【試合結果】2024年10月25日(金)フューチャーサイトvol.26

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 世羅りさ

まずはロックアップからの力比べで香藤が世羅をロープに押し込む。格上の世羅に力任せのファイトで立ち向かっていく。世羅は反則を交えながらも「クリーンにやってる」と主張し、香藤を捩じ伏せる。香藤のボディプレスを剣山で迎撃した世羅だが、95キロの巨体を受け止めた膝に大ダメージ。世羅はセラリズムバスターを狙い香藤を持ち上げるが回転できず後ろに倒れ、香藤のフォールを許してしまう。キックアウトした世羅に香藤は逆片エビ固めでしっかり腰を落とす。百戦錬磨の世羅でも香藤の体格には苦戦。ロープが遠い世羅を、ファンが手拍子で後押しし何とかエスケープ。ようやく立ち上がった世羅に香藤はボディアタック。世羅はニーアタックでお返しし、リバースニードロップ、Wニーアタックと続け、香藤の体を持ち上げられずエルボーを打つ。香藤も自慢のパワーでエルボー。世羅が丸め込もうにも香藤の体はびくともせず。香藤は重さを活かして大金星のチャンス到来!しかし世羅がカニ挟みで転ばし、横回転のエビ固め「花夢の山」で白星をかっさらった。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&炎華 vs Himiko&夏実もち

「オレンジタッグ、いくぞー!」と気合い十分のななみと炎華。対するHimikoと夏実はいきなりのW攻撃でななみを捕まえる。すると炎華も割って入りこちらもW攻撃。夏実が反則を交えながらリードしていきHimikoにチェンジ。Himikoはななみを関節技で痛め付けていくがななみは逆片エビで厳しい攻め。ロープに逃げたHimikoに炎華がドロップキックを連発。続くスペースローリングエルボーはかわしてブルドッギングヘッドロックでHimikoから夏実にチェンジ。夏実はモンゴリアンチョップで炎華をロープに追い詰めるが、炎華はティヘラ、スペースローリングエルボー、ドロップキックと畳み掛ける。代わったななみはタックルで夏実を倒し「あげるぞー!」。しかしノーザンライトは上がらず。夏実のうすDONはカウント2に終わりHimikoにチェンジ。Himikoは夏実との連携技を成功させ、夏実のバックドロップにギロチンを続け、Wアーム卑弥バスター。これがカウント2に終わると今度はオレンジタッグも炎華のミサイルキックにななみのダイビングボディプレスを続ける。リングは両軍入り乱れる混戦に。炎華が夏実を場外に落とし、ななみがノーザンライトスープレックスで鮮やかなブリッジ。勝負あったかと思われたがHimikoがしぶとく肩を上げ、驚きを隠せないななみ。ならばと初披露のサソリ固めで強烈な膝攻め。これにはたまらずHimikoはギブアップ。ななみが新技で新境地開拓だ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマ vs AKARI

若手実力派のAKARIに、マコトはアマレスで培ったタックルやローリングで向かっていく。対するAKARIは関節技やロープを絡めての腕攻め、しっかり腰を落とした逆エビ固めなどで優位に。マコトはリフトでAKARIをコーナーに叩きつけて串刺しドロップキック。エルボーの打ち合いはAKARIがリードし、マコトのエルボーを捕まえワキ固め。ロープに逃げたマコトにAKARIは追撃の619。これはかわしたマコトだが、AKARIはマコトをコーナーに載せて蹴り上げる。今度こそ619もヒットしたAKARI。マコトは飛行機投げ、ジャックナイフ、キックアウトされても諦めずエルボーを打ちまくる。ラリアットはカウント2で返したが、続くムイビエンにギブアップを喫した。

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&尾﨑妹加 vs 柊くるみ&笹村あやめ

メインイベントは11.10アミスタでW.W.W.Dシングル王座をかけて激突する尾﨑妹加と笹村あやめの前哨戦。外敵同士でタイトルマッチを控える2人はもちろん、実力者の柊に絶対センター・梅咲遥が登場する注目のカード。
やはり握手はしない笹村。先発を買って出ると、王者の尾﨑もリングへ。意外にも初対戦となる2人は、グラウンドの攻防で互いの力をじっくりと確かめ合い、両軍チェンジ。柊が鋭いタックルで梅咲を倒し、豪快なヘアホイップ。ボディスラム、フットスタンプと続けていき、一発一発のすさまじい威力で抜群の存在感をアピールする柊。青コーナーに連行された梅咲は柊と笹村の代わる代わるのボディスラムを受けまくる。笹村がエルボー一発で観客の度肝を抜くと、梅咲はヘッドシザーズホイップ、ドロップキックで尾﨑にタッチ。尾﨑と笹村、再びのマッチアップはエルボーの打ち合い。2人の打ち合い、もとい殴り合いは激しさを増していく。ここでそれぞれ梅咲、柊にチェンジ。柊はタックルで梅咲と尾﨑を軽々吹っ飛ばす。梅咲は力強いエルボーを打ち、「でかいからって、調子に乗んな!」。ブレーンバスターで柊をぶん投げ、尾﨑にチェンジ。尾﨑はアルゼンチンの構えを見せるが柊は上がらず。2人はラリアット合戦で火花を散らし、尾﨑を倒した柊がミサイルキック。替わった笹村がスピードの乗った連続攻撃。そして2人はまたもエルボーで殴り合う!打撃に防衛への思いを載せる尾﨑、奪取への思いを載せる笹村。倒れても何度も立ち上がる笹村はジャーマンで尾﨑を投げ、柊がキャノンボール発進で強烈アシスト。そこに笹村がダイビングフットスタンプを突き刺す。梅咲のカットが間に合い、笹村にドロップキック。尾﨑がアルゼンチンで笹村を担ぎ上げると柊が救出。梅咲と尾﨑の連続攻撃も柊がカット。笹村はノーザンライトスープレックス、フォールせずブロックバスター。これは梅咲が飛び出しカウント2に終わる。試合時間は残り5分に。尾﨑が前から後ろから次々にラリアットを放つが笹村は自力で肩を上げる。ならばと尾﨑は梅咲、ななみ、Himikoを粉砕してきたオリンピックスラム。笹村はリングに真っ逆さまに落ちていき、尾﨑がフォールしスリーカウント。防衛に向け磐石の白星を挙げた。
尾﨑は「今日初めて戦ってみたけど、やっぱり痛ぇエルボーやってくんだなぁコイツ!まじで痛かった…。でもチャンピオンなんで、負けるわけにはいかないんで。11月10日がますます楽しみになりました。今痛いと思うけど、ちゃんと治してこいよ。100%のあやめと戦いたいから。楽しみにしてます」。尾﨑が握手を求めると、笹村はやはり拒否。マイクをぶん取り「残念ながら私は明日も明後日も試合があって、試合が多いんで、色んな経験をディアナのシングルベルトに注ぎ込む。120%、200%でやってやるよ。私は負けたときは絶対握手しないってポリシーがあるから握手はしない」と敗れはしたものの強気の姿勢を崩さない。続けて「ということで!参戦した選手の皆さん、写真撮影をしますのでリング上にお願いします」とフューチャーサイト恒例の集合写真を促す。直接のピンフォールを許した笹村が大会を締める気満々だ。「今マイク持ってんの私だろ!」と抵抗する笹村から尾﨑がマイクを奪い返し、「負けた奴が締めるポリシーなのかよ。今日は遥と勝ったから、2人が呼び込みもするんだよ!」。ということで尾﨑と梅咲が仕切り直し、参戦選手をリングに呼び込む。しかしそのど真ん中には、直接のピンフォールを許した笹村。笑顔のWピースで写真に収まった。ちなみにこの日の笹村の明らかにいつもと違う雰囲気は、コスチュームの一部を忘れたせいなのだとか…。とにもかくにも前哨戦で勝ったのは尾﨑妹加。タイトルマッチ本番まで、あと16日!