【試合結果】2023年11月3日(金・祝)佐藤綾子凱旋!山形県庄内町大会

佐藤綾子凱旋大会、応援ありがとうございました!278名(満員)のお客様にお集まりいただきました。この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月5日12時(予定)から11月19日23時59分までご覧いただけます。


第1試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]


[綾華]佐藤綾子&○中森華子(10分20秒 雁之助クラッチ)本間多恵&尾﨑妹加●[SPiCEAP]
※綾華がトーナメント決勝進出

佐藤綾子凱旋・山形県庄内町興行、第一試合から早速佐藤の登場!山形県南陽市大会ではタッグベルトを賭けて戦った両軍がトーナメント準決勝で激突!佐藤は「W井上には勝つまでやる」と意気込み、トーナメント優勝を誓う。10.29PURE-Jでデイリースポーツ認定タッグを中森と共に防衛した佐藤は地元のファンにベルト姿を披露。試合が始まると早速、SPiCEAPが猛攻開始!捕まる佐藤はドロップキックで反撃し、尾﨑を蹴落とし中森を呼び込む。ここからは綾華が本間に集中砲火。中森の多彩な蹴りが次々と本間にヒット。本間もぶら下がり腕十字やワキ固めなど得意のサブミッションで攻める。中森からのタッチを受けた佐藤は本間の顔面にキックを繰り出すが、本間はそれをキャッチしアンクルホールドに切り返す。本間は佐藤のエスケープをなかなか許さない。なんとか逃げた佐藤だったが、今度は尾﨑のラリアット連発を受ける。佐藤はおぼん攻撃で形勢逆転し、中森へ繋ぐ。中森の鋭いハイキックが尾﨑の顔面を捉え、綾華のサンドイッチ式ニーアタックで挟み撃ちに。追撃のシャイニングフラワーはカウント2。尾﨑はウェイトリフティング仕込みの怪力で中森をアルゼンチンで担ぎ上げる。佐藤がカットに入るが、尾﨑はラリアットで薙ぎ倒す。尾﨑がマイカバスターの構えに入ると、これも佐藤が阻止。SPiCEAPが抜群の連携を見せると綾華もすぐさまカット。本間が佐藤をリング外へ落とし、中森と尾﨑の一騎討ちへ。尾﨑のラリアットをキックアウトした中森は、もう一発を狙った尾﨑の腕を取り、素早く雁之介クラッチで丸め込む。レフェリーがマットを3回叩き、綾華がトーナメント決勝進出決定!W井上へのリベンジマッチまであと1勝となった。

第2試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS ななみ&網倉理奈[にじゅうまる]

[ルミナス]梅咲遥&○高瀬みゆき(13分48秒 ラ・マヒストラル)ななみ&網倉理奈●[にじゅうまる]
※ルミナスがトーナメント決勝進出

もう一つの準決勝ではにじゅうまるとルミナスが激闘!一回戦を突破したにじゅうまるは、敗れた美蘭&笹村の思いも背負って戦いたいと語る。対するルミナスは過去3度W.W.W.Dタッグを戴冠しており、シード枠での登場だ。試合開始早々、ルミナスがにじゅうまるを分断し、ななみに襲いかかる。ななみもダイヤル固めで反撃。すると高瀬もダイヤル固めでお返しし、チェンジを受けた梅咲もドロップキックや弓矢固めでななみを捕まえ逃がさない。ローンバトルが続くななみは鋭いタックルで梅咲を倒し、やっと網倉が登場!網倉は体格を生かしたセントーンやカナディアンバックブリーカーなど、パワフルファイトで試合の流れを引き寄せ、ななみにチェンジ。ななみと梅咲の同期対決は白熱。梅咲がドロップキックを打てばななみはタックル。エルボー合戦は互角に。ななみがノーザンライトスープレックス、梅咲がジャーマンスープレックスをそれぞれ繰り出したところでWダウン状態に。両者なんとかパートナーにタッチし、試合を託された高瀬と網倉は互いに引かない逆水平チョップの打ち合い。網倉が空転プレス、高瀬がパワースラムと両者の意地がぶつかり合う。高瀬がコーナーに上るとななみがデッドリードライブで落とし、合体わー!プレスで押し潰す。これは梅咲がすかさずカット。ルミナスの合体攻撃にも怯まず立ち向かう網倉。高瀬にななみがボディプレス、網倉がセントーンを連続投下するも、高瀬のピンチには梅咲が飛び込む。網倉のフォールをカットした梅咲はカサドーラで網倉を転がす。梅咲が網倉クラッチを外すと今度は高瀬がラ・マヒストラルで丸め込む!ルミナスの流れるような連携が決まりスリーカウント!元王者の名に恥じない戦いぶりを見せ、メインイベントの決勝戦へ進出だ。

第3試合プロレスリングDEWA提供試合
6人タッグマッチ20分一本勝負
チェリーマン&YU-TA&からからますく VS ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド

チェリーマン&YU-TA&○からからますく(13分45秒 体固め) ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド●
※からからプレス

ディアナ山形大会ではお馴染み、「プロレスリングDEWA」が南陽大会に続いて登場。東北で活動している6人は、佐藤の地元・庄内町の魅力を紹介しつつ、男子レスラーならではの迫力ファイトを展開。からからますくがからからプレス(ムーンサルトプレス)でメリー ザ キッドを圧殺。会場を大いに盛り上げ、後半戦へとバトンを繋いだ。

第4試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&香藤満月&関口翔 VS 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ


マドレーヌ&●香藤満月&関口翔 (9分59秒 エビ固め) 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ○
※ダイビングフットスタンプ

タッグトーナメント1回戦で敗れた美蘭&笹村、カケマドがそれぞれデビュー後初遠征のディアナ新人を加えたトリオを結成。その新人2人が先陣を切って試合開始!香藤はヘビー級の体格を生かし、マコトをロープまで押し込む。マコトは負けじと体を入れ換え、エルボー連発。笹村と美蘭も飛び出し、3人がかりで香藤に攻撃。関口とマドレーヌが香藤を救出し、連携を見せる。再びの香藤とマコトの攻防はエルボー合戦へ。ボディスラムでマコトを投げ、香藤はマドレーヌにタッチ。ディアナ所属としてのラスト山形となるマドレーヌはバチボコバランサーで会場を沸かせる。アマレス経験のあるマコトは鮮やかな飛行機投げでフォール。返されても続けてドロップキックを連発。替わった美蘭もドロップキックを連発。マドレーヌもロンダートバックエルボー、開脚ギロチンで反撃し、関口に繋ぐ。関口のワキ固めや腕十字に苦戦する美蘭。苦しむ美蘭を笹村が救出し、美蘭はソバットで関口の側頭部を撃ち抜く。チェンジを受けた笹村と関口のマッチアップは白熱。関口は試合巧者ぶりを存分に見せつけ、STOでチャンスを作る。マドレーヌの低空クロスボディ、関口のセントーンが続き、最後に香藤が95キロのボディプレス!押し潰される笹村だが、美蘭のカットが間に合う。今度はマコト、美蘭、笹村が香藤に総攻撃。マドレーヌがギリギリでカットに入るが、場外へ落とされてしまう。美蘭がコーナーに駆け上り、マドレーヌめがけてプランチャ発射!場外で美蘭とマコトがカケマドの2人を必死に押さえる中、リング上に残った香藤は笹村との一騎討ちに。笹村はダイビングフットスタンプを香藤のみぞおちに落とし、悶える香藤をがっちりフォール。スリーカウントを奪った。

第5試合タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&ジャガー横田 VS デボラK &Himiko

○井上京子&ジャガー横田(14分47秒 ナイアガラドライバー)デボラK &Himiko●

セミファイナルでは京子とジャガーが強すぎる、豪華すぎるタッグを結成。対角のHimikoとデボラはゴングを待たずに奇襲を仕掛けるが、場外に蹴落とされてしまう。客席に投げ込まれ、鉄柱に打ち付けられたHimiko。京子とデボラの乱闘が続く中、リングに戻ってもジャガーに防戦一方。京子もリングに戻り、ダンシングツリーや逆片エビ固めで厳しく絞る。替わったジャガーも4の字固めでまだまだ試合の主導権を握って離さない。ロープに逃げたHimikoはカウンターのドロップキック、ブルドッギングヘッドロック、ギロチンドロップ、Wアーム卑弥バスターと畳み掛けて息を吹き返す。ここでようやく出番が回ってきたデボラはジャガーに極楽固め。京子にカットされるも、バックフリップの体勢に。ジャガーはこれを逆打ちに切り返す。デボラはジャガーをロープに振り、カウンターで今度こそバックフリップを決める。しかし京子のラリアット、ジャガーの浴びせ蹴りを連続で食らってしまうデボラ。デボラは負けじとエルボー合戦、タックル合戦を京子に挑むが、京子の巨体はびくともしない。意表を突いて丸め込むがカウントは2。投げっぱなしジャーマンも2で返され、Himikoにチェンジ。Himikoは威勢良く攻めるが、Wアームは上がらず。デボラとのツープラトンも不発に終わる。ジャガーの踵落としがデボラの脳天に直撃し、再びHimikoと京子の勝負。劣勢のHimikoを会場の拍手が後押しするも、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。京子のジャーマンはなんとかデボラがカットしたが、ジャガーがデボラをリング外へ落とす。京子が「ナイアガラ!」と叫び、宣言通りのナイアガラドライバー!この一撃必殺にHimikoの肩は上がらず。山形県南陽市が生んだスターが勝ち名乗りを受けた。

第6試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦
タッグマッチ20分一本勝負
第1試合の勝者組: [綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 第2試合の勝者組:梅咲遥&高瀬みゆき[ルミナス]

[綾華]○佐藤綾子&中森華子 (13分45秒 ドラゴンスープレックスホールド) 梅咲遥&高瀬みゆき●[ルミナス]
※綾華がW.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者組となる。

庄内大会メインイベントはタッグトーナメントの決勝戦。綾華対ルミナス、1.29カルッツかわさきでのタッグ王座戦以来の対決だ。勝てばW井上への挑戦権を獲得する試合とあって、王者返り咲きを目指す両軍の気合いが漲る。「早く防衛戦がしたくてうずうずしてる」京子もこの試合の決着を待っている。デイリー認定タッグ王者として、庄内町出身として、負けられない戦いに臨む佐藤。その佐藤との対決を待ちわびていた梅咲は、ゴングと同時にいきなりのドロップキック!高瀬も加勢し、連携攻撃を仕掛けるルミナス。佐藤はミサイルキックから中森へチェンジ。中森と高瀬の打撃合戦は互角に。高瀬のラリアットをかわし、ワキ固めに切り返す中森。さらに顔面に蹴りをお見舞いしてフォール。カウントは2。高瀬は今度こそラリアットを命中させ、梅咲にチェンジ。梅咲はネックブリーカー、フットスタンプと続け、低空ドロップキックを狙いロープに走る。しかし待っていた佐藤がおぼんで迎撃。そのまま中森とチェンジしWアームスープレックス。キックアウトした梅咲はヘッドシザースホイップで佐藤をロープ際へ。今度こそしっかり助走をつけて低空ドロップキックを突き刺し、さらにそこに高瀬がギロチンを落とす。梅咲は起き上がった佐藤のバックを取り、ジャーマンの構え。持ちこたえた佐藤に、ならばとキューティースペシャル。カウント2で中森がカットし、佐藤はコーナーへ上りミサイルキック発射準備。梅咲は佐藤を追いかけコーナーへ。佐藤を捕まえ、なんと雪崩式のアメジストクロスを披露!マットに叩きつけられた佐藤は中森に助けを求めるが、先にパートナーにチェンジしたのは梅咲。飛び出した高瀬が佐藤のチェンジを阻止し、ダメージの残る佐藤に猛攻!パワースラムは何とか肩を上げた佐藤。このチャンスをモノにしたい高瀬はカミカゼからギロチン狙いでコーナーに上る。中森が引きずり落とし、綾華のツープラトンバックドロップ。カットした梅咲を連れて中森はリング外へ。高瀬のラリアットは自力で返す佐藤。しかしルミナスは高瀬のカミカゼ、戻ってきた梅咲の梅スプラッシュ、高瀬のギロチンと畳み掛けていく。この大ピンチに中森も戻りカット。綾華のWミサイルキックで高瀬を吹っ飛ばし、中森のハイキックと佐藤のジャーマンが鮮やかに繋がる。しかしこれでも決めさせないしぶといルミナス。パワーファイターでならす高瀬がなりふり構わず丸め込みを連発。地元の声援を背に、スリーカウントを許さない佐藤。高瀬が佐藤のバックを取ると、梅咲が痛恨の誤爆!これで流れは一気に佐藤に傾く。佐藤はビッグブーツをカウント2.99で返されたが、高瀬の髪を掴んで起こし、必殺ドラゴンスープレックスが炸裂!さすがの高瀬もこの一撃にはピクリとも動けず、佐藤綾子が激戦を制した。地元大会のメインイベントで盟友の中森と共にトーナメントの頂上へ辿り着いた佐藤。W井上への挑戦権を得て「今日は来ていただき本当にありがとうございます。これで京子さんと井上貴子さんの持つW.W.W.Dタッグに挑戦することが決まりました。これからも中森さんと女子プロレスを盛り上げていきます」とマイク。続けて、「今日は本当に色んな方の協力があって開催できました。ディアナという素晴らしい団体で、素晴らしい仲間に囲まれて、プロレスができています。15歳でプロレスの世界に入ってすぐに逃げてしまったけど、こうやって今は胸を張って庄内町に戻って来れて嬉しいです。また来年も戻ってきたいです」と声を詰まらせながら万感の思いを語り、庄内大会は感動のフィナーレを迎えた。綾華は10.8後楽園でベルトを奪われたW井上へのリベンジなるか?