【試合結果】2023年10月8日(日)井上京子デビュー35周年記念後楽園ホール大会

アイラブ滋賀 樋口金物、株式会社ジェイエイチPresents 井上京子デビュー35周年記念後楽園ホール大会の試合詳報をお届け!ご来場いただいた979名の皆様、配信をご視聴いただいた皆様、協賛をいただいた皆様、誠にありがとうございました!この試合の模様はDIANA Live にて2023年10月22日 23時59分まで視聴可能です。おすすめです☆

第00試合 マドレーヌを生暖かく見守る会、衣装屋COSMO、バリューアップマネジメント、松竹旅館協賛 
練習生・ミズキ デビュー戦 10分一本勝負  
香藤満月 vs マドレーヌ

香藤満月、元気いっぱいにデビュー!パワフルファイト見せた!

●香藤満月(7分30秒 ジャガー横田直伝レッグロールクラッチ)マドレーヌ○

プロレスバーの看板娘がプロレスラーに華麗な転身!ディアナ社長・井上京子の35周年を飾る記念大会のオープニングは、練習生・ミズキ改め「香藤満月」のデビュー戦だ。ダークマッチという位置付けにも関わらず、多くのファンが駆け付け、その一戦を見届けた。プロテストではギリギリの合格となった香藤だが、95キロの大きな体格には京子も期待を寄せている。デビュー戦年末に退団することが決まっているマドレーヌがデビュー戦相手を務め、およそ50キロの体重差という驚きのマッチアップに。香藤は明るい笑顔で花道を駆け抜け、リングイン!マドレーヌは懐かしのコスチューム姿で登場。京子がリングサイドから厳しい視線を送る中、運命のゴング!ロックアップからの力比べは香藤がロープに押し込み、さらにエルボー、ドロップキックで先制攻撃!マドレーヌも得意の鋭い蹴りでお返し。MMA仕込みのキックに悶える香藤。さらにアームブリーカーや低空ドロップキックで一気に形勢逆転のマドレーヌ。重いエルボーを打ち、鈍い音を鳴らす香藤だが、マドレーヌは観客の拍手を煽る余裕を見せる。体重差をものともしない関節技地獄、デビュー祝い(?)のバチボコバランサーでマドレーヌがペースを握る。しかし香藤はマドレーヌのクロスボディを軽々受け止め、ヘビー級のボディプレス!カウント2で返したマドレーヌはキック連発。柔道経験のある香藤はマドレーヌのキックを捕まえ、出足払でフォール。キックアウトされてもボディスラム連発で攻めまくる香藤。走ってくるマドレーヌを腹で跳ね返し、体格を活かして懸命に戦う香藤だったが、マドレーヌは柔軟性を活かしてレッグロールでクルリ!3カウントを奪った。退団前にディアナ新人に存在を刻み付けたマドレーヌは、コスチュームの腕輪を香藤に託す。退団まであと2カ月、一足早い置き土産だ。プロレスバー勤務時代は、陽気な性格で「愛されキャラ」だった香藤。レスラーとしても多くのファンに愛されるに違いない。

第0試合 衣装屋COSMO協賛 
練習生・マコト デビュー戦 10分一本勝負  
マコトユマ vs Himiko

マコトユマ、女子プロ界のニューヒロインを目指せ!

●マコトユマ (6分43秒 片エビ固め) Himiko○
※ダイビングギロチンドロップ

第00試合に続いて第0試合も新人デビュー戦!この日デビューする新人の2人目は、練習生マコト改め「マコトユマ」。すっかり先輩らしく成長したHimikoを相手に、マコトが大きな夢への一歩を踏み出す!マコトはクールに見えて、井上京子の店「あかゆ」を訪れて京子に入門を直訴したという熱いハートの持ち主。51歳で青春を謳歌するHimikoに、熱い気持ちをぶつける!新人デビュー戦の相手という大役を務めるHimikoはデビュー当時のコスチュームで登場。マコトはなんと奇襲をしかけ、いきなりのドロップキック!Himikoにヘッドロックで厳しく絞られても、ヘッドシザーズに切り返していく。ドロップキック連発からフォールするも2。レスリングで培った華麗な身のこなしで攻めていくマコト。Himikoも逆片エビ固めでしっかりと腰を落として反撃。なんとかロープを掴んだマコトをHimikoはコーナーに追い詰めていく。しかしマコトはHimikoのボディスラムの構えを丸め込みに切り返し、カウント2で返されても素早くバックを取り、丸め込み連発で攻める。キックアウトしたHimikoはブルドッギングヘッドロックを2発お見舞い。さらにトドメのギロチンを投下し、3カウント。両者は四方に深々と頭を下げてリングを下りた。敗れはしたものの、大器の片鱗を見せたマコト。女子プロ界のニューヒロイン誕生を予感させた。

第1試合 プオタス、有限会社クウガ協賛 
シークレットキャプテンフォールマッチ 20分一本勝負  
デボラK&米山香織&真琴&世羅りさ&小林香萌 vs アジャコング&尾﨑妹加&本間多恵&関口翔&田中きずな

キャプテンは誰だ!わくわく特殊ルールマッチ

デボラK&米山香織&●真琴[C]&小林香萌&世羅りさ(9分41秒 エビ固め)アジャコング&尾﨑妹加○&本間多恵&関口翔&田中きずな[C]
※ラリアット
※退場順:アジャ→小林→関口→世羅

後楽園大会本戦は特別ルールの10人タッグで賑やかに幕開け!ノータッチルールかつ、シークレットキャプテンフォール、さらにつけたハチマキを取られると失格になるという特殊ルールで行われ、キャプテンは試合前の抽選で決定している。青コーナーチームは田中、赤コーナーチームは真琴がキャプテンに。誰がキャプテンなのか観客には知らされているが、選手たちは何も知らずに戦う。赤コーナーチームはデボラ率いるディアナレギュラー陣の面々。デボラはこの10人の中で唯一のディアナ所属。かわさきレインボーガールを破っての入団発表から2年、実績を残せていないデボラ。真琴は「力を合わせてデボラさんを勝たせたい」と意気込む。青コーナーからは元アクトレスガールズの3人に、デビュー半年で高瀬みゆきの代打出場に大抜擢・田中きずなを引き連れたアジャコングが登場!ビッグマッチにふさわしい、豪華すぎるチームだ。まずはパワーファイター同士の尾﨑とデボラがタックル合戦、続いて米山と関口がハイスピードな攻防をみせる。世羅が関口と田中をリング外に落としたのを機に、10人全員が場外乱闘に!尾﨑と小林と本間は南側の階段を駆け上がり、会場中で大暴れ!デボラはアジャに捕まってしまい、パイプイスで滅多打ちに。リングに連れ戻されたデボラはひたすらアジャの猛攻を耐える。アジャが裏投げでフォールすると、デボラ軍4人全員で飛び込んでカット。アジャの張り手を食らった小林を関口が捕まえ、そこにアジャが一斗缶を振り下ろす!しかしすんでのところで小林は脱出。一斗缶は関口の脳天直撃!関口が倒れた隙に、一斗缶に巻かれたアジャのハチマキを小林が奪取!キャプテンではなかったアジャは失格、試合は続行に!デボラ軍としてはアジャの排除に成功し、数的優位に。ここで一気に試合が動く!関口が小林を丸め込んでスリーカウント、その関口に世羅が蹴りを入れて押さえ込みスリーカウント!キャプテンではない関口と小林は続けざまに退場となってしまう。リングに残った世羅に、田中が威勢よくドロップキック!さらにワキ固め、腕十字、三角絞めと得意の関節技で攻める。世羅は極められた腕で無理やり田中を持ち上げる。本人は知らないが、実はキャプテンに選ばれている田中。アジャ軍が密かに大ピンチを迎えていることを、観客だけが知っている…。観客がざわめく中、本間が世羅の腕に巻かれたハチマキをほどき、密かに窮地を脱出!世羅は退場となり、米山がリングへ。SPiCEAPの連携攻撃に田中も加わり、米山を総攻撃!デボラと真琴も救出に入るが、真琴のキックが米山に誤爆!この隙に本間が真琴を丸め込むが、真琴が切り返す。パートナーのピンチに飛び出したのは尾﨑!カウント2で尾﨑のラリアットが真琴に直撃し、SPiCEAP2人がかりで押さえ込み3カウント!真琴がキャプテンだったことが明かされ、ハチャメチャ10人タッグはアジャ軍の勝利。会場を大いに盛り上げた10人は、つけていたハチマキを客席に投げ入れ、笑顔でリングを下りた。

第2試合 ストロングスタイルプロレス提供試合 20分一本勝負
タイガー・クイーン&間下隼人&日高郁人 vs 藤田あかね&スーパー・タイガー&SUGI

間下隼人&日高郁人&○タイガー・クイーン(9分38秒 タイガースープレックスホールド)スーパー・タイガー &SUGI&藤田あかね●

ディアナのビッグマッチ恒例、ストロングスタイルプロレスの提供試合。梅咲とのタッグでも快進撃の虎の女王がディアナマットに降臨だ。SSPWのチャンピオン・間下とタイガーは互いに重い蹴りを繰り出し、日高とSUGIは軽やかな動きで観客を魅了。藤田をリング下に落としたクイーンは、コーナーから場外へムーンサルト発射!するとそこへ、空中殺法の名手・SUGIがノータッチトペコンヒーロで飛び込む!この空中合戦に観客は拍手喝采。リングに戻り、藤田を豪快なスープレックスで下したクイーン。まだまだ余力を残しての完勝だ。

第3試合 梅咲遥応援団・梅の会、衣装屋COSMO、有限会社クウガ、大久保MixBar π協賛 
スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負  
梅咲遥&飯田沙耶&美蘭 vs ななみ&笹村あやめ&壮麗亜美

若手ドリームタッグマッチ!夢の続きは…?

○梅咲遥&飯田沙耶&美蘭(12分27秒 ジャーマンスープレックスホールド)ななみ●&壮麗亜美&笹村あやめ

ディアナマットに女子プロレスの未来を背負う若手ホープが大集結!若きシングル王者としてディアナを牽引する梅咲遥、人気上昇中のななみと美蘭が登場する、フレッシュな6人タッグだ。梅咲は華やかなニューコスチュームをお披露目。美蘭もプリンセスを思わせるガウンを纏って登場し、リングを鮮やかに彩る。スターライト・キッドは怪我のため欠場となり、代打で登場するのは飯田沙耶。キッド&KARMAから奪ったNEW BLOODタッグベルトをディアナでも披露する。笹村あやめは9.22フューチャーサイトで飯田との対戦を熱望しており、思わぬ形で対決が実現。ななみと共に「God’s EYE」のメンバーとして活動する壮麗亜美は、2021年10月の後楽園ホール大会以来久々のディアナ参戦。デビュー4周年を迎えたばかりのななみは高校2年生にして、この豪華チームのリーダー格として堂々のリングイン。入場曲もコスチュームも一新し、「新しいななみ」を見せる。笹村の「行け!」を合図に、笹村、ななみ、壮麗が奇襲!しかし梅咲、美蘭、飯田は反撃のドロップキックで相手を一気に蹴落とす。梅咲が「美蘭が飛ぶぞー!」と叫ぶと、美蘭は一気にコーナーへ。トップロープから場外ダイブし、観客は拍手喝采!美蘭はななみをリングに連れ戻し、その場跳びムーンサルトでフォール。キックアウトしたななみはダイヤル固めで大回転。続いて笹村と美蘭の対決。美蘭はクリストで笹村を厳しく絞る。ロープブレイクを許すが、続けて619。美蘭は飯田にタッチし、いよいよ笹村と飯田の初遭遇!笹村は挨拶代わりに重いエルボーを打ち、お返しとばかりに逆水平チョップを打つ飯田。笹村をロープに押し込み、飯田のマシンガンチョップが炸裂!笹村は豪快なブレーンバスターやジャーマンで飯田をぶん投げ、飯田はお返しのスパインバスター。両者の攻防に大歓声が上がる。壮麗と梅咲にそれぞれ代わり、2人は思いをぶつけ合うエルボー合戦。壮麗は高さを活かしたコンバインで梅咲を苦しめる。飯田がカットし、梅咲はミサイルキックで壮麗を吹っ飛ばす。梅咲がキューティースペシャルを決めれば、壮麗はブレーンバスター。壮麗はななみにチェンジ。コーナーに上ったななみを追いかける飯田は、雪崩式パワースラムでななみをコーナーから落としてみせる!小柄な体で放つこの一撃は観客の度肝を抜いた。さらに美蘭が間髪いれずライオンサルト!梅咲も梅スプラッシュで続こうとするが、さすがにこの連続被弾は避けたいななみがかわして、すぐさま笹村が梅咲のみぞおちにフットスタンプを落とす。ななみと壮麗がGod’s EYEの合体バックドロップ、さらにななみのノーザンライトで畳み掛けていく。しかしブリッジするななみに、美蘭がフットスタンプでカット。壮麗が美蘭を、笹村が飯田をそれぞれ排除し、リングは梅咲とななみのディアナ同期対決へ!ななみの裏投げをキックアウトした梅咲は今度こそ梅スプラッシュ。カウント2で肩を上げたななみに、梅咲はトドメのジャーマン!鮮やかな弧で3カウントをもぎ取った。梅咲はじゃじゃ馬トーナメント2021で対戦できずに終わった壮麗亜美に熱視線。笹村にはベルトをアピールして挑発。飯田も笹村とはやり足りない様子だ。まだまだ見たい夢のカードの続きはそう遠くない?

セミファイナル さいたま新都心ジャガークリニック協賛 
W.W.W.Dエリザべス選手権試合 30分一本勝負  
第10代王者4度目の防衛戦  
[王者]ジャガー横田 vs [挑戦者]神取忍 vs [挑戦者]宮崎有妃

ジャガーV4!防衛回数はどこまで伸びる?

[王者]○ジャガー横田 (9分53秒 横十字固め) 宮崎有妃●[挑戦者]
※第10代王者が4度目の防衛に成功
※もう一人は[挑戦者]神取忍

ジャガーが保持するエリザベス王座。4回目の防衛戦は最強挑戦者が登場だ。3WAYマッチで行われるエリザベス戦に宮崎有妃、そして神取忍が挑戦!この中では一番若手の宮崎が握手を求めても、ジャガーと神取は鋭い眼光で無言の拒否。宮崎はすごすごと手を引っ込める。しかしエリザベスのベルトをかねてから狙っている宮崎は、「神取さん、一緒に組んでジャガーさんやっつけませんか」と共闘を持ちかける。神取はやはり無視。すると宮崎は「ジャガーさん、見ました?今の神取…酷くないですか?自分と組みましょう」とあっさり手の平返し。調子のいい宮崎にジャガーと神取の合体攻撃が炸裂!宮崎を蹴落とし、ジャガーと神取の1対1に。神取がワキ固めでジャガーの腕を極めると、宮崎がリングに戻りカット。宮崎は「皆さん!私は今日、これだけをやりに来ました!」と堂々のはずかし固め宣言!しかし宮崎に付き合う気は全くない神取にキレた宮崎は4の字固め。ここにジャガーが浴びせ蹴りで強烈なカット。場外へ落ちた宮崎めがけて、ジャガーがダイブ!リングに戻った宮崎はジャガーを捕まえ、いよいよはずかし固めの構えに!ジャガーが後転で切り抜けると観客はブーイング。卍固めで宮崎を攻めるジャガーに、神取が背後から近づきスリーパーで絞める。宮崎が低空ドロップキックでカット。いよいよ大チャンスを迎えた宮崎は「カメラの準備をしろ!」と大絶叫!宮崎の号令でカメラを構えた観客に、ゆっくりと神取の足を開き、念願の(?)はずかし固め完成!貴重な光景に後楽園熱狂!カットに入ったジャガーを持ち上げ、神取の上に投げ落とす宮崎。追撃のムーンサルトは自爆に終わり、神取のラリアットを食らうが、神取とジャガーそれぞれジャーマンでぶん投げる。宮崎がデスバレーの体制に入るとジャガーは逆打ちに切り返す。肩を上げた宮崎はラリアットでジャガーをフォール。しかしジャガーの多彩な切り返しがここでも光る。宮崎のフォールを横十字固めに切り返し、今井レフェリーがマットを3回叩いた。62歳のジャガー横田、まだまだ防衛回数を伸ばしそうだ。

メインイベント パブリックビジネスジャパン、昭和サービス、SPEC協賛 W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負  
第20代王者組2度目の防衛戦
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子 vs 井上京子&井上貴子[挑戦者組・W井上]

新タッグ王者誕生!名タッグ・W井上、35周年を自ら飾る

[王者組・綾華]●佐藤綾子&中森華子(14分59秒 体固め)井上京子○&井上貴子[挑戦者組・W井上]
※ラリアット
※第20代王者組2度目の防衛に失敗。挑戦者組・W井上が第21代王者組となる。

紆余曲折ありながらも、結束力を武器に山形南陽大会でベルトを奪取した綾華。タッグ王者という大きな夢を叶えた綾華が、後楽園のメインでW井上を迎える。「京子さんにシングルで一度も勝ったことがない」という佐藤。防衛して11月3日に控える自身の凱旋興行に何としてもベルトを持っていきたいところだ。盟友・中森との絆の力で京子超えなるか?対するW井上は、1988年10月10日後楽園ホール大会、井上京子vs井上貴子でデビュー。第100代WWWA世界タッグ王座に輝くなど、記録にも記憶にも残る名タッグだ。試合前には京子の35年の軌跡を辿るVTRが流れ、尊敬するブル中野さんから激励の花束を受け取り、客席を見渡せば京子応援団が集結。会場中で京子戴冠への期待が高まる中、キャリア35年の集大成・W.W.W.Dタッグ獲りにいざ出陣!ゴングを待たず奇襲攻撃を仕掛けた綾華だが、W井上に佐藤が捕まる。ローンバトルが続き、苦しい展開の佐藤。やっとタッチを受けると、鬱憤を晴らすような激しいファイトを見せる中森。京子のラリアットに得意のキックで応戦。綾華2人がかりで京子を狙うも、京子は2人まとめてラリアット!京子は貴子にチェンジし、中森と貴子はキック合戦に。中森はハイキックで貴子の側頭部を撃ち抜き、貴子から受け継いだ技・デスティニーハンマーを投下する。この動きは見切っていた貴子はひらりとかわし、お返しとばかりにハイキックをお見舞い。カウント2で返した中森はシャイニングフラワーで佐藤に繋ぐ。佐藤は威力のあるミサイルキック、ジャーマンで優位に。佐藤がロープに走ったところに待ち構えていたのは京子。W井上の合体DDTで佐藤の動きを封じる。佐藤のピンチには中森が突撃。好アシストで佐藤のドラゴンスープレックスへ。これでも決まらず綾華は合体バックドロップ。京子にカットされた佐藤は、ビッグブーツを狙い貴子めがけて猛ダッシュ。しかし貴子のカウンター裏拳がクリーンヒット!貴子のタッチを受けた京子は、ダメージの残る佐藤に容赦なくラリアット!ナイアガラの構えに入る京子だが、中森が阻止。佐藤は素早くバックを取り、111キロの巨体をジャーマンで投げる!綾華の連携が鮮やかに決まり、中森が貴子を押さえる中、佐藤はAYAKO’s EXで京子をギブアアップ寸前に追い込む。悶える京子を観客の大・京子コールが後押しし、切り抜けた京子は今度こそナイアガラドライバー!2.99でキックアウトした佐藤。貴子の裏拳、京子のジャーマンが流れるように連続で決まるが、これはロープが近かった。佐藤の足がサードロープに伸び、カウント2。勝負を決めたいW井上だが、体勢不十分でデンジャラスジャッキーは不発。しぶとい佐藤に、京子は渾身のラリアット一閃!粘る佐藤もさすがに肩が上がらず、3カウント。大熱戦の末、W井上が新王者組に輝いた。これまで数々のベルトを手にしてきた京子だが、貴子とのタッグで巻くベルトは格別だ。2人は抱き合って喜び、満員の観客の祝福を受ける。マイクを持った京子は「だっこ(貴子)、ありがとう。応援してくれた皆様もありがとうございました。まだまだ進化していきたいです。勝てたのは、長くやってきたからプロレスの神様が応援してくれたんだと思います。35年やってきてよかった。1回でも多く防衛できるようにがんばります」と語り、京子の35周年記念大会は大団円!今後の防衛ロードにも大注目だ。

各試合バックステージコメント