2023/4/29(土) 後楽園ホール大会

ディアナ旗揚げ12周年の後楽園ホール大会、多数のご来場まことにありがとうございました!大熱戦の模様をレポートでお届けいたします。なお、この大会は2023年5月13日 23時59分までDIANA Liveで視聴可能です。ぜひ、ご覧ください!

試合前 ミニライブ(ミーウェルさん、あすきょうさん)

カルッツかわさき大会でも美声を披露したミーウェル、プロレスファンにはお馴染みの双子ユニット・あすきょうが試合前のミニライブに登場。ミーウェルは抜群の歌唱力で、あすきょうは双子ならではの息ぴったりのパフォーマンスで、会場を大いに盛り上げた。

試合前 練習生紹介「夢を語ろうプロジェクト」

写真右から、井上京子・みずき・まこと・ねね・るるか・ねね

「夢を語ろうプロジェクト」として、カルッツかわさき大会名古屋大会に続いて5名の練習生(みずき・まこと・ねね・るるか・ねね)の挨拶が行われた。大きな夢を持ってディアナに入門した5人は聖地・後楽園ホールのリング上で、デビューに向けての意気込みを語った。京子が「早い子だと10月の後楽園に間に合うかもしれません」と匂わせると、客席からは期待を込めて大きな拍手が送られた。

第1試合 ゑびすやデボラKさんを応援する会協賛 シークレットキャプテンフォールマッチ制限時間20分 ななみ&美蘭&高瀬みゆき&網倉理奈&米山香織&小林香萌 VS デボラK&Himiko&中森華子&笹村あやめ&真琴&沙恵

○ななみ&美蘭&高瀬みゆき&網倉理奈&米山香織&小林香萌(15分50秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)デボラK&Himiko●&中森華子&笹村あやめ&真琴&沙恵
※退場順:沙恵、小林、米山

※キャプテンは試合前の抽選で決定。赤コーナーキャプテンは網倉、青コーナーキャプテンはHimiko

12人タッグで後楽園大会スタート!美蘭は新コスチュームでデビュー1周年

ディアナ旗揚げ12周年を記念する後楽園ホール大会は、各団体のタイトルホルダーも多数登場する賑やかなシークレットキャプテンフォール・ノータッチルール・12人タッグマッチでスタート。試合前に抽選で各チームのキャプテンが決定。しかしこのキャプテンは選手達には知らされないという特殊ルール。キャプテンはHimikoと網倉に決定し、何も知らない選手たちが華やかに入場。ゴングが鳴るといきなりの場外戦へ。リングに残ったななみと笹村、2人のマッチアップは試合巧者の笹村に軍配。笹村は仲良しのデボラをリングに呼び込んだが、そのデボラに狙いを定めた赤コーナーチーム。真琴がカットに入り、今度はお返しとばかりに全員で美蘭を攻撃する青コーナーチーム。昨年4月29日の後楽園大会でデビューし、この日が丁度1周年となる美蘭。先輩達のお手洗い祝福を受ける美蘭に、声援が解禁された後楽園ホールは美蘭コールが起こる。元・アクトレスガールズの網倉と高瀬による逆水平チョップの共演や、同期である中森と真琴のW攻撃、ななみらんの連携など見処盛り沢山の展開に。ここで再び美蘭を狙う沙恵と笹村。笹村のミサイルキックが沙恵に誤爆してしまい、この隙に美蘭が沙恵をフォールし3カウント。しかし沙恵はキャプテンではなかったため、試合は続行に。4.21フューチャーサイトでタッグを結成した網倉とななみがデボラを狙うが、5人のトレイン攻撃で反撃されてしまう。キャプテンの網倉がフォールされると客席は大興奮!なんとか2で返すと、PURE-Jのタイトル保持者同士の中森と高瀬の対決に。続くHimikoと小林の勝負は米山も加わり、前タッグ王者組・パフューム(仮)の合体攻撃を披露。パフュームのコンビネーションでキャプテン・Himikoをフォールするが真琴と中森がカット。逆に米山と小林がスリーを取られ退場。Himikoとななみ、ディアナ所属同士の一騎討ちに。HimikoのWアーム卑弥バスターからのフォールは網倉がセントーンでカット。高瀬がラリアットでチャンスを作り、ななみがダイヤル固めで回転させ、不意打ちのブリッジ!このフォールががっちり決まり、キャプテンのHimikoからスリーカウント!京子から「ルールをしっかり理解してななみが勝ちなさい」と命じられていたななみ。京子の期待に応えてみせた!

第2試合 ストロングスタイルプロレス提供試合 タッグマッチ20分一本勝負 タイガー・クイーン&日高郁人 VS 川畑梨瑚&スーパー・タイガー

○タイガー・クイーン&日高郁人(11分31秒 タイガースープレックスホールド)川畑梨瑚●スーパー・タイガー

未だ負け知らずのタイガー・クイーン まさに「女王」!

ディアナのビッグマッチではお馴染みとなっているストロングスタイルプロレス提供試合。タイガーと日高が男子ならではの迫力ある攻防で魅せ、負け知らずのクイーンに身体能力抜群の川畑が挑む。川畑の誤爆から日高が2人を場外で捕まえると、コーナーに上ったクイーンはムーンサルト発射!タイガー・クイーンの名にふさわしい空中殺法で観客を魅了。川畑は華麗なキックを連発し、ジャーマンでクイーンをぶん投げるが日高がカット。クイーンも負けじと放つぶっこ抜きジャーマンはタイガーがカット。この攻防に終止符を打ったのはやはりクイーン。ツームストンパイルドライバーを返されたが、続くタイガースープレックスで美しく弧を描き、川畑から快勝。虎の女王は余裕の笑みを浮かべ、リングを下りた。

タイトルマッチ宣言(ブル中野さん)

第3試合のタッグ選手権、セミファイナルのエリザベス選手権、そしてメインイベントのシングル選手権。ディアナ3大タイトルのタイトルマッチ宣言を行うのはレジェンド・ブル中野さん。現役時代の入場曲に乗って登場し、3試合分のタイトルマッチ宣言を行った。

第3試合 バリューアップマネジメント協賛 W.W.W.Dタッグ選手権試合30分一本勝負 [王者組・SPiCEAP]本間多恵&尾﨑妹加  VS  マドレーヌ&関口翔[挑戦者組・カケマド]

[王者組・SPiCEAP]○本間多恵&尾﨑妹加 (14分59秒 片エビ固め)マドレーヌ●&関口翔[挑戦者組・カケマド]
※特攻バスター
※第19代王者組が初防衛に成功

マドレーヌ、惜しくも初のベルト獲得ならず

約1ヶ月の欠場からの復帰が前哨戦となり、連敗でタイトルマッチ当日を迎えたマドレーヌ。本間には「翔を潰せば(勝てる)、と思ってます」と煽られたマドレーヌは雪辱なるか。カケマドは青で揃えたコスチュームを纏い、2人の入場曲をミックスした新テーマ曲で入場。抜群のコンビネーションを誇るSPiCEAPに挑む。まずは尾﨑のパワーに押されるマドレーヌだが、関口との連携で反撃。しかし王者の連携は挑戦者を上回る。本間をコーナーに振り、側転バックエルボーを狙うマドレーヌ。これを躱した本間は2人をコーナーに追い詰め尾﨑を呼び込む。尾﨑は猛突進で2人まとめてボディアタック!さらに対角のコーナーに振られたカケマドは待ち構えていた本間のぶらさがり腕十字の餌食に。カケマドを分断したSPiCEAPはマドレーヌを徹底的にいたぶる。ローンバトルを強いられるマドレーヌはMMA仕込みのキックからフェイマサーで脱出。替わった関口は尾﨑のラリアットを封じるべく、しつこく腕を攻めていく。しかし尾﨑の怪力は止まらない。関口を軽々と持ち上げ、大迫力のアルゼンチンバックブリーカー!マドレーヌが決死のカット、関口は再び尾﨑の右腕に狙いを絞る。マドレーヌと本間に替わると、本間の得意の関節技でマドレーヌはピンチに。エスケープしたマドレーヌも関節技やスリーパーで逆襲するが、本間はこれを切り抜け、前哨戦のフィニッシュ技となったTAEロックに捕らえる。悶絶するマドレーヌを関口がカットで救うが、今度は尾﨑がラリアットで関口をなぎ倒す。本間とマドレーヌのエルボー合戦に関口が飛び出しSTO、さらにマドレーヌの逆打ちが流れるように決まるがこれも尾﨑がカット。SPiCEAPの合体619が決まり、尾﨑はキン肉バスターの要領でマドレーヌを持ち上げ、そこに本間がミサイルキック!粘るカケマドだったが、この合体技「特攻バスター」の前には打つ手なし。SPiCEAPが防衛街道爆走の予感だ。

第4試合 整体サロンICHI、整体サロンソレシカ協賛 スペシャルシングルマッチ20分一本勝負 井上京子 VS ウナギ・サヤカ

○井上京子(14分5秒 パワーボム)ウナギ・サヤカ●

ウナギが傾く、京子が吼える!「ギャン期」が生んだ奇跡のスペシャルシングルマッチ

1.29名古屋大会のマイクで電撃決定した京子とウナギのスペシャルシングルマッチ、いよいよ開戦!今年デビュー35周年を迎える京子は、自身が12年前に旗揚げしたディアナマットでまさかの「査定」マッチに臨む。プロレス界で今最も話題になる女社長・ウナギがド派手に登場すれば、ディアナ社長・京子はディアナの団体カラーであるピンクをふんだんに取り入れたニューコスチュームで堂々リングイン。早くも両者のファンは大熱狂!試合開始のゴングが鳴ると、後楽園に駆け付けたひつま武士から大・ウナギコールが起こり、京子ファンも負けじと京子コール。ウナギはフェイスバスター、ギロチン、城門突破で先制攻撃。さらに踵落とし、ビッグブーツと一気の攻めで京子を場外へ。ウナギは京子のラリアットをかわすと、京子を客席に投げ飛ばす。さらに南側の客席を駆け上がり、会場中で大暴れ!ウナギのキックで階段から転げ落ちた京子は命からがらリングへ。リング上でもウナギは攻め手を緩めない。猛攻を耐え抜き、これより我は修羅に入るを2で返した京子はラリアット一撃で流れを変える。天才・京子と傾奇者・ウナギにリングは狭すぎるのか、2人は再び場外へ。今度は京子がウナギを客席に投げ飛ばし、高速ブレーンバスター!床に叩きつけられたウナギは場外カウント7でリングへ。大ダメージを受けたウナギだが、パワーボムの構えを切り返してヨーロピアンクラッチ。再びの修羅に入るを狙うウナギを追って京子もコーナーへ上り、雪崩式ブレーンバスター!リングのど真ん中で大の字に倒れるウナギを、大声援が後押ししカウントは2。ウナギは追撃のラリアット連発も全てキックアウトしてみせ、ビッグブーツ連発。京子は意地で肩を上げ、渾身のラリアットを打つと、最後は必殺のパワーボムで完璧なスリーカウント!京子はマイクを握り「井上京子、どうだったかな?査定して」と問いかける。ウナギは「あなたたちが作ってきてくれた女子プロレス、今同じリングにいることを感謝してる。だけど、超えないと新しいプロレスは作れない。だから私は必ずあなたを超えます。ずっと大きな壁としてリングにいてください」と涙ながらに語る。どうやら査定に合格したらしい(?)京子は「最後に、京子さんって言って」と、かねてからの呼び捨て撤回を要求。ウナギは「分かりました。またシングルお願いします。なっ、井上京子!」。2人は笑顔で抱擁し、700名超の大観衆からは万雷の拍手。ウナギが「京子さん」と呼ぶ日は来るのか?

セミファイナル さいたま新都心ジャガークリニック協賛 W.W.W.Dエリザベス選手権試合30分一本勝負 [王者]ジャガー横田  VS  [挑戦者]藪下めぐみ VS  [挑戦者] KAZUKI

○[王者]ジャガー横田(8分50秒 外道クラッチ)藪下めぐみ[挑戦者]●
※もう一人は挑戦者・KAZUKI

※第10代王者が3回目の防衛に成功

ジャガー、かつての教え子を下し見事な防衛!

4.23OZアカデミー後楽園大会で尾崎魔弓と共にOZ認定タッグベルトを奪取し、61歳にして2冠王者のジャガー。挑戦者に吉本女子プロレスJd時代の教え子であるKAZUKIと藪下を迎え、ヒールユニット・CRYSIS同門対決での防衛戦に臨む。挑戦者のW攻撃で奇襲を食らったジャガー。しかし2人まとめてリング下へ落とし、そこにジャガーがダイブ!藪下をリングに戻しフィッシャーマンズバスター。浴びせ蹴りの構えに入るジャガーを藪下がデッドリードライブで落とすと、KAZUKIがフォールを横取り。今度は藪下がKAZUKIのフォールを横取り。KAZUKIは藪下に膝蹴り、藪下はKAZUKIに得意の関節技を仕掛ける。挑戦者同士の攻防に、ジャガーはパイプ椅子攻撃。ジャガーの卍固めに、藪下が背後からのドロップキック。藪下がジャガーとのW攻撃と見せかけ、ジャガーを丸め込むがKAZUKIが慌ててカット。KAZUKIが藪下に水車落としでフォールしている間にジャガーはセカンドロープに上り、キックアウトの瞬間に2人まとめて浴びせ蹴り。藪下はKAZUKIを場外へ落とし飛び付き式腕十字を狙うが、これをジャガーが切り返して丸め込みを連発。外道クラッチでかつての教え子を下し、見事3回目のエリザベス防衛に成功!もはや敵なしの強さを見せつけた。

メインイベント 程一級建築士事務所、昭和サービス協賛 W.W.W.Dシングル選手権試合30分一本勝負 [王者]佐藤綾子 VS 梅咲遥[挑戦者]

○[挑戦者]梅咲遥(24分57秒 ブラスト)佐藤綾子[王者]●
※第16代王者が4回目の防衛に失敗。挑戦者・梅咲が第17代王者となる

ディアナに新時代到来!梅咲、新必殺「ブラスト」で佐藤を撃破し頂点へ

いよいよ若きエース・梅咲がシングル王座に挑む。これまでのシングル対決で佐藤からの勝利はない梅咲。4.9アミスタでの前哨戦でも直接のピンフォールを許している。佐藤は「遥のためにも、まだまだ壁でいる。ベルトを持ってディアナを引っ張るのは私の役目」と可愛い後輩の挑戦を跳ね返す覚悟だ。梅咲は真っ赤なニューガウンで登場。佐藤もコスチュームを一新し気合い充分。ゴングが鳴ると手四つからグラウンドの展開に。ベテラン佐藤の技が光るが、梅咲も互角に渡り合う。梅咲がヘッドシザーズホイップからドロップキックで佐藤をリングから落とすと、観客の目の前で激しいエルボー合戦。乱闘は東側雛壇最上段に及ぶ。佐藤はさらにリングの鉄柱にも梅咲を激しく叩きつける。リングに戻ると梅咲が猛攻。ネックブリーカー、弓矢固め、ドロップキック、さらに押さえ込みの連発。しかし王者・佐藤は威力のあるドロップキックで梅咲を吹っ飛ばす。キャメルクラッチは噛み付いて逃れた梅咲だが、佐藤の反撃は止まらない。今度は梅咲が場外へ蹴落とされ、佐藤はコーナーへ上る。梅咲は佐藤をコーナーから引きずり落とし、場外戦の主導権を握る。場外でブレーンバスターを2連発、しかし3発目は佐藤がお盆殴打で切り抜ける。それでも怯まない梅咲は北側ステージからプランチャ発射!リングに戻るとミサイルキックで畳み掛ければ、佐藤もミサイルキック連発のお返しだ。梅咲がジャーマンで投げれば、佐藤もジャーマンでやり返す。一進一退の攻防が続くが、梅咲は非情にも4の字固めで佐藤の膝を攻めていく。4.23アミスタ大会を膝の負傷で欠場している佐藤は悶絶。動く佐藤をがっちり捕らえて離さない梅咲。佐藤は何とかロープに逃げるが梅咲は追撃のスープレックス。2で返されると間髪入れずにラ・マヒストラルで丸め込むが佐藤は華麗な身のこなしでかわし、ジャパニーズレッグロールクラッチを狙う。佐藤のブリッジを梅咲は横に倒れて脱出し、強引に丸め込む。続けざまの丸め込みにも百戦錬磨の王者は肩を上げ続け、ドラゴンスープレックス2連発。これで決まったかと場内からは溜め息が漏れるが、間一髪梅咲の肩が上がる。佐藤は最後の一撃、ジャガー式クロスアームスープレックスの構え。クラッチをほどいた梅咲は力を振り絞り、ジャーマンを連発!これでも決まらないと見るや、梅咲は背後から佐藤の左足と右腕をクラッチし、「ブラスト」と名付けられた新技のスープレックスでがっちりホールド!今井レフリーがマットを確かに3回叩くと、場内は割れんばかりの大歓声!約25分の大熱戦の末、キャリア4年、22歳の新王者が誕生した。金色に輝くベルトを腰に巻き「佐藤さんを倒す一心でずっと頑張ってきました。ディアナで頑張っていくって決めた理由は高くて高すぎる佐藤さんの壁があるから。佐藤さんがいなかったら強いプロレスで勝てなかった。チャンピオンになっても、佐藤さんについていきたい。佐藤さんと自分が先陣を切ってディアナの未来を作っていきたい。これからも高い壁でいてください」とマイク。佐藤は「そのベルトが遥をより輝かせるし、ベルトと共に成長できる。私より強い人なんていっぱいいる。私についてくじゃダメだって。抜き返すよ?また、狙うんで」と言い残しリングを後にした。「シングルベルトを巻いて、言いたいことややりたいことがたくさんある。私らしくやっていくので、皆さんついてきてください」とファンにアピールし、バックステージでは京子やジャガー、さらにはスターダム勢との対戦を希望した梅咲。若きエースから若きチャンピオンへ。その防衛ロードに大注目だ。

2023/4/23(日) アミスタ大会vol.31

2023/4/23に行われた、「アミスタ大会vol.31~京子さんハッピーバースデー!~」の模様をお届け。会場先行発表の情報も要チェック!

第一試合 シングルマッチ 15分一本勝負 デボラK VS 小林香萌

○小林香萌(10:28 120%スクールボーイ)デボラK●

公式カメラマンはもちろん撮っていた!

デボラKと「コバヤC」こと小林香萌のシングルマッチで、後楽園前最後の大会がスタート。タックル合戦は互角と見るや、小林は反則攻撃から低空ドロップキック。セントーンを連続で投下し、キャメルクラッチから恒例の鼻フック攻撃。しかし会場の反応はイマイチ。思わず「Kにやってもあんま沸かねーな」と漏らし、デボラのセコンドについた梅咲も「誰も撮ってない」とツッコミ。デボラは「需要がねーんだよ!」と自虐。怒りのデボラは小林をタックルで吹っ飛ばし、掟破りの逆鼻フック!このレアなシーンは需要があったらしく、しっかり観客のカメラに収まった。デボラは小林を極楽固めでギブアップ寸前まで追い込んだが、なんとかエスケープした小林が120%スクールボーイで3カウント。KとCの戦いは……続く?

掟破りの逆鼻フック!

第二試合 タッグマッチ 20分一本勝負 本間多恵&尾﨑妹加 VS マドレーヌ&美蘭

尾﨑妹加&○本間多恵(15:50 TAEロック)マドレーヌ&美蘭●

最後の前哨戦に臨むマドレーヌ

4.21フューチャーサイトで、約1ヶ月の欠場から復帰したマドレーヌ。復帰初戦は苦しい戦いとなり、さらに本間からは厳しい言葉も。タイトルマッチが1週間後に迫るこの日は、後輩の美蘭を率いて最後の前哨戦だ。対するSPiCEAPは入場曲に合わせたダンスも披露し、余裕綽々。マドレーヌと美蘭は奇襲を仕掛けるが、尾﨑は自慢の怪力で跳ね返し、美蘭を捕まえる。「こっちは需要あるでしょ?」と、第一試合のデボラを引き合いに出し、美蘭へ鼻フック!ガードに飛び出したマドレーヌも尾﨑の鼻フックの餌食になり、Wシャッターチャンスに会場が沸く。さらにタッグ王者の連携攻撃を浴びた美蘭は大ピンチに。大車輪からタッチを受けたマドレーヌは、2人へのフェイスクラッシャー、尾﨑へのバタバタアームロック等で反撃。さらにマドレーヌはラリアット封じを狙い、尾﨑の豪腕を攻めていく。しかしマドレーヌの蹴りをキャッチした尾﨑のはそのまま担ぎ上げアルゼンチンバックブリーカー、俵投げを決め本間にチェンジ。腕を取りに来た本間をマドレーヌがアームロックに捕らえ、尾﨑が蹴りを入れてもマドレーヌは本間を離さない。何とか切り抜けた本間はお返しとばかりにマドレーヌの膝を極め、マドレーヌがロープを掴んでも技を解かない。反則カウント4で立ち上がる両者。マドレーヌの放つキックは本間の的確な足攻めで威力を失う。本間の強烈エルボーで火が着いたマドレーヌは力を振り絞り渾身のミドルキック!チェンジを受けた美蘭はWの低空ドロップキックから、その場跳びムーンサルトを発射!さらにマドレーヌのフェイマサー、美蘭のジャックナイフの連携が決まったが、尾﨑は丸め込む美蘭を怪力で強引にぶっこ抜く。そのまま本間と尾崎の連携フェイスバスターが炸裂!どうにかマドレーヌがカットしたが、美蘭のボディプレスをまたも尾﨑がキャッチ。美蘭はこれをスイングDDTで切り返す。美蘭は丸め込み連発で畳み掛けるが、残り5分を切ったところで本間のTAEロックにあえなく白旗。前哨戦連敗に終わったマドレーヌは、笑顔の王者組に鋭い視線を突き刺しリングを下りた。

TAEロック炸裂!美蘭はたまらずギブアップ
防衛戦に向け、快勝のSPiCEAP。笑顔でリングを後にする

第三試合 3WAYマッチ 20分一本勝負 井上京子 VS 梅咲遥 VS Himiko

○梅咲遥(8:58 ジャックナイフ)Himiko●
※もう一人は井上京子

ドヤ!大一番を控え、殊勲の星を挙げた梅咲

ななみは新型コロナウイルス濃厚接触者となったため、佐藤は膝の負傷により急遽欠場。直前のカード変更で組まれた3WAYマッチ。後楽園前の最後の大会とあって、シングル王座に挑む梅咲はここで勝って弾みをつけたいところだ。京子は梅咲とHimikoのドロップキック、エルボーを次々と受けても微動だにしない。梅咲は京子のバックを取りジャーマンの構え、しかし111キロの巨体は上がらない。梅咲は京子を場外に落とし、柱や壁に激しく打ち付ける。「良いもの見つけましたー!」と叫ぶHimikoの手には佐藤のお盆。Himikoと梅咲はお盆で京子の脳天を殴打!観客席で大乱闘を繰り広げ、リングに戻るとHimikoがスイング卑弥呼(スイング式ブルドッギングヘッドロック)で京子をフォールすると梅咲がフットスタンプでカット。梅咲とHimikoの攻防は京子が悉くカット。コーナーに上った梅咲は京子の雪崩式ブレーンバスターでド派手に落下。ここでフォールを横取りしたHimikoに京子は激怒。梅咲をラリアットで薙ぎ倒し、Himikoに必殺のパワーボム!勝利へのカウントあと1つのところで梅咲が飛び出し、京子に回転エビ固め!2.9で肩を上げた京子は梅咲へ再び豪腕を振り抜く。梅咲はこれをかわし、リング中央で倒れたままのHimikoへ猛然とダッシュ。そのままジャックナイフで固め、振り向いた京子のカットは僅かに間に合わず。今井レフェリーが3つ目のカウントを叩くと客席からこの日一番の大歓声!マイクを持った梅咲は「京子さんのいる3WAYで勝ちましたー!めっちゃ嬉しいんですけど!」と大興奮。佐藤との決戦を前に、嬉しい勝利をもぎ取った。

井上京子、ニューガウンをお披露目!
いいもの見つけた!Himiko、初のお盆攻撃
勝利の瞬間!ジャックナイフが決まった

記念撮影

試合後は、前日に54歳の誕生日を迎えた京子を参戦選手全員でお祝い。梅咲が「今日の大会名は、京子さんハッピーバースデー。選手全員で記念撮影をしましょう!」と呼び掛け、リングに全員が集合。欠場の佐藤もケーキを持って現れ、サプライズ大成功!京子は「ありがとうございます!後楽園ホール、ディアナ旗揚げ12周年になります。遥はタイトルマッチ絶対勝つんだという気持ちで、今日勝てたのかもね。佐藤さんも何としてでも出ると言ってます。応援よろしくお願いいたします!」と語り、大団円となった。

会場先行お知らせコーナー

アミスタ大会では恒例となっている、ご来場の皆様だけに最新情報をお届けするコーナー。この日の発表は2023年6月18日(日)山形大会にウナギ・サヤカの参戦だ。対戦カードは決定次第、会場先行発表や公式Twitterなどでお知らせいたします。
6月18日(日) シェルターなんようホール大会(山形県南陽市) 開場 12:00 開始 13:00
▼チケット情報
・特別リングサイド席 6600円
・RS席 5500円
・指定席3300円
チケット発売中!ディアナストアにて。
参戦決定選手(敬称略): 尾崎魔弓、AKINO、ウナギ・サヤカ

【試合レポート】2023/4/21(金) フューチャーサイトvol.7

この日のフューチャーサイト・アミスタ大会は前回に続いてプレミアカードに。スターダムより飯田沙耶が、セコンドに向後桃を引き連れての初参戦!初遭遇あり、タッグ前哨戦ありのバラエティに富んだ大会となりました。熱戦の模様をお届け!

第一試合 タッグマッチ20分1本勝負 佐藤綾子&美蘭 VS 真琴&飯田沙耶

真琴&○飯田沙耶(15:10 片エビ固め)佐藤綾子&美蘭●
※達者でな(仮)

飯田沙耶、ディアナマットに見参!
「あっしファン」達も大興奮

スターダムから飯田沙耶が電撃参戦するオープニングマッチ。入場シーンではアミスタに集合した「あっしファン」の歓声が沸き起こる。飯田と初タッグの真琴も飯田と共にマッスルポーズでノリノリだ。先発は佐藤と真琴。タイトルホルダー同士、テクニカルな攻防で試合の流れを作る。佐藤が美蘭を呼び込んでダブル攻撃を仕掛ければ、お返しとばかりに飯田もリングイン。飯田が真琴を抱え上げ合体キック攻撃、さらに2人で筋肉アピールもしてみせた。いよいよ注目の美蘭と飯田の一騎討ち。飯田はスクワット式ボディスラムで試合中もパンプアップに余念なし。最もキャリアの浅い美蘭はここで捕まってしまい、ローンバトルを強いられる。クロスボディを真琴にキャッチされてしまったがスイングDDTに繋ぎ、窮地を脱した美蘭。続く佐藤は真琴のWアームスープレックス、W.W.ニーを浴び、いよいよ飯田とのマッチアップ。飯田の逆水平チョップに対抗し、佐藤もチョップを繰り出す。筋肉自慢の飯田が連打で打ち勝ちドラミングアピール。飯田の追撃は佐藤がおぼんをフルスイングして阻止。続くミサイルキック、フィッシャーマンは2で返され、再び美蘭と飯田の勝負に。美蘭はムーンサルトを、飯田は飯田ロケットを発射!両軍入り乱れる中、美蘭は力及ばず「達者でな」でスリーカウントを聞く。飯田はディアナマット初登場ながら、しっかり「飯田魂」を爆発させた。

フィニッシュ「達者でな」は美蘭へのエール
技名はまだ「仮」らしい?
佐藤綾子もがっちり握手!

第二試合 シングルマッチ15分1本勝負 ななみ VS 網倉理奈

○網倉理奈(11:35 体固め)ななみ●
※Wあーみんバスター

ななみ&網倉
オレンジタッグ誕生

ロックアップ、手四つの力比べは互角。しかし体格のいい網倉がタックル合戦でななみを倒し、逆エビ固めに捕らえる。なんとかエスケープし、ヒップアタックを連発。ボディスラムは持ち上がらないと見るや、ダイヤル固めで大回転。今度はタックルの連発でななみ優勢に。ななみがボディプレスを狙いコーナーに上ったところを、網倉はすかさずカナディアンバックブリーカーに。網倉のヘビー級パワー殺法を耐え抜いたななみはスリーパーで網倉の体力を削り、今度こそのボディプレス発射!これを返され、続いてノーザンライトを狙うが網倉はしっかりと腰を落とす。残り5分を切ったところで網倉のセントーン直撃を喰らったななみは、Wあーみんバスターに沈む。マイクを持った網倉は「まだ若くてガッツがあって、しかも超かわいい。ななみちゃんは素晴らしい。よかったら私と一緒にタッグ組まない?」と呼び掛けると、ななみは「いつも明るくてパワフルで、自分には無いものを持ってる網倉さんと組みたいです」と快諾。ななみと網倉のオレンジ対決は、まさかのオレンジタッグ結成へ!ディアナのタッグ戦線に新風吹き荒れる予感だ。

ド迫力タックル合戦!
ななみの即答に網倉はびっくり。タッグ結成の瞬間!

第三試合 シングルマッチ15分1本勝負 梅咲遥 VS デボラK

○梅咲遥(9:35 ジャーマンスープレックスホールド)デボラK●

ディアナの頂点獲りへ向けて圧勝
視線の先には佐藤綾子

4.29後楽園でシングルタイトル挑戦の大一番を控えた梅咲遥。セミファイナルでデボラを迎え撃つ。試合開始のゴングが鳴ると、梅咲は丸め込みを連続で仕掛け、あわや秒殺の場面も。疑惑のカウント2にキレた梅咲は今井レフェリーに詰め寄り、さらに観客に「スリーだったよね!」としつこく問い掛ける。今度はデボラが「スリーじゃねぇよ!」と怒りのエルボー連打。コーナーに追い詰め、梅咲のかわいい顔面を攻撃するデボラ。デボラはスピアーを連打するが、梅咲はネックブリーカーから反撃。エルボー合戦は互いに渾身の一撃を打つ。極楽固めをエスケープした梅咲は矢のようなドロップキックを突き刺し、アメジストクロスを狙う。こらえたデボラは投げっぱなしジャーマン。これを返した梅咲は会場もどよめく強烈エルボースマッシュからバックを取り、ジャーマンスープレックスホールドでがっちり勝利。試合後はデボラのセコンドについた佐藤へ鋭い視線を向けた梅咲。一週間後に迫るタイトル戦に向け、気合十分だ。

デボラのセコンドは4.29後楽園で梅咲の挑戦を受ける佐藤綾子

第四試合 6人タッグマッチ20分1本勝負 尾﨑妹加&本間多恵&清水ひかり VS マドレーヌ&関口翔&Himiko

○尾﨑妹加&本間多恵&清水ひかり(11:18 体固め)マドレーヌ&関口翔&Himiko●
※ラリアット

タッグ前哨戦は王者組完勝
涙のマドレーヌ、挑戦まであと1週間…

一週間後の後楽園大会で行うタッグ選手権の前哨戦。王者組のSPiCEAPは清水ひかりを加え「SPiCEAP withひーちゃん」として登場。しかしSPiCEAPは2人で入場ポーズを決め、無視された清水は不満顔。対する挑戦者組はHimikoを加えて臨む。尾﨑はウェイトリフティング仕込みのパワーでマドレーヌを寄せ付けない。関口と清水はスピーディーな攻防で魅せる。本間は得意の関節技でマドレーヌを苦しめる。関口と本間のマッチアップでも王者組優位の展開が続く。関口はフェイスクラッシャーで流れを変え、脇固めで絞り、ドロップキックを頭部に見舞う。ここですかさず尾﨑が助けに入り、本間は合体のジャックナイフから得意のサブミッションへと技を繋いでいく。ここまで出番のないHimikoは自ら関口にタッチして尾﨑へ突撃。ブルドッギングヘッドロック、追撃のWアーム卑弥バスターは尾﨑が耐える。シュートロープした先にいた本間が尾﨑を抑え、殴り掛かるHimikoをかわし、すかさず清水の蹴りが入る。さらにSPiCEAPの合体619が顔面にクリーンヒット。マイカバスターはマドカケがカット。マドカケのW攻撃からHimikoがアーム卑弥バスターを見舞う。アシストに飛び出したマドレーヌを本間がコードブレイカーで排除し、勝負は尾﨑とHimikoの一騎打ちに。尾﨑は背後からのラリアットでフォール、これをHimikoが横十字に切り返すもカウント2.9。本間がミサイルキックで援護射撃し、尾﨑のラリアットが完璧に決まる。これには間一髪わずかに肩をあげたHimikoだったが、今度こそトドメのラリアットで万事休す。防衛戦へ幸先のいいスリーカウントを奪った尾﨑は「どんな技でも返してやるから、かかってこいよ」と不敵な笑み。本間は「マドちゃん泣いてるの?はっきり言って、翔を潰せば…って思ってます。どういう意味か分かるかな。このベルト、ディアナのベルトですよね。悔しくないのかな」とマドレーヌを煽る。「私は誰からも期待されてない。でも翔さんが組んでくれて、本間さんと戦えるのがうれしい。29日、楽しみにしてます」と、素直な思いを吐露したマドレーヌ。マドレーヌはタッグベルトをディアナに取り戻すことができるのか。23日にも前哨戦に臨む。

これが第19代タッグ王者・スパイスアップだ!
飾らない、素直な思いを語るマドレーヌ
復帰直後のタイトルマッチで初戴冠なるか?!

【試合レポート】2023/4/9(日) アミスタ大会vol.30

ディアナの道場でもある「post di amistad」(ポスト・ディ・アイスタッド 通称アミスタ)での大会も30回を迎え、豪華メンバーで記念興行を開催。熱戦の模様をお届け。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 デボラK VS 網倉理奈

○網倉理奈(13:15 体固め)デボラK●
※セントーン

大声&大柄対決?デボラVS網倉

30回目のアミスタ大会は、大声自慢の2人による賑やかなシングルマッチでスタート。リストの取り合い、ヘッドロックのじっくりとした攻防で静かな立ち上がり。ドロップキックでこの均衡を破ったのは網倉。タックルでデボラを倒し、逆片エビ固め、クロスフェイスロック、わー!プレスで試合の主導権を握る。デボラはエルボーで反撃し、今度はタックルで網倉を倒してみせる。更にキャメルクラッチで絞り、フェイスロックのお返しだ。続く腕十字をエスケープした網倉は、大柄なデボラを持ち上げカナディアンバックブリーカーでギブアップを狙う。試合時間が残り5分を切ったところで網倉のチョップ、デボラのエルボーの打ち合いに。僅かな時間で決着を急ぐ両者は攻め手を緩めない。デボラの極楽固めを網倉が堪え、網倉のサイドスープレックスにはデボラの肩が上がる。一進一退の攻防に、網倉のセントーンが終止符を打った。

第2試合 3WAYマッチ20分一本勝負 ジャガー横田 VS 美蘭 VS 真琴

○ジャガー横田(8:47 体固め)美蘭●
※フィッシャーマンズバスター

新中学2年生・美蘭、ベテラン勢に翻弄されながらも奮闘

中学2年生に進級したばかりの美蘭がキャリア初の3WAYマッチに臨む。タッグ二冠王者・真琴、3WAYを得意とするジャガーを相手にどんな戦いを見せるのか?!真琴はジャガーに、1.21カルッツ大会で「ジャガまこ」タッグを組んだ経験をもとに共闘を呼び掛ける。取り残された美蘭が集中砲火を浴びるかと思いきや、早くもジャガーは真琴を裏切り、美蘭のドロップキックが真琴に突き刺さる。真琴はジャガーの足4の字、美蘭の首4の字を同時に食らい大ピンチに。エスケープした真琴はそのまま場外へ逃亡。美蘭はジャガーにその場跳びムーンサルトなどで果敢に攻めるが、やはりジャガーには敵わない。ジャガーがサイドバスターからフォールすると、真琴が飛び出しカット。真琴は美蘭に低空ドロップキックを指示し、これがジャガーの膝にヒット。真琴はジャガーにW.W.ニーを落とすがカウント2。真琴と美蘭の攻防はジャガーがカットし、ジャガーのアシストを受け美蘭がライオンサルト発射!しかしこのフォールはジャガーが「まだだよ」と囁いてカット。真琴はジャガーをコーナーに振り、美蘭を突撃させる。ジャガーはロープに乗り、美蘭の脳天に優しく踵を落とす。続く真琴には容赦ない踵落としを見舞い、さらに浴びせ蹴り。真琴をフォールするジャガーに、美蘭が後ろから強烈なドロップキックを突き刺してカット。2人の丸め込み合戦を再びの浴びせ蹴りでカットしたジャガーは、フィッシャーマンズバスターで美蘭から貫禄の3カウント。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 本間多恵&尾﨑妹加 VS ななみ&Himiko

○尾﨑妹加&本間多恵(17:18 アルゼンチンバックブリーカー)ななみ&Himiko●

新タッグ王者・SPiCEAP(スパイスアップ)見参!

YMZ新木場大会でパフューム(仮)を破り、新タッグ王者に輝いたSPiCEAPがベルトを引っ提げて登場。4.29後楽園でマドカケとの防衛戦が決まっている王者組としては、肩慣らしといきたいところだ。尾﨑に対し、伸び盛りのななみが先発。ななみはダイヤル固めで先手を取ったが、目が回った2人はあわやダブルダウンに? 感覚を取り戻した尾﨑は本間にチェンジ。ななみはコーナーに追い詰められたが、タックルで本間を吹き飛ばしHimikoにチェンジ。本間の関節技を堪えたHimikoはレッグシザーズネックロックでギブアップ寸前まで追い込む。ブルドッギングヘッドロックからななみに代わるが、ななみは本間の腕攻めに悶絶! しかし代わった尾﨑をタックルで倒し、しつこい押さえ込みやボディプレスで反撃。この好機にHimikoはアバランシュホールド、Wアーム卑弥バスターでトドメを狙う。しかし王者の壁は厚い。これらを返した尾﨑は、ウェイトリフティング仕込みのアルゼンチンバックブリーカー!Himikoがたまらずタップし17分超えの大熱戦にフィニッシュ。王者組は堂々戦い抜いた2人と再戦を誓ってリングを降りた。

第4試合 6人タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&井上京子&小林香萌 VS 中森華子&高瀬みゆき&梅咲遥

○佐藤綾子&井上京子&小林香萌(15:27 ドラゴンスープレックスホールド)中森華子&高瀬みゆき&梅咲遥●

ダブル前哨戦は佐藤が勝利
ディアナのトップはどっちだ?!

メインイベントは4.16PURE-J後楽園の中森vs佐藤、4.29ディアナ後楽園の佐藤vs梅咲、2つのシングルタイトルマッチの前哨戦だ。開戦のゴングと同時に佐藤と梅咲の激しいエルボー合戦。梅咲のヘッドシザーズホイップから中森へチェンジ。中森は佐藤に強烈な蹴りを見舞い、高瀬へ繋ぐ。佐藤はミサイルキックから京子に替わり、この前哨戦の中でも京子は抜群の存在感を発揮。高瀬のラリアットを顔色ひとつ変えず受けてみせ、高速ブレーンバスターから小林との合体攻撃へ。小林は京子との初ダブルに大興奮だ。さらに高瀬に鼻フックで精神攻撃。この模様を何故か全く見ていないレフェリーに高瀬はブチギレ!ルミナスの連携で反撃するが試合巧者の小林はひらりと躱しドロップキック。再びの京子対高瀬のマッチアップはなんと高瀬が111キロの京子を持ち上げカミカゼ!追撃のギロチン投下もカウントは2。もう一発を狙う高瀬を京子が雪崩式ブレーンバスター、さらに場内から溜め息が漏れる完璧なパワーボムでがっちりフォール。カウント2.9で中森がカットし、試合権が佐藤と中森に移ると、大白熱の攻防に。お盆上への変形フィッシャーマンズバスターを食らった中森は頭突き連打で感情を顕にする。中森はディアナの頂点獲りを目指す梅咲に勝負を託す。梅咲はキューティースペシャルや旋回プレスで攻めるが小林が巧みにカット。さらに京子がラリアット無双で中森・高瀬を排除し佐藤をアシスト。この絶好のチャンスに佐藤がドラゴンスープレックスの構え。梅咲が切り返すがまたも小林のカットが入る。再びバックを取られた梅咲はロープに逃げたが、ここで中森のハイキックが誤爆し、佐藤のドラゴンスープレックスが今度こそ決まりスリーカウント。挑戦者に直接勝利した佐藤はマイクを取り「遥、お前にはまだまだ負けない。PURE-Jで無差別のベルトを獲って、二冠王で挑戦を受ける」と語る。梅咲は「折れない気持ちがディアナのプロレス。ディアナのプロレスをして、絶対にベルトを獲る」と宣言しリングを降りた。二つのベルトの行方から目が離せない。

マイクを持つ梅咲。シングル頂上決戦まで、あと20日

会場先行お知らせコーナー

ディアナに電撃参戦!STARDOM所属・飯田沙耶

アミスタ大会では恒例となっている、ご来場の皆様だけに最新情報をお届けするコーナー。4月21日(金) 19:00からアミスタで行う「フューチャーサイト」に、なんとスターダムの飯田沙耶が参戦すると発表された。フューチャーサイトへのスターダム所属選手の参戦は前大会の天咲光由に続き2人目となる。
来場者限定でチケット先行受付が行われ、早くも売れ行き好調!対戦カードは後日HPやTwitterなどで発表。
チケットはプオタスで販売中。プオタスの利用が難しい場合、メール(contact@www-diana.com)でも受付。
大会の模様はDIANA Liveで生配信&2週間のアーカイブあり。

【試合レポート】2023/3/26(日) アミスタ大会vol.29

ディアナでは珍しい、日曜日の夜興行。参戦選手はディアナ所属のみ。大会後は来場者参加型のイベントも行い、盛況となりました。熱戦の模様をお届けします。

第1試合 シングルマッチ15分1本勝負 マドレーヌ VS 美蘭

○マドレーヌ(7:53 MISOSHIRUロック)美蘭●

マドレーヌの関節技地獄に中学1年生・美蘭は悶絶

マドレーヌと美蘭の2度目のシングルマッチ。もうすぐデビュー2周年を迎える美蘭は入場からバク転を披露し、元気いっぱいだ。腕の取り合いからまずは美蘭がクロスボディで先制攻撃。しかし軽量級の美蘭は軽々返されてしまう。対するマドレーヌはカニ挟みから脚を取ると、MMA仕込みの関節技を次々と仕掛けていく。エルボー合戦も脇固め、V1アームロックに捕らえ、試合は完全にマドレーヌのペースに。関節技地獄に苦しむ美蘭はドロップキックで反撃。このフォールをキックアウトしたマドレーヌは前後開脚ギロチンから再びの腕攻め。美蘭は痛む腕で丸め込み、返されても低空ドロップキックキック、その場跳びムーンサルトプレスと畳み掛けるが全てカウント2。大車輪をサイドキックで止めたマドレーヌはドロップキック、フェイマサーの連続攻撃からトドメは腕十字のフェイクをかけたMISOSHIRUロック。マドレーヌのテクニックが光る白星となった。

第2試合 シングルマッチ15分1本勝負 梅咲遥 VS ななみ

○梅咲遥(10:00 ジャーマンスープレックスホールド)ななみ●

梅咲vsななみ、闘志むき出し同期対決
未来のプレミアカードの予感

第2試合は梅咲遥とななみの同期対決。ななみの奇襲で試合開始のゴングが鳴る。しかし梅咲の強力なエルボー連打の返り討ちに。梅咲はななみの脚を取ると弓矢固めで絞る。ななみも梅咲の腰を攻め、ダイヤル固めで反撃するが、これは自分も目が回ってしまう諸刃の剣……。再びのエルボー合戦は鈍い音を響かせた梅咲に軍配。ならばとななみは得意のタックル、これに梅咲がドロップキックを返し、さらにななみがヒップアタック、同年デビューの2人は互角の攻防を見せる。梅咲のバックを取ったななみはスリーパーで落としにかかるが梅咲はエスケープ。ボディプレスの追撃をかわし、アメジストの構えに。これを持ちこたえるななみを丸め込む梅咲。追撃のラ・マヒストラルも2で返され、丸め込みの応酬でも決着つかず。ななみは勝負をかけたノーザンライトを豪快に決めるが惜しくもカウント2。これを返されてしまったななみは攻め手に欠き、梅咲がジャーマンでがっちりホールドしスリーカウントを奪う。わずか10分ながら互いの意地を見せ、ディアナの明るい未来を見せた好勝負となった。

第3試合 シングルマッチ15分1本勝負 佐藤綾子 VS デボラK

○佐藤綾子(10:43 逆さ押さえ込み)デボラK●

タイトル戦を控えた佐藤は場外戦も制し完勝

佐藤はデボラの握手に応じず、得意のグランドの攻防で早くも試合をリードする。パワーで応戦するデボラを佐藤は悠々封じ、流れを掴む。さらに膝にストンピングを落とし膝十字で追撃、序盤戦は佐藤の圧勝の展開だ。ここでデボラは勝負をかける。デボラは佐藤をリング外へ落とし、場外戦へ!デボラは佐藤の胸に重いエルボーを叩き込み、対する佐藤はデボラの顔面に強烈キック! 目前で起こる激しい乱闘に観客は大興奮!隙を見た佐藤はお盆でデボラを殴打し、リングに戻るとミサイルキックを連発。「バテてんのか、おい!」と佐藤に発破をかけられ息を吹き返したデボラは、底力のタックル、コーナー上の極楽固め、ミサイルキックの連続攻撃。さらに豪快なブレンバスターや投げっぱなしジャーマンで大型ファイターらしい見せ場は作ったものの、シングル王者の牙城は崩せない。佐藤は突進するデボラを強引に丸め込んで勝利を収める。4.29後楽園で梅咲の挑戦を受ける佐藤は余力を残しながらの完勝だ。

第4試合 3WAYマッチ20分一本勝負 ジャガー横田 VS 井上京子 VS Himiko

○ジャガー横田(10:30 体固め)Himiko●
※フィッシャーマンズバスター
※もう一人は井上京子

合計165歳のハチャメチャ3WAY
強いジャガー、まだまだ健在!

キャリア2年目のHimikoは、大ベテラン相手にどんな戦いを見せるのか? Himikoは「ジャガーさん、組みましょう」と誘うが、ジャガーは完全に無視。するとHimikoはあっさり「京子さん、お願いします」と京子に鞍替え。この軽率な行動が京子に火をつけてしまう。デビュー46年のジャガーとデビュー35年の京子の合体攻撃が炸裂し、ジャガーの踵落としを脳天に食らったHimikoは早くも大の字でダウン。京子がフォールするとジャガーが「まだ早いよ」と諭す。ジャガーが浴びせ蹴りからフォールすると京子も「まだ早いですよ」と囁く。ジャガーが再びフォールを狙うとすかさず京子がジャガーを丸め込む。これを2で返したジャガーは京子の裏切りに怒り心頭。ここからリングはジャガーと京子の一騎討ちに。京子の吊り天井が芸術的に決まるとHimikoが飛び出しカットに入る。京子はジャガーの4の字固めとHimikoの首4の字を同時に食らい、命からがらロープブレイク。動けない京子をよそに、Himikoはブルドッキングヘッドロック、ギロチン、ダブルアーム卑弥クラッシャーでジャガーからの大金星を狙う。しかし大ベテランのジャガーはこれに屈しない。ジャガーがコーナーに上ると京子が立ち上がり、このチャンスを逃さず雪崩式ブレンバスター! 大ダメージを負ったジャガーはリング外へ逃げ、今度はHimikoと京子の対決だ。エルボー連打を余裕で受けきった京子は1発のエルボーでHimikoを吹っ飛ばす。さらにラリアットでなぎ倒し、武藤敬司さんばりの「プロレスLOVE」ポーズを決めてみせる。必殺のパワーボムの構えに入るとやはりジャガーがカット。しかしジャガーとHimikoの合体攻撃を巨体で悉く跳ね返し、ジャガーをラリアットで倒すと今度こそ京子のパワーボムが炸裂!Himikoを押さえ、勝利まであと1カウントのところでジャガーの浴びせ蹴りが京子にクリーンヒット! 勝負の行方を見守るセコンド陣からは悲鳴が上がり、会場は騒然。この隙にジャガーがフィッシャーマンズバスターで3カウントを奪う。デビュー46年、ジャガーはまだまだ衰え知らずだ。

【試合レポート】2023/3/24(金) フューチャーサイトvol.6アミスタ大会

2023年3月24日(金)に行った、フューチャーサイトvol.6の模様をお届けします。超満員札止め、たくさんの応援ありがとうございました!

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 マドレーヌ&ななみ VS 網倉理奈 &櫻井裕子

○網倉理奈&櫻井裕子(12:24 片エビ固め)マドレーヌ&ななみ●
※Wあーみんバスター

ディアナvsカラーズ、明るく激しいオープニングマッチ

所属ユニット・COLOR’Sの第5代王者に輝き、勢いに乗る網倉が櫻井と共に「Are you ready」として登場。まずはマドレーヌと櫻井が先発。櫻井は早速網倉とのWわー!プレスで会場を盛り上げる。マドレーヌはバチボコバランサーで櫻井の腕を攻める。櫻井は痛む腕でマドレーヌにボディスラム、網倉にタッチ。マドレーヌもななみにタッチし、パワフルなタックル合戦に。力と力の勝負は五分。しかし網倉の雷電ドロップ、櫻井のコブラツイストにななみは悶絶。これを切り抜けたななみはダイヤル固め、ヒップアタックで流れを取り戻しマドレーヌへ託す。マドレーヌは櫻井のビッグブーツを2で返し、網倉には得意のキックや関節技で攻め、フェイマサーでフォールを狙うがカウント2。この流れを受け取ったななみだが網倉の強烈逆水平チョップを食らってしまう。ななみもエルボーを網倉の胸に叩き込んで猛反撃。しかしユニットで行動を共にする「AYR」のコンビネーションに追い詰められ、網倉のセントーンは何とか切り返したななみだが、2発のダブルあーみんバスターに沈む。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 Himiko VS 高瀬みゆき

○高瀬みゆき(12:37 片エビ固め)Himiko●
※ダイビングギロチンドロップ

Himiko対高瀬は超熱血ファイトに!

熱血全力ファイトが持ち味の高瀬も思わず「視線が熱い!」と漏らす程、この一戦に気合いを漲らせるHimiko。ロックアップ、ヘッドロックの応酬も、Himikoは一歩も引かず食らいついていく。まずは高瀬がキャメルクラッチ、逆エビ固めで絞る。キャリア5年ながら実績充分の高瀬はHimikoのエルボー、ドロップキックを余裕の表情で受け切り、関節技も切り返す。さらにギロチン、ダイヤル固めの連続攻撃に苦しむHimikoに「もう終わりか?」と発破をかけ、火が付いたHimikoは渾身のエルボーを打つ。高瀬はリストバンドを投げ捨て、逆水平チョップを40連発! コーナーに振ってトドメのラリアットを狙い猛然とダッシュする高瀬をカニ挟みで倒し、マウントポジションでエルボー連打の反撃に転じるHimiko。Himikoは高瀬も得意とするギロチンを落とし、客席もどよめく。そして再びリングは打撃合戦に! Himikoのエルボーに「さっきの方が強かったね」と笑みを浮かべる高瀬。これに触発されたか、Himikoは気迫溢れる渾身のエルボーを打ち、鈍い音を響かせる。この一撃で高瀬は結っていた髪を解き、いよいよ本気モードだ。Himikoは負けじとチョップ、ドロップキック、ボディスラムからの押さえ込み、丸め込みの連続攻撃で畳み掛ける。これを耐えきりダブルアーム卑弥クラッシャーも2で返した高瀬は、カミカゼでリングに大の字になったHimikoに滞空時間の長いダイビングギロチンドロップを投下! この直撃を受けたHimikoは惜しくも3カウントを聞いた。貫禄勝ちを収めた高瀬はHimikoの健闘を讃えリングを下りた。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&狐伯 VS デボラK&AKARI

○佐藤綾子&狐伯(14:13 ジャーマンスープレックスホールド)AKARI&デボラK●

シングル王者・佐藤はテクニカル対決を堂々制す

ディアナ所属の佐藤とデボラが、他団体からそれぞれ試合巧者をパートナーに引き連れて激突。まずは佐藤・狐伯組がAKARIを捕らえる。狐伯がスピードで翻弄し、佐藤もグラウンドのテクニックでAKARIを逃がさない。このローンバトルをAKARIは高さのあるドロップキックで切り抜け、デボラにチェンジ。しかし替わったデボラも佐藤・狐伯組の連続攻撃を食らう。リングにAKARIを呼び込むが、狐伯はダブルのドロップキックで2人を相手に奮闘。さらに狐伯は大柄のデボラに劣らない迫力のエルボーを打つが、デボラとAKARIの連続ドロップキックからAKARIの変形脇固めに悶絶! 何とかエスケープし、素早い動きでスワンダイブ式ドロップキック、直伝WアームTを狙う狐伯。これを持ちこたえたAKARIは2段蹴りで窮地を脱する。佐藤はジャンピングニー、ミサイルキック、そしてトドメのジャーマンを狙いAKARIのバックを取る。AKARIはこれをヴィクトル投げから膝十字に切り返す。古傷の左膝を狙われた佐藤がロープ逃げたところにすかさず追い討ちの619! 佐藤はこれを間一髪かわし、ジャパニーズレッグロールクラッチはカウント2.9。しかしデボラの連続タックル、AKARIの619直撃に狐伯の誤爆まで受けてしまった佐藤。このピンチにセコンドからお盆を受け取りデボラの脳天に振り下ろす。今度こそは狐伯のアシストが決まりデボラのバックに回ると、必殺のジャーマン! ブリッジでがっちりホールドし、3カウントを奪った。

第4試合 スペシャルタッグマッチ20分一本勝負 梅咲遥&天咲光由 VS 美蘭&笹村あやめ

○梅咲遥&天咲光由(13:28 アメジストクロス)笹村あやめ&美蘭●

若手ホープの華やかドリームマッチ!
「遥かなる超新星」梅咲&「スターダムの超新星」天咲、初タッグで快勝

この日の目玉カード、スターダムの天咲光由がディアナに電撃参戦するスペシャルタッグマッチ。他団体への参戦がキャリア初ということもあり、超満員の客席からは入場から声援が飛ぶ。天咲は梅咲との超新星タッグ、笹村との初遭遇、そして昨年12月スターダムの「ニューブラッド」で対決した美蘭とは再戦になるなど見所盛り沢山だ。先発する天咲は、同期にあたる美蘭のドロップキック、笹村の挨拶代わりのバックエルボーやフットスタンプなどディアナマット初参戦の洗礼を浴びる。天咲はスペースローリングエルボーで反撃し、ここでディアナの若きエース梅咲が登場。美蘭を弓矢固めで絞り、天咲にチェンジ。美蘭を豪快にボディスラムで投げたが、2発目は美蘭のドロップキックが鋭く突き刺さる。ここで替わって入った笹村はパワーとスピードで観客を魅了。梅咲を嫌味たっぷりに煽り、飛び出した梅咲と天咲を2人まとめてフットスタンプ! 天咲のエルボーは余裕綽々で受け、お返しとばかりに全力エルボー! この重い一撃には客席騒然、コーナーで見守るパートナーの美蘭もなぜか苦悶の表情だ。笹村はDDT、フロントネックロック、ブレンバスターの鮮やかな連続攻撃で天咲を追い詰める。天咲はトルネードDDT連発で梅咲にチェンジ。梅咲がブレンバスターを狙うと美蘭が飛び出してカット。しかし梅咲はこの2人をまとめてネックブリーカー! ここで笹村を豪快にブレンバスターでぶん投げ、ミサイルキック発射! とどめのアメジストの構えに入ると笹村はフルパワーのエルボーを梅咲の胸にも叩き込む。梅咲のエルボーも唸りをあげ、2人のぶつかり合いに客席は大興奮! 笹村は投げっぱなしジャーマンから美蘭にチェンジ。美蘭のドロップキックは天咲が迎撃、今度は笹村がデッドリードライブで梅スプラッシュを阻止し、そこに美蘭のライオンサルト! スクールボーイであわや先輩超えのシーンも作ったが、梅咲のアメジストクロスが完璧に決まりフィニッシュ。女子プロレス若手ホープによる夢の対決は13分28秒、超新星タッグの快勝で幕を閉じた。

アミスタ大会恒例・来場者だけのお楽しみ 最新情報コーナー

この日のお知らせコーナーでは、ルミナスを破って第18代タッグ王者に輝いたパフューム(仮)が3.29YMZ新木場大会で防衛戦を行い、その勝者チームに関口翔&マドレーヌが挑戦することが発表された。まだ王者が決まっていない段階で挑戦者が決定する異例の展開に。マドカケが挑戦する頃、ベルトを巻いているのはどちらのチームか?そして4.29ディアナ後楽園大会の追加カードも1つ発表。ジャガーが保持するエリザベス王座に、クライシスのKAZUKIと藪下めぐみが挑戦する。他、タイガー・クイーン、真琴の参戦が発表された。カードは決定次第、Twitterなどで随時発表。チケットはディアナストアで大好評発売中。