【試合結果】2024年7月7日(日)アミスタ大会vol.62

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマvs 香藤満月

香藤満月、祝!シングル初勝利!
オープニングマッチにはディアナ新人の2人が登場。ともに昨年10月の後楽園ホールでデビューし、シングル未勝利。勝った方が初勝利となるライバル対決だ。
まずはロックアップ、グラウンドの攻防、互いに一歩も譲らない展開。レスリングの経験を活かすマコトに体格とパワーを活かす香藤。徐々にリードしていく香藤は逆エビ固めでどっしりと腰を落とす。マコトは苦しみながらも懸命にロープに手を伸ばす。マコトは巻き投げ、ドロップキックで反撃し、香藤のボディアタックをかわす。マコトは「上げるぞ!」と威勢よくボディスラムの構えに入るが上がらず、香藤が逆にボディスラム。マコトを大きなお腹で弾き飛ばし、再びの逆エビ固め。普段はクールに見えるマコトがなりふり構わず香藤の髪を掴んで引っ張ると、香藤もやり返す。マコトは力を振り絞ってプッシュアップ、やっとロープに手が届く。2人はエルボーの打ち合いに。やはり体重のある香藤が力で勝る。ならばとマコトはクロスボディを連発。しかしここで疲れの見え始めたマコト。ファンの「もっと行け!」の声に後押しされるようにエルボーを打ち、逆さ押さえ込みでニアフォール。続けて飛行機無げからしつこく押さえ込み、初勝利にかける熱い思いをのぞかせる。カウント2に終わるとスクールボーイで丸め込もうとするマコト。重い香藤は持ちこたえ、ヒップドロップに切り返し、マコトをがっちりと押さえる。この重い重いフォールにも負けずマコトは肩を上げる。ならばと香藤はマコトをコーナー付近に引きずっていき、自身はセカンドロープへ上る。95キロのボディプレスを投下し、マコトを圧殺!シングル初白星を上げた。
昨夏のプロテストでは、「ギリギリ合格」を告げられた香藤。そこから秋の後楽園に向け猛練習、10月8日にデビュー。今年はプロレスリングWAVEのリーグ戦「Catch the WAVE」にエントリーするなど、着々と経験を積み重ねてきた。デビューから10ヶ月、ようやく努力が実った香藤の更なる成長に期待だ。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&優宇vsシャンシャン&櫻井裕子

「シャンシャン」です。応援よろしくお願いします!

緊急欠場の代打は…台湾の新鋭・シャンシャンが初登場!
デボラKが発熱により急遽欠場。その代打を務めるのは、台湾からやってきた新人レスラー・シャンシャン!今年4月、ディアナと女子プロレスラー育成の業務提携を結んだ新台湾プロレス。シャンシャンはその新台湾プロレスからの留学生だ。2005年5月13日生まれ、高校生のときに野外での試合を観戦したことがきっかけでプロレスラーを志し、今年6月29日に台湾でデビューしたばかりの新鋭。156センチ50キロと小柄だが、好きな日本のレスラーはセンダイガールズの橋本千紘だという。その橋本とのタッグ「チーム200キロ」で大活躍している優宇と、日本デビュー戦でいきなりの対戦となる。
まずは佐藤と櫻井が先発し、櫻井が長身を活かしたビッグブーツなどで攻める。しっかりと流れを作ってシャンシャンにチェンジ。シャンシャンの注目の一発目は鋭いドロップキック!しかし百戦錬磨のベテラン佐藤はあっさりとシャンシャンを捕まえる。佐藤からタッチを受けた優宇は容赦ないチョップ!シャンシャンは悲鳴!佐藤と優宇が代わる代わるシャンシャンをいたぶると、観客は懸命に戦うシャンシャンに声援を送り、優宇のやることなすことにブーイング…。完全アウェーの優宇は「来いよ!」と両腕を広げる。シャンシャンは気迫でエルボーを打ち、低空ドロップキックで一矢報いる。やっとローンバトルを抜け出したシャンシャンからタッチを受けた櫻井。超ヘビー級ファイターの優宇に果敢にタックル合戦を挑む。タックル、ビッグブーツ、タックルと猛攻で優宇を倒した櫻井。しかし優宇は櫻井のコブラツイストを怪力で解き、みたらし団子でシャンシャンもろとも押し潰す!リングに戻ると今度はセントーンでさらに櫻井をぺちゃんこに。なんとかコーナーに帰った櫻井はシャンシャンにタッチし、優宇も佐藤に代わる。シャンシャンは連続エルボー、スタナー、ラリアットと素早い動きで攻めまくる。すると佐藤はサミングでシャンシャンの動きを封じた隙におぼんを取り出し、レフェリーの目を盗んでおぼんの達人。もう一発のおぼん攻撃を狙うと櫻井が飛び出して阻止。おぼんごと佐藤を蹴っ飛ばし、シャンシャンとの合体攻撃へ…しかしこれは優宇の腕力が許さない。ラリアットで2人まとめてなぎ倒し、コーナーに追い込む。佐藤が手拍子を煽る中、優宇のキャノンボール発車!これで倒れた櫻井は全く動けず、その隙に佐藤がクロスレッグ式フィッシャーマンズスープレックスの「佐藤トランペット」でシャンシャンを仕留めた。優宇は優しくシャンシャンの手を握ってリングを後にし、戦った4人にファンから温かい拍手が送られた。緊急出場のシャンシャン日本デビューは黒星に終わったが、日本のファンのハートを掴んだようだ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
ななみvs Himiko

クリスタル世代とエリザベス世代の激突!
クリスタル王者・ななみとHimiko、久々のシングルマッチ。ハイスピードな攻防から足攻めに転じたHimiko。ななみはHimikoのテーピングを巻いた肩や肘を狙って反撃。ななみがHimikoをコーナーに振り、ボディアタック。Himikoも負けじとななみをコーナーに振り、バックエルボー。Himikoのブルドッギングヘッドロックをすり抜けたななみはバックを取り、ダイヤル固めの構えに。これを切り返したHimikoは「追憶の晩歌」と名付けた新技・ステップオーバートーホールドウィズアームロックでななみの動きを封じる。エスケープしたななみはスリーパー。ロープへ逃げたHimikoが今度はアンクルホールド、ヒザ十字。さらにブルドッギングヘッドロック2発にギロチン、河津掛けでセカンドロープに上り、フロッグスプラッシュの要領で屈伸を加えたギロチンドロップ「ロックよ、静かに流れよ」と攻めまくる。かわされても間髪入れずに次の技を繰り出すHimiko。奮闘するHimikoをタックルで倒したななみはボディプレスを投下。キックアウトしたHimikoに裏投げ、ノーザンライトスープレックスと豪快な投げ技2発を見舞い、やや苦戦しながらも勝負を決めた。
エリザベス世代ながらデビュー3年未満でW.W.W.Dクリスタルへの資格も満たすHimikoには、まだまだ負けられない!

第4試合  タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&尾﨑妹加vs梅咲遥&炎華

京子&尾﨑のパワフルコンビ初結成!
意外にも初のタッグという京子と尾﨑。組んで良し、当たって良しのパワフルコンビが誕生した。
美蘭の代打出場・炎華と梅咲は奇襲を仕掛け、ドロップキックで京子を蹴りまくる。2人のドロップキック連発で京子の動きを止めると、炎華がSTF。すると京子は怪力でこれを解き、炎華に脇固め。ロープに逃げた炎華は小さな体で全力エルボー。京子はモンゴリアンチョップでお返し。炎華をコーナーに連行し、今度は尾﨑が襲いかかる。キャメルクラッチでぐいぐい絞り、エルボー一発で炎華を吹っ飛ばしていく。炎華は三角飛びプランチャから梅咲との連携で反撃開始。尾﨑にも2人の連続ドロップキックを浴びせ、ツープラトン弓矢固めで尾﨑の腰を攻める。レフェリーが制止し、尾﨑は炎華をボディスラムで軽々と持ち上げ、マットに叩きつける。そこにセントーンを落とし、さらにラリアット。炎華はヘッドシザーズホイップ、スペースローリングエルボー、ドロップキックで梅咲にチェンジ。尾﨑との大迫力のエルボー合戦に。互角の打ち合いから、尾﨑がパワー全開のバックブリーカー。背中に大ダメージを受けながらもカウント2で返した梅咲に、京子と尾﨑はWタックル、さらにサンドイッチラリアットで追い打ちをかける。京子は「チャンピオン!どうした!」と踞る梅咲に発破。立ち上がった梅咲はローリングエルボー。素早くバックを取り、111キロの京子をジャーマンで投げ、観客の度肝を抜く。そしてここまで過去6度のシングル王座戦でしか見せなかったスープレックス「ブラスト」の構えに。持ちこたえた京子は雄叫びを上げ、梅咲をマットに叩きつける。それでも勝負は決まらず、再び梅咲を持ち上げる京子。梅咲はクラッチを振りほどき、炎華にチェンジ。炎華はジャパニーズレッグロールクラッチ、ジャックナイフで一気の攻め。続いてコーナーに上ったところを尾﨑が押さえ、京子が雪崩式ブレーンバスターで豪快にぶん投げる。このフォールは梅咲が執拗なストンピングでカット。ならばと京子は両腕のラリアットで2人をなぎ倒し、尾﨑が梅咲を押さえるうちに、炎華に狙いを定めてラリアット。3カウントを奪った。

京子&尾﨑 バックステージコメント