第53回アミスタ大会は超満員となりました。たくさんの応援ありがとうございました!熱戦の模様をお届けします。試合の模様は「DIANA LIVE」にて2024年3月24日 23時59分までご覧いただけます。
第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&マコトユマvs美蘭&香藤満月
〇ななみ&マコトユマ(10分55秒 片エビ固め) 美蘭&香藤満月●
※ダイビングボディプレス
ディアナ純血タッグで華やかなオープニングマッチ!ディアナの若手タイトル・W.W.W.Dクリスタル王者が、高校生ながら貫禄勝ちを収めた。
ななみは序盤からチャンピオンらしく、後輩の香藤満月を圧倒。マコトユマにチェンジし、香藤との同期対決。未だ自力勝利の無い2人はライバル心剥き出しの全力ファイト。香藤のしっかりと腰を落とした逆エビ固めでマコトは苦悶。美蘭は打点の高いドロップキックやその場跳びムーンサルトで身体能力の高さを発揮。マコトはレインメーカー式飛行機投げを初披露。それぞれの持ち味を活かして躍動する4人。トドメは美蘭のスピンキック誤爆を食らった香藤に、ななみがダイビングボディプレスを投下しピン。初勝利の遠いパートナーに「わかってない」とダメ出しの止まらないチャンピオンだった…。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
デボラK vs 松本都
●デボラK(8分19秒みやここクラッチ)松本都〇
昨年6月の対戦では、デボラに「クソブタ」「人気ない」など暴言を吐きまくった松本都。言われっぱなしで終われないデボラK、リベンジのチャンス到来?
デボラは体格を活かしたファイトで序盤から攻めまくる。都は「ちょっと!応援して!」とファンにコールを要求。するとまばらな声援が次第にささやかな都コールに…。まだまだ声援が足りない都は「もっと応援してくれないと勝てない」と不満げ。応援が足りない中、コーナーに上るデボラを追いかけ、コーナーで卍固め。今井レフェリーの反則カウントに「うるせぇ!勝ちたいの!」と反抗するなど、なりふり構わず勝利に貪欲な都。しかしデボラの胴締めスリーパーで劣勢に。ロープに足を伸ばした都は、続くバックフリップをキックアウトするとシャイニング崖ザード。肩を上げたデボラをそのままみやここクラッチでくるりと転がし、3カウント。試合後の握手を求めたデボラに都は応じず、その態度にキレたデボラ。殴り合いに発展してしまうが、都がデボラをリング外へ蹴落とし、乱闘も都の勝利だ。デボラにリベンジの機会は…あるのか?
第3試合 梅咲遥デビュー記念日メモリアルマッチ 15分一本勝負
梅咲遥vs X
〇梅咲遥(11分43秒ラ・マヒストラル)X=狐伯●
梅咲遥がデビュー5周年を迎え、同世代のライバルと火花を散らす!梅咲のデビュー記念日当日となる3月10日のメモリアルマッチ。対戦相手は”X”と発表され、様々な憶測を呼ぶ…。
梅咲は5周年を機に「遥かなる超新星」を卒業し、女子プロ界の「絶対センター」を目指し新たなスタートを切る。先にリングに上がり、Xの入場を待つが…そこに現れたのは、梅咲がレギュラー参戦するプロレスリングWAVEに所属している狐伯。その名の通り狐のようにすばしっこくトリッキーなファイトを見せる実力者だ。
まずはチェーンレスリングから始まり、狐伯が主導権を握る。梅咲のエルボーを警戒する狐伯は、梅咲の腕に集中攻撃。…が、左腕を極めていたことに気付き「あっ、右腕じゃなかった」と笑いを誘う。今度こそ右腕にしっかり狙いを定めた狐伯。しかし痛む腕でエルボーを打つ梅咲。一発で悶え苦しむ狐伯はもう一発来いとばかりの構え。梅咲はお望みどおりエルボー!しかし狐伯はガード!さらに再びの腕攻めから狐伯が優位に立つ。狐伯のエルボーも唸りをあげ、2人はエルボーの打ち合いに。梅咲は狐伯の低空ドロップキックにミサイルキックで対抗するがカウントは2。バックを取りジャーマン狙いの梅咲、ロープへ逃げる狐伯。狐伯はコーナーに飛び乗りミサイルキック発射!さらに三度の腕攻めで梅咲を追い込んでいく。意地でロープに足をかけた梅咲。試合終盤は丸め込みの応酬に…。怒涛の丸め込み合戦は梅咲がジャックナイフを切り返して押さえ込み、ラ・マヒストラルで3カウント。プロレスラー6年目のスタートを白星で飾った。
W.W.W.Dタッグ選手権試合 30分一本勝負
[王者組・W井上]井上京子&井上貴子vs佐藤綾子&中森華子[挑戦者組・綾華]
[王者組・W井上]●井上京子&井上貴子(15分25秒 カサドーラ)佐藤綾子〇&中森華子[挑戦者組・綾華]
※第21代王者組 初防衛に失敗。挑戦者組・綾華が第22代王者組となる。
W井上、まさかの初防衛ならず…。「佐藤の日」に佐藤綾子が劇的勝利!綾華がタッグ王者返り咲き!
昨年10月、井上京子デビュー35周年記念ディアナ後楽園ホール大会で、井上貴子との「W井上」でタッグベルトを獲得した京子。敗れた佐藤綾子&中森華子の「綾華」は、翌11月の佐藤凱旋大会で次期挑戦者組決定トーナメントを勝ち抜き、リマッチが決定。しかし挑戦者組が決まっても、なかなか防衛戦が行われないまま時が流れ…しびれを切らした佐藤は2.11新木場大会で「いつまで待たせるんですか?ベルトは持ってるだけじゃ輝かないですよ」。これでようやく、W井上の初防衛戦が決定した。レジェンドタッグチームのW井上が出陣するとあって、この日のPost di Amistadは立ち見も出る超満員に。
まずは京子と佐藤のマッチアップ。やはり女子プロ界随一の怪力で京子が押していくが、中森が加勢。綾華は次々と京子の顔面にキック!しかし京子はラリアットで二人をなぎ倒し、早くも形勢逆転。ここで貴子に替わり、貴子は今井レフェリーの目を盗んで反則攻撃。怒りの貴子はDDTで佐藤の脳天をマットに突き刺し、STFで厳しく絞る。ロープに逃げた佐藤に追い討ちのWアームスープレックス。替わった京子のラリアットをかわした佐藤はジャンピングニー。中森も次々と蹴りを繰り出し、京子を追い詰める。やはり力自慢の京子はラリアットで窮地を脱し、キャメルクラッチ。続いて貴子と京子のDDT連発を食らった中森は、なんとか肩を上げて佐藤にタッチ。佐藤はミサイルキックやジャンピングニーで再び中森へタッチ。貴子と中森は壮絶な蹴り合い。貴子の鋭い蹴りに膝をついた中森だが、ヘッドバット連発で反撃。佐藤を呼び込んでニーアタックの挟み撃ちに。中森はコーナーに上り、貴子から受け継いだデスティニーハンマーを投下。しかし自身の技を読みきった貴子はこれをかわし、ハイキック一閃!佐藤がカットしカウント2。京子は佐藤と中森二人まとめてブレーンバスター。ナイアガラの構えは持ちこたえ、佐藤とのWミサイルキックで京子を吹っ飛ばす中森。シャイニングフラワーはカウント2。ここで佐藤がおぼんを持って飛び出し、おぼんの達人。さらに中森のハイキックに佐藤のジャーマンが流れるように決まる。佐藤のAyako’s EXは形が崩れたが、佐藤は掴んだ手を離さず一回転。極楽固めで京子を絞り上げる。貴子にカットされたが攻め手を緩めず、Wミサイルキックを狙いコーナーに上る佐藤と中森。京子と貴子も追いかけ、雪崩式でぶん投げられた綾華。さっきのお返しとばかりに貴子の裏拳、京子のジャーマンが流れるように決まり、佐藤は大ピンチに。カウント2で中森のカットが間に合うが、京子はここでナイアガラ宣言!中森が必死に佐藤を救出するが、貴子が中森を蹴散らし、宣言通りのナイアガラドライバー!これで終わったかに見えたが、中森がしぶとくカット。九死に一生を得た佐藤だが、今度は貴子がデンジャラスジャッキーを宣言!昨年10月の後楽園では体勢不十分に終わったが「ナイスジャッキー」が決まれば綾華に勝ち目はない。中森が貴子をコーナーから落とし事なきを得たが、佐藤のおぼんを奪った京子が綾華の脳天を殴打し、試合の流れを渡さない。勝負を決めたい京子は再びナイアガラの構えに。佐藤の絶体絶命のピンチは、貴子のスタンガンを振り回して中森がカット。中森のシャイニングフラワーに佐藤のジャックナイフの連携が決まるも貴子がカット。中森の鎮魂歌ドライバー、佐藤のジャーマンも貴子がカット。しつこい貴子をリング外へ蹴落とした中森。その隙に佐藤が京子に飛び付いて丸め込み、スリーカウント!女子プロレスの歴史に残る名タッグ・W井上を破り、 W.W.W.Dタッグチャンピオンに返り咲いた。
5ヶ月ぶりに返ってきたベルトを互いの腰に巻き、笑顔を浮かべる佐藤と中森。奪われたベルトを取り戻しリベンジ達成した佐藤は「5ヶ月ぶりにW.W.W.Dのタッグベルトが私達の腰に戻ってきました。長かった。戻ってきたのはもちろん嬉しいですけど、私は何より、W井上と戦って、最後に勝ったのが私達。それが何よりも嬉しい。テレビで見てた人なんで…」とマイク。悔しいW井上は「うるせぇ!」と口答え。佐藤は続けて「私はこのタッグベルトと、華(中森)とともに、もっと女子プロレスの新しい世界を見たいし、まだまだ下に抜かれず、上を見てやっていこう。ありがとう」と盟友・中森への思いを述べた。佐藤からマイクを受け取り「井上京子と!井上貴子から!ベルト獲ったぞー!」と大興奮の中森は、「これから綾華で団体の垣根を超えた凄いタッグチャンピオンになっていきましょう!これからもPURE-J、そしてディアナの応援をお願いします!」とさらなる飛躍を誓い、激闘を見届けたファンの拍手喝采の中、大会を締め括った。
また、大会後は4.29後楽園大会の参戦選手が一部発表となり、中森の参戦も決定。また、後楽園大会ではディアナの四大タイトルであるW.W.W.Dシングル、タッグ、エリザベス、クリスタル全ての防衛戦が行われることも発表された。バックステージでは「もちろんいつでも挑戦は受ける」と話した綾華。初防衛戦は春のビッグマッチで迎えることになりそうだ。
4.29後楽園ホール大会 一部参戦選手発表
【日時】4月29日(月・祝)開場 10:30/開始 11:30
【会場】
後楽園ホール
112-0004 東京都文京区後楽1-3-61 後楽園ホールビル 5F
【参戦決定選手】
ディアナ所属選手に加え、以下の選手の参戦が決定。
アジャコング
ドレイク森松
中森華子
真琴
柊くるみ
世羅りさ
ライディーン鋼
尾﨑妹加
本間多恵
VENY
橋本千紘
優宇
ウナギ・サヤカ
※追加参戦選手は随時発表
【決定カード】
対戦カード未定。
なお、W.W.W.Dシングル、タッグ、エリザベス、クリスタルのディアナ4大タイトルすべての防衛戦を行う。
【チケット】
ディアナストアで販売しております。
VIP席¥22,000
SRS 席¥16,500
RS2列目¥11,000
RS3列目¥8,800
指定A 席¥7,700
指定B 席¥5,500
指定C 席¥3,300