【試合結果】2023年11月12日(日)アミスタ大会vol.45

第45回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月26日 23時59分までご覧いただけます。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 
Himiko&マコトユマvsマドレーヌ&香藤満月

香藤満月、自力初勝利を目指せ!

 Himiko&●マコトユマ  (15分5秒 体固め)マドレーヌ○&香藤満月
※フェイマサー

10.8後楽園でデビューしたマコトと香藤が、それぞれデビュー戦での相手とタッグを結成。2人のルーキーがそれぞれ先発を志願し、いきなりエルボーの打ち合いに!レフェリーの制止もきかず、互いの意地がぶつかり会う。香藤は体格を生かしパワーで押し、マコトはレスリング経験で培った投げや関節技で勝負し互角の戦いに。香藤はHimikoの厳しい攻めも自力で返していき、マコトはマドレーヌのエルボーやドロップキックを連続で受けるがカウント1で肩を上げてみせる。再びのルーキー対決は白熱。マコトが気迫のエルボーを打つと、香藤も力強いエルボーで鈍い音を鳴らし、観客の度肝を抜いた。マコトは思わず「痛い!」と絶叫しながらも反撃。カウンターの飛行機投げはカウント2。替わったHimikoはレッグシザーズネックロックで香藤をギブアップ寸前に追い込む。ここでマドレーヌが「満月、頑張れ!」と激励のカット。しかしHimikoの逆片エビ固めで再び窮地に。マドレーヌのカットに頼らず、なんとかロープに手を伸ばした香藤。大きなお腹でHimikoを吹っ飛ばし、95キロのボディプレスで香藤も反撃。香藤のタッチを受け、マドレーヌはロンダートバックエルボーや後転倒立ヘッドシザーズホイップで攻める。対するHimikoはブルドッギングヘッドロック、Wアーム卑弥バスターでチャンスを作り、マコトにチェンジ。マコトはHimikoのアシストを受けながら丸め込み連発。しかしマドレーヌは肩を上げ、強烈なミドルキックをお見舞い。悶えるマコトに、マドレーヌはトドメのフェイマサーを投下。香藤が必死でHimikoを押さえる中、スリーカウントが入る。しっかり勝利に貢献した香藤は、自力勝利を目指す!

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 
ななみ&網倉理奈vsデボラK&尾﨑妹加

力を合わせて勝利のにじゅうまる!

 ○ななみ&網倉理奈(13分29秒 ノーザンライトスープレックスホールド)デボラK●&尾﨑妹加

タッグトーナメントでは準決勝で敗れたが、まだまだ諦めずにタッグベルトを狙う「にじゅうまる」の2人がこの日も登場!ななみとデボラのロックアップに、それぞれ網倉と尾﨑も加勢。尾﨑の怪力でロープに押し込まれたにじゅうまる。しかしにじゅうまるはデボラを捕まえ、タッグワークで試合のペースを握る。防戦一方のデボラを見かねた尾﨑が飛び出し、4人のタックル合戦に。網倉を吹っ飛ばし、やっとローンバトルを抜け出したデボラは尾﨑にチェンジ。尾﨑は網倉とのパワフルファイトで会場を盛り上げる。網倉に替わったななみも尾﨑のパワーの餌食に。アルゼンチンバックブリーカーに苦しむななみを網倉が救出。再び尾﨑からデボラに替わり、極楽固め。これも網倉がカットし、網倉のセントーンとななみのボディプレスを連続投下。尾﨑がカットに入るが、網倉は尾﨑をパワースラムで排除し、ななみの勝利をお膳立て。網倉の好アシストを受け、ななみがノーザンライトスープレックスで試合を決めた。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&長谷川美子vsジャガー横田&佐藤綾子 
※梅咲遥が発熱のため欠場。対戦カード変更

佐藤&ジャガー「クライシス」大暴れ!初参戦の長谷川はクライシス流の手荒い歓迎に撃沈…

井上京子&●長谷川美子(14分50秒 佐藤トランペット)ジャガー横田&佐藤綾子○

YuuRIリアラに続くガンバレ☆女子からの刺客・長谷川美子がディアナ初登場。梅咲とのシングルが予定されていたが、梅咲が発熱のため欠場。急遽、ジャガー・京子・佐藤の3WAYに長谷川が組み込まれる形となった。その長谷川が威勢よく先発を買って出たが、佐藤&中森の挑戦を受けることが決まっている京子は「まず待ってろ」と制止し、京子と佐藤のマッチアップで試合開始。佐藤が手四つで京子を誘い込んだところにジャガーが後ろから奇襲。CRYSISは連携攻撃を試みるが、京子はいきなりダブルラリアットで2人を吹っ飛ばす。佐藤を捕まえヘアー投げからの”お決まり”のお尻グリグリ攻撃。さらに佐藤のお盆を敵コーナーから素早く奪い取り威嚇する京子。今井レフェリーに注意されると、お盆を笠に見たて山形の「花笠音頭」を踊りCRYSISチームを撹乱。さらに佐藤のお株を奪う噛みつき攻撃から長谷川にチェンジ。ディアナ初参戦の長谷川は勢い良くドロップキック。必死に食らいついていくが、CRYSISチームの老獪な試合運びにローンバトルを強いられ、執拗な反則攻撃に打つ手のない長谷川。ジャガーがDDTに続けてパイルドライバーを狙ったところを、やっと京子が救出しチェンジ。鬱憤の溜まっていた京子は怒り爆発!ジャガーのコブラツイストも勢いで振り払い、まさに無双状態の京子。ナイアガラの構えを佐藤がカットに飛び出すが、佐藤&ジャガー諸共ラリアットでなぎ倒す。ジャガーを宣言通りのナイアガラドライバーでマットに叩きつけるが、佐藤がカットに入る。もう一発を狙うも、ジャガーが華麗なウラカンラナに切り返す。タッチを受けた佐藤は京子相手にお盆を脳天に振り下ろし、高速で丸め込むがカウントは2。京子は佐藤に強烈なカウンターラリアットを決め、長谷川にチェンジ。ドロップキック連発から京子を呼び込む長谷川だが、佐藤が誤爆を誘う。この隙に佐藤がセカンドミサイルキックを放ち、間髪いれずにダブルアームスープレックスを決めるが長谷川はカウント2で返す。ならばとコーナーに上った佐藤を追いかけた京子は、雪崩式ブレーンバスターで佐藤をぶん投げ強烈アシスト。京子が「乗れ!」と叫び、長谷川がフォールに。佐藤の肩がカウント2で上がるが、再び京子がラリアットで援護射撃。しかし長谷川の追撃ボディプレスはカウント2。粘る長谷川はエルボーの連発で気迫を見せるが、百戦錬磨のCRYSISには敵わず。CRYSISは凶器攻撃で長谷川と京子を分断し、佐藤の変形フィッシャーマンズスープレックス「佐藤トランペット」でフィニッシュ。京子からの直接勝利はならなかったものの、タッグベルト奪回に向けて幸先よく白星を挙げた。佐藤のテーマ曲が流れる中、やりたい放題のCRYSISに京子は大クレーム。意に介さない様子の佐藤は「長谷川選手、初参戦でいきなりこのメンバーっていうのは酷ですね」とCRYSISの洗礼を受けた長谷川を慮り(?)ながら、12月15日にアミスタで開催する佐藤綾子プロデュース・CRYSIS興行をしっかり告知した。

【試合結果】2023年11月3日(金・祝)佐藤綾子凱旋!山形県庄内町大会

佐藤綾子凱旋大会、応援ありがとうございました!278名(満員)のお客様にお集まりいただきました。この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月5日12時(予定)から11月19日23時59分までご覧いただけます。


第1試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]


[綾華]佐藤綾子&○中森華子(10分20秒 雁之助クラッチ)本間多恵&尾﨑妹加●[SPiCEAP]
※綾華がトーナメント決勝進出

佐藤綾子凱旋・山形県庄内町興行、第一試合から早速佐藤の登場!山形県南陽市大会ではタッグベルトを賭けて戦った両軍がトーナメント準決勝で激突!佐藤は「W井上には勝つまでやる」と意気込み、トーナメント優勝を誓う。10.29PURE-Jでデイリースポーツ認定タッグを中森と共に防衛した佐藤は地元のファンにベルト姿を披露。試合が始まると早速、SPiCEAPが猛攻開始!捕まる佐藤はドロップキックで反撃し、尾﨑を蹴落とし中森を呼び込む。ここからは綾華が本間に集中砲火。中森の多彩な蹴りが次々と本間にヒット。本間もぶら下がり腕十字やワキ固めなど得意のサブミッションで攻める。中森からのタッチを受けた佐藤は本間の顔面にキックを繰り出すが、本間はそれをキャッチしアンクルホールドに切り返す。本間は佐藤のエスケープをなかなか許さない。なんとか逃げた佐藤だったが、今度は尾﨑のラリアット連発を受ける。佐藤はおぼん攻撃で形勢逆転し、中森へ繋ぐ。中森の鋭いハイキックが尾﨑の顔面を捉え、綾華のサンドイッチ式ニーアタックで挟み撃ちに。追撃のシャイニングフラワーはカウント2。尾﨑はウェイトリフティング仕込みの怪力で中森をアルゼンチンで担ぎ上げる。佐藤がカットに入るが、尾﨑はラリアットで薙ぎ倒す。尾﨑がマイカバスターの構えに入ると、これも佐藤が阻止。SPiCEAPが抜群の連携を見せると綾華もすぐさまカット。本間が佐藤をリング外へ落とし、中森と尾﨑の一騎討ちへ。尾﨑のラリアットをキックアウトした中森は、もう一発を狙った尾﨑の腕を取り、素早く雁之介クラッチで丸め込む。レフェリーがマットを3回叩き、綾華がトーナメント決勝進出決定!W井上へのリベンジマッチまであと1勝となった。

第2試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝
タッグマッチ20分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS ななみ&網倉理奈[にじゅうまる]

[ルミナス]梅咲遥&○高瀬みゆき(13分48秒 ラ・マヒストラル)ななみ&網倉理奈●[にじゅうまる]
※ルミナスがトーナメント決勝進出

もう一つの準決勝ではにじゅうまるとルミナスが激闘!一回戦を突破したにじゅうまるは、敗れた美蘭&笹村の思いも背負って戦いたいと語る。対するルミナスは過去3度W.W.W.Dタッグを戴冠しており、シード枠での登場だ。試合開始早々、ルミナスがにじゅうまるを分断し、ななみに襲いかかる。ななみもダイヤル固めで反撃。すると高瀬もダイヤル固めでお返しし、チェンジを受けた梅咲もドロップキックや弓矢固めでななみを捕まえ逃がさない。ローンバトルが続くななみは鋭いタックルで梅咲を倒し、やっと網倉が登場!網倉は体格を生かしたセントーンやカナディアンバックブリーカーなど、パワフルファイトで試合の流れを引き寄せ、ななみにチェンジ。ななみと梅咲の同期対決は白熱。梅咲がドロップキックを打てばななみはタックル。エルボー合戦は互角に。ななみがノーザンライトスープレックス、梅咲がジャーマンスープレックスをそれぞれ繰り出したところでWダウン状態に。両者なんとかパートナーにタッチし、試合を託された高瀬と網倉は互いに引かない逆水平チョップの打ち合い。網倉が空転プレス、高瀬がパワースラムと両者の意地がぶつかり合う。高瀬がコーナーに上るとななみがデッドリードライブで落とし、合体わー!プレスで押し潰す。これは梅咲がすかさずカット。ルミナスの合体攻撃にも怯まず立ち向かう網倉。高瀬にななみがボディプレス、網倉がセントーンを連続投下するも、高瀬のピンチには梅咲が飛び込む。網倉のフォールをカットした梅咲はカサドーラで網倉を転がす。梅咲が網倉クラッチを外すと今度は高瀬がラ・マヒストラルで丸め込む!ルミナスの流れるような連携が決まりスリーカウント!元王者の名に恥じない戦いぶりを見せ、メインイベントの決勝戦へ進出だ。

第3試合プロレスリングDEWA提供試合
6人タッグマッチ20分一本勝負
チェリーマン&YU-TA&からからますく VS ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド

チェリーマン&YU-TA&○からからますく(13分45秒 体固め) ヤギひろし&YAMASE&メリー ザ キッド●
※からからプレス

ディアナ山形大会ではお馴染み、「プロレスリングDEWA」が南陽大会に続いて登場。東北で活動している6人は、佐藤の地元・庄内町の魅力を紹介しつつ、男子レスラーならではの迫力ファイトを展開。からからますくがからからプレス(ムーンサルトプレス)でメリー ザ キッドを圧殺。会場を大いに盛り上げ、後半戦へとバトンを繋いだ。

第4試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
マドレーヌ&香藤満月&関口翔 VS 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ


マドレーヌ&●香藤満月&関口翔 (9分59秒 エビ固め) 美蘭&マコトユマ&笹村あやめ○
※ダイビングフットスタンプ

タッグトーナメント1回戦で敗れた美蘭&笹村、カケマドがそれぞれデビュー後初遠征のディアナ新人を加えたトリオを結成。その新人2人が先陣を切って試合開始!香藤はヘビー級の体格を生かし、マコトをロープまで押し込む。マコトは負けじと体を入れ換え、エルボー連発。笹村と美蘭も飛び出し、3人がかりで香藤に攻撃。関口とマドレーヌが香藤を救出し、連携を見せる。再びの香藤とマコトの攻防はエルボー合戦へ。ボディスラムでマコトを投げ、香藤はマドレーヌにタッチ。ディアナ所属としてのラスト山形となるマドレーヌはバチボコバランサーで会場を沸かせる。アマレス経験のあるマコトは鮮やかな飛行機投げでフォール。返されても続けてドロップキックを連発。替わった美蘭もドロップキックを連発。マドレーヌもロンダートバックエルボー、開脚ギロチンで反撃し、関口に繋ぐ。関口のワキ固めや腕十字に苦戦する美蘭。苦しむ美蘭を笹村が救出し、美蘭はソバットで関口の側頭部を撃ち抜く。チェンジを受けた笹村と関口のマッチアップは白熱。関口は試合巧者ぶりを存分に見せつけ、STOでチャンスを作る。マドレーヌの低空クロスボディ、関口のセントーンが続き、最後に香藤が95キロのボディプレス!押し潰される笹村だが、美蘭のカットが間に合う。今度はマコト、美蘭、笹村が香藤に総攻撃。マドレーヌがギリギリでカットに入るが、場外へ落とされてしまう。美蘭がコーナーに駆け上り、マドレーヌめがけてプランチャ発射!場外で美蘭とマコトがカケマドの2人を必死に押さえる中、リング上に残った香藤は笹村との一騎討ちに。笹村はダイビングフットスタンプを香藤のみぞおちに落とし、悶える香藤をがっちりフォール。スリーカウントを奪った。

第5試合タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&ジャガー横田 VS デボラK &Himiko

○井上京子&ジャガー横田(14分47秒 ナイアガラドライバー)デボラK &Himiko●

セミファイナルでは京子とジャガーが強すぎる、豪華すぎるタッグを結成。対角のHimikoとデボラはゴングを待たずに奇襲を仕掛けるが、場外に蹴落とされてしまう。客席に投げ込まれ、鉄柱に打ち付けられたHimiko。京子とデボラの乱闘が続く中、リングに戻ってもジャガーに防戦一方。京子もリングに戻り、ダンシングツリーや逆片エビ固めで厳しく絞る。替わったジャガーも4の字固めでまだまだ試合の主導権を握って離さない。ロープに逃げたHimikoはカウンターのドロップキック、ブルドッギングヘッドロック、ギロチンドロップ、Wアーム卑弥バスターと畳み掛けて息を吹き返す。ここでようやく出番が回ってきたデボラはジャガーに極楽固め。京子にカットされるも、バックフリップの体勢に。ジャガーはこれを逆打ちに切り返す。デボラはジャガーをロープに振り、カウンターで今度こそバックフリップを決める。しかし京子のラリアット、ジャガーの浴びせ蹴りを連続で食らってしまうデボラ。デボラは負けじとエルボー合戦、タックル合戦を京子に挑むが、京子の巨体はびくともしない。意表を突いて丸め込むがカウントは2。投げっぱなしジャーマンも2で返され、Himikoにチェンジ。Himikoは威勢良く攻めるが、Wアームは上がらず。デボラとのツープラトンも不発に終わる。ジャガーの踵落としがデボラの脳天に直撃し、再びHimikoと京子の勝負。劣勢のHimikoを会場の拍手が後押しするも、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。京子のジャーマンはなんとかデボラがカットしたが、ジャガーがデボラをリング外へ落とす。京子が「ナイアガラ!」と叫び、宣言通りのナイアガラドライバー!この一撃必殺にHimikoの肩は上がらず。山形県南陽市が生んだスターが勝ち名乗りを受けた。

第6試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦
タッグマッチ20分一本勝負
第1試合の勝者組: [綾華]佐藤綾子&中森華子 VS 第2試合の勝者組:梅咲遥&高瀬みゆき[ルミナス]

[綾華]○佐藤綾子&中森華子 (13分45秒 ドラゴンスープレックスホールド) 梅咲遥&高瀬みゆき●[ルミナス]
※綾華がW.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者組となる。

庄内大会メインイベントはタッグトーナメントの決勝戦。綾華対ルミナス、1.29カルッツかわさきでのタッグ王座戦以来の対決だ。勝てばW井上への挑戦権を獲得する試合とあって、王者返り咲きを目指す両軍の気合いが漲る。「早く防衛戦がしたくてうずうずしてる」京子もこの試合の決着を待っている。デイリー認定タッグ王者として、庄内町出身として、負けられない戦いに臨む佐藤。その佐藤との対決を待ちわびていた梅咲は、ゴングと同時にいきなりのドロップキック!高瀬も加勢し、連携攻撃を仕掛けるルミナス。佐藤はミサイルキックから中森へチェンジ。中森と高瀬の打撃合戦は互角に。高瀬のラリアットをかわし、ワキ固めに切り返す中森。さらに顔面に蹴りをお見舞いしてフォール。カウントは2。高瀬は今度こそラリアットを命中させ、梅咲にチェンジ。梅咲はネックブリーカー、フットスタンプと続け、低空ドロップキックを狙いロープに走る。しかし待っていた佐藤がおぼんで迎撃。そのまま中森とチェンジしWアームスープレックス。キックアウトした梅咲はヘッドシザースホイップで佐藤をロープ際へ。今度こそしっかり助走をつけて低空ドロップキックを突き刺し、さらにそこに高瀬がギロチンを落とす。梅咲は起き上がった佐藤のバックを取り、ジャーマンの構え。持ちこたえた佐藤に、ならばとキューティースペシャル。カウント2で中森がカットし、佐藤はコーナーへ上りミサイルキック発射準備。梅咲は佐藤を追いかけコーナーへ。佐藤を捕まえ、なんと雪崩式のアメジストクロスを披露!マットに叩きつけられた佐藤は中森に助けを求めるが、先にパートナーにチェンジしたのは梅咲。飛び出した高瀬が佐藤のチェンジを阻止し、ダメージの残る佐藤に猛攻!パワースラムは何とか肩を上げた佐藤。このチャンスをモノにしたい高瀬はカミカゼからギロチン狙いでコーナーに上る。中森が引きずり落とし、綾華のツープラトンバックドロップ。カットした梅咲を連れて中森はリング外へ。高瀬のラリアットは自力で返す佐藤。しかしルミナスは高瀬のカミカゼ、戻ってきた梅咲の梅スプラッシュ、高瀬のギロチンと畳み掛けていく。この大ピンチに中森も戻りカット。綾華のWミサイルキックで高瀬を吹っ飛ばし、中森のハイキックと佐藤のジャーマンが鮮やかに繋がる。しかしこれでも決めさせないしぶといルミナス。パワーファイターでならす高瀬がなりふり構わず丸め込みを連発。地元の声援を背に、スリーカウントを許さない佐藤。高瀬が佐藤のバックを取ると、梅咲が痛恨の誤爆!これで流れは一気に佐藤に傾く。佐藤はビッグブーツをカウント2.99で返されたが、高瀬の髪を掴んで起こし、必殺ドラゴンスープレックスが炸裂!さすがの高瀬もこの一撃にはピクリとも動けず、佐藤綾子が激戦を制した。地元大会のメインイベントで盟友の中森と共にトーナメントの頂上へ辿り着いた佐藤。W井上への挑戦権を得て「今日は来ていただき本当にありがとうございます。これで京子さんと井上貴子さんの持つW.W.W.Dタッグに挑戦することが決まりました。これからも中森さんと女子プロレスを盛り上げていきます」とマイク。続けて、「今日は本当に色んな方の協力があって開催できました。ディアナという素晴らしい団体で、素晴らしい仲間に囲まれて、プロレスができています。15歳でプロレスの世界に入ってすぐに逃げてしまったけど、こうやって今は胸を張って庄内町に戻って来れて嬉しいです。また来年も戻ってきたいです」と声を詰まらせながら万感の思いを語り、庄内大会は感動のフィナーレを迎えた。綾華は10.8後楽園でベルトを奪われたW井上へのリベンジなるか?

【試合結果】2023年10月27日 フューチャーサイト アミスタ大会vol.13

フューチャーサイトアミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月10日 23時59分までご覧いただけます。

第一試合 W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦
タッグマッチ20分一本勝負
[にじゅうまる]ななみ&網倉理奈 VS 笹村あやめ&美蘭

ななみと網倉のタッグ名は…「にじゅうまる」!

 [にじゅうまる]ななみ&○網倉理奈(15分15秒 エビ固め)美蘭●&笹村あやめ
※Wあーみんバスター
※ななみ&網倉が 11.3庄内で行われるトーナメント準決勝に進出

4.21フューチャーサイトでのシングル対決を経て意気投合し、同じオレンジをイメージカラーとする2人がいよいよベルトに向けて動き出す。悩みに悩んでようやく決まったタッグ名は、みかんの品種から取った「にじゅうまる」。タッグ専用の入場テーマもお披露目し、気合い充分の2人。団体の未来を担う存在として急成長中のななみとしては、このチャンスは確実にモノにしたいところだ。対するは初タッグの美蘭&笹村。小柄ながら巧みなテクニックで数々のタイトルを手にしてきた笹村のパートナーに、キャリア1年半の中学2年生・美蘭が大抜擢!笹村は現BEYOND THE SEAタッグ王者。過去には進垣リナと共に第14代W.W.W.Dタッグ王者に輝いたこともあり、今度は美蘭と共にベルトを狙う。にじゅうまるが勢いに乗るか?美蘭&笹村が番狂わせを起こすか?まずはななみ対美蘭。ななみがロックアップで押し込むが、美蘭がひっくり返しエルボー。笹村のアシストもあり、ななみを捕まえる。ななみはタックルで美蘭を倒し網倉にチェンジ。網倉はしっかり腰を落とした逆エビ固めで厳しく絞る。替わったななみも急角度の逆エビ。これは笹村がカット。しかしななみはサーフボードストレッチでまだまだ美蘭の腰を攻める。脱出した美蘭は笹村にチェンジ。笹村はななみのエルボー連発を余裕の表情で受けてみせ、反撃のエルボー一発でななみを吹っ飛ばす。続いて網倉にも強烈なエルボーを打ち、網倉は逆水平チョップで応戦。ロープに走った笹村にカウンターのダブルチョップがクリティカルヒット!ここから網倉とななみは連携攻撃。合体わー!プレスを決めたが、顔面蹴りから美蘭にチェンジ。美蘭はドロップキック連発。コーナーに登った美蘭をななみが捕まえ、網倉がアルゼンチンバックブリーカー。笹村がカットし、美蘭の619、ライオンサルトに繋ぐ。網倉のセントーンをかわし、連続の丸め込みで攻めまくる美蘭。笹村のアシストでニアフォールに追い込む。笹村のフットスタンプ、美蘭のクロスボディを何とか返した網倉。ななみが笹村を裏投げで排除し、リングは再び網倉と美蘭。ななみが笹村を必死に押さえる中、網倉のWあーみんバスターでスリーカウント!これでにじゅうまるはトーナメント一回戦を突破。山形での準決勝で2人を待ち受けるのは、過去三度に渡ってW.W.W.Dタッグを戴冠したルミナス。打倒ルミナスに向けて、連携を深めたいと語ったななみ。決戦は一週間後に迫る!

第二試合 スペシャルタッグマッチ20分一本勝負  
Himiko&香藤満月 VS 飯田沙耶&桜井裕子

これぞ「飯田魂」!敗れた香藤は大健闘

Himiko&●香藤満月(15分15秒 逆片エビ固め)飯田沙耶○&櫻井裕子

スターダムの「マッチョ・ゴリさん」こと飯田沙耶が、ディアナマットに四度目の見参!先月のフューチャーサイトでアミスタ参戦を匂わせていた飯田だが、さっそく実現した形となる。パートナーにカラーズの櫻井を迎え、「飯田魂」大爆発なるか?前回は飯田に負けじと魂のファイトを見せたHimikoが再び対角に立つ。タッグを組む香藤は、デビュー3戦目。初のタッグマッチ、そしてディアナ所属外の選手と対戦するのも初となる。初めてづくしのタッグマッチ、香藤が大奮闘を見せる!元気よく先発を買って出た香藤に、飯田が「あっしが出よう」と登場。飯田は体格差をものともせず、ロックアップでロープに押し込む。悔しい香藤は負けじと力ずくで反対のロープに押し込む。飯田は「来いよ」と煽り、香藤のエルボーを受ける。飯田もエルボーで反撃し、櫻井と飯田のダブルタックルでマッスルポーズを決める。櫻井と香藤の攻防の隙に、コーナーで控えるHimikoに飯田が猛突進。さすがにレフェリーに注意される飯田だが、その後もHimikoが気になって仕方ない様子…。櫻井がコブラツイストで香藤を絞ると、Himikoがカット。するとまたも飯田が飛び出し、Himikoに蹴りを入れる。香藤がボディスラムで櫻井を投げHimikoにタッチ。すぐさま飯田もリングに入るが、Himikoは2人まとめてドロップキック!うるさい飯田を蹴落としたHimikoは、櫻井にレッグシザーズネックロック。櫻井もビッグブーツ、ドラゴンスリーパーで反撃し、飯田にチェンジ。飯田は狙っていたHimikoとのマッチアップに気合いが漲る。タックルやエルボードロップで勢いよく攻める飯田にHimikoはドロップキック。香藤を呼び込み、トレイン攻撃。香藤が巨体で串刺しドロップキックを打つと、歓声が沸く。香藤のボディスラムは腰を落として堪えた飯田は逆エビ固め。ロープに逃げた香藤はエルボー連発、飯田はマシンガン逆水平チョップでお返し。香藤も負けじと、レフェリーの制止も聞かずエルボーを打ち続ける。デビュー1ヶ月にも満たない香藤はスタミナ切れ。櫻井と飯田の連携に大苦戦。飯田はラリアットとエルボーのコンビネーションでまだまだ香藤を攻める。やられっぱなしの香藤だが、飯田をロープに振り、反動で走る飯田を大きなお腹で跳ね返す!見事なカウンターから、95キロのボディプレス、押さえ込みで勝利を諦めない。返した飯田はその腹にラリアットをぶち込み、逆片エビ固め。なんとか堪える香藤だったが、ロープに手が届かずギブアップ。敗れはしたものの、全力ファイトの香藤に大きな拍手が送られた。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負  
梅咲遥&マコトユマ VS デボラK & 炎華

アメリカ帰りの梅咲完勝!マコトは自力勝利を目指す

○梅咲遥&マコトユマ(12分30秒 ラ・マヒストラル)デボラK●&炎華

アメリカ遠征から帰ってきた梅咲が久々にホームリングに登場!タッグトーナメントに高瀬とのタッグ「ルミナス」でエントリーする梅咲。実績充分のルミナスは、一回戦はシード扱いとなり準決勝からの出陣となる。この日は新人・マコトユマとの初タッグ。梅咲は11.3庄内に向けて、まずは弾みをつけたいところ。マコトはデビュー3戦目、初のタッグマッチに臨む。対するはデボラとWAVE新人・炎華。マコトと炎華の新人対決にも注目だ。マコトは炎華にドロップキック連発。炎華も打点の高いドロップキックやスペースローリングエルボーを軽やかに決める。同年デビューの2人がフレッシュファイトを見せれば、梅咲も王者の貫禄を見せる。強烈なエルボー一発で流れを変え、フットスタンプを投下。梅咲が憧れで理想のレスラーだと語る炎華は、コーナーから飛び付いてのヘッドシザーズホイップで梅咲を投げ飛ばし、STFで絞る。梅咲はロープに逃げ、炎華はデボラにチェンジ。デボラは変形の極楽固めや投げっぱなしジャーマンで見せ場を作るが、デボラのフォールはマコトがカットする。最後は梅咲が逆さ押さえ込みからラ・マヒストラルの流れるような丸め込みでスリーカウント。後楽園大会以来のディアナ登場で、しっかり存在感をアピールした。

第四試合 メインイベント 
W.W.W.Dタッグ王座次期挑戦者決定トーナメント1回戦 タッグマッチ20分一本勝負  
[綾華]佐藤綾子&中森華子 VS マドレーヌ&関口翔[カケマド]

綾華、トーナメント一回戦突破!佐藤は地元での優勝なるか

 [綾華]○佐藤綾子&中森華子(12分55秒 佐藤100%)マドレーヌ●&関口翔[カケマド]
※佐藤&中森が11.3庄内で行われるトーナメント準決勝に進出 

10.8後楽園でW井上にベルトを奪われた綾華。早くも奪回のチャンス到来!次期挑戦者決定タッグトーナメントにエントリーし、まずは1回戦に登場。優勝すれば再びW井上とのタイトルマッチだ。対角のカケマドは、4.29後楽園でタッグ王座に挑戦し敗北。12月31日でマドレーヌの退団が決まっているが、まだまだ諦めずにベルトを狙う。握手は交わしたものの、何がなんでも勝ちたいカケマドは奇襲を仕掛ける。捕まった中森だが、ネックブリーカーでカケマドを一掃。綾華が連携攻撃でお返し。マドレーヌが捕まり防戦一方に。中森相手にキックの打ち合いを挑んだマドレーヌは、関節技を巧みに織り交ぜ中森の膝を狙う。しかし中森も脇固めで厳しく絞り上げ、関口のカットも佐藤が阻止。ダメージのあるマドレーヌは後転倒立投げから、やっと関口にチェンジ。替わった関口は獅子奮迅。関口は綾華2人へのボディアタックを炸裂させ、中森にドロップキックやSTO、コードブレーカーと猛攻。中森は強烈なミドルキックやシャイニングフラワーでフォールするがマドレーヌがカット。チェンジした佐藤は関口のバックを取るが、関口はロープに逃げる。関口が飛びつき腕十字で佐藤の腕を極め、エスケープした佐藤を場外へ落とし、大乱闘に!何度も壁に叩きつけられた佐藤。しかしリングに戻ると、佐藤はおぼん攻撃で逆襲!佐藤トランペットはカウント2。不意を突かれた関口だったが、まだまだ佐藤の腕に集中攻撃。替わったマドレーヌはまたも綾華の連携の餌食に。切り抜けたマドレーヌの起死回生のカサドーラは惜しくもカウント2。そのまま関口のミサイルキック、マドレーヌのボディアタック、関口のセントーン、マドレーヌの開脚ギロチンとコンビネーションで畳み掛けるが中森がカット。マドレーヌを羽交い締めにする佐藤。ここで中森のハイキックが誤爆し、マドレーヌはレッグロールで丸め込むがこれでも勝負は決まらない。フェイマサーを狙いに走ったマドレーヌに中森がミドルキックを叩き込むと、すかさず佐藤が飛び付き式ジャパニーズレッグロールクラッチの「佐藤100%」でがっちりフォール!今井レフェリーがマットを3回叩き、勝負あり。前タッグ王者として、メインで磐石の白星を挙げた綾華。11.3山形庄内大会では、トーナメント準決勝でSPiCEAPが待つ。山形南陽大会のW.W.W.Dタッグ王座戦ではSPiCEAPを破っており、庄内は佐藤の凱旋興行ということもあり、負けられない戦いとなる。試合後のマイクでは熱視線を送る梅咲に「勝ち上がればね」と、1.29カルッツかわさき大会以来の再戦の可能性も示唆。「東京駅を始発で出ていただければ、10時22分に庄内町に着きます。早いでしょ。飛行機なら1時間です」と詳細な交通案内と共に凱旋興行をしっかりアピールした。2日後に迫るデイリースポーツ認定タッグ防衛戦も「丸腰で地元に帰るわけにはいかない」と勝利宣言。トーナメントを制して故郷に錦を、W井上にリベンジで腰にベルトを飾れるか。

【試合結果】2023年10月22日(日)アミスタ大会vol.44

第44回アミスタ大会、応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」にて2023年11月5日 23時59分までご覧いただけます。今大会は梅咲遥はアメリカ遠征のため、ジャガー横田は他団体参戦のため、マドレーヌは試合で脳震盪を起こしたため欠場となりましたが、11.3山形庄内大会では全員揃って出場の予定です。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 佐藤綾子 VS マコトユマ

○佐藤綾子 (8分7秒 佐藤トランペット)マコトユマ●

10.8後楽園でデビューしたばかりのマコト。佐藤は「不器用だけどがんばり屋。毎日道場に来ている」とマコトの姿勢を評価する。デビュー2戦目、実力者の佐藤相手にマコトはどんな戦いを見せるのか。互いにレスリング経験があり、序盤のグランドの攻防は見応えのある展開に。新人ながら堂々と持ち味を発揮するマコトに、佐藤も自慢のテクニックを披露。佐藤がペースを握るが、マコトもドロップキックやクロスボディで応戦。ボディスラムはブレーンバスターに切り返され不発に。しかし丸め込みの連発で攻め続けるマコト。対する佐藤はマコトの顔面にキックを2発お見舞いし、トドメは変形フィッシャーマンズスープレックスの「佐藤トランペット」で3カウントを奪った。


第2試合  シングルマッチ15分一本勝負  ななみ VS 香藤満月

○ななみ (8分29秒 胴締めスリーパーホールド)  香藤満月●

マコトに続き、香藤も尊敬する先輩・ななみとのデビュー2戦目に臨む。初のアミスタ大会、勢い良く飛び出し入場で転んでしまうが「それも私らしくていい」と持ち前の明るさで笑い飛ばす香藤。明るさを武器に突き進む!序盤のチェーンレスリングはななみがリードしていく。ななみはダイヤル固めでリングを2周。しかし香藤の95キロの体格を回すのには一苦労?「重い…」と漏らすほど、スタミナを消耗してしまう。思わぬダメージを受けたななみに、香藤はエルボーを打つ。鈍い音を鳴らし、観客の度肝を抜く。ななみも思わず「思ったより痛い!」。香藤がエルボーを連発すると、ななみの胸板は赤く染まる。パワーで押す香藤に、ななみは得意のタックル。倒れた香藤に逆エビ固め、サーフボードストレッチで腰攻めのななみ。耐え抜いた香藤は迫力満点のドロップキック。続く丸め込み連発でニアフォール。さらにヘビー級の体格を活かしたボディプレスで押さえ込むが、ななみは何とか肩を上げる。起き上がったななみは香藤をコーナーに振りボディアタック。このフォールは返した香藤だったが、ななみはその背後を取りスリーパーホールド。粘る香藤に、ならばとがっちり胴締め。身動きの取れない香藤はついにギブアップ。ななみ先輩の貫禄勝利だ。

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負  井上京子&美蘭 VSデボラK & Himiko

○井上京子&美蘭  (16分3秒 ナイアガラドライバー)   デボラK&Himiko●

ディアナ所属オンリー興行のメインには、やはりこの人!後楽園大会でタッグ王者に輝いた井上京子が美蘭とともに登場。対角のデボラとHimikoは、握手と見せかけての奇襲で二人を分断。美蘭をリング下に蹴落とし、京子に二人がかりで襲いかかる!しかし京子は二人の猛攻をものともせず、ラリアットで薙ぎ倒す。京子がHimikoをキャメルクラッチで絞ると、デボラが救出。ここで京子から「行ってこい!」とタッチを受けた美蘭だったが、デボラとHimikoに捕まってしまう。二人の代わる代わるの連続ボディスラムを受け続けた美蘭は、さらにデボラの逆エビの餌食に。美蘭はソバットやドロップキックで反撃開始。ライオンサルトのフォールはカウント2。赤コーナーに帰ってきた美蘭に「よく頑張った」と声をかけ、再び京子出撃。京子は強烈なエルボーでデボラを倒す。立ち上がったデボラは111キロの巨体に投げっぱなしジャーマン!さらに極楽固めで絞る。ロープに逃げた京子に、デボラとHimikoは低空ドロップキックを次々と打つ。バックフリップを2で返されたデボラはHimikoにチェンジ。Himikoは馬乗りになってエルボーを連発。エルボースマッシュで京子をコーナーへ追いやり、ブルドッギングヘッドロック。そこにセカンドロープからギロチンドロップを投下。2で返され、さらにコーナーに上るHimiko。しかし京子も起き上がりHimikoを追う。デボラが京子をスピアーで食い止めコーナーに追い込むと、Himikoははカーフブランディングで豪快に京子を倒しフォールに。しかしそれも返した京子にWアーム卑弥バスターを狙うが、京子の巨体は上がらず、ラリアットで反撃を受けてしまう。京子がナイアガラの体制に入ると、デボラが決死のカットに飛び込む。京子にしがみついて離さないデボラを、美蘭が引き離して押さえる。美蘭の好アシストを受けた京子はナイアガラドライバーを完璧に決めてみせ、笑顔で快勝!京子はマイクを取り「ディアナ純血興行になりました。ご来場ありがとうございます。私事ですが…後楽園でベルトを獲りました」と挨拶。続けて「このベルトに挑戦する前、挑戦したい何組か若手がいたんです。そのときに35周年ということで挑戦権を譲っていただき、チャンピオンになれました。でも、そのとき名乗りを挙げていたチームもまだ挑戦したいんだと思います。そこで、できればそのチームとどんどん戦って、W井上の防衛記録を伸ばしていきたいです。なるべく早く防衛戦をしたい。これからも注目してください」と、挑戦から戴冠の経緯を改めて語った上で防衛への意欲を見せた。8.13アミスタ大会で名乗りを挙げたチームはカケマド、SPiCEAP、ルミナス、そしてななみ&網倉。この中から次期挑戦者指名かに思われたが…。ここでディアナ制作部部長・不破が「京子さんならそう仰ると思いまして…」と切り出し、何とタッグ王座次期挑戦者決定トーナメントの開催が発表された。カケマド、綾華、SPiCEAP、美蘭&笹村、ななみ&網倉、ルミナスがエントリー。10.27フューチャーサイトで一回戦、11.3山形庄内で準決勝と決勝戦を行うこととなった。トーナメント開戦まで僅か5日。W井上に挑むのはどのチームか?

【試合結果】2023年10月8日(日)井上京子デビュー35周年記念後楽園ホール大会

アイラブ滋賀 樋口金物、株式会社ジェイエイチPresents 井上京子デビュー35周年記念後楽園ホール大会の試合詳報をお届け!ご来場いただいた979名の皆様、配信をご視聴いただいた皆様、協賛をいただいた皆様、誠にありがとうございました!この試合の模様はDIANA Live にて2023年10月22日 23時59分まで視聴可能です。おすすめです☆

第00試合 マドレーヌを生暖かく見守る会、衣装屋COSMO、バリューアップマネジメント、松竹旅館協賛 
練習生・ミズキ デビュー戦 10分一本勝負  
香藤満月 vs マドレーヌ

香藤満月、元気いっぱいにデビュー!パワフルファイト見せた!

●香藤満月(7分30秒 ジャガー横田直伝レッグロールクラッチ)マドレーヌ○

プロレスバーの看板娘がプロレスラーに華麗な転身!ディアナ社長・井上京子の35周年を飾る記念大会のオープニングは、練習生・ミズキ改め「香藤満月」のデビュー戦だ。ダークマッチという位置付けにも関わらず、多くのファンが駆け付け、その一戦を見届けた。プロテストではギリギリの合格となった香藤だが、95キロの大きな体格には京子も期待を寄せている。デビュー戦年末に退団することが決まっているマドレーヌがデビュー戦相手を務め、およそ50キロの体重差という驚きのマッチアップに。香藤は明るい笑顔で花道を駆け抜け、リングイン!マドレーヌは懐かしのコスチューム姿で登場。京子がリングサイドから厳しい視線を送る中、運命のゴング!ロックアップからの力比べは香藤がロープに押し込み、さらにエルボー、ドロップキックで先制攻撃!マドレーヌも得意の鋭い蹴りでお返し。MMA仕込みのキックに悶える香藤。さらにアームブリーカーや低空ドロップキックで一気に形勢逆転のマドレーヌ。重いエルボーを打ち、鈍い音を鳴らす香藤だが、マドレーヌは観客の拍手を煽る余裕を見せる。体重差をものともしない関節技地獄、デビュー祝い(?)のバチボコバランサーでマドレーヌがペースを握る。しかし香藤はマドレーヌのクロスボディを軽々受け止め、ヘビー級のボディプレス!カウント2で返したマドレーヌはキック連発。柔道経験のある香藤はマドレーヌのキックを捕まえ、出足払でフォール。キックアウトされてもボディスラム連発で攻めまくる香藤。走ってくるマドレーヌを腹で跳ね返し、体格を活かして懸命に戦う香藤だったが、マドレーヌは柔軟性を活かしてレッグロールでクルリ!3カウントを奪った。退団前にディアナ新人に存在を刻み付けたマドレーヌは、コスチュームの腕輪を香藤に託す。退団まであと2カ月、一足早い置き土産だ。プロレスバー勤務時代は、陽気な性格で「愛されキャラ」だった香藤。レスラーとしても多くのファンに愛されるに違いない。

第0試合 衣装屋COSMO協賛 
練習生・マコト デビュー戦 10分一本勝負  
マコトユマ vs Himiko

マコトユマ、女子プロ界のニューヒロインを目指せ!

●マコトユマ (6分43秒 片エビ固め) Himiko○
※ダイビングギロチンドロップ

第00試合に続いて第0試合も新人デビュー戦!この日デビューする新人の2人目は、練習生マコト改め「マコトユマ」。すっかり先輩らしく成長したHimikoを相手に、マコトが大きな夢への一歩を踏み出す!マコトはクールに見えて、井上京子の店「あかゆ」を訪れて京子に入門を直訴したという熱いハートの持ち主。51歳で青春を謳歌するHimikoに、熱い気持ちをぶつける!新人デビュー戦の相手という大役を務めるHimikoはデビュー当時のコスチュームで登場。マコトはなんと奇襲をしかけ、いきなりのドロップキック!Himikoにヘッドロックで厳しく絞られても、ヘッドシザーズに切り返していく。ドロップキック連発からフォールするも2。レスリングで培った華麗な身のこなしで攻めていくマコト。Himikoも逆片エビ固めでしっかりと腰を落として反撃。なんとかロープを掴んだマコトをHimikoはコーナーに追い詰めていく。しかしマコトはHimikoのボディスラムの構えを丸め込みに切り返し、カウント2で返されても素早くバックを取り、丸め込み連発で攻める。キックアウトしたHimikoはブルドッギングヘッドロックを2発お見舞い。さらにトドメのギロチンを投下し、3カウント。両者は四方に深々と頭を下げてリングを下りた。敗れはしたものの、大器の片鱗を見せたマコト。女子プロ界のニューヒロイン誕生を予感させた。

第1試合 プオタス、有限会社クウガ協賛 
シークレットキャプテンフォールマッチ 20分一本勝負  
デボラK&米山香織&真琴&世羅りさ&小林香萌 vs アジャコング&尾﨑妹加&本間多恵&関口翔&田中きずな

キャプテンは誰だ!わくわく特殊ルールマッチ

デボラK&米山香織&●真琴[C]&小林香萌&世羅りさ(9分41秒 エビ固め)アジャコング&尾﨑妹加○&本間多恵&関口翔&田中きずな[C]
※ラリアット
※退場順:アジャ→小林→関口→世羅

後楽園大会本戦は特別ルールの10人タッグで賑やかに幕開け!ノータッチルールかつ、シークレットキャプテンフォール、さらにつけたハチマキを取られると失格になるという特殊ルールで行われ、キャプテンは試合前の抽選で決定している。青コーナーチームは田中、赤コーナーチームは真琴がキャプテンに。誰がキャプテンなのか観客には知らされているが、選手たちは何も知らずに戦う。赤コーナーチームはデボラ率いるディアナレギュラー陣の面々。デボラはこの10人の中で唯一のディアナ所属。かわさきレインボーガールを破っての入団発表から2年、実績を残せていないデボラ。真琴は「力を合わせてデボラさんを勝たせたい」と意気込む。青コーナーからは元アクトレスガールズの3人に、デビュー半年で高瀬みゆきの代打出場に大抜擢・田中きずなを引き連れたアジャコングが登場!ビッグマッチにふさわしい、豪華すぎるチームだ。まずはパワーファイター同士の尾﨑とデボラがタックル合戦、続いて米山と関口がハイスピードな攻防をみせる。世羅が関口と田中をリング外に落としたのを機に、10人全員が場外乱闘に!尾﨑と小林と本間は南側の階段を駆け上がり、会場中で大暴れ!デボラはアジャに捕まってしまい、パイプイスで滅多打ちに。リングに連れ戻されたデボラはひたすらアジャの猛攻を耐える。アジャが裏投げでフォールすると、デボラ軍4人全員で飛び込んでカット。アジャの張り手を食らった小林を関口が捕まえ、そこにアジャが一斗缶を振り下ろす!しかしすんでのところで小林は脱出。一斗缶は関口の脳天直撃!関口が倒れた隙に、一斗缶に巻かれたアジャのハチマキを小林が奪取!キャプテンではなかったアジャは失格、試合は続行に!デボラ軍としてはアジャの排除に成功し、数的優位に。ここで一気に試合が動く!関口が小林を丸め込んでスリーカウント、その関口に世羅が蹴りを入れて押さえ込みスリーカウント!キャプテンではない関口と小林は続けざまに退場となってしまう。リングに残った世羅に、田中が威勢よくドロップキック!さらにワキ固め、腕十字、三角絞めと得意の関節技で攻める。世羅は極められた腕で無理やり田中を持ち上げる。本人は知らないが、実はキャプテンに選ばれている田中。アジャ軍が密かに大ピンチを迎えていることを、観客だけが知っている…。観客がざわめく中、本間が世羅の腕に巻かれたハチマキをほどき、密かに窮地を脱出!世羅は退場となり、米山がリングへ。SPiCEAPの連携攻撃に田中も加わり、米山を総攻撃!デボラと真琴も救出に入るが、真琴のキックが米山に誤爆!この隙に本間が真琴を丸め込むが、真琴が切り返す。パートナーのピンチに飛び出したのは尾﨑!カウント2で尾﨑のラリアットが真琴に直撃し、SPiCEAP2人がかりで押さえ込み3カウント!真琴がキャプテンだったことが明かされ、ハチャメチャ10人タッグはアジャ軍の勝利。会場を大いに盛り上げた10人は、つけていたハチマキを客席に投げ入れ、笑顔でリングを下りた。

第2試合 ストロングスタイルプロレス提供試合 20分一本勝負
タイガー・クイーン&間下隼人&日高郁人 vs 藤田あかね&スーパー・タイガー&SUGI

間下隼人&日高郁人&○タイガー・クイーン(9分38秒 タイガースープレックスホールド)スーパー・タイガー &SUGI&藤田あかね●

ディアナのビッグマッチ恒例、ストロングスタイルプロレスの提供試合。梅咲とのタッグでも快進撃の虎の女王がディアナマットに降臨だ。SSPWのチャンピオン・間下とタイガーは互いに重い蹴りを繰り出し、日高とSUGIは軽やかな動きで観客を魅了。藤田をリング下に落としたクイーンは、コーナーから場外へムーンサルト発射!するとそこへ、空中殺法の名手・SUGIがノータッチトペコンヒーロで飛び込む!この空中合戦に観客は拍手喝采。リングに戻り、藤田を豪快なスープレックスで下したクイーン。まだまだ余力を残しての完勝だ。

第3試合 梅咲遥応援団・梅の会、衣装屋COSMO、有限会社クウガ、大久保MixBar π協賛 
スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負  
梅咲遥&飯田沙耶&美蘭 vs ななみ&笹村あやめ&壮麗亜美

若手ドリームタッグマッチ!夢の続きは…?

○梅咲遥&飯田沙耶&美蘭(12分27秒 ジャーマンスープレックスホールド)ななみ●&壮麗亜美&笹村あやめ

ディアナマットに女子プロレスの未来を背負う若手ホープが大集結!若きシングル王者としてディアナを牽引する梅咲遥、人気上昇中のななみと美蘭が登場する、フレッシュな6人タッグだ。梅咲は華やかなニューコスチュームをお披露目。美蘭もプリンセスを思わせるガウンを纏って登場し、リングを鮮やかに彩る。スターライト・キッドは怪我のため欠場となり、代打で登場するのは飯田沙耶。キッド&KARMAから奪ったNEW BLOODタッグベルトをディアナでも披露する。笹村あやめは9.22フューチャーサイトで飯田との対戦を熱望しており、思わぬ形で対決が実現。ななみと共に「God’s EYE」のメンバーとして活動する壮麗亜美は、2021年10月の後楽園ホール大会以来久々のディアナ参戦。デビュー4周年を迎えたばかりのななみは高校2年生にして、この豪華チームのリーダー格として堂々のリングイン。入場曲もコスチュームも一新し、「新しいななみ」を見せる。笹村の「行け!」を合図に、笹村、ななみ、壮麗が奇襲!しかし梅咲、美蘭、飯田は反撃のドロップキックで相手を一気に蹴落とす。梅咲が「美蘭が飛ぶぞー!」と叫ぶと、美蘭は一気にコーナーへ。トップロープから場外ダイブし、観客は拍手喝采!美蘭はななみをリングに連れ戻し、その場跳びムーンサルトでフォール。キックアウトしたななみはダイヤル固めで大回転。続いて笹村と美蘭の対決。美蘭はクリストで笹村を厳しく絞る。ロープブレイクを許すが、続けて619。美蘭は飯田にタッチし、いよいよ笹村と飯田の初遭遇!笹村は挨拶代わりに重いエルボーを打ち、お返しとばかりに逆水平チョップを打つ飯田。笹村をロープに押し込み、飯田のマシンガンチョップが炸裂!笹村は豪快なブレーンバスターやジャーマンで飯田をぶん投げ、飯田はお返しのスパインバスター。両者の攻防に大歓声が上がる。壮麗と梅咲にそれぞれ代わり、2人は思いをぶつけ合うエルボー合戦。壮麗は高さを活かしたコンバインで梅咲を苦しめる。飯田がカットし、梅咲はミサイルキックで壮麗を吹っ飛ばす。梅咲がキューティースペシャルを決めれば、壮麗はブレーンバスター。壮麗はななみにチェンジ。コーナーに上ったななみを追いかける飯田は、雪崩式パワースラムでななみをコーナーから落としてみせる!小柄な体で放つこの一撃は観客の度肝を抜いた。さらに美蘭が間髪いれずライオンサルト!梅咲も梅スプラッシュで続こうとするが、さすがにこの連続被弾は避けたいななみがかわして、すぐさま笹村が梅咲のみぞおちにフットスタンプを落とす。ななみと壮麗がGod’s EYEの合体バックドロップ、さらにななみのノーザンライトで畳み掛けていく。しかしブリッジするななみに、美蘭がフットスタンプでカット。壮麗が美蘭を、笹村が飯田をそれぞれ排除し、リングは梅咲とななみのディアナ同期対決へ!ななみの裏投げをキックアウトした梅咲は今度こそ梅スプラッシュ。カウント2で肩を上げたななみに、梅咲はトドメのジャーマン!鮮やかな弧で3カウントをもぎ取った。梅咲はじゃじゃ馬トーナメント2021で対戦できずに終わった壮麗亜美に熱視線。笹村にはベルトをアピールして挑発。飯田も笹村とはやり足りない様子だ。まだまだ見たい夢のカードの続きはそう遠くない?

セミファイナル さいたま新都心ジャガークリニック協賛 
W.W.W.Dエリザべス選手権試合 30分一本勝負  
第10代王者4度目の防衛戦  
[王者]ジャガー横田 vs [挑戦者]神取忍 vs [挑戦者]宮崎有妃

ジャガーV4!防衛回数はどこまで伸びる?

[王者]○ジャガー横田 (9分53秒 横十字固め) 宮崎有妃●[挑戦者]
※第10代王者が4度目の防衛に成功
※もう一人は[挑戦者]神取忍

ジャガーが保持するエリザベス王座。4回目の防衛戦は最強挑戦者が登場だ。3WAYマッチで行われるエリザベス戦に宮崎有妃、そして神取忍が挑戦!この中では一番若手の宮崎が握手を求めても、ジャガーと神取は鋭い眼光で無言の拒否。宮崎はすごすごと手を引っ込める。しかしエリザベスのベルトをかねてから狙っている宮崎は、「神取さん、一緒に組んでジャガーさんやっつけませんか」と共闘を持ちかける。神取はやはり無視。すると宮崎は「ジャガーさん、見ました?今の神取…酷くないですか?自分と組みましょう」とあっさり手の平返し。調子のいい宮崎にジャガーと神取の合体攻撃が炸裂!宮崎を蹴落とし、ジャガーと神取の1対1に。神取がワキ固めでジャガーの腕を極めると、宮崎がリングに戻りカット。宮崎は「皆さん!私は今日、これだけをやりに来ました!」と堂々のはずかし固め宣言!しかし宮崎に付き合う気は全くない神取にキレた宮崎は4の字固め。ここにジャガーが浴びせ蹴りで強烈なカット。場外へ落ちた宮崎めがけて、ジャガーがダイブ!リングに戻った宮崎はジャガーを捕まえ、いよいよはずかし固めの構えに!ジャガーが後転で切り抜けると観客はブーイング。卍固めで宮崎を攻めるジャガーに、神取が背後から近づきスリーパーで絞める。宮崎が低空ドロップキックでカット。いよいよ大チャンスを迎えた宮崎は「カメラの準備をしろ!」と大絶叫!宮崎の号令でカメラを構えた観客に、ゆっくりと神取の足を開き、念願の(?)はずかし固め完成!貴重な光景に後楽園熱狂!カットに入ったジャガーを持ち上げ、神取の上に投げ落とす宮崎。追撃のムーンサルトは自爆に終わり、神取のラリアットを食らうが、神取とジャガーそれぞれジャーマンでぶん投げる。宮崎がデスバレーの体制に入るとジャガーは逆打ちに切り返す。肩を上げた宮崎はラリアットでジャガーをフォール。しかしジャガーの多彩な切り返しがここでも光る。宮崎のフォールを横十字固めに切り返し、今井レフェリーがマットを3回叩いた。62歳のジャガー横田、まだまだ防衛回数を伸ばしそうだ。

メインイベント パブリックビジネスジャパン、昭和サービス、SPEC協賛 W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負  
第20代王者組2度目の防衛戦
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子 vs 井上京子&井上貴子[挑戦者組・W井上]

新タッグ王者誕生!名タッグ・W井上、35周年を自ら飾る

[王者組・綾華]●佐藤綾子&中森華子(14分59秒 体固め)井上京子○&井上貴子[挑戦者組・W井上]
※ラリアット
※第20代王者組2度目の防衛に失敗。挑戦者組・W井上が第21代王者組となる。

紆余曲折ありながらも、結束力を武器に山形南陽大会でベルトを奪取した綾華。タッグ王者という大きな夢を叶えた綾華が、後楽園のメインでW井上を迎える。「京子さんにシングルで一度も勝ったことがない」という佐藤。防衛して11月3日に控える自身の凱旋興行に何としてもベルトを持っていきたいところだ。盟友・中森との絆の力で京子超えなるか?対するW井上は、1988年10月10日後楽園ホール大会、井上京子vs井上貴子でデビュー。第100代WWWA世界タッグ王座に輝くなど、記録にも記憶にも残る名タッグだ。試合前には京子の35年の軌跡を辿るVTRが流れ、尊敬するブル中野さんから激励の花束を受け取り、客席を見渡せば京子応援団が集結。会場中で京子戴冠への期待が高まる中、キャリア35年の集大成・W.W.W.Dタッグ獲りにいざ出陣!ゴングを待たず奇襲攻撃を仕掛けた綾華だが、W井上に佐藤が捕まる。ローンバトルが続き、苦しい展開の佐藤。やっとタッチを受けると、鬱憤を晴らすような激しいファイトを見せる中森。京子のラリアットに得意のキックで応戦。綾華2人がかりで京子を狙うも、京子は2人まとめてラリアット!京子は貴子にチェンジし、中森と貴子はキック合戦に。中森はハイキックで貴子の側頭部を撃ち抜き、貴子から受け継いだ技・デスティニーハンマーを投下する。この動きは見切っていた貴子はひらりとかわし、お返しとばかりにハイキックをお見舞い。カウント2で返した中森はシャイニングフラワーで佐藤に繋ぐ。佐藤は威力のあるミサイルキック、ジャーマンで優位に。佐藤がロープに走ったところに待ち構えていたのは京子。W井上の合体DDTで佐藤の動きを封じる。佐藤のピンチには中森が突撃。好アシストで佐藤のドラゴンスープレックスへ。これでも決まらず綾華は合体バックドロップ。京子にカットされた佐藤は、ビッグブーツを狙い貴子めがけて猛ダッシュ。しかし貴子のカウンター裏拳がクリーンヒット!貴子のタッチを受けた京子は、ダメージの残る佐藤に容赦なくラリアット!ナイアガラの構えに入る京子だが、中森が阻止。佐藤は素早くバックを取り、111キロの巨体をジャーマンで投げる!綾華の連携が鮮やかに決まり、中森が貴子を押さえる中、佐藤はAYAKO’s EXで京子をギブアアップ寸前に追い込む。悶える京子を観客の大・京子コールが後押しし、切り抜けた京子は今度こそナイアガラドライバー!2.99でキックアウトした佐藤。貴子の裏拳、京子のジャーマンが流れるように連続で決まるが、これはロープが近かった。佐藤の足がサードロープに伸び、カウント2。勝負を決めたいW井上だが、体勢不十分でデンジャラスジャッキーは不発。しぶとい佐藤に、京子は渾身のラリアット一閃!粘る佐藤もさすがに肩が上がらず、3カウント。大熱戦の末、W井上が新王者組に輝いた。これまで数々のベルトを手にしてきた京子だが、貴子とのタッグで巻くベルトは格別だ。2人は抱き合って喜び、満員の観客の祝福を受ける。マイクを持った京子は「だっこ(貴子)、ありがとう。応援してくれた皆様もありがとうございました。まだまだ進化していきたいです。勝てたのは、長くやってきたからプロレスの神様が応援してくれたんだと思います。35年やってきてよかった。1回でも多く防衛できるようにがんばります」と語り、京子の35周年記念大会は大団円!今後の防衛ロードにも大注目だ。

各試合バックステージコメント

【試合結果】2023年9月24日(日)アミスタ大会vol.42

第42回アミスタ大会、たくさんの応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」で22023年10月8日 23時59分までご視聴いただけます。次回はいよいよ後楽園大会!デビュー戦ありタイトルマッチありの超豪華カードをお届けします!ご来場お待ちしております。

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負     デボラK vs ライディーン鋼

ヘビー級対決!デボラvs鋼

●デボラK(9分14秒 体固め)ライディーン鋼○
※リバースセントーン

PURE-Jのナンバーワンパワー・ライディーン鋼が登場!デボラとの大型ファイター対決だ。ゴングが鳴るといきなりの大迫力タックル合戦。まずは自慢のパワーで上回ってみせた鋼が反則を交えながら優勢に試合を進める。デボラはドロップキックやスピアーで反撃。鋼は充分な助走からのラリアット、さらにリバーススプラッシュで再び流れを掴む。デボラはバックを取り、ジャーマンの構え。しかし鋼の巨体は上がらない。「上げてみろ!」と煽る鋼はロープエスケープ。鋼のレインメーカーをかわしたデボラは再び背後を取り、今度こそ投げっぱなしジャーマン!対する鋼も意地を見せ、デボラを担ぎ上げる。何とか着地したデボラだが、再びラリアットをまともに食らってしまう。何とか肩を上げたデボラ。鋼はダメージの残るデボラに容赦なく100キロのリバースセントーンを投下!ヘビー級対決を制した。

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負     佐藤綾子&中森華子 vs ななみ&AKARI

綾華完勝!前哨戦を軽々制し、デイリー防衛確信の笑み

○佐藤綾子&中森華子(9分12秒 2回転式レッグロール)ななみ●&AKARI

久令愛とのタッグ「クレアカリ」で、「綾華」が保持するデイリースポーツ認定タッグ挑戦が決定しているAKARI。その前哨戦ともいえるカードだ。網倉理奈とともにW.W.W.Dタッグを虎視眈々と狙うななみは、このPURE-Jとディアナの若手vsベテラン対決で存在感をアピールしたいところ。ベルト奪取に燃えるAKARIは握手を拒否。中森とななみのマッチアップで試合開始。ななみがアームドラッグを決めれば、中森もアームドラッグでやり返す。AKARIが中森の背後から飛び出し、ななみとのツープラトン攻撃で若手コンビが試合の主導権を握りかけるが、三冠女王・中森もやられっぱなしでは終わらない。ななみからのタッチを受けたAKARIに強烈な蹴りで形勢逆転、さらに佐藤を呼び込み綾華の連携攻撃を決める。佐藤はAKARIにタブルアームスープレックス、ジャンピングニー、フィッシャーマンズスープレックス等で一気の攻め。抜群のコンビネーションを誇る綾華に対し、ななみが中森を、AKARIが佐藤をそれぞれノーザンライトスープレックスでぶん投げ、若手コンビも息の合った連携を見せる。ななみは中森のキック、佐藤のジャンピングニーを何とか耐え、再びAKARIとの連携攻撃を試みる。しかし百戦錬磨のベテラン・佐藤は2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばし、ななみを捕まえ一騎討ちへ。ななみの豪快な裏投げに佐藤は投げっぱなしジャーマンで応戦。立ち上がり猛然とダッシュするななみをひらりとかわしバックを取った佐藤は、ジャパニーズレッグロール2回転!ブリッジでがっちり押さえ、3カウント!綾華コンビは余力を残して快勝。中森はベルト防衛を確信したかのように余裕の笑みを浮かべ、リングを下りた。

第三試合 3WAYマッチ20分一本勝負     梅咲遥 vs マドレーヌ vs リアラ

シングル王者・梅咲遥は3WAYでも強いぞ!

○梅咲遥(9分44秒 逆さ押さえこみ)リアラ●
※もう一人はマドレーヌ

ガンバレ女子から、「伝説のキャバクラ嬢」リアラが初参戦!今年6月、ガンバレ☆プロレスでの梅咲とのシングル対決で敗れているリアラ。梅咲がマイクで語った「もっとエルボーもドロップキックも強く打ってこい」という言葉を胸に、この3WAYでリベンジに燃える。マドレーヌは「ちょちょたんファンにいい写真を撮らせないように」と梅咲の入場を邪魔するなど、相変わらずの調子で梅咲を翻弄。ゴングが鳴り、リアラはマドレーヌをドロップキックで蹴落とすと、梅咲の元へ一直線。力強いエルボーを打ち、いきなりのダイヤル固めで大回転。しかしリアラがロープに走るとリング下からマドレーヌが足を引き、ここからマドレーヌ&梅咲の「ぽんへり」コンビの連携攻撃が炸裂!ところが早速裏切るマドレーヌ。梅咲に狙いを切り替えると得意の関節技で梅咲の膝を極める。今度はカットに入ったリアラを捕まえ、初参戦の洗礼?バチボコバランサーに捕らえる。リアラはマドレーヌに逆エビ固めで反撃。リングに戻ってきた梅咲は低空ドロップキックでリアラを吹っ飛ばす。今度はマドレーヌが梅咲にキャメルクラッチ、悶える梅咲にリアラが低空ドロップキックを突き刺す。リアラと手を組むマドレーヌだったが、梅咲のフットスタンプをみぞおちに食らい、リング外へ転げ落ちていく。成長の証を見せたいリアラは「今度は負けたくねぇ!」と叫びながら渾身のエルボーを打ち、さらにドロップキックを連発。リベンジへのフォールはカウント2。梅咲がボディスラムでリアラを投げると、マドレーヌがリングに飛び出し丸め込む。カウント2で肩を上げた梅咲は、マドレーヌのロンダートバックエルボーをかわしネックブリーカー。追撃の梅スプラッシュを回避したマドレーヌは渾身のフェイマサー。キックアウトした梅咲はキューティースペシャルでマドレーヌをぶん投げる。するとリアラが横取りフォール。怒り狂う梅咲に対し丸め込みを連発するリアラだったが、梅咲が切り返しの逆さ抑え込みで3カウントを奪う。敗れて悔しい2人は意気投合?マドレーヌとリアラは手を繋いで控え室に帰っていった…。

第四試合 シングルマッチ15分一本勝負     井上京子 vs Himiko 

51歳の青春!Himiko、ガムシャラファイトで大熱闘!

井上京子(9分40秒 ナイアガラドライバー)Himiko 

青春時代から「全女」をこよなく愛するHimikoが京子との2度目のシングルマッチに臨む。気合い漲るHimikoは京子の握手を払いのけ、奇襲攻撃!Himikoの一気の攻めに観客は拍手喝采!磨いてきたグラウンドのテクニックで試合序盤はHimikoがリードし、苦悶の表情を浮かべる京子。この勢いで「投げるぞ!」と叫ぶHimikoだったが、京子が高速ブレーンバスターに切り返す。しかしHimikoはまだまだ攻め続ける!Wアームは上がらないとみるやメキシカンストレッチに切り変え、横十字で丸め込む。カウント2で返されてもHimikoは諦めずに再びWアームの構え。持ちこたえた京子は再びの高速ブレーンバスター。ラリアットを狙い助走をつける京子に、Himikoはカウンターの低空ドロップキック!これが膝に直撃し動きの止まった京子。この好機にHimikoはブルドッギングヘッドロック、さらに追撃のスイング卑弥呼!続いてコーナー上から京子の髪を鷲掴みにし、カーフブランディング!無理矢理に京子をリング中央へ倒してみせた。ひたすらに受け続ける京子はさすがに疲労の色が隠せないが、ラリアット一撃で形勢逆転。起き上がれないHimikoに、大・Himikoコールが巻き起こる。ファンの声援を受け、力を振り絞って立ち上がったHimikoは、隙を見て電光石火のスクールボーイ!間一髪肩を上げた京子だが、Himikoはすかさずキャメルクラッチから胴締めスリーパーで締め落としにかかる。どうにか振りほどいた京子は、キャリア35年の意地を見せる!京子と同世代ながらキャリア2年のHimikoに、容赦なく剛腕を振り抜くラリアット!このフォールはカウント2.99、京子も思わず「入ってんだろ!」と今井レフェリーに詰め寄る。ならばと京子は自身の代名詞・ナイアガラドライバーで今度こそ完璧な3カウントを奪い、大逆転勝利を収めた。京子はマイクを持つと「Himikoに拍手!正直、危なかった。力つけてきてるね」とHimikoのガムシャラファイトを称える。観客も京子を追い詰める奮闘で約10分間戦い抜いたHimikoに万雷の拍手だ。京子は続けて、客席にいた井上貴子をリングに呼び込み「後楽園大会でW.W.W.Dタッグのベルトに挑戦します。貴子さんもいい感じに仕上がってます。ベルト、必ず獲ります!応援よろしくお願いします!」と締め括ろうとしたが…後楽園でW井上の挑戦を受ける綾華が、ベルトを持ってリングに登場。「おいおい、W井上さん。なに締めちゃってるんですか。チャンピオンこっちですよ?チャンピオンは綾華。W井上は挑戦者。防衛するのは綾華です。お客さんは綾華が防衛するところ観に来てくださいよ」と佐藤が堂々の防衛宣言。中森も「昔から憧れで尊敬してますけど、私達が防衛しなきゃダメでしょ。負けてばっかじゃいられない」と語気を強める。王者組・綾華と挑戦者組・W井上がガッチリと握手を交わし、後楽園直前大会が終了。後楽園のメイン後、W.W.W.Dタッグベルトを巻いているのはどちらのチームか?激戦必至のタイトルマッチは2週間後に迫る!