【試合結果】2023年12月10日(日) アミスタ大会Vol.47

第47回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年12月24日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 3WAYマッチ20分一本勝負 
ななみ vs 美蘭 vs 本間多恵

これがオトナの魅力!本間多恵、10代コンビを撃破

●美蘭(10分2秒 エビ固め)本間多恵○
※もう一人はななみ
※オクラホマロールを切り返して
※マコトユマが体調不良のため欠場し、タッグマッチから3WAYに変更

マコトユマが欠場になり、急遽3WAYにカード変更。美蘭が「ディアナの若い力を見せてやりましょう!」と、ななみと結託。ななみらんの連携で本間に集中砲火!ディアナの10代コンビに翻弄され続ける本間。元々はタッグの予定ではあったが、この試合は3WAY。自分が勝ちたいななみは美蘭を裏切ってしまう。すると美蘭が珍しく「お前何してくれてんだ!」と怒りを露にし、クロスボディ。これをキャッチされたが、スイングDDTに切り返す美蘭。ななみもボディプレスで反撃するが、本間がカット。「30代ナメんじゃねぇぞ!」と本間の猛攻開始!ぶら下がり腕十字やワキ固めでななみの腕を狙う。ここに美蘭が割って入り、やはり仲の良い10代コンビが交互に本間にエルボーを打つ。この数的不利の状況を本間は低空ドロップキックで打開。さらにTAEロックで再びななみの腕を極める。悶えながらロープに逃げたななみに追撃のミサイルキック!ここで美蘭が飛び出し、本間をまさかのフォール!本間がキックアウトし、三つ巴の丸め込み合戦へ。ななみと本間が逆さ押さえ込みの取り合いになると美蘭が横から押してWフォール!これは本間とななみが肩を上げたが、本間がななみをフォールするとフットスタンプを投下してカットするなど、ズル賢く成長した中学2年生の美蘭。丸め込みで大金星を狙ったが、本間が技ありの切り返しでスリーカウント。「残念でした、10代」と舌を出してリングを下りた本間。大人の魅力で会場を大いに盛り上げた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 
マドレーヌ vs ライディーン鋼

倍以上の体重差!マドレーヌ、全力ファイトも撃沈

●マドレーヌ(12分21秒 体固め)ライディーン鋼
※リバースセントーン

ディアナ退団まで残り4大会!マドレーヌたっての希望で、PURE-Jのナンバーワンパワー・ライディーン鋼が登場。マドレーヌは「ライディーン鋼をぶっ飛ばす」と息巻くが、豪快なヘアホイップでぶっ飛ばされるマドレーヌ…。エルボーやキックで次々に攻めるが、100キロの巨体はびくともせず。鋼はジャイアントスイングで46キロのマドレーヌを振り回し、そのまま急角度逆エビ固め。マドレーヌはエスケープし、打撃や丸め込み、関節技で立ち向かっていくが、ダブルスコアの体重差に大苦戦。ぶら下がり腕十字も軽々持ち上げる鋼。どうにか変形のバタバタアームロック(仮)に捕らえたマドレーヌ。鋼はバックブリーカーに続けて、マドレーヌが二つに折れそうなほどのアルゼンチンバックブリーカーで厳しく腰攻め。さらにラリアットやニールキックで畳み掛ける。窮地のマドレーヌは再びの丸め込みもカウントは2。鋼はトラースキック、レインメーカーと続け、トドメはリバースセントーンで圧殺。「ナンバーワンパワー」にふさわしいファイトでマドレーヌを下した。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&香藤満月 vs ジャガー横田&デボラK

三冠女王のジャガー横田、躍動!

井上京子&●香藤満月(12分21秒 外道クラッチ)ジャガー横田○&デボラK

デビュー2ヶ月の香藤と35年の京子が、ディアナ版「チーム200キロ」結成?香藤と京子は、SSPW女子タッグ王座を獲得し三冠女王となったばかりのジャガーに奇襲!ヘビー級の合体攻撃を浴びながらも、香藤を捕まえたジャガー。あっという間に形勢逆転し、香藤のローンバトルに。デボラのキャメルクラッチをエスケープし、京子にチェンジ。京子はお返しのキャメルクラッチでデボラを絞るが、デボラは京子の手に噛みついて脱出。怒った京子はデボラを連れて赤コーナーへ。香藤に「さっきのお返し!噛め!」と指示。食いしん坊の香藤は「いただきます!」とデボラの手をガブリ。そのお味は…「不味い!」。続くジャガーと京子のマッチアップはまさに柔と剛。京子は豪腕を振り抜きラリアット。さらに香藤にプロレスのお手本を見せるかのように、ジャガーを持ち上げパワーボムの構え。これをジャガーはウラカンラナに切り返す。それでも立ち上がる京子は今度こそパワーボムでジャガーをマットに叩きつけ、香藤にチェンジ。香藤はボディプレスやボディアタックでがむしゃらファイト。粘る香藤だが三冠女王の牙城は崩せず。ジャガーが浴びせ蹴りに続けてクルリと丸め込み、勝ち名乗りを受けた。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負 
佐藤綾子&梅咲遥 vs Himiko&尾﨑妹加

Himiko、涙の先輩超えでシングルベルト挑戦に名乗り!会社の判断は…?

佐藤綾子&●梅咲遥(16分34秒 ホルヘクラッチ)Himiko○&尾﨑妹加

エースとの対戦に燃えるHimikoが初の先輩超えで大金星!シングルベルト挑戦を直訴した。
プロレスデビュー前から旧知の仲であり、今では先輩後輩の関係となった梅咲とHimikoがそれぞれ先発し試合開始。いきなりのW攻撃で先制するHimikoに、レフェリーの目を盗んで反則攻撃をしかける梅咲。スピーディーな攻防は互角に。ボディスラムは両者しっかり腰を落として上がらず。ならばと梅咲は弓矢固め。腰を大きく反らせ悶えるHimikoに、続いて佐藤の逆エビ固め。腰攻めの連続に苦しむHimikoは何とかロープに手が届き、反撃開始。首4の字や膝十字で食らい付いていく。替わった尾﨑は佐藤の膝にエルボードロップを落とす。佐藤は膝攻めに表情を歪めながらもジャンピングニーで応戦。素早くバックを取ったジャパニーズレッグロールクラッチはカウント2。佐藤のタッチを受けた梅咲は勢いよくミサイルキックを発射し、続けて低空ドロップキックを突き刺す。尾﨑は梅咲を軽々と持ち上げ、力強いボディスラムでマットに叩きつける。さらにセントーンを連続投下するが梅咲はこれをキックアウト。尾﨑はファイヤーマンズキャリーで梅咲を担ぎ、怪力でアルゼンチンバックブリーカーへ移行し梅咲をいたぶる。佐藤がカットで救出するが、尾﨑は続けてサイドスープレックス、ダイビングセントーン。尾﨑のパワー殺法の餌食となった梅咲に、今度はHimikoが襲いかかる。Wアーム卑弥バスターはカウント2で佐藤がみぞおちを踏みつけてカットしたが、Himikoは負けじともう一度Wアームの体勢。切り抜けた梅咲がブレンバスター。梅スプラッシュは尾﨑がカットし、残り時間5分を切る。Himikoはがむしゃらに丸め込みニアフォール。梅咲のエルボースマッシュがクリーンヒットし、リング中央で大の字になって倒れたHimiko。尾﨑が飛び出し、カットが間に合う。梅咲がHimikoのバックを取り、必殺ジャーマンの構えに入る。これでトドメかと思われたが、アシストに入った佐藤のおぼんが梅咲の脳天を撃ち抜いてしまう…。この大チャンスにHimikoのスクールボーイ。梅咲はなんとかキックアウトし、スリーカウントを許さない。再び梅咲はジャーマンを狙う。今度は尾﨑が飛び出し、Himikoは息ぴったりにかわすと梅咲にラリアットが直撃!さらにHimikoのブルドッギングヘッドロック、ホルヘクラッチが流れるように続き、流石の王者も肩が上がらず。今井レフェリーがマットを確かに3回叩き、会場内は大歓声に包まれる。尾﨑の完璧なアシストにHimikoの新技が見事に繋がった大金星だ。シングル王者から直接勝利を挙げたHimikoは「現チャンピオンに勝ったぞ!これは、W.W.W.Dシングル王者に対戦の申し込みをしてもいいんじゃないでしょうか?」とタイトルマッチを要求。梅咲は「シングルに挑戦ですか?エリザベスではなく?初めて後輩に負けちゃったんですけど…。こうやって後輩に負けちゃったことも、きっと今の梅咲遥のチャンピオンロードに必要なんだとポジティブにとらえようと思って。悔しい気持ちもあるけど、挑戦したいと言ってくれるのは凄く嬉しいしありがたく受け止めます。あとは…会社が決めます」とまたも判断を会社に委ねた。すでにウナギ・サヤカが挑戦を表明しており、カルッツかわさき大会参戦選手に名を連ねている。しかし王座戦正式決定には至っておらず、会社の判断を待っている状況だ。4月の後楽園大会でベルトを奪取、以降は1度しか防衛していない梅咲。防衛ロードの行方は波乱の予感? 先にリングを降りていく梅咲を見送ったHimikoは「妹加さんの力なくして勝利は掴めなかったので、ここは妹加さんに締めていただこうかと…」と尾﨑にマイクを渡す。尾﨑は困惑しながら「そんなんじゃ遥ちゃんだって会社だって、OKしてくれないよ?せっかく掴んだチャンスなんだから!」と諭し、再びマイクはHimikoへ。今度は力強く「Himikoに任せろ!」の言葉でしっかりと興行を締めくくった。