第1試合 -ユニット対抗戦- 6人タッグマッチ20分一本勝負
[INVA]デビー・カイテル&Himiko&AKARI vs 美蘭&夏実もち&尾﨑妹加[GoR]
[INVA]デビー・カイテル&●Himiko&AKARI(13分58秒 片エビ固め)美蘭&夏実もち&尾﨑妹加○[GoR]
※GoR=勝ち点2、INVA=勝ち点2
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
シャンシャン vs 杏ちゃむ
●シャンシャン (9分37秒 片エビ固め)杏ちゃむ○
※バズソーキック
第3試合 -ユニット対抗戦- タッグマッチ20分一本勝負
[INVA / 綾華]佐藤綾子&中森華子 vs 井上京子&香藤満月 [T.I]
[INVA / 綾華]佐藤綾子&△中森華子(14分43秒 両者TKO)井上京子&香藤満月△ [T.I]
※INVA=勝ち点2、T.I=勝ち点2
ユニット対抗戦に、INVAからタッグ王者組の綾華が登場!ここで勝てば優勝決定戦にもつれ込むチャンスも残っている。対するはT.Iから京子と香藤の重量級コンビだ。T.Iが奇襲からいきなり綾華を挟み撃ちに。佐藤が捕まってしまうが、ベテランのテクニックを発揮。香藤の髪を掴んで赤コーナー側へ連行。今度は綾華の連携攻撃だ。中森の強烈なキックを受けまくる香藤は「京子さん!」と助けを求めて絶叫。それでも京子のカットはなく、自力で脱出。京子は綾華の合体ブレーンバスターを怪力で破るが、中森と佐藤が次々に京子を蹴りまくる。京子は得意のラリアットで応戦。佐藤が京子をジャーマンで投げれば、京子もジャーマンでお返し。しかしダメージの大きい京子は香藤にタッチ。香藤はタックルから押さえ込み、ランニングおまんじゅうプレスととにかく重さを武器に全力ファイトだ。パワーで敵わない佐藤は綾華のWオーロラスペシャルの構えを見せるがそれでもみけぽの香藤は上がらず。ならばと佐藤が丸め込みを連発するが香藤が自力で返す。タッチを受けた中森がバックスピンキックから顔面蹴り、そして関節技で腕を極めてギブアップ狙い。懸命に押さえる佐藤を引きずりながら京子がカットに入る。中森が膝蹴りからフォールするとこれも京子がカット。京子に二度も救われた香藤は中森にバックフリップ。肩を上げた中森は香藤の動きを止め、そこに佐藤がおぼん攻撃!そして綾華の同時発射ミサイルキック。これでもしぶとく返した香藤にトドメを刺すべく、中森はトップロープへ。だが京子の雪崩式ブレーンバスターと香藤のダイビングおまんじゅうプレスを連続被弾。佐藤がおぼんを投げつけてカットし、窮地を脱した中森がシャイニングフラワー。これは京子がカットしカウント2。倒れたまま起き上がれない香藤の代わりに京子がパワーボムで佐藤を排除し、中森にもパワーボム。これでリングは香藤と中森の1対1だが、試合権のある2人がダウンしたまま全く動けず…今井レフェリーがダウンカウントを10まで数え、まさかの両者KO。ドローに終わり、INVA自力優勝の可能性は消滅。対抗戦の行方はメインのGoR対T.Iで決することとなった。
第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
NENE&フィオ二ー vs Anna&網倉理奈
NENE&○フィオ二ー(12分11秒 片エビ固め)Anna●&網倉理奈
※ランニングニーアタック
メインイベント -ユニット対抗戦- シングルマッチ15分一本勝負
[GoR]梅咲遥 vs 羽多乃ナナミ[T.I]
ユニット対抗戦決勝
W.W.W.Dシングル選手権 30分一本勝負
[GoR/王者]○梅咲遥(9分50秒 ブラスト)羽多乃ナナミ●[T.I/挑戦者]
※第24代王者 2回目の防衛に成功
※両者の合意により、シングル選手権試合に変更
※この結果により、ユニット対抗戦はGoRが優勝。12.6新木場大会のカード決定権が与えられる
INVAは全試合を消化、GoRとT.Iはそれぞれ1試合を残して全ユニットが同点で並ぶ。つまりこの試合が対抗戦の決勝戦だ。
梅咲とナナミといえば、ディアナファンならご存じの通り2019年デビューの生え抜き同期。梅咲はPOP王座、WAVE認定タッグ・Regina、そしてW.W.W.Dタッグ・シングルなど、数々のタイトルを手にしてきた。ナナミは高校受験のための休業もあり水をあけられていたものの、W.W.W.Dクリスタルを獲得以降は王者の自覚が芽生え急成長。トライアングルリボン、W.W.W.Dタッグ王座を戴冠。梅咲からユニット加入の誘いもあったが突っぱね、背中を追うことでも隣に立つことでもない、対角に立つライバルとしての道を選んだ。
そんなナナミはマイクを持ち「梅咲遥。今からやるシングル、ディアナのベルトかけてください」と通常シングルからタイトルマッチへの変更を要求。梅咲は「やりましょう」と受諾。両者の合意により、急遽W.W.W.Dシングル選手権として行うこととなった。2人をデビュー当時から見てきたファンにとっては夢のタイトルマッチ。それが思わぬ形で実現した。
ゴングが鳴るといきなり梅咲がカサドーラでカウント2.99に追い込む。間一髪肩を上げたナナミは裏投げで梅咲をマットに叩きつけ、カウント2に終わるとすぐさまスリーパーで落としにかかる。ロープに手を伸ばす梅咲に対し、ナナミは胴締めも加えて逃さない。リング中央で完全に捕まった梅咲だが、どうにか足をロープにかけてエスケープ。削られた梅咲はボディアタック、ボディスラムを連続で受けるがダイビングボディプレスは回避。ネックブリーカー、フットスタンプ、低空ドロップキック、ミサイルキックと猛反撃。自ら要求した勝負で負けるわけにはいかないナナミは2で返してエルボー。梅咲のエルボーの破壊力は嫌というほど知るナナミだが、打ち合いを挑む。梅咲が応戦し、ナナミも全力エルボーを打てば梅咲は思わず「痛ぇー!」。梅咲がブレーンバスター、ナナミもブレーンバスターと、互いに一歩も引かない好勝負。ナナミがトップロープに上ると梅咲が雪崩式アメジストクロスでぶん投げ、両者ダウン状態に。先に起き上がったのは梅咲。梅咲がエルボーを打ちまくれば、ナナミもエルボー速射砲でお返し。打ちも打ったり受けも受けたり、両者意地の打撃戦だ。ナナミはカウンターのスピアで梅咲をなぎ倒し、もう一度スリーパーを仕掛けるが梅咲は素早く脱出。梅咲がバックスライドで転ばし、電光石火のラ・マヒストラルで丸め込もうとするが、これを読んでいたナナミは前転で破ってみせ、強烈なえびす落とし。これを2で返されると、今度こそダイビングボディプレスをクリーンヒットさせる。ナナミの猛攻をカウント2で凌いだ梅咲。ジャーマンのクラッチを振りほどき、バックに回ってジャーマンで美しくブリッジ。ナナミはこれを返したものの起き上がれず。梅咲がナナミの髪を掴んで起こそうとすると、その瞬間ナナミがクルリと丸め込んでカウントは2.99!ピンチを切り抜けた梅咲は、力尽きたナナミに必殺ブラスト。ナナミの右足が僅かに動いたが肩は上がらず、今井レフェリーがマットを3回叩く。ディアナファンが待ち望んだ夢のカードは9分50秒、梅咲の勝利に終わった。こうして梅咲のベルト防衛、そしてGrace of Royalityの優勝が決定。王者は掴みかかってくる挑戦者をあしらい、無言で去っていく背中を無言で見送る。Grace of Royalityメンバーがリング上に集まると、ようやくアイドルレスラーらしい明るい笑顔を見せた梅咲。美蘭、シャンシャン、夏実もち、尾﨑妹加とともに記念撮影に応じた。
バックステージでもGoRメンバー全員で喜びを語る。優勝ユニットには12.6新木場大会のカード決定権限が与えられており、これから梅咲の防衛祝いとカード編成会議を兼ねた食事会を開くと話した。ベルトやナナミへの言及は無く、梅咲は「12月6日の新木場、来てねー!」とファンにメッセージを送っていた。
対するナナミは「自分の心からの思いを伝えて、それを受け入れてもらえて嬉しかった。負けたけど戦えて良かった」。続けて「あと何年続けたいとかどこまで行きたいっていう明確な目標は無くて、いつまでレスラー続けられるか分からないけど、今が一番パワフルでエネルギッシュなナナミだと思うから、先延ばしにせず色んなものに挑戦して、ベルトとか名誉とか称号とか、取れたらいいなと思います」と意味深発言も…。
大会終了後、梅咲は同会場での記者会見に出席。年末での退団、来年1月からのフリー転向を発表した。理由については「あと5年、10年とやっていく中で自分はどこまで挑戦できるのか。自分の力で頑張ってみたい」。退団前に戦いたい防衛戦の相手を聞かれると、井上京子の名前を挙げた。
もちろん梅咲の退団は事前に知っていたナナミは「残り4ヶ月14日、狙い続ける。所属のうちに結果出す」と自身のSNSに記している。
入門以来、切磋琢磨しディアナを支えてきた2人。残り4ヶ月半のうちに再び交わる日は来るのか。
