【試合結果】2024年8月25日(日)アミスタ大会

第1試合   タッグマッチ20分一本勝負 
佐藤綾子&香藤満月vs梅咲遥&マコトユマ

第一試合から激戦必至の好カード!

まずは香藤と梅咲が先発。香藤は力任せに梅咲をロープに押し込み、梅咲はスピードの乗ったドロップキックで反撃。さらにマコトとのWドロップキック。マコトと香藤の同期対決に。マコトのヘアホイップは重い体で持ちこたえ、逆襲のヘアホイップ。香藤が体格を活かして奮闘する。香藤から佐藤に替わり、テクニックでマコトを圧倒していくが、マコトもドロップキックで反撃し梅咲にチェンジ。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスター、佐藤は串刺しジャンピングニーやミサイルキックで見応えのある攻防に。再び香藤にチェンジし、香藤はタックルで梅咲と香藤のトレイン攻撃を撃破。さらに佐藤との合体ボディプレス。梅咲はフットスタンプなどで応戦し、やはりエルボーで勝負に出る。梅咲の力強いエルボーに香藤も対抗し、2人が鳴らす鈍い音に観客はどよめき。香藤の渾身の一撃で危うく心が折れかけた梅咲はファンの手拍子を煽って息を吹き返す。応援を背に立ち上がった梅咲もやり返し「満月こいよ!」。香藤は力一杯の18連発で梅咲をロープ際に追いやるが、梅咲の反撃で倒れ込んでしまう。梅咲はそこに低空ドロップキックを突き刺し、マコトにチェンジ。マコトは丸め込みを連発していくが香藤が全て2で返す。香藤がキャメルクラッチでマコトを捕まえると、佐藤が飛び出して走り出す。これを見た梅咲もロープワーク。2人はロープを三往復してそれぞれ低空ドロップキック。食らったマコトと香藤はダメージを引きずりながらも立ち上がり、香藤がダイビングボディプレス。2で返したマコトは梅咲にタッチを求めるが、今井レフェリーがなぜかセコンドのななみに気を取られている隙に、佐藤がおぼんで殴打し交代できず。しかし佐藤のミサイルキックが香藤に痛恨の誤爆。このチャンスにマコトは飛行機投げ。キックアウトした佐藤はWアームスープレックス。マコトは自力で肩を上げ、佐藤のバックを取る。しかし今度は梅咲が痛恨の誤爆!梅咲のエルボーは佐藤がひらりとかわしマコトに直撃してしまった。佐藤がこのチャンスを逃すはずもなく、ジャパニーズレッグロールクラッチでマコトを仕留めた。

第2試合  シングルマッチ15分一本勝負 
美蘭 vs 世羅りさ

もう大丈夫!再びの挑戦へ向けて、ブルーオーキッド対決!

試合途中に体調不良で無念のレフェリーストップ。涙を流す美蘭に何も言えないまま会場を後にした──美蘭と会うのは悪夢のような8.13タッグ王座戦以来だという世羅。「どんな顔して会えばいいのかわからないけど、もう大丈夫だよっていうのを闘いを通して伝えたい」と意気込みを語っていたが…会場に到着すると、美蘭からお揃いのTシャツと手紙のプレゼントが!世羅はあまりの嬉しさでパニック状態に。それでもいざ試合となれば、大好きなパートナーだからこその全力ファイトだ!
美蘭は「今日は勝ちに来ました」と堂々の勝利宣言から先制攻撃。矢継ぎ早に丸め込みやドロップキックで猛攻!世羅は「分かったからちょっと一回落ち着け!」と反撃を開始し、容赦ナシのリバースカンパーナやニードロップ。「どうした?勝つんだろ?」と両腕を広げて美蘭のエルボーを受け続け、コーナーに追い込むと顔面を蹴り飛ばす。「まだだよ。まだ。まだ来い」とひたすら美蘭の攻撃を受けまくる。美蘭の想いをしっかり受け止めた世羅は「それでこそパートナーじゃ!」と超高速ジャイアントスイングで美蘭をぶん回し投げ飛ばす。立ち上がった美蘭は三角とびプランチャを浴びせ、クリストでぐいぐい絞る。ロープに足が届いた世羅に美蘭は619。美蘭がボディスラムで世羅をマットに叩きつけると、世羅はセラリズムバスターで美蘭をマットに叩きつけてお返し。続くリバースニードロップはかわした美蘭がスピンキックで世羅の側頭部を射貫く。追撃のライオンサルト発射準備の美蘭を捕まえた世羅。美蘭はウラカンラナに切り替えそうとするが世羅が持ちこたえコンバインに。エスケープを許さずクラッチも離さず、そのまま再び美蘭を持ち上げる。美蘭は勢いよく体を反らして今度こそのウラカンラナ。美蘭がMロールで丸め込みにかかるが、世羅が両足で美蘭の銅を挟み込みながらエビ固めに切り返してスリーカウント。世羅はこの技に自身の故郷・世羅町にある農園から「花夢の山」と名付けた。
ちょうど1年ぶりのシングルで全力をぶつけ合い、愛と絆をさらに深めた2人は抱擁。「もう大丈夫」──そんな世羅の想いは美蘭に伝わったに違いない。心身ともに充実のブルーオーキッド。次はいよいよタイトルマッチだ!

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第3試合  タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子&シャンシャンvsデボラK&Himiko

さようならシャンシャン…また逢う日まで!

ディアナでのプロレス留学は大学の夏休みいっぱいとなっているシャンシャン。夏の終わりとともに別れも近づく。ディアナでの帰国前ラストマッチは井上京子と組み、デボラK&Himikoのディアナ純血コンビとの対戦だ。
純血コンビは奇襲を仕掛け、シャンシャンをターゲットに。しかしすぐさま京子が救出。京子はHimikoをいたぶりながら赤コーナーへ連行。今度はシャンシャンがHimikoに小手投げを連発。Himikoはボディスラムを一発放ち、デボラにチェンジ。デボラとHimikoでシャンシャンを捕まえて離さず、シャンシャンはローンバトルを強いられてしまう。Himikoのサソリ固めやデボラの変形極楽固めに苦しめられながらも自力でロープにたどり着き、スタナーやランニングネックブリーカーで一矢報い、京子にチェンジ。「よく頑張った」とシャンシャンのタッチを受けた京子はラリアットをお見舞い。Himikoはブルドッギングヘッドロックやリバースインディアンデスロックなどで京子相手に猛攻。しかし京子は雪崩式ブレーンバスターでHimikoをぶん投げ、デボラをラリアットでなぎ倒し、いよいよナイアガラ宣言!有言実行のナイアガラドライバーで3カウント。勝った京子はシャンシャンを抱き締め、笑顔で「勝ったぞー!シャンシャン、ラストマッチ!ありがとう!」。
約2ヶ月の留学で大きく成長し、帰国前にディアナを存分に味わったシャンシャン。ディアナでは11月3日に台湾大会を開催し、シャンシャンとも再会できる見込みだ。次に会うときはさらに成長しているはず。これからもシャンシャンにぜひ注目して欲しい。

第4試合 シングルマッチ15分一本勝負 
ななみvs DASH・チサコ

メインイベントは超熱闘の大激闘!

パワー、スピード、テクニック、どれを取っても一級品のDASH・チサコがアミスタに2回目の登場!尾﨑妹加の持つW.W.W.Dシングル王座への挑戦が決まっているななみは、タイトルマッチの前に超強敵撃破なるか?!
ゴングが鳴るとチサコはヘッドロックだけでななみを圧倒。厳しく締め付けて離さず、「おい、終わりか」と煽る。ななみは「なめんじゃねぇ!」とタックルで反撃し、ダイヤル固め。しかしチサコの激しいファイトにやはり苦戦し、ななみはリング外へ落とされてしまう。ハードコアクイーンのラフファイトの前に、なす術なく防戦一方に。場外乱闘からリングに戻ると、チサコはミサイルキック、低空ドロップキックを続けて突き刺しまだまだ主導権を渡さない。ななみが胴締めスリーパーに捕らえたがチサコはエスケープ。ななみがコーナーに上るとデッドリードライブで投げ落とすチサコ。今度はチサコがコーナーに上りななみもお返しのデッドリードライブ。豪快なタックルでチサコを吹っ飛ばし、今度こそのダイビングボディプレス発射。これをかわしたチサコがフットスタンプを連続で投下する。苦しい展開のななみはエルボーを打つが、チサコもやり返す。ななみは裏投げでチサコをマットに叩きつけ、今度こそダイビングボディプレスを直撃させる。苦悶の表情で踞るチサコに、ななみはエルボーを連発。それでも立ち上がったチサコは、ロープの反動で走るななみを低空ドロップで迎撃。リングで大の字になって倒れるななみに、チサコのダイビングフットスタンプが容赦なく降ってくる…。これを食らってはまずいななみ。寸前でかわしてセブンスリーホールド。2で返されると次はノーザンライトの構えだが、チサコは振りほどいて素早くバックを取って投げっぱなしジャーマン。するとななみはフォールを許さず、すぐさま立ち上がって雄叫び。しかしチサコがノーザンライトライトスープレックスを決めてみせ、ダイビングフットスタンプをみぞおちに落とし、ホルモンスプラッシュでまさに“内臓破裂”級の大ダメージを与えトドメを差した。
チサコはバックステージで「初めて戦ったときは新人で、スタミナもパワーもなかった。今日は一発一発が効きました。また対戦したい」とななみの成長ぶりに太鼓判。敗れはしたものの、大きな収穫となったななみ。タイトルマッチは2週間後に迫る!
チサコは公開オファーを受け10.13後楽園大会にも参戦が決定。「ドリーム感」のあるカードが組まれると予告された。ディアナマットでの活躍にも目が離せない。

DASH・チサコ コメント動画はコチラ!

大会ダイジェスト+ななみ コメント動画はコチラ!

【試合結果】2024年8月23日(金)フューチャーサイトvol.24

第一試合 シングルマッチ15分一本勝負
尾﨑妹加vs香藤満月

オープニングマッチにチャンピオン登場!全力パワーファイト!

2人はゴングが鳴るといきなりタックルでぶつかり合う。激しい肉弾戦を尾﨑が制し、エルボードロップやセントーンで追い討ち。香藤は力いっぱいのエルボー連打で反撃開始。キャメルクラッチでぐいぐい絞り、ブレイクを許さない。何とかロープにたどり着いた尾﨑は、95キロの香藤を担ぎ上げようとするが、香藤が腰を落として持ちこたえる。香藤は大きなお腹で尾﨑を弾き飛ばし、ボディプレス。カウント2に終わり、ならばとコーナーに上る。すると尾﨑がコーナー上の香藤を捕まえ、アルゼンチンバックブリーカー!香藤を投げ捨て、ダイビングセントーン発射。かわした香藤がボディスラムから今度こそダイビングボディプレス。これを2で返した尾﨑はラリアット。派手に倒れながらも肩を上げた香藤。 尾﨑はそこにスライディング式ラリアットでトドメを差し、王者としてのディアナ初陣を白星で飾った。

第二試合 シングルマッチ15分一本勝負
美蘭vsマコトユマ

ディアナ10代対決!

マコトはレスリング仕込みのタックルからローリング、がぶりの体勢から美蘭を転がしてフォール、リフトでコーナーに美蘭を叩きつけるなど、高田道場での経験を存分に活かして攻めていく。マコト優位の展開を美蘭はスピンキックで打破。しかし続くライオンサルトはかわされてしまう。マコトの飛行機投げをカウント2で返すと、逆さ押さえ込みでマコトを転がし、横十字からブリッジでフォールする「Mロール」で美蘭が勝利。タッグタイトル戦、そして凱旋試合を控え、まだまだ先輩として負けられない。

第三試合 ノーフォールマッチ20分一本勝負
梅咲遥vs Himiko

不利なルールでも勝利が絶対!

3カウントフォールは無効、場外カウントは10までとなる特殊ルールマッチ。関節技を磨いてきたHimikoにとっては追い風、スープレックスやハイスピードな丸め込みを多用する梅咲にとっては不利なルールだ。一度は梅咲から直接勝利するもベルト挑戦には至らなかったHimiko。丸腰となった梅咲と再びの激突!
まずはHimikoが梅咲を捕まえ、アンクルホールド。梅咲は極りきる前に前転で切り抜ける。ならばとHimikoは梅咲を場外に落とし、観客席で大暴れ。カウント9でHimikoが先にリングに戻り、梅咲も辛くも生還。今度は梅咲がHimikoを落とし、リング上から高みの見物。カウント9.99で戻ってきたHimikoに、梅咲は渾身のエルボー!無言で跪いたHimikoに、今井レフェリーは「ギブアップか?」。Himikoもエルボーを打つが、やはり梅咲が上回る。この展開をHimikoはブルドッギングヘッドロックで切り抜け、ステップオーバートーホルドウィズアームロックでギブアップ狙い。ロープを掴んだ梅咲はHimikoの腕攻めにも負けず、まだまだエルボーを打つ。ランニングネックブリーカーや滞空時間の長いブレーンバスター、ミサイルキックと続けてフォール…しかし特殊ルールでフォールは無効。やはりHimikoが有利か、一度は梅咲からの勝利をもぎとったHIGAMIクラッチやアキレス腱固めで梅咲を追い詰めていく。必死に手を伸ばしてロープにたどり着く梅咲。しかしHimikoはバックドロップから再び梅咲の足狙い。エスケープした梅咲はHimikoを蹴落とし、痛む足を引きずりながらコーナーを上っていき、決死のダイブ!すぐさま場外カウントが始まる中、梅咲はHimikoの生還を許さず、何とエプロンでアメジストクロス!固いエプロンに叩きつけられたHimikoはリング内に戻れず。客席で倒れたまま場外カウント10を聞いた。
ベルトを失っても“絶対センター”は譲らない梅咲。特殊ルールでも勝利が使命!

第四試合 メインイベント
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 60分一本勝負
[王者]ななみvs シャンシャン[挑戦者]

ななみ、初挑戦・シャンシャン下しV2!若手王者から次のステップへ…?

6月29日に台湾でデビューし、その後すぐにプロレス留学のため来日したシャンシャン。7.7アミスタでデボラ欠場の穴を埋める形で緊急日本デビューを果たした。留学期間は大学の夏休みいっぱいとなっており、帰国前ラストマッチが迫る中、ななみと2回目のシングルマッチが決定。ななみは「最後にシャンシャンの全力をぶつけて欲しい」と、W.W.W.Dクリスタル王座の挑戦者にシャンシャンを指名。通常のシングルマッチからタイトルマッチに変更となった。シャンシャンにとってはもちろん初めてのタイトルマッチ。ななみにとっては2回目のクリスタル防衛戦だ。
まずはガッチリとロックアップ。ななみが腕を取るとシャンシャンもすぐに取り返してヘッドロック。力強いエルボー、ボディスラム、小手投げで主導権を握るシャンシャン。ななみは逆片エビ固めでしっかり腰を落とす。エスケープしたシャンシャンはエルボーの打ち合いを挑む。さらにドロップキックを連続で打っていくが、ななみは「来いよ!」と堂々受けきる。スリーパーでシャンシャンを捕まえるがブレイクを許し、ならばと串刺しボディアタック。シャンシャンも負けじとエルボー連打、スタナー、クロスボディ、ダイビングクロスボディと間髪入れず攻めていくシャンシャン。続くフィッシャーマンズスープレックスは初披露にして美しい弧を描き、観客の度肝を抜く!しかし立ち上がったななみが裏投げ、ダイビングボディプレス、ノーザンライトスープレックスホールドと畳み掛け、シャンシャンの全力を引き出した上でティアラ防衛に成功した。
ななみはマイクを持ち、まずは「防衛したぞ!」と喜びの声。「デビュー戦やったばかりのシャンシャンが7月にディアナに来てくれて、組んだり戦ったり一緒に練習したり。経験したこと全部出してくれたし、私が教えた覚えもない技も使ってるし、何だあれは?ってびっくりしました。でも無事に防衛できたし、シャンシャンが日本で得たこと全部受け止めて勝てて、シャンシャンの成長も凄く感じられました。今日はクリスタル防衛したので、明日もトライアングル(リボン)防衛して、9月は妹加さんのW.W.W.Dシングルに堂々と挑戦させていただきます」と高校生ながら王者らしく語った。しかしここで、クリスタルは3回防衛で返上となることを突如として告げられる。「え、聞いてないです。3回ですか?」と困惑するななみ。そして3度の防衛に成功した歴代王者が複数名誕生した暁にはグランドチャンピオンを決める戦いが始まるという…。ななみは「なんですかそれ。早くないですか」と訴えるも会社の決定は覆らず。とにもかくにも、ななみは“若手王者”から次のステップを目指すこととなった。次期挑戦者は未定だが「25歳以下またはキャリア3年未満」に該当する女子レスラーの中で最強の選手が現れるらしい…。初代王者はそれでも「絶対私が勝つ」と誓った。

【試合結果】2024年8月15日(木)アミスタ大会vol.66

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
マコトユマ vs 高瀬みゆき

シングル未勝利のマコト…高瀬みゆきの高い壁

現在三本のベルトを保持する高瀬。実績充分の高瀬がシングル未勝利のマコトの前に立ちはだかる。序盤のグラウンドの攻防から高瀬が圧倒し、マコトがエルボーを打てば高瀬は倍返し。マコトのドロップキック16連発(!)でも倒れず、ボディスラムを持ちこたえ、エルボーも両腕を広げて「来いよ!」と発破をかけながら受け、これぞ三冠王者の戦いぶり。ラリアットを狙い突進する高瀬にカウンターで飛行機投げ、超高角度逆エビ固めでマコトも反撃。高瀬のラリアット直撃を受けても肩を上げる根性を見せたが女王の牙城は崩せず、ダイビングギロチンに沈んだ。

第2試合   3WAYマッチ20分一本勝負
井上京子 VS デボラK VS 香藤満月

ディアナのでっかい人たち3WAY!

111キロの京子、95キロの香藤、77.7キロのデボラ。ディアナのヘビー級TOP3が集合した。まずは3人の力比べ。京子の超パワーをデボラと香藤が持ちこたえ、ならばと京子は両腕のラリアット。しかしこれも耐え抜く2人。今度は3人でタックルでぶつかり合う。デボラと香藤は次々に京子を狙い、キレた京子は香藤の髪を掴んで豪快に投げ飛ばす。デボラが京子のバックを取ると、香藤がさらにその後ろに回る。観客からは「上げろ!」の声が飛ぶが、計188キロの2人は上がらず。京子がロープを掴む。すると香藤がデボラにスクールボーイ。京子がカットするとデボラが京子にスクールボーイ。キックアウトした京子に香藤がボディプレスでフォール。デボラがカット。体も声も大きい2人は「邪魔すんな!」「お前が邪魔すんな!」と会場中に響き渡る声で喧嘩勃発、エルボーの打ち合いに発展。京子は2人が殴り合う様子に視線を送るのみ。デボラがコーナーに上ると、待ってましたとばかりに「チャンス!」と京子もコーナーへ。雪崩式ブレーンバスターでデボラを放り投げた。だが京子が起き上がる前に香藤が飛ぶ!その場飛び、ダイビングでボディプレスを2連発。これは京子が肩を上げる。デボラが香藤を極楽固めで捕まえると、そのデボラをスリーパーで捕まえる京子。脱出した香藤が後ろに回り京子にスリーパー。今度はデボラ、また京子…と3人で代わる代わるに絞る。デボラが京子をコーナーに振ると、そこには京子とデボラがやりあっているうちに逃げていた香藤が…。香藤は串刺しラリアットを受けてしまい、京子はデボラにもラリアット。カウント2に終わるが、京子は追い討ちのラリアット。これでスリーカウントかに思われたが、息を吹き返した香藤がカットに飛び込む。京子はひらりとかわし、デボラはボディプレスを食らった形に。京子が香藤を起こし、またしてもラリアット!香藤が倒れたその下にはデボラが…。デボラはリング外に落ちていき、京子が香藤をフォール。今井レフェリーがマットを3回叩いた。40代以上の3WAY王座・エリザベスのベルトを保持する京子。チャンピオンとして、3WAYで負けるわけにはいかない!

第3試合  6人タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子&Himiko VS ななみ&美蘭&シャンシャン

限定出場・ジャガー、付き人コンビとともに快勝

アミスタ大会は限定出場となっているジャガー横田。佐藤綾子とHimikoは、佐藤曰く「歴代(直近)付き人」コンビ。ジャガーのことをよく知る2人が白星を好アシストした。
ななみはパイプ椅子を持って現れたジャガーに猛抗議。明らかに凶器だが「疲れたときに座るだけ」といつもの言い訳で退ける。ジャガーは若手には凶器を使うまでもないと言い張り、クリーンファイトを宣言。
若手組からはななみが、ジャガー&付き人組からはHimikoが先発。ななみが優勢になり、Himikoをコーナーに連行。美蘭にチェンジすると、ジャガーと佐藤が巧みに妨害し、Himikoが徐々に試合のペースを握る。いよいよジャガーにチェンジすると美蘭は逃亡!ロープにしがみつく美蘭を無理やり引き剥がし、髪を掴んで振り回すジャガー。さらにCRYSISの連携や佐藤の反則攻撃で美蘭を追い込んでいく。美蘭がコーナーのななみに手を伸ばしても、足を引いてチェンジを許さない佐藤。美蘭はクロスボディで一矢報い、ななみにやっとチェンジ。ななみはタックルで佐藤に突撃し、加勢したHimikoも2人まとめてなぎ倒す。飛び付いての丸め込みを2で返された佐藤はHimikoにチェンジ。Himikoがレッグシザーズネックロックでななみを絞ると若手組が必死にカット。逆襲のトレイン攻撃、ななみのタックルでフォールするがカウントは2。ななみはシャンシャンに替わる。ジャガー組はHimikoからジャガーにチェンジし、シャンシャンとの初遭遇。シャンシャンのスタナーに続けて若手組の連携が決まるが、ジャガー組もチームワークを発揮。Himikoとジャガーがシャンシャンを捕まえ、佐藤がミサイルキック発射。さらにHimikoのギロチンが続き、歴代(直近)付き人コンビがジャガーの勝利をおぜん立て。トドメはジャガーのフィッシャーマンズバスター。宣言通り、凶器を使うまでもなく勝ち名乗りを受けた。
日本への留学期間は大学の夏休みいっぱいとなっているシャンシャン。ジャガーとの対戦は大きな学びとなったはずだ。

メインイベント W.W.W.Dシングル選手権試合 60分一本勝負
[王者]梅咲遥vs 尾﨑妹加[挑戦者] 
※第17代王者6度目の防衛戦

梅咲遥、V6ならず…ブラスト破りで新王者誕生!次期挑戦者も早速決定!

「団体を背負って何度も防衛する遥はかっこいいよ。でもそろそろ休憩してもええんちゃう?」。昨年4月以来、シングル王者としてディアナを牽引してきた梅咲遥についてそう語ったのは、挑戦者・尾﨑妹加。まさに休みなく団体のトップを走り続けた梅咲は「絶対センターに休憩などない」とまだまだ走り続ける覚悟だ。
7.28京都タッグ祭のメインイベント、ルミナスvs SPiCEAPでは三冠女王の高瀬みゆきが敗れる波乱の展開に。負けたままで終わるわけにはいかないW.W.W.Dシングル王者・梅咲は次期挑戦者に尾﨑を指名。そして迎えた6度目の防衛戦。借りを返し、ベルトを守る戦いが始まった。
挑戦者の尾﨑は剛腕を振りかざし奇襲を仕掛けるが、梅咲がキックで迎撃。尾﨑の右腕を狙ってドロップキックを打ちまくり、さらにワキ固め、フットスタンプで厳しく腕攻め。しかし尾﨑は痛む腕でもラリアット。さらにエルボードロップ、セントーンを落とす。尾﨑はエルボーを打つと苦悶の表情に。梅咲が低空ドロップキックで会場北側へ尾﨑を蹴落とし、すかさず場外ダイブ!さらに尾﨑の腕を鉄柱に叩きつけていく。尾﨑は梅咲を南側へ連行し、観客席へのボディスラムで猛反撃。梅咲の徹底した腕殺しに尾﨑は腰攻めで対抗する。リングに戻ると、腰を押さえる梅咲に超急角度逆エビ固めや、アルゼンチンバックブリーカーで非情な攻め。梅咲はダイビングセントーンはかわしたものの、ラ・マヒストラルを見切られてしまう。この劣勢を打破すべく、得意のエルボーを連発していく。尾﨑は「負けるか!」と渾身の一撃を放ち、エルボー合戦でも梅咲を上回ってみせた。梅咲は腰が痛む素振りを見せながらもコーナーに上りミサイルキック発射。尾﨑は大きく吹っ飛ばされるも、すぐさま立ち上がって雄叫び。スパインバスター、ショートレンジラリアット4連発と続け、今度はしっかりと助走を付けて腕を振り抜こうとする。これをかわし今度こそのラ・マヒストラルで丸め込む梅咲だったが、またも見切った尾﨑がエビ固めに巧みに切り返す。振りほどいた梅咲がヘッドシザーズホイップで飛び付くが、元ウェイトリフティング三冠王者の怪力は梅咲の回転を許さずガッチリとキャッチ。尾﨑がそのまま落としにかかると梅咲が回転エビ固めに切り返す。尾﨑はキックアウト。体格とパワーが自慢の相手に対し、スピードの乗った丸め込み攻勢の梅咲。今度はカサドーラ。カウント2で自らフォールを解いてフットスタンプを尾﨑のみぞおちに突き刺す。梅咲がコーナーに上っていき、尾﨑も立ち上がる。梅咲が構える前に追い付いた尾﨑が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、さらに追い討ちのセントーン投下。尾﨑のフォールを転がして今度こそ梅咲がラ・マヒストラル。キックアウトした尾﨑はアルゼンチンで担ぎ上げるも梅咲が暴れて脱出。アメジストクロス、梅スプラッシュ、ジャーマンスープレックスと梅咲が猛攻。これでも決まらず、昨年4月にベルトを奪取した佐藤綾子戦で初披露し、以降は5人の強豪を撃破してきた必殺・ブラストの構え。しかし尾﨑は梅咲の髪を掴んで強引に投げ、ブラスト爆発を阻止。ブラストを初めて破られた梅咲は背後からのラリアットで動きが止まる。フォールは何とか返した梅咲だったが、尾﨑がその勢いのままオリンピックスラム。この一撃で梅咲をマットに沈めた。梅咲が1年4ヶ月間、5度防衛した黄金のベルトは激闘を制した尾﨑の腰へ…。
尾﨑はマイクを持ち「団体のシングルベルト、獲ったのは初めてです!」と歓喜の第一声。続けて「遥、挑戦受けてくれてありがとう。休憩って、別に悪い言葉じゃないから。休憩中にいっぱい遥を磨き直して、強くなった遥と試合するのを楽しみにしてます。何か言いたいことはありますか?」と梅咲の言葉を促す。梅咲は「またすぐに取り返してやるから!」と一言残しマイクを投げ、セコンドの高瀬と共に控え室へと引き上げた。尾﨑は「自分は初めてシングルのベルトを巻きました。やっぱシングルベルトって色んな人が巻いた方が良くないですか?ずっと同じ人が巻いてるとその人の色しか出せないので、つまんないなと思うんですよ。自分はリスクもあるんですけど、これからディアナ毎大会でも防衛戦やりたいなと思ってるんですけどどうですか?このベルト挑戦するぞって奴、いる?」と、シングル初戴冠にして過酷な防衛ロードをぶちあげ、早くも王者の風格を感じさせる。観客がどよめく中でリングに現れたのはW.W.W.Dクリスタル王者・ななみ!ななみは「妹加さん、まずはベルト戴冠おめでとうございます。遥さんが何度も防衛してきたベルト。自分はクリスタルっていう若手の初代のチャンピオンで、“ディアナの未来”って色んな人から言われて嬉しいんですけど…やっぱり物足りないなって思ってて。妹加さんが遥さんの防衛記録を止めて、その欲が溢れたというか。そのベルト、凄く欲しくなりました。挑戦させてください」と挑戦表明。誰の挑戦でも受けるという尾﨑はななみとガッチリと握手を交わし、至宝奪還に真っ先に名乗りを上げたななみとの防衛戦が決定した。こうして梅咲の“休憩”、そして尾﨑の防衛ロードがスタート。尾﨑はバックステージでもスケジュールが許す限り防衛戦を行う意志を改めて語り、ななみに言及。「ななみは18歳。防衛戦までの短い期間でも成長してくると思うんで気は抜けないです。でも最多防衛を狙うのでななみには踏み台になってもらいます」。
大会後は、尾﨑vsななみを9.8アミスタで行うことが団体から正式に発表された。新王者の初防衛戦は目前に迫る!

梅咲遥 バックステージコメント
尾﨑妹加 バックステージコメント

【試合結果】2024年8月13日(火)アミスタ大会vol.65

大会ダイジェスト動画はコチラ!

第1試合  シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs マコトユマ

Himiko、誤審(?)にもめげず…新技披露で勝利

マコトデビュー戦、6.16アミスタ、そして今回。Himiko対マコトはこれで3度目のシングルマッチとなった。シングルでの初勝利こそ挙げていないが、着実に成長しているマコト。Himikoはそれを確かめるようにじっくりとロックアップからグラウンドの攻防へ。マコトも食らいついていくが、Himikoが先輩らしくリードしていく。マコトはバックを取り、レスリング仕込みのローリングからオースイスープレックスの形へ繋いでフォール。肩を上げたHimikoはヨーロピアンクラッチ。しかしソフト今井レフェリーはマコトの肩がマットから浮いたと判定し、カウントを2で止める。この様子を見ていたセコンドの梅咲は「え~?スリーだよ!絶対」と物言いをつける。今井レフェリーと梅咲は「上がってたよ!」「本当に?スリーだろ!」「ツーだよ!オレがルールだ!」と言い合いになり、観客からは笑いが起こる。Himikoも「スリーだよな?!」と誤審(?)に不服。とはいえ判定は覆らず試合は続行。納得のいかない梅咲は「Himikoさん!もっといけ!やれ!」とセコンドなのにヒートアップ。全く意に介さないマコトはボディシザーズでギブアップを迫る。Himikoは肘を入れて脱出し、ステップオーバー・トーホールド・ウィズ・アームロックでギブアップ狙いをお返し。ロープに逃げたマコトはレスリングの経験を活かし、タックルからHimikoを持ち上げてコーナーに打ち付ける。連続ドロップキックでフォールし、返されてもすかさず飛行機投げ。これも返されもう一発を狙うがHimikoが切り返して丸め込む。マコトは明らかにカウント2で肩を上げるが、根に持つHimikoと梅咲は口々に「スリーだろ!」「そうだよ!スリーだよ!」と猛抗議。誰もが納得する完璧なスリーカウントを求められるHimikoは、カウンターのブルドッギングヘッドロック、ギロチンと続けてダイビングギロチンを狙いコーナー上へ。これをマコトが引きずり落として必死の丸め込み。キックアウトしたHimikoは初披露となるバックドロップで今度こそ、誰もが納得するパーフェクトなスリーカウント。疑惑の判定にめげず新技お披露目で、Himikoもしっかり成長をアピールした。

第2試合   タッグマッチ20分一本勝負
ななみ&シャンシャン vs デボラK&柊くるみ

18歳・ななみ、二冠王の貫禄みせた!

高校最後の夏休みでトライアングルリボン王座を奪取し、二冠王となったななみ。防衛戦も決定し、負けられない戦いが続く。
体格の大きな2人めがけて、ななみとシャンシャンはゴングを待たず突撃!奇襲でデボラをリング外へ落とし、くるみをターゲットに。しかしくるみは奇襲も何のその、ななみとシャンシャンの合体キックでもびくともせず、シャンシャンをボディスラムで豪快に投げる。「お前もだ!」と次はななみに狙いを定めたくるみ。ななみはボディスラムを持ちこたえ、得意のタックル合戦に持ち込む。しかしこの打ち合いはくるみが制し、くるみからデボラにチェンジ。くるみが作った流れに乗って、デボラは小手投げ、首投げ、女子プロムーブ、逆エビ固め、クロスフェイスロックと次々に攻めていく。ななみはボディアタックやタックルで反撃し、シャンシャンにチェンジ。デボラは胴締めフェイスロックでギブアップを迫るがエスケープを許す。シャンシャンはエルボーで反撃。デボラが両腕を広げて受けきると、さらに気迫溢れる連続エルボーでデボラを追い込んでいく。デボラがお返しの一発を打つと、シャンシャンはスモールパッケージやスクールボーイで丸め込む。全て返したデボラはブレーンバスターを一発お見舞いし、くるみにチェンジ。くるみは初遭遇のシャンシャンに「はじめまして!」と挨拶代わりのフットスタンプ。悶えるシャンシャンにもう一発、二発、と容赦なし。全く動けないシャンシャンを、ななみがやけに優しいカットで救出。ななみの優しさで(?)息を吹き返したシャンシャンはドロップキック3連発。さらにななみの好アシストでクロスボディを決め、ななみにチェンジ。ななみは再びタックルでくるみとぶつかり合う!今度はななみがくるみを倒し、さらに勢いづく。しかしくるみはこの流れをトラースキック一発で止め、デボラにチェンジ。デボラがキャメルクラッチでななみを捕まえ、そのななみの顔面にくるみが重い低空ドロップキックを放つ。デボラの極楽固めはシャンシャンがカットし、シャンシャンが必死にくるみを押さえる中、ななみは胴締めスリーパー。デボラは自力でロープを掴む。シャンシャンを振りほどいたくるみのラリアット、デボラのバックフリップを連続で食らうがシャンシャンのカットが間に合う。シャンシャンがスタナー、ネックブリーカーでくるみを排除し、ななみがセブンスリーホールドで勝負を決めた。

第3試合   タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&香藤満月 vs 梅咲遥&ウナギ・サヤカ

「ちょぶき」初陣でヘビー級コンビ・香藤&京子撃破!※敬称略

“ちょちょたん”こと梅咲遥と“傾奇者”ウナギ・サヤカがチーム「ちょぶき」を結成!イベントから誕生したタッグがリングでも実現した。その初陣は95キロの香藤満月と111キロ井上京子!ディアナヘビー級コンビからは香藤が先発を買って出る。するとウナギは「おい、井上京子。出てこいよ」と呼び捨てで京子を挑発。ウナギは会場に駆け付けたひつま武士の「京子」コールを煽り、京子を引っぱり出すことに成功!いきなり注目のマッチアップだ。呼び掛けに応じてくれた京子に笑顔を見せ、「井上京子!」とハグを要求するウナギ。相変わらず敬称をつけないウナギに苛立つ京子。険しい表情で「さん、だよね?」とウナギに背を向ける。するとウナギは「井上京子、さ~……」。その声にはにかみながら振り向いた京子。ウナギは「ん」と言い切る前にスクールボーイ!キックアウトした京子はブチギレ!「井上京子さんだって、言ってんだろうが!」とウナギの髪を掴んで豪快に投げ飛ばす。場外へ逃げたウナギは「来いよ!びびってんのか!」、京子も「お前がびびってんだろ!」と子供のような言い争いに。「うわ、京子がびびってる」「(京子)さんだし、(リングの)中入れよ」と敬称をめぐる争いから2人の口喧嘩はさらにヒートアップ。パートナーのやりたい放題ぶりに梅咲は困惑…。ウナギのおしりぺんぺんにキレた京子はいよいよウナギを追って場外へ。この日は65回を数えるディアナのアミスタ大会で最多の観客動員を記録しており、超満員の場内は椅子がぎっしり。逃げ場を失った、というよりどう見ても元々逃げ場がなかったウナギはあっという間に隅に追い詰められてしまう…。京子は「お前バカか?こんな狭いとこで逃げれる訳ねぇだろ」と一喝し、ウナギをリングに連行。京子からタッチを受けた香藤はウナギに馬乗りエルボーで「京子さんには!京子さんと言え!」とディアナ所属らしく怒り爆発。ウナギも「うるせぇんだよ!」とやり返す。香藤は大きな体と怪力で強引にボディスラム。続いて京子が怪力でラリアット。ウナギは松風と共にあらんで京子をマットに叩きつけ、ギロチンドロップ。大ふへん固めは京子の重い体が上がらず。ここで梅咲が登場し、いよいよちょぶきの連携かと思いきや、京子が両腕のラリアットで2人をなぎ倒す。ウナギはビッグブーツで反撃し、梅咲にチェンジ。梅咲はウナギとの連携で京子の腕に狙いを定めてドロップキック。ウナギも得意のコードブレイカーを京子の肘にお見舞い。さらに梅咲がワキ固めで京子の腕をひたすら攻める。梅咲のエルボーを腕でガードした京子だが、梅咲の破壊力、そして腕攻めの効果で苦悶の表情に。それでも京子は力を振り絞ってラリアット。替わった香藤が95キロ×4回のボディプレスに、腰をしっかり落とした逆エビ固め。ロープに逃げようとする梅咲をリング中央に戻す香藤。見かねたウナギが飛び出すが、京子と香藤のWタックルでウナギを排除。さらに梅咲にもWタックル、サンドイッチボディアタックと、2人の体格を存分に生かしたパワフルファイト。倒れた梅咲にも香藤がダイビングボディプレス。自力でキックアウトした梅咲に、追撃のボディプレスを投下した香藤。しかしこれは梅咲がかわし、ウナギがギロチンを落とす。ちょぶきのサンドイッチスライディングTANAKAでこちらも見事なコンビネーションを披露。梅咲がコーナーに上ると、京子が雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、梅咲はリングで大バウンド。大の字になって倒れた梅咲に香藤がボディプレス。ウナギがカットに入りカウント2に終わるが、香藤がウナギを捕まえ、そこに京子が突進!しかしこのラリアットは香藤に誤爆!この隙を逃さず、梅咲が電光石火の丸め込みで白星をかっさらった。

メインイベント
W.W.W.Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子vs美蘭&世羅りさ[挑戦者組・ブルーオーキッド]
※第22代王者2回目の防衛戦

無念の、まさかのレフェリーストップ…不完全燃焼V2の綾華は再戦誓う

世羅さんと必ずタッグベルトを巻く!そんな野望を胸に、急成長を遂げた美蘭。実力・実績充分の世羅に負けじと美蘭も力を付けていき、「タッグ祭り」と銘打った7.28京都大会では自力勝利を挙げた。タッグベルトにかける2人の想い、そして結成以降順調に勝ち星を挙げてきた実績が認められ、いよいよ王座挑戦となった。
二度目の防衛戦を迎えた綾華は、個々の力に加え抜群のタッグワークを誇る。中森華子は8.11 PURE-J後楽園でPURE-J認定無差別級王座をかけて世羅と対戦し敗れており、早速リベンジのチャンスとなる。世羅にとっては勝てば三冠王の大チャンスだ。
お盆の3大会ですべて美蘭との対戦となる三児の母レスラー・佐藤は「つい美蘭に親心が芽生えてしまう」と話すが、試合となれば手心は一切ナシで臨む。
美蘭にとってはW.W.W.Dクリスタル、フューチャー・オブ・スターダムに続いてキャリア3度目のタイトルマッチ。8.11アミスタでは佐藤に敗れたものの、中森からベルトを奪った頼もしいパートナーと共に野望に向けて出陣!
まずは佐藤と美蘭が先発。佐藤が巧みなテクニックでリードしていくが、世羅のアシストが光り、ブルーオーキッドの合体技を披露。世羅と佐藤のマッチアップとなり、世羅がリバースカンパーナやニードロップで攻めれば、佐藤はサミングから低空ドロップキックで反撃。佐藤から中森にチェンジし、因縁の2人が対峙。世羅のエルボー、中森のキックで情念ほとばしるバチバチファイトに。中森との激しい攻防を展開した世羅は美蘭にチェンジし離脱。試合を託された美蘭はベテラン相手に孤軍奮闘。中森のギロチンや佐藤のWアームスープレックスを受けても自力で立ち上がる。美蘭は一人で戦い抜く姿勢を見せていたが、試合時間が10分を過ぎた頃、ソフト今井レフェリーが佐藤と中森を制止。3人は動きを止め、そのまま再開することなく試合終了のゴングが鳴った。10分30秒、レフェリーストップで綾華の防衛となった。
ここでディアナを代表して井上京子がリングに上がり、世羅は控室に戻っており試合を続行できる状態でないことを説明し、「この試合はいったん預からせてください」と観客に深々と頭を下げた。
佐藤は涙をこぼす美蘭、そして体調不良により途中棄権することとなってしまった世羅を気遣い「これじゃベルト巻けないよね」と守ったベルトを肩にかけ、「ブルーオーキッドとはもう1回。絶対。必ずまたタイトル戦やりたいと思います。待っていてください」と呼びかけ再戦を約束。4人の戦いを心待ちにしていたファンから温かい拍手が送られた。
なお、世羅は病院に搬送され、診察の結果は大事に至らなかったことが発表されている。世羅本人もSNSに「病院で処置を受けまして今はすっかり大丈夫です」「もう一度ブルーオーキッドで挑戦させてください」と投稿。世羅りさが完全復活すれば、次こそ完全燃焼のタイトルマッチだ。世羅選手、どうぞお大事に。

【試合結果】2024年8月11日(日)アミスタ大会vol.64

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
デボラK&マコトユマvs夏実もち&柊くるみ

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&ななみvs香藤満月&シャンシャン

メインイベント
W.W.W.Dエリザベス選手権試合 60分一本勝負
[王者]宮崎有妃vs[挑戦者]井上京子vs[挑戦者]  Himiko

井上京子 バックステージコメント

【試合結果】2024年7月28日(日)京都KBSホール大会~京都タッグ祭り~

大会ダイジェスト動画はコチラ!
観衆:196名

試合前イベント 高橋秀幸さんミニライブ

大会前に「炎神戦隊ゴーオンジャー」「特命戦隊ゴーバスターズ」等、特撮ヒーローやアニメの主題歌で知られる、高橋秀幸さんのミニライブを行った。井上京子・佐藤綾子と同じく山形県出身で大のプロレス好きであると話し、自身初のリング上ライブで「炎神戦隊ゴーオンジャー」「バスターズ レディーゴー!」「ガッチャ☆ゴセイジャー」の3曲を熱唱。KBSホールに集まったプロレスファンと“たかぱすファミリー”からは拍手喝采。会場を大いに盛り上げた。

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
マコトユマ&シャンシャン VS 美蘭&世羅りさ[ブルーオーキッド]

オープニングマッチにブルーオーキッド登場!
「京都タッグ祭り」と銘打った大会のオープニングマッチには、タッグベルトを虎視眈々と狙い実績を積み重ねるブルーオーキッドが登場!対角には新台湾プロレスからの留学生・シャンシャンとディアナ新人・マコトユマ。シャンシャンは7.26フューチャーサイトで星野唯月から受け継いだ白いコスチューム姿をお披露目した。
まずは美蘭とシャンシャンが先発。中学3年生ながらキャリアで勝る美蘭に、シャンシャンも練習の成果を発揮し食らいつく。続く世羅とマコトのマッチアップは「今日は優しくやるって決めたんじゃ…」と若手コンビに情をかけるかと思いきや、マコトの顔面を踏みつけたり髪を引っ張ったりといつも通りの厳しい攻めの世羅。さらにブルーオーキッドの合体ニードロップを投下する。マコトはタックルで反撃してシャンシャンにチェンジ。シャンシャンはドロップキック、ボディスラム、エルボー、スタナーと攻めていき、美蘭も打点の高いドロップキックで応戦。替わった世羅が急角度逆エビ固めやリバースカンパーナでいたぶり、シャンシャンは苦しい展開に。カウンターのランニングネックブリーカーで窮地を脱し、マコトにチェンジ。世羅はセラリズムバスターでマコトをマットに叩きつけ、美蘭にチェンジ。マコトがシャンシャンを呼び込んでトレイン攻撃。しつこく押さえ込んだが美蘭はキックアウト。美蘭のライオンサルトをかわしたマコトが飛行機投げ。このフォールは世羅がカット。シャンシャンが世羅をリング外へ落とし押さえるが、リング上では美蘭のキックがマコトの側頭部を射抜き、続くMロールクラッチで勝負あり。また一つブルーオーキッドの実績を重ねた。

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
沙恵&マリ卍 VS デボラK&香藤満月

第3試合  ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&ガッツ石島 VS 夏すみれ&神崎ユウキ

第4試合  ディアナ純血タッグマッチ 20分一本勝負
井上京子&ななみ VS 佐藤綾子&Himiko

第5試合  スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆき VS 本間多恵&尾﨑妹加[SPiCEAP]