美蘭14歳の誕生日に行われたアミスタ大会は大盛況に終わりました。応援ありがとうございました!熱戦の模様をお届けします。なお、この試合の模様は「DIANA LIVE」で2023年6月25日 23時59分まで視聴可能です。
第1試合 タッグマッチ20分一本勝負 梅咲遥&ななみ vs 美蘭&小林香萌
○梅咲遥&ななみ(12分26秒 エビ固め)美蘭●&小林香萌
※小林の誤爆から
この日で14歳になる美蘭。入場曲をバックに、小林に担がれ笑顔で場内を一周しファンサービス。小林も「みらんHBD」と書かれたタンクトップを豪快に破り捨ててお祝いだ。対するは、美蘭を妹のように可愛がるななみと美蘭の憧れ・梅咲。その梅咲&ななみは開戦のゴングを待たず奇襲をしかけ「今日はこいつだ!」と美蘭をターゲットに。なぜかパートナーの小林も加勢し、3対1の展開に。ななみは「今日で14歳ということで、14回!」と宣言し、ダイヤル固めで大回転。防戦一方の美蘭に梅咲は「かわいそうに……」と情けをかけながらも急角度逆エビ固めで厳しく絞る。まだまだ手荒い祝福を受け続ける美蘭はクロスボディもななみにキャッチされてしまう。ここで小林が飛び出し美蘭をアシスト。続いてその場跳びムーンサルトから小林にチェンジ。小林は連続セントーンをななみに投下。ななみも負けじとヒップアタック、タックルで反撃。替わった梅咲は強烈エルボーを小林の胸に叩き込む。小林は「効いてないぞ!もっとちょうだい!」とアピール。梅咲がお望み通りの渾身の一撃を打つと、大ダメージを受けた小林はまさかのダウン。この芝居を「いつものやつね」と意に介さない梅咲。不意打ちを警戒しながらそろりそろりと近寄り、フットスタンプで追い討ちをかける。しかしやはりカウンターを狙っていた小林は梅咲を回転エビ固めで丸め込む。返されてもラ・マヒストラル、ドロップキック、ミサイルキックと畳み掛けていく。このチャンスに美蘭が再び登場。美蘭の長い脚から繰り出すハイキックが梅咲の頭部に命中。しかし追撃のライオンサルトをカウント2で返し、大車輪もキューティースペシャルに切り返してみせる梅咲。トドメを狙うアメジストクロスの切り返しに端を発した丸め込み合戦では、美蘭がウラカン・ラナを初披露!小林はアシストにキックを放つが、これが痛恨の誤爆。この隙を逃さないシングル王者がガッチリとエビ固めでフォール。バースデー勝利とはいかなかったが、奮闘で会場を大いに盛り上げた14歳。今後の躍進にますます期待だ。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負 デボラK vs 松本都
●デボラK(9分24秒 みやここクラッチ)松本都○
松本都がディアナマットもみやここワールドに染める?
松本はかなりギリギリの罵詈雑言を浴びせながら、フェイスロックやV1アームロック、ドラゴンスリーパーなどで絞る。怒りのデボラは反撃のタックル、さらにキャメルクラッチで絞る。バックフリップの構えを卍固めに切り返されても、デボラはスピアー連発、腕十字で攻め続ける。松本のキックにデボラはエルボーで応戦。変形の極楽固めで松本を追い詰めていく。ロープに逃げた松本に追撃のドロップキックを放ち、ますますデボラ優勢に。このピンチに松本は「マドレーヌ、助けて」とセコンドに救助要請。マドレーヌが「みんなで応援しよう!」と観客を煽ると、客席からは大・都コール!ファンの声援で復活した松本は連続の蹴りを見舞い、シャイニング崖ザードで形勢逆転。何とかキックアウトしたデボラを逃さず、みやここクラッチでクルリ。自らの名を冠した伝家の宝刀で快勝した松本は、キュートな笑顔を振りまいてリングを降りた。
第3試合 3WAYマッチ20分一本勝負 ジャガー横田 vs Himiko vs AKARI
○ジャガー横田(6分6秒 体固め)Himiko●
※フィッシャーマンズバスター
※もう1人はAKARI
40代以上、3WAYのベルト「W.W.W.Dエリザベス王座」を保持するジャガーが、無類の強さを見せつける!HimikoはAKARIとの結託を試みるが、ジャガーは「お前はディアナだろ!何でそっちなんだ」と叱りつける。従順なHimikoはジャガーの側につき、ダブル攻撃でAKARIを襲う。HimikoがAKARIをリング下に蹴落とすと、ジャガーはHimikoに狙いを定める。Himikoのダブルアームの体勢を切り返して逆さ押さえ込み、DDT、卍固めと続けていく。リングに戻ったAKARIがこれをカットしたが、脳天へのかかと落としを受けてしまう。さらに浴びせ蹴り、DDTの連続攻撃でAKARIをいたぶっていくジャガーだが、AKARIはワキ固めに捕らえ、そこにHimikoも加勢しジャガーにアンクルホールド。腕も脚も極ったジャガーは悶えながらリング外へ。HimikoとAKARIのマッチアップはAKARI優勢も、ジャガーがことごとくカット。AKARIとHimiko2人まとめての浴びせ蹴り、さらにDDTでAKARIを排除したジャガーのターゲットはHimikoだ。トドメのフィッシャーマンズバスターで貫禄のスリーカウントを奪った。マイクを持つと「アミスタは若手だけでも充分盛り上がってる。Himikoでさえも力がついたでしょ?若手が育って、ディアナは安泰だと思っております。応援してやってください」と後輩の成長を称えた。
第4試合 タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&中森華子 vs 井上京子&マドレーヌ
佐藤綾子&○中森華子(9分16秒 片エビ固め)井上京子&マドレーヌ●
※シャイニングフラワー
デイリースポーツ認定タッグ王者組「綾華」が、山形でのタイトルマッチ前最後の試合に登場。6.4板橋大会で年末の退団を報告したマドレーヌは、ディアナ代表・井上京子とタッグを組む。早速綾華の猛攻が火を吹くが、凱旋試合を控えた京子も猛反撃。替わったマドレーヌは佐藤の腕を取り14回転。「美蘭、14歳!」と叫び、バチボコバランサーから巻き投げを繰り出すも、佐藤はミサイルキック、Wアームスープレックで投げ飛ばす。マドレーヌはキックで反撃し、カサドーラの体勢から流れるような巻き投げで京子へと繋ぐ。京子は佐藤のミサイルキックを阻止し、雪崩式ブレーンバスター!大きな音を立ててリングに叩きつけられた佐藤だが、ラリアットをかわしお盆攻撃で中森へチェンジ。多彩な蹴りで魅せ佐藤を呼び込み、2人のキックで京子を挟み撃ちに。これをものともしない京子は2人まとめて投げ飛ばし、ラリアットで中森の体勢を崩すと、そこにマドレーヌがフェイマサーを投下する鮮やかな連携を見せる。しかしタッグワークで上回るのは綾華。Wのミサイルキックから佐藤が京子を抑え、中森のシャイニングフラワーでマドレーヌを仕留めた。中森は「来週、京子さんの大事な凱旋大会でディアナのタッグに挑戦します。2人で2冠を目指します!」と息巻き、京子に締めのマイクを託す。京子は苦笑しながら「負けたけど、凱旋試合があるということで、マイクを握らせていただきます」。続けて「タッグのベルト、しっかり盛り上げてください。山形のお客さんもタイトルマッチ見れて幸せだと思う。いい試合期待してます」の言葉で綾華にエールを送り、「デビュー35周年の記念の大会。東京からも2時間半くらいで行けます。ぜひ応援に来てください!」と南陽大会をアピールして大会を締め括った。