【試合結果】2024年12月29日(日)アミスタ大会vol.76

第1試合 3WAYマッチ20分一本勝負
マコトユマvs真琴vs世羅りさ

マコトと真琴が二度目のタッグ…のはずだったが、井上京子のまさかの欠場によりカード変更!マコト、真琴、世羅の3WAYとなった。
ゴングが鳴るとマコトが「真琴さん!まこまこタッグ一緒に組んでください!」と呼びかけ、真琴との協力体制に。世羅を狙いまこまこの2人で突進!世羅をロープにはりつけ、「まこちゃんず」のポーズも決めてみせた。かわいいポーズを北側の観客にもアピールしようと世羅を連行する真琴。真琴が世羅をロープにはりつけている隙に、マコトがスクールボーイ!世羅を置き去りにしてマコトが丸め込みを連発。ベテランの真琴は全て2で返し、怒りに任せてマコトを蹴落とす。今度は真琴と世羅のぶつかり合い。数々のベルトを手にしてきた実力者同士の熱い攻防に。2人が足4の字をかけあっているところにマコトが生還。アマレス仕込みのローリングで2人を転がし、真琴と世羅はひっくり返るたびに攻守が入れ替わり悶絶。真琴は膝を押さえながらリング外へ転げ落ちてしまう。マコトは世羅にドロップキック連発。続くボディスラムは世羅が爪で引っ掻き阻止。さらに顔面を踏みつけ、髪を掴む。ルール無視の世羅を真琴がエプロンから捕まえ、今度こそのまこまこ連携かと思われたが阻止する世羅。マコトは世羅をリフトで真琴の待つコーナーに叩きつけ、2人まとめて串刺しドロップキック!お返しとばかりに真琴が串刺しの顔面蹴り。続いて関節技でマコトをいたぶる真琴。カットに入った世羅が真琴と丸め込み合戦になるが、横から割って入ったマコトもフォールに。ミサイルキックで真琴を吹っ飛ばし、世羅に飛行機投げでニアフォール。大金星かと思われたが世羅の意地が3カウントを許さない。2.99で返した世羅は花夢の山で3カウントを奪った。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
Himiko&夏実もち vs 本間多恵&尾﨑妹加

Himikoともちは三度目のタッグ。Himここまでの2戦は全く息が合っていない2人だが、対角はこれで3つのタッグ王座を獲得してきたスパイスアップ。かつてのW.W.W.Dタッグ王者でもある尾﨑と本間を相手に、Himikoともちの絆は芽生えるのか…?
Himikoともちはリングアナのコールを待たずに奇襲!2人の連携で本間を捕まえたが、スパイスアップも連携でHimikoともちを分断。もちが自力で脱出しHimikoにチェンジ。関節技を得意とする本間に、Himikoもリバースインディアンデスロックで膝攻め。本間からのタッチを受けた尾﨑にHimikoともちがトレイン攻撃。ここからはもちがスパイスアップを相手に孤軍奮闘。尾﨑のアルゼンチンバックブリーカーや本間の低空ドロップキックを受けながらもうすDONやバックドロップで対抗。もちがリバーススプラッシュの体勢に入ると、すかさず尾﨑が飛び出しもちを担ぎ上げ再びのアルゼンチン。切り抜けたもちは2人まとめてネックブリーカー。もちが良い流れを作ったところでHimikoが「もちー!代われー!早く代われー!私が決める!」とタッチを熱烈要求。もちは仕方なく(?)Himikoに試合を託す。Himikoはブルドッギングヘッドロックやギロチン、河津掛けからHIGAMIクラッチへ繋ぐなど奮闘。尾﨑のカットに阻まれ、今度は本間のサブミッションが炸裂。もちが救出する前に自力でエスケープ。コーナーに上った本間を2人で投げ落とし、HimikoともちのWギロチン。スパイスアップは尾﨑のスパインバスターと本間のジャックナイフが流れるように続くがもちのカットが間に合う。次の一手に走り出した本間に、もちがバラ鞭を振り抜いて流れを止め、悶える本間にHimikoのダイビングギロチンともちの今度こそのリバーススプラッシュを連続投下。滞空時間の長いWアーム卑弥バスターは尾﨑のカットでカウント2。尾﨑のラリアット、スパイスアップ合体619でもちを蹴散らし、尾﨑がマイカバスターでHimikoを持ち上げる。そこに本間がミサイルキックを放つ「特攻バスター」が決まり、もちのカットは間に合わず…。スパイスアップがこれぞタッグという合体技で勝利した。

第3試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&デボラK&香藤満月vsジャガー横田&佐藤綾子&NENE

京子欠場により、第3試合はNENEが初めてのタッグ、そして初めてのメインイベントとなった。初めてづくしのカードでまさかのクライシスとの合体だ。久々のアミスタ登場となるジャガーは入場から殺気立つ。ガウンをななみに投げつけ、今井レフェリーを蹴散らす。怖すぎるジャガーとの対戦を避けたいななみ軍は先発の押しつけ合いに。NENEが「行きます」と手を挙げると、ななみが先発に決定!2人がロックアップから押し合うと、NENEの後ろからジャガーが鋭い眼光をななみに突き刺す。怖がるななみは急に方向転換。誰もいない方角のロープにNENEを押し込む。「離せ!」とジャガーの怒号が飛ぶとななみはクリーンにブレイク。するとNENEはあっさりジャガーのもとへ帰っていきチェンジ。ジャガーがロープをくぐるとななみ絶叫!仲間のデボラは場外へ脱出、香藤は鉄柱にしがみついて動かない。逃げ場を失ったななみはコーナーに追い込まれ、ジャガーの反則攻撃の餌食に。今井レフェリーが必死に制止するか、全く聞く耳持たないジャガー…。早くもボロボロになったななみに、今度は佐藤も反則攻撃。タックルで一矢報い、やっとデボラにチェンジ。ジャガー、佐藤、NENEは代わりっぱなのデボラを袋叩きに。ジャガーは止めに来たレフェリーを殴打し、やはり言うことを聞かない。ジャガーがデボラを捕まえ「一緒に頑張ろう」とNENEに優しく声をかけ、63歳のジャガーと小学5年生のNENEが初めての連携攻撃!デボラがエルボーを打つとセコンド陣からは「NENEがかわいそう」。NENEが連続クロスボディで反撃し、佐藤にチェンジ。クライシスの連携も交えてデボラをいたぶる佐藤。デボラが反撃しフォールするとジャガーが蹴りを入れてカット。デボラからななみにチェンジすると佐藤はサミング。この隙にNENEにチェンジ。やはりななみが圧倒するが、NENEも必死に食らいつく。NENEがトレイン攻撃をかわすと、ジャガーと佐藤が加わり逆襲のトレイン攻撃。再びのななみとジャガーのマッチアップは恐怖心を克服した(?)ななみが臆することなく向かっていき、ノーザンライトスープレックス。デボラもジャガーに連続スピアー。しかしバックフリップの構えはジャガーが丸め込みに切り返す。代わった佐藤がミサイルキックやジャンピングニー、デボラはジャーマンとバチバチファイトを見せ、ようやく出番が回ってきた香藤は大きな体でドロップキックを打ち観客の度肝を抜く。香藤がカナディアンバックブリーカーで佐藤を担ぐとジャガーがカット。香藤を捕まえたクライシスはNENEを加えて合体キック。ついでにななみにも一発お見舞いし、佐藤はボディスラムでNENEを香藤の上に思い切り投げ落とす。ななみがカットし、ジャガーを何とかリング外へ落とし、リング上は佐藤と香藤に。佐藤がおぼんを取り出すとセコンド陣は「おぼん使ってるだろ!」と猛抗議。おぼんの達人で香藤は大の字。そしてレフェリーがセコンドの相手をしている間に、ジャガーがパイプ椅子を着々と準備…。このピンチを香藤がクロスボディ、ボディアタック、ボディプレスで切り抜ける。ななみとの合体プレスで打倒ジャガーの大チャンスを迎えたが、NENEのカットが間に合う。佐藤がおぼんを使ってななみとデボラをリングから追い出し、いよいよ3対1の数的有利に。ジャガーのパイプ椅子と佐藤のおぼん攻撃が今度こそ決まり、豪快に吹っ飛んだ香藤。ダイビングボディプレスで反撃するもかわされ、ジャガーが隙をついた丸め込みで勝負を決めた。
勝ったジャガーはマイクを持って年末のご挨拶。1年を振り返り、「若手も増えて、小学生がデビューするって凄くないですか?私でさえ中学卒業でデビューですから、彼女が私くらいになるときはどのくらいのキャリアを積むんでしょうね」と50年後(!)のNENEに思いを馳せた。「考えられる?私の年までやってたら。60で頑張るんだよ」とNENEにエールを送り、「ディアナは伸びしろたっぷりの選手がたくさんいますので応援よろしくお願いします」と2024年最終戦を締めくくった。