4.19後楽園ホール大会でオープニングアクトとして登場した終末のステラ。
その終ステとディアナのコラボ動画をYoutubeで公開!
明るく個性的なパフォーマンスを披露する終ステの歌声に、ディアナの熱いファイトをミックス。試合を観戦する終ステメンバーの様子はここでしか見られない貴重映像です。
旗揚げ15周年のディアナとデビュー5周年の終ステによる、大会の熱狂をぎゅっと詰め込んだスペシャルムービーとなりました。ファン必見!ぜひご覧ください!
Directed by KOU
4.19後楽園ホール大会でオープニングアクトとして登場した終末のステラ。
その終ステとディアナのコラボ動画をYoutubeで公開!
明るく個性的なパフォーマンスを披露する終ステの歌声に、ディアナの熱いファイトをミックス。試合を観戦する終ステメンバーの様子はここでしか見られない貴重映像です。
旗揚げ15周年のディアナとデビュー5周年の終ステによる、大会の熱狂をぎゅっと詰め込んだスペシャルムービーとなりました。ファン必見!ぜひご覧ください!
Directed by KOU
試合開始前にはオープニングアクトとしてアイドルグループ・終末のステラが初登場。観客席ではペンライトが揺れ、個性豊かなメンバーによる激しいダンスでリングが揺れる。約15分間、ノンストップで3曲を熱唱し、大会を盛り上げた。ライブ後はプロレス観戦も楽しんでいたようだ。ディアナは15周年、終ステは5周年。初にしてメモリアルなコラボとなった。
◯美蘭(9分11秒 エビ固め)タバタ●
※ライオンサルト
4月17日に旗揚げ15周年の記念日を迎え、新たな歴史を紡ぐ後楽園大会が開幕。ディアナの未来を背負って立つ美蘭がオープニングマッチに登場。このところルチャドーラとの対戦が多い美蘭はこの日もCMLL所属で一流レスラーの血を引くタバタと対戦。メキシコでは「ルチャリブレ界の可憐なヒロイン」と呼ばれるタバタ。美蘭との日墨ニューヒロイン対決だ。
序盤はタバタのルチャならではの動きにしっかりついていき、ハイスピードな攻防で観客を沸かせる美蘭。低空ドロップキックで場外に落下させ、追撃のプランチャを発射。リングに戻ると619にハイキックと足技が炸裂。タバタは鎌固めでぐいぐい絞り、体勢を崩されてもクラッチを離さない。美蘭がエスケープすると今度はストレッチ技から素早く丸め込んで翻弄するタバタ。美蘭もクリストでギブアップを迫るがタバタも粘りを見せる。エスケープしたタバタは美蘭の蹴り足を掴むと、なんとそのまま担ぎ上げて後方にぶん投げる!超大技で観客の度肝を抜いたタバタだったが、続くムーンサルトはかわされ自爆に。今度は美蘭がライオンサルトで宙を舞い、クリーンヒット!ディアナ16年目は16歳の美蘭の白星で幕開けだ。
●Anna&尾﨑妹加&神姫楽ミサ&炎華(15分14秒 オクラホマロール)真琴◯&網倉理奈&タリー&コスミック
※キャプテン(試合前に抽選で決定)=Anna、真琴
※退場順=タリー、網倉、尾﨑、コスミック、神姫楽
シークレットキャプテンフォールマッチは、キャプテンからスリーカウント・ギブアップ・オーバー・ザ・トップロープのいずれかを奪うまで試合が続行されるルール。キャプテンは試合前の抽選により、このカードで最もキャリアの浅いAnnaとキャリアの長い真琴に決定しているが、戦う選手たちには知らされていない…。実力だけでなく、運と駆け引きが求められる特殊ルールだ。真琴軍からは初登場のタリー、Anna軍からは唯一のディアナ所属としてAnnaが先陣を切る。タリーはオーストラリアから来日し、後楽園への参戦を「夢の旅」と表現。日本のプロレスの聖地で気合みなぎるタリー。Annaは骨折による欠場から復帰を迎え、こちらも気合は充分なはずだ。しかしタリー178センチにAnna155センチ20センチと、体格差は20センチ以上。キャリアはタリーが11年、Annaは半年…。本人達は全く自覚はないが、Anna軍はゴングが鳴る前から実は大ピンチに陥っている。試合が始まると、タリーが体格を活かして圧倒。ドロップキックを受けてもびくともせず、豪快なラリアット1発でAnnaを倒してしまう。タリーがフォールし、あわや試合終了かと思われたが尾﨑らがカット。タリーのヤバさを早くも思い知ったAnna軍はトレイン攻撃で集中砲火。しかし場外戦が勃発し、タリーがAnnaを捕獲しいたぶる。Annaも懸命に反撃するがタリーの重い打撃に苦戦。リングに戻ってもタリーが日本のファンの度肝を抜く怪力を発揮。お次はアメリカからやって来た筋骨隆々のマジカルガール・コスミックがラリアット。続いて実はキャプテンの真琴がカカト落としに真琴68kg!。そして網倉が「後楽園、いくぞー!」プレス。試合開始からずっとピンチの続くAnnaだが、パートナーのカットに救われ続ける。網倉へのドロップキックにクロスボディでようやく自力でピンチ脱出。鬱憤を晴らすように尾﨑と神姫楽がタックルの競演、神姫楽と炎華のWドロップキックと反撃開始。しかしタリーがラリアットで神姫楽と炎華を2人まとめてなぎ倒す。勢いに乗るタリーは雄叫びを上げトップロープへ。このままタリーの飛び技を察知した神姫楽と炎華が必死にロープを揺らし、タリーを落下させることに成功!OTRによりタリーの後楽園デビュー戦はこれにて終了だ。しかしキャプテンではなかったため、4vs3で試合続行!尾﨑と網倉が丸め込みでフォールの奪い合いになると炎華も加勢し、網倉からスリーカウント。すかさず真琴が抑え込んで尾﨑からスリーカウント。これで網倉と尾崎が退場になるが試合続行。コスミックが神姫楽をジャーマンスープレックスでフォールするが、神姫楽がうまく切り返して逆転フォール。これでコスミックもスリーカウントを奪われ失格となってしまう。真琴軍は立て続けにメンバーが脱落していき、残るは真琴1人に。つまり、キャプテンは真琴…!神姫楽、炎華、Annaの3人で真琴をタコ殴りに。真琴は「私には年老いたマネージャーがいるんです!」と新手の泣き落としにかかるが、それがどうしたと言わんばかりにAnna軍は真琴を狙い撃ち。年老いたマネージャーこと松澤さんが「やるなら私をやれ!」と受けて立つが、炎華がアッサリ蹴散らす。いくら百戦錬磨のベテラン相手とはいえ、数的有利の状況で負ける訳にはいかないAnna軍。トリプルドロップキックにイノシシムーブからトレイン攻撃とひたすら攻めまくる。真琴が思わず「誰か!助けて!」と叫ぶも、もう味方は誰もいない…。孤軍奮闘の真琴は神姫楽の突進をかわして城外へ落とそうとするが、真琴も押し出されてしまい両名エプロンに着地。そして真琴が雑巾を神姫楽に投げつけ、スカートめくりで翻弄(?)。気力みなぎるキックで神姫楽をついに落下させる!それでも2vs1のピンチはまだまだ続く。Annaと炎華が丸め込み攻勢で真琴のスタミナを削りWドロップキック。真琴はたまらずサードロープから場外へ脱出。と思いきやすぐに帰還。戻ってきた真琴を捕まえいたぶるAnnaと炎華。しかし真琴が顔を上げると…その正体は真琴のコスチュームを着た松澤さん!影武者作戦で意表を突いた松澤さんは目突きで2人の動きを止め、真琴へ勝利のバトンを渡す。真琴がAnnaをフォールするとすかさずカットに入る炎華。これを真琴がひらりとかわし、炎華とAnnaは同士討ちに。炎華を蹴飛ばし、Annaを全体重乗せオクラホマロールでフォールし大逆転スリーカウント!まさかの逆転劇に客席も大盛り上がり!崖っぷちの状況を見事ひっくり返した真琴軍+救世主・松澤さんは、弾けるような笑顔でリングをあとにした。
●Himiko (7分30秒 体固め) ちゃんよた◯
※ジャックハマー
元警察官という経歴を持ち「悪いことは許せない」というちゃんよたに対し、INVA加入後は悪いことを楽しんでいる(?)Himiko。Himikoは1.24カルッツかわさき大会で井上京子との初遭遇を果たしたちゃんよたを見て、対戦を希望していたのだという。プロレスの聖地でシングル戦が実現した。
ゴングが鳴り、まずはロックアップからの押し合いで早くもちゃんよたがパワー炸裂。Himikoは早くもサミングにTシャツを使った首絞めと、小悪党ファイト。ちゃんよたはエルボーやタックル、力強いボディスラムで真っ向勝負。Himikoは低空ドロップキックでちゃんよたの動きを止め、ブルドッギングヘッドロック。そしてHIGAMIクラッチで絞り上げる。耐え抜いたちゃんよたがスリーパーで捕獲し絞め落としにかかるが、Himikoもしぶとく耐える。ならばとHimikoを軽々と持ち上げたちゃんよたがアルゼンチンバックブリーカーで揺さぶり、バックフリップでマットに叩きつける。キックアウトしたHimikoがバックドロップ、ちゃんよたはラリアットと両者持ち味を生かした激しい攻防に。Himikoがペディグリー日巫バスターを完璧に決めてみせたが、ちゃんよたがカウント2で返すが起き上がれず。このチャンスにHimikoがダイビングギロチンを投下。しかしちゃんよたがかわして自爆に。立ち上がったちゃんよたが剛腕を振り抜くラリアットでフォール。Himikoも負けられない思いで肩を上げる。ちゃんよたはまさかという表情を見せ、思わずレフェリーに詰め寄ったが、トドメはしっかり溜めを作ってジャックハマー!この一撃でHimikoをマットに沈めた。
悔しい敗戦となり、倒れたまま再戦をアピールするHimiko。素直に応じたちゃんよたに、Himikoはあろうことか掴みかかる!元警察官相手でも、やはり小狡いHimikoだった…。
ジャガー横田&井上京子&渡辺智子(2-1)羽多乃ナナミ&香藤満月&ウナギ・サヤカ[ぱぱぱ令和パーティー]
一本目、●京子(0分37秒 片エビ固め)ナナミ◯
※ショルダータックル
二本目、◯ジャガー(5分51秒 回転十字固め)満月●
三本目、◯京子(7分8秒 体固め)ナナミ●
※ラリアット
ウナギ率いる“ぱぱぱ令和パーティー”がディアナマットに上陸!対角にはレジェンド大集合の元・全女トリオ。勢いある若手軍と女子プロレス界の大ベテラン軍が三本勝負で激突だ。
ぱぱぱ軍が奇襲からのトレイン攻撃で京子を捕獲。ナナミが京子にタックルを連発し、反撃の隙も与えずエルボー連打。ラリアットをかわしてもう一度タックルでぶつかり、京子を倒して全体重を浴びせながら力いっぱいのフォール。これでまさかまさかのスリーカウント!試合開始からわずか37秒の出来事だった。過去には2021年10月11日の後楽園大会、メインイベントの60分三本勝負で梅咲遥が京子からスリーカウントを奪っている。ナナミが京子からスリーカウントを奪うのはもちろんこれが初めて。三本のうちの一本とはいえ大大大金星!だがその余韻に浸る間もなく二本目に突入!一本目の勢いそのままにジャガーに向かっていくナナミだったが、渡辺とジャガーの巧みな連携でペースを乱され、ラリアットを被弾。さらにヘルスマッシャーまで食らってしまうが、カウント1で肩を上げる。ナナミが渡辺を担いでえびす落としでマットに叩きつけると、渡辺も意地のカウント1。若手とベテランの意地の張り合いの末、Wダウン状態に。両軍それぞれ京子、ウナギにチェンジし、ウナギが京子にエルボー連打。倒されても諦めずに何度も京子に向かっていき、ビッグブーツで顔面を蹴り抜く。香藤はのおまんじゅうプレスで京子をぺちゃんこに。京子もタックルで応戦し香藤を倒すと、ジャガーが浴びせ蹴り。強すぎるジャガーにはぱぱぱ3人がかりで対抗。香藤がコーナー上へ向かうと、京子がすかさず雪崩式ブレーンバスターで迎撃!対角コーナーまで飛ばされた香藤に、渡辺がダイビングボディプレス。ベテランの連続攻撃をまともに食らいながらも粘りを見せる香藤だったが、ジャガーが熟練の技でクルリと丸め込んでスリーカウント。二本目はベテラン軍がモノにした。三本目はまず、二本目を取られた香藤がウェイトを武器に渡辺に立ち向かっていく。タッチを受けたナナミがジャガーをノーザンライトスープレックスでホールドするがカウントは2。ナナミからタッチを受けたウナギは“おじゃが”こと(?)ジャガーにビッグブーツ、フェイスバスター、ギロチンと攻めまくる。ウナギのブレーンバスターの構えをDDTに切り返したジャガーから京子にチェンジし、再びウナギと京子のマッチアップに。レジェンド狩りに燃えるウナギはスライディングTANAKAでフォール。カウント2に終わるとナナミのダイビングボディプレス、香藤のダイビングおまんじゅうプレスと続け、ウナギもトップロープへ。しかし京子が雪崩式ブレーンバスターで阻止!そして井上京子の代名詞・ナイアガラドライバーが炸裂!ナナミと香藤が飛び込んで懸命にカット。救われたウナギはナナミにチェンジ。ナナミの助太刀に香藤も入るが、京子がラリアットで2人まとめてなぎ倒す。そして渡辺がなんと105キロの香藤を鮮やかなジャーマンで投げてみせ、先輩達の勝利をお膳立て。京子がナナミをラリアットで粉砕し、2-1でベテラン軍の勝利。
大ベテラン相手に大奮闘のぱぱぱ令和パーティー、若手にはまだまだ負けないところを見せつけたベテラン軍。全員がそれぞれの個性を発揮した好勝負となった。
[綾華]〇佐藤綾子&中森華子(12分55秒 ドラゴンスープレックスホールド)柊くるみ●&夏実もち[プロミネンス]
セミファイナルは激戦必至の好カード。若手の頃から苦楽を共にしてきた綾華、フリー転向後も同じユニットで活動を続けてきたプロミネンス。2023年には同カードでデイリースポーツ認定タッグをかけ、敗れているのは綾華だ。今は互いにベルトはないが、燃える闘志は変わらない。リベンジに向け奇襲を仕掛けた綾華は夏実を捕まえて集中砲火。すると柊が場外から綾華を引きずり落とし、得意の場外戦に持ち込む。パイプ椅子で中森を殴打する夏実、佐藤を鉄柱に打ち付ける柊。これで形勢逆転のプロミネンス。柊が串刺しボディアタックで中森を押しつぶすが、中森も串刺しスピンキックで応戦。コブラツイストで柊の動きを止めるもフィッシャーマンは上がらず、柊がブレーンバスターに切り返して中森を投げ飛ばす。柊からタッチを受けた夏実はロープワーク3往復からヒップドロップ。中森の蹴り足を掴んでのドラゴンスクリューでロープ際に追いやり、うすDONで丸め込む。返した中森は鋭いミドルキックで会場を沸かせ、試合の流れを取り戻す。今度こそフィッシャーマンズスープレックスでぶん投げ、佐藤とのジャンピングニー挟み撃ちからハイキック、シャイニングウィザードと猛反撃。代わって入った佐藤はおぼんを巧みに使い夏実のムチもしっかりガード。しかしおぼんを振りかざした隙に、夏実がフルスイングしたムチが腹部に命中してしまう。さらにおぼんを奪われ脳天直撃。お株を奪われた佐藤は、ならばと真っ向勝負に出る。美しいフォームのミサイルキック2連発をお見舞いだ。夏実は柊との連携攻撃で応戦。さらに柊も破壊力抜群のミサイルキックにドロップキックで佐藤を吹っ飛ばしコーナーを背負わせると、キャノンボール発車!これを間一髪かわした佐藤はおぼんの達人から佐藤トランペット。そして綾華の同時発射Wミサイルキックを柊1人に浴びせる。佐藤のカサドーラは柊が怪力でジャーマンに切り返し、今度こそキャノンボールをクリーンヒットさせる。柊のパワーが猛威を振るい、お次はプロミネンスの連続攻撃だ。夏実のリバーススプラッシュに柊のダイビングフットスタンプが次々と佐藤を襲う。中森のカットに救われた佐藤はプロミネンスの同士討ちを誘う。中森が夏実を蹴落としシャイニングフラワーで柊を蹴り抜くと、佐藤が柊を渾身のドラゴンスープレックスで葬った。リベンジ達成、そしてメインで大一番を控えるデビーへのエール代わりの白星となった。
[王者]●デビー・カイテル(19分46秒 ブラスト)梅咲遥◯[挑戦者]
※第23代王者 3度目の防衛に失敗。梅咲遥が第24代王者となる
梅咲が王座を保持していた昨年12月、挑戦者・デビーを退けた梅咲はベルトを返上を宣言。2026年、ディアナ旗揚げ15周年のメモリアルイヤーのスタートともに全員でベルトを狙うという、常に団体を盛り上げることを意識する絶対センターらしい演出だ。そして空位となったベルトを奪取したのはデビー。3.8アミスタでは、団体の頂点に立っても相変わらずの暴走ファイトを続ける新王者を食い止めるべく「やっぱりデビーは私がやる」と挑戦表明した梅咲。セコンド介入や反則を繰り返し、ブーイングも全く意に介さないデビー陣営に対しては「ディアナの恥」「介入しないと勝てないデビー」と珍しく語気を強める。だが4.5アミスタでの前哨戦ではデビーが勝利。「梅咲遥、家族の前で恥かかせてやる」と不敵な笑み…。何度もぶつかり合ってきた2人が、ビッグマッチでの頂上決戦の日を迎えた。
梅咲はタッグベルトを巻いて入場。勝てば二冠の大チャンスだ。この大一番でもアイドルレスラーらしい笑顔も見せる。対するデビーは入場時に観客の帽子を飛ばすパフォーマンスを封印。王者として迎えるビッグマッチを噛みしめるように真っすぐに花道を歩いて堂々のリングイン。梅咲とは対照的に、クールに観客席を見渡した。その視線の先には待望の横断幕も…。
ゴングが鳴ると早くも梅咲がエルボー連打で猛攻。するとデビーは梅咲をリング外へ投げ飛ばし、得意のラフファイトに持ち込む。デビーは場外でも構わずブレーンバスターで梅咲を床に叩きつける。そしてパイプ椅子に梅咲を座らせ、充分な助走からビッグブーツ!椅子ごと梅咲を吹っ飛ばす。ヒートアップする2人は南側観客席へ。ファンの目の前で激しい攻防を繰り広げる。階段からのプランチャで梅咲が形勢逆転。しかしダメージの大きい梅咲はリング上でリードを保てず、デビーが優位に。デビーはデス・トラップで捕まえて離さず、なかなかエスケープを許さない。何とかロープに足が届いた梅咲はヘッドシザーズホイップでデビーを投げ飛ばす。得意の低空ドロップキックを突き刺し、続けてミサイルキックも発射。そして足4の字固めでデビーの足技封じだ。悶え苦しむデビー。ロープに届きはしたが、受けたダメージは明白だ。梅咲はデビーがヒザを押さえるのを見逃さず、膝めがけてストンピングやエルボードロップを落とす非情な攻め。デビーはカウンターのブロックバスターで梅咲をコーナーに追い詰め、痛みを堪えながらランニングWニーアタックを突き刺す。そしてビッグブーツを連発。得意の足技を繰り出していくが、梅咲の足攻めがじわじわとデビーを蝕む。普段の余裕綽々なデビーとは違う、痛みや苦しみが表情に滲む…。時折膝を押さえながらも自身のスタイルを崩さず蹴りまくるデビー。梅咲はまたも膝にヒジを落としていく。それでもまだまだ蹴りまくるデビーに梅咲は「来いよ!」と声を荒げる。デビーも日本語で「来いよ!」と呼応する。梅咲が得意のエルボーで勝負に出ると、デビーも得意のエルボー。梅咲が滞空時間の長いブレーンバスターでフォールするがカウント2。攻め手を緩めず突進する梅咲の勢いをうまく利用し担ぎ上げ、真上に放り投げて膝で迎撃するデビー。リスクもリターンも大きい技で両者ダウン状態に。先に立ち上がったのは王者だ。右足を引きずりながら梅咲の髪を鷲掴みにして起こし、エスプレッソ抽出準備。これは梅咲が丸め込みに切り返し、ラ・マヒストラルで逆転を狙うがカウント2。ならばと初披露の変形STFでぐいぐい絞り、王者を極限状態まで追い詰めていく挑戦者。これまでは介入を繰り返してきたINVAメンバーも「ロープ近い!」「動け!」とデビーの勝利をただ信じて、リング外から声を枯らす。デビーが仲間に導かれるようにロープを掴み、梅咲はトップロープへ。デビーも追っていき、2人はコーナー上でエルボーの打ち合いに。渾身の一撃を食らいふらついたデビーだが、足がセカンドロープに残り持ちこたえる。そこに梅咲がフットスタンプを投下しデビーをマットに突き刺し、さらに梅スプラッシュで追撃。これを返したデビーは拳を握りしめ己を奮い立たせる。デビーも梅咲の足をロープにかけてのスタナーで反撃し、フロントスープレックス。梅咲は投げ捨てるようなキューティースペシャル。両者一歩も退かない大熱戦に、観客席からは手拍子が自然発生。その中でデビーが必殺エスプレッソ抽出。そのままフォールするが、梅咲はエビ固めに切り返す。デビーは飛び込んでニーアタック、今度は切り替えされぬよう力強くエビ固めで押さえるが梅咲がしぶとくキックアウト。そして梅咲の足をセカンドロープにかけてのエスプレッソ。これも梅咲がキックアウト。諦めないセンターの意地、譲れない王者の意地が激しく火花を散らす。デビーはW.W.W.Dシングル戴冠のフィニッシュとなったタイガースープレックスの構え。梅咲はこれもカサドーラに切り返し、バックを取ると投げっぱなしジャーマン!そしてジャーマンスープレックスホールドで鮮やかにブリッジ。今井レフェリーがマットを2回叩くと、デビーのプロレスラーとしての本能が肩を押し上げる。挑戦者は再びバックを取り、王者の右腕と左足をクラッチ。そして雄叫びをあげながら力を振り絞って後方にぶん投げる。デビーへの思い、二冠への夢、センターとしての信念…これまでの全てを乗せたブリッジでフォール。19分46秒、今井レフェリーがマットを3回叩いても起き上がれず、デビーはついに力尽く。梅咲遥が“ブラスト”の名の通り爆発のような一撃で宿敵を葬った。セコンド介入も反則もなく、持てる力を出し切った2人を、ブーイングではなく大きな拍手が包み込んでいた。
バックステージでは「二冠になりました!」と明るく笑顔を見せた新王者。「15周年、自分じゃない人がシングルを巻いてることがこんなにそわそわするんだな、と思ってた」と本音を漏らす。「ベルト巻いたからにはいろんな人とやっていきたい。絶対センター、ディアナからプロレス界に」と、“ディアナのセンター”から“プロレス界のセンター”へと、飛躍を誓った。
2011年4月17日、ディファ有明での旗揚げ戦から丸15年。これからもディアナは“本気のプロレス”を貫き、走り続けます!その先頭は、梅咲遥!
※井上京子とHimikoは仙台市・榴岡公園お花見プロレス参戦のため欠場。Annaはケガのため欠場。
◯小林香萌(9分36秒、120%スクールボーイ)香藤満月●
※あと1人は夏実もち
第一試合はT.Iから香藤、GoRから夏実、そしてユニット無所属の小林による3Way。まずは香藤が重さを活かしてパワーで圧倒。小林も自慢の筋肉をフル活用して応戦する。香藤と夏実は小林をロープワークで走らせスタミナを削る作戦に。倒れた小林に「どこのユニットの人ですか」と香藤が問いかけると「お前らこそどこだよ!知らねぇよ!こっちは久しぶりなんだよ!」と、しばらく参戦がなかったディアナのユニット抗争についてはご存じない様子。無所属のフリーランスでも、コサック脛蹴りで香藤をいたぶって存在感をアピールする。夏実も香藤の脛を蹴飛ばして排除し、小林との一対一に。全く動けない香藤をよそに熱い攻防を繰り広げる2人。夏実が小林をバックドロップでマットに叩きつけてフォールすると、ようやく回復した香藤がおまんじゅうプレス!夏実は回避し、食らった小林はたまらず場外へ転げ落ちてしまう。香藤が夏実にダイビングおまんじゅうプレスを投下するも、夏実にかわされ自爆に。ギブアップ寸前までダメージを負ってしまう。何とかエプロンまで戻ってきた小林が「ギブじゃねーの?!」と横槍を入れるも、夏実のロープワークで再び落下。香藤が夏実も落下させ、みたらし団子で2人まとめてぺちゃんこに。夏実をリングに放り込んだ香藤は、今度こそダイビングおまんじゅうプレスで103キロの体重を浴びせる。苦しい展開の夏実はもっちりバディシザーズで逆転を狙うがカウント2。そこに復活した小林がトップロープから鮮やかなダイビングクロスボディを発射!2人を一気になぎ倒した小林は、香藤を捕まえ電光石火の120%スクールボーイで分厚い体を押さえきってスリーカウント!「お前のユニットに入れろ!」「お前のユニットか?!」と化け物のように周囲のレスラーを襲いながらリングをあとにした…。小林のユニット加入はあるのか?
◯柊くるみ(9分45秒、体固め)コスミック●
※ラリアット
新木場大会でAnnaの代打として緊急参戦したコスミックが今回も登場。いきなりのタックル合戦では柊が上回り、「はじめまして!」とあいさつ代わりのフットスタンプ。あまりにも強すぎてブーイングを浴びてしまう柊だが、まったく意に介さず腰を落とした逆エビ固め。もがいてロープを掴んだコスミックにはフットスタンプで追撃。余裕綽々の柊に対し、力強いエルボーや変形ヘッドシザーズホイップ、タックルと反撃するコスミック。バックを取ったが、これは柊が投げ落として連続フットスタンプで逆襲。完全に試合の主導権を握った柊がミサイルキックでコスミックを吹っ飛ばす。コスミックが豪快なスープレックスで柊の巨体をぶん投げるとファンは拍手喝采。さらに変形フェイスクラッシャーでフォールするがカウント2。ファンの手拍子に押されコーナーに上ったコスミックだったが、柊が投げ落としキャノンボールで圧殺。大ダメージを受けたコスミックに「まだまだ!」とダイビングフットスタンプを突き刺し、豪快なラリアットでトドメを差した。
ジャガー横田&◯羽多乃ナナミ&網倉理奈(14分12秒、ノーザンライトスープレックスホールド)尾崎妹加&神姫楽ミサ&炎華●[GoR]
セミファイナルはにじゅうまるにジャガーが加わる強力トリオに対し、炎華が加わったGrace of Royaltyが初陣。その炎華を序盤に捕まえたジャガーが反則に次ぐ反則で逃さない。網倉とナナミも加わり、炎華は苦しい時間が続く。ようやくローンバトルを脱出して尾﨑にチェンジすると、網倉と尾﨑の迫力の攻防。網倉はサイドスープレックスで尾﨑を投げ捨てジャガーにチェンジする。ジャガーには尾﨑と神姫楽の2人がかりで向かっていくが、ジャガーがサミングで迎撃。神姫楽のイノシシムーブからの突撃も踵落としで打ち砕く。そして神姫楽をなんと雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす!64歳とは思えぬ超人ぶりを見せつける。ジャガーが作ったチャンスにナナミが飛び出し、神姫楽と激しいぶつかり合いに。ナナミがタックルで倒せば神姫楽はラリアットで倒す。ここで神姫楽からタッチを受けた炎華だが、ナナミのタックルやにじゅうまるの合体スープレックス、ナナミのフィッシャーマンズスープレックスと連続攻撃を浴びてしまう。GoRは尾﨑がカウンターでスパインバスター、神姫楽のはれときどきミサ、炎華がミサイルキックとユニットの総攻撃で応戦。するとジャガー軍も波状攻撃に出る。網倉がラリアットで尾﨑と炎華をまとめてなぎ倒し、炎華に狙いをさだめたジャガーがJカッター。ナナミがノーザンライトスープレックスで勝負を決めた。
[カフェイン&クラッシュ] ◯デビー・カイテル&佐藤綾子(14分46秒、片エビ固め)梅咲遥&美蘭●[GoR]
※エスプレッソ
メインイベントは4.19後楽園大会の前哨戦。シングル王者・デビーとタッグ王者・梅咲がビッグマッチに先駆けて大激突だ。デビーのパートナーを務めるのはエリザベス王者の佐藤。対する梅咲はクリスタル王者の美蘭を抜擢。全員がW.W.W.Dのタイトルを保持する豪華な顔ぶれとなった。それぞれのユニットから信頼するメンバーとともに、タイトルマッチに向けて火花を散らす。
まずはデビーと美蘭がそれぞれ先発。だがデビーが美蘭をあっさり追い出し「Come on!」とコーナーで控える梅咲を挑発。梅咲がリングに入ると、デビーは早速佐藤との合体攻撃。佐藤をドロップキックで蹴散らした美蘭が梅咲に代わってデビーに向かっていき、スピードのあるヘッドシザーズホイップでデビーを投げ飛ばす。デビーから佐藤に代わると、ベテランvs若手の図式に。やはり佐藤が抜群のテクニックで美蘭を追い込んでいく。佐藤がお手本のような連続ドロップキックで美蘭を赤コーナーに追いやり、デビーにチェンジ。デビーは串刺しラリアットにスライディングエルボーを連続で見舞い、またも佐藤にチェンジ。佐藤が美蘭の足をロープにかけ、そこにドロップキックを突き刺す強烈な足攻め。佐藤が美蘭を圧倒するとデビーも笑顔を見せる。梅咲がエプロンから佐藤の動きを止め、美蘭もドロップキックや619で反撃開始。コーナー最上段から大ジャンプで佐藤に飛びついてヘッドシザーズホイップ。だが佐藤はすぐさま立ち上がり、フォームの美しいWアームスープレックスにミサイルキックと、確実に美蘭にダメージを与えていく。ようやく美蘭から梅咲に代わると、梅咲が高さのあるランニングネックブリーカーにフットスタンプ、低空ドロップキックと攻めまくる。対して佐藤はおぼんで梅咲の脳天を殴打し、ミサイルキックで吹っ飛ばす。梅咲は投げっぱなしジャーマンで佐藤をぶん投げ、再びデビーとマッチアップ。デビーと梅咲はエルボーで激しく殴り合う。梅咲の串刺しエルボースマッシュをかわしたデビーが串刺しニーアタックでフォール。カウント2に終わると、今井レフェリーへの苛立ちを滲ませながらも梅咲の腕を取って十字で絞る。佐藤を振りほどいた美蘭が懸命にカットし、救われた梅咲。梅咲も足4の字で厳しく絞るが、これは佐藤が顔面を踏みつけてカット。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスターでデビーをマットに叩きつけ、痛む腕を押さえながら美蘭にチェンジする。終盤は両軍ともに何としてもこの一戦をモノにしたい思いをぶつけ合い、さらに白熱する。美蘭がトップロープからダイビングクロスボディを放ち、素早いクリストでデビーを絞る。デビーの足がロープに届き、美蘭追撃の619は空を切る。デビーのジャーマンは美蘭がカサドーラに切り返す。デビーが自力でキックアウトするも、立ち上がったところに美蘭がハイキック一閃!大チャンスを迎えた美蘭だが、ライオンサルトは佐藤がおぼんで阻止して不発に。梅咲が佐藤を排除しデビーを設置すると、今度こそ美蘭のライオンサルトが鮮やかに決まる。しかしカウントは2に終わり、デビーがカウンターのラリアット。ヒザを突き刺してのフォールは梅咲のカットが間に合うが、佐藤がフィッシャーマンズスープレックスで梅咲を投げ飛ばす。佐藤はその梅咲の髪を掴んで視線をデビーに向けさせ、デビーも梅咲に見せつけるようにエスプレッソ抽出。佐藤に捕まった梅咲はカットできず、食らった美蘭は全く動けず白星献上…。敗北の二文字を梅咲に突きつける完璧なスリーカウントだ。ゴングが鳴り響く中、王者に掴みかかる挑戦者、高々とベルトを掲げる王者…。新木場大会に続いて今大会も大荒れで終了。4.19後楽園はさらなる死闘になることだろう。
バックステージでは「タイトルマッチに向けて、いい試合ができたと思います。後楽園がんばってね」と、佐藤からエール。デビーは「梅咲遥、家族の前で恥かかせてやるよ。もう一回」と余裕の笑み。昨年秋の後楽園では、“親孝行タッグ”ちょぶきを撃破しタッグベルトを奪取した2人。梅咲にもう一度悪夢を見せるのか?
●コスミック (9分2秒 オクラホマロール) 真琴○
Annaが左足舟状骨の不全骨折と診断され欠場に。真琴の対戦相手はAnnaから“X”へと変更されることとなった。真琴はXの正体を自身のマネージャー・松澤さんと予想していたが、入場ゲートから姿を現したのはアメリカからやってきたCosmic。真琴は思わず「強そう…」と怖気づいてしまう。真琴も20年のキャリアで多数のタイトルを獲得しており、紛うことなき強者なのだが…。初遭遇のコスミックにビビりまくるが、未知なる敵とも勇敢に戦うのがプロレスラー!まずはロックアップからの押し合い…でコスミックが一気の出足で電車道。そして真琴のバックを取って持ち上げ、マットに叩きつける。真琴を起こしてタックル、低空ドロップキックと、シンプルながら力強い技でキャラクターを印象づける。真琴は場外へ転げ落ちてしまい、セコンドにいたAnnaに「行ける?」と負傷している新人を巻き込もうとする。先輩の頼みを断れない新人は思わず頷いてしまうが、今井レフェリーが「ダメだよ」。ならばと真琴は嫌がる松澤さんを無理やりリングに上げ、コスミックvs松澤さんが突如開戦。観客が「松澤」コールで後押ししてしまい、松澤さんが果敢にモンゴリアンチョップで筋骨隆々のコスミックに立ち向かう。ファンは「効いてるぞ!」と励ますが、当然のごとく全く効かず。コスミックが反撃の狼煙を上げると真琴が慌ててモンゴリアンチョップで阻止。真琴と松澤さんの合体キックや合体エルボードロップでコスミックをフォールするも、やはりダメージが足りずカウント2。コスミックは真琴のガードごとぶち抜く強烈なキックを放ち、さらにエプロンにいた松澤さんにも顔面蹴り!これには観客から大ブーイング発生だ。落下していく松澤さんを見て真琴は絶叫。動揺を隠せない真琴だが、カカト落としやWニードロップで仇討ちに燃える(?)。対するコスミックは力強い打撃に加え、投げっぱなしジャーマンも披露。カウント2で返され、追撃を狙ってロープ際へ。するとそこには元気な松澤さんの姿が!松澤さんがコスミックの足を掴んで動きを止め、サミングで視界を奪う。これでようやくチャンスが巡ってきた真琴。この機を逃さず、オクラホマロールでスリーカウント。見事なアシストで真琴の勝利を演出した松澤さんは「私が決めた!」と誇らしげにガッツポーズ。決めたのは真琴なのだが…。
敗れたコスミックだが、4.19後楽園大会にも出場決定!今度は真琴のパートナーとなる。きっと真琴もホッとしているはずだ。
[にじゅうまる]○羽多乃ナナミ&網倉理奈 (11分16秒 ノーザンライトスープレックスホールド) Himiko●&中森華子[INVA]
このところ戦績上々のにじゅうまる。「にじゅうまるで色んなタッグベルト狙っていきたい」――そう宣言したからには簡単には負けられない。対角には小狡いHimikoと試合巧者の中森。セミファイナルで佐藤が、メインではデビーがタイトルマッチを控えているINVAとしては、第2試合からユニットに良い流れをもたらしたいところだ。
まずはナナミとHimikoがチェーンレスリング。Himikoがサミングでナナミの動きを止め、中森とのW攻撃。ナナミをロープにはりつけると、Tシャツを使ってナナミの首を絞める。にじゅうまるもW攻撃で対抗し、両軍早くも抜群のチームワークを発揮する好勝負。網倉をブルドッギングヘッドロックでマットに叩きつけたHimikoから中森にチェンジ。中森得意のキックに網倉はチョップをお返し。中森をサイドスープレックスで投げ飛ばし、網倉からナナミにチェンジ。ナナミはボディアタックやタックルで突進していき、中森はヒザ蹴りやシャイニングウィザードと足技が炸裂。中森からHimikoにチェンジすると、ディアナ所属の2人が白熱の攻防を展開。中森がHimikoをアシストすれば、網倉もナナミの助太刀に入る。中森がハイキックでナナミの側頭部を打ち抜きふらつかせると、すかさずHimikoがアバランシュホールド。INVAとしてタッグを組む機会も増え、コンビネーションが高まってきた2人に対し、にじゅうまるもナナミのピンチには網倉が飛び出す。網倉のカットに救われたナナミはブロックバスターでダイナミックに弧を描く。返したHimikoは高さのあるバックドロップで応戦。中森を振りほどいた網倉がボディスラムでHimikoを設置し、ナナミがダイビングボディプレス。これは中森がカットしカウント2。Himikoはナナミのえびす落としを自力で返すド根性を見せ拍手喝采を浴びるが、続くノーザンライトスープレックスでフィニッシュ。激闘を制したのはにじゅうまる!一つ一つの白星を積み重ね、目指すはタッグ王者だ。
○ジャガー横田&タバタ(14分18秒 バックドロップホールド)美蘭●&咲蘭
みらんさらんコンビが、重鎮とルチャドーラの異色コンビに立ち向かう!
みらんさらんは揃ってしゅっぽっぽのダンスを披露して入場。そして2人で奇襲を仕掛け、息ぴったりのドロップキック。美蘭がジャガーに狙いを定めるが、ジャガーは美蘭のドロップキックをかわして「バカヤロー!」と一喝。反則で美蘭を捕まえれば、ここからはジャガーの時間だ。髪を掴み、目を潰し、タバタとの連携攻撃。そしてタバタも悪どい反則を繰り返す。観客の大ブーイングにはジャガーが「うるせぇ!」。6月でデビュー49周年を迎えるジャガーは時にレフェリーより強い権限を持ち(?)今井レフェリーの目の前で美蘭の目を攻撃。苦しいローンバトルが続く美蘭。咲蘭が救出に入ってもジャガーがあっさり追い払う。美蘭はウラカンラナでようやく脱出し、咲蘭にチェンジ。咲蘭がジャガーをワキ固めで絞ると観客は拍手喝采。ジャガーはロープを掴んでエスケープし、タバタにチェンジ。タバタはロメロスペシャルで咲蘭を絞り、そのままクラッチを離さず横回転に後方回転とロコモーション式で吊り上げる。そしてもう一度後方へ半回転を加え、咲蘭の肩をマットにつけてフォール。咲蘭はこれを返すと連続フットスタンプにダイビングフットスタンプで反撃。タッチを受けた美蘭はタバタとルチャらしいスピード感のある攻防。ミサイルキックで美蘭を吹っ飛ばしたタバタからジャガーにチェンジ。ジャガーにはWドロップキック、咲蘭のダイビングフットスタンプ、美蘭がライオンサルトとみらんさらんコンビが飛びまくる。しかし大ベテランは活きのいい若手2人の合体攻撃も何のその。カカト落としで咲蘭を排除し、美蘭にフィッシャーマンズバスター、続くバックドロップでホールド。まだまだ若手には負けないところを見せつけた。
[T.I]井上京子&●香藤満月&柊くるみ(16分32秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)梅咲遥&尾﨑妹加&炎華○
※試合後、炎華がGoR加入
Tradition and Inherited対Grace of Royalty…のようでそうでない3人。梅咲は炎華をGoRへ勧誘することを予告している。まずはその梅咲と香藤がマッチアップ。香藤のパワーに連係で対抗する梅咲軍。そして香藤を3人がかりで捕まえると「炎華ちゃん!本日よりGrace of Royaltyに加入するぞー!」と宣言。勧誘すると予告してはいたが、既に加入は決定事項だった?炎華はやや困惑しながらも笑顔。観客からは「おめでとう」コールも。晴れて初のユニット加入(?)が決定した炎華に、早くも試練が。香藤からタッチを受けた京子の猛攻を受ける。さらにT.Iの3人によるヒザ攻め、柊の連続フットスタンプと試練は続く。これにはユニットリーダーの梅咲も思わず目をそらす…。まだまだ試練は続く!T.Iの3人が次々と炎華を踏みつけ、京子が高速ブレーンバスター!そして炎華1人に111キロの京子、102キロの香藤、90キロの柊が一度に乗っかり、合計303キロで踏み潰す。炎華得意のティヘラを持ちこたえた柊がサイドバスターに切り返して叩きつける。ここで梅咲が飛び出しドロップキックで助太刀。今度こそティヘラで柊を投げ飛ばし、ようやく尾﨑にチェンジ。香藤が柊に加勢すると、GoRも梅咲が好アシスト。両軍鮮やかな連係から、尾﨑と柊のパワー対決に。柊がド迫力のミサイルキックで尾﨑を吹っ飛ばし、京子にチェンジ。尾﨑と京子もラリアットで激しい肉弾戦を展開し、尾﨑が京子をアルゼンチンバックブリーカーで揺さぶる。香藤がカットに入り、尾﨑から梅咲にチェンジ。団体の社長とエースによる対決は、梅咲は強烈なエルボー、京子は豪快なラリアットと熱い打撃戦。タッチを受けた香藤はおまんじゅうプレス連続投下で梅咲をぺちゃんこに。梅咲もランニングネックブリーカードロップや低空ドロップキックで軽やかにお返しだ。香藤と炎華の同期ライバル対決は炎華がスピードを活かして攻めまくり、香藤も重さを活かして押し潰す。炎華は京子の雪崩式ブレーンバスター、柊のフットスタンプ、香藤のダイビングおまんじゅうプレスとT.I怒涛の連続攻撃をなんと自力でキックアウト。ならばと京子と香藤がサンドイッチタックルで突撃するが、炎華がかわして誤爆に。ふらついた香藤に、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチ!大逆転のスリーカウントだ。
バックステージでは改めて「炎華ちゃん大健闘!すごい!」と炎華の根性を絶賛し「Grace of Royaltyに入っていいんじゃないですか」と炎華を勧誘する梅咲。炎華は「はい…是非…」と、GAMIさんの許可も取らずに正式加入を決めた(※事後報告でOKいただきました!)。「ディアナにはユニットが3つあるけど、メンバー見たら(GoRが)1番でしょ」と笑顔を見せたリーダー。炎華の加入でGoRが戦力アップに大成功だ。
[王者]○佐藤綾子(8分24秒 片エビ固め)ミス・モンゴル●[挑戦者]
※ミドルブーツ
※第20代王者 初防衛に成功
1月にエリザベス史上最年少王者となった佐藤綾子。その初防衛戦の相手はかつてディアナに所属していた渡辺智子、佐藤とは仲良しのミス・モンゴル。佐藤と縁の深い2人を挑戦者として迎えた。まずはじっくりと探り合い、読み合い…から、やはり仲のいい佐藤とモンゴルが結託して渡辺を狙う展開に。息の合った連係で渡辺に集中砲火…かと思いきや、佐藤のミサイルキックを渡辺がかわしてモンゴルが被弾。思わずモンゴルにかけよる佐藤。そこに渡辺がラリアットで2人まとめてなぎ倒す。そして佐藤とモンゴルが場外へ落下し、3人は観客席の目の前で攻防を繰り広げる。佐藤がおぼんを振り下ろすと、これも渡辺が回避し餌食になったのはモンゴル。3WAYなので“誤爆”ではないものの申し訳なさそうな佐藤。今度は佐藤が渡辺を押さえ、モンゴルがムチを振り回す…が、やはり食らうのは渡辺ではなく佐藤だ。モンゴルは「何やってんの!足引っ張ってんじゃねぇ!」と佐藤にムチ攻撃!佐藤はこれをおぼんでガードする。仲良しのはずの2人だが、その関係性にもひずみが…。2人はレフェリーに「凶器使ってる!」とアピール。今井レフェリーは「ダメよ」とソフトな口頭注意に留め、見かねた渡辺が「タイトルマッチだからそういうのやめなよ」と仲裁に入る。すると佐藤とモンゴルが凶器で渡辺をタコ殴り。渡辺を充分痛めつけたところで、モンゴルのターゲットは佐藤に。モンゴルが佐藤の髪を掴んでリングに連行し、エルボー合戦が勃発。モンゴルがカウンターのムチ攻撃からブレーンバスターに繋いでフォールするがカウント2。佐藤と渡辺がまとめてコーナーを背負ってしまい、モンゴルがブロンコバスターで突撃するも、佐藤が寸前で脱出。佐藤がミサイルキックでモンゴルを吹っ飛ばし、渡辺がジャーマンで佐藤をぶん投げ、モンゴルが渡辺にセントーン投下…と3人がそれぞれ持ち味を発揮。渡辺が佐藤にダイビングボディプレスでフォールし、モンゴルがセントーンでカットに入る。渡辺がこれをかわして、佐藤は大ダメージを受けてしまう。佐藤がうずくまっているうちにモンゴルがラリアットで渡辺を排除。リング上は佐藤とモンゴルの一騎打ちに。佐藤はレフェリーの目を盗んでおぼんでモンゴルを殴打。おぼんをモンゴルに持たせ、レフェリーに「凶器持ってるよ!レフェリー!」とアピール。今井レフェリーが「使ったのか?」とモンゴルを問い詰めているところに、ビッグブーツをお見舞い。この一撃でスリーカウントを奪った。こんな頭脳プレーも年の功?
ちなみにフィニッシュの“ミドルブーツ”は、佐藤の足のサイズがビッグでもスモールでもなく、平均的な24センチであることに由来するらしい。命名は仲のいい先輩だ。タイトルマッチで陥れちゃったけど、これからも仲良しでいてください。
[王者]○デビー・カイテル(13分41秒 片エビ固め)夏実もち●[挑戦者]
※エスプレッソ
※第23代王者 2度目の防衛に成功
ディアナでは久々の新木場大会!メインを務めるのはシングル王者のデビー・カイテル。新木場といえば、昨年1月にデビーが乱入し衝撃的初登場を果たした会場だ。「その日、私はいつかシングルチャンピオンになると誓いました。そして日曜日、私はチャンピオンとしてリングに戻ってきます」と、思い入れ深い会場での防衛戦へ、気合いを漲らせる。
そして挑戦者はタイトルマッチに向けて無言を貫いてきた夏実もち。この試合には何も言及しないまま当日を迎えたが、秘めた思いを言葉ではなく戦いで魅せる。
デビーは観客の帽子を飛ばしながら入場し、ゴングを待たず夏実にガウンを投げつけて奇襲。早くも大ブーイングを浴びながら夏実を場外へ落下させると、得意のラフファイト!もちろん、セコンドにつくINVAの面々がデビーをしっかりサポート。しかしこれが夏実の静かな闘志を爆発させることに。ハードコアを得意とする夏実は、デビーを観客席に投げ込み反撃開始。イスを次から次へとデビーに投げつけ、さらには会場備品のラダーまで投げつける大暴れ。今井レフェリーが思わず「ハードコアじゃないんだぞ!」と制止すると、今度はデビーを花道に連行する夏実。デビーを壁に打ち付け、花道でヒップドロップと、場外戦で圧倒的な差を見せつけリングに帰還。デビーが劣勢になると、Himikoが夏実の足を引いて転ばし、デビーのチャンスを演出。仲間の力で形勢逆転したデビーはデス・トラップで夏実を絞り上げる。そして夏実がエスケープした先には、やはりINVAが待つ…。誤爆を誘いHimikoをエプロンから落とした夏実は、デビーの蹴り足を掴んでドラゴンスクリュー。さらに足をロープにかけてのボディアタック、膝めがけてのヒップドロップと、膝攻めで追い詰めていく。デビーは苦しそうな表情で膝を押さえて痛みを訴える。ソフト今井レフェリーがストップも辞さない構えで状況を慎重に判断しているうちに、Himikoがまたも介入し夏実にエルボー連打!夏実のセコンドについている梅咲と尾﨑も「騙されるな今井!」「ウソに決まってるだろうが」と苛立ちを隠せない。デビーの膝の痛みはもちろんブラフ。ジャンピングニーにランニングニーと、嘲笑うかのようにヒザを突き刺す。苦しい状況でも自力で立ち上がり1人で立ち向かう夏実の姿に、ファンは声援を送る。夏実はうすDON、DDT、フットスタンプ、リバーススプラッシュ、極楽固めと次々に攻めていくがデビーも自力で切り抜ける。デビーが夏実の顔面を蹴って蹴って蹴りまくってフォールすれば、夏実はカウント1でキックアウト。ブロックバスターもすぐさま立ち上がってフォールを許さず、ジャーマンでぶん投げるなど夏実が底力を発揮する。しかし体力を消耗しダウン状態に。この隙にデビーは密かにコーヒーをチャージ。夏実が起き上がるのを見るとコーヒーミストを噴射!だがこれを味わったのは夏実ではなく今井レフェリー!レフェリーがダウンしてしまい、その間の夏実のフォールは全て無効に…。今井レフェリーがようやく起き上がったところでデビーが大好物のエスプレッソ抽出。V2のスリーカウントを奪った。
奇襲から場外戦を仕掛け、セコンド介入に珈琲毒霧噴射…とタイトルマッチでも相変わらず狂乱ファイトのデビーに、夏実はブチギレ!梅咲も怒りを滲ませ、デビーに掴みかかる。夏実陣営がレフェリーに猛抗議しようが何をしようが、“第23代王者が2度目の防衛に成功”の事実は変わらず。王者はクールにベルトを掲げ、リングを後にする。かつてデビーが乱入し余韻をぶち壊したように、バッドエンドで新木場大会は幕を閉じた。
王者はバックステージで「もちさん、シングルチャンピオンに挑戦してみてどうだった?いい気分じゃなかったでしょ?」と挑戦者に問いかける。また、「梅咲遥、私に挑むつもり?だったら仲間を連れて来な。私にはいつだって仲間がついてる。あんたが頼れるのは他団体の連中だけ。“絶対センター”を信じてるヤツなんていない。みんなが信じてるのはこのデビー・カイテルよ」と、梅咲を痛烈批判する。仲間の介入を非難されても、デビーにとってはどこ吹く風だ。
対する夏実はコメントブースで長い沈黙のあと、「ユニット戦やらせろ」と切り出す。「なんでこの団体はユニットが何個もあるのに、ユニット戦が無いんだよ。今日見てて分かったでしょ?Invader or Innovator、ああいうチームなんだよ。なんでどのユニットもずっと黙ってんの?好き勝手やらせていいの?ユニット戦やらせてよ」と、ユニット対抗戦でINVA討伐を掲げた。「ああいうラフファイト好きなんですよ。プロミネンスで散々やってきたし、昨日今日でヒール始めたような奴らに負ける要素なんかない。でも最後は私がスリーカウント取られた。覆らない事実。リベンジさせてよ」と、大会前の静けさからは想像もつかないほど、敵対心を燃やしていた。
梅咲率いるGrace of RoyaltyはInvader or Innovatorに対抗し誕生。また、梅咲と袂を分かつナナミもTradition&Inheritedを結成している。だがデビーの暴走は止まる気配もなく、シングルV2を許しているのが現状だ。
3.8アミスタではドローに終わった梅咲が「デビーは私がやる」と打倒デビーへ出陣の意思を示しており、春のビッグマッチに向けて梅咲vsデビー再戦の機運が高まる。
そして大会終了後には、4.19後楽園ホール大会の全カードが発表された。メインイベントはやはり、デビー・カイテルvs梅咲遥だ。絶対センターが暴走王者を食い止めるのか?珈琲旋風がまだまだ吹き荒れるのか?決戦は3週間後!
●Anna (8分30秒 片エビ固め) 狐伯○
※えびす落とし
○Himiko(6分31秒 片エビ固め)キク●
※井上京子直伝エースクラッシャー
○羽多乃ナナミ(4分21秒 セブンスリーホールド)香藤満月●
○梅咲遥(7分18秒 ラ・マヒストラル)柳川澄樺●
○デビー・カイテル(8分27秒 片エビ固め) 神姫楽ミサ●
※エスプレッソ
[王者]○美蘭(9分44秒 花夢の山)炎華●[挑戦者]
※第4代王者 初防衛に成功
メインイベントは若手王者対決!
3.7WAVE大阪大会ではPOP王者・炎華に挑み敗れている美蘭。勝った炎華はマイクで「美蘭さんに今まで全部負けてきて、今日はようやく勝つことができました。もう1回あなたに勝って、クリスタルチャンピオンに返り咲きたいなと思うんですけど、挑戦させていただけませんでしょうか?私に負けたので、断る権利はないと思います」とクリスタルに挑戦表明!断る権利も理由もない美蘭は「そんな簡単に獲れるクリスタルじゃない」とディアナのホーム・アミスタ大会で受けて立つことに。美蘭にとっては王者としての防衛戦であり、リベンジマッチでもある。挑戦者は仲の良い友人であり、ライバルであり、手の合う相手でもある。女子プロ界の未来を背負う若手ホープによる、熱く激しい戦いが始まる!
2人はゴングが鳴るといきなりのハイスピードな攻防で魅せる。美蘭がヘアホイップで投げ飛ばせば、炎華もヘアホイップ。互いに負けたくない思いを早くも爆発させる。美蘭はレフェリーの制止も聞かず、ロープにはりつけドロップキック。ドロップキックの美しさならもちろん炎華も負けてはいない。カウンターで鮮やかなドロップキック、軽やかな身のこなしから回転エビ固め、スペースローリングエルボーにSTFとデビュー当時から磨いてきた技を披露する炎華。美蘭はエスケープし、ロープ際で巧みに体を入れ替え619。続くジャベはエスケープされ、ライオンサルトは自爆に終わる。そして2人はエルボーの撃ち合いからドロップキックの撃ち合いで火花を散らす。一発一発に意地とプライドを込めた好勝負だ。美蘭がコーナーに追い込むが、炎華は逆襲のミサイルキック。美蘭はすぐさま立ち上がりハイキックで炎華の側頭部を撃ち抜くも両者ダウン。カウント6で再び向かい合う2人。炎華がサクラ落としでフォールするが、王者の意地に突き動かされた美蘭の肩が上がる。ここで美蘭は奥の手・フィッシャーマンズスープレックス!これは2024年9月、休業直前の凱旋大会で「炎華だから思い切って出せた」という、炎華を相手に初披露した技だ。この戦いにかける思いを乗せた渾身のブリッジでがっちりフォール。炎華も美蘭に応えるように力を振り絞ってカウント2で返す。美蘭はライオンサルトで追撃するが、それでも炎華はしぶとい。隙をついた丸め込みを連発し、美蘭も切り返す。カウント1で目まぐるしく攻守が入れ替わる展開に。美蘭はジャパニーズレッグロールクラッチを2.99で切り抜け、POP戦でのフィニッシュ技・タイムマシンには乗車せず、花夢の山に切り返す。暴れる炎華を押さえきってV1のスリーカウントだ。
バックステージでは「初めてシングルで負けて、今までにない悔しさを感じて。そこからずっと燃えてて、絶対炎華に勝ってやるって」。美蘭は昨年4月のクリスタルトーナメントで脱臼、炎華は昨年8月のクリスタル王座戦で骨折した過去がある。「2人ともクリスタルには悔しい思いをしてきてるから、2人にしかできない戦いを見せられたんじゃないかな」と、悔しさも苦い思い出もバネにして臨んだ一戦であったと語る。「世羅さんから受け継いだ技を大切にして色んな人に勝ちたい。今後もクリスタルの価値を高めたい。次の防衛戦はいつでもいい、来週でもいい。挑戦者待ってます。自分からも指名したい」と、今後の展望も。W.W.W.Dクリスタル王座は3度防衛すると次のステップに進むため返上という規定になっている。残り最大2回の防衛戦の中で、美蘭はどのようにティアラを輝かせていくのだろうか。キラキラな未来に期待大!
◯インディアシウクス(9分56秒 la rosa)タバタ●
第0試合はメキシコ・CMLLから来日している2人によるスペシャルマッチ。タバタは昨年春にもディアナに参戦していたこともあり、声援を集める。対するインディアシウクスは3本のベルトを持って堂々の登場だ。クリーンに握手を交わし、ゴングが鳴るとロックアップからチェーンレスリング。随所に見られるルチャならではの軽快な動きに、ファンは拍手を送る。タバタがティヘラでシウクスを投げ飛ばすと、シウクスも同じくティヘラでお返し。シウクスがジャベで絞め上げギブアップを迫るが、タバタは足をロープに伸ばしてエスケープするが、なかなかクラッチを解かないシウクス。ようやく離すと今井レフェリーに詰め寄り、その隙にタバタが背後からキック。シウクスをコーナーに追い詰め、レフェリーの目を盗んで噛みつきなど反則三昧だ。シウクスもカウンターの巻き投げからギロチン、そしてタバタの髪を掴んで激しく揺さぶる反則に串刺しラリアットで応戦。タバタのラ・マヒストラルから丸め込みの応酬となるが両者粘りを見せ、スリーカウントを許さない。試合終盤、タバタが前蹴りでシウクスの動きを止めてチャンスを作り、ムーンサルトプレスを発射するもシウクスが寸前で回避。シウクスは自爆したタバタの首を抱えるように持ち上げ、しっかりとタメを作ってシットダウン。強烈な一撃を食らったタバタは全く動けず。日本語でバラを意味する“la rosa”でタバタを仕留め、シウクスが三冠女王の貫禄を日本のファンに見せつけた。
◯梅咲遥(9分55秒 片エビ固め)Anna●
※ミサイルキック
梅咲とAnnaは昨年11.23以来2回目のシングルマッチ。前回Annaの反則をスルーし続け、怒涛のエルボー66連発を許した今井レフェリーのレフェリングに注目…?
Annaが握手と見せかけて奇襲をしかけるも、やはり梅咲がドロップキックで逆襲し圧倒。荒ぶる梅咲が反則を繰り返し、観客はその度に大ブーイング。それでもお構いなしに反則を交えて新人をいたぶる絶対センター、どんどん大きくなるブーイング…。セコンドからも「大人げないぞ」と怒りの声。Annaをロープにはりつけ髪を掴む反則三昧からドロップキックを突き刺してフォールを主張するが、今井レフェリーは「反則だろ!」とノーフォール。「いつも(カウント)取ってるのに」と不満顔の梅咲。反則なしの逆エビ固めはAnnaの手がロープに届いてエスケープ。やられっぱなしではいられないAnnaも梅咲をロープにはりつけてエルボー乱れ打ち。もちろんこれも反則なのだがAnna贔屓の今井レフェリーは「行け!」とAnnaを後押し。そしてAnnaが逆さ押さえ込みでフォールすると今井レフェリーが1.25倍速(?)カウント。ギリギリで返した梅咲だが「速いだろ!」とブチギレ!その隙にAnnaがドロップキック!ここからAnnaはクロスボディ、馬乗りエルボーと間髪入れず攻めまくっていく。反撃されても立ち上がり、そしていよいよ梅咲相手にエルボー勝負に出る!気迫でエルボーを打ちまくるAnna。これでスイッチが入った梅咲は渾身のエルボー一撃でAnnaを吹っ飛ばし「Annaの心配ばっかりして、ふざけんなよ」と今井レフェリーへの怒りを滲ませる。立ち上がったAnnaは丸め込み攻勢で大金星を狙い、スクールボーイを連発。何とか肩を上げ続ける梅咲だが、セコンドのナナミと網倉、そしてAnnaはスリーを主張。「スリー!」の声が飛ぶが、とにかく逃げ切った梅咲は急角度逆エビ固めでぐいぐい絞るがAnnaが根性でエスケープ。ロープにやっと辿り着いたAnnaに、梅咲は勢い良すぎる低空ドロップキックをお見舞い。これには梅咲サイドのセコンド陣からも「やりすぎ」…。先輩の厳しい攻撃もキックアウトしたAnna。手応えを感じた様子の梅咲はトドメのミサイルキックで勝負を決めた。勝ったものの、不公平なレフェリーに首を傾げていた…。
◯佐藤綾子(10分56秒 佐藤100%)神姫楽ミサ●
試合前には神姫楽ファンの夫からLINEで「ミサちゃんによろしく」と言われてしまった佐藤だが、いざゴングが鳴ればそんなことは関係なし!まずはじっくりと互いの手の内を探り合うように、そして力を確かめ合うようにチェーンレスリング。分が悪くなると噛み付いて脱出するなど、“がむしゃらプリンセス”ぶりを発揮する神姫楽。対する佐藤は神姫楽を巧みにコーナーに追い込み、ヘアホイップで投げ飛ばす。神姫楽も負けじとヘアホイップをお返し。神姫楽ががむしゃらに突進すれば佐藤は磨き上げたテクニックで反撃…と両者がそれぞれの持ち味を活かす好勝負に。佐藤のWアームスープレックスを持ちこたえた神姫楽はタックル連発で佐藤を吹っ飛ばす。コーナーを背負ってしまった佐藤だが、イノシシムーブから突撃してくる神姫楽をおぼんで迎撃!おぼん攻撃から波に乗りたい佐藤はコーナー最上段へ…しかしおぼんを拾った神姫楽が佐藤の脳天を殴打!逆に勢いづく神姫楽は豪快なラリアットでフォール。佐藤の肩が上がると神姫楽ははれときどきミサを投下するが、かわされ自爆に。佐藤はこの隙を逃さず佐藤トランペット。返した神姫楽は佐藤をロープに振るが、佐藤がカウンターの飛び付きレッグロールクラッチ「佐藤100%」で鮮やかにスリーカウント!佐藤一家も100%大満足な一戦となったはず?
[INVA]◯デビー・カイテル&Himiko(12分54秒 体固め)美蘭●&尾﨑妹加[GoR]
※ランニングニーアタック
大会後は井上京子のお店「あかゆ」でのバースデーイベントを控えたデビー。勝って笑顔いっぱいの一日にしたいところだ。上機嫌に観客の帽子を飛ばしまくりながらリングイン。いつものデビーならレフェリーチェックは断固拒否だが、観客からソフト今井レフェリーに「がんばれー!」と声援が飛び、ファンの期待に応えるため(?)チェックを受け入れた。ただし、握手は断固拒否…。ゴングが鳴るとシングル王者とクリスタル王者の対決に。デビーがいきなりのサミングでブーイングを浴びるが、両者ハイスピードな攻防で会場を盛り上げる。Himikoがエプロンから美蘭を捕まえるとまたもブーイング発生。どこ吹く風で反則を繰り返すHimiko。美蘭はローンバトルを強いられ、再びデビーとのマッチアップ。デビーの串刺し攻撃をひらりとかわしてドロップキックで反撃し、ようやく美蘭から尾﨑にチェンジ。デビーのタックルやクロスボディを一歩も引かず受け止めた尾﨑はセントーンやラリアットでパワフルファイト。デビーもジャンピングニーやラリアットの打撃攻勢で反撃だ。デビーからタッチを受けたHimikoはギロチンを連続投下。尾﨑はアルゼンチンバックブリーカーでHimikoを担ぎ上げて揺さぶり、デビーにカットされるとサイドスープレックス。そのままHimikoを赤コーナーに連行して美蘭にチェンジする。美蘭はスピードの乗った619に低空ドロップキックで勢いづき、クロスボディを浴びせるが、これはHimikoが捕まえバックブリーカーに切り返す。そしてHimikoがデビーの新Tシャツで美蘭の首を絞める。仲間の新グッズをしっかり宣伝したところでデビーにチェンジ。デビーは串刺しビッグブーツにスライディングエルボー、ブレーンバスターと畳みかける。Himikoがまたしてもエプロンから美蘭の髪を掴んで動きを封じ、そこにデビーがジャンピングニー。尾﨑がラリアットでデビーをなぎ倒し、美蘭がライオンサルトで追撃。自力でキックアウトしたデビーはエスプレッソ抽出準備。持ちこたえた美蘭がハイキックでデビーの側頭部を撃ち抜き、世羅りさから受け継いだ花夢の山で丸め込む。Himikoのカットが間に合い、ピンチを凌いだデビー。ジャーマンでぶん投げ、トドメのヒザを突き刺しクリスタル王者を仕留めた。シングル王者は夏実もちとの防衛戦を1週間後に控えており、その先には既に挑戦の意志を表明している梅咲が待つ…。まだまだ負けられない戦いが続くが、ひとまず「あかゆ」でおいしいお酒が飲めたに違いない。
[T.I]井上京子&●香藤満月(14分23秒 片エビ固め)羽多乃ナナミ&網倉理奈◯[にじゅうまる]
※ダイビングセントーン
ナナミプロデュース大会のメインはTradition&Inheritedのメンバーによるスペシャルタッグマッチ。まずはにじゅうまるがタックルで突撃するが、体格で上回る京子と香藤が迎撃。そして前日は仙女刈谷大会で会場を爆発させた(?)香藤がホーム・アミスタでも大暴れ。網倉を何度も何度も踏みつけ、さらに大声でギブアップを迫る。今井レフェリーも思わず「うるさいよ!」。京子もモンゴリアンチョップで網倉を狙う。網倉がWチョップをお見舞いし、逃げるようにナナミにチェンジ。ナナミが京子をコーナーに追い込んでいくが、京子はあっという間に形勢逆転。ナナミを赤コーナーに連行して香藤にチェンジすると、香藤と京子がナナミを踏みつける。なんと合計体重は213キロ!ナナミはギブアップ寸前まで追い込まれてしまい、さらに香藤がみたらし団子で追撃。香藤の重さに大苦戦のにじゅうまる。ここで京子は早くもナイアガラ宣言!網倉が慌てて飛び出して食い止め、ナナミがスリーパーで京子を絞め落としにかかる。持ちこたえた京子に網倉がセントーンやボディプレスを連続で投下。そして網倉が逆水平チョップを放つと、かつてない破裂音が!観客がざわめく中、京子は「効いてない!」と意地を張るが、マシンガンチョップを浴びると大ダメージ!この勢いで網倉が111キロの京子をカナディアンバックブリーカーで揺さぶる。これは香藤が優しめにカットするが、網倉は攻め手を緩めずタックルで突撃!ナナミも「あーみん!負けんな!」と加勢し、2人で矢継ぎ早に京子めがけてタックル。そしてWタックルでついに京子の巨体を倒し、試合はにじゅうまるのペース…かと思いきや、そうはさせないのが天才レスラー。反撃の両腕ラリアット一撃でにじゅうまるをまとめてなぎ倒す。そしてタッチを受けた香藤もクロスボディやカナディアンバックブリーカー、串刺しバックエルボーとパワフルファイト。しかしダイビングボディプレスはナナミがデッドリードライブで阻止。網倉もダイブを狙うが、これは京子が雪崩式ブレーンバスターで撃墜。バウンドして対角コーナーまで飛んでいった網倉に、香藤が今度こそのダイビングボディプレス!大ピンチに陥る網倉。京子がナナミをガードし、香藤はチャンス。しかし網倉は力を振り絞り、102キロの香藤をサイドスープレックスで投げ飛ばす。そしてにじゅうまるの息ぴったりの連係で京子を排除し、香藤を捕まえる。香藤にナナミのダイビングボディプレス、網倉がダイビングセントーンを続けて発射!京子が「返せ!返せ!」と場外から叫ぶが、香藤の肩は上がらず…。にじゅうまるが同門対決を制し、劇的勝利を収めた。
大会プロデューサーのナナミは、メインの熱戦を振り返り「同門対決で負けるのはリーダーとしても悔しいので、あーみんと勝てて嬉しい」と安堵。そして網倉の持つWAVEタッグベルトに言及する。「にじゅうまるで色んなタッグベルト狙っていきたい」とナナミが話すと網倉も「にじゅうまるをいろんな団体に広めたいので頑張っていきましょう」と今後は他団体出撃、そしてタッグ王座挑戦を視野に。戦えば最強のライバル、組めば最強の仲間。そんなTradition&Inherited、ユニット対抗戦の行方にも注目だ。
