【試合結果】2025年1月12日(日)アミスタ大会vol.77

大会ダイジェスト動画はコチラ!!

入場式

2025年の戦い始めは、まず全選手揃っての入場式が行われた。受験のため休業中の美蘭を除き、ディアナ所属全員が登場。台湾からプロレス留学中のシャンシャン、欠場中の梅咲遥もリングに上がり、更にはこれからデビューを目指す練習生の姿も。ディアナ社長の京子が「明けましておめでとうございます。今年もディアナは進化し続けていきたいと思います。今日からシャンシャンも参戦します。遥も肩の調子が上がってきて、美蘭も帰ってくると思うので、ディアナはより一層輝き続けます。応援よろしくお願いします!」とファンにご挨拶。しかしここでジャガーがマイクを奪い「今日さ、アンタ私と3WAYだよね?なんで3WAYなのに普通の試合なの?タイトル持ってるんじゃないの?チャンピオンでしょ。正月一発目、防衛したいでしょ?させないけど」と、京子、ジャガー、藪下の3WAYマッチというカードに苦言。京子は苦笑…。「ふざけんじゃねぇよ」と怒りをあらわにするジャガーに、京子は「防衛戦は、弱い人とやるって決めてるので…」。ジャガーと藪下はSSPWのタッグ王者。この2人を相手に防衛戦はどうしても避けたい模様。「ベルトかけたいの!」と語気を強めるジャガー。「かけたくないんで、すみません…」と及び腰の京子。団体の見解は「社長がOKなら」とのことだが…。「根性なし」とののしられてしまった社長は「ベルトを7回防衛したいと思ってまして、弱い人としかやらないと決めてるんです。根性なしなんですけど…。ジャガーさんからそう言って頂けて、1つでも防衛を伸ばしたいなと。毎回あのベルトはすぐなくなってるんです。なので、今回もなくならないように、そのジンクスを破りたいなと思いますので…タイトルマッチにさせていただきます!」と渋々(?)強い人とのタイトルマッチを承諾!京子は新年早々大ピンチを迎えることとなってしまった。

第一試合 変則ルールタッグマッチ 20分一本勝負 
NENE&尾﨑妹加 vs 香藤満月&マコトユマ 

第二試合 タッグマッチ  20分一本勝負 
Himiko&夏実もちvs デボラK&小林香萌 

久々にデボラKと組むことになったコバヤCこと(?)小林香萌。恒例のタンクトップには「デボ担」の文字が…。「何で私は毎回デボラなんだよ」「毎度毎度デボラ任せやがってこの野郎」と早くも文句タラタラ。小林が「デボ担」タンクトップを豪快に破り捨てると、「デボラを破るな」とデボラも不満気。タッグワークは期待できそうにない2人の対角には、こちらも息の合わないHimikoともち。4度目のタッグで、今日こそ絆が芽生えるのか?!
まずはHimikoとデボラ、ディアナ所属同士のマッチアップ。すぐさま小林が加わり、デボラと小林のW攻撃に。小林はデボラとの合体おんぶプレス。77.7キロのデボラの重さにふらつきながらも何とか成功!するとその上からもちがヒップドロップでカット。しかし3人分の体重がのしかかったHimikoは苦悶…。もちは全く気に止める様子もなく、デボラにボディスラム、カニ挟みで小林をデボラの上に転ばし、その上にダメージを受けているHimikoを強引にボディスラムで投げ落とす。これでもちがフォールを主張すると、デボラが肩を上げる。やはり両軍のタッグワークは微妙だ…。気を取り直して(?)、Himikoとデボラの攻防。Himikoがリバースインディアンデスロックで足攻め。Himikoが後ろに倒れるとデボラは絶叫!もちは「もう1回」「あと10回」と、やはりHimikoに愛のない指示を飛ばす。言われるがまま頑張るHimikoだが「無理だよ」「数えんなよ」と次第に不満が…。やられっぱなしのデボラに小林は「デボラがんばれ」とエールを送り、カットする気はさらさらないようだ。デボラが怒りのスピアーでHimikoを吹っ飛ばして小林にチェンジ。小林はセントーン6連発、足を踏みつけるなど暴れまわるが、Himikoも得意の関節技や丸め込みで対抗。タッチを受けたもちはHimikoとの連携でうすDONで丸め込むが、小林がエビ固めに切り返す。もちと小林のテクニカルな攻防の末、Wダウンから両者チェンジ。Himikoがブルドッギングヘッドロック、レッグシザーズネックロックと続けていき、デボラは必死にもがいてエスケープ。小林とデボラの連携が決まり、デボラが極楽固めで絞る。パートナーのカットに救われたHimikoは、続くバックフリップを切り返して丸め込む。HimikoのWアームは上がらず、デボラがショルダースルー。Himikoはこれを受けきる。デボラが今度こそバックフリップでフォールするがカウント2。デボラがHimikoを羽交い締めにし、小林が延髄斬りを放つが痛恨の誤爆!ピンチのデボラはもちのリバーススプラッシュ、Himikoのダイビングギロチンを連続被弾。小林がしぶとくカットに入ったが、Himikoがカーフブランディングでトドメを刺した。京子から譲り受けた技で新年のスタートを切ったHimiko。もちとの息も徐々に合ってきたと充実感を語り、1.19新木場ではエリザベス王座に挑戦だ。もちも「夢が近づいてきてるね!ペロッと取っちまいな」と背中を押した。

第三試合 W.W.W.Dエリザベス選手権試合  20分一本勝負 
[王者]井上京子 vs [挑戦者]ジャガー横田 vs [挑戦者]藪下めぐみ

入場式でまさかのタイトルマッチに変更となった3WAY。弱い相手に防衛を重ねたい京子の前に、SSPWタッグ王者の2人が立ちはだかる!
まずは京子がロックアップで2人をそれぞれロープに押し込む。力では敵わないタッグ王者の2人は、パイプ椅子やロープ等、反則攻撃で京子をいたぶる。キレた京子もレフェリーの制止を振り切って猛反撃。すると藪下が柔道の帯を取り出し、鞭のように振り回す!京子は今井レフェリーを盾にして逃げるが、これがレフェリー不在の大ピンチを招いてしまう…。CRYSISの2人が帯で京子の首を絞め、京子は苦悶。ようやくレフェリーが生還し反則カウント4で解放された京子。今度はジャガーが藪下に狙いを定め、バックドロップでフォール。キックアウトした藪下は得意の関節技で腕攻め。起き上がった京子が恨みを込めて帯で攻撃してカット。帯を奪い返した藪下が京子の吊り天井をカット。藪下の帯に苦しめられる京子は「痛いよこれ!やめて!本当に!」と悲痛な叫び。その痛みを身をもって知る今井レフェリーもストップをかけるが、お構いなしに帯を振り回す藪下。京子はラリアットで藪下を黙らせるがジャガーがカット。CRYSISの連携も京子のラリアットで強引に封じ、ジャガーにナイアガラの構え。これはジャガーがフランケンシュタイナーに切り返すが、藪下がカット。勢い良くコーナーに登った藪下だったが、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。倒れたまま起き上がれない藪下と京子。ジャガーは藪下をフィッシャーマンズバスターでマットに叩きつけるが京子がカット。「今度こそ!」とナイアガラドライバーでジャガーをフォールするが、しぶといジャガーは自力で肩を上げる。ジャガーが京子を捕まえ、藪下が突進するも京子がひらりとかわしジャガーはリング外へ落下。藪下との一対一になった京子は、剛腕唸るラリアットで藪下をマットに沈めた。京子自身は初と勘違いしていたようだが、昨年9月以来、2度目の防衛となった。緊急タイトルマッチでも勝負強さを見せつけた京子。1.19新木場では打倒京子に燃える宮崎有妃、初戴冠を目指すHimikoを相手にまたも防衛戦だ。目標のV7まで、あと5回!

京子のバックステージコメントはコチラ!

メインイベント 20分一本勝負 
ななみ&シャンシャンvs佐藤綾子&沙恵

昨年は大学の夏休みを利用してディアナでプロレスを学んだ新台湾プロレス所属・シャンシャン。冬休みに入り、2度目の来日だ。再会の喜びを噛み締めるように、笑顔でリングイン。ファンからも「シャンシャンおかえり」の声が飛ぶ。対するはこちらも久しぶりの沙恵。この日のために名古屋からやって来たが、なぜかななみはあまり歓迎していない模様…?ゴングが鳴ると沙恵が「皆さん久しぶり!覚えてる?名古屋から来た沙恵ですよ!」とアピールすると、ななみは「覚えてない」と一蹴。「あんた私の地元で対戦したよ?」と言われても「地元…?」と全く記憶に残っていない様子。それでも「若い子には負けないよ!ね、綾子さん!」と長々喋り続ける沙恵に蹴りを入れたななみ。シャンシャンと共に「うるせー!」とトレイン攻撃。沙恵を踏み台にしてシャンシャンの再来日を笑顔でアピールした。ななみからシャンシャン、沙恵から佐藤にそれぞれスイッチ。佐藤の厳しい攻め、沙恵の小狡い攻めに苦しむシャンシャンだが、カウンターのランニングネックブリーカーでピンチを脱出。ななみにチェンジし、佐藤と沙恵の2人をショルダータックルで一気に吹っ飛ばす。力強いエルボーを連発していくななみだが、コーナーに追い詰められた沙恵がぶら下がり首4の字で形勢逆転。ミサイルキックを一発お見舞いし、佐藤にタッチ。佐藤はジャンピングニー、ミサイルキック、Wアームスープレックスと攻めまくる。肩を上げたななみの動きをサミングで止めた佐藤だが、ななみはスリーパーホールドで佐藤を捕まえる。ロープに逃げた佐藤に突進するななみ。佐藤はひらりとかわしてバックを取り、ジャパニーズレッグロールクラッチ。カウント2で返したななみは裏投げやノーザンライトスープレックスで対抗。沙恵がカットし、ななみからシャンシャンにチェンジ。佐藤には沙恵が加勢するが、シャンシャンは2人まとめてスタナー。ななみが沙恵をリング外へ落とし、シャンシャンが佐藤をフィッシャーマンズスープレックスでホールドするが、しぶとく帰ってきた沙恵がカット。トップロープに登ったシャンシャンを佐藤がお盆で撃墜。佐藤がすかさずトップロープからミサイルキック発射。自力でキックアウトしたシャンシャンを捕まえた佐藤。「押さえててよ」と沙恵がビッグブーツで飛び込むが、シャンシャンが回避し盛大な誤爆に。シャンシャンがスクールボーイで丸め込むがカウント2。追撃を狙いロープに走ったシャンシャンだが、リング外から性悪女・沙恵が足を引く。転んだシャンシャンに佐藤が低空ドロップキックを突き刺す。シャンシャンのピンチにななみが駆けつけ、タックルで佐藤を倒す。しかし沙恵がビッグブーツでななみを蹴散らし、シャンシャンは数的不利に追い込まれてしまう。佐藤と沙恵の連続攻撃を耐え抜くシャンシャンだったが、ドドメの佐藤トランペットで万事休す。
佐藤と沙恵はシャンシャンと握手を交わしたが、ななみはシャンシャンを沙恵から引き離すようにリングを後にした…。勝った佐藤はマイクを持ち、ファンにご挨拶。名古屋から参戦した沙恵にも頭を下げた。沙恵は「去年に引き続き、ディアナさんで大暴れしたいと思います。応援してね!頑張る!」と意気込む。佐藤は「来年でディアナ旗揚げ15年です。15周年に向けて、今年はみんながジャンプアップする大事な1年だと思ってるので、みんな目標を持ってやっていきたいです。今年も応援よろしくお願いします」と2026年のディアナの節目を見据えて抱負を語った。

佐藤&沙恵のバックステージコメントはコチラ!