【試合結果】2024年4月26日(金)フューチャーサイトvol.20

第1試合   シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 大空ちえ

香藤満月、目指せシングル初勝利!
オープニングマッチに大空ちえが爽やかに登場!ディアナ新人の香藤満月とは初対戦。他団体でタッグながら自力初勝利を挙げた香藤は、シングル初勝利を目指す。POP二度戴冠・若手実力派の大空に真向勝負!
まず序盤の展開はやはり大空リード。ロープ渡りやロープに絡めてのパロスペシャルなど得意技を披露。しかしヘアホイップは香藤がウェイトを活かして耐え、逆に投げきってみせる。大空のスリーパーをエスケープし、ボディアタックやドロップキック、ボディプレスで香藤も反撃開始。エルボーの打ち合いでは先輩の大空に引けを取らず、重い一撃を打つ。大空はタックルで香藤を倒し、ワキ固め。何とかロープに逃げた香藤はロープにしがみついて離さない。ブレイクを主張し、一向に戻ってこない香藤にしびれを切らした大空は無理矢理引き離し、DDTでマットに突き刺す。キックアウトした香藤はボディスラムでマットに叩きつけ、95キロのボディプレスを連発!この重さには流石の大空も苦しんだが肩を上げる。丸め込みを切り返すなど終盤粘りを見せる香藤だが、大空のジャパニーズレッグロールクラッチが決まり3カウントを聞いた。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさ vs マコトユマ&小林香萌

ブルーオーキッド快勝で野望へ前進!小林香萌、ディアナレギュラーへの道?
小林香萌はディアナからのオファーが少ないと不満をぶちまけながら登場。「不破がオファーくれねぇんだよ!」と、ディアナスタッフを猛批判しタンクトップを破り捨て、その様子を見たマコトユマは驚きを隠せない…。2.10梅咲プロデュースマッチでマッチョすぎるピンクコスチューム姿を披露して以来のディアナマット登場だ。
対する“ブルーオーキッド”美蘭&世羅りさは、先日のプロミネンス2周年パーティーでさらにタッグ愛を深めた模様。美蘭の野望は世羅と共に巻くタッグベルト。一つ一つの試合をモノにしてチャンスを手繰り寄せたいところ。
マコトと美蘭がそれぞれ先発したが、早速小林が割って入りマコトとのW攻撃。オファーが来ない逆恨みを美蘭にぶつける小林。小林はマコトを背負い「マコトユマ、70キロ!」と宣言しての合体ボディプレス。マコトの公称体重は59キロだが、どうやらこちらがリアルな数字の模様…。小林自身もダメージを受けながら「いい重さだ!」と手応え。やりたい放題の小林は世羅がラリアットで場外に吹っ飛ばし、やっとマコトと美蘭の一対一に。美蘭は打点が高く美しいフォームのドロップキックを突き刺し、世羅にチェンジ。世羅はリバースカンパーナで激しくマコトを揺さぶる。耐えたマコトはクロスボディで小林にタッチ。小林は無限セントーン投下、コサックダンスで世羅の弁慶の泣き所を蹴りまくるなど大暴れ。世羅はグーで小林の内腿を殴る明らかな反則で窮地を脱し、セラリズムバスターで美蘭にチェンジ。ここで世羅が予告していた「瓦割りっぽい合体技」を初披露!世羅が小林を捕まえ、小林の足をロープにかける。そこに美蘭が飛び込み、ヒップドロップ!小林をマットに叩きつけた。美蘭はさらに大車輪、クリストと畳み掛けていく。小林はフィッシャーマンズスープレックスで反撃しマコトにチェンジ。再びのディアナ10代対決はマコトがドロップキック連発。美蘭はスピードの乗った619。またも小林が割り込み、マコトとのWドロップキック。このチャンスにマコトは素早くバックを取り、レインメーカー式の飛行機投げからフォール。美蘭はカウント2.99でキックアウト。美蘭のスピンキックをかわしたマコトはスクールボーイ。丸め込み合戦は小林がナイスカット。美蘭のスピンキックが今度こそヒット、しかしマコトも意地で肩を上げる。うるさい小林を蹴落とした世羅は、羅紗鋏で美蘭の勝利をお膳立て。美蘭がライオンサルトで世羅の期待に応え快勝!すっかり「勝ちグセ」のついた2人に、怒りの収まらない小林がまたも世羅の脛を狙う!止めに入った美蘭と今井レフェリーも巻き添えを食い、全員が脛の激痛の中勝ち名乗り。小林は倒れたままのマコトを放置し、早々に引き上げていった。とにもかくにも、美蘭の野望に向けて一歩前進!ブルーオーキッド、目指すはタッグ王者だ。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
ななみ vs 本間多恵

ディアナの未来へ…ななみ、炎のリベンジマッチ!
ななみvs本間多恵は昨年9月以来のシングルマッチ。前回は大熱戦の末15分時間切れドローに終わり、本間は「ディアナの顔は梅咲だけじゃねぇってところをななみがどう見せてくれるか楽しみになった」とななみの成長を讃え、ななみは「ディアナを背負っていくにはドローじゃ駄目。次は絶対勝ちます」と力強くコメント。
あれから約8ヶ月が経ち、ななみはディアナの若手王座・W.W.W.Dクリスタルを戴冠し大きく成長。ディアナの未来を担う存在として、リベンジなるか。
ななみはゴングが鳴ると、いきなりボディアタックで先制攻撃。エルボー連打、スリーパーと次々に攻めていく。エスケープを許すも、暴れる本間をボディスラムでしっかり投げきり逆エビ固め。本間はこれもエスケープし、エルボーの打ち合いに。しかしななみがバックを取ってダイヤル固め。序盤から猛ラッシュのななみに、本間もいよいよ反撃の狼煙。低空ドロップキックでフォールし、肩を上げたななみの腕を取りワキ固め。切り返したななみは再びのスリーパーでギブアップ狙い。胴締めも加え厳しい攻め。本間はしぶとくロープに足を伸ばす。今度は本間が再びのワキ固め。さらに両腕をがっちりロックしたがななみの足がロープに届く。ななみはノーザンライトで弧を描くがホールドできず、Wダウン状態に。何とか起き上がった両者は対話するようにエルボー合戦。力と思いの乗った打撃で鈍い音を鳴らし合う。均衡を破ったのは本間。飛び付き腕十字で勝負に出るが、極る前にななみが回転してフォールに。キックアウトした本間に、ダイヤル固めからブリッジしてフォールする「セブンスリーホールド」でカウント2.99まで追い込む。絶対に勝ちたい一戦に燃えるななみは二発目のノーザンライトの構え。どうにか持ちこたえた本間がボディスラムの構えに。ななみはこれを切り返し、後ろに大きくぶん投げる!ななみがフォールしようと近付くと、これを読んでいた本間がななみの腕を捕まえる。リング中央での腕十字を何とかロープまで逃げたななみは痛む腕を押さえながら本間のミサイルキック被弾。派手に吹っ飛ばされたななみだが、立ち上がって豪快な裏投げ。しぶとくキックアウトする本間に、ななみはボディプレス投下。これも読んでいた本間がひらりとかわし、落下したななみを丸め込む。その名の通り「アディオス」で熱戦に終止符を打った。
リベンジならずのななみは本間にエルボーを一発打ち、悔しさを露にしてリングを降りていく。本間は「後楽園、頑張れよ」と強敵ZONESとのクリスタル初防衛戦に臨むななみにエールを送った。

第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&YuuRI vs 尾﨑妹加&炎華

YuuRI登場!梅咲遥と初タッグ結成でディアナマットに新風?
メインはガンバレ☆プロレスのYuuRIが昨年7月のフューチャーサイト緊急参戦以来、久々のディアナ参戦とあって注目のカード。前回は梅咲と対戦したが今回はタッグを組むことに。2人は梅咲の曲に乗って華やかにリングイン。対するはディアナレギュラーの尾﨑妹加と炎華だ。
いつもなぜか炎華に厳しい梅咲は炎華の握手を拒否。気は優しくて力持ちの尾﨑が「酷いだろ!」と炎華の分まで強く梅咲の手を握る。尾﨑の握力に圧倒された梅咲は「先に行ってください…」と弱々しく先発をYuuRIに譲り、握り潰された手の回復を待つ(?)ことに…。
まずは炎華とYuuRIのマッチアップ。2人は超ハイスピードな攻防でファンを魅了。炎華は軽快に、YuuRIは突き刺すようにそれぞれドロップキックを放つ。YuuRIのサッカーボールキックの威力には観客もどよめく。炎華を捕まえたYuuRIと梅咲はW攻撃でいたぶるなど、初めてにして上々のタッグワークを見せる。約5分ものローンバトルを強いられる炎華は、クロスボディをキャッチされてしまうが、ならばとDDTに切り替えYuuRIの脳天をマットに打ち付ける。これでやっと尾﨑が登場。尾﨑はいきなりパワー炸裂!梅咲の上にYuuRIを投げ落とし、さらにその上からセントーンを投下!尾﨑の怪力にYuuRIは得意のキックで対抗。鋭い蹴りに尾﨑は悶絶。梅咲とYuuRIの連携もしっかり決まり、梅咲のミサイルキックで尾﨑を吹っ飛ばす。しかし尾﨑がパワーファイターの本領発揮。アルゼンチンバックブリーカーで梅咲を軽々担いでみせる。YuuRIがカットに入るが、尾﨑の猛攻止まらずダイビングセントーン。この勢いにのって炎華もミサイルキック発射。STFで厳しく絞るも、またもYuuRIが救出。尾﨑の好アシストを受け炎華が丸め込み連発で大金星を狙う。梅咲のピンチにはYuuRIがすかさず飛び込む。梅スプラッシュは尾﨑がカット。しつこい尾﨑をYuuRIが蹴散らし、梅咲のアメジストクロスで決着。初タッグを白星で飾った。
梅咲はマイクを持つと「YuuRIさん、久々の参戦ありがとうございました。なかなかタッグを組む機会がないので、フューチャーならではのタッグとかあっても面白いですよね?またよろしくお願いします」と今後のタッグ継続を匂わせ。YuuRIも梅咲とのコンビに手応えを感じたようで、笑顔で握手をかわした。続けて梅咲は悔しい観客動員に言及。「何のためにフューチャーサイトがあるのか、ディアナの若手は今一度考え直して行きたい」。ディアナのシングル王者であり、絶対センターとしてフューチャーサイトのほとんどの大会でメインを務める梅咲にとって厳しい現実となった。3日後に迫る聖地・後楽園でのビッグマッチは、メインイベントで星来芽依とのシングル防衛戦が組まれている梅咲。チャンピオンとしての真価が問われる。
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