10/16後楽園大会試合レポート

2022年 10月16日(日)後楽園ホール大会を全6試合で行いました。チケット完売となった本大会では、W.W.W.Dエ リザベス 第10代王者・ジャガー横田の2回目のタイトル防衛戦。
セミファイナルではW.W.W.Dタッグ王者ルミナス(梅咲 遥、高瀬みゆき)に岩田美香を迎え、ルミナス&赫覚醒(レッドエナジー 高瀬みゆき&岩田美香)で6人タッグマッチ。 メインイベントは、対戦カード発表時から注目されいたらスペシャル8人タッグマッチ、井上京子、井上貴子、神取忍、 タイガー・クイーン VS 佐藤綾子、中森華子、ウナギ・サヤカ、ななみを行い、会場を大いに沸かせた大会となりました。2023年はワールド女子プロレス・ディアナ代表 井上京子 選手生活35周年のメモリアルYEARとなりますのでご注目く ださい。

第1試合 タッグマッチ 笹村あやめ&愛海 VS マドレーヌ&美蘭

○笹村あやめ&愛海(11:03 キャメルクラッチ)マドレーヌ&美蘭●

美蘭お手製の選手ネームプレートを持って登場のマドレーヌ&美蘭。 マドレーヌの力強い声援を受けた美蘭は、攻守のバラン スの良い戦いをする笹村あやめ&愛海組を迎え撃つ。マドレーヌはフェイマサー、マドレーヌ!を決め会場から歓声を受ける。 笹村、愛海から何度も「ギブアップは?、ギブアップしろ?」と言われ続ける美蘭はそれでも応じない。マドレーヌが場外にいる間に笹村あやめのキャメルクラッチで、笹村&愛海組が勝利する。 試合後の選手同士の爽やかな握手が印象的だった。

第2試合 シングルマッチ 10分1本勝負 デボラK VS 沙恵

△デボラK(10:00 時間切れドロー)沙恵△

沙恵からの提案で組まれた、今大会唯一のシングルマッチ戦。しかも10分1本勝負のガチンコ対決。開始ゴング前から 両選手の表情はいつもよりキツい。 デボラに対して、沙恵が「おいこんなもんなのか!おい」と言いながら強気で仕掛け ていく。デボラのタックルもさらに勢いがつき重く痛い音を響かせる。デボラのバックフリップが決まった。互いの闘志を ぶつけ合った試合は時間切れドロー戦。 試合後も決着つかない両選手の今後の戦いにご注目ください。

第3試合 ストロングスタイル提供試合 間下隼人&野村直矢 VS スーパー・タイガー& 槙吾

○間下隼人&野村直矢(9:25 フィッシャーマンズスープレックスライオット)
スーパー・タイガー&槙吾●

ディアナ後楽園大会では恒例となっている、ストロングスタイルプロレス提供試合は男子選手のタッグマッチとなった。 間下隼人は野村直矢をパートナーに、スーパー・タイガーは槙吾を迎えて始まった本試合。 槙吾の腕硬めに捕まる野村。 持ち前の力で跳ね除ける、スーパー・タイガーと間下隼人のキックは乾いた心地よい音を立てていく。

混戦の中、最後は間下の、フィッシャーマンズスープレックスライオットで槙吾に勝利する。

第4試合 W.W.W.Dエリザベス選手権試合 30分1本勝負 ジャガー横田 VS ミスモンゴル VS Himiko

○[王者]ジャガー横田(6:42 ジャックナイフ)Himiko[挑戦者]● ※もう一人はミス・モンゴル ※第10代王者が2回目の防衛に成功

「3WAYマッチは何が起こるか分からない、だからこそチャンスが誰しもにある」と語るジャガー横田が、ミス・モンゴルと 2022年1月にデビューしてから瞬く間に選手権試合挑戦のチャンスを手に入れたHimikoを迎え撃った。試合開始早々からジャガー横田の場外での浴びせ蹴りを受けHimikoもミスモンゴルも回復に時間を要する中、ミス・モンゴルにさ らに浴びせ蹴りを加える。 ジャガー横田とHimikoが同時にミスモンゴルに固技を加えたのは3WAYマッチならではのシー ンだった。Himikoはブルドッギングヘッドロックを的確に決めた姿は堂々としていた。

試合はジャガー横田がジャックナイ フでHimikoに勝利し、2回目の防衛を成功させた。

第5試合 6人タッグマッチ30分1本勝負 梅咲遥&高瀬みゆき&岩田美香 VS 真琴&夏すみれ&NATSUMI

○梅咲遥&高瀬みゆき&岩田美香(19:44 片エビ固め) 真琴&夏すみれ&NATSUMI● ※梅スプラッシュ

高瀬みゆきのタッグパートナーである、梅咲遥と岩田美香が揃ったタッグ戦は、妖艶な魅力の真琴、鞭遣いと厚化粧が トレードマークの夏すみれ、身のこなしの軽さとアクロバティックな動きが魅力のNATSUMIとリング上はとても華やかで あった。 夏すみれの、鞭が高瀬を襲うシーンが何度もあったがルミナス&レッドエナジーが力で押し退けていく。 真琴のダブルアーム・スープレックス・ホールドを高瀬に決める。 最後は、梅咲の梅スプラッシュからの片エビ固めで ルミナス&レッドエナジーの初勝利となった。

第6試合 スペシャル8人タッグマッチ 60分1本勝負 井上京子&神取忍&井上貴子&タイガー・クイーンVS 佐藤綾子&中森華子&ウナギ・サヤカ&ななみ

○井上京子&神取忍&井上貴子&タイガー・クイーン(16:05 体固め)
佐藤綾子&中森華子&ウナギ・サヤカ&ななみ●

ディアナだからこそ実現した対戦カードと大会前から話題だった本試合。タイガー・クイーンとウナギ・サヤカの虎対決、 ミスター女子プロレス 神取忍、W井上を相手に、女子高生レスラーななみは奮闘する。井上京子を持ち上げてノーザン ライトスープレックスを決めたななみに大きな拍手が起こる。

シングルチャンピオン佐藤綾子と中森華子はベテラン勢ら しく、ここぞと技を決め、試合の流れを自分達に引き戻す。佐藤綾子の神取忍へのお盆キックは思い切りよく決まってい く。

リング上では1本取られまいと食らいついていく全選手。試合最終は、タイガー・クイーンが佐藤、中森、ウナギに場外乱 闘中に、井上京子とななみの一騎打ちとなり、メインイベントを井上京子が勝利する。page3image13231040