【試合結果】2024年5月19日(日)アミスタ大会vol.59

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 

ディアナの10代コンビVS愛知県出身コンビ!
ななみが本間に「本間多恵、出てこい!」と挑発。5.26名古屋でシングルタイトル戦を控える本間は誘いに乗り、本間とななみのマッチアップで試合開始。ななみがタックルで先制し、狡猾な反則攻撃を交えながら序盤の展開を優位に進めていく。ななみのダイヤル固めで目が回った本間に、マコトがドロップキック。しかしふらついた本間は倒れるように回避。徐々に平衡感覚を取り戻した本間は香藤にチェンジ。香藤は元気いっぱいにマコトを投げ飛ばす。やられっぱなしのマコトを見かねたななみが割って入り、マコトに発破をかける。奮起したマコトは香藤の腕に狙いを定めてドロップキック。香藤は痛む腕でエルボー。体格を活かしてボディアタックやボディプレスを続け、本間にチェンジ。本間は得意の関節技で腕攻め。マコトはクロスボディでななみにチェンジするが、替わったななみも本間のワキ固めに捕まってしまう。マコトがカットしたが、ななみとマコトの合体攻撃は本間の知略で不発に。香藤がしっかり腰を落とした逆エビ固めやヒップドロップで若手王者相手に攻めまくる。マコトが頭脳プレーで愛知コンビの誤爆を誘い、この機に勝負を決めにかかるななみはボディプレス投下。本間が一度はカットするものの、ならばともう一発ボディプレス。今度こそ勝負を決めた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 

美魔女と美少女の異色対決?!
占い師レスラー・チェリーが久々のディアナ参戦。
握手を求める美蘭に「今、いくつだっけ…」と問いかける50歳のチェリー。美蘭が「中学3年生の14歳です」と答えるやいなや、美蘭の手を冷たく払いのける。チェリーは「私にも14歳の時があったから。正々堂々来い」と語りかけるが、近付いた美蘭の足を踏みつけ、髪を引きちぎるなど正々堂々とは程遠い戦いぶりを見せる。それでも正々堂々戦う美蘭に、チェリーは老獪なテクニックで対抗。「美蘭の顔、潰すぞ!」と宣言し、美蘭の顔面にヒザを落とすチェリー。かわいい顔を潰された美蘭だが、スピードの乗ったドロップキック連発で逆襲。チェリーはアンクルホールドや4の字固めで足攻め。エスケープした美蘭は619やライオンサルトで攻めていくが、やはり最後はベテランの技が光る。チェリーは走る美蘭を転ばし、地獄へようこそ。まさに地獄の関節技に美蘭はたまらずギブアップ。年齢とともに強さと美しさを重ねたチェリーの勝利だ。

第3試合 3WAYマッチ20分一本勝負

梅咲遥、3WAYはやっぱり苦手?まさかの結末!
3WAYは苦手だという梅咲。対戦相手はタッグ王者の佐藤、そして何が飛び出すかわからない松本都…。ゴングが鳴ると佐藤と都が梅咲に集中砲火。梅咲をリング外へ蹴落とし、佐藤と都の一対一。都は「クソババア!」と暴言を吐きながらコブラツイストを狙う。佐藤は動き回って都の企みを阻止。「そんな年変わんねぇだろ」と年齢非公開の都にシュート発言、さらにコブラツイストを決めてみせる。ここでリングに戻ってきた梅咲が上に乗っかり、佐藤にパロスペシャル。一番下にいる都は大ダメージを受ける。さらに梅咲は2人まとめての弓矢固めで絞る。今度はお返しとばかりに都が2人まとめて逆エビ固めとキャメルクラッチで絞っていく。都をドロップキックでリングから落とした梅咲は佐藤との一騎討ちに。2人の見応えのある攻防に割って入った都は「ブス!寝とけ!」とまたも暴言。2人を設置した都がコーナー上でY字バランス。しかし都が跳躍する前に佐藤と梅咲は起き上がり、2人でエルボーの打ち合いに…。「おい!寝とけ!」と騒ぎながらバランスを取り続ける都。しかも佐藤がロープに走った振動で場外へ落下してしまう。リングへ甦った都だが、梅咲のエルボーの餌食に。梅咲がミサイルキックで都をフォールすると、佐藤がおぼんを投げ込んでカット…しかし梅咲がこれをかわし、おぼんは都に直撃!散々な目に遭った都は梅咲をリングの外へ落として佐藤に向かっていくが、かわした佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチでクルリと3カウントを奪う。まさかの結末に茫然とする梅咲、悔しさをあらわにする都を尻目に、佐藤が勝ち名乗りを受けた。

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負 

今、50代が熱い!
京子と組む機会がなかなかないというHimiko。京子とのレアタッグで気合い充分だ。デボラは何かと因縁?のある「コバヤC」こと小林香萌とのタッグを結成。こちらも気合いの入っているデボラ。「井上京子出てこい!井上京子ー!」と大絶叫で京子との対戦を志願。呼び捨てが気にくわない京子は一度はスルーしたが、「さん」と付け加えたデボラの心意気に応え(?)先発することに。大きな体格の2人はロックアップだけで大迫力。力比べはまず京子に軍配。デボラはエルボー連発、ドロップキックで小林にチェンジ。小林は京子そっちのけで筋肉アピールに余念なし。見事な肉体美に観客は拍手喝采。「井上京子のポージングも見たいんじゃないの?!」と小林が煽り、観客の手拍子につい乗せられてしまう京子。しかしその瞬間、小林がキック!京子はタックルで反撃してなぎ倒し、小林を赤コーナーに連行。Himikoはコーナーに押し込みながら反則攻撃、続けてリバースインディアンデスロックで膝攻め。コーナーに振られた小林は突進してくるHimikoをひらりとかわし、ロープを飛び越えながらのキック。タッチを受けたデボラはスリーパーでHimikoを捕まえる。ロープに逃げたHimikoは丸め込みや関節技で次々と攻めていく。エスケープしたデボラはタックル4連発。スピアーでHimikoを吹っ飛ばすがカウントは2。替わった小林は無限セントーン。食らったHimikoは瀕死になりながらもブルドッギングヘッドロックで小林をマットに叩きつける。さらに京子が豪腕を振り抜くラリアット。小林はリング中央で倒れたままピクリとも動かない。その様子を見た京子は勝利を確信。しかしファンの「香萌」コールで息を吹き返した小林。京子の胸にエルボーを打ち、コサック脛蹴り、ドロップキック、ミサイルキックとまだまだ元気なところをアピールし、デボラにチェンジ。デボラの極楽固めはHimikoが低空ドロップキックでカット。京子はデボラのバックフリップを持ちこたえ、デボラも京子のナイアガラを持ちこたえる。ヘビー級ならではの攻防に京子は「今度こそ上げるぞ!」と宣言。デボラのピンチに小林が飛び込んでナイアガラ阻止。うるさい小林をHimikoが蹴散らし、京子が強引にデボラを丸め込んでフィニッシュ。今、最もアツい50代コンビがメインイベントを白星で飾った。

井上京子&Himiko バックステージコメントはこちら!

【試合結果】2024年5月6日(月・祝)アミスタ大会Vol.58 ~美蘭、試練の三番勝負~

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負 
美蘭 vs 梅咲遥

試練の始まりは憧れのあの人!

美蘭ファンにとってはたまらない、美蘭本人にとっては別の意味でたまらない?試練の三番勝負!まず一試合目はシングル王者・梅咲遥が登場。ディアナ入門前は梅咲の大ファンだった美蘭は過去に二度、自身の凱旋大会でのシングルで敗れている。憧れの人との三度目のシングルマッチでキャリア三年目、そして三番勝負のスタート!
梅咲が入場すると、ガウンを脱ぐ隙も与えず美蘭はドロップキックで急襲!怒りの梅咲はガウンを振り回して反撃。ゴングが鳴り、梅咲のハイスピードな動きにしっかりついていく美蘭。美蘭が打点の高いドロップキックを打てば梅咲もフォームの美しいドロップキックをお返し。美蘭をキャメルクラッチで捕らえた梅咲は「お前らもっと美蘭の応援しろよ!美蘭見に来たんじゃないの!?」と観客を煽りながら厳しい角度で絞る。さらに弓矢固めで美蘭の腰を攻め、ロープにはりつけドロップキック。美蘭はコーナーを駆け上がりダイビングボディアタック。軽量級の美蘭をキャッチした梅咲はそのままバックブリーカー。美蘭は梅咲に果敢にエルボーの打ち合いを挑む。中学生相手にも容赦なく全力エルボーの梅咲。苦しい展開だが気迫でエルボーを打ちまくる美蘭。梅咲は全て受け切り、滞空時間の長いブレーンバスターで美蘭をマットに叩きつける。梅咲の低空ドロップキック、ミサイルキックを受けたものの、続く梅スプラッシュをかわした美蘭はクリストでギブアップ狙い。ロープエスケープを許すも、追い討ちの619。走り込んでくる梅咲をスピンキックで迎撃し、今度こそダイビングボディアタック成功。畳み掛ける美蘭だが、ライオンサルト発射前に梅咲に捕まってしまう。美蘭はウラカン・ラナで切り抜け、丸め込みの応酬へ。目まぐるしい攻防は美蘭のMロールクラッチをキックアウトした梅咲がラ・マヒストラルでフィニッシュ。三番勝負は黒星スタートとなったが、憧れの人に着実に成長した姿を見せつけた。

第二試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&佐藤綾子&ななみvs井上京子&Himiko&香藤満月

純血マッチで美蘭大奮闘!

休む暇もなく第二試合へ突入!先輩、同期、後輩に囲まれたディアナ純血6人タッグマッチ。第一試合のダメージを引きずるように腰を押さえてリングに上がる美蘭。
まずは美蘭を妹のようにかわいがるななみが先発し、香藤とのマッチアップ。ところが早くも佐藤が加わりW攻撃。ななみらんの連携も決まり、まず試合のペースを握ったかに見えたが、香藤がウェイトを活かして3人を一気になぎ倒す。「よくやった!お返ししようか!」と京子がリング内へ。京子、Himiko、香藤がトレイン攻撃。ななみは負けじとダイヤル固め…が、重い京子はなかなか回らず。京子はななみを青コーナーへ連行し、今度はHimikoがななみをいたぶる。スクールボーイで切り抜け、ななみから佐藤にチェンジ。佐藤はHimikoのテーピングを巻いた肩を痛め付けるように容赦ない攻め。耐え抜いたHimikoは隙をついて香藤にチェンジ。香藤はヘアホイップを持ちこたえ、大きなお腹でボディアタック。佐藤はサミングで香藤をロープに押し込み、タッチを受けた美蘭がドロップキックで飛び出し、「上げるぞ!」宣言。しかし倍以上の体重差は跳ね返せず、逆に香藤が美蘭を軽々持ち上げボディスラム。香藤はボディプレス、ボディアタックとヘビー級ならではのパワフルファイトを見せれば、美蘭はスピードを活かし素早く飛び付いてクリスト、大車輪で反撃。美蘭からタッチを受けたななみは香藤と迫力のタックル合戦。ななみのタックルで倒れた香藤だが、ボディプレスで押し潰しHimikoにチェンジ。リングで倒れたままのななみにHimikoは2連続ギロチンを落とし、レッグシザーズネックロックで絞る。ロープに逃げたななみはHimikoをコーナーに振ってボディアタック。そこに佐藤がジャンピングニー。佐藤トランペットを2で返したHimikoは河津がけからHIGAMIクラッチに繋ぐ。ななみらんの2人が懸命にカットし、リング上は佐藤と京子に。佐藤はおぼんで京子を殴打し、コーナーへ。立ち上がった京子もコーナーへ上っていき、阻止しようと飛び出したななみらんを振り払う。コーナー最上段で佐藤を捕まえた京子は雪崩式ブレーンバスター。リング中央で大きくバウンドした佐藤に、京子は続けてナイアガラの体勢。このピンチはななみらんが必死に食い止め、佐藤も加わりトリプルドロップキック。倒れた京子を佐藤がジャックナイフでフォールするがキックアウト。試合終盤、佐藤は本日の主役に試合を託す。美蘭はその場跳びムーンサルト、ライオンサルトで軽やかに宙を舞う。さらにコーナーに上り、ムーンサルト発射準備。ところが起き上がった京子に落とされてしまう。京子はナイアガラ宣言。佐藤とななみがカットに入ると、香藤とHimikoも飛び出す。京子が美蘭を持ち上げると、美蘭はナイアガラをウラカン・ラナに切り返してみせる。京子はラリアットで決めにかかるが、スリーカウントの寸前で佐藤のカットが間に合う。今度こそのフィニッシュ宣言で京子は再びラリアット!誰もが京子の勝利を確信するクリーンヒット。客席からは溜め息が漏れる中、なんと美蘭は自力で肩を上げる。しかしトドメのショートレンジラリアットで万事休す。三発のラリアットで美蘭はマットに沈んだ。ななみの肩を借りて控室に戻っていった美蘭。このあとメインのリングに再び上がる。まさに試練…!

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負 
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさ vs デボラK&マコトユマ

試練の先に大きな夢!三番勝負は感動の結末…!

試練の三試合目は、頼もしいパートナー・世羅りさとともに“ブルーオーキッド”で出陣!疲れの色が見える美蘭に、デボラとマコトは容赦なく奇襲!隙を与えず攻め続ける2人の前にローンバトルを強いられる美蘭。世羅にタッチすらさせてもらえず、やられっぱなしで約4分耐え抜き、DDTでようやく反撃。タッチを受けた世羅は鬱憤を晴らすように大暴れ。デボラがロープを絡めた極楽固めで世羅の動きを止め、マコトがドロップキックやエルボー連打で向かっていく。世羅が両腕を広げ「もっと来い」と煽り、マコト奮起。気迫のエルボー連打で世羅を圧倒する。世羅もエルボーを打つが美蘭がタッチ要求。鋭いドロップキックをマコトに突き刺しまだまだ元気なところをアピール。カニ挟みでマコトを転がし、スピードの乗った助走から619。世羅がマコトをロープ際で捕まえ、美蘭が猛突進。マコトがひらりとかわし、あわや誤爆に!寸前でエルボーを止めた美蘭だが、割って入ったデボラが世羅を突き飛ばし、再び美蘭とマコトの一対一。マコトはドロップキック10連発、レインメーカー式の飛行機投げ、逆エビ固めと攻め続ける。必死にロープに逃げる美蘭、引きずってリング中央へ戻すマコト。ファンの手拍子の中、美蘭の腕がどうにかロープに届く。世羅が走るマコトの足を引き、美蘭がドロップキックを突き刺す。世羅のアシストを受けたライオンサルトはデボラがカットしカウント2。ならばと世羅がマコトをマットに叩きつけ、美蘭が最後の力を振り絞り華麗なムーンサルトで試合を決めた。
世羅は「大丈夫か?頑張ったな。もうすっかり大人だよ。プロレスラーとして大人になっていくあなたを隣で見れて幸せです。これからも隣にいさせてね」と一日で三試合を戦った美蘭を労う。相思相愛のパートナーの言葉に、美蘭は思わず涙。美蘭を泣かせてしまった世羅は慌てて「泣かせるつもりで言ったんじゃないよ…」。マイクを受け取った美蘭は「ブルーオーキッドで勝利して終わることができました。先輩たちの大きい壁を超えるためにはまだまだ遠いかもしれないけど、いつかは自分がディアナを引っ張っていけるような、そういう存在になりたいと思っています。こうやって今自分が中学生でもプロレスを楽しく続けられるのは選手の方々、関係者の方、応援してくださるファンの皆様、そして、大好きな世羅さんが隣で一緒に戦ってくれるおかげだと思っています。世羅さんとタッグベルトを巻く夢を諦めないで、必ずベルトを巻いた姿を皆さんにお見せします。見せてやる!だから、ブルーオーキッドから目を離さないで下さい。本日はありがとうございました」と、世羅への愛と大きな夢を語り、ファンの温かい拍手の中、世羅とともにリングを後にした。

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【試合結果】2024年5月5日(日)アミスタ大会vol.57

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs 藤滝明日香

第一試合はディアナ初参戦!アイスリボンの藤滝明日香が登場。迎え撃つ佐藤綾子はYouTubeで入念に藤滝について下調べしたという。研究の成果はいかに…?
藤滝は奇襲をしかけ、大きな体格を活かしてタックル連発。データには無かった猛攻に、佐藤は思わずリング外へ逃げてしまう。息を整えリングに戻ると、ヘアホイップで投げ飛ばし、コーナーに追い詰め低空ドロップキック。今度はロープに張り付けドロップキック。さらにキャメルクラッチで厳しく絞っていき、キャリア8ヶ月の藤滝にディアナの洗礼。佐藤は反則も交えながらロープエスケープをなかなか許さない。必死にもがいてロープに届いた藤滝。しかし佐藤はまだまだ攻め手を緩めずジャンピングニー。藤滝はこの窮地をタックル一発で切り抜け、「ディアナの皆さん!初めまして!」とアピールし、“ROCK YOU”串刺しスピアー。佐藤はサミングで流れを止め、藤滝の顔面に蹴りを入れて煽る。藤滝は佐藤のケンカキックを捕まえ、強引に担いでマットに叩きつける。このフォールを2で返した佐藤に藤滝はエルボー。佐藤は「もっと来い」と挑発し、藤滝の力強いエルボーを受けまくる。藤滝はロープの反動でもう一撃を狙うが佐藤が追走しジャンピングニー。ミサイルキックを狙いコーナーに上った佐藤だが、藤滝が担いでバックフリップ。カウント2で返した佐藤は今度こそミサイルキック。吹っ飛ばされながらも何とか肩を上げた藤滝は、もう一度担いでバックフリップの構え。佐藤は暴れて反転し、強引に丸め込んでスリーカウントを奪った。これぞベテランの味、そして研究の成果?

第二試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&咲蘭vsデボラK&香藤満月

2009年生まれ・みらん&さらんコンビがいよいよ実現!咲蘭は久々のディアナ登場だ。前回参戦時とは別人のような変貌ぶりに、対角のデボラも驚きを隠せない。
まずは咲蘭と香藤が先発。小悪魔化した咲蘭は美蘭も呼び込み、香藤の手を踏みつけ。大きな体の2人を手玉に取ってリングを駆け回る。香藤はその鬱憤を晴らすようにサーフボードストレッチで咲蘭を持ち上げ、デボラは豪快なヘアホイップで投げ飛ばす。デボラのクロスフェイスロックに苦しむ咲蘭だが、何とかエスケープ。みらんさらんのドロップキック挟み撃ちから咲蘭も反撃。普段から仲が良いらしい2人は連携が随所で決まり、Wドロップキックも息ぴったり。2人同時のクリスト、619も初タッグとは思えぬ見事なコンビネーション!ならばと大型コンビも美蘭に突撃!2人でラリアットを交互に放っていく。香藤は美蘭の倍以上のウェイトを活かし、ボディアタック、ボディプレスで美蘭を圧殺。それでも美蘭は肩を上げ、ライオンサルトで華麗に宙を舞う。ここはデボラのカットが間に合うが、みらんさらんのコンビプレーでデボラを翻弄。咲蘭がデボラを押さえる隙に美蘭のウラカン・ラナで勝負あり。バックステージでは美蘭が咲蘭とのシングルに意欲を見せ、今後の2人に大注目!

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第三試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs マコトユマ

ななみが保持するクリスタル王座はデビュー3年未満、25歳以下の選手が挑戦できる。初代王者を懸けた1DAYトーナメントでは1回戦で姿を消したマコトユマ。10月のデビューから未だ自力勝利のないマコトが、クリスタル王者と初シングル!
まずは力比べでマコトをロープに押し込んだななみ。マコトは体を入れ替えエルボー連打。ななみはタックル一発でマコトを倒し、ボディスラムでマットに叩きつける。同世代ながら片やキャリア4年半のななみ、片やキャリア半年で未勝利のマコト。やはりななみがリードする展開に。腰を落とした逆エビ固めに苦しむマコトが必死にロープに手を伸ばすと、ななみはマコトを引きずってリング中央へ。ロープが遠いマコトをファンの手拍子が後押し。エスケープしたマコトはドロップキックを連発するがななみは涼しい顔で受け切る。マコト得意の飛行機投げもななみが持ちこたえ、上がらず。ななみが背後に回りスリーパーで厳しく絞める。倒れたマコトに胴締めも加え、これもエスケープを許さない。セコンドの声に導かれるようにロープへ足を伸ばす。今度こその飛行機投げ、しぶとい押さえ込みで一矢報いるマコト。終盤は粘りを見せたマコトだがやはり王者の牙城は崩せず、ななみがノーザンライトスープレックスでがっちりホールド。若手王者として磐石といえる戦いぶりを見せつけた。

第四試合 メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs Himiko&しのせ愛梨紗

この日のメインイベントは、こちらも初めましてのしのせ愛梨紗がアイスリボンから登場。迎え撃つは井上京子とシングル王者・梅咲遥。ディアナ最強ともいえるコンビでしのせを歓迎だ。
梅咲は「おい!若いの出てこいや!」と煽る。若手ではあるが若くはないHimikoが反応し、「若いのだよ!」と梅咲が蹴散らす。梅咲のターゲットはやはり初参戦のしのせだ。まずは梅咲の厳しいヘッドロックでしのせのかわいい顔が苦痛に歪む。しのせもヘッドシザーズでやり返し、序盤から闘志剥き出しの2人。京子も高速ブレーンバスター、急角度キャメルクラッチでしのせを痛め付ける。すっかり捕まってしまったしのせは梅咲の弓矢固めで大きく体を反らす。Himikoがアシストに入り、しのせは約5分のローンバトルから脱出。梅咲はHimikoのブルドッギングヘッドロックをすり抜け、低空ドロップキック。Himikoが関節技でギブアップを迫るが、京子はカットせず梅咲が自力でロープブレイク。しのせのタックル、Himikoのギロチン、2人のドロップキック挟み撃ちも梅咲が自力でキックアウト。梅咲に果敢にエルボー合戦を挑むしのせ。エルボー打ち合いは梅咲に軍配、ならばとしのせは隙をついたスクールボーイ連発。しつこく丸め込んでくるしのせに、梅咲はあわや金星献上!カウント2.99でキックアウト。梅咲は得意のネックブリーカーと低空ドロップキック、ミサイルキックでしのせを吹っ飛ばす。肩を上げたしのせに、今度は京子が襲いかかる。京子のラリアット直撃を受け、リングで大の字になるしのせ。Himikoのカットが間に合い、しのせはチンクラッシャー、低空クロスボディ。1で返した京子に、今度はダイビングクロスボディ。京子はこのフォールも肩を上げ、しのせからHimikoにチェンジ。Himikoはブルドッギングヘッドロックで京子をマットに叩きつけ、ギロチン投下。走り込んでくるHimikoをラリアットで迎撃した京子。Himikoは起き上がってコーナーに上っていくが、梅咲が髪を掴んで動きを止める。京子もコーナーに上り、雪崩式ブレーンバスターでHimikoをぶん投げる。京子が「ナイアガラ行くぞ!」と宣言すると、飛び出したしのせを梅咲がエルボーで退治し勝利をお膳立て。このチャンスをしっかり決めきるのが天才・井上京子。宣言通りのナイアガラドライバーでHimikoを葬った。
バックステージでは、V4達成の梅咲を信じてカットには全く入らず試合を任せきったと語った京子。梅咲は5.26名古屋大会でのV5に向け、頼もしく成長した姿を見せた。

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【試合結果】2024年4月29日(月・祝)後楽園ホール大会

観衆:781名
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第一試合 バリューアップマネジメント/クリアネクスト 協賛
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 60分一本勝負

ななみ、ZONESを撃破し初防衛!
1.6アミスタで過酷な1DAYトーナメントを勝ち抜き、初代クリスタル王者に輝いた高校3年生・ななみ。いよいよ迎えた初防衛戦!
挑戦者はEvolution女子所属のZONES。ZONESは新人離れした存在感と豪快なファイトで頭角を現し、センダイガールズ主催の「じゃじゃ馬トーナメント」を制覇。キャリア1年ながら実力者として目される、スーパールーキーだ。
王者のななみはクリスタル戴冠以降、並みいる先輩レスラーに当たり負けしない強さを身に付け、王者らしく成長を遂げる。防衛ロードの第一歩は聖地・後楽園ホールのオープニングマッチ!
ZONESはふてぶてしく握手を拒否。ゴングが鳴ると力比べに。迫力のタックル合戦はZONESがリード。ななみの頭を掴んで何度もコーナーに打ち付けるなど、野性的ファイトを展開。今度はななみがタックルで倒してお返し。続くダイヤル固めはZONESが持ちこたえ不発に。エルボー合戦は互いに一歩も引かず火花を散らす。ZONESは逆水平、串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップと間髪いれずに攻めまくる。そのZONESのバックを取りスリーパーで動きを止めるななみ。エスケープを許すもボディアタック。ノーザンライトを持ちこたえたZONESはバックフリップ。雄叫びを挙げてコーナーに上るが、回避したななみがセブンスリーホールド。カウント2.9で返したZONESはラリアット、アバランシュホールドと、まさにアマゾネスなパワー炸裂。ななみもやや体勢不充分ながら裏投げでマットに叩きつける。続いてボディプレスを投下するがZONESはこれをかわしてエルボー。苦しい展開のななみは、ファンの声援に後押しされるように今度こそ裏投げとボディプレスの連続攻撃を成功させ、磨いてきた必殺技・ノーザンライトスープレックスで美しくブリッジ。がっちりフォールし3カウント。緊張の初防衛戦を白星で飾り、笑顔を見せたななみ。強敵撃破で、クリスタルは輝きを増した。

バックステージコメント ななみ / ZONES

第二試合 プオタス/衣装屋コスモ協賛
シークレットキャプテンフォールマッチ30分一本勝負

キャプテン探しは大混戦!試合後にも何かが起きる…?
ディアナのビッグマッチでは恒例となりつつある、シークレットキャプテンフォールマッチ。今回は新ルールが追加され、オーバーザトップロープでも失格。また、出場する8名のうち5名が失格になり、両軍キャプテン含む3名が残った時点でドローとなる。さらに負けたチームには罰ゲームがあると予告された。事前の抽選でそれぞれのキャプテンはデボラと都に決定。キャプテンが誰なのか、また罰ゲームのことも何も知らない選手たちが続々リングイン。デボラ軍はトレイン攻撃でいきなりキャプテンの都に総攻撃。ベテランの意地でキックアウトし、即試合終了は回避…。関口に狙われたマコトユマはあえなく3カウント献上してしまい、キャプテンではなかったため試合は続行となるが、デボラ軍は早くも数的不利に。尾﨑が持ち前の怪力で杏ちゃむを軽々持ち上げ、リング外へ放り投げる。落下していった杏ちゃむはオーバーザトップロープで退場。真琴に狙いを定めたSPiCEAP。真琴はスピアーで2人をなぎ倒して返り討ちに。真琴がフォールしようとしたところに関口が飛び込み、真琴を丸め込む。そこにデボラが入り、真琴を救出!さらに関口から3カウントを奪い、退場させる。都が真琴にぶら下がり腕十字。しかし足が引っ掛かってしまい、ぶら下がったまま起き上がれなくなってしまう都…。落下すれば試合終了のピンチにSPiCEAPが再びリングへ。デボラにスパインバスターとジャックナイフの連携。こちらも決まれば試合終了のピンチを無事キックアウト。その隙に都の救助も完了。しかし今度は真琴の頭脳プレーでSPiCEAPの誤爆を誘い、本間が脱落してしまう。リングは何かと因縁?のあるデボラと都のマッチアップ。ここで決着がつけば試合終了だが…。都がコーナーに上ると、脱落したマコトがロープを激しく揺さぶり、都大ピンチ!本間と関口が何とかガード。ところがまたも真琴の作戦が光り、今度は尾﨑が落下危機。都と尾﨑がエプロン上に立たされ、デボラと真琴が突撃!都はロープに足が引っ掛かる二度目の奇跡で持ちこたえたが、尾﨑は場外へ。尾﨑はオーバーザトップロープで失格となり、これで5人目の失格。今回からの新ルールによりドロー!両チーム全員に罰ゲームが課されることとなった。ディアナ経営企画部長の不破が現れ、罰ゲームの内容が明らかに…。スクリーンに映し出されたのは「今日から1年以内にドッキリの餌食に!その模様はディアナサブスクサービス Every dianaで放映!ご加入はディアナホームページより」。皆様ぜひご加入くださいませ☆

バックステージコメント デボラ&マコト&真琴&杏ちゃむ / 松本&本間&尾﨑&関口

第三試合 さいたま新都心ジャガークリニック協賛
ドリームタッグマッチ30分一本勝負

ブルーオーキッドvsクライシス!
ジャガー横田率いるヒールユニット“CRYSIS”より、VENYが参戦。セクシーな魅力で人気のVENYに、ファンからは「べにたん、かわいい!」と熱烈コール。「ジャガーさん、かわいい!」の声も飛び、この日でデビュー2周年を迎えた14歳の美蘭も巻き込んでアイドルポーズを決めるジャガー。ゴングが鳴れば真剣勝負のジャガーは世羅りさとのマッチアップ。CRYSISはやはり反則を交えながら世羅をいたぶる。VENYがパイプ椅子で殴打したのを全く見ていない今井レフェリーに、普段は良い子の美蘭も怒り爆発。世羅はドロップキックで切り抜け美蘭にチェンジ。美蘭とVENYは初遭遇だ。連続ドロップキックを余裕の笑顔で受け切ったVENYは反撃のエルボー一発で美蘭を吹っ飛ばしてしまう。会場は大ブーイング。思わず「ごめんなさい」と頭を下げる。VENYはボディスラムで勢いよく持ち上げ叩きつけ…ようとするが、再びのブーイングには逆らえず、そっと美蘭をリングに寝かせる。拍手喝采を浴びて、VENYも笑顔に。その笑顔も束の間、VENYは美蘭の可愛い顔に、あり得ない威力の強烈な張り手!さらに「クソガキ!」と長い脚でビッグブーツ。美蘭はこれをかわして飛び付き、華麗なフランケンシュタイナー。世羅に替わると白熱の攻防。VENYのキックが世羅の顔面を捉え、追撃のムーンサルト。世羅がかわすのをちらりと見たVENYはしっかりと着地。世羅はエアーズロックでVENYをマットに叩きつける。CRYSISはまたもパイプ椅子を取り出し、世羅に凶器攻撃。やはり見ていないレフェリーに美蘭は「おい!おっさん!」と暴言。普段は本当に良い子なのだが…。美蘭とレフェリーがひと悶着しているうちに世羅は凶器の餌食に。ハードコアやデスマッチを主戦場とする世羅はCRYSISの反則をも受けきり、セラリズムバスター、リバースニードロップ、串刺しニーアタックで反撃の大暴れ。先日初披露した「瓦割りっぽい合体技」をジャガーにお見舞い。さらに世羅の羅紗鋏、美蘭のライオンサルトがジャガーに決まる。ジャガーは世羅をかかと落としで場外へ追いやり、美蘭にオクラホマロール、オースイスープレックス。続くパイルドライバーの構えはリングに戻った世羅が救出し、美蘭との連携を試みるもジャガーが回避し誤爆。世羅と美蘭の頭を掴んだジャガーはVENYにミサイルキックを指示するも2人は寸前でかわしこちらも誤爆になり、ブルーオーキッドに大チャンス到来!吹っ飛んだジャガー目掛けて美蘭がジャックナイフで飛び込んでいく。ところが百戦錬磨の62歳・ジャガーはこれを軽々切り返して丸め込み、電光石火のスリーカウント。
デビュー記念日を飾る勝利は逃したものの、美蘭の野望はまだまだこれから。ブルーオーキッド、目指すはタッグ王者!

バックステージコメント クライシス / ブルーオーキッド

第四試合 昭和サービス協賛
ウルトラ10人タッグマッチ 30分一本勝負

総重量は約1トン?!女子プロ界のヘビー級戦士がディアナマットに大集結!
ウルトラタッグマッチと銘打たれたスペシャル10人タッグは、カードが発表されると「リングは大丈夫なのか?」と心配の声が続出。女子プロレス界の歴史に残る大迫力ヘビー対決、開戦!
111キロの井上京子率いる京子軍は、アジャコング(103キロ)、宮崎有妃(98キロ)、柊くるみ(80キロ)、ライディーン鋼(100キロ)が名を連ねる。自身の身体を「誇りに思う」と語る95キロの新人・香藤満月は、ドレイク森松(90キロ)、倉垣翼(80キロ)、橋本千紘(88キロ)、優宇(95キロ)と共に登場。10人がリングに立つだけでまさに壮観!
やはりリングが狭すぎるのか、ゴングが鳴るといきなり10人は場外乱闘!花道で橋本がはずかし固めで辱しめを受け、本部席に優宇が投げ込まれ、森松はバットを振り回し、会場狭しと大暴れ!リング上は香藤と柊に。柊のタックルに香藤も負けじとタックル。続く森松と柊はラリアットの打ち合い。鋼は100キロの体格でムーンサルト発射!かわされ自爆に終わるが、客席からはどよめきが起きる。宮崎もコーナーに上ると「やめろ!」「壊れるだろ!」と、やはりリングが心配な両軍…。倉垣が宮崎をアルゼンチンで担いで揺さぶり、豪快に投げ捨てると悲鳴にも似た歓声が飛ぶ。優宇がキャノンボール発車準備にかかると京子軍は総出で阻止。しかし相手を次々とリング外へ転がしていき、優宇、橋本、森松、倉垣の4人がリング中央へ。今度はみたらし団子の発進準備だ。4人がジャンプしてファンの拍手を煽ると、リングは今井レフェリーも立っていられないほど地震のような大揺れに。四方にみたらし団子で突撃し、リング外の標的を圧殺!しかし花道に向かって転がった橋本だけは標的のアジャに捕まり「お前頭悪いのか?段差ないだろ」と蹴りを入れられてしまう…。そのアジャがリングに入ると優宇を豪快に裏投げ。しかし優宇は橋本を呼び込み“チーム200キロ”の連携でアジャを蹴散らし、今度こそ優宇のキャノンボール発車!しかしアジャは200キロをWブレーンバスターでぶん投げる。今度はアジャと京子が手を組み、“スーパーマニアックス”の連携を見せる。決めポーズも披露し、拍手喝采!京子と橋本のラリアットの打ち合いは見る者の度肝を抜く、まさに肉弾戦!京子をコーナーに追い詰めると、チーム500キロのトレイン攻撃。橋本がコーナーに上ると、宮崎が食い止めるうちに京子も追いかけていく。先に最上段に届いた京子が橋本を捕まえ、雪崩式ブレーンバスターで投げ捨て、橋本はリング中央で激しくバウンド。大ダメージを受けながらもブリッジで返し、香藤にチェンジ。香藤はこのカードで唯一の若手ながら京子に果敢に立ち向かっていく。香藤のアシストに橋本が飛び出し、タックルで京子の巨体を吹っ飛ばす。倒れた京子は香藤のボディプレス、チーム200キロ合体プレス、倉垣のムーンサルトプレス、そして香藤と森松のおんぶプレス、合計543キロを浴びまくりピンチに!さすがに苦しんだが、カットが入り事なきを得た京子。両軍はそれぞれディアナ所属の京子と香藤を残し、次々とラリアットでリング外へと転げ落ちていく。所属同士の一騎討ちを制したのはやはり不世出の天才レスラー・井上京子!京子の剛腕を振り抜くラリアットで香藤は轟沈。熱く激しく重く戦い抜いた10名、そして1トンの重みを耐え抜いたリングに暖かい拍手が送られた。

バックステージコメント 京子&アジャ&宮崎&柊&鋼

第五試合 Hトラスト協賛
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 60分一本勝負

Himiko復帰!広田の爆笑防衛ロード!
3.2WAVE新宿大会で井上京子が陥落し、以降はかつてないペースで移動、波乱、そして爆笑?を巻き起こしてきたエリザベス王座。第16代王者として登場するのは5度目の戴冠となったシン・広田エリザベスさくら。挑戦するのは2度戴冠の実力者・米山香織。米山のセコンドには真琴マネージャーの松澤さんもつき、「次は私だから絶対獲ってね」とエールを送る。そしてもう一人の挑戦者は膝の怪我で約1ヶ月戦線を離脱していたHimiko。復帰戦がいきなりのタイトルマッチとなるが、三度目の挑戦で初戴冠を狙う!
まずはHimikoが広田の腕を取る。よくあるプロレスの動きの筈だが、なぜか切り返せず苦悶。見守るファンの「回れ!」の声にヒントを得たが、Himikoの回りをグルグル走ってしまい、Himiko優勢は変わらず。閃いた広田は前転で切り返したが、調子にのって後転してしまいまたも苦悶。まさか腕を取られただけでギブアップかと思われたが、奇怪な動きでコーナーに上った広田は得意のロープ渡り。引きずり落とそうと近付いた米山もまとめて投げ飛ばす。「また欠場させてやるぜ」と不穏な宣言から高田純次。Himikoはもちろん足で迎撃。「まさか見破られるとは…ということはお前が代わりにやるっていうのか!」とお決まりの広田劇場が幕を開け、待ちわびていたファンは歓声。割れんばかりの大・Himikoコールが発生するが、Himikoが「やるかボケ!」とストンピングするとたちまち大ブーイングに変わる。真面目に戦いたいHimikoは「タイトルマッチだろうが!」。対する広田は「全力でやればいいだろ!」。しかしHimikoは会場の空気もそっちのけでスルー。「え、本当にやんないの?」とノリの悪いHimikoに困惑する広田。ならばと立候補したのが米山。しかしなぜか広田は米山を蹴散らし、高田純次を阻止…。米山はモンゴリアンチョップ、ぐるぐるパンチ、セントーンでゴキゲンファイト。このフォールをカットしたHimikoはブルドッギングヘッドロック、続いてWアームの構えだが、カニ挟みで切り返した米山はリバースインディアンデスロックでHimikoの膝をいたぶる。復帰したとはいえ膝を痛めていたHimikoは絶叫!そこに広田が現れ、米山にパロスペシャル。Himikoは膝に大ダメージ。さらにボ・ラギノールで肛門にもダメージを受け、リング外へ転がり落ちる。そこに広田がトペ発射!しかし飛距離が足りず自身もダメージを受けてしまった広田を米山がリングに引きずり込み、セントーン投下!キックアウトすると今度はHimikoが広田を狙う。Himikoがブルドッギングヘッドロックで広田をフォール、そこに米山がセントーンを投下するとひらりとかわしたHimiko。しかししぶとく生き残る広田はHimikoに逆さ押さえ込みの構え。これを米山が横から突き飛ばし、Wフォール。間一髪2で返した広田とHimiko。3人は丸め込み合戦に。広田はジャックナイフで飛び込むが目測を誤りまたも飛距離が足りず、Himikoがエビ固めで難なくフォール。米山のカットがギリギリで間に合い、今度はHimikoがWアーム卑弥バスターで米山をフォール。広田がカットし、Himikoとの一対一へ。HimikoはまたもWアームの体勢に入るが、広田はクルリと回転して切り返し、そのままフォール。Himikoはこれを返せず、3カウントを聞いた。広田は2度目の防衛に成功!まだまだエリザベスの爆笑防衛ロードが続く予感だ。

バックステージコメント 広田

第六試合 セミファイナル ほぐし屋 / 株式会社あいえすラボ 協賛
W.W.W.Dタッグ選手権試合 60分一本勝負

これがタッグ愛だ!佐藤&中森、急造タッグに快勝でV1
2.11新木場大会では「年が近い」ことを理由に、佐藤綾子に興味を示した年齢非公表のウナギ・サヤカ。ウナギは佐藤にシングル要求も、佐藤は「せっかく興味示してくれてるから私も手ぶらじゃ失礼だよね。タッグベルト獲ってくるから待ってて」とまずは3.10W井上戦に照準。そしてW井上を撃破し有言実行のベルト奪還、そして初防衛戦にウナギを指名!佐藤はウナギがこれまで査定してきた選手の中から最高の選手をパートナーとして連れてくるよう命じる。パートナーのいない(?)ウナギとのタッグに立候補したのは、JTOの神姫楽ミサ。プリンセスのようなルックスに猪突猛進ファイトで人気の若手レスラーが、思わぬ形でディアナへの初参戦が決定した。決戦の日が近づくとウナギは持ち前の発信力で度々綾華をディスり、そんなウナギが許せない中森華子はSNS上で舌戦を繰り広げ因縁勃発。ウナギへの怒りと佐藤への大きな愛で絶対防衛を誓う!
タッグ名すらつかない急造挑戦者組は奇襲を仕掛け、長年の相思相愛タッグを翻弄。神姫楽がいきなり中森を蹴りまくり雄叫び。今度は綾華が息ピッタリの低空ドロップキック挟み撃ちで反撃。佐藤がテクニックで神姫楽を圧倒し、中森もさっきお返しとばかりに蹴りまくる。ここでウナギが割って入り、挑戦者組の総攻撃を受ける中森。綾華も連携で応戦し、神姫楽を蹴っ飛ばす。神姫楽はなりふり構わず、まさにイノシシのように中森に突撃。セントーンを2で返されウナギにチェンジ。ウナギのだがそれがいい!やギロチンでの猛攻から、中森のハイキック、ウナギのビッグブーツの応酬に。中森の足がウナギの側頭部を撃ち抜き、続けてシャイニングフラワー。タッチを受けた佐藤はジャンピングニー、ミサイルキック。さらにおぼんの達人でウナギを場外に落とす。するとウナギも佐藤のお株を奪うようにおぼんを持って復活!おぼんを佐藤の脳天に叩きつけてみせる。元祖おぼんマスターの佐藤もしっかりやり返し、おぼんでの殴り合いに。しかしウナギの一撃にふらついた佐藤。ウナギはすかさずかかと落としで追撃。続く城門突破は切り返した佐藤が素早くバックを取り、投げっぱなしジャーマン。替わった神姫楽は佐藤にセントーンを落とし、もう一発を狙いコーナーへ。中森が雪崩式ブレーンバスターで阻止し、佐藤がフィッシャーマンズスープレックス。神姫楽がピンチに陥ると、邪魔な中森をウナギがコードブレイカーで排除。神姫楽がラリアットや馬乗りエルボーでがむしゃらファイト。しかし「マイクロブタを飼ってるから神姫楽のイノシシ戦法は通用しない」と謎理論を豪語していた佐藤は宣言通り神姫楽の打撃を受け切り、Wアームスープレックス。綾華がミサイルキック同時発射すると神姫楽の身代わりになったウナギが被弾。ウナギのタッグ愛に応えるかのように神姫楽が必死に佐藤を押さえ込むが佐藤はキックアウト。綾華が合体オーロラスペシャルで神姫楽もウナギも次々投げ飛ばす。中森のハイキック援護射撃で佐藤のジャーマンが炸裂。神姫楽は執念で肩を上げてみせる。ならばと佐藤のドラゴンスープレックスが火を噴き、しぶとい神姫楽をマットに沈めた。
マイクを持った佐藤は「お前ら急造タッグの割には刺激があって楽しかったよ。うちらプロレス界入ってもうすぐ20年、泥臭くやってきました。私らにしか出せない色があるんだよ。別に私はお前のこと嫌いじゃないから」。ウナギとはウマが合わない中森は、かつて新生バイプリとして共に戦った神姫楽に「今日はミサちゃんの目を覚まそうと思ったの。本当にウナギでいいのか?って…」。続けて「でも私は面白かったよ。何度だって戦ってやる。何度やっても結果は同じだけどな」と王者の余裕を見せる。ウナギは「20年地道に頑張ってきたアピールどうもありがとう。私から大事なアドバイスをやろう。たとえマイクで言いたいことがあったとしてもカメラ側には絶対にケツを向けるな。お前らそんなこともわかんねぇのか」と綾華の立ち位置をチクリ。「お客さんは四方にいるだろ」のツッコミも無視して続け、「お前らは確かに強いよ、でもそんなことも言ってらんねぇ。スターダム一強の世界がよく分からなくなってきて、マリーゴールドってヤツも出てきた。ディアナも負けてらんねぇよなぁ!ぶっちぎってる奴らに先頭なんか行かせねぇぞ。私たちが…まぁ、ミサは分かんないけど…先輩なんか潰してうちらが未来があるって絶対的に証明する」と長々語ったウナギに、佐藤は「もういいよ、帰れよ…帰ってくれよ頼むから」と促す。すごすごとリングを後にする挑戦者組だったが…。「このベルトが私たちの絆をどんどん深めてくれてる」と佐藤がパートナーの中森への想いを話し始めたところで、ウナギがセコンドのデボラKをおぼんで殴打する暴挙!佐藤は「人が喋ってるときそういうのやるなよ!」。防衛したのにウナギに振り回されっぱなしの綾華だった…。

バックステージコメント 綾華 / ウナギ&神姫楽

第七試合 メインイベント NSKエンタープライズ協賛
W.W.W.Dシングル選手権試合 60分一本勝負

絶対センター梅咲遥、デビュー戦の相手とベルトを懸けて火花!ブラスト大爆発で星来芽依を撃破!
この日でW.W.W.Dシングル王座を獲得して丸一年を迎えた梅咲遥。4人目の挑戦者・星来芽依は梅咲のデビュー戦の相手であり、同世代ライバルでもある。星来が2020年の「じゃじゃ馬トーナメント」の頂点に立った姿を目の当たりにした梅咲は、星来を強烈に意識。梅咲も翌年の同トーナメントを制覇。しかしその年、星来はプロレス界から姿を消す。2023年春に復活を遂げた星来は、抜群の瞬発力を活かしゴッデス・オブ・スターダム王座に君臨。「私は自団体のシングルを持ち星来さんはタッグのベルトやハイスピードを持ったり団体を背負う選手になりました。そんな2人がデビューから5年越しにシングル、タイトルマッチで後楽園ホールで出来るのはまた遭遇できた嬉しさと共にまたあの頃の負けたくない感情や星来さんが持ってるベルトももちろん視野に入ってきます」とタイトルマッチ、そして再会マッチの意気込みを語った梅咲。絶対センターとして王座防衛は絶対!まさにアイドルなフリルたっぷりニューガウンを纏い、V4へ向け出陣!
まずは挨拶代わりに梅咲がエルボーを一発打つと、星来も呼応。いきなりの打撃合戦に。梅咲がヘアホイップで投げれば星来もやりかえす。星来が無限串刺しドロップキックを打てば梅咲はカウント1で返す。闘志剥き出しのライバル対決は序盤から白熱。梅咲のランニングネックブリーカーで星来は一回転。そこに梅咲は情け容赦ないフットスタンプを突き刺す。回転を加えながらの弓矢固めで星来の体は大きく仰け反る。コーナーへ上った星来をドロップキックで場外へ落とす。梅咲をリング外に落とした星来が場外ダイブするもかわすし、間髪いれずにリング上からフットスタンプを投下。さらにブレーンバスターで場外マットに叩きつけ、観客の度肝を抜く。「星来芽依が知っている梅咲遥ではない」を言葉ではなく技で見せつけるかのような怒涛の攻め。だが梅咲のライバルはこの程度で終わらない。星来のトラースキックがクリーンヒットし、続くSTFに悶える梅咲。命からがらロープに逃げ、低空ドロップキック。星来は豪快なジャーマンと打点の高いドロップキックを続けていく。梅咲のラ・マヒストラルから丸め込みの応酬へ。梅咲がもう一度ラ・マヒストラルを狙うと星来は流れ星。カウント2.99で間一髪梅咲の肩が上がる。梅咲が逆さ押さえ込みからラ・マヒストラルに流れるように繋ぐと、星来も2.99で返す。梅咲のジャーマンの構えを星来が切り返して丸め込もうとするが、梅咲はしぶとくクラッチを離さず、急角度のジャーマンスープレックスホールド。しかしこれでも勝負は決まらない。両者一歩も引かない熱戦に終止符を打ったのは、梅咲がここ一番で出す奥の手・ブラスト。この一撃に流石の星来も全く動けず、3カウント。
V4達成で絶対センターから絶対王者へ一歩近付いた梅咲は「星来芽依。もう会えないと思ってたけど、ディアナに帰ってきてくれてありがとう。所属のリングは違うけど、女子プロレス界を掻き乱したい気持ちは一緒だと思うから、またよろしくお願いします。次は私が乗り込むから」と宣戦布告。ゴッデス王者からのピンフォールで、その星形のベルトももちろん視野に…。続けて「V4やりました!やっぱり防衛戦がめちゃくちゃ楽しい。だから5月も6月も、誰の挑戦でも受けてやる!梅咲遥はこれからもディアナのリングで咲き続ける!」の言葉で力強く大会を締め括った。
バックステージではコメント中に本間多恵が乱入。梅咲の「誰でも」の言葉を受け、本間の地元・名古屋大会での挑戦を要求。梅咲はこれを快諾し、「どこの誰であろうとディアナのセンターを守り抜くと決めているので、V5を目指して頑張りたいと思います」。5.26名古屋のリングで最後に咲くのはどっちだ。

バックステージコメント 梅咲 / 星来 / 本間

【試合結果】2024年4月26日(金)フューチャーサイトvol.20

第1試合   シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 大空ちえ

香藤満月、目指せシングル初勝利!
オープニングマッチに大空ちえが爽やかに登場!ディアナ新人の香藤満月とは初対戦。他団体でタッグながら自力初勝利を挙げた香藤は、シングル初勝利を目指す。POP二度戴冠・若手実力派の大空に真向勝負!
まず序盤の展開はやはり大空リード。ロープ渡りやロープに絡めてのパロスペシャルなど得意技を披露。しかしヘアホイップは香藤がウェイトを活かして耐え、逆に投げきってみせる。大空のスリーパーをエスケープし、ボディアタックやドロップキック、ボディプレスで香藤も反撃開始。エルボーの打ち合いでは先輩の大空に引けを取らず、重い一撃を打つ。大空はタックルで香藤を倒し、ワキ固め。何とかロープに逃げた香藤はロープにしがみついて離さない。ブレイクを主張し、一向に戻ってこない香藤にしびれを切らした大空は無理矢理引き離し、DDTでマットに突き刺す。キックアウトした香藤はボディスラムでマットに叩きつけ、95キロのボディプレスを連発!この重さには流石の大空も苦しんだが肩を上げる。丸め込みを切り返すなど終盤粘りを見せる香藤だが、大空のジャパニーズレッグロールクラッチが決まり3カウントを聞いた。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさ vs マコトユマ&小林香萌

ブルーオーキッド快勝で野望へ前進!小林香萌、ディアナレギュラーへの道?
小林香萌はディアナからのオファーが少ないと不満をぶちまけながら登場。「不破がオファーくれねぇんだよ!」と、ディアナスタッフを猛批判しタンクトップを破り捨て、その様子を見たマコトユマは驚きを隠せない…。2.10梅咲プロデュースマッチでマッチョすぎるピンクコスチューム姿を披露して以来のディアナマット登場だ。
対する“ブルーオーキッド”美蘭&世羅りさは、先日のプロミネンス2周年パーティーでさらにタッグ愛を深めた模様。美蘭の野望は世羅と共に巻くタッグベルト。一つ一つの試合をモノにしてチャンスを手繰り寄せたいところ。
マコトと美蘭がそれぞれ先発したが、早速小林が割って入りマコトとのW攻撃。オファーが来ない逆恨みを美蘭にぶつける小林。小林はマコトを背負い「マコトユマ、70キロ!」と宣言しての合体ボディプレス。マコトの公称体重は59キロだが、どうやらこちらがリアルな数字の模様…。小林自身もダメージを受けながら「いい重さだ!」と手応え。やりたい放題の小林は世羅がラリアットで場外に吹っ飛ばし、やっとマコトと美蘭の一対一に。美蘭は打点が高く美しいフォームのドロップキックを突き刺し、世羅にチェンジ。世羅はリバースカンパーナで激しくマコトを揺さぶる。耐えたマコトはクロスボディで小林にタッチ。小林は無限セントーン投下、コサックダンスで世羅の弁慶の泣き所を蹴りまくるなど大暴れ。世羅はグーで小林の内腿を殴る明らかな反則で窮地を脱し、セラリズムバスターで美蘭にチェンジ。ここで世羅が予告していた「瓦割りっぽい合体技」を初披露!世羅が小林を捕まえ、小林の足をロープにかける。そこに美蘭が飛び込み、ヒップドロップ!小林をマットに叩きつけた。美蘭はさらに大車輪、クリストと畳み掛けていく。小林はフィッシャーマンズスープレックスで反撃しマコトにチェンジ。再びのディアナ10代対決はマコトがドロップキック連発。美蘭はスピードの乗った619。またも小林が割り込み、マコトとのWドロップキック。このチャンスにマコトは素早くバックを取り、レインメーカー式の飛行機投げからフォール。美蘭はカウント2.99でキックアウト。美蘭のスピンキックをかわしたマコトはスクールボーイ。丸め込み合戦は小林がナイスカット。美蘭のスピンキックが今度こそヒット、しかしマコトも意地で肩を上げる。うるさい小林を蹴落とした世羅は、羅紗鋏で美蘭の勝利をお膳立て。美蘭がライオンサルトで世羅の期待に応え快勝!すっかり「勝ちグセ」のついた2人に、怒りの収まらない小林がまたも世羅の脛を狙う!止めに入った美蘭と今井レフェリーも巻き添えを食い、全員が脛の激痛の中勝ち名乗り。小林は倒れたままのマコトを放置し、早々に引き上げていった。とにもかくにも、美蘭の野望に向けて一歩前進!ブルーオーキッド、目指すはタッグ王者だ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs 本間多恵

ディアナの未来へ…ななみ、炎のリベンジマッチ!
ななみvs本間多恵は昨年9月以来のシングルマッチ。前回は大熱戦の末15分時間切れドローに終わり、本間は「ディアナの顔は梅咲だけじゃねぇってところをななみがどう見せてくれるか楽しみになった」とななみの成長を讃え、ななみは「ディアナを背負っていくにはドローじゃ駄目。次は絶対勝ちます」と力強くコメント。
あれから約8ヶ月が経ち、ななみはディアナの若手王座・W.W.W.Dクリスタルを戴冠し大きく成長。ディアナの未来を担う存在として、リベンジなるか。
ななみはゴングが鳴ると、いきなりボディアタックで先制攻撃。エルボー連打、スリーパーと次々に攻めていく。エスケープを許すも、暴れる本間をボディスラムでしっかり投げきり逆エビ固め。本間はこれもエスケープし、エルボーの打ち合いに。しかしななみがバックを取ってダイヤル固め。序盤から猛ラッシュのななみに、本間もいよいよ反撃の狼煙。低空ドロップキックでフォールし、肩を上げたななみの腕を取りワキ固め。切り返したななみは再びのスリーパーでギブアップ狙い。胴締めも加え厳しい攻め。本間はしぶとくロープに足を伸ばす。今度は本間が再びのワキ固め。さらに両腕をがっちりロックしたがななみの足がロープに届く。ななみはノーザンライトで弧を描くがホールドできず、Wダウン状態に。何とか起き上がった両者は対話するようにエルボー合戦。力と思いの乗った打撃で鈍い音を鳴らし合う。均衡を破ったのは本間。飛び付き腕十字で勝負に出るが、極る前にななみが回転してフォールに。キックアウトした本間に、ダイヤル固めからブリッジしてフォールする「セブンスリーホールド」でカウント2.99まで追い込む。絶対に勝ちたい一戦に燃えるななみは二発目のノーザンライトの構え。どうにか持ちこたえた本間がボディスラムの構えに。ななみはこれを切り返し、後ろに大きくぶん投げる!ななみがフォールしようと近付くと、これを読んでいた本間がななみの腕を捕まえる。リング中央での腕十字を何とかロープまで逃げたななみは痛む腕を押さえながら本間のミサイルキック被弾。派手に吹っ飛ばされたななみだが、立ち上がって豪快な裏投げ。しぶとくキックアウトする本間に、ななみはボディプレス投下。これも読んでいた本間がひらりとかわし、落下したななみを丸め込む。その名の通り「アディオス」で熱戦に終止符を打った。
リベンジならずのななみは本間にエルボーを一発打ち、悔しさを露にしてリングを降りていく。本間は「後楽園、頑張れよ」と強敵ZONESとのクリスタル初防衛戦に臨むななみにエールを送った。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&YuuRI vs 尾﨑妹加&炎華

YuuRI登場!梅咲遥と初タッグ結成でディアナマットに新風?
メインはガンバレ☆プロレスのYuuRIが昨年7月のフューチャーサイト緊急参戦以来、久々のディアナ参戦とあって注目のカード。前回は梅咲と対戦したが今回はタッグを組むことに。2人は梅咲の曲に乗って華やかにリングイン。対するはディアナレギュラーの尾﨑妹加と炎華だ。
いつもなぜか炎華に厳しい梅咲は炎華の握手を拒否。気は優しくて力持ちの尾﨑が「酷いだろ!」と炎華の分まで強く梅咲の手を握る。尾﨑の握力に圧倒された梅咲は「先に行ってください…」と弱々しく先発をYuuRIに譲り、握り潰された手の回復を待つ(?)ことに…。
まずは炎華とYuuRIのマッチアップ。2人は超ハイスピードな攻防でファンを魅了。炎華は軽快に、YuuRIは突き刺すようにそれぞれドロップキックを放つ。YuuRIのサッカーボールキックの威力には観客もどよめく。炎華を捕まえたYuuRIと梅咲はW攻撃でいたぶるなど、初めてにして上々のタッグワークを見せる。約5分ものローンバトルを強いられる炎華は、クロスボディをキャッチされてしまうが、ならばとDDTに切り替えYuuRIの脳天をマットに打ち付ける。これでやっと尾﨑が登場。尾﨑はいきなりパワー炸裂!梅咲の上にYuuRIを投げ落とし、さらにその上からセントーンを投下!尾﨑の怪力にYuuRIは得意のキックで対抗。鋭い蹴りに尾﨑は悶絶。梅咲とYuuRIの連携もしっかり決まり、梅咲のミサイルキックで尾﨑を吹っ飛ばす。しかし尾﨑がパワーファイターの本領発揮。アルゼンチンバックブリーカーで梅咲を軽々担いでみせる。YuuRIがカットに入るが、尾﨑の猛攻止まらずダイビングセントーン。この勢いにのって炎華もミサイルキック発射。STFで厳しく絞るも、またもYuuRIが救出。尾﨑の好アシストを受け炎華が丸め込み連発で大金星を狙う。梅咲のピンチにはYuuRIがすかさず飛び込む。梅スプラッシュは尾﨑がカット。しつこい尾﨑をYuuRIが蹴散らし、梅咲のアメジストクロスで決着。初タッグを白星で飾った。
梅咲はマイクを持つと「YuuRIさん、久々の参戦ありがとうございました。なかなかタッグを組む機会がないので、フューチャーならではのタッグとかあっても面白いですよね?またよろしくお願いします」と今後のタッグ継続を匂わせ。YuuRIも梅咲とのコンビに手応えを感じたようで、笑顔で握手をかわした。続けて梅咲は悔しい観客動員に言及。「何のためにフューチャーサイトがあるのか、ディアナの若手は今一度考え直して行きたい」。ディアナのシングル王者であり、絶対センターとしてフューチャーサイトのほとんどの大会でメインを務める梅咲にとって厳しい現実となった。3日後に迫る聖地・後楽園でのビッグマッチは、メインイベントで星来芽依とのシングル防衛戦が組まれている梅咲。チャンピオンとしての真価が問われる。
メインイベント バックステージコメント動画はこちら!

【試合結果】2024年4月21日(日)アミスタ大会vol.56

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負

オープニングマッチはフレッシュな10代対決!
今月でデビュー2周年を迎える中学3年生・14歳の美蘭がリードする展開に、マコトユマも奮起。昨年10月のデビューから自力勝ち星のないマコトは気迫で立ち向かい、力の乗ったエルボーを打つ。美蘭は鋭いドロップキックや619、クロスボディで猛攻。さらに長い脚を活かしたスピンキックがマコトの側頭部を撃ち抜き、観客の度肝を抜く。しかしマコトもこのフォールを切り返し丸め込みを連発し、飛行機投げでニアフォール。コーナーに登った美蘭をデッドリードライブで投げ落とし、しつこく押さえ込む。全て肩を上げた美蘭は、逆さ押さえ込みからジャックナイフ。これを返され、ならばと横十字固めからブリッジでフォールする「Mロールクラッチ」で3カウントを奪い、先輩の威厳を守った。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負

香藤満月と炎華の昨年デビュー同期タッグがディアナの若手王者・ななみに臨む!
ななみと杏ちゃむは奇襲を仕掛け、香藤をターゲットに。香藤もボディプレスで反撃し、ななみとのタックル合戦へ。95キロの香藤のタックルを受けたななみは大ダメージ。それでも「もう一発来いよ」と挑発し、タックル連発を受ける。リングの端まで吹っ飛ばされたななみだが、反撃のタックルで香藤を倒してみせる。替わって炎華と杏ちゃむのマッチアップ。“関節技の天使”杏ちゃむが本領発揮、いきなり炎華をワキ固めに捕らえる。炎華を救出に入った香藤は、コーナーで控えるななみにもアタック!ななみはこの一撃でまたも派手に吹っ飛ばされ、今井レフェリーも思わず「やりすぎ!」。その勢いで杏ちゃむにも向かっていくが、杏ちゃむがキックで迎撃。香藤が杏ちゃむを担ぐと、杏ちゃむはスリーパーに切り返す。香藤は杏ちゃむとななみのドロップキック挟み撃ちを受けピンチに。しかしボディスラムでマットに叩きつけ、炎華との連携攻撃。香藤は50キロの炎華を軽々と持ち上げ、杏ちゃむの上に投げ落とす。もちろん炎華もダメージを受けるが、なんとか立ち上がると今度は香藤との合体ボディプレス!ななみがカットし、杏ちゃむのハイキックが香藤にクリーンヒット!2で返した香藤だが、杏ちゃむの「あの技」で両腕両足を極められ、まさに手も足も出ず絶叫ギブアップを喫した。

第3試合  3WAYマッチ20分一本勝負

元・全女の3人による3WAYマッチ!
ディアナの社長で大先輩の京子が姿を現すと、佐藤とデボラは2人でロープ下げ。これから戦う3人とは思えぬ光景に、京子は思わず苦笑…。デボラは京子の付き人をアピールし、媚びを売る。しかしゴングが鳴ると、佐藤は京子とのW攻撃でデボラ狙い。しかし京子とのW攻撃が成功したのはデボラ。憧れの京子との連携で大喜びのデボラは、京子とハグ…とみせかけてスクールボーイ!キックアウトした京子は「お前のそういうふざけたところが嫌なんだよ!」と怒りのヘアホイップ。続けて佐藤も場外へ投げ飛ばす。デボラと佐藤はリング外から京子の隙を伺うが、苛立つ京子は「上がってこい!」。佐藤が「お前が来い」と挑発すると、京子は佐藤を追って場外へ…。すると今度は佐藤とデボラが素早くリングに戻っていく。京子がリングに上がってくるところを2人がかりで捕まえ、タコ殴りにする佐藤とデボラ。これに京子は怒り爆発!2人まとめてコーナーに追い込み、お尻グリグリ。京子がキャメルクラッチでデボラを封じ、そこに佐藤が「私もお前のそういうところが嫌いなんだよ!」とロープ三往復の低空ドロップキック…を京子に突き刺す!一応助けてもらった形になるデボラは「佐藤さん、ありがとう」と渾身のエルボー。佐藤はジャンピングニーをお返しし、京子にはミサイルキック。佐藤とデボラの1対1に割って入った京子を佐藤がぶん投げ、それを横取りフォールするデボラ。佐藤がカットし、京子はラリアットでデボラをなぎ倒す。コーナーに登った佐藤を京子が雪崩式ブレーンバスター。そこにまたもデボラが横取りフォール。京子の怒りは収まらず、デボラとエルボーの打ち合いに。その背後から佐藤がおぼんで殴打!不意を突かれた京子をよそに、再び佐藤とデボラの一騎討ち。佐藤のジャパニーズレッグロールクラッチは京子のカットがギリギリで間に合う。デボラが京子の指示で佐藤を押さえ、京子がラリアットを振り抜くが、佐藤はひらりとかわしデボラに直撃。この隙に佐藤がエビ固めでフォールし、3カウント。頭脳戦(?)を制した佐藤は思わぬアシストをくれた京子に「京子さん、ありがとうございました」と頭を下げた。

第4試合
~本間多恵選手 Birthday Anniversary~
本間多恵コスチューム着用マッチ 20分一本勝負

4月20日に38歳の誕生日を迎えた本間多恵を盛大にお祝い!
本間と同じく元・アクトレスガールズで欠場中の網倉理奈がリングアナウンサーを務め、櫻井裕子、尾﨑妹加、梅咲遥が本間の入場曲に乗って入場パフォーマンスを完コピ。本物本間もメキシコ遠征時の懐かしコスチュームで登場し、梅咲が初主演した舞台「カウンターノオンナタチ」キャストがリングに集結だ。
本間は「38歳なりたてほやほや、今日は好きなルールでやっていいですか?」と切り出し、「メキシコ遠征の時のコスチュームで来たんですけど、ルチャが好きなので。ノータッチルールでお願いします!」。3人は「どうやったらいいの?」と困惑しながらも合意しルール変更に。
ゴングが鳴ると、普段はSPiCEAPとしてタッグを組む尾﨑が本間を指名。いつもならやる側の鼻フック被弾でいきなり祝福を受ける本間。尾﨑と櫻井がノータッチルールを活かしながら本間を捕まえ、優勢に。しかしSPiCEAPの癖が出てしまった尾﨑は本間との連携で櫻井に攻撃。ハメられた(?)尾﨑に梅咲がドロップキックを突き刺し、本間の真似でバックエルボー。本間ムーブを取り入れながらのエルボー合戦は「本間多恵コスチュームだけど、威力は梅咲のまま…」と苦戦する尾﨑。ならばと尾﨑は急角度逆エビ固め。本間がカットし「SPiCEAP、今年はベルト絶対獲ろうね。あらためてよろしく」と尾﨑に握手を求める。笑顔で応じた尾﨑に本間は裏切りの腹パン。尾﨑は怒りのボディスラムで本間をマットに叩きつけ、セントーン投下。続いて櫻井はコブラツイストで絞る。切り抜けた本間が櫻井をコーナーに振ると、櫻井はコーナー上で本間を待ち構える。「私の腕十字やろうとしてるでしょ」とぶら下がり腕十字を警戒して距離を取る本間。櫻井は「勉強してきたんで…」とどうしてもやりたい様子。断固拒否の本間を尾﨑がコーナーに振り、思惑通り本間の腕を取った櫻井。ところが勉強が足りなかったか、うまく極らず腕十字は不発に…。続いて尾﨑が挑戦するも、これもうまく極らず本間はノーダメージ。梅咲の尾﨑へのぶら下がり腕十字は無事に成功!しかし尾﨑が本間と梅咲2人まとめてアルゼンチンで持ち上げる。尾﨑のサイドスープレックスは本間がカットし、櫻井のブレーンバスターは梅咲が自力でキックアウト。ここで本間が本物らしくサブミッションで櫻井を追い詰め、ミサイルキック発射。続けざまに梅咲のキューティースペシャルが決まるが尾﨑のカットが間に合う。梅咲はミサイルキック、ドロップキックを連続で誤爆してしまう痛恨のミスを犯す。さらに尾﨑のラリアットを食らった本間は、主役なのに大ピンチ!盟友・尾﨑のマイカバスターでピクリとも動けずマットに沈んだ。
何とかマイクを持った本間は「38歳なりたてほやほや本間多恵。3人の本間多恵にやられました。遥、お前…覚えとけよ」と、誤爆連発の戦犯(?)梅咲にチクリ。続けて、「私のバースデーマッチでもあるし、カウンターノオンナタチのメンバーでもあります。そんなメンバーからお知らせがあります」と梅咲にマイクを渡す。梅咲からは「2月にやらせていただいたカウンターノオンナタチ、この度フォトブックを出させていただくことになりました!配信も4月いっぱい見れるのでよろしくお願いします!」と嬉しいお知らせ。詳細は後日X(Twitter)で発表します!お楽しみに!
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