドレーヌ。鋼はバックブリーカーに続けて、マドレーヌが二つに折れそうなほどのアルゼンチンバックブリーカーで厳しく腰攻め。さらにラリアットやニールキックで畳み掛ける。窮地のマドレーヌは再びの丸め込みもカウントは2。鋼はトラースキック、レインメーカーと続け、トドメはリバースセントーンで圧殺。「ナンバーワンパワー」にふさわしいファイトでマドレーヌを下した。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&香藤満月 vs ジャガー横田&デボラK

三冠女王のジャガー横田、躍動!

井上京子&●香藤満月(12分21秒 外道クラッチ)ジャガー横田○&デボラK

デビュー2ヶ月の香藤と35年の京子が、ディアナ版「チーム200キロ」結成?香藤と京子は、SSPW女子タッグ王座を獲得し三冠女王となったばかりのジャガーに奇襲!ヘビー級の合体攻撃を浴びながらも、香藤を捕まえたジャガー。あっという間に形勢逆転し、香藤のローンバトルに。デボラのキャメルクラッチをエスケープし、京子にチェンジ。京子はお返しのキャメルクラッチでデボラを絞るが、デボラは京子の手に噛みついて脱出。怒った京子はデボラを連れて赤コーナーへ。香藤に「さっきのお返し!噛め!」と指示。食いしん坊の香藤は「いただきます!」とデボラの手をガブリ。そのお味は…「不味い!」。続くジャガーと京子のマッチアップはまさに柔と剛。京子は豪腕を振り抜きラリアット。さらに香藤にプロレスのお手本を見せるかのように、ジャガーを持ち上げパワーボムの構え。これをジャガーはウラカンラナに切り返す。それでも立ち上がる京子は今度こそパワーボムでジャガーをマットに叩きつけ、香藤にチェンジ。香藤はボディプレスやボディアタックでがむしゃらファイト。粘る香藤だが三冠女王の牙城は崩せず。ジャガーが浴びせ蹴りに続けてクルリと丸め込み、勝ち名乗りを受けた。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負 
佐藤綾子&梅咲遥 vs Himiko&尾﨑妹加

Himiko、涙の先輩超えでシングルベルト挑戦に名乗り!会社の判断は…?

佐藤綾子&●梅咲遥(16分34秒 ホルヘクラッチ)Himiko○&尾﨑妹加

エースとの対戦に燃えるHimikoが初の先輩超えで大金星!シングルベルト挑戦を直訴した。
プロレスデビュー前から旧知の仲であり、今では先輩後輩の関係となった梅咲とHimikoがそれぞれ先発し試合開始。いきなりのW攻撃で先制するHimikoに、レフェリーの目を盗んで反則攻撃をしかける梅咲。スピーディーな攻防は互角に。ボディスラムは両者しっかり腰を落として上がらず。ならばと梅咲は弓矢固め。腰を大きく反らせ悶えるHimikoに、続いて佐藤の逆エビ固め。腰攻めの連続に苦しむHimikoは何とかロープに手が届き、反撃開始。首4の字や膝十字で食らい付いていく。替わった尾﨑は佐藤の膝にエルボードロップを落とす。佐藤は膝攻めに表情を歪めながらもジャンピングニーで応戦。素早くバックを取ったジャパニーズレッグロールクラッチはカウント2。佐藤のタッチを受けた梅咲は勢いよくミサイルキックを発射し、続けて低空ドロップキックを突き刺す。尾﨑は梅咲を軽々と持ち上げ、力強いボディスラムでマットに叩きつける。さらにセントーンを連続投下するが梅咲はこれをキックアウト。尾﨑はファイヤーマンズキャリーで梅咲を担ぎ、怪力でアルゼンチンバックブリーカーへ移行し梅咲をいたぶる。佐藤がカットで救出するが、尾﨑は続けてサイドスープレックス、ダイビングセントーン。尾﨑のパワー殺法の餌食となった梅咲に、今度はHimikoが襲いかかる。Wアーム卑弥バスターはカウント2で佐藤がみぞおちを踏みつけてカットしたが、Himikoは負けじともう一度Wアームの体勢。切り抜けた梅咲がブレンバスター。梅スプラッシュは尾﨑がカットし、残り時間5分を切る。Himikoはがむしゃらに丸め込みニアフォール。梅咲のエルボースマッシュがクリーンヒットし、リング中央で大の字になって倒れたHimiko。尾﨑が飛び出し、カットが間に合う。梅咲がHimikoのバックを取り、必殺ジャーマンの構えに入る。これでトドメかと思われたが、アシストに入った佐藤のおぼんが梅咲の脳天を撃ち抜いてしまう…。この大チャンスにHimikoのスクールボーイ。梅咲はなんとかキックアウトし、スリーカウントを許さない。再び梅咲はジャーマンを狙う。今度は尾﨑が飛び出し、Himikoは息ぴったりにかわすと梅咲にラリアットが直撃!さらにHimikoのブルドッギングヘッドロック、ホルヘクラッチが流れるように続き、流石の王者も肩が上がらず。今井レフェリーがマットを確かに3回叩き、会場内は大歓声に包まれる。尾﨑の完璧なアシストにHimikoの新技が見事に繋がった大金星だ。シングル王者から直接勝利を挙げたHimikoは「現チャンピオンに勝ったぞ!これは、W.W.W.Dシングル王者に対戦の申し込みをしてもいいんじゃないでしょうか?」とタイトルマッチを要求。梅咲は「シングルに挑戦ですか?エリザベスではなく?初めて後輩に負けちゃったんですけど…。こうやって後輩に負けちゃったことも、きっと今の梅咲遥のチャンピオンロードに必要なんだとポジティブにとらえようと思って。悔しい気持ちもあるけど、挑戦したいと言ってくれるのは凄く嬉しいしありがたく受け止めます。あとは…会社が決めます」とまたも判断を会社に委ねた。すでにウナギ・サヤカが挑戦を表明しており、カルッツかわさき大会参戦選手に名を連ねている。しかし王座戦正式決定には至っておらず、会社の判断を待っている状況だ。4月の後楽園大会でベルトを奪取、以降は1度しか防衛していない梅咲。防衛ロードの行方は波乱の予感? 先にリングを降りていく梅咲を見送ったHimikoは「妹加さんの力なくして勝利は掴めなかったので、ここは妹加さんに締めていただこうかと…」と尾﨑にマイクを渡す。尾﨑は困惑しながら「そんなんじゃ遥ちゃんだって会社だって、OKしてくれないよ?せっかく掴んだチャンスなんだから!」と諭し、再びマイクはHimikoへ。今度は力強く「Himikoに任せろ!」の言葉でしっかりと興行を締めくくった。

【試合結果】2023年11月26日(日) アミスタ大会Vol.46

第46回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月10日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&デボラK vs 本間多恵&尾﨑妹加

本間、マドレーヌとの対戦を楽しみながら笑顔で勝利


マドレーヌ&●デボラK(16分15秒 T-Control)本間多恵○&尾﨑妹加

マドレーヌの「今日は寒いから元気に声だしていきましょう」の言葉通り、SPiCEAPがマドレーヌをロープに貼り付けシャッターチャンスを作るなど賑やかな展開に。本間はディアナ所属もあと1ヶ月となったマドレーヌに「マドレーヌと一戦一戦を楽しみたいと思います」とグーパンチ連発!明るく楽しい試合も次第に白熱し、尾﨑とデボラのタックル合戦に客席からは歓声が沸く。マドレーヌが腕十字から三角絞めとMMA仕込みのテクニックを披露すると、尾﨑はウェイトリフティング仕込みの怪力でマドレーヌを持ち上げマットに叩きつける。本間とマドレーヌの関節の取り合いは互角の展開に。本間のTAEロックをエスケープしたマドレーヌは飛び越えフェイスバスターでデボラにチェンジ。デボラの極楽固めは尾﨑がカット。マドレーヌとデボラがWドロップキックを打つもカウント2。尾﨑のスパインバスター、本間のジャックナイフの連携はなんとか返し、得意のエルボー合戦に持ち込むデボラ。打撃はデボラに軍配も、タッグワークはやはりSPiCEAPが一枚も二枚も上手。尾﨑がラリアットで2人まとめて薙ぎ倒し、マドレーヌを押さえる。その隙に本間のT-Controlでギブアップを奪う。試合後はマドレーヌが「退団してからもよろしくお願します」と深々と頭を下げ、本間は「どうしよっかな?」と冗談を交えながらも「最後までマドレーヌの応援よろしくお願いします」と観客にアピール。笑顔でリングを下りた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
井上京子vsマコトユマ

厚く高い壁…マコト、試練の一戦

○井上京子(4分53秒 体固め)マコトユマ●
※ラリアット

「あかゆ」を訪れ京子に入門を直訴し、練習を重ね10.8後楽園でデビューしたマコト。デビューから2ヶ月の弱で早くも京子とのシングルマッチを迎えた。力比べは京子が圧倒。マコトをあっさりロープに押し込む。マコトは連続エルボー、連続ドロップキックで果敢に立ち向かう。受けきった京子はタックル一撃でマコトを倒し、逆エビ固め。京子は重い腰をしっかりと落とし、悶え苦しむマコト。何とかロープに手が届き、マコトはがむしゃらにエルボーを打つ。マコトの闘志を見定めるようにエルボーを受け続ける京子。観客の声援を背に走るマコトだったが、京子のラリアットが炸裂!強烈な一撃を被弾したマコトの肩は上がらず、わずか5分の決着となった。京子は涙を滲ませるマコトを笑顔で抱き締め、リングを下りていった。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子 vs Himiko&香藤満月

クライシス大暴走!香藤、トラウマ級試練の一戦

○ジャガー横田&佐藤綾子(12分34秒 体固め)Himiko&香藤満月●
※浴びせ蹴り

ジャガーと佐藤のCRYSISが、Himikoと香藤の若手タッグを迎え撃つ!「このカード、もう結果が分かりきってるよね」とジャガーがハンディキャップマッチを提案するが、今井レフェリーに窘められ通常ルールで行うことに。早速ジャガーのやりたい放題の予感…。やはりCRYSISは奇襲をしかけ、Himikoをターゲットに。Himikoを捕まえた佐藤がジャガーにチェンジに行こうと背中を向けたところを後ろから反撃!佐藤を自コーナーへ連れていき香藤にチェンジするHimiko。香藤は大きな体を生かしたパワフルファイトを見せるが、そのお腹の肉を佐藤が両手でつまみあげると香藤はたまらず悶絶。佐藤からジャガーに替わり、デビュー2ヶ月の香藤がレジェンドのジャガーと対峙!香藤は気持ちを込めた豪快なエルボーで会場を沸かせ、ジャガーも驚きの表情。ジャガーもサミングや香藤の髪の毛を持って振り回すなど、今井レフェリーも思わず「全部ダメ」と全てを注意するほどやることなすこと反則だらけのラフファイト!なす術なく大絶叫する香藤に、佐藤も反則で痛め付ける。香藤はローンバトルが続くが、CRYSISの執拗な反則攻撃を耐え抜き、大きなお腹のボディアタックで佐藤を吹っ飛ばし、やっとHimikoにチェンジ。Himikoは串刺しエルボー、テンポ良いコーナーバンデーラからの巻き投げ、続けてクルスフィックスで絞り上げる。カットを伺うジャガーの気配を感じたHimikoは香藤に「押さえろ!」と叫ぶが、香藤はジャガーの眼光に怯み、手が出せず…。怖いジャガーとキレるHimiko、2人の先輩に挟まれリングを右往左往。「おい!ちゃんと押さえろ!」とHimikoが怒鳴ると香藤はコーナーで唸り声を上げながらうずくまる。佐藤はミサイルキックでHimikoを吹っ飛ばし、ジャガーにチェンジ。ジャガーとHimikoのマッチアップは2人とも50歳オーバーとは思えない激しさ。Himikoがブルドッぎングヘッドロックで追い込み、セカンドコーナーに登ると、ジャガーが雪崩式ブレーンバスター。キックアウトしたHimikoはエルボー連発でジャガーを自コーナーに追い込み、香藤とのダブル攻撃で会場を沸かせるが、佐藤のおぼんを被弾。ここから両チームが入り乱れ、やはり若手チームがCRYSISの反則攻撃の餌食に…。「休むときに使うだけ」と豪語しリングに持ち込んだパイプ椅子はやはり凶器!椅子やおぼんを自在に操り大暴れのCRYSIS。ジャガーはHimikoとは違い新人の香藤に対しては小突く程度に留める優しさを垣間見せたが、勝負は非情。セカンドコーナーからの浴びせ蹴り「ジャガーカッター」を香藤に投下しスリーカウント。香藤にとってはトラウマ級の試練となった。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&美蘭 vs ウナギ・サヤカ&ななみ

梅咲、二度目の防衛戦の相手は…ウナギ?

梅咲遥&●美蘭(13分55秒 片エビ固め)ウナギ・サヤカ○&ななみ
※城門突破

ウナギ快勝で1.28カルッツかわさき参戦決定一番乗り!さらに梅咲への挑戦も表明した。
昨秋のJTO参戦を皮切りに「ギャン期」に突入、以降マット界を大爆走中のウナギがアミスタに初見参。見事な勝利で今後もディアナマットで大暴れの予感だ。
11.5サムライTVファン感謝祭の6人タッグで火花を散らし、シングル戦の機運が高まった2人が早くも再びの激突。4.28後楽園でW.W.W.Dシングルベルトを奪取し、バックステージコメントでは対戦したい相手としてウナギの名前も挙げていた梅咲だが、両者の過去の対戦はいずれもタッグ。梅咲は14歳の美蘭を、ウナギは名古屋大会でもタッグを組んだななみをそれぞれパートナーに引き連れ登場。ウナギは握手を拒否し「梅咲出てこいよ」と挑発。しかし先発に名乗りを上げたのは美蘭。これに不満げなウナギはななみをリングに送り出し、まずはディアナの10代対決となった。急成長中の2人はハイスピードな攻防を展開。ななみが先輩らしくリードし、美蘭を捕まえたままウナギにチェンジ。ウナギと美蘭の初遭遇はウナギが容赦なく攻めていき、ななみとのチームワークも上々。美蘭は打点の高いドロップキックを連発し、「もっと来い」と煽るななみに三角跳びプランチャやスイングDDTなど高い身体能力を存分に発揮。さらに梅咲を発射台にしての合体ムーンサルトを披露。そこに梅咲がフットスタンプを投下し、ななみは苦悶。ななみは負けじと得意のタックルで梅咲を吹っ飛ばし、いよいよウナギにチェンジ。注目のマッチアップはまずウナギがギロチンや大ふへん固めで猛攻。大きく体を反らせ悶える梅咲を美蘭が救出。今度は梅咲がランニングネックブリーカー、ドロップキック、ミサイルキックで反撃。ウナギのブレーンバスターを食らってもフォールを許さずすぐさま立ち上がり、同じくブレーンバスターでぶん投げる梅咲。激しいエルボー合戦は鈍い音を鳴らした梅咲に軍配。ウナギの胸板に重いエルボーを連続で打ち、さらに追撃を狙う梅咲にななみのノーザンライトスープレックスがカウンターで決まる。この好アシストからウナギがスライディングTANAKA!リングで大の字に倒れた梅咲を美蘭のカットが救う。梅咲はキューティースペシャルから美蘭にチェンジ。連続丸め込みでウナギをニアフォールに追い込む美蘭。しかしコーナーに上ったところをななみに捕まり、ななみのボディプレス、ウナギのギロチンを連続で浴びてしまう。梅咲がななみを蹴落とし、再び美蘭がウナギに立ち向かう。持ち味であるスピードを活かす美蘭を、ウナギはビッグブーツで迎撃!続く城門突破に美蘭はピクリとも動けず。梅咲が必死に美蘭を呼ぶが、あえなくスリーカウントを聞いた。ウナギのテーマ曲が流れる中、梅咲はウナギに鋭い視線を送る。マイクを持ったウナギは「チャンピオンにお尋ねしたいんですけど…ベルト獲ったの何月でしたっけ?4月だよね?防衛戦は何回した?1回だよね?おい井上京子!それでいいのか?!そのベルト、だいぶ寂しい思いしてるんじゃないかな。私が巻いたらアメリカにもスペインにも、きっともっと色んな国、そして色んな団体に連れていってあげられるんじゃないかと思うんだけど。どうかな?」。対する梅咲は「今ウナギさんが言ったこと、みんなが思っていることだと思います。でも1回1回の防衛戦を大切にしたいし、防衛戦の相手から良いものを吸収したいと思ってベルトを巻いてる。防衛戦が1回しかできてないのは自分の責任でもある。ウナギさんとやって、発言力や発信力を吸収できたらなって思います。1月28日はスケジュールどうなんですか?」と来年のカルッツかわさき大会への参戦を要求。ウナギは「モノによっては空けてやる」とW.W.W.Dシングルタイトルを懸けることを条件に参戦受諾。梅咲は会社の判断に任せるとした。「これをそう簡単に吸収させないし、お前が防衛することもない。おい、井上京子!ちゃんと組めよ」と釘を刺すウナギ。なお、その「会社の判断」はウナギ参戦決定としながらも対戦カードは決定に至らず。タイトルマッチの正式決定が待たれる。ここでななみが律儀に挙手し、「ちょっといいですか?今日は久々にウナギさんと組めて嬉しいです。試合にも勝って、今日叶えたいことがあるんです。話題になってる自主興行、開催おめでとうございます!まだカード決まってないんですよね?今日、勝ったんで…自分、いいですか?試合、組ませてもらっても…」と1.7ウナギ・サヤカ自主興行への参戦立候補。「組ませてもらっても?出たいってことね?おい井上京子!お前んとこの奴、日本語ヘンだろ!でもななみがこんなこと言うの、お母さん嬉しいわ。ななみには出てもらいたいと思ってたし、自分の口から言ってもらえると思わなかった。いいよ。じゃあ梅咲遥、お前も出るだろ。後輩がこうやって発言してるのに、会社が決めますとか言ってんじゃねーよ。出たいとかやらせろとか言えよ」と、煮え切らない梅咲と控え室の京子にも度々苦言を呈しつつ、ななみの参戦を快諾。梅咲は「会社が決めるんで」の一言で態度を保留したが、会社から許可が下り、梅咲も渋々ながら?ウナギ自主興行参戦が決定。梅咲とウナギの今後に大注目だ。

【試合結果】2023年11月24日(金)フューチャーサイトvol.14

第14回フューチャーサイト、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月8日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&マコトユマ vs 田中きずな&炎華

全員10代のフレッシュファイト!

美蘭&●マコトユマ(10分41秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)田中きずな&炎華○

第一試合はフューチャーサイトらしいディアナとWAVEの10代対決。このカードで最年少かつ一番先輩の美蘭が炎華とハイスピードな攻防を見せれば、関節技を武器とする田中にデビュー2ヶ月にも満たないマコトが気迫で立ち向かっていく。田中は得意の腕十字で美蘭をギブアップ寸前に追い込み、追撃のミサイルキック。ここからWAVEコンビは猛攻開始!炎華の連続ドロップキック、スペースローリングエルボー、STFに苦しむ美蘭。619からマコトにチェンジし、マコトは飛行機投げや丸め込みでフォールするがカウント2。ならばと美蘭のライオンサルト、マコトのボディスラムで連続攻撃。しかしこれも3カウントは許さない炎華。マコトのバックを取り、ジャパニーズレッグロールクラッチで勝負を決めた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 真琴

真琴へ感謝のシングルマッチ

●デボラK(10分3秒 スクールボーイ)真琴○

プロレス復帰前に真琴の試合を観戦し、女子プロレスの魅力を改めて感じたと明かしたデボラ。そのデボラは自慢のパワーで押す。対する真琴はレフェリーの目を盗んで反則攻撃。デボラの怪力に手こずる様子も見せたが、デボラの顔面に背中にと多彩な蹴りで真琴優位の展開に。真琴はデスバレーを狙うがデボラの体は上がらず。逆に真琴を担いだデボラがバックフリップ。追撃の極楽固めでしつこく絞るデボラを振り払った真琴。クルリと丸め込んで勝利を掻っ攫った。 

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&網倉理奈 vs Himiko&香藤満月

「にじゅうまる」絆深まる大熱戦

○ななみ&網倉理奈(18分2秒 片エビ固め)Himiko&香藤満月●
※ダイビングボディプレス

タッグ力強化中のにじゅうまる。いつかベルトに挑戦する日まで、着々と実績を積み重ねていきたいところだ。先発を買って出たななみだが、香藤との押し合いにやや苦戦。網倉が加勢するが、香藤は持ち前のパワーで2人を吹っ飛ばす。ここから勢いに乗りたい香藤とHimikoだったが連携は失敗し、にじゅうまるがお返しのボディアタック!続けてにじゅうまる合体わー!プレスを狙ったがこれは回避。逆に香藤と51歳・Himikoの「ごじゅうまる」ワー!プレスでななみをフォール。思わぬ合体攻撃に困惑した網倉のカットが何とか間に合う。香藤は体格を存分に生かしたファイトでななみに立ち向かっていく。ななみのヘアホイップを持ちこたえ、しっかり腰を落とした逆片エビ固めで反撃。ロープに逃げたななみはエルボーを連発し、香藤をコーナーへ押し込む。ボディアタックをお見舞いし、優勢のまま網倉にチェンジ。網倉は香藤にタックル合戦を挑むが、95キロの香藤は倒れない。「何で?!」と驚きを隠せない網倉。パワフルファイトを持ち味とする網倉のタックルを堪えた香藤は雄叫び!ならばと網倉はボディアタックやボディプレスで攻めまくる。疲れの見える香藤に、Himikoが助太刀。ドロップキックを網倉に突き刺し、香藤にも叱咤激励のストンピング。Himikoの期待に応えるように香藤がボディプレス。カウントは2に終わり、Himikoにチェンジ。網倉をクルスフィクスで締め上げ、回転し横十字固め。さらにブルドッギングヘッドロックでしっかり存在感をアピール。しかし追撃のWアームは上がらず。にじゅうまるの合体攻撃の餌食に。勝負を決めたいななみのノーザンライトはHimikoが持ちこたえ、河津掛けからレッグシザーズネックロックへ流れるように繋ぐ。Wアーム卑弥バスターのフォールは網倉がカットし、再びななみと香藤のマッチアップに。重い香藤にななみのノーザンはやはり上がらず。残り5分を切り、両軍入り乱れる大混戦に。Himikoはカットに飛び出す網倉を捕まえたが、網倉が巧妙に誤爆を誘う。Himikoは香藤のボディプレスを食らってしまい、その上から網倉がセントーンを投下し、大ダメージ!網倉が作った大チャンスに、ななみが燃える!ボディアタックでリング中央に香藤を倒すと、コーナーからの大跳躍を見せ、ボディプレスで圧殺。18分の熱戦に終止符を打ち、網倉との絆もさらに深まった。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&笹村あやめ vs 佐藤綾子&マドレーヌ

梅咲&笹村、最初で最後の?タッグ結成

○梅咲遥&笹村あやめ(13分10秒 ジャーマンスープレックスホールド)佐藤綾子&マドレーヌ●

笹村とのシングル戦を熱望している梅咲。この日は対角…ではなく隣に立つことに。その対角には、佐藤とマドレーヌの「CRYSIS」。ヒールユニットのクライシスは凶器で奇襲!欠場明けの梅咲に的を絞り、いきなり猛攻開始。クライシスは佐藤がレフェリーの注意を引き、その隙にマドレーヌが凶器攻撃。梅咲はネックブリーカーやフットスタンプで反撃し、笹村にチェンジ。しかし笹村はボディスラム一発で梅咲にチェンジ。もう少し休みたかった(?)梅咲は渋々リングへ…。梅咲も一発で笹村にチェンジしお返し。笹村も再び一発で梅咲に無理矢理タッチし、休ませてもらえない梅咲は絶叫!闘いたい2人にタッグは無理なのか、やはり一発で威嚇まじりにチェンジ。梅咲と笹村に巻き込まれる形でボディスラムを受けまくったマドレーヌは、ようやく笹村との打撃合戦に。マドレーヌの鋭いキックに笹村は重いエルボーを返していく。マドレーヌは後転倒立から2回転ヘッドシザーズホイップへ繋ぐ。「グルグルホイップ」で笹村を投げ、佐藤へ。佐藤はWアームスープレックスやミサイルキックに、レフェリーがマドレーヌに気を取られるうちにおぼん攻撃も織り交ぜ、試合のペースをしっかり握る。笹村がジャーマンでぶん投げれば、佐藤は佐藤トランペットをお返し。それぞれパートナーにチェンジし、梅咲とマドレーヌの同期対決に。マドレーヌは退団前に新技・飛び越えフェイスバスターを披露。バタバタアームロック(仮)、フェイマサーと畳み掛けていく。梅咲はカウンターのキューティースペシャルからミサイルキック、トドメのジャーマンを狙う。しかしマドレーヌが丸め込みに切り返し、怒涛の丸め込みの応酬へ。佐藤の好アシストも僅かに肩を上げた梅咲はアメジストクロスで鮮やかなブリッジ。これでも決まらず、笹村のフットスタンプ、梅咲の梅スプラッシュを連続投下しても佐藤がおぼんで頭部を殴打してカット。笹村はお返しとばかりにおぼんで佐藤を攻撃。佐藤がリング下に落ちていき、梅咲が必殺ジャーマンでディアナ所属もあと1ヶ月となった同期を葬った。見事に好機を演出した笹村は、佐藤のおぼんを持って笑顔でアピール。その姿を見て、おぼんでのカットを笹村の仕業と勘違いした梅咲は「最後絶対こいつだ。やったでしょ」と疑いの目を向ける…。アピールが思わぬ形であだとなった笹村。セコンド陣も観客も何故か誰も証言せず、梅咲は「ほら、みんな静かだもん」。笹村の必死の弁明もむなしく疑惑は晴れぬまま大会が終了。2人のシングル対決への機運が高まった?

会場限定・お知らせコーナー

アミスタ大会ではおなじみのおしらせコーナーでは、今後のフューチャーサイトに関して重大発表!「全女」時代を知るベテラン・佐藤綾子とデボラKは12月22日の大会をもってフューチャーサイトを卒業。
そして年明け、1月6日はフューチャーサイトを昼夜で2大会開催し、若手王座を新設する。現時点での発表は以下の通り。初代王者決定の瞬間、お見逃しなく!
◆1月6日のフューチャーサイト昼夜2興行(13:00~、19:00~)アミスタ大会でトーナメント一回戦から決勝まで行い、この日で初代王者が決定
◆トーナメント参加資格は25歳以下、またはキャリア3年未満
◆参加決定選手:ななみ、Himiko、美蘭、マコトユマ、香藤満月、田中きずな、炎華

フューチャー卒業の佐藤 引退じゃないから安心してね

【試合結果】2023年11月12日(日)アミスタ大会vol.45

第45回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月26日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 
Himiko&マコトユマvsマドレーヌ&香藤満月

香藤満月、自力初勝利を目指せ!

 Himiko&●マコトユマ  (15分5秒 体固め)マドレーヌ○&香藤満月
※フェイマサー

10.8後楽園でデビューしたマコトと香藤が、それぞれデビュー戦での相手とタッグを結成。2人のルーキーがそれぞれ先発を志願し、いきなりエルボーの打ち合いに!レフェリーの制止もきかず、互いの意地がぶつかり会う。香藤は体格を生かしパワーで押し、マコトはレスリング経験で培った投げや関節技で勝負し互角の戦いに。香藤はHimikoの厳しい攻めも自力で返していき、マコトはマドレーヌのエルボーやドロップキックを連続で受けるがカウント1で肩を上げてみせる。再びのルーキー対決は白熱。マコトが気迫のエルボーを打つと、香藤も力強いエルボーで鈍い音を鳴らし、観客の度肝を抜いた。マコトは思わず「痛い!」と絶叫しながらも反撃。カウンターの飛行機投げはカウント2。替わったHimikoはレッグシザーズネックロックで香藤をギブアップ寸前に追い込む。ここでマドレーヌが「満月、頑張れ!」と激励のカット。しかしHimikoの逆片エビ固めで再び窮地に。マドレーヌのカットに頼らず、なんとかロープに手を伸ばした香藤。大きなお腹でHimikoを吹っ飛ばし、95キロのボディプレスで香藤も反撃。香藤のタッチを受け、マドレーヌはロンダートバックエルボーや後転倒立ヘッドシザーズホイップで攻める。対するHimikoはブルドッギングヘッドロック、Wアーム卑弥バスターでチャンスを作り、マコトにチェンジ。マコトはHimikoのアシストを受けながら丸め込み連発。しかしマドレーヌは肩を上げ、強烈なミドルキックをお見舞い。悶えるマコトに、マドレーヌはトドメのフェイマサーを投下。香藤が必死でHimikoを押さえる中、スリーカウントが入る。しっかり勝利に貢献した香藤は、自力勝利を目指す!

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 
ななみ&網倉理奈vsデボラK&尾﨑妹加

力を合わせて勝利のにじゅうまる!

 ○ななみ&網倉理奈(13分29秒 ノーザンライトスープレックスホールド)デボラK●&尾﨑妹加

タッグトーナメントでは準決勝で敗れたが、まだまだ諦めずにタッグベルトを狙う「にじゅうまる」の2人がこの日も登場!ななみとデボラのロックアップに、それぞれ網倉と尾﨑も加勢。尾﨑の怪力でロープに押し込まれたにじゅうまる。しかしにじゅうまるはデボラを捕まえ、タッグワークで試合のペースを握る。防戦一方のデボラを見かねた尾﨑が飛び出し、4人のタックル合戦に。網倉を吹っ飛ばし、やっとローンバトルを抜け出したデボラは尾﨑にチェンジ。尾﨑は網倉とのパワフルファイトで会場を盛り上げる。網倉に替わったななみも尾﨑のパワーの餌食に。アルゼンチンバックブリーカーに苦しむななみを網倉が救出。再び尾﨑からデボラに替わり、極楽固め。これも網倉がカットし、網倉のセントーンとななみのボディプレスを連続投下。尾﨑がカットに入るが、網倉は尾﨑をパワースラムで排除し、ななみの勝利をお膳立て。網倉の好アシストを受け、ななみがノーザンライトスープレックスで試合を決めた。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&長谷川美子vsジャガー横田&佐藤綾子 
※梅咲遥が発熱のため欠場。対戦カード変更

佐藤&ジャガー「クライシス」大暴れ!初参戦の長谷川はクライシス流の手荒い歓迎に撃沈…

井上京子&●長谷川美子(14分50秒 佐藤トランペット)ジャガー横田&佐藤綾子○

YuuRIリアラに続くガンバレ☆女子からの刺客・長谷川美子がディアナ初登場。梅咲とのシングルが予定されていたが、梅咲が発熱のため欠場。急遽、ジャガー・京子・佐藤の3WAYに長谷川が組み込まれる形となった。その長谷川が威勢よく先発を買って出たが、佐藤&中森の挑戦を受けることが決まっている京子は「まず待ってろ」と制止し、京子と佐藤のマッチアップで試合開始。佐藤が手四つで京子を誘い込んだところにジャガーが後ろから奇襲。CRYSISは連携攻撃を試みるが、京子はいきなりダブルラリアットで2人を吹っ飛ばす。佐藤を捕まえヘアー投げからの”お決まり”のお尻グリグリ攻撃。さらに佐藤のお盆を敵コーナーから素早く奪い取り威嚇する京子。今井レフェリーに注意されると、お盆を笠に見たて山形の「花笠音頭」を踊りCRYSISチームを撹乱。さらに佐藤のお株を奪う噛みつき攻撃から長谷川にチェンジ。ディアナ初参戦の長谷川は勢い良くドロップキック。必死に食らいついていくが、CRYSISチームの老獪な試合運びにローンバトルを強いられ、執拗な反則攻撃に打つ手のない長谷川。ジャガーがDDTに続けてパイルドライバーを狙ったところを、やっと京子が救出しチェンジ。鬱憤の溜まっていた京子は怒り爆発!ジャガーのコブラツイストも勢いで振り払い、まさに無双状態の京子。ナイアガラの構えを佐藤がカットに飛び出すが、佐藤&ジャガー諸共ラリアットでなぎ倒す。ジャガーを宣言通りのナイアガラドライバーでマットに叩きつけるが、佐藤がカットに入る。もう一発を狙うも、ジャガーが華麗なウラカンラナに切り返す。タッチを受けた佐藤は京子相手にお盆を脳天に振り下ろし、高速で丸め込むがカウントは2。京子は佐藤に強烈なカウンターラリアットを決め、長谷川にチェンジ。ドロップキック連発から京子を呼び込む長谷川だが、佐藤が誤爆を誘う。この隙に佐藤がセカンドミサイルキックを放ち、間髪いれずにダブルアームスープレックスを決めるが長谷川はカウント2で返す。ならばとコーナーに上った佐藤を追いかけた京子は、雪崩式ブレーンバスターで佐藤をぶん投げ強烈アシスト。京子が「乗れ!」と叫び、長谷川がフォールに。佐藤の肩がカウント2で上がるが、再び京子がラリアットで援護射撃。しかし長谷川の追撃ボディプレスはカウント2。粘る長谷川はエルボーの連発で気迫を見せるが、百戦錬磨のCRYSISには敵わず。CRYSISは凶器攻撃で長谷川と京子を分断し、佐藤の変形フィッシャーマンズスープレックス「佐藤トランペット」でフィニッシュ。京子からの直接勝利はならなかったものの、タッグベルト奪回に向けて幸先よく白星を挙げた。佐藤のテーマ曲が流れる中、やりたい放題のCRYSISに京子は大クレーム。意に介さない様子の佐藤は「長谷川選手、初参戦でいきなりこのメンバーっていうのは酷ですね」とCRYSISの洗礼を受けた長谷川を慮り(?)ながら、12月15日にアミスタで開催する佐藤綾子プロデュース・CRYSIS興行をしっかり告知した。