※Himikoは膝の怪我のため欠場。
対戦カードが変更となった。
タッグマッチ
梅咲遥&神姫楽ミサvs Himiko&若菜きらり
↓
3WAYマッチ
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり
第1試合
シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 網倉理奈
●香藤満月 (10分49秒 片エビ固め) 網倉理奈◯
※ダイビングセントーン
第一試合はいつも明るく元気な網倉と香藤。しかしこの日はいつになくシリアスな雰囲気に…。 香藤はいつも通り大声をあげながら網倉をロープに押し込む。タックルのぶつかり合いはまず網倉が香藤を倒すが、香藤も負けじとロープの反動で加速し網倉を倒す。互角のタックル合戦から網倉が逆片エビ固め。ロープに逃げたものの、腰を押さえ痛みをこらえる香藤。網倉は容赦なく香藤の腰を踏みつける。続くボディプレスは回避した香藤がお返しのボディプレスでフォール。カウントは2に終わり、網倉をショルダースルー。網倉も負けじと香藤をショルダースルー。香藤が逆片エビでギブアップを迫り、耐える網倉にボディプレス、バックエルボー、ボディスラムにクロスボディと大きな体を活かして猛攻。タッグ王者は全て返し、串刺しボディアタックにローリングチョップ。そして97キロの香藤をま、さに力技のサイドスープレックスでぶん投げてみせる。キックアウトした香藤だったが、続くダイビングセントーンで網倉が勝負を決めた。 タッグ王者として、クリスタル次期挑戦者として、明るいキャラクターだけではなくレスラーとしての強さを見せた2人。今後に戦いぶりに注目だ。
第2試合
3WAYマッチ20分一本勝負
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり
◯梅咲遥 (9分34秒 ラ・マヒストラル) 若菜きらり●
※もう一人は神姫楽ミサ
Himikoが膝の怪我で欠場し、タッグから3WAYにカード変更。2回目の「ポニーテールズ」はお預けとなった。若菜はキャリア初の3WAYに臨むことに。若菜が神姫楽に握手を求めると「はぁ?」と冷たい反応の梅咲。ビビりながらも梅咲に握手を求めた若菜。梅咲が手を伸ばすと、強心臓の新人が奇襲のエルボー!試合開始のゴングが鳴り、梅咲は神姫楽とともに若菜を捕まえる。早くも「しゅっ!しゅっ!」とイノシシムーブからトレイン攻撃、ドロップキック挟み撃ち。3WAYだがポニーテールズの連携炸裂だ。勢いに乗る神姫楽は「終わりだ~!」と雄叫び。若菜をボディスラムでマットに叩きつけ、神姫楽に「(コーナーに)のぼれ~!」と指示する梅咲。しかし梅咲はその隙にフォール。若菜がキックアウトしたものの、慌てて飛び降りた神姫楽は激怒。「おい!何やってんだ!何で上らせた?!」。梅咲は「何がポニーテールズだ!てめぇ今日ハーフツインじゃねーか」と神姫楽の髪型が不満な模様…。その神姫楽の髪を鷲掴みにしヘアホイップ連発。「ポニーテールズは特別感だから」と神姫楽の言い訳も聞く耳持たず、コーナーに追い込んで顔面を踏みつける。梅咲の鬼の形相に圧倒されたか、今井レフェリーも反則カウントをうっかり取り忘れてしまい神姫楽は激怒!梅咲はハーフツインの神姫楽をポニーテールの若菜とともにいたぶり、新生ポニーテールズをアピールする始末。と思いきや若菜を場外へ落とし、梅咲は神姫楽と一騎討ちに。荒ぶる梅咲が渾身のエルボー。神姫楽もイノシシのようなタックルにしっかり腰を落とした逆エビ固めで反撃し、そこに若菜も乗っかりキャメルクラッチ。神姫楽は梅咲のリボンを奪って投げ捨て、若菜と共にドロップキック。今度は梅咲の回転エビ固めを若菜がドロップキックでアシストすると「ちょっときらり?何?何で蹴ったの?」と詰め寄る神姫楽。「間違えちゃいました」と謝る若菜だが、舌の根も乾かぬうちに神姫楽にドロップキックやポンスタナーで襲いかかる。初3WAYにして先輩を翻弄する若菜は神姫楽とエルボーの打ち合いに。女の情念ほとばしる(?)エルボー合戦に梅咲が割って入り、ランニングネックブリーカーで2人まとめてなぎ倒す。若菜もクリストや変形ネックブリーカーで応戦。そこに神姫楽もダイビングセントーンを投下して梅咲をフォール。すると若菜がダイビングフットスタンプで強烈カット!梅咲はたまらず場外へ転落。若菜は神姫楽の腹にフットスタンプを何度も何度も落とし、神姫楽は絶叫しながらもカウント2で返す。ならばと若菜はカサドーラや逆さ押さえ込みと丸め込み攻勢に。リングに帰還した梅咲も加わり3人が丸め込みでフォールを奪い合った末、神姫楽のフォールをドロップキックで吹っ飛ばしてカットした梅咲がラ・マヒストラルで3カウント!3人の本性が見えた一戦となった…?
第3試合
シングルマッチ15分一本勝負
羽多乃ナナミ vs みず葉
◯羽多乃ナナミ (12分18秒 ノーザンライトスープレックスホールド) みず葉●
JTOからディアナマット初登場のみず葉。迎え撃つのは羽多乃ナナミ!みず葉は初参戦にしてタッグ王者とのシングル戦に臨むことに。序盤は手の内を探りつつナナミがリードしていく。すっかり王者の風格を纏った19歳は余裕の表情で試合を優位に運んでいく。みず葉がドロップキックを放つも、ナナミは倒れず持ちこたえてみせる。エルボーの打ち合いでもナナミが圧倒。みず葉は逆片エビ固めをド根性でエスケープ。スタミナを削られたみず葉だが、低空ドロップキックから反撃の狼煙を上げる。ピッチングチョップ、ホームスチール、クロスプレーと得意の野球ムーブで流れを変え、テキサスクローバーホールドでナナミを絞り上げる。ナナミがエスケープしてもバッティングチョップ、ボディスラムで攻め手を緩めない。ナナミも変則ロープワークからタックルやボディアタックで試合の主導権を取り戻すが、みず葉がローリングジャーマンでニアフォール。全て返しきったナナミはデスバレードライバーでみず葉を強烈にマットに叩きつけ、ダイビングボディプレスでフォール。これはカウント2で返され、試合時間残り3分のアナウンス。ナナミは冷静にみず葉を起こし、トドメのノーザンライトスープレックスで鮮やかなブリッジ。がっちりフォールし貫禄勝利を納めた。
メインイベント
タッグマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル & AKARI vs櫻井裕子 & 光芽ミリア
◯デビー・カイテル & AKARI(12分12秒 体固め)櫻井裕子 & 光芽ミリア●
※エスプレッソ
メインを飾るのはアイルランド出身のデビーとチリ出身のAKARI。団体の垣根も国境も越えた国際タッグだ。対角の櫻井裕子は前回のデビーとの対戦でコーヒーミストを浴びており、リベンジに燃える。握手を求めた光芽の顔面をデビーが蹴飛ばすと、早くもヒートアップ。櫻井がデビーに蹴りを入れるとゴングが鳴る。櫻井がデビーにドロップキックを突き刺し、光芽も得意のキック。デビーはヘアホイップで光芽をコーナーに追い込み、AKARIがみぞおちにヒザを入れる。光芽がドロップキックで反撃し櫻井にチェンジ。AKARIもデビーにチェンジし、因縁のマッチアップ再び。デビーはスピードの乗った串刺しのラリアットにニーアタック。櫻井がビッグブーツを打てばデビーもビッグブーツ。デビーが櫻井をまたもコーナーに追い込みジャンピングニー。デビーがAKARIに合図を出すと、AKARIはなんと好評発売中のデビー水着ポートレートを取り出す。山形大会では飛ぶように売れたというセクシーなポートレートで今井レフェリーの気を引き、この隙にデビーは反則三昧!興奮状態のレフェリーを尻目に、デビーとAKARIが試合の主導権を握る。AKARIがぶら下がり極楽固めやミサイルキックに脇固めで櫻井をいたぶると光芽が助太刀に入りトレイン攻撃。櫻井と光芽の息ぴったりWドロップキックから櫻井がコブラツイスト。AKARIがロープに近づくと後ろに倒してフォール。長身から放つブレーンバスターをお見舞いして光芽にチェンジ。光芽はスリーパーでAKARIを捕獲し、AKARIがじりじりとロープに逃げようとすると櫻井の「戻せ!」の声でリング中央に引きずり戻す。たまらずデビーがドロップキックでカットするが、光芽は国際タッグだの誤爆を誘い、スイングDDTでAKARIをフォール。返したAKARIの619を回避した光芽は鋭いキックを連発。AKARIはラリアットで応戦。タッチを受けたデビーは多彩な関節技で光芽の動きを封じる。櫻井のカットに救われた光芽が力強いエルボーにミサイルキックを続けてフォール。デビーは自力でキックアウト。お返しにニーアタックを突き刺し、ロープにはりつけクロスボディ、加勢したAKARIも今度こそ619。国際タッグの連携を食らった光芽を救出に入った櫻井だが、AKARIに捕まり、デビーのコーヒーミストをこの日も浴びてしまう…。コーヒーまみれの櫻井は場外へ落ちてしまい、リングに残った光芽は孤軍奮闘。ここでまさかの事件が発生…。猛然とダッシュする光芽に、セコンドの佐藤綾子が場外からおぼんを投げつけ、デビーの勝利をお膳立て。光芽の動きが止まり大チャンスを迎えたデビー。エスプレッソで光芽を仕留めた。
おぼんについては「何もしてない」とすっとぼけながらマイクを持った佐藤は「何度か言ってるんですけど、ちょっと私には考えがあって。そろそろ実行しようかなって。その前にやっぱ腰にしっかり巻くもの巻いて…。にじゅうまるいますか?私らともう1回やってもらっていいですか?」とにじゅうまるを呼び出す。ナナミは「確かに次の挑戦者はまだ決まってないんですけど。 今やってたみたいな卑怯な手を使って挑戦はちょっと違うんじゃないかなって思うんですよ。私は違う人とやりたいんですけど」と、強引にしつこくベルトを狙うデビーと佐藤にNOを突きつける。しかしパートナーの網倉は「何回目ですか? なんか卑怯な手使って…」と呆れながらも「こんなに大先輩が考えがあるって言って、私たちに挑戦したいって言ってくれてんだったら。やってやるよ」と意外にも乗り気だ。前王者組の綾華からベルトを奪った4.6アミスタでは、勝ったものの試合内容に涙。4.27後楽園でカフェイン&クラッシュを相手に初防衛を経て、王者としての自信と自覚が芽生えたようだ。網倉の言葉に背中を押されたナナミ。「前回は私たちが勝ってるわけだし、何回挑戦されても勝つのがにじゅうまるってことだよね。いいですよ。じゃあ2度目の防衛戦受けて立ちます」とカフェイン&クラッシュとの再戦を受諾した。「何度もやっても勝てるって、証明してよ」と佐藤は不敵な笑み。デビーは「網倉さん、ナナミさん。時間切れです」と、網倉が宣言した“にじゅうまるの時代”終了を通告。なお、タイトルマッチは7.27アミスタで行うことが決定した。
バックステージでは「次は私たちがチャンピオンシップに挑戦ってわけね!楽しみにしてなさいよ!それから、忘れないで。私のビキニポートレートが Diana STOREでNow on saleよ!今すぐチェックしなさい!」と、試合でも活躍した(?)水着ポートレートの通販をPRする余裕さえみせたデビー。するとここにも乱入者が…今井レフェリーがデビーの水着に釣られ「おお!ビキニ!ビキニ!」と興奮状態で現れる!デビーはコーヒーミストで今井レフェリーを撃退し「何なのこの人?」と冷たく言い放って控室へ引き上げていった…。