【試合結果】2024年6月2日(日)アミスタ大会vol.60

第1試合  シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥 vs デボラK

ディアナにもタイパの波?絶対センター・梅咲遥、3分で超スピード決着!

梅咲は試合前日、「いつまで負けてるの?」「付き合うつもりは一切ない」と、ディアナ入団以降実績のないデボラに苦言。宣言通り、ゴングが鳴るとお付き合いナシの丸め込みで秒殺狙い。梅咲のラッシュを全て返しきったデボラはスピアーで反撃。逆エビ固めはしっかりと腰を落とし、梅咲のエスケープを許さない。極楽固めは梅咲の体を後ろに大きく反らす。梅咲の「そろそろ本気の覚醒デボラ見せて」の言葉に触発されたか、デボラは猛攻。次々と攻めていき、バックフリップで梅咲をマットに叩きつけてフォール。しかし梅咲がこれを切り返して押さえ込み、あっという間にスリーカウントを奪った。マイクを持った梅咲は「早すぎでしょ。これが巷で噂の3分試合です」とニヤリ。「プロレス好きな方はご存じだと思いますけど、自分もSNSで見て、3分で決めきるってどんなもんかな?と、自分に課題を持って試合をさせていただきました」と、WWEが立ち上げた試合時間わずか3分の新ブランド・WWE Speedに言及し、3分33秒での決着は狙ったものであると告白した。「結構攻められたけど、どんな風に試合が見えたのか。あとで感想教えてください」とファンの反応を伺いつつリングをあとにした。タイパは抜群、ファンの満足度はいかに…?

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&香藤満月 vs 藤田あかね&尾﨑妹加

欠場の代打は…なんと京子!社長自ら2試合敢行!

小林香萌が体調不良により急遽欠場となり、ディアナ社長・井上京子が一肌脱いだ!一日2試合を敢行することに。まず1試合目は95キロの香藤とともに、ディアナ版“チーム200キロ”ともいえるヘビー級コンビ結成だ。まずは香藤と藤田が先発。藤田が力比べから反則グーパンチで試合のペースをモノにする。香藤もボディプレスで反撃するが藤田がかわし、尾﨑にチェンジ。尾﨑のキャメルクラッチを耐え抜き、ボディスラムで一矢報いて香藤から京子へ。京子と尾﨑のマッチアップ…といえばコレ!「今日もやるぞ!」と気合漲る2人は迫力のタックル合戦で会場を沸かせる。肉体と意地を激しくぶつけ合い、「倒れろ!」と渾身の一撃で尾﨑を倒した京子に軍配。やられた反則には京子も反則で返す。藤田がやったようにグーパンチで尾﨑を殴ると、流石に今井レフェリーが制止。ならばとパーで平手打ち。替わった香藤は「私もやる!」と尾﨑にタックル合戦を挑む。体格を活かしたタックルで尾﨑と渡り合うが、これは尾﨑が力で上回ってみせる。タックルでは倒された香藤はボディプレスを一発落とし、京子にチェンジ。尾﨑は京子を担ごうとするが、111キロの巨体は上がらず。持ちこたえる京子にラリアットを放ち、もう一度トライ!今度はしっかり京子をアルゼンチンバックブリーカーで担いでみせた。尾﨑からのタッチを受けた藤田も京子にタックル連発。続いてコーナーに上った藤田を京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、ナイアガラ宣言!慌てて尾﨑が阻止するが、京子は2人まとめてラリアット。さらに香藤とのWタックル、サンドイッチボディアタックでまさに圧殺。耐えた藤田は尾﨑との合体で重い香藤をぶん投げ、キャメルクラッチ。京子はしがみつく尾﨑を引きずりながらカットに入り、かわいい後輩のピンチを救う。しつこい尾﨑を蹴散らす京子だったが、場外から京子の足を引く尾﨑。京子は徐々にリング外へ落ちていく。その間に香藤は藤田の変形キャメルクラッチに捕まる大ピンチに。京子はカットに入れず、自力でロープに逃げることもできず…香藤はあえなくギブアップを喫した。

第3試合 3WAYマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田 vs ななみ vs 中森華子

お久しぶりです、ジャガーさん。限定参戦のジャガー、得意の3WAYで存在感見せた!

クリスタル王者のななみ、タッグ王者の中森、アミスタ大会は限定参戦となっているジャガーの3WAY。ジャガーは今年4月以来のアミスタ登場となるが、いつも通りパイプ椅子を持参。真面目なななみは「いいんですか?」。使わせないから、となだめる今井レフェリーに「毎回じゃないですか」と諦めモードの正論。ジャガーも「座るだけ」と主張し、結局イスは持ち込まれてしまう…。
どうやら中森と組みたいらしいななみ。ジャガーは「お前はディアナ、こいつPURE-J」とななみに結託を持ちかける。直属の大先輩を裏切れないななみはジャガーにすり寄るが、いきなりジャガーを丸め込む!今度は中森との連携でジャガーの顔面を攻撃。「すいません…」と口では言うが、あっさり裏切るななみに中森とジャガーがトレイン攻撃。中森が逆エビ固めでななみの腰を反らすと、ジャガーが中森にスリーパー。今度こそななみとの連携を決めたいジャガーだが、中森のWネックブリーカーの餌食に。ジャガーは場外へ落ち、リングは中森とななみの見応えのある攻防に。ななみがエルボーを打てば中森はキックで応戦。ストレッチマフラーで再びななみの体を大きく反らす中森。するとジャガーがリングに戻り、やはり座るだけではなかったパイプ椅子で殴打して強引にカット。中森は凶器にもめげずジャンピングニー、ハイキック、フィッシャーマンズスープレックスと三連撃。カウント2で返したジャガーは中森の脳天にカカト落とし。飛び込んだななみにもカカトを落とすジャガーだが、ななみがこれを白刃取り。ノーザンライトスープレックスを2で返されても、間髪いれずにボディプレス。甦った中森がカットし「今度こそ行くぞ!」とななみと手を組む。カットしておいて虫のいい中森に、ななみは疑いの目を向ける…。一応息の合った連携を見せたが、ジャガーは2人まとめて返り討ちに。中森はまたも場外へ落下してしまう。ジャガーはななみにコブラツイスト。しぶとく復活した中森がシャイニングフラワーでカット。しかし倒れたジャガーに、ななみがフォールを横取り。ジャガーは肩を上げたが、またしても裏切ったななみの側頭部を中森の怒りのハイキックが撃ち抜く。中森はジャガーにもハイキック…が、ジャガーはひらりとかわし、ジャーマンスープレックスで中森を排除。ななみとの一対一となり、セブンスリーホールドを切り返したジャガーがスリーカウントを奪った。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&坂井澄江vs佐藤綾子&マコトユマ

坂井澄江が日本マットに久々登場!完璧超人・井上京子と“完璧”コンビネーション!

この日2試合目の京子は、「何十年ぶり」の坂井澄江とタッグ結成。坂井自身も「日本での試合が2019年のスターダム以来、ディアナ参戦は…昔のことすぎていつぶりか分からない。旗揚げしてすぐの頃かな?」と笑うほどだ。海外マットで長く活躍するベテランの坂井が、日本のファンの前でどんな戦いを見せるか注目のカード。
京子はなぜか「完璧超人・井上京子」とコールされ、戸惑いつつも満更ではない様子…。坂井は京子とがっちり握手し、京子コールを煽る。乗せられた京子が先発。佐藤とマコトが奇襲を仕掛け、京子をタコ殴りに。しかし京子は「完璧超人、なめんなよ!」と佐藤を豪快に投げ飛ばす。2試合目とは思えない大暴れで坂井にチェンジ。坂井は「京子さん、京子さん、お願いします!」とコーナーに帰りたがる京子を引き留め、何度も連携を志願。「一人でやってくれ」と今井レフェリーも呆れ顔。京子に憧れて女子プロレスラーになった坂井は、連携が決まる度に笑顔。佐藤からタッチを受けたマコトには「女子プロレス、最高!」と女子プロムーブ。マコトも女子プロムーブをお返しし、エルボー、ドロップキック。しかし坂井と京子は巧みなタッチワークでマコトを捕まえて離さない。坂井の首4の字、京子のフロントネックロックなど大ベテランの厳しい攻めを堪え、レインメーカー式の飛行機投げでやっと佐藤に替わる。佐藤と坂井はテクニカルな攻防に。佐藤が華麗なWアームスープレックスでぶん投げると、坂井は柔道仕込みのサブミッションを次々と披露。坂井から京子に替わると、佐藤は素早くバックを取ってジャパニーズレッグロールクラッチ。キックアウトした京子に、佐藤はミサイルキック狙い。坂井が飛び出しコーナー上の佐藤を封じ、京子の雪崩式ブレーンバスターを好アシスト。ナイアガラドライバーはマコトがカットしカウント2。替わったマコトは丸め込みを連発。佐藤もおぼんで加勢するが京子の肩が上がる。京子はショートレンジラリアットを2発お見舞い、だがマコトはカウント2で返す驚異の粘り。場外では坂井が佐藤を押さえ、リング上は“完璧超人”の右腕がもう一度唸りを上げる。マコトをロープにはりつけ、3発目のラリアットで京子が勝負を決めた。
勝った京子は坂井にマイクを渡す。坂井は「私はプロレスなんて…ってずっと思ってる人でした。友達についていって京子さんの試合を見て、プロレスラーになろうと思いました」と切り出す。続けて、「何年か前に引退を宣言していたんですが、どうしても引退試合のカードが揃わず引退してません。そしたら京子さんとアメリカのリングでまた会えて、京子さんから声をかけていただいて、ディアナに帰ってくることができました。京子さんとジャガーさんがおられるということで、アメリカで2万人の前で試合しても全く緊張しなかったのに、緊張して試合が思うようにできなかった。京子さんに助けられてチームとして勝てました。27年前、ジャガーさんにプロレスを習って、京子さんとタッグリーグで組ませていただいて、勉強になって今があります。プロレスは技じゃなくて気持ちだと…京子さんとジャガーさんから学んで、プロレスを続けてくることができた。京子さん、辞めるまでにシングルマッチをお願いします。アメリカのプロモーターがきっと私の願いを叶えてくれると思います」。ジャガー横田と井上京子への思いを語り、シングルも直訴した坂井。アメリカで実現する可能性も浮上し、まさにワールド女子プロレス!「何十年ぶり」のタッグでも連携が光った井上京子と坂井澄江、シングルマッチ実現の日を心待ちにしたい。

井上&坂井 バックステージコメント動画はコチラ

【試合結果】2024年5月26日(日)名古屋・ダイアモンドホール大会

【観衆】236名

第一試合 シングルマッチ 15分一本勝負
Himiko VS 藤田あかね 

名古屋大会のオープニングマッチにドラゴンズ女子が登場!Wどらほー!

膝の怪我で苦しんだ経験がある藤田あかねは、Himikoとの対戦を楽しみにしていたという。名古屋大会ということで、大好きな中日ドラゴンズのユニホーム姿で登場の藤田。対するは怪我から復帰し持ち前のガッツで奮闘、ハードな連戦もこなすHimiko。前日は岐阜でCatch the WAVE エリザベスブロック初白星を挙げ、ここで勝って連勝の波に乗りたいところだ。
ゴングが鳴って早々に客席からあかねコール。Himikoもコールを煽り、Himikoコールで上回ってみせる。ロックアップからの力比べは藤田がロープに押し込む。ヘッドロックの取り合いはHimikoも食らいつき互角に。Himikoはリバースインディアンデスロックで膝攻め。藤田はHimikoをコーナーに追い詰め、根尾昂ばりの野球チョップを4球!名古屋に集まったファンから拍手喝采。さらに反則を交えながらHimikoをいたぶっていく。藤田はHimikoをロープにはりつけ、ドアラの耳カチューシャをHimikoに強制装着!皆さんおまちかねの(?)シャッターチャンスを演出。ところがファンの反応はイマイチ…。今井レフェリーにも「そんなに待ってない」と突っ込まれる始末。「写真撮れよ!カメラ下げんな!」と冷ややかな観客にHimikoブチギレ!「全然かわいくねぇな…」と吐き捨てた藤田に怒りのHimikoはブルドッギングヘッドロック。レッグシザーズネックロックは藤田がロープに足をかけてもなかなか離さない。河津がけ、バックフリップの切り返し、丸め込みと次々に攻めるが全てカウント2で返されてしまうHimiko。藤田はタックルで突撃し、倒れたHimikoの足をクラッチ。テキサスクローバーホールドでギブアップを奪った。この日バンテリンドームナゴヤで20勝目を挙げたドラゴンズとともに、ドラゴンズ女子代表(?)の藤田も貫禄勝利だ。Wどらほー!

第二試合 タッグマッチ 20分一本勝負
真琴&尾﨑妹加 VS デボラK&マリ卍

柳ケ瀬プロレスからマリ卍が参戦!デボラKと大型タッグ結成!目指せトレンド入り?

先発はマリと真琴。マリは得意のチョップで真琴の胸を真っ赤に染め、会場を盛り上げる。デボラも加わり、デボラとマリが交互にチョップ。さらにマリは鼻フックで真琴に精神攻撃。「(撮った写真は) #ディアナ で!」とちゃっかり宣伝。真琴は尾﨑とともにマリに逆襲の鼻フック。「拡散してください! #ディアナにノルなら今しかない !」と尾﨑もハッシュタグを宣伝。これでトレンド入りは間違いなしだ。さらに2人がかりでマリの顔面を蹴る真琴と尾﨑。「もう顔はやめて…」と懇願するマリ。助けに来ないデボラに苛立ちを隠せず「デボラ!止めに来いよテメェ!」。マリと尾﨑のパワー対決は白熱!タックルのぶつかり合いは激しい肉弾戦に。尾﨑のセントーンに、マリもセントーンでお返し。替わったデボラは力の乗ったエルボーを連発し、尾﨑のバックを取ってスリーパー。尾﨑の手がロープに届きくと、ロープにかけながらの極楽固めで攻め手を緩めないデボラ。尾﨑はラリアットやアルゼンチンバックブリーカーでウェイトリフティング仕込みのパワー炸裂。替わった真琴はブレイジングキック、W.W.ニー。Wアームは重いデボラを上げられず、デボラがタックル。デボラのスピアーは尾﨑がカット。マリを尾﨑がラリアットで排除し、その隙に真琴がクルリと丸め込んで3カウントを奪った。

第三試合 タッグマッチ 20分一本勝負
ななみ&美蘭 VS 沙恵&マコトユマ 

生まれも育ちも名古屋!“名古屋の性悪女”沙恵参戦!10代コンビ・ななみらん快勝!

名古屋出身・ご当地レスラーの沙恵は「若い奴らに絶対負けない」と意気込むが、中学生レスラー・美蘭が先制攻撃を仕掛ける。ななみがマコトをコーナーに追い詰めていたぶると、沙恵が近付いて威嚇。このカードは沙恵以外全員10代…沙恵は「お母さん?」と突っ込まれてしまう。その後もななみと美蘭の一挙手一投足に圧をかける沙恵。学生コンビ・ななみらんの合体フットスタンプが決まると「お前らどんな教育受けてんだ!」。やられっぱなしのマコトが美蘭のスピンキックをかわしてドロップキックでローンバトルをやっと脱出すると、沙恵が美蘭にぶら下がり首十字。制止する今井レフェリーのセクハラ疑惑(!)をふっかけ、レフェリーが困惑するのをよそに美蘭をミサイルキックで吹っ飛ばす。美蘭は大車輪、619とスピードを活かして反撃。タッチを受けたななみはタックル連発。ななみのノーザンライトの構えを沙恵がブレーンバスターに切り返し、そこからフィッシャーマンズスープレックスやショートレンジのラリアットで猛攻。沙恵が良い流れを作ったところで、マコトがタッチを猛烈に要求。マコトの熱意に負けた沙恵は素直に試合券を譲る。マコトはクロスボディやエルボー、ドロップキックで気迫の攻め。ななみは全て受け切り、決め手を欠くマコトに沙恵が助太刀。レフェリーの目を盗んだトレイン攻撃からマコトが飛行機投げ。これもカウント2で返したななみを捕まえたマコト。そこに沙恵がビッグブーツで飛び込んでいくが、ななみがかわしてマコトの顔面に直撃!さらに美蘭がスピンキックで追撃。沙恵を美蘭が蹴落とし、ななみがノーザンライトスープレックスで勝負を決めた。ななみらんは爽やかな笑顔を名古屋のファンに振りまいてリングを後にした。

第四試合 香藤満月凱旋!スペシャルタッグマッチ 20分一本勝負
[CRYSIS]ジャガー横田&佐藤綾子 VS 井上京子&香藤満月

香藤満月、初めてづくしの凱旋試合で大健闘!

愛知県知多市出身の香藤満月。初の凱旋試合でジャガー横田率いるヒールユニット・CRYSIS相手に奮闘を見せた。
京子と香藤は奇襲!合体攻撃で佐藤を場外に落とし、乱闘勃発。しかし香藤は鉄柱に打ちつけられ、京子は客席に蹴り飛ばされてしまう。佐藤が香藤を連れてリングに戻ると、香藤は防戦一方に。ひたすら耐える香藤に客席から満月コール!ファンの反応などお構いなしのCRYSISは反則攻撃。ジャガーは「お母さんどこにいるんだっけ?」と香藤の母に見せつけるようにいたぶる。ボディスラムで佐藤をマットに叩きつけ、やっと窮地を脱した香藤。タッチを受けた京子は鬱憤を晴らすように大暴れ。香藤と京子の連携も決まり、形勢逆転。しかし香藤が再び捕まり、ルールを無視するジャガーのペースに飲まれてしまう。京子にも反則を見舞い、自由すぎるジャガー。京子のナイアガラの構えをフランケンシュタイナーに切り返したジャガーは佐藤にチェンジ。佐藤はおぼんで京子を殴打。ミサイルキックを狙いコーナーに上ると京子も追走。香藤がジャガーを抑え、京子の雪崩式ブレーンバスターが決まる。京子からのタッチを受けた香藤はお腹で佐藤を弾き飛ばし、エルボーでロープに押し込む。ボディアタックの追撃をかわした佐藤がジャンピングニー。低空ドロップキックで顔面を蹴飛ばしてジャガーにチェンジ。京子が「攻めろ!攻めろ!」と叫び、応えるように香藤が奮起。しかしCRYSISは凶器を取り出し香藤をメッタ打ち。瀕死状態の香藤にWバックドロップ。やりたい放題のCRYSISにキレた京子が割って入りカットするが、佐藤が京子をリング外に蹴落とし、ジャガーが場外ダイブで浴びせ蹴り。リングに戻ると「こいつが邪魔なんだよ」と再びCRYSIS合体攻撃。だが京子の怪力が勝り、2人まとめてブレーンバスター!京子がジャガーをパワーボムでマットに投げつけ、そこに香藤が人生初のコーナーからダイブ!95キロのダイビングボディプレスでまさに圧殺…しかし佐藤のカットが間に合う。京子が佐藤を抑え、「そのまま決めろ!」と香藤の大金星をアシスト。だがデビュー1年に満たない香藤ではジャガーに歯が立たない。佐藤がミサイルキックで京子を吹っ飛ばし、その隙にジャガーが丸め込む。粘りを見せた香藤だったが、惜しくも3カウントを聞いた。
CRYSISは早々に引き上げ、京子がマイクを持つ。「今日は負けちゃいましたけど…満月の頑張り、どうでしたか?」と問いかけると、ファンは拍手で応える。続けて、「会場でみんなと一緒にここで見ていた満月ちゃんが、今は満月選手になってリングに上がっています」。昨年1月の名古屋大会では、リング上から入団の挨拶をしていた香藤満月。厳しい練習を乗り越え昨年10月にデビュー、そしてこの日は選手として凱旋。地元のファンや家族や仲間に、レスラーとして熱いファイトを届けた。その香藤に「負けたけど、また強くなってこのリングに帰ってきます。満月、ジャガーさんにコテンパンにやられたけど、地元のみんなに一言!」とマイクを渡す京子。試合後にマイクを持つのも初となる香藤。「次に名古屋に帰ってくるときは自分で勝ちたいと思います。応援ありがとうございました」と深く頭を下げた。初の凱旋試合は悔し涙に終わった香藤。次の名古屋大会ではみんなに勝利を届けたい!

第五試合 メインイベント 
W.W.W.Dシングル選手権試合60分一本勝負
[王者]梅咲遥 VS 本間多恵[挑戦者]
※第17代王者5度目の防衛戦

絶対センター・梅咲遥、名古屋でV5達成!強敵・本間多恵をブラスト葬

2日前の前哨戦で敗れ、5度目の防衛に暗雲立ち込める梅咲。まだまだセンターの座もベルトも渡せない!ゴングが鳴ると両者緊張感のある静かな立ち上がり。グラウンドの攻防で一歩リードした本間が「名古屋名物・金の鯱固め」で梅咲の上体を後ろに大きく反らし、その姿はまさにシャチホコ。梅咲がドロップキックで反撃するが、本間は巧みにリードを広げていく。自慢のエルボーも本間のワキ固めで威力を落とす梅咲。王者の意地で自らを奮い立たせる梅咲に、ベルトへの情熱で立ち向かう本間。互いの思いがぶつかり合うエルボー合戦。ロープの反動で充分な助走を付ける梅咲をカウンターのワキ固めで再びの腕攻めに捕らえる本間。ロープが近いようで遠い梅咲。本間は足もクラッチし、なかなかエスケープを許さない。苦しみながらもロープにたどり着いた梅咲に低空ドロップキックを突き刺す。梅咲は場外へ落下し、本間はコーナー最上段からのダイブで追い討ちをかける。命からがらリングに戻る梅咲に対し、余裕綽々の笑みを浮かべる本間。本間がコーナーに上ると梅咲も追いかけ、雪崩式アメジストクロスでぶん投げる!この一撃は効いたか、本間も苦悶の表情に一変。再び対話するかのようなエルボー合戦。梅咲のエルボースマッシュでふらついた本間。ここでラッシュをかけたい梅咲だが、試合巧者の本間が阻止。DDTで梅咲の脳天をマットに叩きつけ、朦朧としながらも立ち上がる梅咲にミサイルキック発射。梅咲は派手に吹っ飛ばされながらもキックアウト。力を振り絞り、滞空時間の長いブレーンバスター、低空ドロップキック、梅スプラッシュと続けていくがカウントは2。丸め込みを切り返した本間は飛び付き腕十字で執拗に梅咲の腕を殺しにかかる。さらに三角絞め、これで落ちないと見るや回転してフォール。肩を上げたものの劣勢の梅咲。本間は前哨戦に続いて掟破りのラ・マヒストラル!梅咲は自身が大事に使ってきた技をうまく切り返し、お返しとばかりにラ・マヒストラルでフォール。本間はキックアウト。素早くバックを取った梅咲はジャーマンスープレックスホールド。しぶとい本間はベルトへの執念、レスラーの本能で肩を上げる。梅咲は再び本間の背後に回り、これまで4人の強豪を沈めてきた必殺・ブラストの構え。本間の左足と右腕をクラッチし、小柄な体で鮮やかなブリッジを描く。これに本間は全く動けず、レフェリーがマットを3回叩き勝負あり。決着のゴングが鳴った。
マイクを持った梅咲は「本間多恵に勝ったぞ!苦しかった。苦しかったけど…諦めちゃダメ、諦めちゃダメって、多恵さんが教えてくれたことですよね。今日5回目の防衛戦でしたけど、多恵さんが一番遥に執着してて、ベルトに執着してくれました。遥が成長できたのは、多恵さんが毎回たくさんアドバイスをくれたからです。タッグもたくさんたくさん多恵さんと戦わせていただいて…今日初めてシングルで勝ちました。ここまで来れて本当に良かったです。多恵さん、ありがとうございました」。梅咲からマイクを受け取った本間は「地元でのタイトルマッチをやりたいとずっと思っていて、チャンスが来て声を上げました。フリーになってからずっとずっとお世話になっているディアナさんの大会でベルトを獲ることが、違った形のディアナさんへの恩返しになると思っていました。でも今日負けちゃったけど…。絶対センター?梅咲遥…団体の真ん中にいるからセンター?団体の顔だからセンター?私は違うと思う。梅咲遥のいるところがセンターになるんだよ。だから、諦めない。ずっと教えてきた私だからこそ、諦めません。あなたから必ずそのベルトを獲りますので、防衛し続けてください。ありがとうございました」と、ディアナのセンターから女子プロ界のセンターへ羽ばたこうとする梅咲へエール。2人の想いにファンは万雷の拍手。梅咲が「また名古屋にベルトを持って帰ってくるので、次の名古屋大会もご来場お待ちしてます。そして7月に、名古屋から1駅の京都大会…」と言いかけたところで客席がざわめく。「新幹線でね」と突っ込まれ、「新幹線で1駅の!京都大会があるのでぜひ来てください」と笑顔で呼び掛けた。諦めないことも、地理も?学んだ梅咲。これからも諦めない心で防衛ロードを邁進し続ける。

梅咲遥 バックステージコメントはコチラ

【試合結果】2024年5月24日(金)フューチャーサイトvol.21

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
世羅りさ&美蘭 VS YuuRI& X

謎のマスクウーマン登場!その正体は…?!
ベルトを目指して着実にタッグ力を高める美蘭と世羅りさの「ブルーオーキッド」。対するはフューチャーサイトからディアナ本戦出場を狙うYuuRI。そしてそのパートナー・Xは「身長体重不明、謎のマスクウーマン・HOPE」とコールされる。YuuRIでさえその正体を知らないという…。世羅が問いかけても何も答えないHOPE。無言を貫くHOPEにキレた世羅は奇襲!客席の視線が謎だらけのマスクに注がれる中、HOPEの顔面蹴りを受けた世羅は「ブーツ使う人や!」と、正体はビッグブーツの使い手…と絞り込みをかける。続く美蘭とYuuRIの攻防は超ハイスピード!素早い動きで観客を魅了し、YuuRIはHOPEにタッチ。HOPEは美蘭を軽々とボディスラムで投げ、逆エビ固め。これはロープに逃げた美蘭だが、HOPEは美蘭を青コーナーに連行。YuuRIの鋭いサッカーボールキックの餌食に。さらにスリーパーで捕まってしまう美蘭。エスケープした美蘭は世羅にタッチ。世羅はセラリズムバスターでYuuRIをマットに叩きつけ、Wニードロップ投下。YuuRIは回避し低空ドロップキック。世羅はYuuRIに膝蹴り、逆エビ固めから腕も取りリバースカンパーナ。コーナーで不穏な動きを見せるHOPEを押さえようと美蘭が飛び出すが、HOPEが捕まえカンパーナ。世羅はクラッチを解いてHOPEに詰め寄る。「お前何やっとんねん!」とHOPEを蹴落とし、再びYuuRIを捕まえる。世羅がYuuRIの足をロープにかけ、そこに美蘭が馬跳びでヒップドロップを落とす合体技“瓦割り”が炸裂!キックアウトしたYuuRIに美蘭が打点の高いドロップキックを突き刺せば、YuuRIも蹴りまくってお返し。替わったHOPEに美蘭猛攻。しかしライオンサルトを狙う美蘭を捕まえたHOPEがアトミックドロップ、続けてテキサスクローバーホールドで絞っていく。世羅がカットに入り、「そもそもお前は誰やねん!」とマスクに手をかける。今井レフェリーが制止すると2人はエルボーの打ち合いへ。HOPEのビッグブーツを受け止めた世羅はHOPEの弁慶の泣き所をグーで殴りまくる。怒りのHOPEも世羅の土手っ腹にグー!拳を交え、HOPEの正体を見抜きつつある世羅。このワイルドなファイトスタイル、繰り出す技の一つ一つに覚えがある…ありすぎる世羅は「もしかして…あいつかー!」と叫びながらランニングニーアタック。さらに美蘭が今度こそライオンサルト、世羅もリバーススプラッシュを続けざまに放つ。このピンチにYuuRIのキックが世羅の顔面を撃ち抜き、HOPEも続けてビックブーツ。YuuRIが美蘭を抑える中、HOPEと世羅が互いに一歩も退かない攻防。しかしその時、世羅の手がHOPEのマスクにかかり、HOPEのマスクが脱げてしまう!わざとじゃないと主張する世羅だが、すぐさま試合終了のゴングが鳴り、世羅の反則負けが告げらる。勝者の曲が流れ始め、会場の誰もが聞き覚えのある曲をバックに振り向いた素顔は…COLOR’Sのリーダー・SAKI!およそ3年ぶりのディアナ参戦となったSAKIは「カラミネンス」として共にWAVEタッグ王座を保持する世羅に襲いかかる!パートナーのYuuRI、止めに入った美蘭も次々と蹴散らしていく。ひと暴れしたSAKIは不敵な笑みを浮かべてリングを後にした。素顔を隠してディアナマットに現れた目的とは…?マスクを脱いでも謎だらけのSAKI。今後の動向に大注目だ。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko VS 柊くるみ

アオハルのエスペランサ・Himikoが柊くるみと激突!
怪我から復帰後、Catch The WAVEのエリザベスブロックで奮闘する Himiko。52歳にして青春真っ只中、まだまだ成長を見せるHimikoが柊くるみに立ち向かう!
まずはロックアップからの力比べで柊がロープに押し込んでいく。序盤から柊がやはり怪力と巨体でどんどんリードする展開。フットスタンプでグロッキー状態のHimikoに、客席からは「Himiko大丈夫か!」の声が飛ぶ。タックルで吹っ飛ばされ、河津がけを封じられ、Himikoはこの苦しい状況をブルドッギングヘッドロックで打開。さらに「足太ぇな、畜生!」と逞しく鍛え上げた柊の足をなんとかクラッチし、リバースインディアンデスロックで膝攻め。怒りの柊はボディアタック一発で流れを引き戻し、ローリングセントーン。続くヒップドロップを回避したHimikoはレッグシザーズネックロック。柊の足が何とかロープに届いても、Himikoはクラッチを離さずしつこく極めていく。続くWアームは上がらなかったものの、パワーファイターの柊に果敢にエルボーの打ち合いを挑む。一発が重い柊、がむしゃらに食らいつくHimiko。ボディアタックでまたもパワーの差を見せつけられたHimikoだが、トラースキックを捕まえアンクルホールド!ロープに逃げようとする柊に、ヒザ十字でさらに厳しい膝攻め。エスケープした柊は痛む足でコーナーに上り、破壊力抜群のミサイルキック。吹っ飛んだHimikoだがキックアウトし、丸め込みの連発で勝利を諦めない。しぶといHimikoをラリアットで黙らせた柊はインプラントでフィニッシュ。勝った柊、セコンドの肩を借りてどうにかリングを降りた満身創痍のHimiko、両者に暖かい拍手が送られた。

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&香藤満月 VS 本間多恵&優宇 

5.26名古屋決戦目前 W.W.W.Dシングル前哨戦!梅咲遥、V5へ黄色信号…?
ディアナの絶対センターとして、シングル王者として5回目の防衛戦を控える梅咲遥。その挑戦者は本間多恵。4.29後楽園大会後、愛知県出身の本間は名古屋大会での挑戦を要求。フリーランスの本間だが、地元大会のリングならば本間のホームでもある。地の利を活かしてW.W.W.Dシングル奪取を目論む。負けられない戦いを2日後に控えた梅咲はいつになく険しい表情でリングイン。前哨戦でも勝って弾みをつけたいところだが…。
タイトルを懸けて戦う2人がそれぞれ先発。静かな立ち上がりだが2人の瞳の奥には闘志が漲る。本間は今井レフェリーの目を盗む反則に、優宇との連携も冴え、相手チームをうまく分断しながら優勢に。梅咲はWネックブリーカーでやっとローンバトルを抜け出す。梅咲からタッチを受けた香藤も愛知県出身。初の凱旋興行に向けて燃える香藤は、大きな体格を活かして、さらに大きな体格の優宇に勝負を挑む。新人ながら優宇とのド迫力タックル合戦で観客の度肝を抜く香藤。しかし95キロの香藤でさえ吹き飛ぶ優宇のタックル!ならばと香藤は体重をしっかり乗せたエルボーを打ち、対する優宇は逆水平チョップで反撃。互いに苦悶の表情を浮かべながらの打ち合い、意地の張り合いに。優宇がセントーンを落とせば香藤は意外性抜群のドロップキック。パワフルファイトで観客を大いに沸かせた香藤は梅咲にチェンジ。梅咲と香藤は2人がかりで優宇に突撃。優宇は怪力で場外へ落とし、みたらし団子で2人まとめてぺちゃんこに。さらにリングに戻るとセントーン。優宇の重さに苦しむ梅咲に、今度は本間が得意のサブミッションで攻める。梅咲はエルボーで対抗し、カウンターのブレーンバスター。フォールしようと梅咲が近付くのを待っていた本間は隙を突いて腕十字、そして三角絞めで梅咲を再び窮地に。抑える優宇を振りほどいた香藤のカットが間に合ったが、梅咲の腕のダメージは大きく、本間にカウンターのエルボーを打つと2人はリングに倒れてしまう。先に起き上がった梅咲は香藤に試合を託す。大事な前哨戦の勝負所でバトンを受け取った香藤は、しっかり腰を落とした逆エビ固め。ロープに逃げようとする本間をリング中央へ引きずり戻していくが、優宇が強烈なチョップでカット。そこに本間がミサイルキック発射!香藤のピンチにドロップキックで飛び出した梅咲を優宇がチョップで排除。「チャンピオンになるんだろ!」と優宇が発破をかけると、再び本間の闘志が燃え上がる!梅咲が誤爆を誘いチャンスを作るも、本間がまさかのラ・マヒストラル!これは肩を上げた香藤だが、続くT-Controlで絶叫ギブアップ。シングルタイトル前哨戦は本間の勝利となった。
2021年にはW.W.W.Dシングル挑戦が決定しながら、その前哨戦で不運にも膝を痛め長期欠場に。復帰しフリーとなってからもレギュラーとしてディアナに参戦、W.W.W.Dタッグを獲得するなど大活躍。地元で、そしてデビュー9周年を目前にして迎えるタイトルマッチ。本間はここでベルトを獲ることがディアナへの恩返しだと語る。故郷に錦を、腰にベルトを飾れるか?
前哨戦で敗れた梅咲はバックステージで本間がラ・マヒストラルを使ったことに言及。見せつけられるように負けた、と悔しさを露に。直接のピンは許さなかったものの“絶対センター”としてリベンジ、そして防衛は絶対使命。負けたくない、負けられない防衛戦はもうすぐ!

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第四試合 スペシャルシングルマッチ15分一本勝負
ななみ VS さくらあや

クリスタル王者・ななみ、貫禄勝利!さくらあやは他団体初参戦
初代クリスタル王者・ななみがフューチャーサイトのメインイベントに登場。対角に立つのは新進気鋭の空手ガール・さくらあや。他団体初参戦、メインイベントも初めてというさくらのセコンドとして、COSMIC ANGELSの先輩である水森由菜もディアナファンに久々に姿を見せる。
序盤から積極的に攻めるさくら。ななみはしっかり受けつつ、タックルやサーフボードストレッチなどで優位に試合を進めていく。さくらは気迫で立ち向かい、エルボーを連発。若手王者のななみに「来いよ!」と煽る気概も見せる。ななみの急角度逆エビ固めに悶えるさくらは、ファンの手拍子に後押しされ必死にロープへ。疲れの見え始めるさくらだが、空手仕込みの鋭いキック、ボディスラムでフォール。肩を上げたななみは、再びの逆エビ固め。リング中央でしっかりと腰を落とし、さくらのエスケープをなかなか許さない。苦しみながらもギブアップだけは絶対にしない懸命な姿に、ファンも思わず「頑張れ!」とエール。ロープに手が届いたさくらは反撃のニールキック。ハイキックをかわしたななみはボディアタック、ダイビングボディプレスと続けていくが、さくらはしぶとく肩を上げる。ならばとななみは必殺・ノーザンライトスープレックス!体勢を崩しながらもがっちりフォールし、3カウント。17歳ながら王者らしく貫禄勝ちをおさめた。
ななみはフューチャーサイトには毎回出場しているはずだが、恒例のメイン勝者による締めマイクをなぜか知らなかったらしく「マイク…何も聞いてないですよ!事前に言ってくださいよ。無茶振りすぎます!」と切り出し笑いを誘う。続けて「参戦してくださったさくらあや選手、ありがとうございました。他団体初、メインを張るのも初、めっちゃ不安だったと思います。試合グズグズだったらすぐ決めようかなと思ったんですけど…蹴りも芯があって良かったです。何話せばいいですか?えーと…記念撮影しましょう」と、こちらもフューチャーサイト恒例となっている参戦選手の集合写真を促すが、なぜか誰も上がってこず…。「なんで?みなさーん…集合です…」と弱々しく呼び掛けると、ようやく梅咲が現れる。ななみは梅咲に言われるがままに名古屋大会の告知を開始。戦う姿とは別人のような素顔も魅力の若手王者。マイクの貫禄は…将来をお楽しみに。

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【試合結果】2024年5月19日(日)アミスタ大会vol.59

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 

ディアナの10代コンビVS愛知県出身コンビ!
ななみが本間に「本間多恵、出てこい!」と挑発。5.26名古屋でシングルタイトル戦を控える本間は誘いに乗り、本間とななみのマッチアップで試合開始。ななみがタックルで先制し、狡猾な反則攻撃を交えながら序盤の展開を優位に進めていく。ななみのダイヤル固めで目が回った本間に、マコトがドロップキック。しかしふらついた本間は倒れるように回避。徐々に平衡感覚を取り戻した本間は香藤にチェンジ。香藤は元気いっぱいにマコトを投げ飛ばす。やられっぱなしのマコトを見かねたななみが割って入り、マコトに発破をかける。奮起したマコトは香藤の腕に狙いを定めてドロップキック。香藤は痛む腕でエルボー。体格を活かしてボディアタックやボディプレスを続け、本間にチェンジ。本間は得意の関節技で腕攻め。マコトはクロスボディでななみにチェンジするが、替わったななみも本間のワキ固めに捕まってしまう。マコトがカットしたが、ななみとマコトの合体攻撃は本間の知略で不発に。香藤がしっかり腰を落とした逆エビ固めやヒップドロップで若手王者相手に攻めまくる。マコトが頭脳プレーで愛知コンビの誤爆を誘い、この機に勝負を決めにかかるななみはボディプレス投下。本間が一度はカットするものの、ならばともう一発ボディプレス。今度こそ勝負を決めた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 

美魔女と美少女の異色対決?!
占い師レスラー・チェリーが久々のディアナ参戦。
握手を求める美蘭に「今、いくつだっけ…」と問いかける50歳のチェリー。美蘭が「中学3年生の14歳です」と答えるやいなや、美蘭の手を冷たく払いのける。チェリーは「私にも14歳の時があったから。正々堂々来い」と語りかけるが、近付いた美蘭の足を踏みつけ、髪を引きちぎるなど正々堂々とは程遠い戦いぶりを見せる。それでも正々堂々戦う美蘭に、チェリーは老獪なテクニックで対抗。「美蘭の顔、潰すぞ!」と宣言し、美蘭の顔面にヒザを落とすチェリー。かわいい顔を潰された美蘭だが、スピードの乗ったドロップキック連発で逆襲。チェリーはアンクルホールドや4の字固めで足攻め。エスケープした美蘭は619やライオンサルトで攻めていくが、やはり最後はベテランの技が光る。チェリーは走る美蘭を転ばし、地獄へようこそ。まさに地獄の関節技に美蘭はたまらずギブアップ。年齢とともに強さと美しさを重ねたチェリーの勝利だ。

第3試合 3WAYマッチ20分一本勝負

梅咲遥、3WAYはやっぱり苦手?まさかの結末!
3WAYは苦手だという梅咲。対戦相手はタッグ王者の佐藤、そして何が飛び出すかわからない松本都…。ゴングが鳴ると佐藤と都が梅咲に集中砲火。梅咲をリング外へ蹴落とし、佐藤と都の一対一。都は「クソババア!」と暴言を吐きながらコブラツイストを狙う。佐藤は動き回って都の企みを阻止。「そんな年変わんねぇだろ」と年齢非公開の都にシュート発言、さらにコブラツイストを決めてみせる。ここでリングに戻ってきた梅咲が上に乗っかり、佐藤にパロスペシャル。一番下にいる都は大ダメージを受ける。さらに梅咲は2人まとめての弓矢固めで絞る。今度はお返しとばかりに都が2人まとめて逆エビ固めとキャメルクラッチで絞っていく。都をドロップキックでリングから落とした梅咲は佐藤との一騎討ちに。2人の見応えのある攻防に割って入った都は「ブス!寝とけ!」とまたも暴言。2人を設置した都がコーナー上でY字バランス。しかし都が跳躍する前に佐藤と梅咲は起き上がり、2人でエルボーの打ち合いに…。「おい!寝とけ!」と騒ぎながらバランスを取り続ける都。しかも佐藤がロープに走った振動で場外へ落下してしまう。リングへ甦った都だが、梅咲のエルボーの餌食に。梅咲がミサイルキックで都をフォールすると、佐藤がおぼんを投げ込んでカット…しかし梅咲がこれをかわし、おぼんは都に直撃!散々な目に遭った都は梅咲をリングの外へ落として佐藤に向かっていくが、かわした佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチでクルリと3カウントを奪う。まさかの結末に茫然とする梅咲、悔しさをあらわにする都を尻目に、佐藤が勝ち名乗りを受けた。

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負 

今、50代が熱い!
京子と組む機会がなかなかないというHimiko。京子とのレアタッグで気合い充分だ。デボラは何かと因縁?のある「コバヤC」こと小林香萌とのタッグを結成。こちらも気合いの入っているデボラ。「井上京子出てこい!井上京子ー!」と大絶叫で京子との対戦を志願。呼び捨てが気にくわない京子は一度はスルーしたが、「さん」と付け加えたデボラの心意気に応え(?)先発することに。大きな体格の2人はロックアップだけで大迫力。力比べはまず京子に軍配。デボラはエルボー連発、ドロップキックで小林にチェンジ。小林は京子そっちのけで筋肉アピールに余念なし。見事な肉体美に観客は拍手喝采。「井上京子のポージングも見たいんじゃないの?!」と小林が煽り、観客の手拍子につい乗せられてしまう京子。しかしその瞬間、小林がキック!京子はタックルで反撃してなぎ倒し、小林を赤コーナーに連行。Himikoはコーナーに押し込みながら反則攻撃、続けてリバースインディアンデスロックで膝攻め。コーナーに振られた小林は突進してくるHimikoをひらりとかわし、ロープを飛び越えながらのキック。タッチを受けたデボラはスリーパーでHimikoを捕まえる。ロープに逃げたHimikoは丸め込みや関節技で次々と攻めていく。エスケープしたデボラはタックル4連発。スピアーでHimikoを吹っ飛ばすがカウントは2。替わった小林は無限セントーン。食らったHimikoは瀕死になりながらもブルドッギングヘッドロックで小林をマットに叩きつける。さらに京子が豪腕を振り抜くラリアット。小林はリング中央で倒れたままピクリとも動かない。その様子を見た京子は勝利を確信。しかしファンの「香萌」コールで息を吹き返した小林。京子の胸にエルボーを打ち、コサック脛蹴り、ドロップキック、ミサイルキックとまだまだ元気なところをアピールし、デボラにチェンジ。デボラの極楽固めはHimikoが低空ドロップキックでカット。京子はデボラのバックフリップを持ちこたえ、デボラも京子のナイアガラを持ちこたえる。ヘビー級ならではの攻防に京子は「今度こそ上げるぞ!」と宣言。デボラのピンチに小林が飛び込んでナイアガラ阻止。うるさい小林をHimikoが蹴散らし、京子が強引にデボラを丸め込んでフィニッシュ。今、最もアツい50代コンビがメインイベントを白星で飾った。

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【試合結果】2024年5月6日(月・祝)アミスタ大会Vol.58 ~美蘭、試練の三番勝負~

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負 
美蘭 vs 梅咲遥

試練の始まりは憧れのあの人!

美蘭ファンにとってはたまらない、美蘭本人にとっては別の意味でたまらない?試練の三番勝負!まず一試合目はシングル王者・梅咲遥が登場。ディアナ入門前は梅咲の大ファンだった美蘭は過去に二度、自身の凱旋大会でのシングルで敗れている。憧れの人との三度目のシングルマッチでキャリア三年目、そして三番勝負のスタート!
梅咲が入場すると、ガウンを脱ぐ隙も与えず美蘭はドロップキックで急襲!怒りの梅咲はガウンを振り回して反撃。ゴングが鳴り、梅咲のハイスピードな動きにしっかりついていく美蘭。美蘭が打点の高いドロップキックを打てば梅咲もフォームの美しいドロップキックをお返し。美蘭をキャメルクラッチで捕らえた梅咲は「お前らもっと美蘭の応援しろよ!美蘭見に来たんじゃないの!?」と観客を煽りながら厳しい角度で絞る。さらに弓矢固めで美蘭の腰を攻め、ロープにはりつけドロップキック。美蘭はコーナーを駆け上がりダイビングボディアタック。軽量級の美蘭をキャッチした梅咲はそのままバックブリーカー。美蘭は梅咲に果敢にエルボーの打ち合いを挑む。中学生相手にも容赦なく全力エルボーの梅咲。苦しい展開だが気迫でエルボーを打ちまくる美蘭。梅咲は全て受け切り、滞空時間の長いブレーンバスターで美蘭をマットに叩きつける。梅咲の低空ドロップキック、ミサイルキックを受けたものの、続く梅スプラッシュをかわした美蘭はクリストでギブアップ狙い。ロープエスケープを許すも、追い討ちの619。走り込んでくる梅咲をスピンキックで迎撃し、今度こそダイビングボディアタック成功。畳み掛ける美蘭だが、ライオンサルト発射前に梅咲に捕まってしまう。美蘭はウラカン・ラナで切り抜け、丸め込みの応酬へ。目まぐるしい攻防は美蘭のMロールクラッチをキックアウトした梅咲がラ・マヒストラルでフィニッシュ。三番勝負は黒星スタートとなったが、憧れの人に着実に成長した姿を見せつけた。

第二試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&佐藤綾子&ななみvs井上京子&Himiko&香藤満月

純血マッチで美蘭大奮闘!

休む暇もなく第二試合へ突入!先輩、同期、後輩に囲まれたディアナ純血6人タッグマッチ。第一試合のダメージを引きずるように腰を押さえてリングに上がる美蘭。
まずは美蘭を妹のようにかわいがるななみが先発し、香藤とのマッチアップ。ところが早くも佐藤が加わりW攻撃。ななみらんの連携も決まり、まず試合のペースを握ったかに見えたが、香藤がウェイトを活かして3人を一気になぎ倒す。「よくやった!お返ししようか!」と京子がリング内へ。京子、Himiko、香藤がトレイン攻撃。ななみは負けじとダイヤル固め…が、重い京子はなかなか回らず。京子はななみを青コーナーへ連行し、今度はHimikoがななみをいたぶる。スクールボーイで切り抜け、ななみから佐藤にチェンジ。佐藤はHimikoのテーピングを巻いた肩を痛め付けるように容赦ない攻め。耐え抜いたHimikoは隙をついて香藤にチェンジ。香藤はヘアホイップを持ちこたえ、大きなお腹でボディアタック。佐藤はサミングで香藤をロープに押し込み、タッチを受けた美蘭がドロップキックで飛び出し、「上げるぞ!」宣言。しかし倍以上の体重差は跳ね返せず、逆に香藤が美蘭を軽々持ち上げボディスラム。香藤はボディプレス、ボディアタックとヘビー級ならではのパワフルファイトを見せれば、美蘭はスピードを活かし素早く飛び付いてクリスト、大車輪で反撃。美蘭からタッチを受けたななみは香藤と迫力のタックル合戦。ななみのタックルで倒れた香藤だが、ボディプレスで押し潰しHimikoにチェンジ。リングで倒れたままのななみにHimikoは2連続ギロチンを落とし、レッグシザーズネックロックで絞る。ロープに逃げたななみはHimikoをコーナーに振ってボディアタック。そこに佐藤がジャンピングニー。佐藤トランペットを2で返したHimikoは河津がけからHIGAMIクラッチに繋ぐ。ななみらんの2人が懸命にカットし、リング上は佐藤と京子に。佐藤はおぼんで京子を殴打し、コーナーへ。立ち上がった京子もコーナーへ上っていき、阻止しようと飛び出したななみらんを振り払う。コーナー最上段で佐藤を捕まえた京子は雪崩式ブレーンバスター。リング中央で大きくバウンドした佐藤に、京子は続けてナイアガラの体勢。このピンチはななみらんが必死に食い止め、佐藤も加わりトリプルドロップキック。倒れた京子を佐藤がジャックナイフでフォールするがキックアウト。試合終盤、佐藤は本日の主役に試合を託す。美蘭はその場跳びムーンサルト、ライオンサルトで軽やかに宙を舞う。さらにコーナーに上り、ムーンサルト発射準備。ところが起き上がった京子に落とされてしまう。京子はナイアガラ宣言。佐藤とななみがカットに入ると、香藤とHimikoも飛び出す。京子が美蘭を持ち上げると、美蘭はナイアガラをウラカン・ラナに切り返してみせる。京子はラリアットで決めにかかるが、スリーカウントの寸前で佐藤のカットが間に合う。今度こそのフィニッシュ宣言で京子は再びラリアット!誰もが京子の勝利を確信するクリーンヒット。客席からは溜め息が漏れる中、なんと美蘭は自力で肩を上げる。しかしトドメのショートレンジラリアットで万事休す。三発のラリアットで美蘭はマットに沈んだ。ななみの肩を借りて控室に戻っていった美蘭。このあとメインのリングに再び上がる。まさに試練…!

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさ vs デボラK&マコトユマ

試練の先に大きな夢!三番勝負は感動の結末…!

試練の三試合目は、頼もしいパートナー・世羅りさとともに“ブルーオーキッド”で出陣!疲れの色が見える美蘭に、デボラとマコトは容赦なく奇襲!隙を与えず攻め続ける2人の前にローンバトルを強いられる美蘭。世羅にタッチすらさせてもらえず、やられっぱなしで約4分耐え抜き、DDTでようやく反撃。タッチを受けた世羅は鬱憤を晴らすように大暴れ。デボラがロープを絡めた極楽固めで世羅の動きを止め、マコトがドロップキックやエルボー連打で向かっていく。世羅が両腕を広げ「もっと来い」と煽り、マコト奮起。気迫のエルボー連打で世羅を圧倒する。世羅もエルボーを打つが美蘭がタッチ要求。鋭いドロップキックをマコトに突き刺しまだまだ元気なところをアピール。カニ挟みでマコトを転がし、スピードの乗った助走から619。世羅がマコトをロープ際で捕まえ、美蘭が猛突進。マコトがひらりとかわし、あわや誤爆に!寸前でエルボーを止めた美蘭だが、割って入ったデボラが世羅を突き飛ばし、再び美蘭とマコトの一対一。マコトはドロップキック10連発、レインメーカー式の飛行機投げ、逆エビ固めと攻め続ける。必死にロープに逃げる美蘭、引きずってリング中央へ戻すマコト。ファンの手拍子の中、美蘭の腕がどうにかロープに届く。世羅が走るマコトの足を引き、美蘭がドロップキックを突き刺す。世羅のアシストを受けたライオンサルトはデボラがカットしカウント2。ならばと世羅がマコトをマットに叩きつけ、美蘭が最後の力を振り絞り華麗なムーンサルトで試合を決めた。
世羅は「大丈夫か?頑張ったな。もうすっかり大人だよ。プロレスラーとして大人になっていくあなたを隣で見れて幸せです。これからも隣にいさせてね」と一日で三試合を戦った美蘭を労う。相思相愛のパートナーの言葉に、美蘭は思わず涙。美蘭を泣かせてしまった世羅は慌てて「泣かせるつもりで言ったんじゃないよ…」。マイクを受け取った美蘭は「ブルーオーキッドで勝利して終わることができました。先輩たちの大きい壁を超えるためにはまだまだ遠いかもしれないけど、いつかは自分がディアナを引っ張っていけるような、そういう存在になりたいと思っています。こうやって今自分が中学生でもプロレスを楽しく続けられるのは選手の方々、関係者の方、応援してくださるファンの皆様、そして、大好きな世羅さんが隣で一緒に戦ってくれるおかげだと思っています。世羅さんとタッグベルトを巻く夢を諦めないで、必ずベルトを巻いた姿を皆さんにお見せします。見せてやる!だから、ブルーオーキッドから目を離さないで下さい。本日はありがとうございました」と、世羅への愛と大きな夢を語り、ファンの温かい拍手の中、世羅とともにリングを後にした。

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【試合結果】2024年5月5日(日)アミスタ大会vol.57

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs 藤滝明日香

第一試合はディアナ初参戦!アイスリボンの藤滝明日香が登場。迎え撃つ佐藤綾子はYouTubeで入念に藤滝について下調べしたという。研究の成果はいかに…?
藤滝は奇襲をしかけ、大きな体格を活かしてタックル連発。データには無かった猛攻に、佐藤は思わずリング外へ逃げてしまう。息を整えリングに戻ると、ヘアホイップで投げ飛ばし、コーナーに追い詰め低空ドロップキック。今度はロープに張り付けドロップキック。さらにキャメルクラッチで厳しく絞っていき、キャリア8ヶ月の藤滝にディアナの洗礼。佐藤は反則も交えながらロープエスケープをなかなか許さない。必死にもがいてロープに届いた藤滝。しかし佐藤はまだまだ攻め手を緩めずジャンピングニー。藤滝はこの窮地をタックル一発で切り抜け、「ディアナの皆さん!初めまして!」とアピールし、“ROCK YOU”串刺しスピアー。佐藤はサミングで流れを止め、藤滝の顔面に蹴りを入れて煽る。藤滝は佐藤のケンカキックを捕まえ、強引に担いでマットに叩きつける。このフォールを2で返した佐藤に藤滝はエルボー。佐藤は「もっと来い」と挑発し、藤滝の力強いエルボーを受けまくる。藤滝はロープの反動でもう一撃を狙うが佐藤が追走しジャンピングニー。ミサイルキックを狙いコーナーに上った佐藤だが、藤滝が担いでバックフリップ。カウント2で返した佐藤は今度こそミサイルキック。吹っ飛ばされながらも何とか肩を上げた藤滝は、もう一度担いでバックフリップの構え。佐藤は暴れて反転し、強引に丸め込んでスリーカウントを奪った。これぞベテランの味、そして研究の成果?

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&咲蘭vsデボラK&香藤満月

2009年生まれ・みらん&さらんコンビがいよいよ実現!咲蘭は久々のディアナ登場だ。前回参戦時とは別人のような変貌ぶりに、対角のデボラも驚きを隠せない。
まずは咲蘭と香藤が先発。小悪魔化した咲蘭は美蘭も呼び込み、香藤の手を踏みつけ。大きな体の2人を手玉に取ってリングを駆け回る。香藤はその鬱憤を晴らすようにサーフボードストレッチで咲蘭を持ち上げ、デボラは豪快なヘアホイップで投げ飛ばす。デボラのクロスフェイスロックに苦しむ咲蘭だが、何とかエスケープ。みらんさらんのドロップキック挟み撃ちから咲蘭も反撃。普段から仲が良いらしい2人は連携が随所で決まり、Wドロップキックも息ぴったり。2人同時のクリスト、619も初タッグとは思えぬ見事なコンビネーション!ならばと大型コンビも美蘭に突撃!2人でラリアットを交互に放っていく。香藤は美蘭の倍以上のウェイトを活かし、ボディアタック、ボディプレスで美蘭を圧殺。それでも美蘭は肩を上げ、ライオンサルトで華麗に宙を舞う。ここはデボラのカットが間に合うが、みらんさらんのコンビプレーでデボラを翻弄。咲蘭がデボラを押さえる隙に美蘭のウラカン・ラナで勝負あり。バックステージでは美蘭が咲蘭とのシングルに意欲を見せ、今後の2人に大注目!

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第三試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs マコトユマ

ななみが保持するクリスタル王座はデビュー3年未満、25歳以下の選手が挑戦できる。初代王者を懸けた1DAYトーナメントでは1回戦で姿を消したマコトユマ。10月のデビューから未だ自力勝利のないマコトが、クリスタル王者と初シングル!
まずは力比べでマコトをロープに押し込んだななみ。マコトは体を入れ替えエルボー連打。ななみはタックル一発でマコトを倒し、ボディスラムでマットに叩きつける。同世代ながら片やキャリア4年半のななみ、片やキャリア半年で未勝利のマコト。やはりななみがリードする展開に。腰を落とした逆エビ固めに苦しむマコトが必死にロープに手を伸ばすと、ななみはマコトを引きずってリング中央へ。ロープが遠いマコトをファンの手拍子が後押し。エスケープしたマコトはドロップキックを連発するがななみは涼しい顔で受け切る。マコト得意の飛行機投げもななみが持ちこたえ、上がらず。ななみが背後に回りスリーパーで厳しく絞める。倒れたマコトに胴締めも加え、これもエスケープを許さない。セコンドの声に導かれるようにロープへ足を伸ばす。今度こその飛行機投げ、しぶとい押さえ込みで一矢報いるマコト。終盤は粘りを見せたマコトだがやはり王者の牙城は崩せず、ななみがノーザンライトスープレックスでがっちりホールド。若手王者として磐石といえる戦いぶりを見せつけた。

第四試合 メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs Himiko&しのせ愛梨紗

この日のメインイベントは、こちらも初めましてのしのせ愛梨紗がアイスリボンから登場。迎え撃つは井上京子とシングル王者・梅咲遥。ディアナ最強ともいえるコンビでしのせを歓迎だ。
梅咲は「おい!若いの出てこいや!」と煽る。若手ではあるが若くはないHimikoが反応し、「若いのだよ!」と梅咲が蹴散らす。梅咲のターゲットはやはり初参戦のしのせだ。まずは梅咲の厳しいヘッドロックでしのせのかわいい顔が苦痛に歪む。しのせもヘッドシザーズでやり返し、序盤から闘志剥き出しの2人。京子も高速ブレーンバスター、急角度キャメルクラッチでしのせを痛め付ける。すっかり捕まってしまったしのせは梅咲の弓矢固めで大きく体を反らす。Himikoがアシストに入り、しのせは約5分のローンバトルから脱出。梅咲はHimikoのブルドッギングヘッドロックをすり抜け、低空ドロップキック。Himikoが関節技でギブアップを迫るが、京子はカットせず梅咲が自力でロープブレイク。しのせのタックル、Himikoのギロチン、2人のドロップキック挟み撃ちも梅咲が自力でキックアウト。梅咲に果敢にエルボー合戦を挑むしのせ。エルボー打ち合いは梅咲に軍配、ならばとしのせは隙をついたスクールボーイ連発。しつこく丸め込んでくるしのせに、梅咲はあわや金星献上!カウント2.99でキックアウト。梅咲は得意のネックブリーカーと低空ドロップキック、ミサイルキックでしのせを吹っ飛ばす。肩を上げたしのせに、今度は京子が襲いかかる。京子のラリアット直撃を受け、リングで大の字になるしのせ。Himikoのカットが間に合い、しのせはチンクラッシャー、低空クロスボディ。1で返した京子に、今度はダイビングクロスボディ。京子はこのフォールも肩を上げ、しのせからHimikoにチェンジ。Himikoはブルドッギングヘッドロックで京子をマットに叩きつけ、ギロチン投下。走り込んでくるHimikoをラリアットで迎撃した京子。Himikoは起き上がってコーナーに上っていくが、梅咲が髪を掴んで動きを止める。京子もコーナーに上り、雪崩式ブレーンバスターでHimikoをぶん投げる。京子が「ナイアガラ行くぞ!」と宣言すると、飛び出したしのせを梅咲がエルボーで退治し勝利をお膳立て。このチャンスをしっかり決めきるのが天才・井上京子。宣言通りのナイアガラドライバーでHimikoを葬った。
バックステージでは、V4達成の梅咲を信じてカットには全く入らず試合を任せきったと語った京子。梅咲は5.26名古屋大会でのV5に向け、頼もしく成長した姿を見せた。

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