【試合レポート】2023/4/9(日) アミスタ大会vol.30

ディアナの道場でもある「post di amistad」(ポスト・ディ・アイスタッド 通称アミスタ)での大会も30回を迎え、豪華メンバーで記念興行を開催。熱戦の模様をお届け。

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負 デボラK VS 網倉理奈

○網倉理奈(13:15 体固め)デボラK●
※セントーン

大声&大柄対決?デボラVS網倉

30回目のアミスタ大会は、大声自慢の2人による賑やかなシングルマッチでスタート。リストの取り合い、ヘッドロックのじっくりとした攻防で静かな立ち上がり。ドロップキックでこの均衡を破ったのは網倉。タックルでデボラを倒し、逆片エビ固め、クロスフェイスロック、わー!プレスで試合の主導権を握る。デボラはエルボーで反撃し、今度はタックルで網倉を倒してみせる。更にキャメルクラッチで絞り、フェイスロックのお返しだ。続く腕十字をエスケープした網倉は、大柄なデボラを持ち上げカナディアンバックブリーカーでギブアップを狙う。試合時間が残り5分を切ったところで網倉のチョップ、デボラのエルボーの打ち合いに。僅かな時間で決着を急ぐ両者は攻め手を緩めない。デボラの極楽固めを網倉が堪え、網倉のサイドスープレックスにはデボラの肩が上がる。一進一退の攻防に、網倉のセントーンが終止符を打った。

第2試合 3WAYマッチ20分一本勝負 ジャガー横田 VS 美蘭 VS 真琴

○ジャガー横田(8:47 体固め)美蘭●
※フィッシャーマンズバスター

新中学2年生・美蘭、ベテラン勢に翻弄されながらも奮闘

中学2年生に進級したばかりの美蘭がキャリア初の3WAYマッチに臨む。タッグ二冠王者・真琴、3WAYを得意とするジャガーを相手にどんな戦いを見せるのか?!真琴はジャガーに、1.21カルッツ大会で「ジャガまこ」タッグを組んだ経験をもとに共闘を呼び掛ける。取り残された美蘭が集中砲火を浴びるかと思いきや、早くもジャガーは真琴を裏切り、美蘭のドロップキックが真琴に突き刺さる。真琴はジャガーの足4の字、美蘭の首4の字を同時に食らい大ピンチに。エスケープした真琴はそのまま場外へ逃亡。美蘭はジャガーにその場跳びムーンサルトなどで果敢に攻めるが、やはりジャガーには敵わない。ジャガーがサイドバスターからフォールすると、真琴が飛び出しカット。真琴は美蘭に低空ドロップキックを指示し、これがジャガーの膝にヒット。真琴はジャガーにW.W.ニーを落とすがカウント2。真琴と美蘭の攻防はジャガーがカットし、ジャガーのアシストを受け美蘭がライオンサルト発射!しかしこのフォールはジャガーが「まだだよ」と囁いてカット。真琴はジャガーをコーナーに振り、美蘭を突撃させる。ジャガーはロープに乗り、美蘭の脳天に優しく踵を落とす。続く真琴には容赦ない踵落としを見舞い、さらに浴びせ蹴り。真琴をフォールするジャガーに、美蘭が後ろから強烈なドロップキックを突き刺してカット。2人の丸め込み合戦を再びの浴びせ蹴りでカットしたジャガーは、フィッシャーマンズバスターで美蘭から貫禄の3カウント。

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負 本間多恵&尾﨑妹加 VS ななみ&Himiko

○尾﨑妹加&本間多恵(17:18 アルゼンチンバックブリーカー)ななみ&Himiko●

新タッグ王者・SPiCEAP(スパイスアップ)見参!

YMZ新木場大会でパフューム(仮)を破り、新タッグ王者に輝いたSPiCEAPがベルトを引っ提げて登場。4.29後楽園でマドカケとの防衛戦が決まっている王者組としては、肩慣らしといきたいところだ。尾﨑に対し、伸び盛りのななみが先発。ななみはダイヤル固めで先手を取ったが、目が回った2人はあわやダブルダウンに? 感覚を取り戻した尾﨑は本間にチェンジ。ななみはコーナーに追い詰められたが、タックルで本間を吹き飛ばしHimikoにチェンジ。本間の関節技を堪えたHimikoはレッグシザーズネックロックでギブアップ寸前まで追い込む。ブルドッギングヘッドロックからななみに代わるが、ななみは本間の腕攻めに悶絶! しかし代わった尾﨑をタックルで倒し、しつこい押さえ込みやボディプレスで反撃。この好機にHimikoはアバランシュホールド、Wアーム卑弥バスターでトドメを狙う。しかし王者の壁は厚い。これらを返した尾﨑は、ウェイトリフティング仕込みのアルゼンチンバックブリーカー!Himikoがたまらずタップし17分超えの大熱戦にフィニッシュ。王者組は堂々戦い抜いた2人と再戦を誓ってリングを降りた。

第4試合 6人タッグマッチ20分一本勝負 佐藤綾子&井上京子&小林香萌 VS 中森華子&高瀬みゆき&梅咲遥

○佐藤綾子&井上京子&小林香萌(15:27 ドラゴンスープレックスホールド)中森華子&高瀬みゆき&梅咲遥●

ダブル前哨戦は佐藤が勝利
ディアナのトップはどっちだ?!

メインイベントは4.16PURE-J後楽園の中森vs佐藤、4.29ディアナ後楽園の佐藤vs梅咲、2つのシングルタイトルマッチの前哨戦だ。開戦のゴングと同時に佐藤と梅咲の激しいエルボー合戦。梅咲のヘッドシザーズホイップから中森へチェンジ。中森は佐藤に強烈な蹴りを見舞い、高瀬へ繋ぐ。佐藤はミサイルキックから京子に替わり、この前哨戦の中でも京子は抜群の存在感を発揮。高瀬のラリアットを顔色ひとつ変えず受けてみせ、高速ブレーンバスターから小林との合体攻撃へ。小林は京子との初ダブルに大興奮だ。さらに高瀬に鼻フックで精神攻撃。この模様を何故か全く見ていないレフェリーに高瀬はブチギレ!ルミナスの連携で反撃するが試合巧者の小林はひらりと躱しドロップキック。再びの京子対高瀬のマッチアップはなんと高瀬が111キロの京子を持ち上げカミカゼ!追撃のギロチン投下もカウントは2。もう一発を狙う高瀬を京子が雪崩式ブレーンバスター、さらに場内から溜め息が漏れる完璧なパワーボムでがっちりフォール。カウント2.9で中森がカットし、試合権が佐藤と中森に移ると、大白熱の攻防に。お盆上への変形フィッシャーマンズバスターを食らった中森は頭突き連打で感情を顕にする。中森はディアナの頂点獲りを目指す梅咲に勝負を託す。梅咲はキューティースペシャルや旋回プレスで攻めるが小林が巧みにカット。さらに京子がラリアット無双で中森・高瀬を排除し佐藤をアシスト。この絶好のチャンスに佐藤がドラゴンスープレックスの構え。梅咲が切り返すがまたも小林のカットが入る。再びバックを取られた梅咲はロープに逃げたが、ここで中森のハイキックが誤爆し、佐藤のドラゴンスープレックスが今度こそ決まりスリーカウント。挑戦者に直接勝利した佐藤はマイクを取り「遥、お前にはまだまだ負けない。PURE-Jで無差別のベルトを獲って、二冠王で挑戦を受ける」と語る。梅咲は「折れない気持ちがディアナのプロレス。ディアナのプロレスをして、絶対にベルトを獲る」と宣言しリングを降りた。二つのベルトの行方から目が離せない。

マイクを持つ梅咲。シングル頂上決戦まで、あと20日

会場先行お知らせコーナー

ディアナに電撃参戦!STARDOM所属・飯田沙耶

アミスタ大会では恒例となっている、ご来場の皆様だけに最新情報をお届けするコーナー。4月21日(金) 19:00からアミスタで行う「フューチャーサイト」に、なんとスターダムの飯田沙耶が参戦すると発表された。フューチャーサイトへのスターダム所属選手の参戦は前大会の天咲光由に続き2人目となる。
来場者限定でチケット先行受付が行われ、早くも売れ行き好調!対戦カードは後日HPやTwitterなどで発表。
チケットはプオタスで販売中。プオタスの利用が難しい場合、メール(contact@www-diana.com)でも受付。
大会の模様はDIANA Liveで生配信&2週間のアーカイブあり。