【試合結果】2024年10月27日(日)アミスタ大会vol.71

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs NENE

まずはロックアップで力比べ、そしてグラウンドの攻防。150センチ33キロのNENEはやはり苦戦し、Himikoがリードしていく。ドロップキック、低空ドロップキックを連発して反撃するNENE。Himikoは「もっと来いよ」とNENEの闘志を煽る。NENEがコーナーから飛び付いてのスリーパーや丸め込みで次々に攻めていくが、Himikoがギロチンを投下。NENEはキックアウトし、コーナーに上ったHimikoの古傷である膝を集中攻撃。思わずコーナーから降りたHimikoにクロスボディを連続で浴びせるもカウントは2。Himikoはリバースインディアンデスロックで強烈な膝攻め。足をロックしたままフェイスロックでぐいぐい絞り、この変形STFでギブアップを奪った。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&柊くるみvsマコトユマ&炎華

まずはななみとマコトのディアナ対決。ロックアップからななみがマコトをロープに押し込む。ななみが柊にタッチを求めると、後ろから近づいたマコトがスクールボーイ。炎華との「TKDJ」コンビでの連携攻撃を決める。ななみはサーフボードストレッチで腰攻め、ボディアタックを一発お見舞いして柊にタッチ。柊は炎華にフットスタンプ、超急角度逆エビ固めで容赦ない攻め。観客に向けて笑顔でWピースしてみせた。余裕の柊に炎華は渾身のエルボー。クロスボディは捕まったもののDDTに切り返し、マコトにチェンジ。柊はマコトにもフットスタンプ。マコトは苦しみながらも立ち上がり、ドロップキック連発。炎華とのWドロップキックや、初披露のミサイルキックで流れをつくって炎華にチェンジ。炎華もミサイルキック、コーナーから飛び付いてのティヘラやSTFと猛攻。しかし柊はブレーンバスターを豪快に決め、ローリングセントーンをお見舞い。替わったななみはスペースローリングエルボーをキックで迎撃し、力強いエルボーを打つ。炎華もエルボーを打つち観客の度肝を抜くが、ななみがさらに上回ってみせる。炎華はプランチャ発射、がむしゃらにエルボー連発、今度こそのスペースローリングエルボーでマコトにチェンジ。マコトの飛行機投げは持ちこたえたななみ。するとマコトがスパインバスターに切り替え、足のクラッチを離さず逆エビ固めに。炎華を振りほどいて柊がカットに入るが、今井レフェリーが見てない隙にTKDJが連携攻撃。このフォールをカウント2で返したななみは胴締めスリーパーでマコトをギブアップ寸前まで追い込む。ロープに逃げたマコトにダイビングボディプレス発射準備のななみ。またもレフェリーの目を盗んで炎華が飛び出し、発射阻止。マコトが今度こそレインメーカー式の飛行機投げ、ジャックナイフを決めるが柊のカットが間に合う。柊のトラースキック、ななみのダイビングボディプレスを連続で受けても肩を上げるマコト。ノーザンライトスープレックスは炎華がカットしカウント2。柊が炎華を投げ飛ばし、ななみがもう一度ダイビングボディプレスを投下し勝負を決めた。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 世羅りさ

世羅はコーナーにもたれかかったままデボラの握手を拒否。するとデボラがボディアタックで突撃し、タックルのぶつかり合いに。世羅を捕まえたデボラはコーナー上での極楽固め。反則カウント4で解いたデボラに世羅は張り手を見舞い、デッドリードライブで投げ落とす。さらに顔面に蹴りを入れて煽ると、デボラも「来いよ」と応戦。キレた世羅は張り手、デボラも張り手でやり返す。デボラをコーナーに追い込んだ世羅はデボラの顔面を踏みつける。まるで喧嘩のような攻防に。「やり返せよ」と両腕を広げる世羅にデボラは意表を突いてスクールボーイ。キックアウトされると今度はスリーパーで捕まえるデボラ。しかし世羅の足があっさりとロープに届いてしまう。クロスフェイスロックも難なくロープに逃げた世羅はエルボーを打ちまくり「来いよ」「もっと来いよ」余裕の表情。しかしデボラが力のこもったエルボーを打つと次第に表情が歪み、「痛ぇー!」。変形の極楽固めを振りほどいた世羅はランニングWニーで両膝を突き刺す。リバースニードロップをかわしたデボラはもう一度極楽固めで捕まえる。これもエスケープした世羅はバックフリップの構えを花夢の山に切り返し、そのまま変形のゆりかもめに移行。がっちり固められたデボラはレフェリーにギブアップを告げる他なかった。勝った世羅に笑顔はなく、無言でリングをあとにする。世羅はこのフィニッシュ技に「セラミックロック」と新たに名付けた。11.3台湾ではタッグを組む2人だが…一体どうなる?!

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&梅咲遥vs佐藤綾子&香藤満月

香藤と梅咲が先発するが、梅咲の背後から佐藤がキック!いきなりのW攻撃で梅咲を捕まえる。梅咲は低空ドロップキックを突き刺し、弓矢固め…だが重い香藤はなかなか上がらず。京子が手伝ってなんとか上がるが、梅咲の膝にもダメージ。ふらつきながら赤コーナーに帰還し、京子にチェンジ。京子は「遥をいじめたなこの野郎」と、いじめてはいない香藤を捕まえヘアホイップでぶん投げる。京子がキャメルクラッチで絞ると、香藤は噛み付き。キレた京子はグーで殴るが、さすがにレフェリーが制止。香藤をコーナーに連行し、京子から梅咲にチェンジ。香藤は95キロの体を浴びせ、佐藤にチェンジ。佐藤は香藤のお返しとばかりにキャメルクラッチ。梅咲は佐藤の髪を引っ張り、太股に肘を入れて脱出。ヘッドシザーズホイップに低空ドロップキックを続け、京子にチェンジ。佐藤は京子をコーナーに押し込み香藤にチェンジ。しかし京子が香藤の顔面を鷲掴み。ヘビー級の2人はタックルのぶつかり合いになり、やはり京子に軍配。吹っ飛んだ香藤だが、すぐさま立ち上がってタックル。京子を倒し、ボディプレスとセントーンを投下。香藤からタッチを受けた佐藤はジャンピングニー。ミサイルキックをかわされると香藤を呼び込みトレイン攻撃。2人がかりで京子に向かっていくが、京子はラリアットで迎撃。京子は佐藤にもう一発ラリアットをお見舞いし「頼んだ!遥いけー!」と梅咲に試合を託す。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスターで佐藤をマットに叩きつける。佐藤は顔面蹴りやWアームスープレックス、おぼんの達人、佐藤トランペットと畳み掛け、香藤にチェンジ。香藤は佐藤をおんぶして合体ボディプレス。キックアウトした梅咲はこちらも京子との合体キックで対抗。梅スプラッシュでフォールした梅咲をおぼんで殴打した佐藤。佐藤がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターで投げ落とす。京子のナイスアシストで大チャンスの梅咲。強引に香藤を丸め込んで勝負を決めた。
勝った梅咲は「京子さんの石が…暴れなかったみたいです。よかった」と安堵の笑顔。「ディアナはたくさん人が増えたので、安心して手術に臨んでほしいです。私達はリングで頑張って戦います」と胆石症の手術が決まっている京子を気遣った。稀代の天才レスラー・井上京子なら、きっと石にも打ち勝ってくれるはずだ。

https://twitter.com/W_W_W_D/status/1850410679158882748