【試合結果】2025年8月9日(土)アミスタ大会vol.92

youtubeでダイジェスト動画公開!必見!

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&ダーク・シルエタvs米山香織&高瀬みゆき

予告されていたInvader or Innovator(INVA)の新メンバーはダーク・シルエタ!日本、アイルランド、台湾、そしてメキシコと、ますます国際色豊かに勢力拡大していくINVA。まずはシルエタが第1試合に登場した。
先発は美蘭、そして井上京子の持つエリザベス王座への挑戦が決まっている米山。米山はタイトルマッチを目前に控えても、相変わらずの明るさをリングで振りまく。「米山」コールを煽るが、ファンは大「美蘭」コール。心が折れた米山は何もしないまま高瀬にタッチを求める…。苦笑いで高瀬登場。しかし客席からの「美蘭」コールはますます力強さを増す。高瀬と米山以外は会場中の心が一つになり、高瀬は険しい表情で客席に向かって「おい!」。高瀬と米山が腹いせに(?)美蘭に2人がかりで攻撃すれば特大ブーイングだ。美蘭も反撃し、シルエタにチェンジ。シルエタはキャメルクラッチで高瀬を変顔にし、美蘭にチェンジ。高瀬は美蘭にボディスラム。米山にチェンジ。米山は反則攻撃で超特大ブーイングを巻き起こす。高瀬も加わり、2人で美蘭をいたぶっていき、これもまたブーイングの嵐。シルエタが「美蘭」コールを煽り、美蘭を後押し。しかし高瀬が「うるせー!」と一蹴し、ダイヤル固め。ファンを敵に回したものの、美蘭の捕獲に成功した米山・高瀬組。美蘭はスイングDDTでようやくシルエタにチェンジ。シルエタの膝蹴りからトラースキックを米山に命中させたものの、高瀬と米山が巧みな連携で試合の流れを離さない。高瀬がミサイルキックにスライディングラリアットを続ければ、シルエタはフライングニールキックや串刺し低空ドロップキックと、白熱の攻防に。ここでタッチを受けた美蘭は連続ドロップキックに619と軽やかな連続攻撃。高瀬は続くボディスラムを持ちこたえ逆水平チョップを放つが、シルエタと美蘭も連携攻撃が炸裂。しかしこのチャンスで発射したライオンサルトはかわされ、米山がエプロンからロープ越しのスタナー、高瀬がスピアーに串刺しラリアットと逆襲。シルエタもカットに飛び込んで行くが、米山が阻止。高瀬がローリングストーンで勝負を決めた。

第2試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&本間多恵&尾﨑妹加vs佐藤綾子&デビー・カイテル&クームー[INVA]

INVAがチームとしての初陣!新人のクームーにタッグ王者組のデビーと佐藤。クームーは「プロレスを教わるなら、中途半端な人じゃ意味がない。最強の先輩たちと一緒にいたい」と自らを成長させるため、INVAの加入を決意したという。クームーの尊敬する先輩たちはレフェリーチェックを断固拒否し、凶器で奇襲をしかけ、いきなり場外乱闘勃発。先輩たちに続いてクームーも場外へ。6人がそれぞれ観客席で大暴れ。リングに戻ったのは京子と佐藤。リングでもおぼん攻撃に、デビーとクームーも加わってのトレイン攻撃とINVAで京子を袋叩きに。ブチギレた京子は尾﨑とのサンドイッチタックルで佐藤に逆襲。しかしINVAは尾﨑を捕まえコーナーに連行。ソフト今井レフェリーが長身美女クームーに誘惑され鼻の下を伸ばしているうちに、佐藤とデビーが尾﨑に集中砲火!尾﨑がクームーにセントーンを落として鬱憤を晴らし、逆エビ固めで厳しく絞る。クームーの長い腕がロープに届き、尾﨑のアルゼンチンを暴れて切り抜けスクールボーイ。カウント2に終わりデビーにチェンジ。デビーはスライディングラリアットからのフォールを返されると、レフェリーの目の前で反則攻撃。尾﨑はアルゼンチンバックブリーカーで対抗するが、佐藤がカット。タッチを受けた本間が低空ドロップキックでフォール。返したデビーの腕を掴んでワキ固め、デビーの体を反転させてフォールと流れるような攻めで翻弄。デビーはジャンピングニーやスライディングエルボーと得意の打撃攻勢。続いて佐藤がWアームスープレックス。デビーと佐藤の連続攻撃に、SPiCEAPも合体攻撃で応戦。本間から京子にチェンジし、京子がナイアガラの構えを見せると、デビーがおぼんで殴打して阻止。佐藤とデビーのツープラトンブレーンバスターで勢いに乗り、佐藤はトップロープへ。しかし京子が雪崩式ブレーンバスターでミサイルキック発射阻止。リング中央で大バウンドした佐藤だがカウントは2。力を振り絞って111キロの巨体をジャーマンでぶん投げる佐藤。食らった京子もお返しのジャーマン。青コーナーまで飛ばされた佐藤はクームーにタッチ。クームーががむしゃらにエルボーを打ち、デビーも懸命にサポート。クームーがフォールされるとすかさずデビーがカット。京子の「押さえろ!」の一言で飛び出したSPiCEAPがカフェイン&クラッシュを押さえ、いよいよ京子とクームーの一対一。デビューから2ヶ月にも満たないクームー。レジェンドの剛腕唸るラリアットが炸裂し万事休す。京子がフォールし、クームーはピクリとも動けず、勝負あり。
佐藤は「新チームは出来たばかりで伸びしろしかない。クームーはデビュー3戦目、今回は想定の範囲内。これからもっと強くなっていこう!」と敗れはしたがチームの結束を強めたようだ。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦
15分一本勝負
香藤満月 & シャンシャンvs柊くるみ & 櫻井裕子
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

タッグ王者・佐藤綾子が「本物のタッグをあぶり出したい」と仕掛人となった次期挑戦者組決定トーナメント。一回戦は全て15分一本勝負、ドローの場合は2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がるルールだ。さらに、試合直前に佐藤より「W攻撃あり、Wフォールもあり。タッグとしての連携、2人の物語も見たいのでこのルールを追加します」と発表された。トーナメント開幕戦となるこの試合には仲良し若手タッグと急造タッグが登場する。
佐藤は「香藤満月はここ最近で一番成長した。他団体への参戦が増えて、それが成果として出てきてもいいんじゃないかな。シャンシャンも1年目と思えないぐらい試合内容が良くなってる。この2人は仲がいいので組んでもらいたいなと」とエントリー8組中で最も合計キャリアの浅い若手チームに期待を寄せている。
対角の柊くるみと櫻井裕子に関しては「ずっとディアナを盛り上げてくれてるメンバー。裕子さんとデビーの対決って面白そうだなと思ってます。くるみさんは、デビーさんと私とトリオ組んだ時は心強かった。急造タッグですが楽しみな2人です」と、自身のタッグパートナーであるデビー・カイテルとも相性のいい(?)2人を選抜したようだ。この2人がトーナメントの頂点に立てば、まさにデビーとの対戦になるが…。
まずは香藤と櫻井が先発。力比べと大声で香藤が圧倒。97キロの恵まれた体格を活かし、櫻井に乗っかっただけでギブアップを迫る。櫻井は消え入りそうな声で「ノー」と抵抗。早くも大ピンチを迎えたが、ロープを掴む。ヘビー級の香藤から軽量級のシャンシャンにチェンジすると、櫻井が鬱憤を晴らすように厳しくキャメルクラッチ。櫻井から柊にチェンジすると、柊も体格を活かしてパワー全開ファイト。柊の連続フットスタンプを受けてシャンシャンは悲鳴。今井レフェリーがなぜかセコンドの高瀬みゆきに気を取られているうちにシャンシャンが捕まってしまい、櫻井のビッグブーツをまともに食らってしまう。シャンシャンはスタナー、ネックブリーカードロップで脱出し香藤にチェンジ。香藤は連続ボディプレスにボディアタックで櫻井をぺちゃんこに。櫻井は香藤の大きな体をスクールボーイで転がして低空ドロップキックを突き刺し、コブラツイストで絞る。エスケープされるとドラゴンスリーパー。続いて柊のボディアタック、ミサイルキックが香藤を襲う。しかし柊の怪力でも香藤の重い体は持ち上がらず、ならばとタックル合戦を挑む。激しい肉弾戦は香藤がロープの反動を使ったタックルで柊を倒し、ファンからは拍手喝采!シャンシャンとのW攻撃も決めてみせ、ベテラン相手に好勝負を展開する若手軍。香藤のダイビングボディプレス、シャンシャンのダイビングクロスボディから2人がかりで押さえ込むも、櫻井が懸命にカット。連携や2人の体重を浴びせてのフォールなど、当日追加ルールをうまく利用する若手軍。残り時間わずかとなり、このままいけばキャリア差で初戦突破のチャンス!しかし柊がキャノンボールでシャンシャンを圧殺。櫻井がしっかり香藤を抑え、柊がナッツバスターで勝負を決めた。残り時間1分を切る中、先輩軍が意地を見せて準決勝進出だ。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦
15分一本勝負
[にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vsHimiko&夏実もち
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

4.27後楽園でカフェイン&クラッシュを破り初防衛を果たしたが、7.27アミスタでのリマッチで王座陥落したにじゅうまる。佐藤は「にじゅうまる、こないだタイトルマッチやりましたけど、強かったですよ。後楽園で1回私らから防衛したにも関わらずもう1回試合受けてくれて…チャンピオンチームからしたら何にもメリットないじゃないですか?1回勝ってるのに。そんな中でも受けてくれて、後輩だけどすごい気持ちのいい、強い気持ちを持ったチームだなと思う」 と、実力に加え精神面の強さや潔さも高く評価。文句無しのエントリーとなった。 対角には「世羅さんが怪我しちゃって、もちさんが凄いサポートしてて、チームの絆を素晴らしいなと思って影から見てました。そんなもち選手に、 INVA最年長のHimiko。もち選手に引っ張ってもらいたい。見て学んでほしいですね」と、献身的にプロミネンスの仲間をサポートする夏実もちとInvader or InnovatorからHimikoが出場。2人はベルトを目指してタッグ結成したものの、なかなか息が合わず…。タッグ名も決まらぬまま、組む機会も減少しつつある中でのエントリーとなった。トーナメントを駆け上がり、タイトル挑戦にようやく漕ぎ着けるのか? 優勝候補とも言える前王者組に、名も無きタッグが奇襲!2人がかりでのフォールでナナミを押さえ込むが、網倉が慌ててカット。Himikoは腕に巻いていたテーピングを剥がしてナナミの首を絞める。観客のブーイングも素知らぬ顔で受け流し、今度はリバースインディアンデスロックで足攻め。夏実がレフェリーの気を引き、その隙にまたもHimikoがテープで首絞め。レフェリーが近づくとテープを投げ捨て正攻法に。ナナミからタッチを受けた網倉は怒り爆発のボディアタック!網倉のパワフルファイトに、Himikoは網倉の古傷である膝を狙って対抗。リング中央でのヒザ十字でじっくりいたぶり、エスケープされても夏実がリング外から網倉の膝を狙う。夏実の低空ドロップキックが膝に命中すると網倉は絶叫!それでも網倉はカナディアンバックブリーカーで夏実を揺さぶっていく。ナナミとのトレイン攻撃や合体わー!プレスで懸命に試合の流れを取り戻し、ナナミにチェンジ。しかしHimikoと夏実が久々タッグながら好連携で前王者に食らいついていく。ナナミが豪快に裏投げを決めれば、夏実もバックドロップでナナミをマットに叩きつける。タッチを受けたHimikoが3連続ギロチンでフォール。自力キックアウトしたナナミはエルボー連発からデスバレードライバー。このフォールを夏実がムチでカットしカウントは2に終わる。さらににじゅうまるのW攻撃もムチで阻止。この隙にHimikoがナナミを丸め込んでフォール。カウント2.99で間一髪肩を上げたナナミ。にじゅうまるの同時発射プレスを揃ってかわした夏実とHimikoはそれぞれリバーススプラッシュ、ダイビングギロチンをナナミめがけて連続投下。このフォールは網倉にカットされたが、大チャンスを作ったHimiko。ところがこの終盤で落とし穴…。夏実の裏拳がHimikoに誤爆し、にじゅうまるの大チャンスに。網倉が夏実を押さえ、ナナミがジャーマンで美しくブリッジ。がっちりフォールで準決勝にコマを進めた。カフェイン&クラッシュへのリベンジ、そしてベルト奪回へ向けてまずは1勝だ。

W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者]世羅りさ vs 梅咲遥[挑戦者]
※第21代王者 3度目の防衛戦

梅咲遥、リベンジ達成で王者返り咲き!

4.27後楽園ホール大会では、復帰戦でいきなり世羅りさとのタイトルマッチという大一番を迎えた梅咲遥だったが、負傷した肩を執拗に攻められ“絶対センター復活祭”は黒星に終わり、バックステージで「勝たなきゃ意味がない」と項垂れた。しかし世羅は「梅咲とは結構長い付き合いになるんで、たった1回で終わらせるつもりはないです。自分は引退するまでこのベルト持ってるつもりなんで、その間に何回でも挑戦してきたらいいんじゃない?梅咲遥、世羅りさを倒せるかな?」と再戦を示唆していた…。もちろん負けたままでは終わらないのが絶対センター!王座陥落からまる1年が経過する2025年夏、再びの挑戦に名乗りを上げた。挑戦を受ける世羅は過酷な引退ロードを歩む中で膝を負傷。欠場はせず、得意のWニードロップを封印して戦い抜くことを宣言した。
梅咲は開戦のゴングと同時に世羅の膝を目掛けて低空ドロップキック!間一髪かわした世羅はエルボーを打ち、梅咲も応戦…と見せかけて低空ドロップキック!さらに世羅のお株を奪うグー連発で世羅の右膝を殴りまくり、普段はあまり見せることのない関節技で足攻め。世羅はたまらず本家グー!これもベルトへの執念か、なりふり構わない挑戦者に、なりふり構わない王者…。今井レフェリーがストップをかけると、梅咲は世羅の右足をロープにかけ、またも膝へ低空ドロップキック。かつては自身も苦しめられた負傷箇所狙いで梅咲が一気の攻め。それでも立ち上がる世羅がコーナーへ上ると観客は騒然!セコンドについていた柊くるみが「ダメダメ!」と慌てて駆け寄り、禁断のW二ーは未遂に終わる。その隙に梅咲はまだまだ世羅の右膝に的を絞り攻め続ける。世羅も未だテーピングの残る梅咲の右腕を狙い関節技を仕掛けるが、同じ轍を踏む訳にいかない梅咲はすかさずエスケープ。すると世羅は梅咲の右肩を踏みつけて追い討ち。鬼の形相で文字通り古傷を抉り、形勢逆転だ。苦しむ梅咲をホームの観客が手拍子で後押し。何とかロープに辿り着いた梅咲は得意のドロップキックを世羅の胸に突き刺し、再び流れを取り戻す。鮮やかなミサイルキックで世羅をふっ飛ばし、バックを取るとジャーマンの構え。振りほどいた世羅だったが、梅咲がまたも世羅の右足を捕らえる。世羅は懸命にロープに手を伸ばし、渾身の羅紗鋏。死力を出し尽くす2人は一時ダウンも、気力を振り絞りエルボー合戦。この窮地でも笑みを浮かべる世羅。カウンターの腕十字で梅咲の右腕を極め、ロープに梅咲の足が届いてもクラッチを解かない。セコンドの高瀬みゆきが「離せ!」と怒号。世羅はレフェリーの反則カウント4までじっくり梅咲にダメージを与えていく。痛む腕でエルボーを打つ梅咲。痛みを堪えしっかりとリングを踏みしめて放つ世羅のブレーンバスター。王者の意地と挑戦者の意地がぶつかり合い、互いにスリーカウントを許さない。スクールボーイは肩を上げた世羅だったが、この機を狙いすましたかのように梅咲がヒザ十字固めで三度目の捕獲!もがく世羅、今度こそ離さない梅咲。ついに挑戦者の執念が王者の覚悟を上回り、世羅がギブアップ。梅咲遥のリベンジ達成、そしてシングル王座奪回を告げるゴングが鳴り響いた。
マイクを持った梅咲は「怪我してるとか言って、強すぎなんだよ〜。お客さんは世羅さんの足を心配して、どんな試合になるのかってきっと思ったでしょうけど、強すぎて…。その覚悟とか強さとか、本当に尊敬しています。今日2回目の挑戦受けてくださって本当にありがとうございました」とまずは世羅への想いを素直に吐露。対して世羅は「今日ワシが右膝を怪我してることは周知の事実だったと思うけど、そこを攻めて来ないならこの甘ちゃんどうしてやろうかと思ってた。初っ端から、来たなぁ…」と容赦なし遠慮なしの先制攻撃を振り返り観客の笑いを誘う。続けて「その執念深さこそ梅咲遥。きっと、怪我してなくてもワシ負けとったと思う。そのくらい、後楽園大会の時の梅咲遥より確実に今日の梅咲遥の方がベルトへの執着があったよ。そんな梅咲遥と戦えて光栄でした。ありがとうございました」。互いの強さを認め合った2人は握手を交わした。
新王者は「改めて、W.W.W.Dシングルチャンピオンに返り咲きました!ありがとうございます」と喜びを爆発させ、今後の防衛ロードについては「もっともっとディアナを面白くしていきたいです。ディアナを盛り上げるため、ディアナの新人から先輩まで、全員とタイトルマッチやりたいと思います。クームーから井上京子さんまで倒してやりたいと思います!皆さんついてきてくれますか?これからもっともっと熱いディアナになります。期待してください」とディアナ所属選手全員との対戦をぶち上げた。梅咲が尾﨑妹加に敗れベルト流出、そしてこの日の奪還までの1年間で挑戦した所属選手はHimiko、羽多乃ナナミ、そして梅咲の3名のみ。外敵王者に外敵挑戦者が続いていた。ようやくディアナへ、そして梅咲の腰へ戻ってきたベルトを巡り、団体内での争いが始まるようだ。台湾から来日したばかりのクームーらタイトルマッチの経験がない若手にとっても大きなチャンス。まさに「熱いディアナ」への新たなスタートとなる。
バックステージでは、センターとして、王者として、10月の後楽園ホール大会1000人動員を誓った。1年ぶりに王者に返り咲いた梅咲。真夏の梅の狂い咲きはまだまだここからだ。

梅咲 バックステージコメント

【試合結果】2025年7月27日(日)アミスタ大会vol.91

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&シャンシャン vs Yappy& kuumu
※kuumu日本デビュー戦

前日のフューチャーサイトで突如姿を表したクームー。セミファイナルで乱入し、佐藤綾子率いるInvader or Innovatorの一員となった。好きな日本のレスラーは佐藤の名前を挙げ、早くもチームに馴染んでいるようだ。その実力はいかに?
対角には絶対センター・梅咲遥と新台湾プロレス・シャンシャン。シャンシャンとクームーは台湾で同じ団体に所属し切磋琢磨する関係だが、前日に試合をぶち壊され激昂。梅咲も「喧嘩売る相手間違えたって思うだろうな」と売られた喧嘩は受けて立つ構えだ。
まずはYappyとクームーが奇襲!シャンシャンを捕まえ、2人のヒップアタックで挟み撃ち。しかしYappyのお尻が強すぎて(?)、クームーが吹っ飛んでしまう。このチャンスに梅咲とシャンシャンが連続ドロップキックに息ぴったりWドロップキック。シャンシャンがクームーを鎌固めで絞るとYappyがカット。Yappyが先輩らしくクームーを引っ張りながら試合を展開していく。Yappyがカツどんでシャンシャンをマットに叩きつけ、「早めに終わろうか」とフィニッシュ宣言。シャンシャンはスタナーでYappyの動きを止め、トルネードDDTでフィニッシュ阻止!梅咲にチェンジする。梅咲は懸命にYappyをボディスラムで上げてフォールするがカウントは2。パワーでは上回るYappyがドラゴンスリーパーからアバランシュホールド。梅咲がキックアウトするとYappyからクームーにチェンジ。クームーは170センチの長身を生かした豪快なブレーンバスターを挨拶代わりにお見舞い。梅咲も挨拶代わりにエルボーを打ち、クームーもエルボーを打つ。梅咲が「来いよ!」と煽るとエルボー合戦はヒートアップ。ここでYappyが割って入りウエストランド。倒れた梅咲の上にクームーを軽々と投げ捨てる。クームーもダメージを受けてしまったが、串刺しボディアタックやフェイスクラッシャーで追撃する。飛び出したシャンシャンが飛び出してドロップキックをクームーに突き刺し、梅咲も強烈な低空ドロップキック。続くブレーンバスターからのフォールはYappyがカット。クームーは懸命な連続丸め込みで攻め続けるが、梅咲がエルボーで流れを取り戻し、キューティースペシャル。これもYappyがカットするが、梅咲とシャンシャンのWネックブリーカーでYappyを排除。梅咲とクームーの一対一となり、梅スプラッシュ発射で勝負あり。絶対センターが抜群の存在感を見せつけた。

動画:これがクームーだ!

第二試合 3WAYマッチ20分一本勝負
井上京子vs米山香織vs Himiko

美蘭が欠場となり、タッグから3WAYに急遽カード変更となった。明るくゴキゲンなファイトでファンを魅了する米山、Invader or Innovatorの一員としての活動がスタートしたHimiko、そして女子プロレス界の重鎮・井上京子。それぞれの個性がリングでぶつかり合う!
まずは京子が怪力で2人をねじ伏せるが、米山とHimikoは共に京子の足を踏んで応戦。かと思えば米山はHimikoにスクールボーイ!京子が鋭い視線を米山に突き刺すと、米山は「京子さんすみません!コイツやっちゃいましょう!」とあっさりHimikoを切り捨てる。。京子がHimikoをキャメルクラッチで捕獲すると、米山は低空ドロップキックで京子狙い。京子は「やると思った!」と怒りのタックルで米山を吹っ飛ばす。2人まとめてコーナーに追い詰めた京子はお尻で圧迫!米山とHimikoは思わず「オエー!」。「先輩にオエーとか言うな!」と京子がHimikoにブチギレのラリアット!しかし倒れたHimikoに米山がフォール。カウント2に終わるも、京子がHimikoを捕まえナイアガラの構え。するとまたしても米山がHimikoにスクールボーイ。ひたすら横取りフォールで京子を翻弄する米山。苛立ちを隠せない京子…。Himikoも河津掛けから2人まとめてギロチン3連発、米山へのWアーム卑弥バスター、京子へのブルドッギングヘッドロックと躍動するが、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。すると米山がHimikoをフォール!怒りにまかせてラリアットで突撃する京子。すると米山とHimikoがこれをかわし、京子はリング外へ…。この隙に米山がHimikoにぐるんちょ!Himikoは返せず、米山がちゃんと自力でスリーカウントだ!
「やったー、勝ったぞー!」とゴキゲンに喜びを爆発させる米山。「美蘭さんが欠場になったのは残念だけど、40才以上の3WAYで勝ったということは…京子さ~ん!エリザベスのベルトに挑戦させてくださ~い!ありますよね?挑戦資格!今日勝ったので!」と京子の持つベルトに挑戦表明!京子は「やっぱさ、悔しいけど凄いよね。米ちゃんって。憎たらしい」と米山の実力を認めた上で「どんどん防衛していきたいので、勝てないと思うけど…やる?」と受諾した京子。米山は「ぜひお願いします!だって、京子さんじゃない人から勝てばチャンピオンになれるんですもんね!あと1人は私が探してきます。京子さんはお強いので誰が相手でもいいですよね!」と観客の笑いを誘う。京子も「そうね!京子さんはお強いので、誰が相手でもいいでーす!」と笑顔。米山が指名するもう1人の挑戦者とは…?続報をお待ちください☆

動画:米山がエリザベス次期挑戦者に決定☆

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&香藤満月 vs 尾﨑妹加&櫻井裕子

前日には思わぬ形で第3代クリスタル王者となった香藤。王者としての初陣は大ベテラン・ジャガーとのタッグだ。
まずはジャガーと櫻井が先発。正攻法の櫻井に、ジャガーはサミング。今井レフェリーに注意されると、ジャガーから香藤にタッチ。櫻井も尾﨑へ替わり、2人のタックル合戦にファンは拍手喝采。櫻井と尾﨑が連携攻撃をしかけるも、ジャガーはものともせず。香藤もドロップキックで好アシストを見せる。尾﨑がジャガーをラリアットでなぎ倒し、セントーンやエルボードロップを投下。続いてアルゼンチンで担ぎ上げようとするが腰を落として持ちこたえるジャガー。浴びせ蹴りで尾﨑のみぞおちにカカトを落とし、香藤にチェンジ。香藤と尾﨑はエルボーやタックルでぶつかり合い、尾﨑は「絶対倒す!」と気を吐く。香藤のタックルが上回るが、尾﨑は何と97キロの香藤をアルゼンチンバックブリーカーで捕獲し観客の度肝を抜く。これはジャガーにカットされたものの、タックルで香藤を倒してしっかりお返し。櫻井にチェンジする。櫻井のドラゴンスリーパーはジャガーがカット、それでももう一度ドラゴンスリーパー。今度は香藤が自力でエスケープし、連続ボディプレスで櫻井をぺちゃんこに。カナディアンバックブリーカーや串刺しバックエルボーで追撃するが、櫻井がカウンターのビッグブーツ一閃!香藤からジャガーにチェンジする。尾﨑と櫻井のWブレーンバスターをジャガーがDDTに切り返し、香藤が飛び出し「ジャガーさん!おんぶ、おんぶ、おんぶ~!!!」と合体おんぶプレスを要請する香藤。なぜか照れる(?)ジャガーは拒否…。客席から「ジャガー」コールが発生してしまい、ジャガーは香藤を突き飛ばす。これが香藤の単独プレスの形に。とはいえ食らった櫻井は大ダメージ…。ジャガーは櫻井のクラッチを振りほどいて尾﨑のラリアットを誤爆させ、その隙を逃さず丸め込んで決着。ジャガー単独でも充分すぎる強さを見せつけたのだった…。

動画:誤爆の隙を逃さず勝負を決めたジャガー

第四試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ選手権試合30分一本勝負
[王者組・にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vs佐藤綾子&デビー・カイテル[挑戦者組・カフェイン&クラッシュ]
※王者組2度目の防衛戦

これまで乱入や妨害を繰り返してきた佐藤とデビー。そして7.26フューチャーサイトでは、新台湾プロレスの新人・クームーと共に大暴れ。試合は荒れに荒れ、ノーコンテストとなっている。王者としての強さを追い求めてきたにじゅうまるは、やりたい放題の佐藤とデビーに怒り心頭。ベルトは何としても守り抜くと決意を新たに、二度目の防衛戦に臨む。佐藤はプロ意識が高いデビーを尊敬していると話し、デビーもまた佐藤とのタッグに手応えを感じ、信頼を寄せているという。にじゅうまるが絆の力で成長してきたのと同じく、カフェイン&クラッシュも強い絆で結ばれたタッグだ。
まずはナナミと佐藤が先発。ゴングと同時に佐藤に襲いかかるナナミだったが、すぐさまナナミをコーナーに追い込み激しいストンピングを浴びせる佐藤。すると網倉が加勢。これをデビーが排除し、佐藤とデビーの息の合った連携攻撃。ロープ際にいたナナミの足をデビーが引き、早くも場外戦へ。ラフファイトはやはりカフェイン&クラッシュが一枚上手だ。リングに戻るとナナミが力強いタックルでデビーをなぎ倒して網倉にチェンジ。網倉は急角度逆エビ固めやセントーンでパワフルファイト。いつもの明るさとは違う激しさを見せ、ベルトへの熱い思いをリングで爆発させる。デビーは串刺しラリアットやスライディングラリアットと得意の打撃で猛攻。再びナナミと佐藤のマッチアップとなり、ナナミも網倉に共鳴するように佐藤の顔面めがけてキック連発。いつになく闘争心むき出しの戦いぶりで観客をどよめかせる。それでも冷静な佐藤はナナミを場外へ落下させ、おぼんをフルスイング!しかしこれは回避したナナミが掟破りのおぼん攻撃。佐藤をリングに投げ入れたナナミががむしゃらに馬乗りエルボー。さらにタックルでぶつかっていきフォール。これを返した佐藤は鮮やかなミサイルキック発射。すぐさま起き上がるナナミも珍しくドロップキック。追撃に走るナナミをまたもデビーが転ばし、佐藤が投げっぱなしの変形フィッシャーマンズスープレックス。網倉がナナミを呼び続けるが、先にパートナーにタッチしたのは佐藤。デビーがナナミにスライディングエルボー、コーナーで待ち構える網倉もビッグブーツで蹴落としてみせる。デビーのWアームを振りほどいたナナミは胴締めスリーパーで絞め落としにかかるが、佐藤が網倉を振り切りカットする。ナナミが変則ロープワークからのタックルやノーザンライトスープレックスで反撃するが、デビーもノーザンライトスープレックスでお返し。デビーが上手くナナミと網倉を分断するが、ナナミがデスバレードライバーでデビーをマットに叩きつけ、ようやくチェンジ。勢いよく飛び出した網倉はセントーンを浴びせる。デビーの逆水平チョップから2人はチョップ合戦に。互角の打ち合いからデビーがビッグブーツ、ジャンピングニー、ランニングWニーと矢継ぎ早に攻め続ける。網倉はナナミを呼び込みおんぶプレスでデビーを潰すがカウントは2。デビーと佐藤もコンビプレーで対抗していき、デビーの強烈な張り手で網倉がダウン。この隙にデビーから佐藤にチェンジ。佐藤は容赦なく網倉を蹴りまくっていたぶる。コーナー上に飛び乗った佐藤をナナミが捕まえ、網倉がカナディアンバックブリーカーで対角へ運ぶ。そこににじゅうまるがトレイン攻撃、さらに網倉がナナミを佐藤の上に投げ捨てる。それでも佐藤は肩を上げ、投げっぱなしジャーマン。さらにAyako’sEXで絞るがナナミがカット。ならばと佐藤はカサドーラを狙うが、網倉がこれを許さずジャーマンに切り返す。さすがにふらついた佐藤。網倉は串刺しボディアタックやキャノンボールで追撃。ナナミがデビーを引きずり出しダイビングボディプレス、網倉が佐藤にダイビングセントーンをそれぞれ対角で同時発射するも、佐藤は自力キックアウト。Wあーみんバスターを横十字固めに切り返し、今度は飛び付き式のレッグロールクラッチと、ベテランの佐藤ならではの多彩な丸め込み攻勢を何とか切り抜ける網倉。ならばと佐藤がミサイルキック、デビーがジャンピングニー、そして佐藤がまたもジャーマンと、カフェイン&クラッシュの連続攻撃が流れるように決まる。網倉の大ピンチにナナミが飛び込んでカット。網倉の髪を掴んで起こし佐藤がおぼん攻撃…かと思いきや、なんとデビーが「No!」と阻止!仲間割れするカフェイン&クラッシュにナナミが突撃すると、ひらりとかわすデビー。にじゅうまるの誤爆を誘う頭脳プレーだ。デビーがナナミを食い止めるうちに、佐藤のドラゴンスープレックスが完璧に決まる。王者の意地と絆の力で苦しい場面を乗り越えてきたにじゅうまるだったが、この一撃でついに力尽く。ホールドされた網倉が動けないまま、今井レフェリーがマットを3回叩き、新王者誕生を告げるゴングが鳴り響いた。デビーは高らかにベルトを掲げ、倒れたままのにじゅうまるに認定証を投げつけ、舌を出してみせた。
大激闘を制した佐藤は「カフェイン&クラッシュ、ベルト奪取! “Invader or Innovator”としても、良いスタートが切れたと思ってます。 それから私の2つ目のやりたかったこと。 8月の9日、10日、16日の3戦でタッグトーナメントやってもらって、勝ち上がってきたチームと防衛戦やります。 もちろんにじゅうまるも強かったから、エントリーしてくれたらいいと思うよ」 と、時期挑戦組者決定トーナメント開催をぶち上げた。詳細は後日、ディアナ公式SNSで発表するという。
デビーは「6ヶ月前、私はディアナに乗り込んできた。あの日、私はディアナをぶっ壊してやると宣言したわ。私は本気だったし今でもその気持ちは変わってない。いま私の後ろには最強のチームがついてるのよ。でもあなたには?……何もないわね。空っぽ。だから、ひとことだけ言っておくわ。……よろしくお願いしまぁ〜す!」と、最後までにじゅうまるに悪態をつく。佐藤が「これからもディアナを面白くしていくんでよろしくお願いします!」の一言で大会を締めくくった。こうしてInvader or Innovatorがチームとしての第一歩を踏み出した。その先でディアナを待ち受けているのは…?

動画:フィニッシュの瞬間!!

カフェイン&クラッシュ バックステージコメント

にじゅうまる バックステージコメント

【試合結果】2025年7月26日(土)フューチャーサイトvol.36

激動の一日?!大会ダイジェストはyoutubeで!

第一試合
シングルマッチ15分一本勝負 梅咲遥 vs 花穂ノ利

一度はプロレスから離れたものの、リングに戻ってきた花穂ノ利。花によると梅咲との対戦は5年ぶりになるという。久々の対戦に燃える両者。力の乗ったエルボー合戦はともに苦悶の表情。花のバックドロップからのフォールを横十字に切り返した梅咲。これを返されると間髪入れずラ・マヒストラルで勝負を決めた。この5年で「超新星」から「絶対センター」へ成長した梅咲がリングでの再会に白星を添えた。

第二試合
シングルマッチ15分一本勝負 デビー・カイテル vs AKARI

6月のフューチャーサイトではタッグを結成し、息の合ったコンビプレーを見せていたが、この日はシングルで激突。序盤は互いにテクニックを惜しまず披露。見応えのある攻防を展開していくが、デビーが場外乱闘を仕掛けると、セコンドの佐藤も加わり大暴れ。場外カウントが始まるとリングに戻り、2人の攻防はますますヒートアップ。互いにスリーカウントを許さず、一歩も引かないまま時間が過ぎていく。時間切れを知らせるゴングが鳴り響いた。

第三試合
タッグマッチ20分一本勝負 羽多乃ナナミ&美蘭vs Himiko&シャンシャン

セミファイナルでは事件が勃発!
まずは美蘭とシャンシャンが若手対決、そしてHimikoと美蘭の同期対決やナナミとHimikoによるギブアップ寸前の壮絶な打撃合戦など見どころ盛りだくさんで観客の反応も上々!ななみらんが久々ながら連携を華麗に決めると、Himikoとシャンシャンは言葉の壁に阻まれ(?)連携失敗…。フューチャーサイトらしい若手の奮闘が光り、美蘭とシャンシャンのマッチアップで試合時間が残り5分と迫り、ここでHimikoがまさかの行動に…。シャンシャンがHimikoにタッチするが、Himikoはなぜかシャンシャンに暴行!シャンシャンを場外に投げ落とすと、さらにセコンドの佐藤綾子とデビー・カイテルもリングに乱入。そしてもう一人、スラリと背の高い美女の姿が…。シャンシャンとナナミが珍しく激昂し、美蘭と梅咲が止めに入るも両軍の乱闘は収まらず。今井レフェリーが本部席に試合終了のゴングを要請し、試合はノーコンテストとなった。ゴングが打ち鳴らされてもますますヒートアップする選手たち。そんな中マイクを取ったのは梅咲だ。「おい、佐藤!てめーのやりたいことってこれかよ。大会ぶち壊して、セコンド介入して何が面白いんですか?」。デビー来日以降「私には考えがある」とたびたび話していたものの、その真意を明かしてこなかった佐藤。4.6タッグ王座戦でデビー乱入により盟友・中森華子から綾華終了を突きつけられてもなお「中森を裏切るつもりはない」「考えがある」と話すに留めていた。乱入や妨害を繰り返す佐藤に業を煮やした絶対センター・梅咲遥の声には怒りが滲み、会場は静まり返るが、佐藤は全く意に介さず。「これが私のやりたいことの1つ目」と切り出し、「皆さんに紹介します。台湾から来てくれました、クームーです」と謎の長身美女の正体はKuumu(クームー)であると明かす。6月14日に台湾でプロレスデビューしたばかりの新人だ。新台湾プロレスに所属しており、シャンシャンにとっては直属の後輩で共に切磋琢磨する仲間のはずだが…?「Invader or Innovator〜侵略者か変革者か〜、私たちのチームはこれからも人数増えます!皆さん乞うご期待!」と佐藤が高らかに宣言すると、またも乱闘に。なお、翌27日のアミスタ大会でクームーが日本デビューを果たすという。未発表となっていた第1試合のyappyのパートナーを務める。バックステージでは、佐藤が「私のやりたかったことの一つ目。新しいチームです。これからどんどん人が増えるんで、楽しみにしておいてください」と改めて今後のメンバー増を予告。続いてデビーが「佐藤さん、Himikoさん。あんたたちは素晴らしいレスラーよ。
Kuumuにプロレスを教えるには、この上ない人選だと思う。でもね、完璧なチームを作るには、私が欠かせない。そう、デビー・カイテルがね。この3人がそろったら無敵よ。Kuumu、あなた本気で学ぶつもりなら、覚悟しなさい。あんたの未来は、私たちが作るの。…で、Kuumu?なにか言いたいことでもあるの?」とクームーの言葉を促す。クームーは「台湾で鍛えたこの私が、ついに日本に乗り込んできたわ。プロレスを教わるなら、中途半端な人じゃ意味がない。お願いするのは、最強の先輩たちだけ。それが私のやり方よ。シャンシャン、準備できてる?次はリングで直接、あんたの覚悟を確かめさせてもらうわ」と新人にして自らを鍛え上げるためディアナマットに乗り込んできたことを明かしている。
この新チームがディアナを侵略するのか、変革するのか…新たな展開から目を離すな!

Invader or Innovator バックステージコメント

第四試合 メインイベント
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 30分一本勝負
[王者]炎華vs香藤満月[挑戦者]
※第2代王者 初防衛戦

第2代王者が決定する前から挑戦表明していた香藤。王者決定トーナメントには参戦しなかったものの、戴冠のチャンスを迎えた。
挑戦者の香藤と王者の炎華は2023年デビューの同期。デビュー戦を白星で飾った炎華は、以降WAVE認定タッグ、POP、そしてクリスタルとタイトルを次々に獲得している若手実力派だ。敗れはしたがReginaやハイスピード王座にも挑戦している。対する香藤は初のタイトルマッチとなる。ここまでのシングル戦績は2戦で香藤の2敗。先を行く同期は良き友で良きライバル。追い付き追い越すためにも、負けたくない戦いが始まる!
まずは香藤が恵まれた体格を生かして先制攻撃!ボディアタックにドロップキックで炎華を場外へふっ飛ばし、観客席でもヒップドロップをお見舞い。炎華に大ダメージを与えてリングに戻った香藤。炎華は場外カウントが進む中、どうにかリングイン。リングでも香藤の猛攻は止まらない!炎華もスペースローリングエルボーや軽やかなドロップキックで反撃の狼煙を上げるが、香藤がキャメルクラッチで捕獲しペースを掴んで離さない。炎華がスリーパーで絞め落としにかかるも香藤がエスケープ。香藤がリードする展開が続くが、炎華も多彩な丸め込みや場外プランチャ、4連続ミサイルキックと食らいつく。4.27後楽園でのクリスタルトーナメント決勝でも脅威の粘りから逆転勝利でティアラを手にしている炎華は、試合終盤に向けてギアを上げる。エルボー合戦ではダブルスコアの体重差を感じさせない互角の打ち合いに。香藤がヒップドロップを投下し、炎華が根性で肩を上げる。若手らしくライバル心むき出しの好勝負となったが、ここでまさかの事態が。炎華が倒れたまま起き上がれず、試合は一時中断。ソフト今井レフェリーが状況を確認し、試合続行不可能と判断。香藤の初めてのタイトルマッチは思わぬ結末を迎えた。勝った、とはいえアクシデントによるレフェリーストップ。新王者に笑顔はないままマイクを持つ。「このような結果で、やり切れず…3代目クリスタルチャンピオンになりました。絶対に、炎華とはクリスタルとPOPをかけて、勝負をつけたいです」と、炎華との再戦を誓った。それでも、バックステージでは炎華の復活を待ちたいと笑顔でコメントし、ティアラはサイズが合わず「入りません!」と香藤らしく明るく締めくくった。ライバル対決はまだまだ続く!

香藤 バックステージコメント

【試合結果】20025年7月20日(日)ディアナ unite プロミネンス 広島県世羅町大会~世羅りさ凱旋興行~

※一部対戦カードおよび試合順が変更となりました。

【会場】せら文化センター
〒722-1111
広島県世羅郡世羅町寺町1158−3

【観衆】
504名(超満員札止め)

大会ダイジェストをyoutubeで公開!必見!

オープニング

オープニングでは、ディアナを代表して井上京子から世羅町商工会議所へ、寄付金のお渡しをリング上で行った。世羅町から世羅りさへの花束と記念品の贈呈もあり、ディアナとプロミネンスの合同興行、そして世羅りさラスト凱旋興行にふさわしいオープニングとなった。そして京子と世羅のミニトークショーがスタート。
世羅は引退が決まっており、これが最後の凱旋となることに触れ、「世羅さん、自分では言いたくないと思うけど…怪我したんだよね?」と切り出す京子。世羅は「ちょうど1週間前、ちょっと右膝の方をやってしまいました」。京子が「出れないのかって言った時、やっぱ地元なので絶対に頑張るということで今日来ましたので、世羅さんを応援お願いします」と笑顔を見せるとファンは拍手で応える。そして、実はまさかのハプニングが発生していたことを告白!「まだ1人来てないやついるよ。あいつ寝坊しやがって…」「ウナギ・サヤカですか?私の凱旋興行でウナギが寝坊!」と、ウナギがまだ会場に到着していないことが発覚!なお、ウナギ本人はSNSで「大寝坊ぶちかましまして 今むかってて 13:30ごろに会場につく」「もう試合始まってる」「怒られるかな」「間に合うかわからなくなってきた」と投稿しており、来場していたファンにも周知の事実だった模様。京子は「ジャガーさん怒るかもしれないんですけど、ちょっと試合はもしかしたら順番ぐちゃぐちゃになるかもしれない…可能性もあるかもしれません。 そうなるかもしれません。ウナギが来たらブーイングお願いします」と試合順変更を示唆。世羅が「帰ってこれるのは本当に今日が最後なので、怪我をしていようが、皆様の前でかっこいい姿を見せて終わりたいなと思っております。声援でお助けいただけたらなと思います。 本日はどうぞよろしくお願いいたします」とお辞儀をし、世羅町大会スタート!

第1試合 シングルマッチ 15分一本勝負
Himiko vs 本間多恵

本間は今年10月の引退が決まっており、Himikoとはおそらく最後のシングルマッチ。昨年の世羅大会は怪我で欠場していたHimikoと、最後の世羅大会となる本間がオープニングマッチを務める。
ゴングが鳴ると、観客席からは大・多恵コール。Himikoも負けじとコールを煽るが、本間は「私のホーム」と世羅町の観客を味方に付ける。しかし試合はHimikoが「何で引退するんですか!さみしいじゃないですか!」とキャメルクラッチや女子プロムーヴで先制する。本間はHimikoの年齢分、つまり53回のグーパンチで反撃!明らかな反則なのになぜか今井レフェリーは全く止める気なし…。調子に乗った本間は7回オマケし「60歳まで頑張れ!」と手荒いエール。さらに得意の関節技でHimikoを追い詰めていく。Himikoはブルドッギングヘッドロックに三連続ギロチンで反撃してフォール。カウント2に終わると、Himikoも得意の関節技でギブアップを狙う。サブミッションで負けるわけにはいかない本間の足がロープに届くと、2人はエルボーの打ち合いに。「最後のシングルマッチだぞ。もっと来いよ!」と本間が煽るとHimikoは力強くエルボーを打ち、バックドロップの構えに。持ちこたえた本間がワキ固めに切り返し、さらにもう一本の腕を取り、ロープ際で足もクラッチ。極まる前にHimikoが何とかエスケープ。それでも本間は試合の流れを離さず、追撃のミサイルキック発射。Himikoも今度こそのバックドロップで本間をマットに叩きつけるが、本間も今度こそ両腕に足もクラッチしガッチリ極めて多恵ロックが完成。ギブアップを奪った。

第2試合 ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
日高郁人&尾﨑妹加 vs 柊くるみ&宮本裕向

ディアナでは珍しいミックスドマッチが広島上陸!まずは尾﨑と柊が大迫力のぶつかり合い。日高と広島県出身の宮本も男子ならではの力強い攻防。RebelxEnemyの尾﨑と日高の連携攻撃も炸裂。柊も宮本とともに尾﨑を踏みつけ形勢逆転。捕まった尾﨑は反則攻撃の餌食となるが、柊の串刺し攻撃をかわしてタックルでなぎ倒し、ようやくパートナーにチェンジ。日高が鬱憤を晴らすように宮本を蹴散らし、柊とのエルボー合戦に。男子相手に全く引けを取らない柊。パワースラムで日高をマットに叩きつけて宮本にチェンジ。宮本は日高をロープに振るとカウンター式高速フロントスープレックスの”豹魔殺し”、さらにキックや張り手。対する日高がアイルビーバックからニールキック、ショーンキャプチャーで宮本を追い詰め、尾﨑が柊をパワー全開のアルゼンチンで担ぎ上げカット阻止。この攻防にファンは拍手喝采!宮本が自力でエスケープすると、またも尾﨑が怪力を発揮。一度腰を落として持ちこたえた宮本を豪快なブレーンバスターで投げ、さらにこちらもアルゼンチンで担いでみせる。宮本は逆さ押さえ込みに切り返し、その場跳びムーンサルトWニードロップで試合の流れをしっかり取り戻し、柊にチェンジ。尾﨑と柊がラリアットの打ち合いで火花を散らすと、この激突は尾﨑に軍配。日高のキックと尾﨑のラリアットで挟み撃ちも決まるが、宮本のカットが間に合いカウント2。柊がRebelxEnemyの2人まとめてキャノンボールで圧殺し、宮本との合体人でなしドライバーに豪腕唸るラリアットと攻めまくるが尾﨑がしぶとく肩を上げる。ならばと柊が美しい空中姿勢でダイビングボディプレスを発射し、今度こそ圧殺!メインで戦う世羅りさへ勝利のバトンを渡した。

第3試合 タッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&井上京子 vs 香藤満月&沙恵

緊急カード変更で香藤と沙恵の愛知県タッグが広島で実現!対角には井上京子とジャガー横田、超レジェンドコンビだ。まずは香藤と京子がディアナのヘビー級対決。ロックアップからの押し合いで、京子が一気の電車道で押し込む。沙恵が加勢し京子を袋叩きにするも、京子は両腕のラリアットで2人まとめてなぎ倒す。ならばと香藤がタックルで突撃!京子は「倒れるか!」と持ちこたえ、反撃の一発で香藤を倒す。京子からタッチを受けたジャガーにも香藤がタックル!ジャガーを倒すことに成功した香藤だが、ジャガーと香藤含め会場の全員が驚きを隠せない。ここで勢いに乗りたい愛知県コンビだが、沙恵が捕まってしまい、京子のお尻の餌食に。さらに京子とジャガーが反則攻撃。愛知県コンビはトレイン攻撃でジャガーに襲いかかり、おんぶプレスでぺちゃんこに。ジャガーは自力で肩を上げ、香藤の脳天にコーナーからカカト落とし。ジャガーから京子にチェンジ。香藤が恵まれた体格を生かしてダイビングボディプレスを浴びせ、こちらも沙恵にチェンジ。沙恵はビッグブーツやスピアーで京子に立ち向かっていき、何と111キロの京子にバックフリップ!大歓声を浴びる。京子はラリアットで沙恵を倒しジャガーにタッチ。沙恵はジャガーにも果敢にビッグブーツ。さらにフィッシャーマンズスープレックスでぶん投げ、香藤との合体ブレーンバスターも決まる。しかし沙恵がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターで豪快に投げ落とす。それでも勝負は決まらず、しぶとい沙恵はジャガーにもバックフリップの構えを見せるが、ジャガーがこれを切り返してスリーカウント!レジェンドの強さを広島のファンにも見せつけた。

第4試合 セミファイナル タッグマッチ 20分一本勝負
佐藤綾子&デビー・カイテル vs ウナギ・サヤカ&シャンシャン

ウナギ、まさかの寝坊で大遅刻!13時開始の興行で13時30分に会場入り…。ウナギのカードは第3試合からセミファイナルに変更となった。ウナギが姿を現すと、超満員の観客は大ブーイング!今やプロレス界一の人気者と言っても過言ではないウナギだが、この日ばかりはまるでスーパーヒールだ。大「遅刻」コールを受けてウナギはリング上で土下座する始末。
対する佐藤とデビーの”カフェイン&クラッシュ”はタッグ王座への挑戦が決まっているだけに、即席タッグに負けるわけにはいかない。いきなりの場外乱闘でウナギとシャンシャンをいたぶっていくが、ウナギが取り出したのはゴムパッチン!佐藤が初のゴムパッチン被弾…かと思われたが、食らったのはウナギ!自滅したウナギをよそに、リングではカフェイン&クラッシュがシャンシャンに総攻撃。試合巧者の2人が捕まえて離さず、シャンシャンは防戦一方。デビーはシャンシャンを二度目の場外連行でやりたい放題の大暴れ。4人が開場狭しと走り回るといよいよ場外カウント開始。リングに戻っても苦しいローンバトルが続くシャンシャンだったが、スタナーやトルネードDDTでようやく脱出。ウナギが大ふへん固めでデビーを絞ると、すかさず佐藤がカット。ウナギとシャンシャンが連続攻撃でデビーに向かっていくが、デビーがブロックバスターやニーアタックで返り討ちに。タッチを受けた佐藤がおぼんで「遅刻してんじゃねぇぞ!」とウナギを一喝。おぼんを奪ったウナギも「遅刻してもお前より歓声浴びてるよ!」と反論。佐藤は「遅刻は信用なくすんじゃ!」とおぼんの乱れ打ち。さらにおぼんの達人でウナギを吹っ飛ばす。ウナギは「だったらどうした!」とビッグブーツ。真面目一筋な佐藤とどんな状況でもチャンスに変える傾奇者。終わらない口論の中でタッチを受けたシャンシャン。ダイビングクロスボディを発射し、エルボー連打。勢いに乗るシャンシャンの足を場外からデビーが引いて転ばし、カフェイン&クラッシュが優位に。佐藤のジャーマンの構えはウナギが救出し、シャンシャンの変形DDTからウナギのスライディングTANAKAが流れるように決まるが、ここでデビーがコーヒーミスト!コーヒーまみれになったウナギは場外へ転げ落ちる。佐藤はこのチャンスを逃さず、佐藤トランペットで凱歌を奏した。カフェイン&クラッシュ、一週間後に迫るタッグベルト挑戦に向けて準備万端だ!

メインイベント ~美蘭復帰戦・世羅りさ凱旋試合~
スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
世羅りさ&美蘭&梅咲遥 vs 羽多乃ナナミ&網倉理奈&夏実もち

メインイベントは世羅りさの現役最後の凱旋試合。世羅のパートナーを務める美蘭は昨年9月に世羅から貰った水色のコスチュームをお披露目で華やかに復帰戦のリングへ。そして絶対センター・梅咲遥も加わり豪華トリオを結成。対角にはタッグ王者チーム・にじゅうまるの2人に、プロミネンスで世羅と活動を共にする夏実もちだ。
6人の中で最後に登場し青い紙テープの雨を浴びたW.W.W.Dシングル王者の世羅だが、先日の試合で膝を負傷しており、得意のWニードロップは封印を宣言している。果たしてどうなる?!
まずは世羅と夏実のプロミネンス対決に…かと思いきや梅咲と美蘭も加勢し、3人がかりで夏実にグー!にじゅうまると夏実も世羅をロープに張り付け、ラスト凱旋を手荒く祝福。夏実が世羅の膝を狙うと、超満員の観客席から特大ブーイング。ファンの反応などどこ吹く風、バラムチを使って世羅の膝に集中攻撃の夏実。普段は良い子のナナミに網倉も珍しく、世羅の膝にグー!凱旋試合なのに防戦一方となった世羅。夏実の鼻フックまで食らってしまい、故郷のファンに変顔を見られてしまう羽目に…。ファンは「世羅」コールで故郷のスターを全力後押し。負傷を抱えながらも反撃し、世羅から美蘭にチェンジ。美蘭とナナミのエルボー合戦に。ディアナの未来を背負う若い2人が火花を散らし、美蘭がクリストでナナミを絞る。ナナミがエスケープすると低空ドロップキックで追撃。怪我の影響を感じさせない活躍ぶりで復活をアピールし、梅咲にチェンジ。ナナミが変則ロープワークからタックルで梅咲を吹っ飛ばせば、梅咲は美しいブレーンバスター。夏実がヒップドロップ、網倉がボディプレスでナナミを強力に援護射撃し、ナナミもボディプレス投下。肩を上げた梅咲は網倉をカニ挟みで転ばし、美蘭が619で助太刀。そこに梅咲が低空ドロップキックにミサイルキック発射。網倉の逆水平チョップに梅咲はエルボー速射砲で応戦。網倉のパワーに梅咲は「負けるか!」と食らいついていき、2人の激しい攻防にファンは熱狂。それぞれパートナーにタッチし、再びプロミネンス対決に。世羅のピンチを美蘭が鮮やかなドロップキックで救出し、久々のブルーオーキッド合体技「瓦割り」も決まる。タッグの絆では負けていないにじゅうまるがツープラトンチョップで世羅の動きを食い止め、夏実がすかさずうすDON。肩を上げた世羅は痛みをこらえて「行くぞ!」と雄叫び。世羅と夏実、普段は仲間の2人がエルボーを打ち合うと観客席からは世羅コールが発生。しかし世羅は網倉のキャノンボールにナナミのダイビングボディプレス、夏実のリバーススプラッシュを連続被弾。味方のカットに救われた世羅だが、夏実を担ぎ上げようとするも膝を押さえてダウン。観客席からの声援で自らを奮い立たせ、美蘭と梅咲の強力アシストに応えようとする世羅。力を振り絞り、渾身の羅紗鋏で故郷に錦を飾った。
宣言通りWニーを封印し、苦戦しながらも凱旋勝利をもぎ取った世羅。「凱旋試合が無事に終わりました。 プロレスの神様がこんなに試練を与えてくると思ってはなかったんですが、皆様の声援のおかげで今このリングに立っていると思っています。 本当にありがとうございました。 引退まであと半年ですが、世羅町でいただいた皆様の応援を胸に、1月12日、楽園ホールのリングで悔いなくプロレス人生を終えたいと思っております。 最後まで応援よろしくお願いします。 相手になってくれたにじゅうまるの2人、もちさんありがとうございました。 梅咲遥が味方でよかったよ。 あなたのエルボーは絶対食らいたくないんで、今回心強い味方になってくれました。 そして私のパートナー美蘭ちゃん。このコスチュームは私がたった2回しか来ていないものです。 それをどうしようと思っていたところ美蘭ちゃんがリニューアルして使ってくれてます。 私が引退するにあたって全てを受け継ぎたいと言ってくれた子なので、皆さんどうか応援してあげてください」。会場に駆けつけたファン、対戦相手、パートナーにそれぞれ感謝の思いを述べた。そして、世羅りさからまさかのビッグニュースが…。
「ここで私たちからお知らせがあります。 世羅町に新しい会社を作りまして、新団体立ち上げでございます!これはディアナと私達プロミネンスの合同団体みたいな感じとなってます。 世羅町で育てられた人材が日本全国、そして世界へ旅立っていくというのを、ぜひ応援していただけたらと思います。このあと記者会見で詳細を話しますので、お楽しみにお待ちください」!昨年3月の世羅町大会で「ディアナが世羅町で何かをするらしい」と予告していた“何か”がついに始動!世羅町を拠点に「レッスルBINGO!」の旗揚げが決定!これからの動きに要注目だ。

【試合結果】2025年7月13日(日)アミスタ大会vol.90

練習生・あんな 公開プロテスト

練習生・あんなが二度目のプロテストに臨んだ。一度目は愛知県出身ということもあり名古屋大会で行い、結果は不合格。約1ヶ月半を経て、今回は慣れ親しんだ道場・アミスタでの受験。メニューは前回と同じく、基礎体力のテストにロープワーク、受け身、ブリッジ、スパーリング。スパーリングの相手は7.20世羅町大会での復帰戦を控える美蘭が名乗りをあげた。あんなとは同い年の美蘭が2分間で三本取って終了となった。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 小橋マリカ

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
羽多乃ナナミ&松本都vs本間多恵&尾﨑妹加

前回はシングルで対戦したナナミと松本都がタッグ結成!対角にはチームワーク抜群、現WAVEタッグ王者チームのSPiCEAPだ。「にじゅうまるじゃないの?」「あーみんは?」と対戦相手に不満気なSPiCEAP…。まずはディアナのタッグ王者・ナナミが先発し、本間とのハイスピードな攻防。すぐさま尾崎も加勢し、早くもタッグの絆の力を発揮。ナナミは鋭いタックルや力強いボディスラムで反撃し、都にチェンジ。都は「お前、何で引退するんだー!さみしいだろ!」と本間に反則攻撃。「お疲れ様でした」とかかと落としも、尾﨑から「早いよ!まだだよ!」とツッコミ。本間が都を捕まえ、ロープにはりつけ顔面に蹴りを入れると、観客席からはシャッター音。都はたまらず「写真撮ってないで、応援してー!」と大絶叫。本間からタッチを受けた尾﨑は都の卍固めも何のその、怪力で担ぎ上げて絞る。都はこれを抜け出し横十字固めに切り返すがカウント2。都は今度こそ卍固めを決め、ナナミも本間をスリーパーで捕獲。それぞれロープに逃げたSPiCEAP。都の指示で、ナナミはコーナー上へ。にじゅうまるなら、ナナミのダイビングボディプレスと網倉理奈のダイビングセントーン同時発射が決まるところだが…都はコーナー上でY字バランスを取っているうちに尾﨑に落とされ、ナナミのボディプレスも都に気を取られ不発。都が場外へ投げ捨てられてしまい、ナナミは孤軍奮闘。尾﨑とのタックル合戦に。激しいぶつかり合いの末ナナミが尾﨑を倒すが、尾﨑がアルゼンチンバックブリーカーで逆襲。このピンチは都が救出し、続いてナナミと本間がエルボーを打ち合う。本間が隙をついてワキ固めでナナミを絞るが、ナナミの足がロープにかかる。都のキックとナナミのタックルが流れるように決まり、ナナミは今度こそボディプレス発射成功。SPiCEAPも合体619に本間のジャックナイフの合わせ技で見事な連携を披露。対するナナミは串刺しボディアタックを盛大に誤爆してしまい、終盤で苦しいローンバトルとなってしまう。尾﨑のダイビングセントーンを被弾し、本間の変形DDTで沈む。本間とナナミは再戦を誓い、リングをあとにした。

第3試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs シャンシャン

大学の夏休みを利用して、シャンシャンが来日!迎え撃つのは実力者の佐藤綾子。佐藤は日本と台湾の国旗をあしらったおぼんで友好をアピールする。
シャンシャンは憧れのレスラーにセンダイガールズの橋本千紘を挙げており、7月10日にはその橋本が主催するレスリング練習会へ参加。日本で台湾で練習を重ね、成長した姿を佐藤に見せつける絶好のチャンスとなった。
試合序盤はまさにレスリングの攻防。佐藤がリードするものの、シャンシャンもしっかり食らいついていき練習の成果を早くも発揮。佐藤が前蹴りから首投げ、低空ドロップキックでリードを広げていくと、足4の字でシャンシャンの動きを封じる。「シャンシャン、折れるよ?」と余裕綽々の佐藤、苦しむシャンシャン…だが、シャンシャンが裏返して形勢逆転。佐藤が裏返し、またシャンシャンがひっくり返し…一進一退の展開に。たまらず解除した佐藤はシャンシャンの膝を目掛けてストンピング。さらにシャンシャンの膝をエプロンに叩きつけ踏みつけ、執拗に膝狙い。シャンシャンは痛む足でドロップキックを放つが佐藤はカウント1で返し、ミサイルキック発射。「もう終わり」と佐藤がフィニッシュ宣言からジャーマンの構え。シャンシャンはこれをスタナーに切り返し、ダイビングクロスボディを浴びせる。カウント2で肩を上げた佐藤はいよいよ友好の証・おぼんでシャンシャンに襲いかかる!おぼん攻撃からのフォールは今井レフェリーがノーフォールとしたが、ならばと佐藤はジャンピングニーを突き刺す。「頑張りました!」とシャンシャンの成長をしっかり受け止め、佐藤トランペットで勝負を決めた。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&Himiko vs ジャガー横田&デビー・カイテル

メインでは日本の女子プロレスのレジェンド・ジャガー横田とアイルランドからやってきたデビーが危険な香りのタッグを結成!対するはこちらもレジェンド・井上京子がHimikoと共に登場だ。
ジャガーとデビーはゴングを待たずに先制攻撃!しかし京子が早くもデビーを捕まえ、ダンシングツリー。ジャガーが強烈な蹴りを入れてカットすると、続いてHimikoとデビーのマッチアップに。これもジャガーが豪快にカットし、ジャガーとデビーがHimikoの顔面を蹴りまくる。Himikoを場外へ連れ出したデビーは客席で大暴れ!大ダメージを受けたHimikoは、リングに戻ってもデビーとジャガーの総攻撃を受ける。止めに入った今井レフェリーに、ジャガーは何とビンタをお見舞い!やりたい放題のジャガーに場内は騒然!京子は「反則負けだろ!」とレフェリーに猛抗議するが、「大丈夫です」と試合は続行。その間にジャガーは反則攻撃でHimikoをいたぶる。苦しい時間が続くHimikoは低空ドロップキックでようやくピンチ脱出。タッチを受けた京子は鬱憤を晴らすようにラリアット!さらに高速ブレーンバスターでジャガーを投げ飛ばしてHimikoにチェンジ。Himikoはジャガーのコブラツイストで動きを封じられてしまうが、これは京子がカット。ジャガーに変わってデビーが飛びだし、串刺しドロップキックや背後からのスライディングエルボーとスピードの乗った連続攻撃。Himikoはまたも苦しい展開となるが、河津掛けでデビーの後頭部をコーナーマットに叩きつけ、ブルドッギングヘッドロックでフォール。返されても連続の丸め込みやWアーム卑弥バスターで攻めまくる。京子は「よく頑張った」とHimikoからタッチを受け、ナイアガラの構え。するとジャガーがパイプ椅子で京子を殴打!ふらついた京子を椅子に着席させたジャガー。そこにデビーが膝を突き刺し、終盤で試合の主導権を取り戻す。椅子ごと倒れた京子にデビーはビッグブーツやWニーアタックをお見舞いし、反撃の芽はビンタで摘む。レジェンド相手に凄まじい猛攻で大金星をかすかに予感させるデビーだったが、エスプレッソは不発に終わり、京子のラリアットを食らう。ジャガーが誤爆を誘ってHimikoを排除し、京子がジャガーを蹴散らし、またも京子とデビーの一対一に。ここで不世出の天才・井上京子が勝負強さを発揮!京子の代名詞・ナイアガラドライバーが完璧に決まり、3カウント!
しかしジャガーが鋭い眼光で勝った京子とHimikoをリングから追い出し、デビーと共にまるで勝者のようにアピールしていた…。粘りに粘ったHimiko、まさにレジェンドの強さを見せつけた京子はバックステージで笑顔を見せた。

京子&Himiko バックステージコメント

プロテスト結果発表

全試合が終了し、試合前に行ったプロテストの結果発表に移る。
まずはジャガーが「こないだ名古屋で受けて、地元の方が元気だったかな。今日はちょっと疲れてるように感じちゃったけどね。前回から1ヶ月ちょっと経ってると思うんだけど、“何クソ根性”が出てないんだよ。できなくてもやろうとする意志とか表情を見たかった。今回それを感じなかった。数ばっかり追って、数は一生懸命やってるから、もちろん練習してるんだろうなとは思うんだけど。やっぱり辛いことををやりながら、何クソ!って。できなくても、そういうのが見えたら、前よりいいなぁと思うけど、はっきり言って前回と変わらないと私は感じてしまいました」。
京子は「結果から言わせてもらいますけど今回は残念ながら不合格。 次頑張りましょう。ジャガーさんがおっしゃったとおり、プロレスは感情を表に出すもの。合格したいっていう気持ちを感じなかった。前回と同じ数をやってもらったんだけど、前回より劣ってる感じがした。ちゃんとやった?(あんなは無言)…だよね。 やりました!って言えるぐらいやんないとプロテストは合格しない。何のために名古屋から出てきたの。寮に住んでお父さんお母さんとは別れて暮らして、何するために来たの。今、一番頑張る時だよ。今頑張れば絶対に未来があるから。今一番頑張らなきゃ。今だよ。明日からじゃない、今日から。寝る前にできるじゃん、スクワットも腹筋も背筋も、腕立て、100回ずつ毎日できるよ。休まずにスクワットなんてピョンピョンできるように私たちに見せてよ。で、次のプロテストはいつって決めないから、できるようになりました見てくださいって言ってきて。本当は今日合格したら10月の後楽園でデビュー戦間に合うように練習見ようねってジャガーさんと言ってたんだけど、正直、残念な結果だったと思う。まだまだできるよね。期待してる。頑張りましょう」。
二度目のテスト結果は不合格。京子とジャガーは課題を指摘しつつ、次に向けてあんなの奮起を促した。深々と頭を下げるあんなに、観客席からは温かい拍手が送られた。がんばれ!あんな!

動画: 京子からあんなへ。

【試合結果】2025年6月27日(金)フューチャーサイト vol.35

※Himikoは膝の怪我のため欠場。
対戦カードが変更となった。
タッグマッチ
梅咲遥&神姫楽ミサvs Himiko&若菜きらり

3WAYマッチ
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり

第1試合
シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 網倉理奈

第一試合はいつも明るく元気な網倉と香藤。しかしこの日はいつになくシリアスな雰囲気に…。 香藤はいつも通り大声をあげながら網倉をロープに押し込む。タックルのぶつかり合いはまず網倉が香藤を倒すが、香藤も負けじとロープの反動で加速し網倉を倒す。互角のタックル合戦から網倉が逆片エビ固め。ロープに逃げたものの、腰を押さえ痛みをこらえる香藤。網倉は容赦なく香藤の腰を踏みつける。続くボディプレスは回避した香藤がお返しのボディプレスでフォール。カウントは2に終わり、網倉をショルダースルー。網倉も負けじと香藤をショルダースルー。香藤が逆片エビでギブアップを迫り、耐える網倉にボディプレス、バックエルボー、ボディスラムにクロスボディと大きな体を活かして猛攻。タッグ王者は全て返し、串刺しボディアタックにローリングチョップ。そして97キロの香藤をまさに力技のサイドスープレックスでぶん投げてみせる。キックアウトした香藤だったが、続くダイビングセントーンで網倉が勝負を決めた。 タッグ王者として、クリスタル次期挑戦者として、明るいキャラクターだけではなくレスラーとしての強さを見せた2人。今後に戦いぶりに注目だ。

第2試合
3WAYマッチ20分一本勝負
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり

Himikoが膝の怪我で欠場し、タッグから3WAYにカード変更。2回目の「ポニーテールズ」はお預けとなった。若菜はキャリア初の3WAYに臨むことに。若菜が神姫楽に握手を求めると「はぁ?」と冷たい反応の梅咲。ビビりながらも梅咲に握手を求めた若菜。梅咲が手を伸ばすと、強心臓の新人が奇襲のエルボー!試合開始のゴングが鳴り、梅咲は神姫楽とともに若菜を捕まえる。早くも「しゅっ!しゅっ!」とイノシシムーブからトレイン攻撃、ドロップキック挟み撃ち。3WAYだがポニーテールズの連携炸裂だ。勢いに乗る神姫楽は「終わりだ~!」と雄叫び。若菜をボディスラムでマットに叩きつけ、神姫楽に「(コーナーに)のぼれ~!」と指示する梅咲。しかし梅咲はその隙にフォール。若菜がキックアウトしたものの、慌てて飛び降りた神姫楽は激怒。「おい!何やってんだ!何で上らせた?!」。梅咲は「何がポニーテールズだ!てめぇ今日ハーフツインじゃねーか」と神姫楽の髪型が不満な模様…。その神姫楽の髪を鷲掴みにしヘアホイップ連発。「ポニーテールズは特別感だから」と神姫楽の言い訳も聞く耳持たず、コーナーに追い込んで顔面を踏みつける。梅咲の鬼の形相に圧倒されたか、今井レフェリーも反則カウントをうっかり取り忘れてしまい神姫楽は激怒!梅咲はハーフツインの神姫楽をポニーテールの若菜とともにいたぶり、新生ポニーテールズをアピールする始末。と思いきや若菜を場外へ落とし、梅咲は神姫楽と一騎討ちに。荒ぶる梅咲が渾身のエルボー。神姫楽もイノシシのようなタックルにしっかり腰を落とした逆エビ固めで反撃し、そこに若菜も乗っかりキャメルクラッチ。神姫楽は梅咲のリボンを奪って投げ捨て、若菜と共にドロップキック。今度は梅咲の回転エビ固めを若菜がドロップキックでアシストすると「ちょっときらり?何?何で蹴ったの?」と詰め寄る神姫楽。「間違えちゃいました」と謝る若菜だが、舌の根も乾かぬうちに神姫楽にドロップキックやポンスタナーで襲いかかる。初3WAYにして先輩を翻弄する若菜は神姫楽とエルボーの打ち合いに。女の情念ほとばしる(?)エルボー合戦に梅咲が割って入り、ランニングネックブリーカーで2人まとめてなぎ倒す。若菜もクリストや変形ネックブリーカーで応戦。そこに神姫楽もダイビングセントーンを投下して梅咲をフォール。すると若菜がダイビングフットスタンプで強烈カット!梅咲はたまらず場外へ転落。若菜は神姫楽の腹にフットスタンプを何度も何度も落とし、神姫楽は絶叫しながらもカウント2で返す。ならばと若菜はカサドーラや逆さ押さえ込みと丸め込み攻勢に。リングに帰還した梅咲も加わり3人が丸め込みでフォールを奪い合った末、神姫楽のフォールをドロップキックで吹っ飛ばしてカットした梅咲がラ・マヒストラルで3カウント!3人の本性が見えた一戦となった…?

第3試合
シングルマッチ15分一本勝負
羽多乃ナナミ vs みず葉

JTOからディアナマット初登場のみず葉。迎え撃つのは羽多乃ナナミ!みず葉は初参戦にしてタッグ王者とのシングル戦に臨むことに。序盤は手の内を探りつつナナミがリードしていく。すっかり王者の風格を纏った19歳は余裕の表情で試合を優位に運んでいく。みず葉がドロップキックを放つも、ナナミは倒れず持ちこたえてみせる。エルボーの打ち合いでもナナミが圧倒。みず葉は逆片エビ固めをド根性でエスケープ。スタミナを削られたみず葉だが、低空ドロップキックから反撃の狼煙を上げる。ピッチングチョップ、ホームスチール、クロスプレーと得意の野球ムーブで流れを変え、テキサスクローバーホールドでナナミを絞り上げる。ナナミがエスケープしてもバッティングチョップ、ボディスラムで攻め手を緩めない。ナナミも変則ロープワークからタックルやボディアタックで試合の主導権を取り戻すが、みず葉がローリングジャーマンでニアフォール。全て返しきったナナミはデスバレードライバーでみず葉を強烈にマットに叩きつけ、ダイビングボディプレスでフォール。これはカウント2で返され、試合時間残り3分のアナウンス。ナナミは冷静にみず葉を起こし、トドメのノーザンライトスープレックスで鮮やかなブリッジ。がっちりフォールし貫禄勝利を納めた。

メインイベント
タッグマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル & AKARI vs櫻井裕子 & 光芽ミリア

メインを飾るのはアイルランド出身のデビーとチリ出身のAKARI。団体の垣根も国境も越えた国際タッグだ。対角の櫻井裕子は前回のデビーとの対戦でコーヒーミストを浴びており、リベンジに燃える。握手を求めた光芽の顔面をデビーが蹴飛ばすと、早くもヒートアップ。櫻井がデビーに蹴りを入れるとゴングが鳴る。櫻井がデビーにドロップキックを突き刺し、光芽も得意のキック。デビーはヘアホイップで光芽をコーナーに追い込み、AKARIがみぞおちにヒザを入れる。光芽がドロップキックで反撃し櫻井にチェンジ。AKARIもデビーにチェンジし、因縁のマッチアップ再び。デビーはスピードの乗った串刺しのラリアットにニーアタック。櫻井がビッグブーツを打てばデビーもビッグブーツ。デビーが櫻井をまたもコーナーに追い込みジャンピングニー。デビーがAKARIに合図を出すと、AKARIはなんと好評発売中のデビー水着ポートレートを取り出す。山形大会では飛ぶように売れたというセクシーなポートレートで今井レフェリーの気を引き、この隙にデビーは反則三昧!興奮状態のレフェリーを尻目に、デビーとAKARIが試合の主導権を握る。AKARIがぶら下がり極楽固めやミサイルキックに脇固めで櫻井をいたぶると光芽が助太刀に入りトレイン攻撃。櫻井と光芽の息ぴったりWドロップキックから櫻井がコブラツイスト。AKARIがロープに近づくと後ろに倒してフォール。長身から放つブレーンバスターをお見舞いして光芽にチェンジ。光芽はスリーパーでAKARIを捕獲し、AKARIがじりじりとロープに逃げようとすると櫻井の「戻せ!」の声でリング中央に引きずり戻す。たまらずデビーがドロップキックでカットするが、光芽は国際タッグだの誤爆を誘い、スイングDDTでAKARIをフォール。返したAKARIの619を回避した光芽は鋭いキックを連発。AKARIはラリアットで応戦。タッチを受けたデビーは多彩な関節技で光芽の動きを封じる。櫻井のカットに救われた光芽が力強いエルボーにミサイルキックを続けてフォール。デビーは自力でキックアウト。お返しにニーアタックを突き刺し、ロープにはりつけクロスボディ、加勢したAKARIも今度こそ619。国際タッグの連携を食らった光芽を救出に入った櫻井だが、AKARIに捕まり、デビーのコーヒーミストをこの日も浴びてしまう…。コーヒーまみれの櫻井は場外へ落ちてしまい、リングに残った光芽は孤軍奮闘。ここでまさかの事件が発生…。猛然とダッシュする光芽に、セコンドの佐藤綾子が場外からおぼんを投げつけ、デビーの勝利をお膳立て。光芽の動きが止まり大チャンスを迎えたデビー。エスプレッソで光芽を仕留めた。
おぼんについては「何もしてない」とすっとぼけながらマイクを持った佐藤は「何度か言ってるんですけど、ちょっと私には考えがあって。そろそろ実行しようかなって。その前にやっぱ腰にしっかり巻くもの巻いて…。にじゅうまるいますか?私らともう1回やってもらっていいですか?」とにじゅうまるを呼び出す。ナナミは「確かに次の挑戦者はまだ決まってないんですけど。 今やってたみたいな卑怯な手を使って挑戦はちょっと違うんじゃないかなって思うんですよ。私は違う人とやりたいんですけど」と、強引にしつこくベルトを狙うデビーと佐藤にNOを突きつける。しかしパートナーの網倉は「何回目ですか? なんか卑怯な手使って…」と呆れながらも「こんなに大先輩が考えがあるって言って、私たちに挑戦したいって言ってくれてんだったら。やってやるよ」と意外にも乗り気だ。前王者組の綾華からベルトを奪った4.6アミスタでは、勝ったものの試合内容に涙。4.27後楽園でカフェイン&クラッシュを相手に初防衛を経て、王者としての自信と自覚が芽生えたようだ。網倉の言葉に背中を押されたナナミ。「前回は私たちが勝ってるわけだし、何回挑戦されても勝つのがにじゅうまるってことだよね。いいですよ。じゃあ2度目の防衛戦受けて立ちます」とカフェイン&クラッシュとの再戦を受諾した。「何度もやっても勝てるって、証明してよ」と佐藤は不敵な笑み。デビーは「網倉さん、ナナミさん。時間切れです」と、網倉が宣言した“にじゅうまるの時代”終了を通告。なお、タイトルマッチは7.27アミスタで行うことが決定した。
バックステージでは「次は私たちがチャンピオンシップに挑戦ってわけね!楽しみにしてなさいよ!それから、忘れないで。私のビキニポートレートが Diana STOREでNow on saleよ!今すぐチェックしなさい!」と、試合でも活躍した(?)水着ポートレートの通販をPRする余裕さえみせたデビー。するとここにも乱入者が…今井レフェリーがデビーの水着に釣られ「おお!ビキニ!ビキニ!」と興奮状態で現れる!デビーはコーヒーミストで今井レフェリーを撃退し「何なのこの人?」と冷たく言い放って控室へ引き上げていった…。

デビー&佐藤 バックステージコメント