観衆:781名
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第一試合 バリューアップマネジメント/クリアネクスト 協賛
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 60分一本勝負
○[王者]ななみ(11分5秒 ノーザンライトスープレックスホールド)ZONES[挑戦者]●
※初代王者が初防衛に成功
ななみ、ZONESを撃破し初防衛!
1.6アミスタで過酷な1DAYトーナメントを勝ち抜き、初代クリスタル王者に輝いた高校3年生・ななみ。いよいよ迎えた初防衛戦!
挑戦者はEvolution女子所属のZONES。ZONESは新人離れした存在感と豪快なファイトで頭角を現し、センダイガールズ主催の「じゃじゃ馬トーナメント」を制覇。キャリア1年ながら実力者として目される、スーパールーキーだ。
王者のななみはクリスタル戴冠以降、並みいる先輩レスラーに当たり負けしない強さを身に付け、王者らしく成長を遂げる。防衛ロードの第一歩は聖地・後楽園ホールのオープニングマッチ!
ZONESはふてぶてしく握手を拒否。ゴングが鳴ると力比べに。迫力のタックル合戦はZONESがリード。ななみの頭を掴んで何度もコーナーに打ち付けるなど、野性的ファイトを展開。今度はななみがタックルで倒してお返し。続くダイヤル固めはZONESが持ちこたえ不発に。エルボー合戦は互いに一歩も引かず火花を散らす。ZONESは逆水平、串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップと間髪いれずに攻めまくる。そのZONESのバックを取りスリーパーで動きを止めるななみ。エスケープを許すもボディアタック。ノーザンライトを持ちこたえたZONESはバックフリップ。雄叫びを挙げてコーナーに上るが、回避したななみがセブンスリーホールド。カウント2.9で返したZONESはラリアット、アバランシュホールドと、まさにアマゾネスなパワー炸裂。ななみもやや体勢不充分ながら裏投げでマットに叩きつける。続いてボディプレスを投下するがZONESはこれをかわしてエルボー。苦しい展開のななみは、ファンの声援に後押しされるように今度こそ裏投げとボディプレスの連続攻撃を成功させ、磨いてきた必殺技・ノーザンライトスープレックスで美しくブリッジ。がっちりフォールし3カウント。緊張の初防衛戦を白星で飾り、笑顔を見せたななみ。強敵撃破で、クリスタルは輝きを増した。
第二試合 プオタス/衣装屋コスモ協賛
シークレットキャプテンフォールマッチ30分一本勝負
△デボラK(C)&マコトユマ&真琴&杏ちゃむ
(8分30秒 5名失格によりドロー)
松本都(C)&本間多恵&尾﨑妹加&関口翔△
※8人の内5人が失格、かつその中にキャプテンがいなかった場合はドローとなる特殊ルール
※退場順:マコト、杏ちゃむ、関口、本間、尾﨑
※敗者には罰ゲームあり。ドローの場合は全員に罰ゲーム。
罰ゲームの内容は…今から一年以内にディアナ大会にてドッキリを仕掛けられる。その模様は「Every Diana」にて配信予定☆
「Every Diana」→ https://live.www-diana.com/movie
キャプテン探しは大混戦!試合後にも何かが起きる…?
ディアナのビッグマッチでは恒例となりつつある、シークレットキャプテンフォールマッチ。今回は新ルールが追加され、オーバーザトップロープでも失格。また、出場する8名のうち5名が失格になり、両軍キャプテン含む3名が残った時点でドローとなる。さらに負けたチームには罰ゲームがあると予告された。事前の抽選でそれぞれのキャプテンはデボラと都に決定。キャプテンが誰なのか、また罰ゲームのことも何も知らない選手たちが続々リングイン。デボラ軍はトレイン攻撃でいきなりキャプテンの都に総攻撃。ベテランの意地でキックアウトし、即試合終了は回避…。関口に狙われたマコトユマはあえなく3カウント献上してしまい、キャプテンではなかったため試合は続行となるが、デボラ軍は早くも数的不利に。尾﨑が持ち前の怪力で杏ちゃむを軽々持ち上げ、リング外へ放り投げる。落下していった杏ちゃむはオーバーザトップロープで退場。真琴に狙いを定めたSPiCEAP。真琴はスピアーで2人をなぎ倒して返り討ちに。真琴がフォールしようとしたところに関口が飛び込み、真琴を丸め込む。そこにデボラが入り、真琴を救出!さらに関口から3カウントを奪い、退場させる。都が真琴にぶら下がり腕十字。しかし足が引っ掛かってしまい、ぶら下がったまま起き上がれなくなってしまう都…。落下すれば試合終了のピンチにSPiCEAPが再びリングへ。デボラにスパインバスターとジャックナイフの連携。こちらも決まれば試合終了のピンチを無事キックアウト。その隙に都の救助も完了。しかし今度は真琴の頭脳プレーでSPiCEAPの誤爆を誘い、本間が脱落してしまう。リングは何かと因縁?のあるデボラと都のマッチアップ。ここで決着がつけば試合終了だが…。都がコーナーに上ると、脱落したマコトがロープを激しく揺さぶり、都大ピンチ!本間と関口が何とかガード。ところがまたも真琴の作戦が光り、今度は尾﨑が落下危機。都と尾﨑がエプロン上に立たされ、デボラと真琴が突撃!都はロープに足が引っ掛かる二度目の奇跡で持ちこたえたが、尾﨑は場外へ。尾﨑はオーバーザトップロープで失格となり、これで5人目の失格。今回からの新ルールによりドロー!両チーム全員に罰ゲームが課されることとなった。ディアナ経営企画部長の不破が現れ、罰ゲームの内容が明らかに…。スクリーンに映し出されたのは「今日から1年以内にドッキリの餌食に!その模様はディアナサブスクサービス Every dianaで放映!ご加入はディアナホームページより」。皆様ぜひご加入くださいませ☆
バックステージコメント デボラ&マコト&真琴&杏ちゃむ / 松本&本間&尾﨑&関口
第三試合 さいたま新都心ジャガークリニック協賛
ドリームタッグマッチ30分一本勝負
[CRYSIS]○ジャガー横田&VENY(9分25秒 エビ固め)美蘭●&世羅りさ[ブルーオーキッド]
※ジャックナイフを切り返して
ブルーオーキッドvsクライシス!
ジャガー横田率いるヒールユニット“CRYSIS”より、VENYが参戦。セクシーな魅力で人気のVENYに、ファンからは「べにたん、かわいい!」と熱烈コール。「ジャガーさん、かわいい!」の声も飛び、この日でデビュー2周年を迎えた14歳の美蘭も巻き込んでアイドルポーズを決めるジャガー。ゴングが鳴れば真剣勝負のジャガーは世羅りさとのマッチアップ。CRYSISはやはり反則を交えながら世羅をいたぶる。VENYがパイプ椅子で殴打したのを全く見ていない今井レフェリーに、普段は良い子の美蘭も怒り爆発。世羅はドロップキックで切り抜け美蘭にチェンジ。美蘭とVENYは初遭遇だ。連続ドロップキックを余裕の笑顔で受け切ったVENYは反撃のエルボー一発で美蘭を吹っ飛ばしてしまう。会場は大ブーイング。思わず「ごめんなさい」と頭を下げる。VENYはボディスラムで勢いよく持ち上げ叩きつけ…ようとするが、再びのブーイングには逆らえず、そっと美蘭をリングに寝かせる。拍手喝采を浴びて、VENYも笑顔に。その笑顔も束の間、VENYは美蘭の可愛い顔に、あり得ない威力の強烈な張り手!さらに「クソガキ!」と長い脚でビッグブーツ。美蘭はこれをかわして飛び付き、華麗なフランケンシュタイナー。世羅に替わると白熱の攻防。VENYのキックが世羅の顔面を捉え、追撃のムーンサルト。世羅がかわすのをちらりと見たVENYはしっかりと着地。世羅はエアーズロックでVENYをマットに叩きつける。CRYSISはまたもパイプ椅子を取り出し、世羅に凶器攻撃。やはり見ていないレフェリーに美蘭は「おい!おっさん!」と暴言。普段は本当に良い子なのだが…。美蘭とレフェリーがひと悶着しているうちに世羅は凶器の餌食に。ハードコアやデスマッチを主戦場とする世羅はCRYSISの反則をも受けきり、セラリズムバスター、リバースニードロップ、串刺しニーアタックで反撃の大暴れ。先日初披露した「瓦割りっぽい合体技」をジャガーにお見舞い。さらに世羅の羅紗鋏、美蘭のライオンサルトがジャガーに決まる。ジャガーは世羅をかかと落としで場外へ追いやり、美蘭にオクラホマロール、オースイスープレックス。続くパイルドライバーの構えはリングに戻った世羅が救出し、美蘭との連携を試みるもジャガーが回避し誤爆。世羅と美蘭の頭を掴んだジャガーはVENYにミサイルキックを指示するも2人は寸前でかわしこちらも誤爆になり、ブルーオーキッドに大チャンス到来!吹っ飛んだジャガー目掛けて美蘭がジャックナイフで飛び込んでいく。ところが百戦錬磨の62歳・ジャガーはこれを軽々切り返して丸め込み、電光石火のスリーカウント。
デビュー記念日を飾る勝利は逃したものの、美蘭の野望はまだまだこれから。ブルーオーキッド、目指すはタッグ王者!
第四試合 昭和サービス協賛
ウルトラ10人タッグマッチ 30分一本勝負
○井上京子&アジャコング&宮崎有妃&柊くるみ&ライディーン鋼
(15分40秒 片エビ固め)
香藤満月●&ドレイク森松&倉垣翼&橋本千紘&優宇
※ラリアット
総重量は約1トン?!女子プロ界のヘビー級戦士がディアナマットに大集結!
ウルトラタッグマッチと銘打たれたスペシャル10人タッグは、カードが発表されると「リングは大丈夫なのか?」と心配の声が続出。女子プロレス界の歴史に残る大迫力ヘビー対決、開戦!
111キロの井上京子率いる京子軍は、アジャコング(103キロ)、宮崎有妃(98キロ)、柊くるみ(80キロ)、ライディーン鋼(100キロ)が名を連ねる。自身の身体を「誇りに思う」と語る95キロの新人・香藤満月は、ドレイク森松(90キロ)、倉垣翼(80キロ)、橋本千紘(88キロ)、優宇(95キロ)と共に登場。10人がリングに立つだけでまさに壮観!
やはりリングが狭すぎるのか、ゴングが鳴るといきなり10人は場外乱闘!花道で橋本がはずかし固めで辱しめを受け、本部席に優宇が投げ込まれ、森松はバットを振り回し、会場狭しと大暴れ!リング上は香藤と柊に。柊のタックルに香藤も負けじとタックル。続く森松と柊はラリアットの打ち合い。鋼は100キロの体格でムーンサルト発射!かわされ自爆に終わるが、客席からはどよめきが起きる。宮崎もコーナーに上ると「やめろ!」「壊れるだろ!」と、やはりリングが心配な両軍…。倉垣が宮崎をアルゼンチンで担いで揺さぶり、豪快に投げ捨てると悲鳴にも似た歓声が飛ぶ。優宇がキャノンボール発車準備にかかると京子軍は総出で阻止。しかし相手を次々とリング外へ転がしていき、優宇、橋本、森松、倉垣の4人がリング中央へ。今度はみたらし団子の発進準備だ。4人がジャンプしてファンの拍手を煽ると、リングは今井レフェリーも立っていられないほど地震のような大揺れに。四方にみたらし団子で突撃し、リング外の標的を圧殺!しかし花道に向かって転がった橋本だけは標的のアジャに捕まり「お前頭悪いのか?段差ないだろ」と蹴りを入れられてしまう…。そのアジャがリングに入ると優宇を豪快に裏投げ。しかし優宇は橋本を呼び込み“チーム200キロ”の連携でアジャを蹴散らし、今度こそ優宇のキャノンボール発車!しかしアジャは200キロをWブレーンバスターでぶん投げる。今度はアジャと京子が手を組み、“スーパーマニアックス”の連携を見せる。決めポーズも披露し、拍手喝采!京子と橋本のラリアットの打ち合いは見る者の度肝を抜く、まさに肉弾戦!京子をコーナーに追い詰めると、チーム500キロのトレイン攻撃。橋本がコーナーに上ると、宮崎が食い止めるうちに京子も追いかけていく。先に最上段に届いた京子が橋本を捕まえ、雪崩式ブレーンバスターで投げ捨て、橋本はリング中央で激しくバウンド。大ダメージを受けながらもブリッジで返し、香藤にチェンジ。香藤はこのカードで唯一の若手ながら京子に果敢に立ち向かっていく。香藤のアシストに橋本が飛び出し、タックルで京子の巨体を吹っ飛ばす。倒れた京子は香藤のボディプレス、チーム200キロ合体プレス、倉垣のムーンサルトプレス、そして香藤と森松のおんぶプレス、合計543キロを浴びまくりピンチに!さすがに苦しんだが、カットが入り事なきを得た京子。両軍はそれぞれディアナ所属の京子と香藤を残し、次々とラリアットでリング外へと転げ落ちていく。所属同士の一騎討ちを制したのはやはり不世出の天才レスラー・井上京子!京子の剛腕を振り抜くラリアットで香藤は轟沈。熱く激しく重く戦い抜いた10名、そして1トンの重みを耐え抜いたリングに暖かい拍手が送られた。
バックステージコメント 京子&アジャ&宮崎&柊&鋼
第五試合 Hトラスト協賛
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 60分一本勝負
○[王者]シン・広田エリザベスさくら(11分8秒 サムソンクラッチ)Himiko[挑戦者]●
※第16代王者2回目の防衛に成功
※もう一人は[挑戦者]米山香織
Himiko復帰!広田の爆笑防衛ロード!
3.2WAVE新宿大会で井上京子が陥落し、以降はかつてないペースで移動、波乱、そして爆笑?を巻き起こしてきたエリザベス王座。第16代王者として登場するのは5度目の戴冠となったシン・広田エリザベスさくら。挑戦するのは2度戴冠の実力者・米山香織。米山のセコンドには真琴マネージャーの松澤さんもつき、「次は私だから絶対獲ってね」とエールを送る。そしてもう一人の挑戦者は膝の怪我で約1ヶ月戦線を離脱していたHimiko。復帰戦がいきなりのタイトルマッチとなるが、三度目の挑戦で初戴冠を狙う!
まずはHimikoが広田の腕を取る。よくあるプロレスの動きの筈だが、なぜか切り返せず苦悶。見守るファンの「回れ!」の声にヒントを得たが、Himikoの回りをグルグル走ってしまい、Himiko優勢は変わらず。閃いた広田は前転で切り返したが、調子にのって後転してしまいまたも苦悶。まさか腕を取られただけでギブアップかと思われたが、奇怪な動きでコーナーに上った広田は得意のロープ渡り。引きずり落とそうと近付いた米山もまとめて投げ飛ばす。「また欠場させてやるぜ」と不穏な宣言から高田純次。Himikoはもちろん足で迎撃。「まさか見破られるとは…ということはお前が代わりにやるっていうのか!」とお決まりの広田劇場が幕を開け、待ちわびていたファンは歓声。割れんばかりの大・Himikoコールが発生するが、Himikoが「やるかボケ!」とストンピングするとたちまち大ブーイングに変わる。真面目に戦いたいHimikoは「タイトルマッチだろうが!」。対する広田は「全力でやればいいだろ!」。しかしHimikoは会場の空気もそっちのけでスルー。「え、本当にやんないの?」とノリの悪いHimikoに困惑する広田。ならばと立候補したのが米山。しかしなぜか広田は米山を蹴散らし、高田純次を阻止…。米山はモンゴリアンチョップ、ぐるぐるパンチ、セントーンでゴキゲンファイト。このフォールをカットしたHimikoはブルドッギングヘッドロック、続いてWアームの構えだが、カニ挟みで切り返した米山はリバースインディアンデスロックでHimikoの膝をいたぶる。復帰したとはいえ膝を痛めていたHimikoは絶叫!そこに広田が現れ、米山にパロスペシャル。Himikoは膝に大ダメージ。さらにボ・ラギノールで肛門にもダメージを受け、リング外へ転がり落ちる。そこに広田がトペ発射!しかし飛距離が足りず自身もダメージを受けてしまった広田を米山がリングに引きずり込み、セントーン投下!キックアウトすると今度はHimikoが広田を狙う。Himikoがブルドッギングヘッドロックで広田をフォール、そこに米山がセントーンを投下するとひらりとかわしたHimiko。しかししぶとく生き残る広田はHimikoに逆さ押さえ込みの構え。これを米山が横から突き飛ばし、Wフォール。間一髪2で返した広田とHimiko。3人は丸め込み合戦に。広田はジャックナイフで飛び込むが目測を誤りまたも飛距離が足りず、Himikoがエビ固めで難なくフォール。米山のカットがギリギリで間に合い、今度はHimikoがWアーム卑弥バスターで米山をフォール。広田がカットし、Himikoとの一対一へ。HimikoはまたもWアームの体勢に入るが、広田はクルリと回転して切り返し、そのままフォール。Himikoはこれを返せず、3カウントを聞いた。広田は2度目の防衛に成功!まだまだエリザベスの爆笑防衛ロードが続く予感だ。
バックステージコメント 広田
第六試合 セミファイナル ほぐし屋 / 株式会社あいえすラボ 協賛
W.W.W.Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
[王者組・綾華]○佐藤綾子&中森華子(14分13秒 ドラゴンスープレックスホールド)ウナギ・サヤカ&神姫楽ミサ●[挑戦者組]
※第22代王者組 初防衛に成功
これがタッグ愛だ!佐藤&中森、急造タッグに快勝でV1
2.11新木場大会では「年が近い」ことを理由に、佐藤綾子に興味を示した年齢非公表のウナギ・サヤカ。ウナギは佐藤にシングル要求も、佐藤は「せっかく興味示してくれてるから私も手ぶらじゃ失礼だよね。タッグベルト獲ってくるから待ってて」とまずは3.10W井上戦に照準。そしてW井上を撃破し有言実行のベルト奪還、そして初防衛戦にウナギを指名!佐藤はウナギがこれまで査定してきた選手の中から最高の選手をパートナーとして連れてくるよう命じる。パートナーのいない(?)ウナギとのタッグに立候補したのは、JTOの神姫楽ミサ。プリンセスのようなルックスに猪突猛進ファイトで人気の若手レスラーが、思わぬ形でディアナへの初参戦が決定した。決戦の日が近づくとウナギは持ち前の発信力で度々綾華をディスり、そんなウナギが許せない中森華子はSNS上で舌戦を繰り広げ因縁勃発。ウナギへの怒りと佐藤への大きな愛で絶対防衛を誓う!
タッグ名すらつかない急造挑戦者組は奇襲を仕掛け、長年の相思相愛タッグを翻弄。神姫楽がいきなり中森を蹴りまくり雄叫び。今度は綾華が息ピッタリの低空ドロップキック挟み撃ちで反撃。佐藤がテクニックで神姫楽を圧倒し、中森もさっきお返しとばかりに蹴りまくる。ここでウナギが割って入り、挑戦者組の総攻撃を受ける中森。綾華も連携で応戦し、神姫楽を蹴っ飛ばす。神姫楽はなりふり構わず、まさにイノシシのように中森に突撃。セントーンを2で返されウナギにチェンジ。ウナギのだがそれがいい!やギロチンでの猛攻から、中森のハイキック、ウナギのビッグブーツの応酬に。中森の足がウナギの側頭部を撃ち抜き、続けてシャイニングフラワー。タッチを受けた佐藤はジャンピングニー、ミサイルキック。さらにおぼんの達人でウナギを場外に落とす。するとウナギも佐藤のお株を奪うようにおぼんを持って復活!おぼんを佐藤の脳天に叩きつけてみせる。元祖おぼんマスターの佐藤もしっかりやり返し、おぼんでの殴り合いに。しかしウナギの一撃にふらついた佐藤。ウナギはすかさずかかと落としで追撃。続く城門突破は切り返した佐藤が素早くバックを取り、投げっぱなしジャーマン。替わった神姫楽は佐藤にセントーンを落とし、もう一発を狙いコーナーへ。中森が雪崩式ブレーンバスターで阻止し、佐藤がフィッシャーマンズスープレックス。神姫楽がピンチに陥ると、邪魔な中森をウナギがコードブレイカーで排除。神姫楽がラリアットや馬乗りエルボーでがむしゃらファイト。しかし「マイクロブタを飼ってるから神姫楽のイノシシ戦法は通用しない」と謎理論を豪語していた佐藤は宣言通り神姫楽の打撃を受け切り、Wアームスープレックス。綾華がミサイルキック同時発射すると神姫楽の身代わりになったウナギが被弾。ウナギのタッグ愛に応えるかのように神姫楽が必死に佐藤を押さえ込むが佐藤はキックアウト。綾華が合体オーロラスペシャルで神姫楽もウナギも次々投げ飛ばす。中森のハイキック援護射撃で佐藤のジャーマンが炸裂。神姫楽は執念で肩を上げてみせる。ならばと佐藤のドラゴンスープレックスが火を噴き、しぶとい神姫楽をマットに沈めた。
マイクを持った佐藤は「お前ら急造タッグの割には刺激があって楽しかったよ。うちらプロレス界入ってもうすぐ20年、泥臭くやってきました。私らにしか出せない色があるんだよ。別に私はお前のこと嫌いじゃないから」。ウナギとはウマが合わない中森は、かつて新生バイプリとして共に戦った神姫楽に「今日はミサちゃんの目を覚まそうと思ったの。本当にウナギでいいのか?って…」。続けて「でも私は面白かったよ。何度だって戦ってやる。何度やっても結果は同じだけどな」と王者の余裕を見せる。ウナギは「20年地道に頑張ってきたアピールどうもありがとう。私から大事なアドバイスをやろう。たとえマイクで言いたいことがあったとしてもカメラ側には絶対にケツを向けるな。お前らそんなこともわかんねぇのか」と綾華の立ち位置をチクリ。「お客さんは四方にいるだろ」のツッコミも無視して続け、「お前らは確かに強いよ、でもそんなことも言ってらんねぇ。スターダム一強の世界がよく分からなくなってきて、マリーゴールドってヤツも出てきた。ディアナも負けてらんねぇよなぁ!ぶっちぎってる奴らに先頭なんか行かせねぇぞ。私たちが…まぁ、ミサは分かんないけど…先輩なんか潰してうちらが未来があるって絶対的に証明する」と長々語ったウナギに、佐藤は「もういいよ、帰れよ…帰ってくれよ頼むから」と促す。すごすごとリングを後にする挑戦者組だったが…。「このベルトが私たちの絆をどんどん深めてくれてる」と佐藤がパートナーの中森への想いを話し始めたところで、ウナギがセコンドのデボラKをおぼんで殴打する暴挙!佐藤は「人が喋ってるときそういうのやるなよ!」。防衛したのにウナギに振り回されっぱなしの綾華だった…。
第七試合 メインイベント NSKエンタープライズ協賛
W.W.W.Dシングル選手権試合 60分一本勝負
[王者]○梅咲遥(15分29秒 ブラスト)星来芽依●[挑戦者]
※第17代王者4度目の防衛に成功
絶対センター梅咲遥、デビュー戦の相手とベルトを懸けて火花!ブラスト大爆発で星来芽依を撃破!
この日でW.W.W.Dシングル王座を獲得して丸一年を迎えた梅咲遥。4人目の挑戦者・星来芽依は梅咲のデビュー戦の相手であり、同世代ライバルでもある。星来が2020年の「じゃじゃ馬トーナメント」の頂点に立った姿を目の当たりにした梅咲は、星来を強烈に意識。梅咲も翌年の同トーナメントを制覇。しかしその年、星来はプロレス界から姿を消す。2023年春に復活を遂げた星来は、抜群の瞬発力を活かしゴッデス・オブ・スターダム王座に君臨。「私は自団体のシングルを持ち星来さんはタッグのベルトやハイスピードを持ったり団体を背負う選手になりました。そんな2人がデビューから5年越しにシングル、タイトルマッチで後楽園ホールで出来るのはまた遭遇できた嬉しさと共にまたあの頃の負けたくない感情や星来さんが持ってるベルトももちろん視野に入ってきます」とタイトルマッチ、そして再会マッチの意気込みを語った梅咲。絶対センターとして王座防衛は絶対!まさにアイドルなフリルたっぷりニューガウンを纏い、V4へ向け出陣!
まずは挨拶代わりに梅咲がエルボーを一発打つと、星来も呼応。いきなりの打撃合戦に。梅咲がヘアホイップで投げれば星来もやりかえす。星来が無限串刺しドロップキックを打てば梅咲はカウント1で返す。闘志剥き出しのライバル対決は序盤から白熱。梅咲のランニングネックブリーカーで星来は一回転。そこに梅咲は情け容赦ないフットスタンプを突き刺す。回転を加えながらの弓矢固めで星来の体は大きく仰け反る。コーナーへ上った星来をドロップキックで場外へ落とす。梅咲をリング外に落とした星来が場外ダイブするもかわすし、間髪いれずにリング上からフットスタンプを投下。さらにブレーンバスターで場外マットに叩きつけ、観客の度肝を抜く。「星来芽依が知っている梅咲遥ではない」を言葉ではなく技で見せつけるかのような怒涛の攻め。だが梅咲のライバルはこの程度で終わらない。星来のトラースキックがクリーンヒットし、続くSTFに悶える梅咲。命からがらロープに逃げ、低空ドロップキック。星来は豪快なジャーマンと打点の高いドロップキックを続けていく。梅咲のラ・マヒストラルから丸め込みの応酬へ。梅咲がもう一度ラ・マヒストラルを狙うと星来は流れ星。カウント2.99で間一髪梅咲の肩が上がる。梅咲が逆さ押さえ込みからラ・マヒストラルに流れるように繋ぐと、星来も2.99で返す。梅咲のジャーマンの構えを星来が切り返して丸め込もうとするが、梅咲はしぶとくクラッチを離さず、急角度のジャーマンスープレックスホールド。しかしこれでも勝負は決まらない。両者一歩も引かない熱戦に終止符を打ったのは、梅咲がここ一番で出す奥の手・ブラスト。この一撃に流石の星来も全く動けず、3カウント。
V4達成で絶対センターから絶対王者へ一歩近付いた梅咲は「星来芽依。もう会えないと思ってたけど、ディアナに帰ってきてくれてありがとう。所属のリングは違うけど、女子プロレス界を掻き乱したい気持ちは一緒だと思うから、またよろしくお願いします。次は私が乗り込むから」と宣戦布告。ゴッデス王者からのピンフォールで、その星形のベルトももちろん視野に…。続けて「V4やりました!やっぱり防衛戦がめちゃくちゃ楽しい。だから5月も6月も、誰の挑戦でも受けてやる!梅咲遥はこれからもディアナのリングで咲き続ける!」の言葉で力強く大会を締め括った。
バックステージではコメント中に本間多恵が乱入。梅咲の「誰でも」の言葉を受け、本間の地元・名古屋大会での挑戦を要求。梅咲はこれを快諾し、「どこの誰であろうとディアナのセンターを守り抜くと決めているので、V5を目指して頑張りたいと思います」。5.26名古屋のリングで最後に咲くのはどっちだ。