【試合結果】2024年11月23日(土)フューチャーサイトvol.28~NIGHT~

第1試合  シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs 夏実もち

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
香藤満月&マコトユマvs世羅りさ&柊くるみ

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&尾﨑妹加vs優宇&炎華

W.W.W.D.クリスタル選手権 30分一本勝負
[王者]ななみvs岡優里佳[挑戦者]
※王者3回目の防衛戦
※王者が3回目の防衛に成功した場合、規定により王座返上となる

同期対決は初シングル!ななみV3達成!

1.6アミスタでの1DAYトーナメントを制し、初代クリスタル王者に輝いたななみ。ここまでZONES、シャンシャンを下し2度の防衛を果たした。クリスタル王座は規定により、3度防衛で返上となり、3度防衛した王者が4名になった時点でグランドチャンピオンを決定する戦いに突入する。ななみにとって、勝っても負けてもこの日が最後のクリスタル戦だ。ディアナの未来を担う存在として、ディアナの未来を占う一戦に臨む!
最後の挑戦者は「クリスタル挑戦資格を持つ選手の中でトップの選手が挑戦する」と予告されており、その相手はセンダイガールズ所属・岡優里佳。桃野美桜と共にチーム200kgを破って第21代AAAWタッグ王者となった岡は、センダイガールズワールドタッグ王座への挑戦も決定している。三冠王者の大チャンスを迎え、気合充分だ。
運命のゴングが鳴り、まずはロックアップでの押し合い。力比べは互角に。しかし徐々に岡がリードしていく。ななみはボディアタックやタックル、スリーパーと得意な展開に持ち込むが岡の足がロープに届く。対する岡が連続でドロップキックを突き刺し、ダイビングクロスボディを浴びせる。立ち上がった2人は、ボディアタック、ドロップキックをそれぞれ打ち、今度は岡がギブアップ狙い。ななみの足がロープに届くと、間髪入れずにフィッシャーマンズスープレックス、旋回式ダイビングボディプレスと、岡が抜群の運動量で攻め込んでいく。ななみは強引に岡を倒し、気迫の馬乗りエルボー連発、再びのスリーパー。岡は胴締めへの移行を許さず、後転で切り抜け低空ドロップキック。ななみはカウンターで三度目のスリーパー。今度はリング中央で岡を捕らえて離さない。さらにがっちり胴締め!だが岡は持ち前のど根性でじわりじわりとロープへ近づいていく。食い止めようとするななみだが、岡がロープを掴む。ななみは倒れたままの岡にダイビングボディプレスを投下。しぶとく肩を上げた岡に、ななみは「もう一発!」と宣言してトップロープへ。岡は起き上がれずともななみの足を掴む。振りほどいたななみの2発目は回避した岡。先に起き上がった岡がエルボー。ななみも力強くエルボーを打ち、2人は負けたくない思いを爆発させ激しい打ち合いに。このエルボー合戦を制したのは岡。しかしななみが豪快なタックルで岡を吹っ飛ばす。岡はすぐさま立ち上がりブレーンバスター!ななみも負けじとフォールを許さず立ち上がって咆哮!もう一度タックルで岡を倒してフォール…しかしこのフォールを岡が横十字に切り返し、カウント2.99。2人は丸め込み合戦にもつれ込み、丸め込み、切り返し、キックアウトの応酬となりまだまだ勝負は決まらない。ななみのセブンスリーホールドは岡が下からななみの体を押し上げてカウント2.99。ならばとななみが裏投げで岡をマットに叩きつけ、追撃のジャーマンの構え。岡はこれをカサドーラに切り返し、カウント2で返されても電光石火のオカロック!矢継ぎ早にフォールを奪いにくる岡に苦しみながらも、何とかカウント2で肩を上げたななみ。必殺のノーザンライトスープレックスでぶん投げるがホールドはせずコーナー最上段へ上り、リングのど真ん中まで大跳躍のボディプレスを発射!どこまでもしぶとい岡はこの会心の一撃もキックアウト。驚きを隠せないななみだったが王者の意地で力を振り絞り、W.W.W.Dシングル初挑戦時に披露して以来のジャーマンスープレックスホールドで大接戦に終止符。鮮やかな弧でディアナの未来を描いてみせた。
守り抜いたティアラを被ったななみは「三度目の防衛、成功しました。正直、岡選手の名前を聞いたときは自信がなくて…岡さんに勝ってティアラを被る自分が想像できなくて。岡さんは自分とデビューしての日数がほとんど変わらない同期の方で、戦うのは今日が初めてで、どんな技を使うのかたくさん勉強して、岡さんに挑みました。昨日も明日も試合がある中、川崎にきて戦ってくれてありがとうございます。自分にはないものをたくさん持ってて、すごく尊敬できる大切な同期です。またシングルしてください」と、防衛戦への思い、そして同じ2019年デビューの岡への思いを素直に語った。終盤驚異の粘りを見せた岡は、ななみとがっちり握手を交わし、無言でリングをあとにした。2人の戦いを見守ったファンはその背中に大きな拍手を送った。ななみは「残念ながらこのティアラは返上という形になります。でも3回防衛戦やってきて掴めたものがあります。初代クリスタルを置いて、次の新しいステップに進もうと思っています。今日は本当にありがとうございました」と明るい未来に向けて歩んでいくことを誓い、大会を締めくくった。団体の未来を担い、周囲の期待を背負い、強敵と戦ってきた初代王者によって輝きを増したクリスタルティアラ。ティアラをめぐる若手達の今後の戦いにもぜひ注目して欲しい。

【試合結果】2024年11月23日(土)フューチャーサイトvol.27 ~DAY~

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs マコトユマ

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 炎華

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
Himiko &尾﨑妹加vs世羅りさ&優宇

メインイベント 第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&夏実もちvs柊くるみ&松本都

【試合結果】2024年11月10日(日)アミスタ大会vol.72

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs NENE

“ディアナ初の小学生レスラー”NENEと、“ディアナの未来を担う女子高生レスラー”ななみが激突!
まずはロックアップからの押し合い。ななみがNENEをロープに押し込むと、NENEは腕を取ってやり返す。ななみがヘッドロックやボディシザーズ、サーフボードストレッチでぐいぐい絞り、やはり力の差を見せつけていく。さらに急角度の逆片エビ固め。NENEはファンの手拍子に押され何とかロープを掴む。NENEをコーナーに押し込み顔面を踏みつけるななみ。NENEはエルボーやドロップキックで懸命に反撃。ななみのボディスラムを丸め込みに切り返し、カウント2に終わるも追撃のドロップキック。今度はななみがしっかりボディスラムでマットに叩きつける。キックアウトしたNENEはダイビングクロスボディ。カウント2で肩を上げたななみはNENEをコーナーに振り、勢い良くボディアタック。続くダイビングボディプレスでトドメを刺した。

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&夏実もちvsデボラK&香藤満月

梅咲と夏実は初タッグ。夏実は「初とは思えないようなモノを見せたい」と意気込む。そんな2人の連携に注目だ。
対戦の多い梅咲と香藤がまずは先発。ロックアップから力ずくで梅咲をコーナーに押し込み、デボラとの連携で梅咲を転ばす。さらに夏実も上手く転ばしたが、夏実を踏み台にした梅咲がWネックブリーカーで一掃。再び香藤との一対一に。梅咲は恒例になりつつある?弓矢チャレンジ!やはり重い香藤は上がらない。夏実がアシストしても上手く上がらず。夏実と梅咲が2人並んで、せーの!でもう一度トライ。2人がかりでやっと弓矢チャレンジ成功!しかし梅咲と夏実の膝には大ダメージ…。何とか立ち上がり、香藤をコーナーに追い込んで夏実のブロンコバスター。さらに客席に向けて鼻フックキャメルクラッチ。香藤は夏実の手に噛みついて脱出し、代わって出た梅咲を踏みつける。香藤もデボラにチェンジ。デボラは香藤のお返しとばかりに鼻フックキャメルクラッチ…しかし夏実がデボラに鼻フックを仕掛けて阻止!初タッグながら、パートナーらしく梅咲のかわいい顔をしっかり守った夏実。梅咲はデボラをドロップキックで場外に蹴落とすが、デボラはロープを絡めた極楽固めで逆襲。反則カウント4 でクラッチを離したデボラに、梅咲は低空ドロップキックを突き刺して夏実にチェンジ。夏実とデボラはタックルのぶつかり合いに。デボラを倒した夏実は追撃のヒップドロップ。さらに夏実がデボラを捕まえ、梅咲がエルボー、その勢いで夏実が丸め込む連携を見せる。チェンジした香藤も夏実と激しくぶつかり合う。香藤とデボラの連携は失敗し誤爆に。その一方で梅咲の低空ドロップキックと夏実のうすDONが流れるように連続で決まり、まさに宣言通りの「初とは思えないようなモノ」を見せつける。梅咲がコーナーに上るとデボラがデッドリードライブで投げ落とし、香藤がドロップキック。香藤の逆エビ固めは夏実がカット。香藤はクロスボディで夏実と梅咲まとめてなぎ倒し、梅咲にカナディアンバックブリーカー。梅咲を投げ捨てるようにマットに叩きつけ、ボディプレス、ダイビングボディプレスと体格を活かして猛攻。夏実がムチでカットし、巧みにデボラと香藤の誤爆を誘う。アシストが光る夏実を場外に投げ落とした香藤。そこに梅咲が素早くカサドーラ。キックアウトした香藤を、リングに生還した夏実と協力して引きずりコーナー下に設置。夏実のリバーススプラッシュ、梅咲の梅スプラッシュを連続投下しスリーカウントを奪った。初タッグにして上々のコンビネーションを見せた2人の勝利だ。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子vs Himiko &マコトユマ

アミスタ大会は限定出場となっているジャガー横田。胆石症の手術後で療養中の井上京子が欠場となり、ジャガーが出陣。佐藤とのクライシスタッグで大暴れした。
Himikoとマコトは奇襲を仕掛けるが、ジャガーはあっという間にマコトを捕まえ、反則のオンパレードでいたぶる。普段はクールなマコトもたまらず大絶叫。今井レフェリーが必死に制止するも、ジャガーの暴走は収まらず。佐藤も加わり2人でマコトの顔面を踏みつけるクライシス。マコトはエルボー連打で佐藤をロープに押し込み、やっとHimikoにチェンジ。Himikoはリバースインディアンデスロックで足攻め。佐藤は低空ドロップキックを突き刺しジャガーにチェンジ。ジャガーにバックエルボー、ブルドッギングヘッドロック、ギロチンと果敢に攻めていくHimikoだったが、佐藤がおぼんで殴打。その姿を見たマコトは「おぼん使ってる!」とまたもや大絶叫。レフェリーがうるさいマコトを注意する隙にクライシスはパイプ椅子とおぼんで凶器攻撃。Himikoは大ダメージを受けてしまう…。追い討ちをかけるように佐藤がミサイルキック、Wアームスープレックス、ビクトル投げから膝十字と続けていく。古傷を抉られ悶えるHimiko。カットに飛び出したマコトをジャガーがあっさりと散らす。Himikoは川津掛けからHIGAMIクラッチに繋ぐが、ジャガーが蹴りを入れる。Himikoからタッチを受けたマコトは強化してきたドロップキックを連発。佐藤がサミング、ジャンピングニー、そして佐藤トランペットでフォールするとHimikoがカット。マコトがリフトで佐藤をコーナーに叩きつけ、Himikoがバックエルボー。Himikoが「ユマ、行け!」と対角に佐藤を振り、その勢いを利用してマコトが飛行機投げ。カウント2に終わり、佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチ。Himikoがカットし、2人はチェンジしたジャガーに立ち向かっていく。Wドロップキック、マコトのミサイルキック、Himikoのダイビングギロチンと猛攻。しかしこの若手軍の流れに水を差すのが佐藤のおぼんだ。クライシスが流れを取り戻し、若手軍の誤爆を誘う。マコトが懸命に反撃するも、ジャックナイフをエビ固めに切り返したジャガーが勝利。
マイクを持ったジャガーは「メインではディアナのシングル対決が…残念ながらディアナの選手ではないんですが、より強い選手がチャンピオンになるのが一番だと思う。応援してあげてください」と、メインイベントでベルトをかけて戦う尾﨑妹加と笹村あやめにエール。「京子が胆嚢を取る手術をしたもんですから、お休みになってしまいましたが、本人は至って元気です。もうすぐ顔を出せると思います。実は私も胆石がね…たっぷりと。でも痛くならないから、旦那に聞いたら痛くならないなら取らなくていいって。痛くなるのを待ちます。誰もが石あるかもよ。皆さんも気をつけて」と京子やファンの健康を気遣った。ジャガーさんも気をつけてくださいね!

第4試合 W.W.W.Dシングル選手権試合60分一本勝負
[王者]尾﨑妹加vs笹村あやめ[挑戦者]
※第18代王者 3回目の防衛戦

かっこよく、頭おかしく…新王者・笹村あやめ誕生!

梅咲遥を破って新王者に輝いた尾﨑妹加は、ななみ、Himikoからの防衛に成功。3人目の挑戦者として名乗りを挙げたのは2AWの笹村あやめ。両者の初対決となった10.25フューチャーサイトでの前哨戦は、王者が挑戦者から直接のピンフォール勝ちを収めている。敗れた笹村は、強気の姿勢を崩さず集合写真のど真ん中で笑顔のWピース。勝った尾﨑は険しい表情に…。いよいよ迎えたタイトルマッチ本番、最後に笑うのはどっちだ!
やはり握手には応じない笹村。ゴングが鳴ると手四つからの力比べ。そして見応えのあるグラウンドの攻防へ。緊張感のある両者の立ち上がりから、タックルでのぶつかり合いに。この均衡を破ったのは笹村!尾﨑の足を引いて場外に引きずり落とし、乱闘勃発!観客の目の前で激しくエルボーを打ち合う。渾身の一撃で観客の度肝を抜き、笹村がリード。尾﨑をリングに投げ入れ、スリーパーに捕らえる。ここで尾﨑の怪力が炸裂。尾﨑はそのまま立ち上がり後方に倒れ、笹村をマットに叩きつける。尾﨑が笹村の顔面を踏みつけると、笹村も同じくやり返す。尾﨑はエルボー連打から逆エビ固め。笹村がロープに手を伸ばすと、低空ドロップキックで場外に蹴落とす。尾﨑は笹村が戻るのをリングで静かに待つ。笹村がリングに上がると、ストンピングで何度も何度も踏みつける。笹村がエルボーを打てば尾﨑はタックル。笹村がフロントネックで絞め落としにかかると、またも尾﨑は立ち上がる。笹村を力ずくでコーナーに叩きつける。突進してくる尾﨑をブーツで迎撃した笹村が鮮やかなブレーンバスターでフォール。カウントは2に終わる。尾﨑がアルゼンチンバックブリーカーで激しく揺さぶり、前方に投げ落とす。そしてセカンドロープからダイビングセントーンを投下し、カウントは2。ならばとトップロープからもセントーン発射。かわした笹村がジャーマンスープレックス。互いにラリアットを打ち合い、Wダウンに…。立ち上がった両者はエルボー合戦に。この殴り合いを制したのは尾﨑。マイカバスターを強烈に決めるも、笹村は肩を上げる。カウンターの笹団子は尾﨑がキックアウト。尾﨑がラリアットでフォールすると笹村が横十字に切り返し、これもカウントは2。尾﨑がもう一度剛腕を振り抜こうとするところを笹村が電光石火の笹団子!今度こそはがっちり押さえ込み、3カウント!大歓声の中、新王者誕生を告げるゴングが鳴った。黄金のベルトを巻きトロフィーを受け取った笹村は思わず涙。
「前哨戦で頭が爆発したくらいの技をかけられて…ちょっとヤバいかなって思ったけど、やっぱり私はこのベルトが欲しくて欲しくてたまらなかったので。妹加さん、戦うことができて本当に良かったです。ありがとうございました。いつでもタイトルマッチやるとか、スケジュール合えばやるとか、頭おかしいんじゃないかと思ってたけど、ちゃんと頭おかしいくらい強くて、でも今日勝つことができて良かったです。本当にありがとうございました」と深々と頭を下げた笹村。尾﨑が手を差し伸べ、いよいよ握手…かと思いきやかわした尾﨑。「負けたら握手はナシなんでしょ、あやめ流だと」。握手してもらえなかった笹村はややトーンダウン。「あの、もう大丈夫なんで。お出口こちらになります」と退場を促す。今度は挑戦しにいくからな!と吐き捨て、前王者はお出口へ…。
「前チャンピオン、頭おかしかったから。私も頭おかしく防衛ロードを歩んでいきたい。スケジュールが合えば、いつでも。そういうカッコいいチャンピオンになっていけたら。所属は男子団体ですけど、ディアナ上がったときでも、他団体でもいいし。カッコいいもんね。いつでも誰とでも…」と、笹村が理想の王者像を語ったところでリングに姿を現したのは、梅咲遥!「私以外の選手がそのベルトかけて戦ってるのを見るのは、もう我慢の限界。ディアナの絶対センターとして、そのベルトを年内には取り返したいと思ってたので。ぜひ梅咲遥に挑戦させてください」と挑戦表明。尾﨑に敗れ、“休憩”を言い渡されていた梅咲だったが、やはり虎視眈々とベルト奪回を狙っていたようだ。外的同士のタイトルマッチをセコンドとして見届け、いてもたってもいられず絶対センター再始動!いつでも誰とでも、と頭おかしい防衛ロードをぶち上げた笹村はもちろん「いいよ」。「私、千葉の人間なので…来週17日、2AWスクエア。私、川崎に乗り込んできたんで。センターも乗り込んできてよ」と、早くも防衛戦の日時が決定!笹村が所属する団体・2AWの道場マッチにて行うことに。戴冠から防衛戦まで1週間というかつてないスピード感にファンはどよめく。笹村は「前回このベルト挑戦したときに、ベルト獲ったらちょちょたんにチューさせてって言ったんですけど。負けたし、チューできなかったんですけど。今回はベルトとちょちょのチューをかけて」と、2.11新木場でのタイトルマッチを振り返る。梅咲はチューをかけることにも「やってやるよ」と合意。王者と挑戦者の立場が入れ替わり、梅咲にとってはベルト奪回と唇防衛に向けての戦いが始まった。

【試合結果】2024年11月3日(日)台湾大会

会場:台湾 NTW(新台湾プロレス)道場
観衆:150名(超満員)
※ウナギ・サヤカ選手の負傷欠場により対戦カードが変更になりました。

第1試合 シングルマッチ 15分一本勝負
マコトユマVS炎華  

第2試合  シングルマッチ 15分一本勝負
デボラK vs 香藤満月

第3試合 NTW提供試合 タッグマッチ20分一本勝負
Lucifer&Alex Cool vs Rekka&TJ

第4試合 セミファイナル  タッグマッチ20分一本勝負 
梅咲遥&佐藤綾子 vs Himiko &世羅りさ

第5試合 メインイベント タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&ジャガー横田VSななみ&シャンシャン

【試合結果】2024年10月27日(日)アミスタ大会vol.71

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs NENE

まずはロックアップで力比べ、そしてグラウンドの攻防。150センチ33キロのNENEはやはり苦戦し、Himikoがリードしていく。ドロップキック、低空ドロップキックを連発して反撃するNENE。Himikoは「もっと来いよ」とNENEの闘志を煽る。NENEがコーナーから飛び付いてのスリーパーや丸め込みで次々に攻めていくが、Himikoがギロチンを投下。NENEはキックアウトし、コーナーに上ったHimikoの古傷である膝を集中攻撃。思わずコーナーから降りたHimikoにクロスボディを連続で浴びせるもカウントは2。Himikoはリバースインディアンデスロックで強烈な膝攻め。足をロックしたままフェイスロックでぐいぐい絞り、この変形STFでギブアップを奪った。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&柊くるみvsマコトユマ&炎華

まずはななみとマコトのディアナ対決。ロックアップからななみがマコトをロープに押し込む。ななみが柊にタッチを求めると、後ろから近づいたマコトがスクールボーイ。炎華との「TKDJ」コンビでの連携攻撃を決める。ななみはサーフボードストレッチで腰攻め、ボディアタックを一発お見舞いして柊にタッチ。柊は炎華にフットスタンプ、超急角度逆エビ固めで容赦ない攻め。観客に向けて笑顔でWピースしてみせた。余裕の柊に炎華は渾身のエルボー。クロスボディは捕まったもののDDTに切り返し、マコトにチェンジ。柊はマコトにもフットスタンプ。マコトは苦しみながらも立ち上がり、ドロップキック連発。炎華とのWドロップキックや、初披露のミサイルキックで流れをつくって炎華にチェンジ。炎華もミサイルキック、コーナーから飛び付いてのティヘラやSTFと猛攻。しかし柊はブレーンバスターを豪快に決め、ローリングセントーンをお見舞い。替わったななみはスペースローリングエルボーをキックで迎撃し、力強いエルボーを打つ。炎華もエルボーを打つち観客の度肝を抜くが、ななみがさらに上回ってみせる。炎華はプランチャ発射、がむしゃらにエルボー連発、今度こそのスペースローリングエルボーでマコトにチェンジ。マコトの飛行機投げは持ちこたえたななみ。するとマコトがスパインバスターに切り替え、足のクラッチを離さず逆エビ固めに。炎華を振りほどいて柊がカットに入るが、今井レフェリーが見てない隙にTKDJが連携攻撃。このフォールをカウント2で返したななみは胴締めスリーパーでマコトをギブアップ寸前まで追い込む。ロープに逃げたマコトにダイビングボディプレス発射準備のななみ。またもレフェリーの目を盗んで炎華が飛び出し、発射阻止。マコトが今度こそレインメーカー式の飛行機投げ、ジャックナイフを決めるが柊のカットが間に合う。柊のトラースキック、ななみのダイビングボディプレスを連続で受けても肩を上げるマコト。ノーザンライトスープレックスは炎華がカットしカウント2。柊が炎華を投げ飛ばし、ななみがもう一度ダイビングボディプレスを投下し勝負を決めた。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 世羅りさ

世羅はコーナーにもたれかかったままデボラの握手を拒否。するとデボラがボディアタックで突撃し、タックルのぶつかり合いに。世羅を捕まえたデボラはコーナー上での極楽固め。反則カウント4で解いたデボラに世羅は張り手を見舞い、デッドリードライブで投げ落とす。さらに顔面に蹴りを入れて煽ると、デボラも「来いよ」と応戦。キレた世羅は張り手、デボラも張り手でやり返す。デボラをコーナーに追い込んだ世羅はデボラの顔面を踏みつける。まるで喧嘩のような攻防に。「やり返せよ」と両腕を広げる世羅にデボラは意表を突いてスクールボーイ。キックアウトされると今度はスリーパーで捕まえるデボラ。しかし世羅の足があっさりとロープに届いてしまう。クロスフェイスロックも難なくロープに逃げた世羅はエルボーを打ちまくり「来いよ」「もっと来いよ」余裕の表情。しかしデボラが力のこもったエルボーを打つと次第に表情が歪み、「痛ぇー!」。変形の極楽固めを振りほどいた世羅はランニングWニーで両膝を突き刺す。リバースニードロップをかわしたデボラはもう一度極楽固めで捕まえる。これもエスケープした世羅はバックフリップの構えを花夢の山に切り返し、そのまま変形のゆりかもめに移行。がっちり固められたデボラはレフェリーにギブアップを告げる他なかった。勝った世羅に笑顔はなく、無言でリングをあとにする。世羅はこのフィニッシュ技に「セラミックロック」と新たに名付けた。11.3台湾ではタッグを組む2人だが…一体どうなる?!

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs佐藤綾子&香藤満月

香藤と梅咲が先発するが、梅咲の背後から佐藤がキック!いきなりのW攻撃で梅咲を捕まえる。梅咲は低空ドロップキックを突き刺し、弓矢固め…だが重い香藤はなかなか上がらず。京子が手伝ってなんとか上がるが、梅咲の膝にもダメージ。ふらつきながら赤コーナーに帰還し、京子にチェンジ。京子は「遥をいじめたなこの野郎」と、いじめてはいない香藤を捕まえヘアホイップでぶん投げる。京子がキャメルクラッチで絞ると、香藤は噛み付き。キレた京子はグーで殴るが、さすがにレフェリーが制止。香藤をコーナーに連行し、京子から梅咲にチェンジ。香藤は95キロの体を浴びせ、佐藤にチェンジ。佐藤は香藤のお返しとばかりにキャメルクラッチ。梅咲は佐藤の髪を引っ張り、太股に肘を入れて脱出。ヘッドシザーズホイップに低空ドロップキックを続け、京子にチェンジ。佐藤は京子をコーナーに押し込み香藤にチェンジ。しかし京子が香藤の顔面を鷲掴み。ヘビー級の2人はタックルのぶつかり合いになり、やはり京子に軍配。吹っ飛んだ香藤だが、すぐさま立ち上がってタックル。京子を倒し、ボディプレスとセントーンを投下。香藤からタッチを受けた佐藤はジャンピングニー。ミサイルキックをかわされると香藤を呼び込みトレイン攻撃。2人がかりで京子に向かっていくが、京子はラリアットで迎撃。京子は佐藤にもう一発ラリアットをお見舞いし「頼んだ!遥いけー!」と梅咲に試合を託す。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスターで佐藤をマットに叩きつける。佐藤は顔面蹴りやWアームスープレックス、おぼんの達人、佐藤トランペットと畳み掛け、香藤にチェンジ。香藤は佐藤をおんぶして合体ボディプレス。キックアウトした梅咲はこちらも京子との合体キックで対抗。梅スプラッシュでフォールした梅咲をおぼんで殴打した佐藤。佐藤がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす。京子のナイスアシストで大チャンスの梅咲。強引に香藤を丸め込んで勝負を決めた。
勝った梅咲は「京子さんの石が…暴れなかったみたいです。よかった」と安堵の笑顔。「ディアナはたくさん人が増えたので、安心して手術に臨んでほしいです。私達はリングで頑張って戦います」と胆石症の手術が決まっている京子を気遣った。稀代の天才レスラー・井上京子なら、きっと石にも打ち勝ってくれるはずだ。

【試合結果】2024年10月25日(金)フューチャーサイトvol.26

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 世羅りさ

まずはロックアップからの力比べで香藤が世羅をロープに押し込む。格上の世羅に力任せのファイトで立ち向かっていく。世羅は反則を交えながらも「クリーンにやってる」と主張し、香藤を捩じ伏せる。香藤のボディプレスを剣山で迎撃した世羅だが、95キロの巨体を受け止めた膝に大ダメージ。世羅はセラリズムバスターを狙い香藤を持ち上げるが回転できず後ろに倒れ、香藤のフォールを許してしまう。キックアウトした世羅に香藤は逆片エビ固めでしっかり腰を落とす。百戦錬磨の世羅でも香藤の体格には苦戦。ロープが遠い世羅を、ファンが手拍子で後押しし何とかエスケープ。ようやく立ち上がった世羅に香藤はボディアタック。世羅はニーアタックでお返しし、リバースニードロップ、Wニーアタックと続け、香藤の体を持ち上げられずエルボーを打つ。香藤も自慢のパワーでエルボー。世羅が丸め込もうにも香藤の体はびくともせず。香藤は重さを活かして大金星のチャンス到来!しかし世羅がカニ挟みで転ばし、横回転のエビ固め「花夢の山」で白星をかっさらった。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&炎華 vs Himiko&夏実もち

「オレンジタッグ、いくぞー!」と気合い十分のななみと炎華。対するHimikoと夏実はいきなりのW攻撃でななみを捕まえる。すると炎華も割って入りこちらもW攻撃。夏実が反則を交えながらリードしていきHimikoにチェンジ。Himikoはななみを関節技で痛め付けていくがななみは逆片エビで厳しい攻め。ロープに逃げたHimikoに炎華がドロップキックを連発。続くスペースローリングエルボーはかわしてブルドッギングヘッドロックでHimikoから夏実にチェンジ。夏実はモンゴリアンチョップで炎華をロープに追い詰めるが、炎華はティヘラ、スペースローリングエルボー、ドロップキックと畳み掛ける。代わったななみはタックルで夏実を倒し「あげるぞー!」。しかしノーザンライトは上がらず。夏実のうすDONはカウント2に終わりHimikoにチェンジ。Himikoは夏実との連携技を成功させ、夏実のバックドロップにギロチンを続け、Wアーム卑弥バスター。これがカウント2に終わると今度はオレンジタッグも炎華のミサイルキックにななみのダイビングボディプレスを続ける。リングは両軍入り乱れる混戦に。炎華が夏実を場外に落とし、ななみがノーザンライトスープレックスで鮮やかなブリッジ。勝負あったかと思われたがHimikoがしぶとく肩を上げ、驚きを隠せないななみ。ならばと初披露のサソリ固めで強烈な膝攻め。これにはたまらずHimikoはギブアップ。ななみが新技で新境地開拓だ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマ vs AKARI

若手実力派のAKARIに、マコトはアマレスで培ったタックルやローリングで向かっていく。対するAKARIは関節技やロープを絡めての腕攻め、しっかり腰を落とした逆エビ固めなどで優位に。マコトはリフトでAKARIをコーナーに叩きつけて串刺しドロップキック。エルボーの打ち合いはAKARIがリードし、マコトのエルボーを捕まえワキ固め。ロープに逃げたマコトにAKARIは追撃の619。これはかわしたマコトだが、AKARIはマコトをコーナーに載せて蹴り上げる。今度こそ619もヒットしたAKARI。マコトは飛行機投げ、ジャックナイフ、キックアウトされても諦めずエルボーを打ちまくる。ラリアットはカウント2で返したが、続くムイビエンにギブアップを喫した。

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&尾﨑妹加 vs 柊くるみ&笹村あやめ

メインイベントは11.10アミスタでW.W.W.Dシングル王座をかけて激突する尾﨑妹加と笹村あやめの前哨戦。外敵同士でタイトルマッチを控える2人はもちろん、実力者の柊に絶対センター・梅咲遥が登場する注目のカード。
やはり握手はしない笹村。先発を買って出ると、王者の尾﨑もリングへ。意外にも初対戦となる2人は、グラウンドの攻防で互いの力をじっくりと確かめ合い、両軍チェンジ。柊が鋭いタックルで梅咲を倒し、豪快なヘアホイップ。ボディスラム、フットスタンプと続けていき、一発一発のすさまじい威力で抜群の存在感をアピールする柊。青コーナーに連行された梅咲は柊と笹村の代わる代わるのボディスラムを受けまくる。笹村がエルボー一発で観客の度肝を抜くと、梅咲はヘッドシザーズホイップ、ドロップキックで尾﨑にタッチ。尾﨑と笹村、再びのマッチアップはエルボーの打ち合い。2人の打ち合い、もとい殴り合いは激しさを増していく。ここでそれぞれ梅咲、柊にチェンジ。柊はタックルで梅咲と尾﨑を軽々吹っ飛ばす。梅咲は力強いエルボーを打ち、「でかいからって、調子に乗んな!」。ブレーンバスターで柊をぶん投げ、尾﨑にチェンジ。尾﨑はアルゼンチンの構えを見せるが柊は上がらず。2人はラリアット合戦で火花を散らし、尾﨑を倒した柊がミサイルキック。替わった笹村がスピードの乗った連続攻撃。そして2人はまたもエルボーで殴り合う!打撃に防衛への思いを載せる尾﨑、奪取への思いを載せる笹村。倒れても何度も立ち上がる笹村はジャーマンで尾﨑を投げ、柊がキャノンボール発進で強烈アシスト。そこに笹村がダイビングフットスタンプを突き刺す。梅咲のカットが間に合い、笹村にドロップキック。尾﨑がアルゼンチンで笹村を担ぎ上げると柊が救出。梅咲と尾﨑の連続攻撃も柊がカット。笹村はノーザンライトスープレックス、フォールせずブロックバスター。これは梅咲が飛び出しカウント2に終わる。試合時間は残り5分に。尾﨑が前から後ろから次々にラリアットを放つが笹村は自力で肩を上げる。ならばと尾﨑は梅咲、ななみ、Himikoを粉砕してきたオリンピックスラム。笹村はリングに真っ逆さまに落ちていき、尾﨑がフォールしスリーカウント。防衛に向け磐石の白星を挙げた。
尾﨑は「今日初めて戦ってみたけど、やっぱり痛ぇエルボーやってくんだなぁコイツ!まじで痛かった…。でもチャンピオンなんで、負けるわけにはいかないんで。11月10日がますます楽しみになりました。今痛いと思うけど、ちゃんと治してこいよ。100%のあやめと戦いたいから。楽しみにしてます」。尾﨑が握手を求めると、笹村はやはり拒否。マイクをぶん取り「残念ながら私は明日も明後日も試合があって、試合が多いんで、色んな経験をディアナのシングルベルトに注ぎ込む。120%、200%でやってやるよ。私は負けたときは絶対握手しないってポリシーがあるから握手はしない」と敗れはしたものの強気の姿勢を崩さない。続けて「ということで!参戦した選手の皆さん、写真撮影をしますのでリング上にお願いします」とフューチャーサイト恒例の集合写真を促す。直接のピンフォールを許した笹村が大会を締める気満々だ。「今マイク持ってんの私だろ!」と抵抗する笹村から尾﨑がマイクを奪い返し、「負けた奴が締めるポリシーなのかよ。今日は遥と勝ったから、2人が呼び込みもするんだよ!」。ということで尾﨑と梅咲が仕切り直し、参戦選手をリングに呼び込む。しかしそのど真ん中には、直接のピンフォールを許した笹村。笑顔のWピースで写真に収まった。ちなみにこの日の笹村の明らかにいつもと違う雰囲気は、コスチュームの一部を忘れたせいなのだとか…。とにもかくにも前哨戦で勝ったのは尾﨑妹加。タイトルマッチ本番まで、あと16日!