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観衆:196名
試合前イベント 高橋秀幸さんミニライブ
大会前に「炎神戦隊ゴーオンジャー」「特命戦隊ゴーバスターズ」等、特撮ヒーローやアニメの主題歌で知られる、高橋秀幸さんのミニライブを行った。井上京子・佐藤綾子と同じく山形県出身で大のプロレス好きであると話し、自身初のリング上ライブで「炎神戦隊ゴーオンジャー」「バスターズ レディーゴー!」「ガッチャ☆ゴセイジャー」の3曲を熱唱。KBSホールに集まったプロレスファンと“たかぱすファミリー”からは拍手喝采。会場を大いに盛り上げた。
第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&シャンシャン VS 美蘭&世羅りさ[ブルーオーキッド]
●マコトユマ&シャンシャン(8分40秒 Mロールクラッチ)美蘭◯&世羅りさ[ブルーオーキッド]
オープニングマッチにブルーオーキッド登場!
「京都タッグ祭り」と銘打った大会のオープニングマッチには、タッグベルトを虎視眈々と狙い実績を積み重ねるブルーオーキッドが登場!対角には新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンとディアナ新人・マコトユマ。シャンシャンは7.26フューチャーサイトで星野唯月から受け継いだ白いコスチューム姿をお披露目した。
まずは美蘭とシャンシャンが先発。中学3年生ながらキャリアで勝る美蘭に、シャンシャンも練習の成果を発揮し食らいつく。続く世羅とマコトのマッチアップは「今日は優しくやるって決めたんじゃ…」と若手コンビに情をかけるかと思いきや、マコトの顔面を踏みつけたり髪を引っ張ったりといつも通りの厳しい攻めの世羅。さらにブルーオーキッドの合体ニードロップを投下する。マコトはタックルで反撃してシャンシャンにチェンジ。シャンシャンはドロップキック、ボディスラム、エルボー、スタナーと攻めていき、美蘭も打点の高いドロップキックで応戦。替わった世羅が急角度逆エビ固めやリバースカンパーナでいたぶり、シャンシャンは苦しい展開に。カウンターのランニングネックブリーカーで窮地を脱し、マコトにチェンジ。世羅はセラリズムバスターでマコトをマットに叩きつけ、美蘭にチェンジ。マコトがシャンシャンを呼び込んでトレイン攻撃。しつこく押さえ込んだが美蘭はキックアウト。美蘭のライオンサルトをかわしたマコトが飛行機投げ。このフォールは世羅がカット。シャンシャンが世羅をリング外へ落とし押さえるが、リング上では美蘭のキックがマコトの側頭部を射抜き、続くMロールクラッチで勝負あり。また一つブルーオーキッドの実績を重ねた。
第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
沙恵&マリ卍 VS デボラK&香藤満月
◯沙恵&マリ卍(14分27秒 体固め)デボラK&香藤満月●
※ビッグブーツ
ディアナVS柳ケ瀬プロレス!
試合前に行われた高橋秀幸さんゲストライブでは全力でペンライトを振り回していた、女子プロ界きっての「スーパー戦隊大好きレスラー」沙恵。試合では「名古屋の性悪女」ぶりを発揮した。
体も声も大きいデボラ、香藤、マリの3人は大声で挨拶。沙恵は「3人ともうるせぇ」と悪態をつく。ゴングが鳴るとまずはマリと香藤が大きな体を活かして迫力ある攻防。香藤のヘッドロックを力ずくで解いたマリ。逆にヘッドロックでグイグイ絞り、今井レフェリーの見ていない隙にナックルの反則。沙恵も嘲笑うような反則で香藤を痛めつけ、序盤は柳ケ瀬コンビがリードしていく。見かねたデボラが加わり、ディアナコンビも連携炸裂。香藤がデボラをおんぶして合体ボディプレス。肩を上げたマリは得意の逆水平チョップで香藤の胸を赤く染め上げ、香藤はエルボー連発でやり返す。マリのバックドロップは腰を落として持ちこたえた香藤だが、グラウンド卍固めの餌食に。ここはデボラが救出し、マリとデボラのタックル合戦。マリがラリアットでデボラを倒し、沙恵がぶら下がり首4の字。これは反則カウント4で解き、続いてミサイルキック、ビッグブーツと攻めていく。デボラのエルボーは両腕を広げながら余裕の表情で受ける沙恵。デボラはスピアーで沙恵を倒し、香藤にチェンジ。香藤はドロップキック、ボディスラム、ボディプレスと全力で立ち向かうが沙恵は全て肩を上げる。ならばと香藤とデボラはWタックルで沙恵をなぎ倒し、「私を投げろ!」と叫ぶデボラ。香藤はデボラをボディスラムで沙恵の上に投げ落とし、さらにデボラのバックフリップ、香藤のダイビングボディプレスと連続攻撃。しかしこの猛攻もしぶとくキックアウトする沙恵。香藤がロープに走るとマリが飛び出し強烈なラリアット、すぐさま沙恵がビッグブーツ。柳ケ瀬コンビの連続攻撃クリーンヒットを受けてしまった香藤は全く動けず万事休す。沙恵とマリは悔しさを滲ませるディアナの2人を笑顔で見送った。
第3試合 ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&ガッツ石島 VS 夏すみれ&神崎ユウキ
◯ジャガー横田&ガッツ石島 (15分48秒 オクラホマロール) 夏すみれ&神崎ユウキ●
クライシスVS美男美女!異色のミックスドタッグ!
ディアナでは珍しいミックスドタッグが京都タッグ祭りで実現!TTTプロレスリングからガッツ石島と神崎ユウキがディアナ初参戦。ジャガー率いるユニット・CRYSISの一員でもあるガッツ。CRYSIS興行ではお馴染みだがディアナマットは初となるガッツとジャガーに、夏と神崎の美男美女タッグが立ち向かう。
ガッツがパワーで、ジャガーがテクニックで夏を圧倒する序盤の展開。苦しいローンバトルが続いた夏だが、ランニングネックブリーカーで自力で脱出。神崎とのW攻撃で逆襲し、京都のみんなが待っていた(?)ブロンコバスター!激しく腰を振る夏だが、ガッツは夏をそのまま持ち上げパワーボム。倒れた夏にジャガーが浴びせ蹴りの追い打ち。救出に入った神崎にもジャガーが浴びせ蹴り、さらにガッツがゴーストバスター。神崎のフロッグスプラッシュをジャガーがかわしたところにガッツが強烈なラリアット。すかさずジャガーが丸め込んでスリーカウント。見事なコンビネーションでCRYSISが白星を挙げた。
第4試合 ディアナ純血タッグマッチ 20分一本勝負
井上京子&ななみ VS 佐藤綾子&Himiko
◯井上京子&ななみ (15分48秒 エビ固め) 佐藤綾子&Himiko●
※パワーボム
これぞディアナの戦い!
セミファイナルはディアナ所属の4人による純血タッグマッチ。ゴングを待たず佐藤とHimikoが飛び出して奇襲!4人はいきなりの場外戦に。京子と佐藤はステンドグラスの前で大乱闘を繰り広げる。大暴れの中で京子を捕まえリングに戻ってきた佐藤とHimikoはWドロップキック。やりたい放題の2人にいよいよキレた京子はラリアット一撃で佐藤を倒し、Himikoにはモンゴリアンチョップ。Himikoは佐藤のアシストを受けキャメルクラッチ。さらにリバースインディアンデスロックやアンクルホールドで足攻め。京子は「キャメルはなぁ、こうやんだよ!」と厳しい角度のキャメルクラッチで反撃。京子からのタッチを受けたななみはサーフボードストレッチで腰攻め。さらに逆片エビ固めでギブアップを迫る。佐藤が妨害してもクラッチを離さないななみ。なんとかロープに逃げたHimikoに、京子は高速ブレーンバスター、再びのキャメルクラッチ。佐藤が低空ドロップキックで救出するが、京子はコーナーへHimikoを連行。京子とななみの代わる代わるの攻撃に悶絶するHimiko。苦しい展開から得意の関節技で逆襲。エスケープしたななみに低空ドロップキックを突き刺して佐藤にやっとチェンジ。佐藤のミサイルキックをかわしたななみはダイヤル固めで大回転。しかしこれはロープが近かった。足をロープに伸ばしブレイクすると、バックを取る佐藤。このジャーマンの構えを振りほどいたななみがタックル、ダイビングボディプレス。キックアウトした佐藤と、ななみのタッチを受けた京子のマッチアップに。京子の串刺しラリアットをかわした佐藤がカサドーラ。カウント2に終わるも間髪入れずミサイルキック。佐藤がバックを取ったが京子の重い体は上がらずロープにたどり着く。京子のナイアガラ宣言で館内が沸く。しかし佐藤が素早く背後に回り、今度こそ投げっぱなしジャーマンで111キロの京子をぶん投げる。ここでタッチを受けたHimiko。ブルドッギングヘッドロックで京子をマットに叩きつけてギロチン投下。佐藤が京子の脳天をおぼんで殴打し、Himikoが河津掛け、セカンドロープからダイビングギロチンと猛攻。さらにトップロープに上ったHimikoだったが、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。京子のフォールは佐藤がおぼんでカット。京子はナイアガラの構えに入るが、佐藤が食い止め不発に。ななみが佐藤を場外に落として動きを止め、この隙に京子がHimikoを強烈にマットに叩きつけた。京子が掲げる「本物のプロレス」を体現した4人に大きな拍手が送られた。
第5試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]
[ルミナス]梅咲遥&●高瀬みゆき (15分50秒 片エビ固め) 本間多恵&尾﨑妹加◯[SPiCEAP]
※特攻バスター
※8.15アミスタ大会にて、W.W.W.Dシングル選手権 梅咲VS尾﨑が決定
尾﨑が初の凱旋で激勝!梅咲とのタイトルマッチ決定!!
タッグ祭りのメインはやはりこの2人、梅咲遥が最高のパートナー・高瀬みゆきとともに「ルミナス」で登場!ディアナのシングル王者となった梅咲、各団体で活躍し3本のベルトを巻く高瀬。ルミナスでの戦いは久々となったが、2人はそれぞれの充実ぶりが伺えるような弾ける笑顔を見せる。
対するはルミナスと何度も火花を散らしたSPiCEAP。京都府出身の尾﨑は初の凱旋試合で、長年のパートナー・本間とともにメインを務める。W.W.W.Dタッグ王座戴冠歴のあるチーム同士による、豪華なスペシャルマッチが実現した。
まずは梅咲と尾﨑がそれぞれ先陣を切る。尾﨑は地元のファンの前でいきなりパワー全開!尾﨑の怪力と本間の関節技が早速炸裂するが、ルミナスは息ぴったりのWドロップキックでSPiCEAPを蹴散らす。場外に落ちたSPiCEAPの2人に、すかさず梅咲がダイブ!京都に集まったファンにルミナスポーズも披露してみせた。尾﨑をリングに戻した梅咲はヘッドシザーズホイップ。尾﨑はタックル、エルボードロップ、セントーン。替わった本間は低空ドロップキックでフォール、梅咲が肩を上げたのを捕まえワキ固め。暴れる梅咲を転がしてフォール。これがカウント2に終わると、情念ほとばしるエルボー合戦へ。激しい打ち合いから本間はアームブリーカー。梅咲は苦しみながらも高瀬を呼び込み、ルミナスの連携攻撃。高瀬がミサイルキックで本間を吹っ飛ばし、串刺しラリアット。本間を起こそうとする高瀬の腕を取ったが本間が腕十字、高瀬は本間をそのまま持ち上げGGD.Mでマットに叩きつける。ラリアットを狙い助走をつける高瀬に、本間はカウンターのワキ固め。さらに足もクラッチしていく。持ち前のド根性で何とかエスケープした高瀬は、トップロープに上った本間をデッドリードライブで投げ落とす。しかし絶妙なタイミングで尾﨑が入りスパインバスター、本間のジャックナイフの連携が決まる。高瀬は自力で返したが、本間が今度こそトップロープからミサイルキック。タッチを受けた尾﨑は豪腕唸るラリアット。ならばと高瀬もラリアット、梅咲が加わりドロップキック。高瀬がスピアーで尾﨑を倒し、梅咲の梅スプラッシュ、高瀬のダイビングギロチンドロップと、SPiCEAPに負けじとルミナスも抜群のコンビネーションを見せていく。ルミナスの猛攻を受け切った尾﨑。ウェイトリフティングで鍛え上げた力を発揮し、ルミナスの2人をまとめてアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げる。パワフルファイトで観客の度肝を抜く。これで流れを引き戻した尾﨑はダイビングセントーン。梅咲のカットが間に合い、まだまだ勝負は決まらない。ラリアットの打ち合いになった高瀬と尾﨑。両者一歩も引かず、激しいぶつかり合いに。フォールされればパートナーがすかさずカット、結束力でも両軍互角の展開。ルミナスのWドロップキックをかわしたSPiCEAPが合体619。これで梅咲を場外に落としたSPiCEAPは大チャンス。尾﨑がマイカバスターで高瀬を担ぎ、そこに本間がミサイルキック発射。この超絶合体技「特攻バスター」で熱戦に終止符。シングル王者の梅咲と三冠女王の高瀬が敗れるまさかの展開となった。
勝った尾﨑はマイクを持ち「久しぶりのルミナス。すごくすごく刺激的で。そんな2人からスリー取れて、今最高の気分です」。悔しさをあらわにする梅咲に「なんか言いたいことあるならどうぞ?」と問いかける。梅咲は「SPiCEAP対ルミナス。ルミナスが勝てないなんて…」と瞳を潤ませる。しかしディアナを牽引するエース、そしてチャンピオンとしての意地を見せ「負けて終わるわけないから。妹加さん、ベルトかけてやりましょうよ」と、W.W.W.Dシングル次期挑戦者に尾﨑妹加を指名!「もちろん。こっちから言うつもりだったのに、まさかチャンピオンが言ってくれるなんて光栄です。いつやりますか?」と尾﨑も快諾。梅咲は「次のディアナの大会が8月…お盆の飛び石三連戦。そこでやっていいですか?負けたまま終わるのは絶対に嫌だから。8月15日、ベルトかけてシングルやってやるよ!」。こうして8.15アミスタ大会でのタイトルマッチが決定。梅咲はパートナーの高瀬をリングに残し、1人引き上げていった。「え…帰っちゃうんですか」と困惑する尾﨑と本間。この状況でセコンドからマイクを渡されてしまった高瀬は「ちょちょがやってやるよ!」と凄みをきかせリングをあとにする。尾﨑が「8月15日、お盆なんで皆さん休みですよね?ぜひ川崎まで!新幹線で行けば近いですから。お待ちしておりますので皆さんご来場ください!」と笑顔で締めくくった。激勝で故郷に錦を飾った尾﨑。この勢いそのままに腰にベルトを飾るのか?それとも梅咲が6度目の防衛か?8.15アミスタはさらなる大熱戦の予感!