第12回「フューチャーサイト」たくさんの応援ありがとうございました!この大会の模様は「DIANA LIVE」で22023年10月6日 23時59分までご視聴いただけます。
第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 デボラK&ダーク・シルエタ vs 網倉理奈&櫻井裕子
●デボラK&ダーク・シルエタ(11分34秒 サムソンクラッチ)網倉理奈○&櫻井裕子
メキシコから来日している、ダーク・シルエタが参戦!まさに「ワールド女子プロレス」なオープニングマッチ。シルエタはCMLLのベルトを巻いて堂々リングイン!デボラが先発し、網倉を指名。しかし網倉は櫻井をリングに送り出す。網倉と櫻井の「Are You Ready」は早速のW攻撃。シルエタとデボラは網倉を捕まえ、シルエタがキャメルクラッチで網倉を厳しく絞り、そのまま怨霊クラッチ。網倉はタックルで反撃し櫻井にチェンジ。櫻井はビッグブーツやコブラツイストで反撃。串刺しビッグブーツをかわしたシルエタは低空ドロップキック。櫻井がシエルタを豪快にぶっこ抜けば、シエルタも櫻井をジャーマンで投げ飛ばす。同時チェンジで網倉とデボラの激しいタックル合戦。これは網倉に軍配が上がり、逆片エビで絞る。エスケープしたデボラも負けじと網倉をタックルで吹っ飛ばす。さらに極楽固めでしつこく絞るデボラ。櫻井がカットに入るも、シルエタが場外へ蹴落とす。網倉のバックを取ったシエルタに、デボラのハンマーエルボーが誤爆!この隙に網倉のサムソンクラッチが決まり3カウント。
第2試合 6人タッグマッチ20分一本勝負 マドレーヌ&ななみ&藤田あかね vs 清水ひかり&笹村あやめ&炎華
ななみ&●マドレーヌ&藤田あかね(12分34秒 ブロックバスター)清水ひかり&笹村あやめ○&炎華
美蘭の欠場により急遽カード変更となった、フューチャーならではの華やかな6人タッグ。清水組は奇襲を仕掛け、マドレーヌをつかまえトレイン攻撃。そのままマドレーヌ1人に3人がかりで猛攻!なぜか炎華に対して攻撃的な態度の笹村は、炎華に「いけんのか!」と試合を託す。マドレーヌのロンダートバックエルボーをかわした炎華はスペースローリングエルボーでお返し。そのままドロップキックでフォールに乗る。マドレーヌは逆さ抑え込みから倒立ニー、ななみにチェンジ。炎華より年下ながらキャリアは上のななみがエルボー合戦を制する。ななみの裏投げをカサドーラに切り返した炎華は清水にタッチ。清水は炎華を呼び込むが、ななみは連携を断ち切り、炎華をコーナーへ振る。しかし炎華のクロスボディ、清水のフットスタンプが連続でななみに直撃。さらに二段蹴りも食らってしまうななみだが、鋭いタックルで藤田にチェンジ。藤田が清水を担ぐと、清水は卍固めに切り返す。カットに入るななみが笹村のストレッチマフラー、アンクルホールドに捕まり、炎華の動きはマドレーヌが阻止。これでも決まらないと見るや清水はヘッドシザーズホイップ。藤田はアメリカンオレンジドライバーでカウント2。笹村とマドレーヌにそれぞれ代わり、マドレーヌは腕十字で攻める。笹村は体を反転させ、マドレーヌを逆に押さえ込んでみせる。このフォールを2で返したマドレーヌのみぞおちに清水を投げ落とす笹村。さらになぜか炎華の腹に一撃パンチを見まい、弱った炎華をマドレーヌの上にぶん投げる。続くノーザンライトは藤田のカットが間に合う。清水と炎華、ななみと藤田はそれぞれアシストに飛び出すが激しい攻防の末それぞれリング外へ落ち、リングは笹村とマドレーヌの一騎討ちに。笹村が強力なエルボーを叩き込み、ラリアットを狙い走ってきたところにマドレーヌは起死回生の逆打ち、そのまま俵投げを狙うも笹村は切り返して大外刈。またも藤田が助けに入るも、笹村はブレーンバスターでフォール、その瞬間マドレーヌが丸め込みに切り返して必死に逆に抑え込むもカウントは惜しくも2.9。立ち上がった笹村が反動ラリアットからブロックバスターで大熱戦に終止符。自身のテーマ曲が流れる中、笹村はなぜか炎華にパンチを2発。強く頼もしく、そして厳しい先輩だ。
第3試合 シングルマッチ15分一本勝負 梅咲遥vs田中きずな
○梅咲遥(9分56秒 逆エビ固め)田中きずな●
WAVEの新星・田中きずなと梅咲遥の初シングル。注目の一戦はまずロックアップで梅咲がロープに押し込む。ロープ際できずなは体を入れ替えエルボーを連発、さらにドロップキックも連発し猛反撃!しかしディアナのシングルチャンピオン・梅咲は涼しい顔で受けきる。梅咲はドロップキック一発で田中をで吹っ飛ばす。さらに弓矢固めやロープに張り付けてのドロップキックで田中の腰に集中攻撃。田中はこれをブリッジで返すが、攻撃の手を緩めない梅咲は急角度逆エビ固めで厳しく絞る。ロープに逃げた田中は強気のエルボー。梅咲も自慢の強力エルボーで応戦。田中は腕十字で梅咲のエルボー封じにかかるが、梅咲はすぐさまエスケープ。ネックブリーカー、フットスタンプ、再びの逆エビ固めで容赦なく攻める梅咲。ミサイルキックをかわして丸め込む田中。丸め込み連発を全てカウント2返されても、ワキ固めで絞り攻め続ける。しかし梅咲の足がロープに届く。持てる技を出し尽くした田中はミサイルキックを何とか返し勝利の望みを繋いだが、三度の逆エビ固めにあえなくギブアップ。若干22歳でディアナを牽引する梅咲遥、堂々の貫禄勝利だ。
メインイベント スペシャルタッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&飯田沙耶 vs Himiko&本間多恵
佐藤綾子&○飯田沙耶(17分56秒 達者でな)本間多恵&Himiko●
4月21日のフューチャーサイト以来、2回目のディアナ参戦となった飯田。前回は対戦した飯田と佐藤がタッグを結成!緑をイメージカラーとし、シンパシーを感じた飯田と本間は対角ながら2人でポーズを決めてノリノリだ。アミスタに集まった「あっしファン」も拍手喝采!試合はディアナ所属の佐藤とHimikoのマッチアップからスタート。お互い観客に自らのコールを要求し、佐藤コールとHimikoコールが入り交じる。ロックアップしようとしたところを後ろから本間が襲撃、佐藤に対し本間・Himiko組のコンビネーションで先制攻撃。本間は佐藤の古傷である左膝を容赦なく攻める。佐藤はヘアホイップで本間を投げ、飯田にチェンジ。飯田がキャメルクラッチで絞り、そこに佐藤が低空ドロップキック。本間はドロップキックでHimikoに交代し、飯田も佐藤に代わる。Himikoが首四の字投げで佐藤を絞るがエスケープ。ジャンピングニーアタック、ダブルアームスープレックスと佐藤も攻め込むがカウント2。ブルドッキングヘッドロックで佐藤をとらえたHimikoは本間へチェンジ。本間が得意のサブミッションでジワジワとダメージを与える。ぶら下がり腕十字や、またジャーマンを狙った佐藤に対し体勢を入れ替え足を極めるなど多彩な関節技で追い込んだ本間。しかしロープエスケープ。レフェリーの目を盗んで飯田からおぼんを受け取った佐藤は凶器攻撃で反撃!本間は膝十字で佐藤の弱点を攻める。ロープに逃げ、一瞬の隙をついて本間の背後に回った佐藤の投げっぱなしジャーマンが炸裂し、飯田にチェンジ。飯田はチョップ連発で本間の胸板を真っ赤に染め上げる。本間は飯田の剛腕をワキ固めで絞り、悶える飯田にミサイルキック。ここで本間はHimikoにチェンジ。ロケット発射準備に入った飯田をデッドリードライブで引きずり落とし、河津がけからHIGAMIクラッチでギブアップ寸前まで追い込むHimiko。白熱した攻防に佐藤が飛び出し、おぼんを振り下ろすと、まさかの飯田の脳天に直撃!この痛恨の誤爆にも耐え、丸め込みをカウント2で肩を上げる飯田。佐藤は今度こそドロップキックで本間とHimikoを倒してアシスト。この大チャンスに飯田ロケットやっと発射!どうにかキックアウトしたHimikoだが、続く飯田の「達者でな」で惜しくも3カウントを聞く。勝った飯田は「スターダムのマッチョ・ゴリさんこと飯田沙耶です。初遭遇ってやっぱり楽しいなぁ。なぁ、緑」と本間との緑対決に手応えを感じた様子。さらに「そしてHimiko。やっぱさぁ、プロレスって楽しいよな。今日、きさんにあっしのフィニッシュを出した。名前は、きさん…あっ、間違えた」と、自身の技名をうっかり間違えるお茶目な一面を見せてしまった飯田。観客の「もう1回」コールの中、「あっしのフィニッシュの名前は、達者でな。この意味分かるか?年なんて関係ねぇ。好きなことやってるきさんが超かっこいいよ。また会える日を…もっと強くなったHimikoを楽しみにしてる。達者でな」の言葉を、終盤驚異の粘りを見せた51歳・Himikoに送った。マイクを受け取った佐藤は「飯田さん、かっこよすぎるんだけど。最後、私かよ…」と困惑しながらも参戦選手をリングに呼び込み、記念撮影に。全選手、笑顔で大会が終了した。撮影後は笹村が飯田に興味津々?!飯田も笹村との対戦を熱望し、さらに佐藤の持つベルトにも…?フューチャーサイトから女子プロ界の大きな渦が生まれる予感だ。