第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs 光芽ミリア
○佐藤綾子(10分11秒 佐藤トランペット)光芽ミリア●
SEAdLINNNGから光芽ミリアが2度目の参戦。ドロップキックやエルボー、得意のキックで果敢に攻めるが、やはり佐藤がテクニックで圧倒。光芽の連続ドロップキックに佐藤も珍しく連続ドロップキックで応戦するなど、光芽の力を確かめつつ試合を展開していく。ベテランの佐藤でも「久々に食らった」という二段蹴りからの押さえ込みはキックアウト。佐藤トランペットで勝負を決めた。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs 夏実もち
●Himiko(8分31秒 ずんだ餅クラッチ)夏実もち○
プロミネンスとの対戦機会の多いHimiko。試合巧者の夏実に対し、スクールボーイで奇襲!ゴングが鳴ると得意の関節技で金星を狙う。夏実も反則を織り交ぜながら反撃するが、気合い漲るHimikoがまたもギブアップ狙い。エスケープした夏実にダイビングギロチンを投下。二発目はデッドリードライブで阻止した夏実。Himikoの連続丸め込みからしつこい腕攻めを耐えきった夏実がバックドロップ、リバーススプラッシュと続け、トドメは変形ソラリーナのずんだ餅クラッチ。勝ち名乗りを受け、引き上げていく夏実をHimikoが「おい、もち!」と引き留める。「負けてマイク持つのすみません。でも言いたいことがあって。もちさん、私とタッグ組んでください」とまさかのタッグ志願!前回、梅咲とのタッグ継続を匂わせていた夏実は「ななみとか、最近いい若手が…」とやんわり断ろうとするが、Himikoは「人気にあやかりたいんですか?ななみさんとか遥さんとか。ズルいよね」。キレ気味の夏実に対し「私は来年、エリザベスも、貪欲なんでタッグベルトも狙ってます。私と組めば綾華に挑戦してベルト巻けるかも知れません。美味しいことだらけじゃないですか。今、Himikoお買い得です」とPR。Himikoが「一緒に暴れまわりませんか」と問いかけると、夏実は「すごく組みたいけど、そのままじゃエリザベスも巻けないよ。だから私が組んでお前がベルト取れるようになるまで調教してやるよ!」とHimikoのパートナーを快諾、そしてコーチ役(?)にも就任。来年はこの2人がディアナで暴れまわる!
第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
本間多恵&尾﨑妹加vsななみ&香藤満月
○本間多恵&尾﨑妹加(18分49秒 T-Control)ななみ&香藤満月●
絶対センター・梅咲遥が負傷(右肩鎖関節脱臼 烏口鎖骨靱帯断裂)し、長期欠場となり、本間多恵が代打参戦。ディアナでは久々のSPiCEAP登場だ。
香藤はXXLサイズのちょちょたんパーカー着用でリングイン。ななみは梅咲の得意技である弓矢固めをぎこちなく初披露。手術を控える梅咲への想いをそれぞれ表現した。WAVE認定タッグ王者のSPiCEAPはやはり抜群の連携で試合を優位に進めながら「ちょちょたーん!待ってるよー!」とこちらも梅咲にメッセージを送る。センター不在のディアナを盛り上げるべく、生え抜きコンビが奮闘。香藤が大きな体を生かして尾﨑に大迫力のタックル合戦を挑み、ななみはノーザンライトスープレックスで鮮やかな弧を描く。しかしタッグ王者が強さを見せつける。本間の関節技を必死に耐える香藤。尾﨑がななみをしっかり抑え、カットを許さず。粘る香藤だったが、T-Controlでギブアップ。
メインイベント
井上京子復帰戦 6人タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK&小林香萌vsマコトユマ&世羅りさ&柊くるみ
○井上京子&デボラK&小林香萌(16分0秒 体固め)マコトユマ●&世羅りさ&柊くるみ
※ラリアット
胆石症や突発性難聴に苦しんだ井上京子。療養を経て、約1ヶ月ぶりの復帰戦を迎えた。
デボラが先陣を切ろうとするが、世羅が「おい!京子!復帰戦だろ?出てこいよ」と煽る。呼び捨てが気に食わない京子は「京子さんだろ」。それでも世羅は「京子!復帰おめでとう!」。怒りを滲ませながら京子が先発することに。力比べは病み上がりとは思えぬ怪力で世羅をロープに押し込む。京子の鋭い眼光に世羅は思わず「タイム…」とたじろぎながら青コーナーへ。そのまま柊にチェンジ。京子は柊もロープに押し込み「負けるわけねぇだろ!」。しかし世羅とマコトも割って入り、3人がかりで京子を捕まえる。マコトは果敢にドロップキックを連発するが京子のモンゴリアンチョップの餌食に。替わって入った小林とデボラがお返しとばかりにマコトを捕まえ、鼻フック。デボラの逆片エビ固めをエスケープしたマコトは、レスリング仕込みのローリングからオースイスープレックスを久々に披露。今度は世羅がデボラにリバースカンパーナ。世羅とデボラはエルボーの打ち合いに。替わった小林は連続セントーンで大暴れ。世羅がセラリズムバスター、リバースニードロップで反撃し、続いて柊がボディアタック、ミサイルキックでプロミネンスの連続攻撃が決まる。小林とデボラも連続で攻めていき、さらに京子も加わる大チャンスで小林はラ・マヒストラル。マコトがカットに入りカウント2。小林をコーナーに振り、マコトのドロップキック、世羅のWニーアタック、柊のキャノンボールを次々と浴びせるが小林はしぶとく肩を上げる。タッチを受けた京子は柊とタックルで激突!大迫力のぶつかり合いに。 京子がタックルで倒すと柊もやり返す。柊がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、「いけるかな…」とナイアガラの構えに。柊はショルダースルーに切り返し、マコトにチェンジ。プロミネンスも加わる総攻撃となるが、京子がラリアットで迎撃。肩を上げたマコトを起こし、ロープにはりつけると、京子はもう一発渾身のラリアット。天才復活の一撃で熱戦に終止符を打った。京子はマイクを持って一言「勝ったぞー!」。続けて「復帰できました。ありがとうございます。あんなにでっかい石がありましたけども、石をポーンと取り、めまいも治療しつつ。リングに戻ってこれて、2024年ギリギリ間に合いました。最近プロレス界は怪我が増えてますけども怪我のないように。絶対センターのちょちょたんがお休みしてますけども、ちょちょたんを待ってると同時にディアナのみんなは今がチャンスです。センターいないので、みんなセンター目指して頑張ってください。ちょちょたん待ってるよー!」と入れ替わるように欠場となってしまった梅咲へのエールで大会を締め括った。