第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥 vs Anna
◯梅咲遥 (7分0秒 ギブアップ) Anna●
※逆エビ固め
デビュー4戦目のAnnaの相手を務めるのはシングル王者で絶対センター、梅咲遥!その梅咲に、Annaはゴングと同時にスクールボーイや逆さ押さえ込みなど丸め込みでいきなり猛攻!カウント2で返されても果敢にドロップキック連発。梅咲も得意のドロップキックで反撃し、髪を鷲掴みにしてヘアホイップ。逆エビ固めでギブアップを迫るが、Annaは懸命にロープエスケープ。梅咲はロープを掴んだAnnaをはりつけにしてドロップキック。「なになにー?こっちもー?」とファンの要望に応えるように各方角にAnnaをはりつけてドロップキックを突き刺していくが、今井レフェリーは「誰も言ってない」とツッコミ。横暴な梅咲にセコンドからは「やめろ」!まだまだ暴れ足りない梅咲はAnnaの髪を引っ張りながら「まだまだいきますよー!」とファンの手拍子を煽る。Annaはドロップキックで反撃に出るが、梅咲がエルボーで一発で黙らせる。Annaも力いっぱいエルボーを打ちまくるが、やはり梅咲が一撃で圧倒。何度跳ね返されても何度も立ち上がるAnna。エルボー連打で梅咲をロープに押し込むが、今井レフェリーは「そのくらいいいよ」とエスケープをスルー。梅咲はロープにもたれながらひたすらエルボーを受けまくる羽目に。結局、計66発も食らった梅咲は流石に「痛い…」。それでもこの日2度目の逆エビ固めでギブアップを奪った絶対センター。反則をスルーし続けた今井レフェリーへ怒りを滲ませながらリングをあとにした…。
第2試合 3WAYマッチ20分一本勝負
美蘭 vs 世羅りさ vs 大空ちえ
●美蘭(6分6秒 エビ固め)世羅りさ◯
※カサドーラを切り返して
※もう1人は大空ちえ
引退を控えた世羅、そして世羅を慕う2人による複雑な3WAY。世羅の入場時には美蘭と大空が猛ダッシュでロープ上げの権利を奪い合う。結局2人でロープを上げ、戸惑いながら世羅リングイン。世羅がちらりと美蘭に目をやると、視線をゲットした美蘭がガッツポーズ。2人は世羅とがっちり握手しながら腕を引っ張り「離せよ!」と威嚇し、世羅の奪い合いに。そのままゴングが鳴ってしまい、困った世羅は「今日は3WAYだから、どっちと組むとかない!こんなことでワシを取り合わないでくれ」と懇願。しかし美蘭と大空がWドロップキックで世羅を吹っ飛ばす。こうして“ブルーオーキッド”の美蘭と“#蒼焔継承”の大空ちえが世羅を巡ってタイマンバトルに。美蘭が「世羅さんは美蘭のもの!」とドロップキックを突き刺せば、大空はロープ渡り…すると「どっちと組むとかない」と言っていたはずの世羅が「よくも美蘭ちゃんを…」と大空を投げ落とす。精神にダメージを受けた大空はブルーオーキッドの合体フットスタンプを巧みに破り、セラリズムバスターを誘発。マットに叩きつけられた美蘭は場外へ転げ落ちてしまう…。「どっちと組むとかない」と言っていたはずの世羅が「よくも美蘭ちゃんをー!!」と大空に突進!大空はカウンターのぶら下がり腕十字で迎撃し、ミサイルキック発射。大空は「酷い…酷いよ姐さん、美蘭ちゃんばっかりー!」と嫉妬心大爆発の猛攻!美蘭がカットに入り、「ありがとう美蘭ちゃん…」と油断した世羅に飛び付いてクリスト。エスケープした世羅に619で追撃。ここで戻ってきた大空が「ダブルー!」と世羅との合体攻撃…だが美蘭がかわして2人まとめてクロスボディ。これをキャッチした世羅と大空。「お前、絶対落とすなよ。美蘭ちゃんは落としちゃダメ!」と結局は美蘭のことばかり考えている世羅…。大空はあっさり手を離し、美蘭にドロップキック、そして世羅にはフィッシャーマンズスープレックス。美蘭を場外へ投げ捨て「ブルーオーキッドめ!」と怒り爆発のバックドロップで世羅をフォール。すると美蘭がライオンサルト!慌ててフォールを解除して回避した大空に代わって美蘭がフォール。大空がストンピングでカット。美蘭と大空のエルボーの打ち合い、割り込んだ世羅に大空がジャパニーズレッグロール、カットした美蘭がMロール、カットした大空が横十字、カットした美蘭がスクールボーイ…と、ひたすら丸め込まれては救われる世羅。世羅が羅紗鋏で大空の動きを止めたところで美蘭が世羅にカサドーラ。世羅がこれをくるりと切り返し、エビ固めでスリーカウント。試合は終わっても、世羅を巡る戦いは終わらない。申し訳なさそうに勝ち名乗りを受ける世羅に鋭い視線を送る2人…。世羅は美蘭と抱き合い、その様子を険しい表情で見つめていた大空には12.14 PURE-J後楽園大会でのタッグベルト挑戦に向けて「今度組むから」とアピールし、逃げるように去っていった。世羅とともにベルト挑戦が決まっているものの、握手もハグもなし…大空が崩れ落ちていく一方、勝ち誇る美蘭。試合には敗れたがマウント合戦には大勝利?
第3試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
井上京子 & 羽多乃ナナミ & 香藤満月 vs Himiko & 尾﨑妹加 & 神姫楽ミサ
○井上京子 & 羽多乃ナナミ & 香藤満月 (14分37秒 パワーボム) Himiko● & 尾﨑妹加 & 神姫楽ミサ
ナナミ軍(仮)が勢揃い!「行きます!」と威勢よく先発を買って出る香藤と「行く。リーダーだから。下がって」とチームリーダーの責任を全うしたいナナミが口論に。見かねた京子が「じゃあ私行く」と手を上げると、2人は「どうぞどうぞ」とあっさり譲る。お笑いトリオのように息のあった(?)3人の戦いぶりに注目だ。ゴングが鳴ると京子と神姫楽がエンジン全開の真向勝負!神姫楽がタックルやエルボーで京子に向かっていくが、京子はタックル一撃で神姫楽を倒し、ダンシングツリー…が、「みじかっ」とうまく足がかからずまさかの未遂に。気を取り直して、次はナナミがスリーパーや串刺しボディアタック。再び京子が神姫楽の「面白い顔」にお尻を押し付けて圧迫。可愛い顔をボロボロにされ、続いてナナミのキャメルクラッチに香藤の近所迷惑な大声と、すっかり捕まってしまった神姫楽。尾﨑のアシストでボディアタックを打ち、Himikoにチェンジしてようやくピンチ脱出。Himikoが得意の関節技やブルドッギングヘッドロックで再び神姫楽にチェンジ。神姫楽はイノシシムーヴから串刺しスピアー、タックルと猪突猛進ファイト。ナナミもタックルで応戦し、香藤にチェンジ。だが香藤はナナミを引きずり「一緒に行きますよー!」と強制W攻撃。2人の力で神姫楽をなぎ倒し、その上にナナミを設置し、その上から香藤がボディプレスでフォール。一番下の神姫楽が自力で肩を上げたが、真ん中のナナミも大ダメージ…。香藤は「もう大丈夫です」とナナミをコーナーに帰し、神姫楽との一対一に。神姫楽はミサロックで絞り、回転エビ固めへ移行してフォール。2に終わると尾﨑にチェンジ。尾﨑と香藤のパワー対決だ。タックルで激しくぶつかり合い、香藤が尾﨑を吹っ飛ばす。続いて京子と尾﨑、こちらもパワー対決!燃える尾﨑はエルボーやラリアットで向かっていくが、京子は簡単には倒れない。それでもロープの反動を使って加速し、渾身のラリアット!尾﨑が京子を倒すと観客は拍手喝采!良い流れでタッチを受けたHimiko。カーフブランディングにエースクラッシャーと、京子から教わった技で京子に連続攻撃だ。しかしHimikoがコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、Himikoは致命傷をう。ナナミと香藤に「押さえといて!」と指示し、尾﨑と神姫楽を封じると、リングは京子とのHimikoの一騎討ちに。天才レスラー・井上京子がこのチャンスを逃すはずもなく、パワーボムでHimikoをマットに沈めた。
第4試合 タッグマッチ 20分一本勝負
[INVA]佐藤綾子 & AKARI vs 中森華子 & デビー・カイテル
[INVA]●佐藤綾子 & AKARI (11分22秒 雁之助クラッチ) 中森華子◯ & デビー・カイテル
※中森がInvader or Innovatorに加入。
11.9アミスタでは、AKARIがINVAに電撃加入!そして佐藤はこれまで秘めていた思いをついに明かす。「華をINVAに迎えたい」──中森の答えは「入るわけねーだろ!」。袂を分かった2人は、こうして直接対決へ…しかしそのカードは、まさかのデビーと中森のタッグ!綾華の亀裂は4.6アミスタでのデビー乱入が発端だ。混ぜるな危険の2人がついに初タッグ、そして対角にはすっかり仲良くなった佐藤とAKARI…。カードに不満のデビーはAKARIに「AKARIさん、チェンジ…」とパートナー変更を要請するが当然通用せず。中森は握手を拒否。ヒリつくような緊張感の中、中森がゴングを待たず単騎特攻!だが佐藤とAKARIが早くも捕まえW攻撃。デビーはカットする素振りも見せず…。中森はランニングネックブリーカーで2人まとめてなぎ倒し、佐藤には怒りのキックをお見舞い。そして青コーナーに戻ると「チェンジ」とデビーに張り手!デビーもエルボーで応戦し、ますます危険な雰囲気に…。デビーが「一緒に」「come on!」と中森を呼び込んでも「1人でやれよ」と断固拒否。協力する気は全くない中森の髪を掴んで強引にリングに引き入れたものの「何をやるんだよ!」と興奮状態の中森はデビーと全く息が合わず…デビーと中森のトレイン攻撃は佐藤が返り討ちにする。一方佐藤とAKARIは余裕の戦いぶりだ。簡単にINVA加入を決めたAKARIに対しても荒々しく向かっていく中森。 AKARIはミサイルキックで迎撃する。中森もフィッシャーマンズスープレックスや顔面蹴りで反撃。タッチを受けたデビーはニーアタックやスライディングエルボーなど、得意の打撃攻勢に豪快なブレーンバスター。AKARIもビッグブーツやラリアットで応戦し、こちらもブレーンバスターでフォール。カウント2に終わり、佐藤にチェンジ。佐藤はミサイルキック、ジャンピングニー、Wアームスープレックスからドラゴンスープレックスの構え。これはデビーが振りほどいて巻き投げに切り返し、ビッグブーツ。すると佐藤も火が着いたようにデビーの顔面を蹴りまくる。デビーが佐藤の蹴りをキャッチして動きを止め、投げ捨てるようにブロックバスター。中森にチェンジする。中森と佐藤のマッチアップは、やはり互いに感情爆発!中森がシャイニングウィザードで佐藤を蹴り倒し、ストレッチマフラーでぐいぐい絞るがAKARIがカット。ならばと雄叫びを上げながらヘッドバット連発。ここでデビーがビッグブーツで飛び出すが中森に命中してしまう。キレた中森はデビーに「ふざけんじゃねぇ」と声を荒らげ、佐藤がドロップキックで2人を吹っ飛ばす。そして佐藤のおぼんを奪ったデビーが汚名返上のお盆攻撃…のはずが、これもまた中森にクリーンヒット。ふらついた中森にAKARIの619、佐藤のジャーマンで集中砲火。ピンチを招いたデビーが自らカットで救い、中森のフィッシャーマンズバスターで佐藤がマットに真っ逆さま。死力を尽くす佐藤と中森はWダウンに。何とか立ち上がった佐藤がAyako’s EXで絞るがこれもすかさずデビーがカットに飛び出す。佐藤が中森のバックを取り、必殺ドラゴンの構え。ここでデビーがコーヒーミスト噴射!中森は寸前で回避し、コーヒーを浴びたのは佐藤!デビーの好アシストが佐藤の視界を奪い、大チャンスを迎えた中森は本人公認の雁之助クラッチ!今は大嫌いなかつての盟友・佐藤綾子を仕留めた。
マイクを持って立ち上がった佐藤は「負けて言うのもなんだけど…熱い試合できんじゃんウチら。デビーさんとのタッグもめちゃくちゃ面白かったですよね?INVAで一緒に面白いことやっていこうよ。一緒にやろう」と再びの説得を試みる。デビーの暴走により中森とのタッグ王座を明け渡すことになったが、それでもデビーとのコンビを結成した真意は、熱い試合、面白いディアナをファンに見せたい一心だった…のかもしれない。パートナーを信じてこの日を待っていた佐藤は、中森に手を差し伸べる。
大熱戦を通じて盟友の強い思いに触れた中森は、無言のまま佐藤と握手をかわした。AKARI、Himiko、そしてデビーとも…。会場は温かい拍手に包まれ、AKARIに続いて中森華子もINVAに正式に加入となった。
バックステージでようやく笑顔を見せた中森は「私が入ったからには最凶のユニットしにします」と決意表明。デビーも「中森さん、AKARIさん、最高です。Welcome to INVA」と歓迎した。Invader or Innovator、紆余曲折の末に超強力新メンバーで戦力大幅アップ!ユニット抗争からますます目が離せない!




