第1試合 タッグマッチ 20分一本勝負
Himiko&夏実もちvs香藤満月&尾﨑妹加
Himiko&◯夏実もち(14分23秒 ずんだ餅クラッチ)香藤満月●&尾﨑妹加
ニュータッグ初陣は全く息が合わず黒星となったHimiko&もち組。2戦目の相手はパワーがウリの香藤と尾﨑。先発したのは香藤とHimiko。力比べではやはり香藤に分があり、もちが加勢しても構わずロープに押し込む。トレイン攻撃をかわして香藤を捕まえたHimikoともちだが、やはり息が合わず…。決めポーズらしきものも決まらず、巻き込まれた香藤は「(やること)決めとけよ…」とツッコミ。それはさておいてリバースインディアンデスロックやフェイスロックで香藤を絞り上げるHimiko。それぞれもち、尾﨑に替わり、何年ぶりかのマッチアップをじっくり味わうようにエルボーを打ち合う。うすDONを返されたもちはHimikoにチェンジ。Himikoのブルドッギングヘッドロックともちのフェイスクラッシャーの合わせ技が決まるが、試合の流れを掴みきれず。尾﨑がHimikoを軽々とアルゼンチンで担ぎ上げていたぶり、ラリアットをお見舞い。替わった香藤がボディプレスや逆エビ固めで重さを生かす。さらに香藤のクロスボディで2人まとめて倒れてしまったが、夏実のコードブレイカーからHimikoのレッグシザーズネックロックが流れるように決まり、さらにWギロチンを落とすなど、徐々にタッグチームらしい動きを見せはじめる。今度は香藤が大きなお腹でもちを弾き飛ばしてボディプレス、尾﨑がセントーンとこちらも連続攻撃で反撃。香藤がコーナーに上ったのを2人がかりでデッドリードライブ。もちのリバーススプラッシュは尾﨑がカット。試合終盤、ここぞという場面で合体技…かと思いきや、不発に終わってしまうHimikoともち。結局、もちがずんだ餅クラッチで勝負を決めた。タッグとしての初勝利を掴んだものの、不満げな表情でリングをあとにした…。12.29アミスタでの年内最終戦はSPiCEAPとの対戦が決定している。SPiCEAPはこれまで絆の力を武器にW.W.W.Dタッグの他、AWGタッグ、WAVE認定タッグと3つの王座を手にしてきた。そんなSPiCEAP相手にちぐはぐタッグの2人はどう戦うのか。2025年のタッグ戦線を占う一戦となりそうだ。
第2試合 シングルマッチ 15分一本勝負
マコトユマ vs HisokA
●マコトユマ (7分56秒 外道クラッチ) HisokA◯
プロフェッショナルレスリングJTOからHisokAが初参戦。2人は全くの初対面。お互いの手の内を探るようにレスリングの攻防からスタート。HisokAが徐々にリードを広げていき、マコトは気迫のエルボーで反撃。アマレス仕込みのリフトでコーナーに叩きつけ、ドロップキックやショルダータックルやコンバインで攻めていくマコト。HisokAはサミングからスクールボーイ、マコトが肩を上げたのを捕まえワキ固めで絞るなど、マコトの隙を突いて次々と技を繰り出す。エスケープしたマコトはアマレス経験者らしく素早くバックを取って飛行機投げ。カウント2で返したHisokAはカウンターでワキ固め。逃げようとしたマコトをエビ固めで丸め込み、これがカウント2 に終わると間髪いれずに外道クラッチ。初参戦で白星をかっさらった。
第3試合 タッグマッチ 20分一本勝負
井上京子&まなせゆうなvs佐藤綾子&デボラK
◯井上京子&まなせゆうな(13分33秒 体固め)佐藤綾子&デボラK●
※ラリアット
12.20フューチャーサイトでディアナ初参戦を果たし、インパクトを残したまなせ。早速ディアナ本戦にも登場!井上京子との大型タッグ結成だ。
まずは佐藤と京子のマッチアップ。京子に蹴りを入れまくり、サミングなど反則も繰り出す佐藤。いよいよキレた京子は高速ブレーンバスター。まなせの待つ赤コーナーに佐藤を投げ飛ばし、まなせと共に大きなお尻で挟み撃ちに。佐藤はミサイルキックでまなせを吹っ飛ばしてデボラにチェンジ。佐藤が「負けんなよ!」と発破をかける中、デボラとまなせのタックル合戦に。しかしこの勝負はまなせに軍配。デボラはボディスラムやスピアーで反撃して佐藤にチェンジ。佐藤が有馬記念仕様のおぼんでまなせを殴打するが、続くミサイルキックはまなせが回避し、大きな体を生かしたタックルやバックフリップ、ヒップドロップで大暴れ。替わった京子も触発されたようにタックル。佐藤はジャーマンで111キロの巨体をぶん投げ、デボラにチェンジ。デボラが極楽固めで絞ると、佐藤を振り切ったまなせが救出。立ち上がった京子がラリアットを放つと、まなせも「一緒にやりたーい!」とリングへ。大きく明るくパワフルな2人が、豪快なWタックルで共演!今度はサンドイッチラリアットを狙う2人だが、デボラがかわして同士討ちに。トップロープに上ったデボラを京子が雪崩式ブレーンバスターで投げ落とし、カットに入る佐藤をまなせがラリアットで迎撃。京子がラリアットでトドメを刺し、大型パワフルコンビが勝利を挙げた。
第4試合 シングルマッチ 15分一本勝負
ななみ vs 高瀬みゆき
●ななみ (11分34秒 片エビ固め) 高瀬みゆき◯
※ラリアット
12.20フューチャーサイトでは、世羅りさとのシングル戦で奮闘し、「あとちょっとのところ」まで(?)追い詰めたななみ。敗れはしたものの、確かな成長をアピールした。次の相手は数々のベルトを巻いてきた高瀬みゆき。ななみ、今度こそ大金星なるか?
高瀬は序盤からいきなり熱血ファイト。ななみのタックルを連続で受けても「まだまだ!」と倒れず、ななみの闘志を煽る。ところが、意外と(?)冷静なななみは「お前が来いよ」。すっかり乗せられた高瀬はななみ目掛けて猛突進!それをひらりとかわしたななみはスクールボーイ。高瀬はカウント2で返したものの「ななみ、あんなズルい奴になったんや…」と、ズル賢く成長したななみにショックを受けた模様。2人はエルボーの打ち合いで正々堂々の真っ向勝負。ななみがダイヤル固めでリングを3周すると、負けず嫌いな高瀬もお返しのダイヤル固め。目が回った2人は起き上がれず…。何とか立ち上がった2人はタックルでぶつかり合う。高瀬を倒したななみはすぐさまスリーパーで捕まえるが、高瀬が根性でロープにたどり着く。ななみはそこに一発ボディアタックをお見舞いし、再びスリーパー。高瀬は後退しななみをコーナーに打ち付け脱出するが、ななみはタックル、ノーザンライトスープレックスと攻めまくる。2で返されるとトップロープへ向かうななみ。追いかけて投げ落とそうとする高瀬。ななみがコーナー上でスリーパーで絞ると、今井レフェリーが反則カウントを取る。カウント4でクラッチを解いたななみは、倒れた高瀬にボディプレスを浴びせる。立ち上がった高瀬のバックを取ったななみがジャーマンの構えに入るが、高瀬が丸め込みに切り返す。2人はまたも打撃合戦に。高瀬が連続ラリアットでななみをなぎ倒すが、ななみはしぶとく肩を上げる。カミカゼとギロチンの連続攻撃を受けてもまだ立ち上がり続けるななみ。今度こそリング中央でスリーパーに捕らえたななみだったが、高瀬が後方に倒れ込みななみをマットに叩きつけて脱出。高瀬のスライディングラリアットをかわしたななみがズル賢く…ではなく隙を突いてスクールボーイ。キックアウトされても間髪いれずに突進するななみ。しかし高瀬がその勢いを利用しパワースラム。この強烈な一撃もななみは返してみせ、今度はななみが走り出した高瀬にカウンターの裏投げ。一進一退の攻防が続いていくが、トドメは高瀬のラリアット。暴れるななみを力で捩じ伏せスリーカウントを奪った。
高瀬が差しのべた手を払いのけ、無言でリングを下りたななみ。ディアナの未来からディアナの“今”へ…センター不在のリングで、前進を見せた。