【試合結果】2024年8月23日(金)フューチャーサイトvol.24

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
尾﨑妹加vs香藤満月

オープニングマッチにチャンピオン登場!全力パワーファイト!

2人はゴングが鳴るといきなりタックルでぶつかり合う。激しい肉弾戦を尾﨑が制し、エルボードロップやセントーンで追い討ち。香藤は力いっぱいのエルボー連打で反撃開始。キャメルクラッチでぐいぐい絞り、ブレイクを許さない。何とかロープにたどり着いた尾﨑は、95キロの香藤を担ぎ上げようとするが、香藤が腰を落として持ちこたえる。香藤は大きなお腹で尾﨑を弾き飛ばし、ボディプレス。カウント2に終わり、ならばとコーナーに上る。すると尾﨑がコーナー上の香藤を捕まえ、アルゼンチンバックブリーカー!香藤を投げ捨て、ダイビングセントーン発射。かわした香藤がボディスラムから今度こそダイビングボディプレス。これを2で返した尾﨑はラリアット。派手に倒れながらも肩を上げた香藤。 尾﨑はそこにスライディング式ラリアットでトドメを差し、王者としてのディアナ初陣を白星で飾った。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負
美蘭vsマコトユマ

ディアナ10代対決!

マコトはレスリング仕込みのタックルからローリング、がぶりの体勢から美蘭を転がしてフォール、リフトでコーナーに美蘭を叩きつけるなど、高田道場での経験を存分に活かして攻めていく。マコト優位の展開を美蘭はスピンキックで打破。しかし続くライオンサルトはかわされてしまう。マコトの飛行機投げをカウント2で返すと、逆さ押さえ込みでマコトを転がし、横十字からブリッジでフォールする「Mロール」で美蘭が勝利。タッグタイトル戦、そして凱旋試合を控え、まだまだ先輩として負けられない。

第三試合 ノーフォールマッチ20分一本勝負
梅咲遥vs Himiko

不利なルールでも勝利が絶対!

3カウントフォールは無効、場外カウントは10までとなる特殊ルールマッチ。関節技を磨いてきたHimikoにとっては追い風、スープレックスやハイスピードな丸め込みを多用する梅咲にとっては不利なルールだ。一度は梅咲から直接勝利するもベルト挑戦には至らなかったHimiko。丸腰となった梅咲と再びの激突!
まずはHimikoが梅咲を捕まえ、アンクルホールド。梅咲は極りきる前に前転で切り抜ける。ならばとHimikoは梅咲を場外に落とし、観客席で大暴れ。カウント9でHimikoが先にリングに戻り、梅咲も辛くも生還。今度は梅咲がHimikoを落とし、リング上から高みの見物。カウント9.99で戻ってきたHimikoに、梅咲は渾身のエルボー!無言で跪いたHimikoに、今井レフェリーは「ギブアップか?」。Himikoもエルボーを打つが、やはり梅咲が上回る。この展開をHimikoはブルドッギングヘッドロックで切り抜け、ステップオーバートーホルドウィズアームロックでギブアップ狙い。ロープを掴んだ梅咲はHimikoの腕攻めにも負けず、まだまだエルボーを打つ。ランニングネックブリーカーや滞空時間の長いブレーンバスター、ミサイルキックと続けてフォール…しかし特殊ルールでフォールは無効。やはりHimikoが有利か、一度は梅咲からの勝利をもぎとったHIGAMIクラッチやアキレス腱固めで梅咲を追い詰めていく。必死に手を伸ばしてロープにたどり着く梅咲。しかしHimikoはバックドロップから再び梅咲の足狙い。エスケープした梅咲はHimikoを蹴落とし、痛む足を引きずりながらコーナーを上っていき、決死のダイブ!すぐさま場外カウントが始まる中、梅咲はHimikoの生還を許さず、何とエプロンでアメジストクロス!固いエプロンに叩きつけられたHimikoはリング内に戻れず。客席で倒れたまま場外カウント10を聞いた。
ベルトを失っても“絶対センター”は譲らない梅咲。特殊ルールでも勝利が使命!

第四試合 メインイベント
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 60分一本勝負
[王者]ななみvs シャンシャン[挑戦者]

ななみ、初挑戦・シャンシャン下しV2!若手王者から次のステップへ…?

6月29日に台湾でデビューし、その後すぐにプロレス留学のため来日したシャンシャン。7.7アミスタでデボラ欠場の穴を埋める形で緊急日本デビューを果たした。留学期間は大学の夏休みいっぱいとなっており、帰国前ラストマッチが迫る中、ななみと2回目のシングルマッチが決定。ななみは「最後にシャンシャンの全力をぶつけて欲しい」と、W.W.W.Dクリスタル王座の挑戦者にシャンシャンを指名。通常のシングルマッチからタイトルマッチに変更となった。シャンシャンにとってはもちろん初めてのタイトルマッチ。ななみにとっては2回目のクリスタル防衛戦だ。
まずはガッチリとロックアップ。ななみが腕を取るとシャンシャンもすぐに取り返してヘッドロック。力強いエルボー、ボディスラム、小手投げで主導権を握るシャンシャン。ななみは逆片エビ固めでしっかり腰を落とす。エスケープしたシャンシャンはエルボーの打ち合いを挑む。さらにドロップキックを連続で打っていくが、ななみは「来いよ!」と堂々受けきる。スリーパーでシャンシャンを捕まえるがブレイクを許し、ならばと串刺しボディアタック。シャンシャンも負けじとエルボー連打、スタナー、クロスボディ、ダイビングクロスボディと間髪入れず攻めていくシャンシャン。続くフィッシャーマンズスープレックスは初披露にして美しい弧を描き、観客の度肝を抜く!しかし立ち上がったななみが裏投げ、ダイビングボディプレス、ノーザンライトスープレックスホールドと畳み掛け、シャンシャンの全力を引き出した上でティアラ防衛に成功した。
ななみはマイクを持ち、まずは「防衛したぞ!」と喜びの声。「デビュー戦やったばかりのシャンシャンが7月にディアナに来てくれて、組んだり戦ったり一緒に練習したり。経験したこと全部出してくれたし、私が教えた覚えもない技も使ってるし、何だあれは?ってびっくりしました。でも無事に防衛できたし、シャンシャンが日本で得たこと全部受け止めて勝てて、シャンシャンの成長も凄く感じられました。今日はクリスタル防衛したので、明日もトライアングル(リボン)防衛して、9月は妹加さんのW.W.W.Dシングルに堂々と挑戦させていただきます」と高校生ながら王者らしく語った。しかしここで、クリスタルは3回防衛で返上となることを突如として告げられる。「え、聞いてないです。3回ですか?」と困惑するななみ。そして3度の防衛に成功した歴代王者が複数名誕生した暁にはグランドチャンピオンを決める戦いが始まるという…。ななみは「なんですかそれ。早くないですか」と訴えるも会社の決定は覆らず。とにもかくにも、ななみは“若手王者”から次のステップを目指すこととなった。次期挑戦者は未定だが「25歳以下またはキャリア3年未満」に該当する女子レスラーの中で最強の選手が現れるらしい…。初代王者はそれでも「絶対私が勝つ」と誓った。

【試合結果】2024年8月15日(木)アミスタ大会vol.66

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマ vs 高瀬みゆき

シングル未勝利のマコト…高瀬みゆきの高い壁

現在三本のベルトを保持する高瀬。実績充分の高瀬がシングル未勝利のマコトの前に立ちはだかる。序盤のグラウンドの攻防から高瀬が圧倒し、マコトがエルボーを打てば高瀬は倍返し。マコトのドロップキック16連発(!)でも倒れず、ボディスラムを持ちこたえ、エルボーも両腕を広げて「来いよ!」と発破をかけながら受け、これぞ三冠王者の戦いぶり。ラリアットを狙い突進する高瀬にカウンターで飛行機投げ、超高角度逆エビ固めでマコトも反撃。高瀬のラリアット直撃を受けても肩を上げる根性を見せたが女王の牙城は崩せず、ダイビングギロチンに沈んだ。

第2試合   3WAYマッチ20分一本勝負
井上京子 VS デボラK VS 香藤満月

ディアナのでっかい人たち3WAY!

111キロの京子、95キロの香藤、77.7キロのデボラ。ディアナのヘビー級TOP3が集合した。まずは3人の力比べ。京子の超パワーをデボラと香藤が持ちこたえ、ならばと京子は両腕のラリアット。しかしこれも耐え抜く2人。今度は3人でタックルでぶつかり合う。デボラと香藤は次々に京子を狙い、キレた京子は香藤の髪を掴んで豪快に投げ飛ばす。デボラが京子のバックを取ると、香藤がさらにその後ろに回る。観客からは「上げろ!」の声が飛ぶが、計188キロの2人は上がらず。京子がロープを掴む。すると香藤がデボラにスクールボーイ。京子がカットするとデボラが京子にスクールボーイ。キックアウトした京子に香藤がボディプレスでフォール。デボラがカット。体も声も大きい2人は「邪魔すんな!」「お前が邪魔すんな!」と会場中に響き渡る声で喧嘩勃発、エルボーの打ち合いに発展。京子は2人が殴り合う様子に視線を送るのみ。デボラがコーナーに上ると、待ってましたとばかりに「チャンス!」と京子もコーナーへ。雪崩式ブレーンバスターでデボラを放り投げた。だが京子が起き上がる前に香藤が飛ぶ!その場飛び、ダイビングでボディプレスを2連発。これは京子が肩を上げる。デボラが香藤を極楽固めで捕まえると、そのデボラをスリーパーで捕まえる京子。脱出した香藤が後ろに回り京子にスリーパー。今度はデボラ、また京子…と3人で代わる代わるに絞る。デボラが京子をコーナーに振ると、そこには京子とデボラがやりあっているうちに逃げていた香藤が…。香藤は串刺しラリアットを受けてしまい、京子はデボラにもラリアット。カウント2に終わるが、京子は追い討ちのラリアット。これでスリーカウントかに思われたが、息を吹き返した香藤がカットに飛び込む。京子はひらりとかわし、デボラはボディプレスを食らった形に。京子が香藤を起こし、またしてもラリアット!香藤が倒れたその下にはデボラが…。デボラはリング外に落ちていき、京子が香藤をフォール。今井レフェリーがマットを3回叩いた。40代以上の3WAY王座・エリザベスのベルトを保持する京子。チャンピオンとして、3WAYで負けるわけにはいかない!

第3試合  6人タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子&Himiko VS ななみ&美蘭&シャンシャン

限定出場・ジャガー、付き人コンビとともに快勝

アミスタ大会は限定出場となっているジャガー横田。佐藤綾子とHimikoは、佐藤曰く「歴代(直近)付き人」コンビ。ジャガーのことをよく知る2人が白星を好アシストした。
ななみはパイプ椅子を持って現れたジャガーに猛抗議。明らかに凶器だが「疲れたときに座るだけ」といつもの言い訳で退ける。ジャガーは若手には凶器を使うまでもないと言い張り、クリーンファイトを宣言。
若手組からはななみが、ジャガー&付き人組からはHimikoが先発。ななみが優勢になり、Himikoをコーナーに連行。美蘭にチェンジすると、ジャガーと佐藤が巧みに妨害し、Himikoが徐々に試合のペースを握る。いよいよジャガーにチェンジすると美蘭は逃亡!ロープにしがみつく美蘭を無理やり引き剥がし、髪を掴んで振り回すジャガー。さらにCRYSISの連携や佐藤の反則攻撃で美蘭を追い込んでいく。美蘭がコーナーのななみに手を伸ばしても、足を引いてチェンジを許さない佐藤。美蘭はクロスボディで一矢報い、ななみにやっとチェンジ。ななみはタックルで佐藤に突撃し、加勢したHimikoも2人まとめてなぎ倒す。飛び付いての丸め込みを2で返された佐藤はHimikoにチェンジ。Himikoがレッグシザーズネックロックでななみを絞ると若手組が必死にカット。逆襲のトレイン攻撃、ななみのタックルでフォールするがカウントは2。ななみはシャンシャンに替わる。ジャガー組はHimikoからジャガーにチェンジし、シャンシャンとの初遭遇。シャンシャンのスタナーに続けて若手組の連携が決まるが、ジャガー組もチームワークを発揮。Himikoとジャガーがシャンシャンを捕まえ、佐藤がミサイルキック発射。さらにHimikoのギロチンが続き、歴代(直近)付き人コンビがジャガーの勝利をおぜん立て。トドメはジャガーのフィッシャーマンズバスター。宣言通り、凶器を使うまでもなく勝ち名乗りを受けた。
日本への留学期間は大学の夏休みいっぱいとなっているシャンシャン。ジャガーとの対戦は大きな学びとなったはずだ。

メインイベント W.W.W.Dシングル選手権試合 60分一本勝負
[王者]梅咲遥vs 尾﨑妹加[挑戦者] 
※第17代王者6度目の防衛戦

梅咲遥、V6ならず…ブラスト破りで新王者誕生!次期挑戦者も早速決定!

「団体を背負って何度も防衛する遥はかっこいいよ。でもそろそろ休憩してもええんちゃう?」。昨年4月以来、シングル王者としてディアナを牽引してきた梅咲遥についてそう語ったのは、挑戦者・尾﨑妹加。まさに休みなく団体のトップを走り続けた梅咲は「絶対センターに休憩などない」とまだまだ走り続ける覚悟だ。
7.28京都タッグ祭のメインイベント、ルミナスvs SPiCEAPでは三冠女王の高瀬みゆきが敗れる波乱の展開に。負けたままで終わるわけにはいかないW.W.W.Dシングル王者・梅咲は次期挑戦者に尾﨑を指名。そして迎えた6度目の防衛戦。借りを返し、ベルトを守る戦いが始まった。
挑戦者の尾﨑は剛腕を振りかざし奇襲を仕掛けるが、梅咲がキックで迎撃。尾﨑の右腕を狙ってドロップキックを打ちまくり、さらにワキ固め、フットスタンプで厳しく腕攻め。しかし尾﨑は痛む腕でもラリアット。さらにエルボードロップ、セントーンを落とす。尾﨑はエルボーを打つと苦悶の表情に。梅咲が低空ドロップキックで会場北側へ尾﨑を蹴落とし、すかさず場外ダイブ!さらに尾﨑の腕を鉄柱に叩きつけていく。尾﨑は梅咲を南側へ連行し、観客席へのボディスラムで猛反撃。梅咲の徹底した腕殺しに尾﨑は腰攻めで対抗する。リングに戻ると、腰を押さえる梅咲に超急角度逆エビ固めや、アルゼンチンバックブリーカーで非情な攻め。梅咲はダイビングセントーンはかわしたものの、ラ・マヒストラルを見切られてしまう。この劣勢を打破すべく、得意のエルボーを連発していく。尾﨑は「負けるか!」と渾身の一撃を放ち、エルボー合戦でも梅咲を上回ってみせた。梅咲は腰が痛む素振りを見せながらもコーナーに上りミサイルキック発射。尾﨑は大きく吹っ飛ばされるも、すぐさま立ち上がって雄叫び。スパインバスター、ショートレンジラリアット4連発と続け、今度はしっかりと助走を付けて腕を振り抜こうとする。これをかわし今度こそのラ・マヒストラルで丸め込む梅咲だったが、またも見切った尾﨑がエビ固めに巧みに切り返す。振りほどいた梅咲がヘッドシザーズホイップで飛び付くが、元ウェイトリフティング三冠王者の怪力は梅咲の回転を許さずガッチリとキャッチ。尾﨑がそのまま落としにかかると梅咲が回転エビ固めに切り返す。尾﨑はキックアウト。体格とパワーが自慢の相手に対し、スピードの乗った丸め込み攻勢の梅咲。今度はカサドーラ。カウント2で自らフォールを解いてフットスタンプを尾﨑のみぞおちに突き刺す。梅咲がコーナーに上っていき、尾﨑も立ち上がる。梅咲が構える前に追い付いた尾﨑が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、さらに追い討ちのセントーン投下。尾﨑のフォールを転がして今度こそ梅咲がラ・マヒストラル。キックアウトした尾﨑はアルゼンチンで担ぎ上げるも梅咲が暴れて脱出。アメジストクロス、梅スプラッシュ、ジャーマンスープレックスと梅咲が猛攻。これでも決まらず、昨年4月にベルトを奪取した佐藤綾子戦で初披露し、以降は5人の強豪を撃破してきた必殺・ブラストの構え。しかし尾﨑は梅咲の髪を掴んで強引に投げ、ブラスト爆発を阻止。ブラストを初めて破られた梅咲は背後からのラリアットで動きが止まる。フォールは何とか返した梅咲だったが、尾﨑がその勢いのままオリンピックスラム。この一撃で梅咲をマットに沈めた。梅咲が1年4ヶ月間、5度防衛した黄金のベルトは激闘を制した尾﨑の腰へ…。
尾﨑はマイクを持ち「団体のシングルベルト、獲ったのは初めてです!」と歓喜の第一声。続けて「遥、挑戦受けてくれてありがとう。休憩って、別に悪い言葉じゃないから。休憩中にいっぱい遥を磨き直して、強くなった遥と試合するのを楽しみにしてます。何か言いたいことはありますか?」と梅咲の言葉を促す。梅咲は「またすぐに取り返してやるから!」と一言残しマイクを投げ、セコンドの高瀬と共に控え室へと引き上げた。尾﨑は「自分は初めてシングルのベルトを巻きました。やっぱシングルベルトって色んな人が巻いた方が良くないですか?ずっと同じ人が巻いてるとその人の色しか出せないので、つまんないなと思うんですよ。自分はリスクもあるんですけど、これからディアナ毎大会でも防衛戦やりたいなと思ってるんですけどどうですか?このベルト挑戦するぞって奴、いる?」と、シングル初戴冠にして過酷な防衛ロードをぶちあげ、早くも王者の風格を感じさせる。観客がどよめく中でリングに現れたのはW.W.W.Dクリスタル王者・ななみ!ななみは「妹加さん、まずはベルト戴冠おめでとうございます。遥さんが何度も防衛してきたベルト。自分はクリスタルっていう若手の初代のチャンピオンで、“ディアナの未来”って色んな人から言われて嬉しいんですけど…やっぱり物足りないなって思ってて。妹加さんが遥さんの防衛記録を止めて、その欲が溢れたというか。そのベルト、凄く欲しくなりました。挑戦させてください」と挑戦表明。誰の挑戦でも受けるという尾﨑はななみとガッチリと握手を交わし、至宝奪還に真っ先に名乗りを上げたななみとの防衛戦が決定した。こうして梅咲の“休憩”、そして尾﨑の防衛ロードがスタート。尾﨑はバックステージでもスケジュールが許す限り防衛戦を行う意志を改めて語り、ななみに言及。「ななみは18歳。防衛戦までの短い期間でも成長してくると思うんで気は抜けないです。でも最多防衛を狙うのでななみには踏み台になってもらいます」。
大会後は、尾﨑vsななみを9.8アミスタで行うことが団体から正式に発表された。新王者の初防衛戦は目前に迫る!

梅咲遥 バックステージコメント
尾﨑妹加 バックステージコメント

【試合結果】2024年8月13日(火)アミスタ大会vol.65

大会ダイジェスト動画はコチラ!

第1試合  シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs マコトユマ

Himiko、誤審(?)にもめげず…新技披露で勝利

マコトデビュー戦、6.16アミスタ、そして今回。Himiko対マコトはこれで3度目のシングルマッチとなった。シングルでの初勝利こそ挙げていないが、着実に成長しているマコト。Himikoはそれを確かめるようにじっくりとロックアップからグラウンドの攻防へ。マコトも食らいついていくが、Himikoが先輩らしくリードしていく。マコトはバックを取り、レスリング仕込みのローリングからオースイスープレックスの形へ繋いでフォール。肩を上げたHimikoはヨーロピアンクラッチ。しかしソフト今井レフェリーはマコトの肩がマットから浮いたと判定し、カウントを2で止める。この様子を見ていたセコンドの梅咲は「え~?スリーだよ!絶対」と物言いをつける。今井レフェリーと梅咲は「上がってたよ!」「本当に?スリーだろ!」「ツーだよ!オレがルールだ!」と言い合いになり、観客からは笑いが起こる。Himikoも「スリーだよな?!」と誤審(?)に不服。とはいえ判定は覆らず試合は続行。納得のいかない梅咲は「Himikoさん!もっといけ!やれ!」とセコンドなのにヒートアップ。全く意に介さないマコトはボディシザーズでギブアップを迫る。Himikoは肘を入れて脱出し、ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・アームロックでギブアップ狙いをお返し。ロープに逃げたマコトはレスリングの経験を活かし、タックルからHimikoを持ち上げてコーナーに打ち付ける。連続ドロップキックでフォールし、返されてもすかさず飛行機投げ。これも返されもう一発を狙うがHimikoが切り返して丸め込む。マコトは明らかにカウント2で肩を上げるが、根に持つHimikoと梅咲は口々に「スリーだろ!」「そうだよ!スリーだよ!」と猛抗議。誰もが納得する完璧なスリーカウントを求められるHimikoは、カウンターのブルドッギングヘッドロック、ギロチンと続けてダイビングギロチンを狙いコーナー上へ。これをマコトが引きずり落として必死の丸め込み。キックアウトしたHimikoは初披露となるバックドロップで今度こそ、誰もが納得するパーフェクトなスリーカウント。疑惑の判定にめげず新技お披露目で、Himikoもしっかり成長をアピールした。

第2試合   タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&シャンシャン vs デボラK&柊くるみ

18歳・ななみ、二冠王の貫禄みせた!

高校最後の夏休みでトライアングルリボン王座を奪取し、二冠王となったななみ。防衛戦も決定し、負けられない戦いが続く。
体格の大きな2人めがけて、ななみとシャンシャンはゴングを待たず突撃!奇襲でデボラをリング外へ落とし、くるみをターゲットに。しかしくるみは奇襲も何のその、ななみとシャンシャンの合体キックでもびくともせず、シャンシャンをボディスラムで豪快に投げる。「お前もだ!」と次はななみに狙いを定めたくるみ。ななみはボディスラムを持ちこたえ、得意のタックル合戦に持ち込む。しかしこの打ち合いはくるみが制し、くるみからデボラにチェンジ。くるみが作った流れに乗って、デボラは小手投げ、首投げ、女子プロムーブ、逆エビ固め、クロスフェイスロックと次々に攻めていく。ななみはボディアタックやタックルで反撃し、シャンシャンにチェンジ。デボラは胴締めフェイスロックでギブアップを迫るがエスケープを許す。シャンシャンはエルボーで反撃。デボラが両腕を広げて受けきると、さらに気迫溢れる連続エルボーでデボラを追い込んでいく。デボラがお返しの一発を打つと、シャンシャンはスモールパッケージやスクールボーイで丸め込む。全て返したデボラはブレーンバスターを一発お見舞いし、くるみにチェンジ。くるみは初遭遇のシャンシャンに「はじめまして!」と挨拶代わりのフットスタンプ。悶えるシャンシャンにもう一発、二発、と容赦なし。全く動けないシャンシャンを、ななみがやけに優しいカットで救出。ななみの優しさで(?)息を吹き返したシャンシャンはドロップキック3連発。さらにななみの好アシストでクロスボディを決め、ななみにチェンジ。ななみは再びタックルでくるみとぶつかり合う!今度はななみがくるみを倒し、さらに勢いづく。しかしくるみはこの流れをトラースキック一発で止め、デボラにチェンジ。デボラがキャメルクラッチでななみを捕まえ、そのななみの顔面にくるみが重い低空ドロップキックを放つ。デボラの極楽固めはシャンシャンがカットし、シャンシャンが必死にくるみを押さえる中、ななみは胴締めスリーパー。デボラは自力でロープを掴む。シャンシャンを振りほどいたくるみのラリアット、デボラのバックフリップを連続で食らうがシャンシャンのカットが間に合う。シャンシャンがスタナー、ネックブリーカーでくるみを排除し、ななみがセブンスリーホールドで勝負を決めた。

第3試合   タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&香藤満月 vs 梅咲遥&ウナギ・サヤカ

「ちょぶき」初陣でヘビー級コンビ・香藤&京子撃破!※敬称略

“ちょちょたん”こと梅咲遥と“傾奇者”ウナギ・サヤカがチーム「ちょぶき」を結成!イベントから誕生したタッグがリングでも実現した。その初陣は95キロの香藤満月と111キロ井上京子!ディアナヘビー級コンビからは香藤が先発を買って出る。するとウナギは「おい、井上京子。出てこいよ」と呼び捨てで京子を挑発。ウナギは会場に駆け付けたひつま武士の「京子」コールを煽り、京子を引っぱり出すことに成功!いきなり注目のマッチアップだ。呼び掛けに応じてくれた京子に笑顔を見せ、「井上京子!」とハグを要求するウナギ。相変わらず敬称をつけないウナギに苛立つ京子。険しい表情で「さん、だよね?」とウナギに背を向ける。するとウナギは「井上京子、さ~……」。その声にはにかみながら振り向いた京子。ウナギは「ん」と言い切る前にスクールボーイ!キックアウトした京子はブチギレ!「井上京子さんだって、言ってんだろうが!」とウナギの髪を掴んで豪快に投げ飛ばす。場外へ逃げたウナギは「来いよ!びびってんのか!」、京子も「お前がびびってんだろ!」と子供のような言い争いに。「うわ、京子がびびってる」「(京子)さんだし、(リングの)中入れよ」と敬称をめぐる争いから2人の口喧嘩はさらにヒートアップ。パートナーのやりたい放題ぶりに梅咲は困惑…。ウナギのおしりぺんぺんにキレた京子はいよいよウナギを追って場外へ。この日は65回を数えるディアナのアミスタ大会で最多の観客動員を記録しており、超満員の場内は椅子がぎっしり。逃げ場を失った、というよりどう見ても元々逃げ場がなかったウナギはあっという間に隅に追い詰められてしまう…。京子は「お前バカか?こんな狭いとこで逃げれる訳ねぇだろ」と一喝し、ウナギをリングに連行。京子からタッチを受けた香藤はウナギに馬乗りエルボーで「京子さんには!京子さんと言え!」とディアナ所属らしく怒り爆発。ウナギも「うるせぇんだよ!」とやり返す。香藤は大きな体と怪力で強引にボディスラム。続いて京子が怪力でラリアット。ウナギは松風と共にあらんで京子をマットに叩きつけ、ギロチンドロップ。大ふへん固めは京子の重い体が上がらず。ここで梅咲が登場し、いよいよちょぶきの連携かと思いきや、京子が両腕のラリアットで2人をなぎ倒す。ウナギはビッグブーツで反撃し、梅咲にチェンジ。梅咲はウナギとの連携で京子の腕に狙いを定めてドロップキック。ウナギも得意のコードブレイカーを京子の肘にお見舞い。さらに梅咲がワキ固めで京子の腕をひたすら攻める。梅咲のエルボーを腕でガードした京子だが、梅咲の破壊力、そして腕攻めの効果で苦悶の表情に。それでも京子は力を振り絞ってラリアット。替わった香藤が95キロ×4回のボディプレスに、腰をしっかり落とした逆エビ固め。ロープに逃げようとする梅咲をリング中央に戻す香藤。見かねたウナギが飛び出すが、京子と香藤のWタックルでウナギを排除。さらに梅咲にもWタックル、サンドイッチボディアタックと、2人の体格を存分に生かしたパワフルファイト。倒れた梅咲にも香藤がダイビングボディプレス。自力でキックアウトした梅咲に、追撃のボディプレスを投下した香藤。しかしこれは梅咲がかわし、ウナギがギロチンを落とす。ちょぶきのサンドイッチスライディングTANAKAでこちらも見事なコンビネーションを披露。梅咲がコーナーに上ると、京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、梅咲はリングで大バウンド。大の字になって倒れた梅咲に香藤がボディプレス。ウナギがカットに入りカウント2に終わるが、香藤がウナギを捕まえ、そこに京子が突進!しかしこのラリアットは香藤に誤爆!この隙を逃さず、梅咲が電光石火の丸め込みで白星をかっさらった。

メインイベント
W.W.W.Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子vs美蘭&世羅りさ[挑戦者組・ブルーオーキッド]
※第22代王者2回目の防衛戦

無念の、まさかのレフェリーストップ…不完全燃焼V2の綾華は再戦誓う

世羅さんと必ずタッグベルトを巻く!そんな野望を胸に、急成長を遂げた美蘭。実力・実績充分の世羅に負けじと美蘭も力を付けていき、「タッグ祭り」と銘打った7.28京都大会では自力勝利を挙げた。タッグベルトにかける2人の想い、そして結成以降順調に勝ち星を挙げてきた実績が認められ、いよいよ王座挑戦となった。
二度目の防衛戦を迎えた綾華は、個々の力に加え抜群のタッグワークを誇る。中森華子は8.11 PURE-J後楽園でPURE-J認定無差別級王座をかけて世羅と対戦し敗れており、早速リベンジのチャンスとなる。世羅にとっては勝てば三冠王の大チャンスだ。
お盆の3大会ですべて美蘭との対戦となる三児の母レスラー・佐藤は「つい美蘭に親心が芽生えてしまう」と話すが、試合となれば手心は一切ナシで臨む。
美蘭にとってはW.W.W.Dクリスタル、フューチャー・オブ・スターダムに続いてキャリア3度目のタイトルマッチ。8.11アミスタでは佐藤に敗れたものの、中森からベルトを奪った頼もしいパートナーと共に野望に向けて出陣!
まずは佐藤と美蘭が先発。佐藤が巧みなテクニックでリードしていくが、世羅のアシストが光り、ブルーオーキッドの合体技を披露。世羅と佐藤のマッチアップとなり、世羅がリバースカンパーナやニードロップで攻めれば、佐藤はサミングから低空ドロップキックで反撃。佐藤から中森にチェンジし、因縁の2人が対峙。世羅のエルボー、中森のキックで情念ほとばしるバチバチファイトに。中森との激しい攻防を展開した世羅は美蘭にチェンジし離脱。試合を託された美蘭はベテラン相手に孤軍奮闘。中森のギロチンや佐藤のWアームスープレックスを受けても自力で立ち上がる。美蘭は一人で戦い抜く姿勢を見せていたが、試合時間が10分を過ぎた頃、ソフト今井レフェリーが佐藤と中森を制止。3人は動きを止め、そのまま再開することなく試合終了のゴングが鳴った。10分30秒、レフェリーストップで綾華の防衛となった。
ここでディアナを代表して井上京子がリングに上がり、世羅は控室に戻っており試合を続行できる状態でないことを説明し、「この試合はいったん預からせてください」と観客に深々と頭を下げた。
佐藤は涙をこぼす美蘭、そして体調不良により途中棄権することとなってしまった世羅を気遣い「これじゃベルト巻けないよね」と守ったベルトを肩にかけ、「ブルーオーキッドとはもう1回。絶対。必ずまたタイトル戦やりたいと思います。待っていてください」と呼びかけ再戦を約束。4人の戦いを心待ちにしていたファンから温かい拍手が送られた。
なお、世羅は病院に搬送され、診察の結果は大事に至らなかったことが発表されている。世羅本人もSNSに「病院で処置を受けまして今はすっかり大丈夫です」「もう一度ブルーオーキッドで挑戦させてください」と投稿。世羅りさが完全復活すれば、次こそ完全燃焼のタイトルマッチだ。世羅選手、どうぞお大事に。

【試合結果】2024年8月11日(日)アミスタ大会vol.64

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
デボラK&マコトユマvs夏実もち&柊くるみ

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&ななみvs香藤満月&シャンシャン

メインイベント
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 60分一本勝負
[王者]宮崎有妃vs[挑戦者]井上京子vs[挑戦者]  Himiko

井上京子 バックステージコメント

【試合結果】2024年7月28日(日)京都KBSホール大会~京都タッグ祭り~

大会ダイジェスト動画はコチラ!
観衆:196名

試合前イベント 高橋秀幸さんミニライブ

大会前に「炎神戦隊ゴーオンジャー」「特命戦隊ゴーバスターズ」等、特撮ヒーローやアニメの主題歌で知られる、高橋秀幸さんのミニライブを行った。井上京子・佐藤綾子と同じく山形県出身で大のプロレス好きであると話し、自身初のリング上ライブで3曲を熱唱。KBSホールに集まったプロレスファンと“たかぱすファミリー”からは拍手喝采。会場を大いに盛り上げた。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&シャンシャン VS 美蘭&世羅りさ[ブルーオーキッド]

オープニングマッチにブルーオーキッド登場!
「京都タッグ祭り」と銘打った大会のオープニングマッチには、タッグベルトを虎視眈々と狙い実績を積み重ねるブルーオーキッドが登場!対角には新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンとディアナ新人・マコトユマ。シャンシャンは7.26フューチャーサイトで星野唯月から受け継いだ白いコスチューム姿をお披露目した。
まずは美蘭とシャンシャンが先発。中学3年生ながらキャリアで勝る美蘭に、シャンシャンも練習の成果を発揮し食らいつく。続く世羅とマコトのマッチアップは「今日は優しくやるって決めたんじゃ…」と若手コンビに情をかけるかと思いきや、マコトの顔面を踏みつけたり髪を引っ張ったりといつも通りの厳しい攻めの世羅。さらにブルーオーキッドの合体ニードロップを投下する。マコトはタックルで反撃してシャンシャンにチェンジ。シャンシャンはドロップキック、ボディスラム、エルボー、スタナーと攻めていき、美蘭も打点の高いドロップキックで応戦。替わった世羅が急角度逆エビ固めやリバースカンパーナでいたぶり、シャンシャンは苦しい展開に。カウンターのランニングネックブリーカーで窮地を脱し、マコトにチェンジ。世羅はセラリズムバスターでマコトをマットに叩きつけ、美蘭にチェンジ。マコトがシャンシャンを呼び込んでトレイン攻撃。しつこく押さえ込んだが美蘭はキックアウト。美蘭のライオンサルトをかわしたマコトが飛行機投げ。このフォールは世羅がカット。シャンシャンが世羅をリング外へ落とし押さえるが、リング上では美蘭のキックがマコトの側頭部を射抜き、続くMロールクラッチで勝負あり。また一つブルーオーキッドの実績を重ねた。

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
沙恵&マリ卍 VS デボラK&香藤満月

第3試合  ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&ガッツ石島 VS 夏すみれ&神崎ユウキ

第4試合  ディアナ純血タッグマッチ 20分一本勝負
井上京子&ななみ VS 佐藤綾子&Himiko

第5試合  スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]

【試合結果】2024年7月26日(金)フューチャーサイトアミスタ大会vol.23

星野唯月 引退10カウントゴング

試合開始前、元スターダムの星野唯月の引退セレモニーを行った。この日からちょうど4年前の2020年7月26日にスターダムを退団すると発表、同年9月28日のスターダム後楽園ホール大会を最後にプロレス界から遠ざかり、以降はホシノイツキ名義でアーティストとして活動していた星野。プロレスにしっかり区切りをつけたいと考えていた星野は、昨年冬に梅咲遥が所属するアイドルユニット・シロツメクサとライブで共演。音楽活動から生まれた縁で、ディアナでのセレモニーが実現した。
星野は現役時代同様、自身の入場曲を歌唱しながら最後のリングイン。退団後も「復帰は何度も考えた」「最後にコスチュームを着て10カウントを聞かせていただけるリングがあるなんて夢にも思っていなかった」と素直な思いを吐露し、星野のプロレスラーとしての最後の姿を見届けるべく集まったファンに感謝を述べた。その上でこのセレモニーは「前に進むため」のものであると説明。「未練がないと言えば嘘になります。ですがこれでもう後悔はありません。プロレスラーは心から尊敬できる方がたくさんいて、プロレスラーになれたことを誇りに思う」と、時折声を詰まらせながら語った。星野がマイクを置くと10カウントゴングが鳴らされ、梅咲と同じくシロツメクサのメンバーである實石亜也子リングアナウンサーが「154センチ、45キロ、リトルアイドル・星野唯月」と最後のコール。万雷の拍手の中、再び星野の入場曲が流れ、星野は深々と頭を下げてリングをあとにした。他団体で行う異例のセレモニーとなったが、会場に集まったファンは温かく星野を見送った。
なお、星野は8月のワンマンライブをもってアーティスト・ホシノイツキとしての活動も終了するという。
大会終了後、星野はセレモニーで着用したコスチュームを新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンに託すことに。「白いコスチュームが似合うんじゃないかと思って。大切に着てあげてください」。星野の想いとコスチュームを受け取ったシャンシャンは日本語で「ありがとうございます」。シャンシャンの白いコスチューム姿にもぜひ注目してほしい。

セレモニーの様子はコチラ!

コスチューム継承の様子はこちら!

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 
ななみ vs シャンシャン

シャンシャン、初のシングルマッチ!
オープニングマッチではシャンシャンが初のシングルでななみと対戦。シャンシャンの入場曲もお披露目となった。ゴングが鳴るとロックアップからの押し合い、ヘッドロックでクリスタル王者のななみが優勢に。ボディスラムで力強くシャンシャンをマットに叩きつけ、ボディシザーズ、サーフボードストレッチでいたぶっていく。超急角度の逆エビ固めをなんとかエスケープしたシャンシャンも負けじと喰らいついていき、強烈なエルボー。ななみは思わず「痛ぇ…」。しかし続くボディスラムは上げられないシャンシャン。ならばとランニングネックブリーカー。ななみは得意のタックルでシャンシャンを倒し、再び急角度の逆エビ固め。シャンシャンは絶叫しながらロープにたどり着くが、ななみがスリーパーで絞め落とし、若手王者らしく堂々の白星。
普段は身振り手振り、時に翻訳アプリを介しながら練習に励む2人。試合を通してさらに仲も深まった…はず!

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 
香藤満月&優宇 vs 夏実もち&柊くるみ

パワーvsテクニック!プロミネンス大暴れ!
第2試合は大迫力のぶつかり合い!パワーファイターの柊、試合巧者の夏実が「プロミネンス」タッグで登場。対する香藤は優宇とともに柔道経験者のヘビー級タッグ結成!まず先発した香藤と夏実。押し合いになるとそれぞれのパートナーも加勢し、いきなりど迫力バトルに!優宇が柊を蹴散らし、香藤は夏実に連続ボディスラム。タッチを受けた優宇は、角田夏実ばりに巴投げから腕十字に繋ぐ。夏実はすかさずエスケープ。ロープに逃げた夏実の腕をヘビー級のセントーンで潰す優宇。悶える夏実に香藤がすかさずボディプレス。夏実がモンゴリアンチョップで反撃し、柊にチェンジ。柊のタックルで赤コーナーまで吹っ飛んだ香藤。すぐさま優宇が飛び出し、タックル合戦へ。激しい肉弾戦は柊がリードしていく。しかし優宇が夏実もろとも柊をリング外へ落とし、みたらし団子で圧殺。苦悶の表情でリングに戻った柊に、優宇は逆水平チョップ。苦しむ柊に替わって夏実が入り、優宇も香藤にチェンジ。香藤は夏実をお腹で弾き飛ばし、95キロの体格を活かして腰を落とした逆エビ固め。ロープ逃げた夏実はプロミネンスの連携で香藤を蹴飛ばす。ならばと香藤と優宇も連携。香藤が優宇との約200キロおんぶプレスで夏実をぺちゃんこに。全く動けない夏実を柊がカットで救出。しかし起き上がれない夏実。そこに香藤がダイビングボディプレスを投下するが夏実は寸前で回避。苦しい展開の夏実に、柊がキャノンボールの助太刀。夏実がそこにリバーススプラッシュを落とし、形勢逆転。香藤のピンチに優宇がラリアットで柊に突撃するも、柊もラリアットで迎撃し相討ちに。香藤と夏実の一対一となり、夏実がもっちりバディシザーズでスリーカウント。「破壊力満点だったけど私の技術力が上だった」と語る夏実。柔よく剛を制した。

第3試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs 世羅りさ

通販限定・サイン入りタオルは凶器?盾?宝物?
密かに世羅に憧れているというHimiko。なんと実際に通販で購入したという世羅のタオルを持って登場。それを見た世羅は「ワシのタオルや!通販でしか売ってないのに!」と驚きを隠せない。Himikoは本名で注文しており、世羅は気づかずサインまで書いて発送したのだという。ドヤ顔でタオルを見せるHimikoに、なぜか観客は拍手。今井レフェリーは「拍手いらないだろ…」とツッコミ。自身のファンとはやり辛いと言いながら、世羅はゴングを待たず突進。タオルを奪いHimikoをボコボコに。大切なグッズを取り返したHimikoは、タオルで世羅の首を絞める暴挙!さすがにレフェリーが制止したが、キレた世羅はエリザベス世代には辛い腰攻め。さらにHimikoの顔を踏みつけ、情け容赦なしの反則攻撃。Himikoはブルドッギングヘッドロック、ギロチンで反撃。世羅が強烈なエルボーでHimikoを倒すと、苦しみながらも立ち上がるHimiko。赤コーナーに戻り再び世羅りさサイン入りタオルを取り出して盾にし「殴れんのかよ!自分を!」。タオルには世羅の写真が鮮やかにプリントされており、「自分の顔は殴れない…」とまさかの窮地に陥る世羅。この機に「やったぜ!」とエルボーを打つセコいHimiko。しかし世羅は自らのグッズもろともHimikoにエルボー、膝蹴り、ニーアタックにニードロップと猛攻。世羅いわく、自分の顔が一番殴れるらしい…。全く役に立たなかったタオルを投げ捨て、正々堂々と戦うHimiko。「捨てんのかい!何がしたいんじゃ!」とブチギレの世羅に、Himikoは河津掛けからHIGAMIクラッチへと流れるように繋ぎギブアップを迫る。エスケープした世羅に丸め込み連発で追い討ちをかけていくHimikoだが、巧みに切り返した世羅がコンバインでギブアップに追い込んだ。
試合後は控室で憧れの世羅とちゃっかりツーショットを撮ったHimiko。さらにタオルには「Himikoさんへ」の文字が書き加えられたのだった…。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負 
梅咲遥&美蘭vsマコトユマ&炎華

美蘭vs炎華、バチバチファイト!
メインイベントは梅咲と美蘭がお揃いのリボンで華やかに登場。マコトは同期で新POP王者の炎華と10代コンビを結成した。
まずは新POP王者の炎華と美蘭がハイスピードな攻防。女子プロレスの明るい未来を感じさせるフレッシュファイトを展開した。炎華はドロップキックで美蘭を吹っ飛ばしマコトにチェンジ。ディアナ入門前は高田道場でレスリングの練習に励んでいたマコト。レスリング仕込みのタックルやローリングで攻めていくが、中学3年生ながら先輩の美蘭がヘアホイップで豪快にマコトを投げ飛ばして梅咲にチェンジ。梅咲は弓矢固め、美蘭とのWドロップキック。再び美蘭とマコトのマッチアップに。マコトもボディスラムで反撃し、美蘭の膝を狙った低空ドロップキックで流れを作って炎華にチェンジ。美蘭と炎華は闘志むき出し、バチバチのエルボー合戦。炎華がスペースローリングエルボー、ドロップキック、STFと攻めていき、マコトがしっかり梅咲を押さえる。美蘭の足がどうにかロープに届き、619で逆襲。炎華がドロップキックを打てば美蘭もドロップキック、炎華が丸め込めば美蘭も丸め込む。美蘭の横十字からブリッジでフォールする「Mロールクラッチ」はカウント2.99でマコトがカットに入り、すると美蘭はすかさずライオンサルト。これをかわした炎華はドロップキック。スピンキックで炎華の側頭部を撃ち抜いた美蘭は梅咲にチェンジ。梅咲が滞空時間の長いブレーンバスターで炎華をマットに叩きつけたが、これもマコトがカットに入る。炎華はミサイルキックを発射しマコトにチェンジ。マコトは気迫の連続ドロップキック、しつこい押さえ込みでシングル王者に立ち向かう。炎華がティヘラで助太刀し、マコトは逆さ押さえ込み、飛行機投げと続けていくがシングル王者の牙城は崩せず。炎華がジャパニーズレッグロールでまたも加勢、マコトがすかさず丸め込んでも美蘭のカットが間に合う。美蘭が2人まとめてクロスボディでなぎ倒し、炎華をリング外へ道連れに。炎華を美蘭が場外で押さえる隙に、梅咲がキューティースペシャルで勝負を決めた。
美蘭がマイクを持ち、「炎華選手とは仲が良いからこそ、絶対に負けたくない。まだ1回しかシングルしたことないけど、またシングルやりたい。お願いします」と、好勝負を繰り広げた炎華に握手を求め、炎華も応じる。PURE-Jの若手王座・プリンセスオブプロレスリングを奪取したばかりの炎華とのシングルマッチが実現となれば、さらなる熱戦に期待がかかる。
美蘭は続けて「遥さんが決めて、自分が決められなかったことも悔しいし、試合の内容も反省ばっかりだけど、何よりも今日のお客さんの人数はめちゃくちゃ悔しいです。月1回しかないフューチャーサイト。次の大会までに自分はもっともっと練習して、強くなってみせるので、次のフューチャーサイトは絶対に観にきてください。次は満員にするぞ!」。戦うたびに成長を遂げる美蘭。さらに強くなった美蘭を観に、ぜひ次回フューチャーサイトへお越しください!