【試合結果】2024年6月23日(日)井上京子凱旋・山形県 南陽大会

会場:南陽市民体育館 サブアリーナ 〒999-2232 山形県南陽市三間通1096
観衆:224名(満員)

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK vs 岡優里佳&マコトユマ

井上京子、自身の凱旋で急遽2試合!オープニングマッチに登場!
美蘭が緊急欠場となる大ピンチ…こんなとき一肌脱ぐのは社長・井上京子!自らの凱旋興行で2試合を行うことに。まずは第一試合に登場した京子。パートナーのデボラKにガウンを託し、豪華な入場となった。対戦相手はディアナ新人のマコトユマ、センダイガールズの岡優里佳。まずは新コスチュームお披露目のデボラと岡が先発。成長著しい岡はマコトとの連携も決め、デボラをいたぶる。京子が豪快にカットし、注目の岡と京子のマッチアップに。京子は高速ブレーンバスターで岡を投げ、キャメルクラッチで絞る。そこにデボラが低空ドロップキックを合わせる。京子からデボラに代わり、岡とのエルボーの打ち合いに。タッチを受けたマコトはドロップキックを連発し、デボラに馬乗りエルボー。デボラの反撃のエルボーにもめげず、気迫を見せる。代わった岡が飛び出すと凄まじい勢いで連続ドロップキックをデボラに突き刺す。続く足4の字固めはエスケープを許したが、間髪入れずに丸め込み。岡が抜群の運動量で翻弄するも、デボラが逆片エビ固め、クロスフェイスロックで岡の動きを止める。デボラのバックフリップはカウント2に終わり、京子にチェンジ。京子はタックルで岡を吹っ飛ばす。岡は負けじとワキ固め、鋭い低空ドロップキック、ダイビングクロスボディと続けていく。代わったマコトも京子相手に気合い充分。丸め込みをしつこく連発していく。若手コンビの奮闘が光るが、井上京子の牙城は崩せず。京子のラリアットが唸りを上げ、地元ファンに“天才レスラー”たる所以を見せつけた。

第2試合 プロレスリングDEWA提供試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
チェリーマン&平田明&メリーザキッド vs Greed&西崎雄鬼&YU-TA

ディアナ山形大会恒例!ご当地団体“デワプロ”提供試合!
山形県のプロレスファンにはお馴染みの「デワプロ」ことプロレスリング・デワが、迫力ファイトで今年も京子の凱旋を大いに盛り上げた。試合終盤、平田からタッチを受けたメリーを捕まえた西崎とGreed。2人がかりでメリーをマットに叩きつけ、間髪入れずGreedが美しいムーンサルトで舞い、10分4秒の決着となった。ディアナの山形大会開催にあたって欠かせない存在となっているデワプロの面々。今後もよろしくお願いします!

第3試合 シングルマッチ20分一本勝負
Himiko vs 香藤満月

Himiko、新技披露で快勝!
まずはHimikoがヘッドロックでぐいぐい絞り、香藤が暴れてもそのクラッチを離さない。ようやく抜け出した香藤だが、次はキャメルクラッチに捕まる。ロープが遠い香藤をファンが拍手で後押しし、どうにかエスケープ。流れを掴んだHimikoは、この勢いで「香藤満月、100キロ!上げるぞ!」とボディスラムの構え。しかしヘビー級の香藤がボディスラムでHimikoを投げつけ、「まだ96キロ!」と怒りの反論。体格を活かしたパワーファイトを見せる香藤に、Himikoは得意の関節技で対抗。Himikoのレッグシザーズネックロックで、香藤は再び苦悶のロープエスケープ。スタミナを削られ、打つエルボーに威力はない。Himikoは涼しい顔で受けきり、エルボースマッシュ。苦戦する香藤に、Himikoは満月コールを煽る余裕さえ見せる。気持ちで立ち向かっていく香藤をHimikoが巧みに封じ、リバースインディアンデスロックで足攻め。香藤は逆襲のボディプレス連発。約100キロ×4回、さすがにこれは苦しいHimikoだが、先輩の意地で肩を上げる。Himikoはブルドッギングヘッドロック三連発で再び流れを取り戻し、初披露となるフロッグ式のギロチンで勝負を決めた。Himikoはこの技に、愛する男闘呼組の曲名より「ロックよ、静かに流れよ」と命名。52歳で青春真っ只中のHimiko。50代よ、熱く燃えよ!

第4試合
桜井歯科医院・株式会社 秀電社・株式会社 鈴木健鉄工業所・結城酒店 協賛
井上京子選手凱旋 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
井上京子&ジャガー横田&アジャコング vs 佐藤綾子&梅咲遥&ななみ

メインイベントは再び井上京子登場!女子プロ界の重鎮VSディアナチャンピオンズ!
井上京子凱旋興行のメインイベントを飾るのは、井上京子、ジャガー横田、アジャコングの超豪華トリオ!その対角ではこちらも豪華にシングル王者・梅咲遥、タッグ王者・佐藤綾子、クリスタル王者・ななみ。ディアナのチャンピオンが集結し、普段なかなか見ることのできない激レアカードが実現した。
試合はいきなり場外乱闘に!アジャは梅咲を客席に投げ飛ばし、ジャガーはパイプ椅子でななみを殴打、そして京子は佐藤をリングに打ち付ける。やっとリングに戻るとチャンピオントリオはアジャ相手に正々堂々の真っ向勝負!しかし梅咲が捕まってしまい、シングル王者は大ピンチに。アジャ、ジャガー、京子の猛攻を受けまくる梅咲。京子はダンシングツリー、モンゴリアンチョップ、エルボー、高速ブレーンバスターと、次々に攻めていく。梅咲が隙をついてやっとななみにチェンジし、ジャガーとななみのマッチアップ。ななみはタックルでジャガーを倒し、バックを取るとダイヤル固めで大回転!再び梅咲に代わり、梅咲のランニングネックブリーカー、滞空時間の長いブレーンバスターが決まる。ジャガーはアジャにタッチ。アジャはエルボードロップで観客を沸かせる。続けて「終わりにします」とフィニッシュ宣言でブレーンバスターの構えに。振りほどいた梅咲が低空ドロップキックを突き刺す。もう1人の山形県出身レスラー・佐藤綾子がここで登場!京子との山形県人対決に。佐藤はおぼんの達人でフォールするが、出羽孝健レフェリーの厳格なジャッジでノーフォール。ならばとおぼんを捨て、ジャパニーズレッグロールクラッチ。ジャガーがカットに入り、佐藤には梅咲が加勢。しかし京子は怪力で2人まとめてブレーンバスター!続いてななみが飛び出し、京子との迫力のタックル合戦。高校生ながら京子をタックルで倒すパワーを山形のファンに見せつけ、拍手喝采を浴びる。そこにボディプレスを投下するがカウントは2。すると梅咲と佐藤が連続ミサイルキックで強力な援護射撃!このチャンスにななみが111キロの京子をなんとノーザンライトスープレックスでぶん投げ、ななみの成長ぶりに会場は大盛り上がり。コーナーに上るななみをジャガーが捕まえ、京子もコーナーへ。雪崩式ブレーンバスターでさっきのお返しとばかりにななみをぶん投げ、ナイアガラ宣言!慌てて佐藤と梅咲が阻止するが、アジャが一斗缶で2人を次々と排除。京子は再びナイアガラの構えに。今度こそ井上京子の代名詞・ナイアガラドライバーが火を吹いた。この一撃にななみは動けず、3カウント。山形県南陽市が生んだ天才レスラー・井上京子が、自身の凱旋大会のメインを白星で飾った。
マイクを持った京子は「南陽大会、満員になりました。ありがとうございます。あと何年プロレスできるか分からないですが、引退するまで応援してください!」とご挨拶。京子、そして満員のファンの笑顔で、南陽大会は幕を閉じた。