【試合結果】2024年8月11日(日)アミスタ大会vol.64

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
デボラK&マコトユマvs夏実もち&柊くるみ

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&ななみvs香藤満月&シャンシャン

メインイベント
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 60分一本勝負
[王者]宮崎有妃vs[挑戦者]井上京子vs[挑戦者]  Himiko

井上京子 バックステージコメント

【試合結果】2024年7月28日(日)京都KBSホール大会~京都タッグ祭り~

大会ダイジェスト動画はコチラ!
観衆:196名

試合前イベント 高橋秀幸さんミニライブ

大会前に「炎神戦隊ゴーオンジャー」「特命戦隊ゴーバスターズ」等、特撮ヒーローやアニメの主題歌で知られる、高橋秀幸さんのミニライブを行った。井上京子・佐藤綾子と同じく山形県出身で大のプロレス好きであると話し、自身初のリング上ライブで「炎神戦隊ゴーオンジャー」「バスターズ レディーゴー!」「ガッチャ☆ゴセイジャー」の3曲を熱唱。KBSホールに集まったプロレスファンと“たかぱすファミリー”からは拍手喝采。会場を大いに盛り上げた。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&シャンシャン VS 美蘭&世羅りさ[ブルーオーキッド]

オープニングマッチにブルーオーキッド登場!
「京都タッグ祭り」と銘打った大会のオープニングマッチには、タッグベルトを虎視眈々と狙い実績を積み重ねるブルーオーキッドが登場!対角には新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンとディアナ新人・マコトユマ。シャンシャンは7.26フューチャーサイトで星野唯月から受け継いだ白いコスチューム姿をお披露目した。
まずは美蘭とシャンシャンが先発。中学3年生ながらキャリアで勝る美蘭に、シャンシャンも練習の成果を発揮し食らいつく。続く世羅とマコトのマッチアップは「今日は優しくやるって決めたんじゃ…」と若手コンビに情をかけるかと思いきや、マコトの顔面を踏みつけたり髪を引っ張ったりといつも通りの厳しい攻めの世羅。さらにブルーオーキッドの合体ニードロップを投下する。マコトはタックルで反撃してシャンシャンにチェンジ。シャンシャンはドロップキック、ボディスラム、エルボー、スタナーと攻めていき、美蘭も打点の高いドロップキックで応戦。替わった世羅が急角度逆エビ固めやリバースカンパーナでいたぶり、シャンシャンは苦しい展開に。カウンターのランニングネックブリーカーで窮地を脱し、マコトにチェンジ。世羅はセラリズムバスターでマコトをマットに叩きつけ、美蘭にチェンジ。マコトがシャンシャンを呼び込んでトレイン攻撃。しつこく押さえ込んだが美蘭はキックアウト。美蘭のライオンサルトをかわしたマコトが飛行機投げ。このフォールは世羅がカット。シャンシャンが世羅をリング外へ落とし押さえるが、リング上では美蘭のキックがマコトの側頭部を射抜き、続くMロールクラッチで勝負あり。また一つブルーオーキッドの実績を重ねた。

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
沙恵&マリ卍 VS デボラK&香藤満月

第3試合  ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&ガッツ石島 VS 夏すみれ&神崎ユウキ

第4試合  ディアナ純血タッグマッチ 20分一本勝負
井上京子&ななみ VS 佐藤綾子&Himiko

第5試合  スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]

【試合結果】2024年7月26日(金)フューチャーサイトアミスタ大会vol.23

星野唯月 引退10カウントゴング

試合開始前、元スターダムの星野唯月の引退セレモニーを行った。この日からちょうど4年前の2020年7月26日にスターダムを退団すると発表、同年9月28日のスターダム後楽園ホール大会を最後にプロレス界から遠ざかり、以降はホシノイツキ名義でアーティストとして活動していた星野。プロレスにしっかり区切りをつけたいと考えていた星野は、昨年冬に梅咲遥が所属するアイドルユニット・シロツメクサとライブで共演。音楽活動から生まれた縁で、ディアナでのセレモニーが実現した。
星野は現役時代同様、自身の入場曲を歌唱しながら最後のリングイン。退団後も「復帰は何度も考えた」「最後にコスチュームを着て10カウントを聞かせていただけるリングがあるなんて夢にも思っていなかった」と素直な思いを吐露し、星野のプロレスラーとしての最後の姿を見届けるべく集まったファンに感謝を述べた。その上でこのセレモニーは「前に進むため」のものであると説明。「未練がないと言えば嘘になります。ですがこれでもう後悔はありません。プロレスラーは心から尊敬できる方がたくさんいて、プロレスラーになれたことを誇りに思う」と、時折声を詰まらせながら語った。星野がマイクを置くと10カウントゴングが鳴らされ、梅咲と同じくシロツメクサのメンバーである實石亜也子リングアナウンサーが「154センチ、45キロ、リトルアイドル・星野唯月」と最後のコール。万雷の拍手の中、再び星野の入場曲が流れ、星野は深々と頭を下げてリングをあとにした。他団体で行う異例のセレモニーとなったが、会場に集まったファンは温かく星野を見送った。
なお、星野は8月のワンマンライブをもってアーティスト・ホシノイツキとしての活動も終了するという。
大会終了後、星野はセレモニーで着用したコスチュームを新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンに託すことに。「白いコスチュームが似合うんじゃないかと思って。大切に着てあげてください」。星野の想いとコスチュームを受け取ったシャンシャンは日本語で「ありがとうございます」。シャンシャンの白いコスチューム姿にもぜひ注目してほしい。

セレモニーの様子はコチラ!

コスチューム継承の様子はこちら!

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 
ななみ vs シャンシャン

シャンシャン、初のシングルマッチ!
オープニングマッチではシャンシャンが初のシングルでななみと対戦。シャンシャンの入場曲もお披露目となった。ゴングが鳴るとロックアップからの押し合い、ヘッドロックでクリスタル王者のななみが優勢に。ボディスラムで力強くシャンシャンをマットに叩きつけ、ボディシザーズ、サーフボードストレッチでいたぶっていく。超急角度の逆エビ固めをなんとかエスケープしたシャンシャンも負けじと喰らいついていき、強烈なエルボー。ななみは思わず「痛ぇ…」。しかし続くボディスラムは上げられないシャンシャン。ならばとランニングネックブリーカー。ななみは得意のタックルでシャンシャンを倒し、再び急角度の逆エビ固め。シャンシャンは絶叫しながらロープにたどり着くが、ななみがスリーパーで絞め落とし、若手王者らしく堂々の白星。
普段は身振り手振り、時に翻訳アプリを介しながら練習に励む2人。試合を通してさらに仲も深まった…はず!

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負 
香藤満月&優宇 vs 夏実もち&柊くるみ

パワーvsテクニック!プロミネンス大暴れ!
第2試合は大迫力のぶつかり合い!パワーファイターの柊、試合巧者の夏実が「プロミネンス」タッグで登場。対する香藤は優宇とともに柔道経験者のヘビー級タッグ結成!まず先発した香藤と夏実。押し合いになるとそれぞれのパートナーも加勢し、いきなりど迫力バトルに!優宇が柊を蹴散らし、香藤は夏実に連続ボディスラム。タッチを受けた優宇は、角田夏実ばりに巴投げから腕十字に繋ぐ。夏実はすかさずエスケープ。ロープに逃げた夏実の腕をヘビー級のセントーンで潰す優宇。悶える夏実に香藤がすかさずボディプレス。夏実がモンゴリアンチョップで反撃し、柊にチェンジ。柊のタックルで赤コーナーまで吹っ飛んだ香藤。すぐさま優宇が飛び出し、タックル合戦へ。激しい肉弾戦は柊がリードしていく。しかし優宇が夏実もろとも柊をリング外へ落とし、みたらし団子で圧殺。苦悶の表情でリングに戻った柊に、優宇は逆水平チョップ。苦しむ柊に替わって夏実が入り、優宇も香藤にチェンジ。香藤は夏実をお腹で弾き飛ばし、95キロの体格を活かして腰を落とした逆エビ固め。ロープ逃げた夏実はプロミネンスの連携で香藤を蹴飛ばす。ならばと香藤と優宇も連携。香藤が優宇との約200キロおんぶプレスで夏実をぺちゃんこに。全く動けない夏実を柊がカットで救出。しかし起き上がれない夏実。そこに香藤がダイビングボディプレスを投下するが夏実は寸前で回避。苦しい展開の夏実に、柊がキャノンボールの助太刀。夏実がそこにリバーススプラッシュを落とし、形勢逆転。香藤のピンチに優宇がラリアットで柊に突撃するも、柊もラリアットで迎撃し相討ちに。香藤と夏実の一対一となり、夏実がもっちりバディシザーズでスリーカウント。「破壊力満点だったけど私の技術力が上だった」と語る夏実。柔よく剛を制した。

第3試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs 世羅りさ

通販限定・サイン入りタオルは凶器?盾?宝物?
密かに世羅に憧れているというHimiko。なんと実際に通販で購入したという世羅のタオルを持って登場。それを見た世羅は「ワシのタオルや!通販でしか売ってないのに!」と驚きを隠せない。Himikoは本名で注文しており、世羅は気づかずサインまで書いて発送したのだという。ドヤ顔でタオルを見せるHimikoに、なぜか観客は拍手。今井レフェリーは「拍手いらないだろ…」とツッコミ。自身のファンとはやり辛いと言いながら、世羅はゴングを待たず突進。タオルを奪いHimikoをボコボコに。大切なグッズを取り返したHimikoは、タオルで世羅の首を絞める暴挙!さすがにレフェリーが制止したが、キレた世羅はエリザベス世代には辛い腰攻め。さらにHimikoの顔を踏みつけ、情け容赦なしの反則攻撃。Himikoはブルドッギングヘッドロック、ギロチンで反撃。世羅が強烈なエルボーでHimikoを倒すと、苦しみながらも立ち上がるHimiko。赤コーナーに戻り再び世羅りさサイン入りタオルを取り出して盾にし「殴れんのかよ!自分を!」。タオルには世羅の写真が鮮やかにプリントされており、「自分の顔は殴れない…」とまさかの窮地に陥る世羅。この機に「やったぜ!」とエルボーを打つセコいHimiko。しかし世羅は自らのグッズもろともHimikoにエルボー、膝蹴り、ニーアタックにニードロップと猛攻。世羅いわく、自分の顔が一番殴れるらしい…。全く役に立たなかったタオルを投げ捨て、正々堂々と戦うHimiko。「捨てんのかい!何がしたいんじゃ!」とブチギレの世羅に、Himikoは河津掛けからHIGAMIクラッチへと流れるように繋ぎギブアップを迫る。エスケープした世羅に丸め込み連発で追い討ちをかけていくHimikoだが、巧みに切り返した世羅がコンバインでギブアップに追い込んだ。
試合後は控室で憧れの世羅とちゃっかりツーショットを撮ったHimiko。さらにタオルには「Himikoさんへ」の文字が書き加えられたのだった…。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負 
梅咲遥&美蘭vsマコトユマ&炎華

美蘭vs炎華、バチバチファイト!
メインイベントは梅咲と美蘭がお揃いのリボンで華やかに登場。マコトは同期で新POP王者の炎華と10代コンビを結成した。
まずは新POP王者の炎華と美蘭がハイスピードな攻防。女子プロレスの明るい未来を感じさせるフレッシュファイトを展開した。炎華はドロップキックで美蘭を吹っ飛ばしマコトにチェンジ。ディアナ入門前は高田道場でレスリングの練習に励んでいたマコト。レスリング仕込みのタックルやローリングで攻めていくが、中学3年生ながら先輩の美蘭がヘアホイップで豪快にマコトを投げ飛ばして梅咲にチェンジ。梅咲は弓矢固め、美蘭とのWドロップキック。再び美蘭とマコトのマッチアップに。マコトもボディスラムで反撃し、美蘭の膝を狙った低空ドロップキックで流れを作って炎華にチェンジ。美蘭と炎華は闘志むき出し、バチバチのエルボー合戦。炎華がスペースローリングエルボー、ドロップキック、STFと攻めていき、マコトがしっかり梅咲を押さえる。美蘭の足がどうにかロープに届き、619で逆襲。炎華がドロップキックを打てば美蘭もドロップキック、炎華が丸め込めば美蘭も丸め込む。美蘭の横十字からブリッジでフォールする「Mロールクラッチ」はカウント2.99でマコトがカットに入り、すると美蘭はすかさずライオンサルト。これをかわした炎華はドロップキック。スピンキックで炎華の側頭部を撃ち抜いた美蘭は梅咲にチェンジ。梅咲が滞空時間の長いブレーンバスターで炎華をマットに叩きつけたが、これもマコトがカットに入る。炎華はミサイルキックを発射しマコトにチェンジ。マコトは気迫の連続ドロップキック、しつこい押さえ込みでシングル王者に立ち向かう。炎華がティヘラで助太刀し、マコトは逆さ押さえ込み、飛行機投げと続けていくがシングル王者の牙城は崩せず。炎華がジャパニーズレッグロールでまたも加勢、マコトがすかさず丸め込んでも美蘭のカットが間に合う。美蘭が2人まとめてクロスボディでなぎ倒し、炎華をリング外へ道連れに。炎華を美蘭が場外で押さえる隙に、梅咲がキューティースペシャルで勝負を決めた。
美蘭がマイクを持ち、「炎華選手とは仲が良いからこそ、絶対に負けたくない。まだ1回しかシングルしたことないけど、またシングルやりたい。お願いします」と、好勝負を繰り広げた炎華に握手を求め、炎華も応じる。PURE-Jの若手王座・プリンセスオブプロレスリングを奪取したばかりの炎華とのシングルマッチが実現となれば、さらなる熱戦に期待がかかる。
美蘭は続けて「遥さんが決めて、自分が決められなかったことも悔しいし、試合の内容も反省ばっかりだけど、何よりも今日のお客さんの人数はめちゃくちゃ悔しいです。月1回しかないフューチャーサイト。次の大会までに自分はもっともっと練習して、強くなってみせるので、次のフューチャーサイトは絶対に観にきてください。次は満員にするぞ!」。戦うたびに成長を遂げる美蘭。さらに強くなった美蘭を観に、ぜひ次回フューチャーサイトへお越しください!

【試合結果】2024年7月21日(日)アミスタ大会vol.63

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマ VS 優宇

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
デボラK&炎華VSジャガー横田&佐藤綾子

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&シャンシャンVSななみ&香藤満月

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&本間多恵VS美蘭&Himiko

【試合結果】2024年7月7日(日)アミスタ大会vol.62

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマvs 香藤満月

香藤満月、祝!シングル初勝利!
オープニングマッチにはディアナ新人の2人が登場。ともに昨年10月の後楽園ホールでデビューし、シングル未勝利。勝った方が初勝利となるライバル対決だ。
まずはロックアップ、グラウンドの攻防、互いに一歩も譲らない展開。レスリングの経験を活かすマコトに体格とパワーを活かす香藤。徐々にリードしていく香藤は逆エビ固めでどっしりと腰を落とす。マコトは苦しみながらも懸命にロープに手を伸ばす。マコトは巻き投げ、ドロップキックで反撃し、香藤のボディアタックをかわす。マコトは「上げるぞ!」と威勢よくボディスラムの構えに入るが上がらず、香藤が逆にボディスラム。マコトを大きなお腹で弾き飛ばし、再びの逆エビ固め。普段はクールに見えるマコトがなりふり構わず香藤の髪を掴んで引っ張ると、香藤もやり返す。マコトは力を振り絞ってプッシュアップ、やっとロープに手が届く。2人はエルボーの打ち合いに。やはり体重のある香藤が力で勝る。ならばとマコトはクロスボディを連発。しかしここで疲れの見え始めたマコト。ファンの「もっと行け!」の声に後押しされるようにエルボーを打ち、逆さ押さえ込みでニアフォール。続けて飛行機無げからしつこく押さえ込み、初勝利にかける熱い思いをのぞかせる。カウント2に終わるとスクールボーイで丸め込もうとするマコト。重い香藤は持ちこたえ、ヒップドロップに切り返し、マコトをがっちりと押さえる。この重い重いフォールにも負けずマコトは肩を上げる。ならばと香藤はマコトをコーナー付近に引きずっていき、自身はセカンドロープへ上る。95キロのボディプレスを投下し、マコトを圧殺!シングル初白星を上げた。
昨夏のプロテストでは、「ギリギリ合格」を告げられた香藤。そこから秋の後楽園に向け猛練習、10月8日にデビュー。今年はプロレスリングWAVEのリーグ戦「Catch the WAVE」にエントリーするなど、着々と経験を積み重ねてきた。デビューから10ヶ月、ようやく努力が実った香藤の更なる成長に期待だ。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&優宇vsシャンシャン&櫻井裕子

「シャンシャン」です。応援よろしくお願いします!

緊急欠場の代打は…台湾の新鋭・シャンシャンが初登場!
デボラKが発熱により急遽欠場。その代打を務めるのは、台湾からやってきた新人レスラー・シャンシャン!今年4月、ディアナと女子プロレスラー育成の業務提携を結んだ新台湾プロレス。シャンシャンはその新台湾プロレスからの留学生だ。2005年5月13日生まれ、高校生のときに野外での試合を観戦したことがきっかけでプロレスラーを志し、今年6月29日に台湾でデビューしたばかりの新鋭。156センチ50キロと小柄だが、好きな日本のレスラーはセンダイガールズの橋本千紘だという。その橋本とのタッグ「チーム200キロ」で大活躍している優宇と、日本デビュー戦でいきなりの対戦となる。
まずは佐藤と櫻井が先発し、櫻井が長身を活かしたビッグブーツなどで攻める。しっかりと流れを作ってシャンシャンにチェンジ。シャンシャンの注目の一発目は鋭いドロップキック!しかし百戦錬磨のベテラン佐藤はあっさりとシャンシャンを捕まえる。佐藤からタッチを受けた優宇は容赦ないチョップ!シャンシャンは悲鳴!佐藤と優宇が代わる代わるシャンシャンをいたぶると、観客は懸命に戦うシャンシャンに声援を送り、優宇のやることなすことにブーイング…。完全アウェーの優宇は「来いよ!」と両腕を広げる。シャンシャンは気迫でエルボーを打ち、低空ドロップキックで一矢報いる。やっとローンバトルを抜け出したシャンシャンからタッチを受けた櫻井。超ヘビー級ファイターの優宇に果敢にタックル合戦を挑む。タックル、ビッグブーツ、タックルと猛攻で優宇を倒した櫻井。しかし優宇は櫻井のコブラツイストを怪力で解き、みたらし団子でシャンシャンもろとも押し潰す!リングに戻ると今度はセントーンでさらに櫻井をぺちゃんこに。なんとかコーナーに帰った櫻井はシャンシャンにタッチし、優宇も佐藤に代わる。シャンシャンは連続エルボー、スタナー、ラリアットと素早い動きで攻めまくる。すると佐藤はサミングでシャンシャンの動きを封じた隙におぼんを取り出し、レフェリーの目を盗んでおぼんの達人。もう一発のおぼん攻撃を狙うと櫻井が飛び出して阻止。おぼんごと佐藤を蹴っ飛ばし、シャンシャンとの合体攻撃へ…しかしこれは優宇の腕力が許さない。ラリアットで2人まとめてなぎ倒し、コーナーに追い込む。佐藤が手拍子を煽る中、優宇のキャノンボール発車!これで倒れた櫻井は全く動けず、その隙に佐藤がクロスレッグ式フィッシャーマンズスープレックスの「佐藤トランペット」でシャンシャンを仕留めた。優宇は優しくシャンシャンの手を握ってリングを後にし、戦った4人にファンから温かい拍手が送られた。緊急出場のシャンシャン日本デビューは黒星に終わったが、日本のファンのハートを掴んだようだ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
ななみvs Himiko

クリスタル世代とエリザベス世代の激突!
クリスタル王者・ななみとHimiko、久々のシングルマッチ。ハイスピードな攻防から足攻めに転じたHimiko。ななみはHimikoのテーピングを巻いた肩や肘を狙って反撃。ななみがHimikoをコーナーに振り、ボディアタック。Himikoも負けじとななみをコーナーに振り、バックエルボー。Himikoのブルドッギングヘッドロックをすり抜けたななみはバックを取り、ダイヤル固めの構えに。これを切り返したHimikoは「追憶の晩歌」と名付けた新技・ステップオーバートーホールドウィズアームロックでななみの動きを封じる。エスケープしたななみはスリーパー。ロープへ逃げたHimikoが今度はアンクルホールド、ヒザ十字。さらにブルドッギングヘッドロック2発にギロチン、河津掛けでセカンドロープに上り、フロッグスプラッシュの要領で屈伸を加えたギロチンドロップ「ロックよ、静かに流れよ」と攻めまくる。かわされても間髪入れずに次の技を繰り出すHimiko。奮闘するHimikoをタックルで倒したななみはボディプレスを投下。キックアウトしたHimikoに裏投げ、ノーザンライトスープレックスと豪快な投げ技2発を見舞い、やや苦戦しながらも勝負を決めた。
エリザベス世代ながらデビュー3年未満でW.W.W.Dクリスタルへの資格も満たすHimikoには、まだまだ負けられない!

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&尾﨑妹加vs梅咲遥&炎華

京子&尾﨑のパワフルコンビ初結成!
意外にも初のタッグという京子と尾﨑。組んで良し、当たって良しのパワフルコンビが誕生した。
美蘭の代打出場・炎華と梅咲は奇襲を仕掛け、ドロップキックで京子を蹴りまくる。2人のドロップキック連発で京子の動きを止めると、炎華がSTF。すると京子は怪力でこれを解き、炎華に脇固め。ロープに逃げた炎華は小さな体で全力エルボー。京子はモンゴリアンチョップでお返し。炎華をコーナーに連行し、今度は尾﨑が襲いかかる。キャメルクラッチでぐいぐい絞り、エルボー一発で炎華を吹っ飛ばしていく。炎華は三角飛びプランチャから梅咲との連携で反撃開始。尾﨑にも2人の連続ドロップキックを浴びせ、ツープラトン弓矢固めで尾﨑の腰を攻める。レフェリーが制止し、尾﨑は炎華をボディスラムで軽々と持ち上げ、マットに叩きつける。そこにセントーンを落とし、さらにラリアット。炎華はヘッドシザーズホイップ、スペースローリングエルボー、ドロップキックで梅咲にチェンジ。尾﨑との大迫力のエルボー合戦に。互角の打ち合いから、尾﨑がパワー全開のバックブリーカー。背中に大ダメージを受けながらもカウント2で返した梅咲に、京子と尾﨑はWタックル、さらにサンドイッチラリアットで追い打ちをかける。京子は「チャンピオン!どうした!」と踞る梅咲に発破。立ち上がった梅咲はローリングエルボー。素早くバックを取り、111キロの京子をジャーマンで投げ、観客の度肝を抜く。そしてここまで過去6度のシングル王座戦でしか見せなかったスープレックス「ブラスト」の構えに。持ちこたえた京子は雄叫びを上げ、梅咲をマットに叩きつける。それでも勝負は決まらず、再び梅咲を持ち上げる京子。梅咲はクラッチを振りほどき、炎華にチェンジ。炎華はジャパニーズレッグロールクラッチ、ジャックナイフで一気の攻め。続いてコーナーに上ったところを尾﨑が押さえ、京子が雪崩式ブレーンバスターで豪快にぶん投げる。このフォールは梅咲が執拗なストンピングでカット。ならばと京子は両腕のラリアットで2人をなぎ倒し、尾﨑が梅咲を押さえるうちに、炎華に狙いを定めてラリアット。3カウントを奪った。

京子&尾﨑 バックステージコメント

【試合結果】2024年6月23日(日)井上京子凱旋・山形県 南陽大会

会場:南陽市民体育館 サブアリーナ 〒999-2232 山形県南陽市三間通1096
観衆:224名(満員)

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK vs 岡優里佳&マコトユマ

井上京子、自身の凱旋で急遽2試合!オープニングマッチに登場!
美蘭が緊急欠場となる大ピンチ…こんなとき一肌脱ぐのは社長・井上京子!自らの凱旋興行で2試合を行うことに。まずは第一試合に登場した京子。パートナーのデボラKにガウンを託し、豪華な入場となった。対戦相手はディアナ新人のマコトユマ、センダイガールズの岡優里佳。まずは新コスチュームお披露目のデボラと岡が先発。成長著しい岡はマコトとの連携も決め、デボラをいたぶる。京子が豪快にカットし、注目の岡と京子のマッチアップに。京子は高速ブレーンバスターで岡を投げ、キャメルクラッチで絞る。そこにデボラが低空ドロップキックを合わせる。京子からデボラに代わり、岡とのエルボーの打ち合いに。タッチを受けたマコトはドロップキックを連発し、デボラに馬乗りエルボー。デボラの反撃のエルボーにもめげず、気迫を見せる。代わった岡が飛び出すと凄まじい勢いで連続ドロップキックをデボラに突き刺す。続く足4の字固めはエスケープを許したが、間髪入れずに丸め込み。岡が抜群の運動量で翻弄するも、デボラが逆片エビ固め、クロスフェイスロックで岡の動きを止める。デボラのバックフリップはカウント2に終わり、京子にチェンジ。京子はタックルで岡を吹っ飛ばす。岡は負けじとワキ固め、鋭い低空ドロップキック、ダイビングクロスボディと続けていく。代わったマコトも京子相手に気合い充分。丸め込みをしつこく連発していく。若手コンビの奮闘が光るが、井上京子の牙城は崩せず。京子のラリアットが唸りを上げ、地元ファンに“天才レスラー”たる所以を見せつけた。

第2試合 プロレスリングDEWA提供試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
チェリーマン&平田明&メリーザキッド vs Greed&西崎雄鬼&YU-TA

ディアナ山形大会恒例!ご当地団体“デワプロ”提供試合!
山形県のプロレスファンにはお馴染みの「デワプロ」ことプロレスリング・デワが、迫力ファイトで今年も京子の凱旋を大いに盛り上げた。試合終盤、平田からタッチを受けたメリーを捕まえた西崎とGreed。2人がかりでメリーをマットに叩きつけ、間髪入れずGreedが美しいムーンサルトで舞い、10分4秒の決着となった。ディアナの山形大会開催にあたって欠かせない存在となっているデワプロの面々。今後もよろしくお願いします!

第3試合 シングルマッチ20分一本勝負
Himiko vs 香藤満月

Himiko、新技披露で快勝!
まずはHimikoがヘッドロックでぐいぐい絞り、香藤が暴れてもそのクラッチを離さない。ようやく抜け出した香藤だが、次はキャメルクラッチに捕まる。ロープが遠い香藤をファンが拍手で後押しし、どうにかエスケープ。流れを掴んだHimikoは、この勢いで「香藤満月、100キロ!上げるぞ!」とボディスラムの構え。しかしヘビー級の香藤がボディスラムでHimikoを投げつけ、「まだ96キロ!」と怒りの反論。体格を活かしたパワーファイトを見せる香藤に、Himikoは得意の関節技で対抗。Himikoのレッグシザーズネックロックで、香藤は再び苦悶のロープエスケープ。スタミナを削られ、打つエルボーに威力はない。Himikoは涼しい顔で受けきり、エルボースマッシュ。苦戦する香藤に、Himikoは満月コールを煽る余裕さえ見せる。気持ちで立ち向かっていく香藤をHimikoが巧みに封じ、リバースインディアンデスロックで足攻め。香藤は逆襲のボディプレス連発。約100キロ×4回、さすがにこれは苦しいHimikoだが、先輩の意地で肩を上げる。Himikoはブルドッギングヘッドロック三連発で再び流れを取り戻し、初披露となるフロッグ式のギロチンで勝負を決めた。Himikoはこの技に、愛する男闘呼組の曲名より「ロックよ、静かに流れよ」と命名。52歳で青春真っ只中のHimiko。50代よ、熱く燃えよ!

第4試合
桜井歯科医院・株式会社 秀電社・株式会社 鈴木健鉄工業所・結城酒店 協賛
井上京子選手凱旋 スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
井上京子&ジャガー横田&アジャコング vs 佐藤綾子&梅咲遥&ななみ

メインイベントは再び井上京子登場!女子プロ界の重鎮VSディアナチャンピオンズ!
井上京子凱旋興行のメインイベントを飾るのは、井上京子、ジャガー横田、アジャコングの超豪華トリオ!その対角ではこちらも豪華にシングル王者・梅咲遥、タッグ王者・佐藤綾子、クリスタル王者・ななみ。ディアナのチャンピオンが集結し、普段なかなか見ることのできない激レアカードが実現した。
試合はいきなり場外乱闘に!アジャは梅咲を客席に投げ飛ばし、ジャガーはパイプ椅子でななみを殴打、そして京子は佐藤をリングに打ち付ける。やっとリングに戻るとチャンピオントリオはアジャ相手に正々堂々の真っ向勝負!しかし梅咲が捕まってしまい、シングル王者は大ピンチに。アジャ、ジャガー、京子の猛攻を受けまくる梅咲。京子はダンシングツリー、モンゴリアンチョップ、エルボー、高速ブレーンバスターと、次々に攻めていく。梅咲が隙をついてやっとななみにチェンジし、ジャガーとななみのマッチアップ。ななみはタックルでジャガーを倒し、バックを取るとダイヤル固めで大回転!再び梅咲に代わり、梅咲のランニングネックブリーカー、滞空時間の長いブレーンバスターが決まる。ジャガーはアジャにタッチ。アジャはエルボードロップで観客を沸かせる。続けて「終わりにします」とフィニッシュ宣言でブレーンバスターの構えに。振りほどいた梅咲が低空ドロップキックを突き刺す。もう1人の山形県出身レスラー・佐藤綾子がここで登場!京子との山形県人対決に。佐藤はおぼんの達人でフォールするが、出羽孝健レフェリーの厳格なジャッジでノーフォール。ならばとおぼんを捨て、ジャパニーズレッグロールクラッチ。ジャガーがカットに入り、佐藤には梅咲が加勢。しかし京子は怪力で2人まとめてブレーンバスター!続いてななみが飛び出し、京子との迫力のタックル合戦。高校生ながら京子をタックルで倒すパワーを山形のファンに見せつけ、拍手喝采を浴びる。そこにボディプレスを投下するがカウントは2。すると梅咲と佐藤が連続ミサイルキックで強力な援護射撃!このチャンスにななみが111キロの京子をなんとノーザンライトスープレックスでぶん投げ、ななみの成長ぶりに会場は大盛り上がり。コーナーに上るななみをジャガーが捕まえ、京子もコーナーへ。雪崩式ブレーンバスターでさっきのお返しとばかりにななみをぶん投げ、ナイアガラ宣言!慌てて佐藤と梅咲が阻止するが、アジャが一斗缶で2人を次々と排除。京子は再びナイアガラの構えに。今度こそ井上京子の代名詞・ナイアガラドライバーが火を吹いた。この一撃にななみは動けず、3カウント。山形県南陽市が生んだ天才レスラー・井上京子が、自身の凱旋大会のメインを白星で飾った。
マイクを持った京子は「南陽大会、満員になりました。ありがとうございます。あと何年プロレスできるか分からないですが、引退するまで応援してください!」とご挨拶。京子、そして満員のファンの笑顔で、南陽大会は幕を閉じた。