【試合結果】2024年10月13日(日)後楽園ホール大会~秋のDIANA祭り~

観衆:633人

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試合前イベント

試合開始前に網倉理奈&實石亜也子の新ユニット「すぷらうと!」お披露目ライブを行った。抜群の歌唱力で「東京」「halo」の2曲を熱唱。歌声で熱戦を後押しした。

入場式

大会前の入場式で、NENEを含むディアナ所属全選手がリングに集合。選手を代表してジャガー横田がファンにご挨拶。昼興行なのにうっかり「こんばんは」と切り出し笑いを誘ったジャガー。前日の熊本遠征による時差ボケが原因らしい…?。ジャガーは新しいディアナのジャージを紹介し、背中にずらりと並ぶスポンサー名をアピール。集まったスポンサーに感謝を述べた。ジャガーからマイクを受け取った井上京子はモノマネを交え「みなさんこんばんは、ジャガー横田です…」。クオリティの高さに場内大爆笑!「ディアナ後楽園大会、応援よろしくお願いします!」と元気よく締めくくり、全員の笑顔で秋のビッグマッチ・後楽園大会がスタート!

第1試合 
NENEデビュー戦 シングルマッチ 15分一本勝負
尾﨑妹加 vs NENE

ディアナに小学生レスラー誕生…その名はNENE!

ディアナでは初となる小学生レスラーが誕生した。NENEは2013年7月29日生まれの小学5年生。コロナ禍で休校になった折には、一日中YouTubeでプロレスを観て過ごしていたという。その中でNENEの目に止まったのが、中学1年生の4月に後楽園ホールで井上京子を相手にデビューした美蘭の姿だった。元々好きだったプロレスが「観たい」から「やりたい」に変わっていった。美蘭デビュー戦の動画をきっかけに、数ある女子プロレス団体の中からディアナを選び、2022年12月に入門。2024年1月28日のカルッツかわさき大会で公開プロテストを行い、井上京子とジャガー横田に認められ合格。デビューは「体をしっかり作ってから」と、一旦保留なった。以降はディアナの大会では試合開始前の公開練習が恒例に。先輩レスラーやファンの見つめる中で受け身やロープワークを磨き、体作りにも取り組んできた。
9.29アミスタでの純血興行では佐藤綾子とのエキシビションマッチでリングに立った。ダンス、空手、体操の経験を活かした軽やかな動きを披露。ドロップキックやエルボー、先輩に叩き込まれた基本技を思い切りぶつけた。「いつかはアクロバティックな技をやってみたい」と夢見るNENE。いよいよ聖地・後楽園ホールで夢の第一歩を踏み出す!
デビュー戦はいきなりシングル王者・尾﨑妹加との一騎打ち。NENEは緊張の色も見える面持ちでリングイン。まずはロックアップで力比べ。ウェイトリフティングの経験があり、怪力を武器にディアナの頂点を獲った尾﨑はNENEを軽々と放り投げる。ならばとNENEは左右の腕でエルボーを打ちまくる。しかし尾﨑が一発エルボーを打つとふっ飛ばされてしまう。尾﨑が超急角度逆エビ固めで厳しく攻めると、NENEは柔軟性を活かしてロープに辿り着く。NENEがエルボーやドロップキックで反撃に転じるも、尾﨑は仁王立ちで受けてみせる。ファンの拍手を受け、何度も立ち上がるNENE。奮闘するその姿に自然とNENEコールが沸き起こる。尾﨑のボディスラムを丸め込みに切り返し、150センチ33キロの小柄な体で懸命に押さえ込む。軽量級のクロスボディは尾﨑に捕まってしまうが、それでも諦めないNENEは尾﨑のセントーンからのフォールを横十字に切り返す。肩を上げた尾﨑は、アルゼンチンバックブリーカーでNENEを担ぎ上げる。尾﨑は容赦なく激しく揺さぶり、さらに足をがっちりとクラッチ。プロレスの洗礼を浴びたNENEは6分50秒、ギブアップを喫した。敗れはしたものの、小さな体で大きな夢への大きな一歩を踏み出した。11歳でのデビューはディアナでの最年少記録となる。今後の輝かしい未来に大いに期待だ。

NENE&尾﨑妹加 バックステージコメント

第2試合 女子プロレス伝承タッグマッチ 30分一本勝負
ジャガー横田&ななみvs吏南&炎華

若手王者集結!ジャガーが女子プロレスの歴史を伝承!

W.W.W.Dクリスタル王者のななみ、POP王者の炎華、そしてNEW BLOODタッグ王者の吏南と、若手王者達が集結。ななみのパートナーはプロレス界の重鎮・ジャガー横田。「女子プロレス伝承」と銘打ったスペシャルタッグマッチで、女子プロレスの明るい未来を背負った後輩達にジャガーは何を伝えるのか。
まずは炎華と吏南が奇襲。吏南のターゲットはジャガーだ。がむしゃらにエルボーを打つ吏南に鋭い視線を突き刺すジャガー。サミングの反則攻撃、レフェリーの制止も聞かずやりたい放題の反撃。ななみにチェンジすると、同い年のライバルとしてボディスラムや逆エビ固めで火花を散らす。今度はジャガーが卍固めやバックドロップで吏南を捕まえて離さない。2発目のバックドロップは阻止した吏南が払い腰で流れを変える。しかしジャガーがDDT、ななみにチェンジし再びのマッチアップとなったななみと吏南。2人は4.7アミスタでタッグで激突するも、世羅りさと美蘭の愛憎劇(?)に水を差され不完全燃焼に。6.29スターダム後楽園ではフューチャー・オブ・スターダムをかけてぶつかり合うも時間切れドローに終わっている。ななみは得意のタックルで吏南を倒し、吏南は卍固めで絞る。吏南が激しくななみの顔面に蹴りを入れれば、ななみがエルボーで鈍い音を鳴らす。ななみのノーザンライトスープレックスを持ちこたえた吏南がノーザンライトスープレックス。2人の意地とプライドのぶつかり合いに、ファンは拍手喝采。続いて炎華が高い身体能力を活かしてハイスピードな攻め。攻めまくる炎華をスリーパーで捕まえたななみだが、炎華の足がロープに届く。炎華はカウンターのジャパニーズレッグロールクラッチでニアフォール。タックルで炎華をなぎ倒したななみはジャガーにタッチ。炎華はジャガーにスペースローリングエルボー、連続ドロップキックで立ち向かっていく。吏南と炎華の連携も決まり、重鎮相手に若手コンビの奮闘が光る。ジャガーは若手コンビの脳天に踵を落とし、炎華をフィッシャーマンズバスターでマットに突き刺す。これは吏南のカットが間に合うが、ここからディアナコンビが猛攻。ジャガーのバックドロップ、ななみのダイビングボディプレス、ジャガーのパイルドライバーと続け、炎華をマットに沈めた。悪態をつく吏南にクリスタルティアラをアピールしたななみ。まだまだライバルストーリーは続きそうだ。
バックステージでは若手の成長に言及したジャガー。5年前の後楽園でななみデビュー戦の相手を務めたことを振り返り「5年で変わるんだね」と成長ぶりに目を細める。炎華や吏南については「このごろの若い子は馬鹿にできない。一つ一つがしっかりしてる。戦い甲斐があった」。女子プロレスの強さは若手にしっかりと伝承されているようだ。ななみは「吏南選手はクリスタル挑戦させろっていつも挑発してきて、燃えますね。吏南選手には絶対負けないって証明していくつもり」とクリスタル王座戦の可能性を示唆。2人の動向から目が離せない!

ジャガー横田&ななみ バックステージコメント

第3試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
Himiko&アジャコング vs 本間多恵&高瀬みゆき

アジャ&Himikoコンビ再び!

1.28カルッツかわさき大会で実現した、“全女”大好きなHimikoにとっては夢のようなアジャとのタッグ。プロレスの聖地・後楽園で再びの結成となった。対角には元アクトレスガールズの本間多恵と高瀬みゆき。本間と高瀬はアジャが持ち込んだ一斗缶にクレームをつけるが、アジャは「置いてるだけ。置くぐらいいいだろ」と一蹴。「置いてるだけ」ではないことは明らかだが…。
まずは50代で青春真っ只中のHimikoと熱血女子の高瀬。ロックアップからの力比べは高瀬がロープに押し込むが、なかなかブレイクしない高瀬にキレたHimikoがエルボー。高瀬は逆水平チョップで応戦し、本間と共にHimikoの顔面攻撃。本間と高瀬が息の合ったタッグワークでHimikoを捕まえて離さない。高瀬は「本間バスター」として本間をブレーンバスターでHimikoの上に投げ、暑苦しくガッツポーズ。アジャがHimikoの助太刀に入るが、高瀬は「アジャバスター」の構えに。本間バスターでダメージを受けた本間もようやく立ち上がり、アジャバスターに加勢。ところがアジャがWブレーンバスターで2人をぶん投げ、そこにHimikoがドロップキック。次々と向かってくる2人を場外に落としたアジャ。場外乱闘にもつれこみ、アジャは高瀬を客席に投げ込みパイプ椅子で殴打!リングに戻り、まだまだアジャに向かっていく高瀬。アジャは高瀬の猛攻を余裕で受けきり、チョップで一発で圧倒。タッチを受けたHimikoはドロップキックで飛び出し、河津掛けからHIGAMIクラッチに繋ぐ。本間がすかさずカットに入り、高瀬がラリアット。高瀬は嫌がる本間を担ぎ上げ「本間ごと!カミカゼ!ベイベー!」。2人の下敷きになったHimikoは苦悶。明るい笑顔でパートナーを巻き込んだ高瀬は、Himikoと同じくダメージを受け倒れる本間を無理やりHimikoに被せてフォール。肩を上げたHimikoに、高瀬への怒りも乗せて(?)力強いエルボーを打つ本間。Himikoもエルボーを打ち、アジャとの連携を決める。バックドロップで本間をマットに叩きつけ、アジャにチェンジ。本間は得意の関節技でギブアップを迫るがHimikoがカット。ここまで独特なコンビプレーを見せてきた本間と高瀬はついに綻びる。高瀬のラリアットが本間に豪快に誤爆してしまう…。さらにアジャが「置いてるだけ」だった筈の一斗缶で脳天を殴打し、裏投げ、垂直落下ブレーンバスターと続けていく。カットに入った高瀬はHimikoがブルドッギングヘッドロックで排除し、リングはアジャと本間の一騎討ちへ。倒れた本間にアジャがダイビングエルボードロップを投下し、勝負あり。
バックステージではアジャの厳しいエールを受け、思わず涙を見せたHimiko。更なる成長を誓った。まだまだHimikoの青春は続く!

Himiko&アジャコング バックステージコメント

第4試合 untouchable 6人タッグマッチ30分一本勝負
佐藤綾子&中森華子&DASH・チサコ vs 世羅りさ&夏実もち&柊くるみ 

綾子・華子・チサコ…最強トリオ誕生!

センダイガールズ主催の若手登竜門「じゃじゃ馬トーナメント」の第一回に参戦していた佐藤綾子、中森華子、DASH・チサコが初のトリオ結成!じゃじゃ馬トーナメントから16年が経ち、今ではディアナ、PURE-J、センダイガールズとそれぞれの団体を背負う立場となった3人。ベテラン越境トリオの連携に注目だ。
対するはハードコアやデスマッチで活躍するユニット「プロミネンス」から世羅りさ、柊くるみ、夏実もち。綾華の2人にとっては何度もぶつかり合った因縁の相手であり、“ハードコアクイーン”のチサコにとっては負けるわけにはいかない相手である。混ぜるな危険、まさにUNTOUCHABLEな6人が集結した。
プロミネンスはゴングを待たず襲いかかっていくが、世羅と柊を蹴落とし夏実を捕まえたベテラン軍。3人で反則も交えながら総攻撃。やられっぱなしの夏実はレフェリーの目を盗んで世羅からムチを受け取り、早くも凶器攻撃!ムチで佐藤を滅多打ちにし、形勢逆転。タッチを受けた柊が佐藤にフットスタンプを落とし、次は世羅がリバースカンパーナ。プロミネンスが代わる代わる佐藤を痛め付けていく。佐藤はサミング、顔面蹴りで脱出しチサコにチェンジ。チサコはプロミネンスのトレイン攻撃を巧みにかわし、3人まとめて串刺しバックエルボー。さらにミサイルキックで夏実を吹っ飛ばす。両腕を広げて夏実を煽り、エルボーの打ち合いへ。力強い打ち合いになるが両者は意地で涼しい顔。チサコが気合いのヘッドバット、顔面狙いの低空ドロップキックでリードし、ダイビングフットスタンプ投下。夏実は寸前でかわし柊にチェンジ。柊は体格を活かしてローリングセントーン。続くヒップドロップはかわしたチサコ、またも顔面狙いの低空ドロップキック。大暴れのチサコからタッチを受けた中森は因縁の世羅とマッチアップ。世羅のニーアタックをかわすとキックを連発。しかしここで夏実がムチ攻撃!動きの止まってしまった中森に、世羅はセラリズムバスター、コンバインと続けていく。何とかロープに手が届いた中森は、共にW.W.W.Dタッグベルトを巻く佐藤とのサンドイッチジャンピングニーからシャイニングウィザード。柊のカットでカウント2に終わると、佐藤がおぼんの達人で飛び出す。しかし柊の投げっぱなしジャーマン、世羅のニーアタックを連続で食らってしまう。そこに柊と夏実が合体ヒップドロップの構え。佐藤のピンチを救うのはやはり盟友・中森。柊と夏実を吹っ飛ばすと、綾華Wミサイルキック発射!中森とのコンビ技で勢いを取り戻す佐藤。するとプロミネンスも負けじと連続攻撃。柊がキャノンボールで突撃し、世羅がリバースニードロップ、夏実がリバーススプラッシュ。プロミネンスの三連撃から夏実がそのままフォールすると、上空からはチサコのフットスタンプ!カットに成功したものの、佐藤も大ダメージを受けてしまう…。悶え苦しむ佐藤と夏実をよそに、4人は大混戦に。中森とチサコは佐藤に、世羅と柊は夏実に試合を託し、リング上は一騎討ちへ。佐藤はカサドーラやおぼんでぼーんで決めにかかるがしぶとい夏実。拾ったおぼんを振り回して世羅が夏実をアシスト…と思いきや、痛恨の誤爆!佐藤が“おぼんマスター”らしくお手本を見せるようにおぼん攻撃で世羅を排除し、中森が鎮魂歌ドライバーで好アシスト。佐藤が必殺のドラゴンスープレックスで勝負を決めた。熱戦を制した3人はバックステージで手応えを語り、充実の笑顔を見せた。今後もトリオ継続する可能性を口にした綾子・華子・チサコの次戦に期待大!

佐藤綾子&中森華子&DASH・チサコ バックステージコメント

セミファイナル 映画『十一人の賊軍』公開記念スペシャルマッチ
「十一人の女軍」 バトルロイヤル
井上京子vsデボラK vs香藤満月vsマコトユマvs宮崎有妃vs救世忍者乱丸vsチェリーvs真琴vs優宇vs笹村あやめvs AKARI 

11月1日公開の映画「十一人の賊軍」とワールド女子プロレス・ディアナが強力タッグ!お祭りバトルを制したのは…?

映画「十一人の賊軍」とのタイアップマッチと銘打ったスペシャルバトルロイヤル。十一人の女軍がリングに集結し、映画の魅力、そして女子プロレスの魅力を全力アピールだ!
試合前には紅一点・なつを演じる俳優の鞘師里保さんがリングイン。プロレスファン、そしてさやしい人たちからも大歓声が起こる中、「初めまして、映画『十一人の賊軍』から参戦させていただきます。鞘師里保と申します。十一人いる賊軍の中の唯一の女性・なつを演じております。リングに立たせていただけると聞いた時はとても驚いたのですが、この場所に立たせていただけることも2度とないことと思います。大変光栄に思っております」と挨拶。鞘師さんはスペシャルゲストとして選手をコールし、入場シーンに華を添えた。映画キャンペーンソングであるDragon Ashの「Straight Up feat. JESSE」が流れる中、十一人が次々と登場。ディアナからは井上京子を筆頭に、デボラK、香藤満月、マコトユマがエントリー。プロレスリングWAVEのレジーナ・宮崎有妃やリボンタッグ王者の真琴、そして国内外で数々のベルトを巻く四冠王者の優宇と、各団体から王者が大集合する豪華な顔ぶれ。さらに若手実力派のAKARI、ファンタジーな大ベテランのチェリー、コミカル忍法を駆使する救世忍者乱丸と個性豊かなメンバーが揃う。そして、現在二冠でW.W.W.Dシングル王座次期挑戦者である笹村あやめも登場。お祭りバトルでもしっかり実績を残し、王座戦に弾みをつけたいところだ。
「皆さんの戦い、しかと目に焼き付けます」と鞘師さんから激励の花束を受け取った選手代表・井上京子。京子は「私からもプレゼントがあります」と切り出し、「リングに上がるのは最後かもと仰ってましたが、もしよろしければ…プロレスラーになりませんか」とまさかのスカウト!ディアナのジャージをプレゼントした。鞘師さんは受け取ったジャージを掲げ、「ありがとうございます!」と笑顔。鞘師さん再びのリングインはある…のか?鞘師さん、プロレスやりたくなったらディアナ一同いつでもお待ちしております。
試合開始のゴングが鳴ると、いきなり京子と宮崎のマッチアップに!2人のぶつかり合いにファン熱狂!続いてマコトが強化してきたドロップキックを笹村に突き刺す。さらに優宇にエルボー連発でデビューから1年の成長を見せるも、優宇が怪力でマコトを担ぎ上げる。そこに飛び出したのは香藤。中学生の頃から鞘師さんのファンだという香藤は気合い十分。優宇とのヘビー級タックル合戦で観客の度肝を抜く。マコトがリングに戻り香藤との共闘、そして同期対決を展開する。香藤を丸め込みにかかるマコトを優宇が引き剥がして押さえこみ、スリーカウント。マコトは退場に。優宇と香藤のヘビー級コンビが大暴れし、8人をリング外へ。ヘビー級コンビがWみたらし団子で8人を一気に圧殺。リングに戻ると優宇が柔道技で香藤からスリーカウント。今度は乱丸が京子と優宇を忍法・金縛りで封じるも目論見は外れてしまい、宮崎は「大阪帰れ」とブチギレ。口論になった2人はなぜかキスで和解。…が、両者ともに気分が悪くなってしまった模様。その様子を見た笹村と真琴も口論に。笹村にお約束の熱いキスを求められた真琴は膝から崩れ落ちてしまう。純情な(?)真琴をよそに、優宇が突然「乱丸!寝ろ!」と指示。どういうわけか素直に従って仰向けで寝た乱丸に、優宇がダイビングボディプレス!乱丸はピクリとも動けず、あえなくスリーカウントを聞く…。続いて、ここまで大暴れの優宇を全員の力で押さえ込み退場させる。全く同じ流れで京子も押さえ込まれてしまうが、怪力で全員を振りほどく。AKARIがチェリーをスープレックスでホールドするとまたも全員でフォールし、AKARIとチェリーは失格。ここで京子とデボラのディアナ対決に。京子とタックルでぶつかり合ったデボラだが、宮崎のミサイルキックに笹村のフットスタンプを連続で受けてしまい脱落。真琴は京子の剛腕唸るラリアット被弾で退場。残るは京子、宮崎、笹村の3人。前半のコミカルな攻防から一変、バチバチファイトを展開する。京子が豪快なラリアットで笹村を吹っ飛ばすと、宮崎が京子をジャーマンで投げ、笹村も宮崎にジャーマン。笹村がフットスタンプを京子の腹に突き刺すが、京子はスリーカウントを許さない。宮崎はゴンゾ・ボムを笹村にお見舞いするがフォールせず。「狙うは井上京子!」とあくまで京子狙い宣言!ムーンサルトで京子をフォールするが、しぶとく肩を上げる京子。もう一度コーナーに上った宮崎を、京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げる!笹村を高速ブレーンバスターで宮崎の上に投げ、宮崎をフォール。ここで宮崎は退場。リングに残ったのは井上京子と笹村あやめ!この一騎討ちの結末は、京子がパワーボムで笹村をマットに豪快に叩きつけ、完璧なスリーカウント。相手が何人だろうと圧倒的な強さを見せつけた。
京子は鞘師さんから勝利者賞を受け取り、満面の笑顔。2人で仲良く手を繋いでリングを後にした。十一人の大激闘で強力PRした「十一人の賊軍」、大ヒット間違いなし!皆様ぜひ劇場でご覧ください。

井上京子 バックステージコメント

メインイベント スペシャルシングルマッチ30分一本勝負
梅咲遥vs 渡辺桃

絶対センター・梅咲遥、極悪ファイトに散る…H.A.T.E.との抗争勃発か?!

7.15センダイガールズ参戦を皮切りに、AEW、そしてディアナと他団体への侵攻を開始したH.A.T.E.の渡辺桃。ゴッデス・オブ・スターダム王座を保持し、さらにユニットで全団体のベルト制覇をぶち上げた。「H.A.T.E.が女子プロレスで最強のユニットだってことを示す」と女子プロ界全方位に宣戦布告だ。
迎え撃つのは絶対センター・梅咲遥!ベルトを失ってもビッグマッチのメインを務めるのはやはり梅咲だ。ディアナのセンターとしてH.A.T.E.の侵略阻止が絶対使命。100メートルバンジージャンプでメンタルを強化し、H.A.T.E.撃退に向け出陣!梅咲はブラック・ピーチとは対照的な、純白のガウンに身を包みリングイン。ジャガー横田から譲り受け、これまで殆ど披露することのなかった白いガウンの下には赤い新コスチューム。装いも決意も新たに臨む一戦となった。
ゴングが鳴ると、グラウンドの攻防でまずは渡辺がリード。渡辺が今井レフェリーの気を引いているうちに、第2試合に出場していたH.A.T.E.の吏南が梅咲を場外へ引きずり落として蹴りを入れる。場内は大ブーイングの嵐に。渡辺は梅咲を観客席へ投げ込み、場外戦でもリードする。リングに戻ると「こんなもんですか?ディアナのセンターは」と煽りながら梅咲の顔面を踏みつける。劣勢の梅咲は渾身のエルボー。すると渡辺は鋭いキックでお返し。試合はすっかり渡辺のペースに。梅咲はヘッドシザーズホイップで渡辺を場外へ落とし、コーナー最上段から決死のダイブ!それでも渡辺は掴んだ流れを離さず、梅咲の頭をエプロンに打ち付ける。立ち上がった梅咲は場外マットでブレーンバスター!渡辺をリングに放り込み、ミサイルキックを突き刺す猛反撃に出る。梅スプラッシュをかわした渡辺は蒼魔刀にダイビング蒼魔刀を続ける。梅咲はコーナーに上る渡辺を追い、雪崩式アメジストクロスでぶん投げる。今度こその梅スプラッシュはカウント2。渡辺はハイキックで梅咲の側頭部を撃ち抜くが、梅咲は気合いで立ち上がりフォールを許さない。カウンターのキューティースペシャルでWダウン状態に。力を振り絞り起き上がった2人は互いの信念をぶつけ合うエルボーの打ち合いに。梅咲のエルボーにふらついた様子を見せた渡辺だが、重いキックを3連発。さらに凶器のバットをフルスイングし、Bドライバー。カウント2で返した梅咲に、お次は胴締めスリーパー。ギブアップしないと見るや技を解き、後頭部に強烈なキック!大ダメージを受けながらも、絶対センターの意地が梅咲を突き動かし、隙をついてラ・マヒストラル。キックアウトされると豪快なジャーマンスープレックス。美しいブリッジでホールドするが、これでも勝負は決まらず。ならばと梅咲は数々の強豪をマットに沈めてきたブラストの構え。渡辺はこれを振りほどき、梅咲の顔面を蹴り上げると、必殺のピーチ・サンライズでトドメを刺した。ビッグマッチのメインで敗北を喫した梅咲は、大の字に倒れたまま渡辺の勝ち名乗りを聞いていた…。余裕の笑みさえ浮かべる渡辺は吏南と共に引き上げていく。マイクを握った梅咲が「おい、渡辺桃」と呼びかけると立ち止まって振り返る。梅咲は「人のリングに上がって、よくもこんなにやってくれたな。絶対許さない」とH.A.T.E.のラフファイトに怒りを滲ませ、「ディアナはななみや美蘭、若手が育ってる。私達対H.A.T. E.で。渡辺桃ぜってー潰してやっから。全面対抗戦、やってやるからな」と声を荒げる。その言葉に触発された渡辺は「やってやるよ」とバットで梅咲を殴打しセコンド陣も蹴散らしていき、吏南とななみも乱闘に。悪さも強さも存分に見せつけ、試合も試合後も完勝の渡辺はリングをあとにした。梅咲は「全力で戦って、全力で立ち上がり続けます。次は絶対勝ちます」と絶対勝利をファンに誓う。
渡辺はバックステージで「若手引き連れて全面戦争だと?ナメやがって。一番上連れて来いよ」とジャガー横田や井上京子との対戦を要求。その上で「まぁいいよ。新人ブッ倒してからでもやってやるよ」と吐き捨てた。ディアナ若手軍を踏み台に、レジェンド狩りを見据える渡辺桃。ディアナVS H.A.T.E.の全面対抗戦、勃発!

渡辺桃 バックステージコメント

梅咲遥 バックステージコメント