【レポート】2023年6月4日(日)美蘭凱旋!板橋大会

美蘭凱旋試合・板橋グリーンホール大会の模様をお届けします。観衆は144名、満員となりました。たくさんの応援、そしてお祝いの言葉をありがとうございました!!

第1試合 美蘭凱旋試合 シングルマッチ20分一本勝負 梅咲遥 VS 美蘭

○梅咲遥(9分55秒 アメジストクロス)美蘭●

美蘭、地元・板橋でシングル王者相手に大健闘!

「美蘭凱旋興行」と銘打った大会のオープニングマッチに、板橋区出身の美蘭が早速登場だ。駆け付けた応援団の大声援を背に、堂々リングイン。梅咲対美蘭、これは一年前の凱旋試合と同じカード。昨年は8分40秒、逆エビ固めで敗れている美蘭にとって、地元のファンに成長をアピールする絶好の機会となる。まずは梅咲が先制攻撃。美蘭は低空ドロップキックで梅咲の動きを止め、さらにドロップキック連発で梅咲を場外に落とす。美蘭はコーナーに上り、何と場外にダイブ!満員の観客の度肝を抜いた。しかしリングに戻るとまたも梅咲のペース。弓矢固め、ドロップキック、急角度逆エビ固めで美蘭をいたぶる。美蘭のエルボー連打も余裕で受け切った梅咲は、お返しの一撃で美蘭を吹っ飛ばす。しかし諦めない美蘭は素早く立ち上がるとクロスボディ、その場跳びムーンサルトで反撃。キックアウトされたが、続けざまにボディスラムからしぶとく押さえ込む。すべて返し切った梅咲は再びの逆エビ固め。今度はリング中央でしっかりと腰を落とし、ギブアップ寸前に追い込む。ファンの大声援を背に命からがらロープブレイクした美蘭は、ミサイルキックをかわし丸め込む。切り返した梅咲は丸め込み合戦へ。危うく2.99で返した美蘭は長い脚を活かして側頭部へソバット、さらに大車輪、ライオンサルトと持てる技を出し尽くすが力及ばず。9分55秒、梅咲のアメジストクロスで3カウントを聞いた。梅咲は「今まで対戦した中で一番良かった。美蘭の凱旋でシングルができて凄く嬉しかったです。こんなに美蘭を応援してくれる人がいるから、これからも一緒に頑張っていきましょう」と大健闘を讃え、観客も大きな拍手を送った。入門前は梅咲の大ファンだった美蘭。今は尊敬する先輩、そしていつか超えるべき壁として梅咲の背中を追う。梅咲はバックステージで「余計な言葉で飾る必要ないです。美蘭、頑張った!」と語る。敗れたものの大きな成長を見せた美蘭の今後に期待大だ。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 デボラK & 小林香萌 VS 夏実もち & 関口翔

●デボラK&小林香萌(13分44秒 ずんだ餅クラッチ)夏実もち○&関口翔

デボラKと「コバヤC」?

因縁(?)のKとCがタッグを組んだ。コバヤCこと小林香萌は「KとC」と書かれたタンクトップを着用して登場し、コーナー上でも「C」ポーズでアピール。先発は小林と関口。かつてタッグベルトを巻いた2人のハイスピードな攻防に観客は息を飲む。替わったデボラと夏実はフルパワーのぶつかり合いを展開。タックルで夏実を倒したデボラは小林を呼び込み、KとCの連携攻撃を見せる。しかし今度は関口と夏実がデボラを捕まえ、デボラは劣勢に。ローンバトルをカウンターのドロップキックで切り抜け、小林にチェンジ。小林の連続セントーンやドロップキックで一気に形勢逆転、鍛え上げた筋肉をアピールする余裕さえ見せた。この流れで再び登場したデボラは夏実と関口の連携の餌食となるが、ジャーマンで夏実をぶん投げ意地を見せる。続けてバックフリップからのフォールを自ら解き極楽固めで絞る。カットに入った関口を小林が蹴散らし、リングは夏実とデボラの一騎討ち。デボラがバックを取ったが夏実が鮮やかに切り返し、ずんだ餅クラッチで3カウントを奪った。

第3試合 6人タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子 & 中森華子 & ななみ  VS  本間多恵 & 尾﨑妹加 & Himiko

尾﨑妹加&本間多恵&●Himiko(11分5秒 ジャーマンSH)佐藤綾子○&ななみ&中森華子

「綾華」16年越しの夢!山形でタッグ決戦に臨む

カルッツかわさき大会でルミナスとのW.W.W.Dタッグ王座戦に敗れ、デイリースポーツ認定タッグも奪取ならず、一時はタッグを解消した「綾華」。二人は同日昼に行われたPURE-Jタッグトーナメントで優勝し、悲願のタッグ王者に!綾華はななみを加えてトリオを結成、その対角には現W.W.W.Dタッグ王者・SPiCEAP with Himiko。超豪華6人タッグマッチとなった。綾華withななみの奇襲でゴングが鳴る。しかしSPiCEAP with Himikoもすぐさま反撃。Himikoがドロップキックでなはなみを倒せば、ななみはヒップアタックでお返し。続いて尾﨑とななみがド迫力のタックル合戦で魅せる。さらに尾﨑は中森にアルゼンチンバックブリーカー、綾華2人をラリアットで薙ぎ倒すなど怪力を武器に大暴れ。本間は得意の関節技で試合の主導権を握る。中森は強烈なキックでピンチを脱し、替わった佐藤は1ヶ月の欠場から復帰したばかりとは思えないファイトを見せる。Himikoは追い詰められた本間に自らタッチ、リングに飛び出すも綾華のWミサイルキックを被弾。しかし尾﨑のアシストから佐藤にWアーム卑弥バスター!これは中森が何とかカットに入り、両軍入り乱れた大混戦に。ななみがノーザンで本間を排除すると、尾﨑がラリアットでななみをリング外に落とし、Himikoと佐藤の対決へ。佐藤がHimikoのバックを取ると中森が鋭いハイキックでHimikoの頭部を撃ち抜き、佐藤がジャーマンでがっちりフォール!綾華が見事な連携でタッグ王者としての初陣を白星で飾った。マイクを持った佐藤は「タッグチャンピオンのSPiCEAPさん。山形で綾華とのタッグマッチ組まれてますけど、そこにタイトル賭けてくんないかなぁ?私も山形出身で、京子さんの凱旋に花添えたいんだよね」と更なるベルトへの意欲を見せる。これにSPiCEAPは「待ってましたよ。6月18日楽しみにしてますんで」と快諾し、山形での防衛戦が決定。勝てば佐藤は二冠、中森はPURE-Jシングルとあわせて三冠の大チャンス到来だ。2人でベルトを巻くと誓い合った日から約16年、大きな夢を叶え勢いに乗る綾華。最多防衛記録更新をぶち上げ、4.29後楽園でまずはカケマドを破りV1のSPiCEAP。抜群のタッグワークを誇る両チームだけに、6.18南陽大会は激戦必至だ。

第4試合 タッグマッチ30分一本勝負 ジャガー横田 & 井上京子 VS世羅りさ & マドレーヌ

○ジャガー横田&井上京子(14分49秒 体固め)マドレーヌ●&世羅りさ
※パイルドライバー

マドレーヌからの重大発表とは…?

メインは「重大発表」を控えたマドレーヌが、世羅とともにジャガー・京子の重鎮タッグと対戦。ジャガーと世羅の久々のマッチアップに、ファンからは歓声が上がる。序盤の力比べでは世羅が押すが、ジャガーは老獪なテクニックで試合のペースを掴む。続く世羅と京子の初遭遇は力自慢の京子が違いを見せつける。世羅はカウンターのドロップキックからマドレーヌにチェンジ。京子は超豪快ヘアホイップや高速ブレンバスター、美技・吊り天井と次々に攻める。さらにベテランタッグに翻弄され続けるマドレーヌ。ジャガーの手を取るとトップロープに上り、アームホイップでローンバトルをやっと脱出。替わった世羅のニードロップをかわしたジャガーは浴びせ蹴りから京子にチェンジ。京子がナイアガラの構えに入ると、デスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」で世羅と行動を共にする藤田あかね、夏実もちが乱入!京子を場外へ引きずり落とし、世羅は客席で大暴れ!ルール無用のラフファイトはプロミネンスの十八番だ。これで一気に逆転した世羅はリング上で京子にニードロップ。ジャガーがカットに入ると、夏実がバラムチで追い払う。腕十字やハイキックなど、MMA仕込みの連続攻撃で京子に果敢に攻めていくマドレーヌ。対する京子は投げっぱなしジャーマンからジャガーにチェンジ。マドレーヌはジャガー相手に「ジャガー横田直伝マドレ投げ」を繰り出すがカウントは2。世羅とマドレーヌのツープラトンブレンバスターが決まれば、ベテランタッグは京子が世羅を、ジャガーがマドレーヌをそれぞれ雪崩式ブレンバスターで投げ落とす。この見事な大技の競演に場内は拍手喝采!ジャガーのフィッシャーマンズバスターはまたもプロミネンスがカット。怒りの京子が藤田と夏実を抑え「ジャガーさん、早く決めて!」と絶叫する中、ジャガーがパイルドライバーでマドレーヌを下した。マイクを持ったジャガーは、満員の観衆に「今日は美蘭がよくやった。練習生もたくさんいます。若い選手を応援してやってください」と語り、「マドから何かお知らせがあるみたいです」とマドレーヌにマイクを渡す。重鎮の技を受けまくったマドレーヌは「頭が真っ白なので手短に」と前置きし、「ご報告があります。マドレーヌ、結婚することになりました!」と喜びの報告!客席からは大きな拍手が起こり「おめでとう」の声が飛ぶ。続けて、「お相手は関西人でして、そのため来年から関西に引っ越すことになりました。年末の興行をもって所属ではなくなります。2024年からはフリーとしてプロレスを続けていきます」と話す。「プロレスラーになれたのはディアナのおかげです。ディアナに出会えなかったらプロレスラーになれなかった。詳しくはYouTubeをご覧ください」とちゃっかり自身のチャンネルを宣伝して笑いを誘いながらも「ディアナに入れて下さってありがとうございました。残り半年、精一杯頑張るのでこれからもよろしくお願いします」とジャガーと京子への感謝を語った。京子は「いいご報告でした。12月31日までディアナでしっかり頑張ってもらいたいと思います。皆さん応援してください」と温かいエールを送り、板橋大会は大団円で幕を閉じた。

山形大会のタッグマッチがタイトルマッチに変更!

山形・南陽大会のセミファイナルがタッグ王座戦に変更になりました。
また、第一試合のカードが決定いたしました。

▼6月18日(日)13:00~井上京子凱旋!南陽大会
会場:シェルターなんようホール(山形県南陽市三間通430番地の2)
開場12:00、開始13:00
前売りチケット:ディアナストアhttps://www-diana.stores.jp/)で販売中。※6月5日購入分まで郵送、以降は大会当日お渡し。
※当日券は各席500円増しとなります。
★対戦カード
第一試合 プロレスリングDEWA提供試合

Greed&西崎雄鬼&チェリーマン vs エル・ササカマ&ヤギひろし&YAMASE
第二試合 

AKINO&美蘭vsデボラK&Himiko
第三試合 

井上京子&井上貴子vsマドレーヌ&ウナギ・サヤカ
第四試合 セミファイナル  W.W.W.Dタッグ選手権試合

[王者組・SPiCEAP]本間多恵&尾﨑妹加vs佐藤綾子&中森華子[挑戦者組・綾華]
※第19代王者組2回目の防衛戦
第五試合 メインイベント

 ジャガー横田&井上京子&梅咲遥vsアジャコング&尾崎魔弓&ななみ

また、東京都・武蔵小山にございます「井上京子のお店 あかゆ」の2号店「あかゆ 山形店」が山形大会後の6月18日16時よりオープンいたします!ご来店お待ちしております。