第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&香藤満月vs梅咲遥&マコトユマ
◯佐藤綾子&香藤満月(13分58秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)梅咲遥&マコトユマ●
第一試合から激戦必至の好カード!
まずは香藤と梅咲が先発。香藤は力任せに梅咲をロープに押し込み、梅咲はスピードの乗ったドロップキックで反撃。さらにマコトとのWドロップキック。マコトと香藤の同期対決に。マコトのヘアホイップは重い体で持ちこたえ、逆襲のヘアホイップ。香藤が体格を活かして奮闘する。香藤から佐藤に替わり、テクニックでマコトを圧倒していくが、マコトもドロップキックで反撃し梅咲にチェンジ。梅咲は滞空時間の長いブレーンバスター、佐藤は串刺しジャンピングニーやミサイルキックで見応えのある攻防に。再び香藤にチェンジし、香藤はタックルで梅咲と香藤のトレイン攻撃を撃破。さらに佐藤との合体ボディプレス。梅咲はフットスタンプなどで応戦し、やはりエルボーで勝負に出る。梅咲の力強いエルボーに香藤も対抗し、2人が鳴らす鈍い音に観客はどよめき。香藤の渾身の一撃で危うく心が折れかけた梅咲はファンの手拍子を煽って息を吹き返す。応援を背に立ち上がった梅咲もやり返し「満月こいよ!」。香藤は力一杯の18連発で梅咲をロープ際に追いやるが、梅咲の反撃で倒れ込んでしまう。梅咲はそこに低空ドロップキックを突き刺し、マコトにチェンジ。マコトは丸め込みを連発していくが香藤が全て2で返す。香藤がキャメルクラッチでマコトを捕まえると、佐藤が飛び出して走り出す。これを見た梅咲もロープワーク。2人はロープを三往復してそれぞれ低空ドロップキック。食らったマコトと香藤はダメージを引きずりながらも立ち上がり、香藤がダイビングボディプレス。2で返したマコトは梅咲にタッチを求めるが、今井レフェリーがなぜかセコンドのななみに気を取られている隙に、佐藤がおぼんで殴打し交代できず。しかし佐藤のミサイルキックが香藤に痛恨の誤爆。このチャンスにマコトは飛行機投げ。キックアウトした佐藤はWアームスープレックス。マコトは自力で肩を上げ、佐藤のバックを取る。しかし今度は梅咲が痛恨の誤爆!梅咲のエルボーは佐藤がひらりとかわしマコトに直撃してしまった。佐藤がこのチャンスを逃すはずもなく、ジャパニーズレッグロールクラッチでマコトを仕留めた。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
美蘭 vs 世羅りさ
●美蘭(8分41秒 花夢の山)世羅りさ○
もう大丈夫!再びの挑戦へ向けて、ブルーオーキッド対決!
試合途中に体調不良で無念のレフェリーストップ。涙を流す美蘭に何も言えないまま会場を後にした──美蘭と会うのは悪夢のような8.13タッグ王座戦以来だという世羅。「どんな顔して会えばいいのかわからないけど、もう大丈夫だよっていうのを闘いを通して伝えたい」と意気込みを語っていたが…会場に到着すると、美蘭からお揃いのTシャツと手紙のプレゼントが!世羅はあまりの嬉しさでパニック状態に。それでもいざ試合となれば、大好きなパートナーだからこその全力ファイトだ!
美蘭は「今日は勝ちに来ました」と堂々の勝利宣言から先制攻撃。矢継ぎ早に丸め込みやドロップキックで猛攻!世羅は「分かったからちょっと一回落ち着け!」と反撃を開始し、容赦ナシのリバースカンパーナやニードロップ。「どうした?勝つんだろ?」と両腕を広げて美蘭のエルボーを受け続け、コーナーに追い込むと顔面を蹴り飛ばす。「まだだよ。まだ。まだ来い」とひたすら美蘭の攻撃を受けまくる。美蘭の想いをしっかり受け止めた世羅は「それでこそパートナーじゃ!」と超高速ジャイアントスイングで美蘭をぶん回し投げ飛ばす。立ち上がった美蘭は三角とびプランチャを浴びせ、クリストでぐいぐい絞る。ロープに足が届いた世羅に美蘭は619。美蘭がボディスラムで世羅をマットに叩きつけると、世羅はセラリズムバスターで美蘭をマットに叩きつけてお返し。続くリバースニードロップはかわした美蘭がスピンキックで世羅の側頭部を射貫く。追撃のライオンサルト発射準備の美蘭を捕まえた世羅。美蘭はウラカンラナに切り替えそうとするが世羅が持ちこたえコンバインに。エスケープを許さずクラッチも離さず、そのまま再び美蘭を持ち上げる。美蘭は勢いよく体を反らして今度こそのウラカンラナ。美蘭がMロールで丸め込みにかかるが、世羅が両足で美蘭の銅を挟み込みながらエビ固めに切り返してスリーカウント。世羅はこの技に自身の故郷・世羅町にある農園から「花夢の山」と名付けた。
ちょうど1年ぶりのシングルで全力をぶつけ合い、愛と絆をさらに深めた2人は抱擁。「もう大丈夫」──そんな世羅の想いは美蘭に伝わったに違いない。心身ともに充実のブルーオーキッド。次はいよいよタイトルマッチだ!
第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&シャンシャンvsデボラK&Himiko
◯井上京子&シャンシャン(13分57秒 ナイアガラドライバー)デボラK&Himiko●
さようならシャンシャン…また逢う日まで!
ディアナでのプロレス留学は大学の夏休みいっぱいとなっているシャンシャン。夏の終わりとともに別れも近づく。ディアナでの帰国前ラストマッチは井上京子と組み、デボラK&Himikoのディアナ純血コンビとの対戦だ。
純血コンビは奇襲を仕掛け、シャンシャンをターゲットに。しかしすぐさま京子が救出。京子はHimikoをいたぶりながら赤コーナーへ連行。今度はシャンシャンがHimikoに小手投げを連発。Himikoはボディスラムを一発放ち、デボラにチェンジ。デボラとHimikoでシャンシャンを捕まえて離さず、シャンシャンはローンバトルを強いられてしまう。Himikoのサソリ固めやデボラの変形極楽固めに苦しめられながらも自力でロープにたどり着き、スタナーやランニングネックブリーカーで一矢報い、京子にチェンジ。「よく頑張った」とシャンシャンのタッチを受けた京子はラリアットをお見舞い。Himikoはブルドッギングヘッドロックやリバースインディアンデスロックなどで京子相手に猛攻。しかし京子は雪崩式ブレーンバスターでHimikoをぶん投げ、デボラをラリアットでなぎ倒し、いよいよナイアガラ宣言!有言実行のナイアガラドライバーで3カウント。勝った京子はシャンシャンを抱き締め、笑顔で「勝ったぞー!シャンシャン、ラストマッチ!ありがとう!」。
約2ヶ月の留学で大きく成長し、帰国前にディアナを存分に味わったシャンシャン。ディアナでは11月3日に台湾大会を開催し、シャンシャンとも再会できる見込みだ。次に会うときはさらに成長しているはず。これからもシャンシャンにぜひ注目して欲しい。
第4試合 シングルマッチ15分一本勝負
ななみvs DASH・チサコ
●ななみ(11分26秒 片エビ固め)DASH・チサコ◯
※ホルモン・スプラッシュ
メインイベントは超熱闘の大激闘!
パワー、スピード、テクニック、どれを取っても一級品のDASH・チサコがアミスタに2回目の登場!尾﨑妹加の持つW.W.W.Dシングル王座への挑戦が決まっているななみは、タイトルマッチの前に超強敵撃破なるか?!
ゴングが鳴るとチサコはヘッドロックだけでななみを圧倒。厳しく締め付けて離さず、「おい、終わりか」と煽る。ななみは「なめんじゃねぇ!」とタックルで反撃し、ダイヤル固め。しかしチサコの激しいファイトにやはり苦戦し、ななみはリング外へ落とされてしまう。ハードコアクイーンのラフファイトの前に、なす術なく防戦一方に。場外乱闘からリングに戻ると、チサコはミサイルキック、低空ドロップキックを続けて突き刺しまだまだ主導権を渡さない。ななみが胴締めスリーパーに捕らえたがチサコはエスケープ。ななみがコーナーに上るとデッドリードライブで投げ落とすチサコ。今度はチサコがコーナーに上りななみもお返しのデッドリードライブ。豪快なタックルでチサコを吹っ飛ばし、今度こそのダイビングボディプレス発射。これをかわしたチサコがフットスタンプを連続で投下する。苦しい展開のななみはエルボーを打つが、チサコもやり返す。ななみは裏投げでチサコをマットに叩きつけ、今度こそダイビングボディプレスを直撃させる。苦悶の表情で踞るチサコに、ななみはエルボーを連発。それでも立ち上がったチサコは、ロープの反動で走るななみを低空ドロップで迎撃。リングで大の字になって倒れるななみに、チサコのダイビングフットスタンプが容赦なく降ってくる…。これを食らってはまずいななみ。寸前でかわしてセブンスリーホールド。2で返されると次はノーザンライトの構えだが、チサコは振りほどいて素早くバックを取って投げっぱなしジャーマン。するとななみはフォールを許さず、すぐさま立ち上がって雄叫び。しかしチサコがノーザンライトライトスープレックスを決めてみせ、ダイビングフットスタンプをみぞおちに落とし、ホルモンスプラッシュでまさに“内臓破裂”級の大ダメージを与えトドメを差した。
チサコはバックステージで「初めて戦ったときは新人で、スタミナもパワーもなかった。今日は一発一発が効きました。また対戦したい」とななみの成長ぶりに太鼓判。敗れはしたものの、大きな収穫となったななみ。タイトルマッチは2週間後に迫る!
チサコは公開オファーを受け10.13後楽園大会にも参戦が決定。「ドリーム感」のあるカードが組まれると予告された。ディアナマットでの活躍にも目が離せない。