【試合結果】2025年6月27日(金)フューチャーサイト vol.35

※Himikoは膝の怪我のため欠場。
対戦カードが変更となった。
タッグマッチ
梅咲遥&神姫楽ミサvs Himiko&若菜きらり

3WAYマッチ
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり

第1試合
シングルマッチ15分一本勝負
香藤満月 vs 網倉理奈

第一試合はいつも明るく元気な網倉と香藤。しかしこの日はいつになくシリアスな雰囲気に…。 香藤はいつも通り大声をあげながら網倉をロープに押し込む。タックルのぶつかり合いはまず網倉が香藤を倒すが、香藤も負けじとロープの反動で加速し網倉を倒す。互角のタックル合戦から網倉が逆片エビ固め。ロープに逃げたものの、腰を押さえ痛みをこらえる香藤。網倉は容赦なく香藤の腰を踏みつける。続くボディプレスは回避した香藤がお返しのボディプレスでフォール。カウントは2に終わり、網倉をショルダースルー。網倉も負けじと香藤をショルダースルー。香藤が逆片エビでギブアップを迫り、耐える網倉にボディプレス、バックエルボー、ボディスラムにクロスボディと大きな体を活かして猛攻。タッグ王者は全て返し、串刺しボディアタックにローリングチョップ。そして97キロの香藤をま、さに力技のサイドスープレックスでぶん投げてみせる。キックアウトした香藤だったが、続くダイビングセントーンで網倉が勝負を決めた。 タッグ王者として、クリスタル次期挑戦者として、明るいキャラクターだけではなくレスラーとしての強さを見せた2人。今後に戦いぶりに注目だ。

第2試合
3WAYマッチ20分一本勝負
梅咲遥vs 神姫楽ミサvs 若菜きらり

Himikoが膝の怪我で欠場し、タッグから3WAYにカード変更。2回目の「ポニーテールズ」はお預けとなった。若菜はキャリア初の3WAYに臨むことに。若菜が神姫楽に握手を求めると「はぁ?」と冷たい反応の梅咲。ビビりながらも梅咲に握手を求めた若菜。梅咲が手を伸ばすと、強心臓の新人が奇襲のエルボー!試合開始のゴングが鳴り、梅咲は神姫楽とともに若菜を捕まえる。早くも「しゅっ!しゅっ!」とイノシシムーブからトレイン攻撃、ドロップキック挟み撃ち。3WAYだがポニーテールズの連携炸裂だ。勢いに乗る神姫楽は「終わりだ~!」と雄叫び。若菜をボディスラムでマットに叩きつけ、神姫楽に「(コーナーに)のぼれ~!」と指示する梅咲。しかし梅咲はその隙にフォール。若菜がキックアウトしたものの、慌てて飛び降りた神姫楽は激怒。「おい!何やってんだ!何で上らせた?!」。梅咲は「何がポニーテールズだ!てめぇ今日ハーフツインじゃねーか」と神姫楽の髪型が不満な模様…。その神姫楽の髪を鷲掴みにしヘアホイップ連発。「ポニーテールズは特別感だから」と神姫楽の言い訳も聞く耳持たず、コーナーに追い込んで顔面を踏みつける。梅咲の鬼の形相に圧倒されたか、今井レフェリーも反則カウントをうっかり取り忘れてしまい神姫楽は激怒!梅咲はハーフツインの神姫楽をポニーテールの若菜とともにいたぶり、新生ポニーテールズをアピールする始末。と思いきや若菜を場外へ落とし、梅咲は神姫楽と一騎討ちに。荒ぶる梅咲が渾身のエルボー。神姫楽もイノシシのようなタックルにしっかり腰を落とした逆エビ固めで反撃し、そこに若菜も乗っかりキャメルクラッチ。神姫楽は梅咲のリボンを奪って投げ捨て、若菜と共にドロップキック。今度は梅咲の回転エビ固めを若菜がドロップキックでアシストすると「ちょっときらり?何?何で蹴ったの?」と詰め寄る神姫楽。「間違えちゃいました」と謝る若菜だが、舌の根も乾かぬうちに神姫楽にドロップキックやポンスタナーで襲いかかる。初3WAYにして先輩を翻弄する若菜は神姫楽とエルボーの打ち合いに。女の情念ほとばしる(?)エルボー合戦に梅咲が割って入り、ランニングネックブリーカーで2人まとめてなぎ倒す。若菜もクリストや変形ネックブリーカーで応戦。そこに神姫楽もダイビングセントーンを投下して梅咲をフォール。すると若菜がダイビングフットスタンプで強烈カット!梅咲はたまらず場外へ転落。若菜は神姫楽の腹にフットスタンプを何度も何度も落とし、神姫楽は絶叫しながらもカウント2で返す。ならばと若菜はカサドーラや逆さ押さえ込みと丸め込み攻勢に。リングに帰還した梅咲も加わり3人が丸め込みでフォールを奪い合った末、神姫楽のフォールをドロップキックで吹っ飛ばしてカットした梅咲がラ・マヒストラルで3カウント!3人の本性が見えた一戦となった…?

第3試合
シングルマッチ15分一本勝負
羽多乃ナナミ vs みず葉

JTOからディアナマット初登場のみず葉。迎え撃つのは羽多乃ナナミ!みず葉は初参戦にしてタッグ王者とのシングル戦に臨むことに。序盤は手の内を探りつつナナミがリードしていく。すっかり王者の風格を纏った19歳は余裕の表情で試合を優位に運んでいく。みず葉がドロップキックを放つも、ナナミは倒れず持ちこたえてみせる。エルボーの打ち合いでもナナミが圧倒。みず葉は逆片エビ固めをド根性でエスケープ。スタミナを削られたみず葉だが、低空ドロップキックから反撃の狼煙を上げる。ピッチングチョップ、ホームスチール、クロスプレーと得意の野球ムーブで流れを変え、テキサスクローバーホールドでナナミを絞り上げる。ナナミがエスケープしてもバッティングチョップ、ボディスラムで攻め手を緩めない。ナナミも変則ロープワークからタックルやボディアタックで試合の主導権を取り戻すが、みず葉がローリングジャーマンでニアフォール。全て返しきったナナミはデスバレードライバーでみず葉を強烈にマットに叩きつけ、ダイビングボディプレスでフォール。これはカウント2で返され、試合時間残り3分のアナウンス。ナナミは冷静にみず葉を起こし、トドメのノーザンライトスープレックスで鮮やかなブリッジ。がっちりフォールし貫禄勝利を納めた。

メインイベント
タッグマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル & AKARI vs櫻井裕子 & 光芽ミリア

メインを飾るのはアイルランド出身のデビーとチリ出身のAKARI。団体の垣根も国境も越えた国際タッグだ。対角の櫻井裕子は前回のデビーとの対戦でコーヒーミストを浴びており、リベンジに燃える。握手を求めた光芽の顔面をデビーが蹴飛ばすと、早くもヒートアップ。櫻井がデビーに蹴りを入れるとゴングが鳴る。櫻井がデビーにドロップキックを突き刺し、光芽も得意のキック。デビーはヘアホイップで光芽をコーナーに追い込み、AKARIがみぞおちにヒザを入れる。光芽がドロップキックで反撃し櫻井にチェンジ。AKARIもデビーにチェンジし、因縁のマッチアップ再び。デビーはスピードの乗った串刺しのラリアットにニーアタック。櫻井がビッグブーツを打てばデビーもビッグブーツ。デビーが櫻井をまたもコーナーに追い込みジャンピングニー。デビーがAKARIに合図を出すと、AKARIはなんと好評発売中のデビー水着ポートレートを取り出す。山形大会では飛ぶように売れたというセクシーなポートレートで今井レフェリーの気を引き、この隙にデビーは反則三昧!興奮状態のレフェリーを尻目に、デビーとAKARIが試合の主導権を握る。AKARIがぶら下がり極楽固めやミサイルキックに脇固めで櫻井をいたぶると光芽が助太刀に入りトレイン攻撃。櫻井と光芽の息ぴったりWドロップキックから櫻井がコブラツイスト。AKARIがロープに近づくと後ろに倒してフォール。長身から放つブレーンバスターをお見舞いして光芽にチェンジ。光芽はスリーパーでAKARIを捕獲し、AKARIがじりじりとロープに逃げようとすると櫻井の「戻せ!」の声でリング中央に引きずり戻す。たまらずデビーがドロップキックでカットするが、光芽は国際タッグだの誤爆を誘い、スイングDDTでAKARIをフォール。返したAKARIの619を回避した光芽は鋭いキックを連発。AKARIはラリアットで応戦。タッチを受けたデビーは多彩な関節技で光芽の動きを封じる。櫻井のカットに救われた光芽が力強いエルボーにミサイルキックを続けてフォール。デビーは自力でキックアウト。お返しにニーアタックを突き刺し、ロープにはりつけクロスボディ、加勢したAKARIも今度こそ619。国際タッグの連携を食らった光芽を救出に入った櫻井だが、AKARIに捕まり、デビーのコーヒーミストをこの日も浴びてしまう…。コーヒーまみれの櫻井は場外へ落ちてしまい、リングに残った光芽は孤軍奮闘。ここでまさかの事件が発生…。猛然とダッシュする光芽に、セコンドの佐藤綾子が場外からおぼんを投げつけ、デビーの勝利をお膳立て。光芽の動きが止まり大チャンスを迎えたデビー。エスプレッソで光芽を仕留めた。
おぼんについては「何もしてない」とすっとぼけながらマイクを持った佐藤は「何度か言ってるんですけど、ちょっと私には考えがあって。そろそろ実行しようかなって。その前にやっぱ腰にしっかり巻くもの巻いて…。にじゅうまるいますか?私らともう1回やってもらっていいですか?」とにじゅうまるを呼び出す。ナナミは「確かに次の挑戦者はまだ決まってないんですけど。 今やってたみたいな卑怯な手を使って挑戦はちょっと違うんじゃないかなって思うんですよ。私は違う人とやりたいんですけど」と、強引にしつこくベルトを狙うデビーと佐藤にNOを突きつける。しかしパートナーの網倉は「何回目ですか? なんか卑怯な手使って…」と呆れながらも「こんなに大先輩が考えがあるって言って、私たちに挑戦したいって言ってくれてんだったら。やってやるよ」と意外にも乗り気だ。前王者組の綾華からベルトを奪った4.6アミスタでは、勝ったものの試合内容に涙。4.27後楽園でカフェイン&クラッシュを相手に初防衛を経て、王者としての自信と自覚が芽生えたようだ。網倉の言葉に背中を押されたナナミ。「前回は私たちが勝ってるわけだし、何回挑戦されても勝つのがにじゅうまるってことだよね。いいですよ。じゃあ2度目の防衛戦受けて立ちます」とカフェイン&クラッシュとの再戦を受諾した。「何度もやっても勝てるって、証明してよ」と佐藤は不敵な笑み。デビーは「網倉さん、ナナミさん。時間切れです」と、網倉が宣言した“にじゅうまるの時代”終了を通告。なお、タイトルマッチは7.27アミスタで行うことが決定した。
バックステージでは「次は私たちがチャンピオンシップに挑戦ってわけね!楽しみにしてなさいよ!それから、忘れないで。私のビキニポートレートが Diana STOREでNow on saleよ!今すぐチェックしなさい!」と、試合でも活躍した(?)水着ポートレートの通販をPRする余裕さえみせたデビー。するとここにも乱入者が…今井レフェリーがデビーの水着に釣られ「おお!ビキニ!ビキニ!」と興奮状態で現れる!デビーはコーヒーミストで今井レフェリーを撃退し「何なのこの人?」と冷たく言い放って控室へ引き上げていった…。

デビー&佐藤 バックステージコメント

【試合結果】2025年6月21日(日)presented by 秀電社 山形県南陽市・井上京子凱旋大会

会場:シェルターなんようホール(山形県南陽市三間通430-2)
観衆:354名(超満員札止め)

オープニングセレモニー

新幹線の運休や山形県内での興行戦争が発生する中、超満員札止めとなった京子凱旋大会。大会前には、オープニングセレモニーが行われた。井上京子が白岩孝夫南陽市長へ寄付金をお渡しすると、南陽市からディアナへ名産品である佐藤錦のプレゼント!超満員の客席から温かい拍手が響く中、大会がスタートした。

第一試合  シングルマッチ20分一本勝負
香藤満月vs NØRI

LLPW-XからNØRIがディアナ初参戦!NØRIはかつて一度はプロレスを離れたものの、井上京子の盟友・井上貴子の元で復帰。初登場にして京子凱旋大会のオープニングを務めることとなった。迎え撃つのはディアナ所属の香藤。クリスタル王座への挑戦も決まっているだけに、若手同士の対戦で負けるわけにはいかない。
まずはロックアップから一気の出足で香藤がNØRIを押し込む。香藤は97キロの体重を活かしてNØRIをぺちゃんこに。NØRIをギブアップ寸前まで追い込む。対するNØRIは軽やかな動きで香藤を翻弄。もうすぐ27歳の誕生日を迎える香藤をロープにはりつけ、27発キックでお祝い…は、レフェリーの反則カウントで17発でストップ。ヘアホイップやボディスラムは香藤が重すぎて上がらず未遂に終わると、香藤がヒップドロップやボディプレスでパワフルに反撃。ダイビングボディプレスはかわされたもののスクールボーイで丸め込む香藤。NØRIはこれを関節技に切り返す。NØRIが腕十字で香藤を捕獲したがすぐさまロープエスケープした香藤。ボディアタック、ドロップキック、どっしりと腰を落とした逆エビ固めでNØRIを逃がさない。しかし体の柔らかいNØRIは香藤がリング中央へ引きずる隙をついてエビ固めに切り返す。カウント2に終わるも、ここからNØRIが打撃攻勢に出る。ヒザ連発をお見舞いし、トドメのRINOスラッシュで初参戦を白星で飾った。

第二試合 衣装屋cosmo協賛
シングルマッチ20分一本勝負
笹村あやめvsデビー・カイテル

デビーは来日前から笹村と親交があり、一緒にディズニーランドに行く約束もしているのだとか。この試合で負けた方がチケットを買うらしい…?
デビーはいつも通りレフェリーチェックを拒否するが、厳格なオッチー司レフェリーは試合開始前にも関わらず反則カウント!これにはたまらずチェックを許したが、デビーの強烈な個性を印象付けた。デビーは握手を求める笹村の手を蹴飛ばし、ゴングが鳴るとコーナーや引っ掻きなど反則を繰り返し、レフェリーの反則カウントが早いとイチャモンをつける。こうして試合のペースを握ったデビー。笹村は場外へ脱出し、追ってくるデビーのコーヒーミストを警戒して逃げ回る。転んだフリをして笹村を捕まえたデビーは張り手をお見舞い。リングに戻ると、やりたい放題のデビーに対し、レフェリーが超高速カウントであわや反則負けの場面も。ならばと正攻法でブレーンバスターやWニーアタック、続く低空ドロップキックでまたも笹村をリング外へ。デビーは笹村を会場から追い出しドアを封鎖し、レフェリーに場外カウントを指示。しかし笹村は別のドアから帰還。リングに戻った2人はようやく真っ向勝負!笹村がブレーンバスター、えびす落としを豪快に決める。笹村のダイビングフットスタンプをかわしたデビーがコブラクラッチで絞るが、笹村はじわじわとロープに近付きエスケープ。ラリアットや投げっぱなしジャーマンにタックルとパワフルファイトを見せる笹村。笹村が突進してくるデビーをかわすと、デビーは場外へ落下。そこに笹村はエプロンからダイブ!両者ダウン状態になるが、先に起き上がったのは笹村。デビーの髪を掴んで起こし、これまでの鬱憤を晴らすように会場の壁に打ち付ける。デビーもビッグブーツで応戦。3度目の場外戦は激しさを増し、2人が暴れ回るうちに場外カウントは進んでいく。ファンやセコンド陣が「戻れ!」と叫ぶ中、関係ないとばかりに両者さらにヒートアップ。ついに場外カウントが20に到達し、決着つかず。日本での再会はまさかの結末となった。チケット代は各自で負担となりそうだ…。

第三試合
デワプロ提供試合 6人タッグマッチ30分一本勝負
愛澤No.1&Greed&西崎雄鬼vs吉岡世起&メリー ザ キッド&YAMASE

山形大会ではお馴染みのデワプロ提供試合で、世界ジュニアヘビー級王者・吉岡世起がディアナ初参戦だ。その吉岡と愛澤が先発。愛澤は吉岡に「せいちゃん、ご指名ありがとうございます」と握手を求めると吉岡は「チェンジで…」。なかなか引き下がらない愛澤に渋々応じた吉岡だが、やはり愛澤が蹴りを入れて先制攻撃を仕掛ける。愛澤に西崎が、吉岡にメリーがそれぞれ自らタッチしリングに入ってチョップ合戦。西崎をコーナーに連行し、メリーに替わってYAMASEが登場。西崎もお返しするようにYAMASEをコーナーに連行。西崎とGreedの合体技をお見舞い。愛澤、西崎も代わる代わるにYAMASEをいたぶる。ローンバトルを強いられ苦しい展開のYAMASEはブレーンバスターで西崎をぶん投げ、ようやくピンチ脱出。替わってGreed対吉岡に。吉岡は多彩なキックで勝負に出るが場外に落とされてしまい、そこにGreedが美しいライオンサルト発射。リングに戻ると2人の攻防は激しさを増す。吉岡のみちのくドライバーIIは愛澤と西崎のカットが間に合うが、吉岡は続いて華麗なスワントーンボムでがっちりフォール。この一撃でスリーカウントを奪った。世界ジュニアの力を山形のファンに存分に見せつけた。

セミファイナル タッグマッチ20分一本勝負
羽多乃ナナミ&網倉理奈vs井上貴子&シャンシャン

タッグ王者組「にじゅうまる」が山形に登場!対するは京子の盟友・井上貴子と台湾からやってきたシャンシャンの異色タッグ。
まずはナナミとシャンシャンがロックアップからの押し合い。ナナミがシャンシャンを押しきってクリーンにブレイク。シャンシャンは巻き投げから低空ドロップキックで対抗し貴子にチェンジ。貴子はベテランのテクニックでナナミの動きを封じ、優位に試合を進める。エスケープしたナナミはダイヤル固めで大回転し、ようやく網倉にチェンジ。逆片エビをエスケープした貴子はDDTで網倉の脳天をマットに叩きつけてシャンシャンにチェンジ。シャンシャンはWわー!プレスを被弾したが自力で肩を上げ、磨いてきたドロップキックを突き刺す。シャンシャンからタッチを受けた貴子にも、にじゅうまるの連携攻撃が炸裂。しかしナナミのノーザンライトは貴子が持ちこたえ不発に。ならばとナナミはタックルで貴子をなぎ倒す。コーナーに上ったナナミを投げ落とした貴子はシャンシャンにチェンジ。貴子は網倉を場外へ投げ捨て、ナナミを捕まえシャンシャンのダイビングボディアタックを強力アシスト。シャンシャンがスリーパーで捕まると貴子がすぐさまカット。シャンシャンも丸め込み攻勢でナナミを追い詰めていくが、タッグ王者が意地で肩を上げ続ける。成長ぶりを見せつけるシャンシャンだが、ナナミも王者らしく成長した姿をアピールだ。ナナミがノーザンライトスープレックスで鮮やかに弧を描き、勝負を決めた。

メインイベント
秀電社、有限会社白岩新聞店、桜井歯科医院、龍上海、Lounge eagle、結城酒店 協賛
井上京子凱旋試合 スペシャル6人タッグマッチ30分一本勝負
井上京子&アジャコング&加藤園子vs佐藤綾子&梅咲遥&Himiko

ディアナ恒例行事の井上京子凱旋興行。メインを締め括るのはディアナ所属の3人に、11月に引退する加藤園子、大ベテランのアジャコング、そして山形が生んだ女子プロレス界のスター・井上京子だ。選手入場の前には井上京子が出演した秀電社のCMが上映され、大会スポンサー企業をしっかりPR。
6人の選手が華やかに入場すれば、ファンからは歓声。先発は京子と梅咲。ゴングが鳴ると客席からは京子コールが発生。かき消すようにディアナの3人が京子に総攻撃を仕掛け、トリプルドロップキック。後輩からの集中砲火をものともしない京子はHimikoを捕まえ豪快なヘアホイップにモンゴリアンチョップ、エルボーをお見舞いしてアジャにチェンジ。アジャ相手に果敢に向かっていくHimikoだが、やはり世界の超獣の怪力には敵わず。アジャは佐藤と梅咲も逆水平チョップで次々になぎ倒して加藤にチェンジ。キャリア30年の加藤は山形県での試合は意外にも初だという。引退前にその強さを山形のファンに見せつけたいところだ。加藤が得意のキックやギロチンでHimikoをいたぶっていくが、Himikoもやられっぱなしではいられない。ブルドッギングヘッドロックにギロチンを続けて反撃。替わって梅咲と佐藤が息ぴったりのWドロップキックにWブレーンバスター。梅咲が鮮やかなドロップキックで追撃すると、加藤はキャノンボールで反撃し、さらにアジャとのWキック。ベテラン軍の猛攻を受けた梅咲は、アジャに得意のエルボー速射砲で対抗するが、アジャはビンタ一発で梅咲を黙らせる。梅咲がミサイルキック、替わった佐藤もミサイルキックでアジャを攻撃。佐藤はおぼん攻撃やジャンピングニー、アジャは裏投げと激しい攻防からアジャは京子にチェンジ。佐藤は京子のラリアットをかわすと強引なジャパニーズレッグロールクラッチで形を崩しながらもフォール。京子は自力で返し、ナイアガラの構え。慌てて飛び出したHimikoと梅咲が阻止し、事なきを得た佐藤が投げっぱなしジャーマン。佐藤からタッチを受けたHimikoが連続ギロチン投下。河津掛けからダイビングギロチンも投下するが、これも京子が自力キックアウト。再びトップロープへ向かうHimikoを雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、観客の度肝を抜いた京子。再びのナイアガラ宣言だが、佐藤が京子の脳天におぼんでぼーん!。するとアジャも一斗缶で佐藤と梅咲の脳天を殴打して排除。加藤のダイビングギロチンドロップ、アジャのダイビングエルボードロップがHimikoを襲い、京子の凱旋勝利をお膳立て。京子はパートナーの、そして地元ファンの期待に応えるように、自身の代名詞・ナイアガラドライバーでHimikoを仕留めた。
白岩南陽市長から勝利者賞を受け取ったアジャは「今年はちゃんと貰えた!これを貰うためにどんだけ市長と戦ったことか…やっとだよ!」と3年がかりでゲットしたさくらんぼをアピール。山形名物となっていた(?)市長とのバトルは、今年は平和的解決。笑顔で記念撮影にも応じた。「たくさんのお客様、本当にありがとうございました」とマイクでお礼を述べた京子。ジャガー横田のモノマネを交えながら、ジャガー不在の理由は他団体参戦であることを明かし笑いを誘う。加藤は最初で最後の山形県ということで「参戦させていただいて、こんなにたくさんの皆さんの前で試合ができて、本当にありがとうございました。引退前に夢が叶いました」と感謝の気持ちを語り深々と頭を下げた。次回の京子凱旋興行はアジャは参戦、加藤は客席で応援することを誓った。京子の「本当にありがとうございました!」の言葉で大会終了。笑顔の大団円となった。

【試合結果】2025年6月15日(日)アミスタ大会vol.89

大会ダイジェストはyoutubeで!

第0試合 練習生公開スパーリング

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
佐藤綾子&デビー・カイテルvs Himiko&香藤満月

メイン以外は全員ディアナ!そんな大会のオープニングには佐藤とデビーの危険なタッグ“カフェイン&クラッシュ”が登場。
手四つの体勢から力比べになると、97キロの香藤が圧倒。デビーは佐藤にヘルプを要請するが「No thank you…」。香藤がそのままデビーを押しきり、デビーは首ブリッジで耐える。香藤が乗るとデビーは潰れてしまう。香藤が重さを活かしてデビーをひたすらぺちゃんこに。乗っかっただけでデビーを窮地に追い込んだ香藤はHimikoにチェンジ。今度はHimikoが得意のヒザ攻め。大ピンチのデビーは「Oh my god…」。噛み付いて脱出したデビーはエルボーをお見舞いしてようやく佐藤にチェンジ。佐藤は卓越したテクニックでHimikoの動きを封じ、試合の主導権を握る。Himikoはもがきながらどうにか逃げ出し、香藤にチェンジ。香藤は佐藤にも体重を浴びせていくが、佐藤が上手く捕まえカフェイン&クラッシュが香藤へ猛攻。香藤も串刺しバックエルボーやタックルで対抗するが、カフェイン&クラッシュは反則攻撃であっという間に形勢逆転。香藤からのタッチを受けたHimikoはギロチンを連続投下。佐藤はHimikoの河津掛けをビクトル投げからのヒザ十字に切り返し、佐藤トランペット、低空ドロップキックと連続攻撃。このフォールを返したHimikoは今度こそ河津掛け。Himikoがセカンドロープに上ったところで、デビーが佐藤におぼんをナイスパス。おぼん攻撃でHimikoをコーナーから落下させ、今井レフェリーの「何の音?」に「I don’t know…」とすっとぼけ。続いてデビーも串刺しラリアットに背後からのスライディングエルボーと続けていくがカウント2。Himikoはルチャの動きを取り入れたという連続の丸め込みで反撃し、返したデビーはブレーンバスター。これを返したHimikoはバックドロップ。ここでHimikoから試合を託された香藤だったが、佐藤が見事なタイミングでおぼん攻撃。佐藤とデビーのサンドイッジャンピングニーを食らった香藤を救出するHimiko。こちらも連携で応戦していくが、デビーはしぶとく肩を上げ、エスプレッソで勝負を決めた。

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&ジャガー横田vs梅咲遥&羽多乃ナナミ

女子プロレス界の重鎮・ジャガー横田と井上京子がタッグを結成。絶対センター・梅咲遥と次世代エース・羽多乃ナナミによる“えーがた”がレジェンド超えに挑む!
まずはロックアップからの押し合い。めきめきと力をつけてきたナナミだが、井上京子はロープ寸前で踏み止まり、ナナミを押し返していく。京子がナナミをロープに押し込んだが、ナナミは力強いエルボーで反撃。梅咲がドロップキック、ナナミがタックルで突撃していくが京子は倒れず「まだまだ早ぇんだよ!」。ならばとナナミがスリーパーで絞り梅咲がドロップキック、ナナミがキャメルクラッチで捕まえ梅咲がドロップキックと、えーがたの連携で立ち向かう。それでもカウント1で肩を上げる京子。京子からジャガーにチェンジし、アミスタには限定参戦となっているジャガーはルール無視の反則三昧で大暴れ!梅咲はミサイルキックを一発放ちナナミにチェンジするが、代わったナナミもジャガーの反則の餌食に。ナナミはタックルやエルボー、ノーザンライトスープレックスと正攻法での真っ向勝負。ジャガーからタッチを受けた京子はナナミとのタックル合戦に。激しいぶつかり合いは京子に軍配。「倒れねぇぞ!」「なめんなよナナミ!」と声を荒げる京子。奮起したナナミは渾身のタックルでついに京子を倒してみせ、間髪入れずにダイビングボディプレスを投下。さらに梅咲がミサイルキックを発射し、得意のエルボー連射やドロップキック、梅スプラッシュで畳み掛ける。これでも京子はスリーカウントを許さず、ラリアットをお見舞い。京子からジャガーに替わり、梅咲は充分な助走からエルボーを打っていき、カウンターのキューティースペシャルやジャーマンスープレックスホールドと猛攻。これを京子にカットされてしまったえーがたは京子をターゲットに。試合権のない京子は「私関係ない!」と抵抗。「関係ないって言ってんだろ!」と両腕のラリアットでえーがた2人を返り討ちに。さらに京子がナナミを、ジャガーが梅咲を雪崩式ブレーンバスターでぶん投げ、レジェンドによる豪華な共演となった。梅咲はカウント2で返し、レジェンド2人をネックブリーカーでなぎ倒し、ジャガーに切れ味抜群のジャックナイフで飛びかかる。しかしカウント2でエビ固めに切り返すジャガー。ジャガーが足で梅咲の肩をしっかり押さえつけ、スリーカウント!百戦錬磨のジャガーが勝負強さを発揮した。ナナミは茫然。京子は「負けたかと思った…」と胸を撫で下ろす。センターも次期エースもはねのけたベテランは、まだまだ高い壁だ。

第3試合 W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者]世羅りさ vs 小林香萌[挑戦者]

【試合結果】2025年6月8日(日)アミスタ大会vol.88

※梅咲遥はアメリカ遠征のため欠場
※マコトユマは練習中の怪我のため欠場。第一試合はタッグマッチから3Wayにカード変更

第1試合 3Wayマッチ20分一本勝負
香藤満月&マコトユマ vs炎華&咲蘭

香藤とマコト、咲蘭と炎華…ディアナとWAVEのぶつかりあいになるはずだったが、マコトが練習中の負傷により無念の欠場。3WAYマッチに変更となった。
軽量級の2人が香藤に次々と襲いかかるが、香藤は重さを活かして反撃。次第に咲蘭と炎華も仲間割れし、香藤はその様子をリングの隅から静かに見守ることに。ここぞというところで飛び出し、美味しいとこ取りを企んだ香藤。しかしそう上手くはいかず…咲蘭のスリーパーの餌食に。なんとかエスケープした香藤に咲蘭は619、フェイマサーで追撃。香藤はダイビングボディプレスで強烈なお返し。炎華がカットしWAVEの2人は再び結託するが、香藤は2人まとめてクロスボディ。炎華と咲蘭は連続攻撃…と思いきや炎華が咲蘭を裏切り、ドロップキックで咲蘭を場外に落とし、香藤と炎華の一騎討ちに。香藤は炎華の持つクリスタルティアラへ挑戦が決まっているだけに奮起が期待されたが、炎華がジャパニーズレッグロールクラッチで丸め込んで白星を挙げた。

第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
羽多乃ナナミ vs 夏実もち

「楽しく戦おう」と笑顔で握手をかわしたのも束の間、背を向けた夏実にゴングと同時に先制攻撃のナナミ。「あせんなよ!」と慌てる夏実に、「うるせー!」と攻め手を緩めないナナミはダイヤル固めで大回転。フォールを返されると逆回転。これもどうにか返した夏実だが「もうだめだ…」とリングに大の字。ロープにしがみつく夏実を無理やり起こしてタックルで突撃するナナミ。タックルでぶつかり合う2人だったが、夏実が騙し討ちでナナミをコーナーに追い詰める。「30過ぎたらズルいんだよ!これが大人!」と厳しい現実を叩き込み、ギロチン投下。各方角への鼻フックはレフェリーに制止され未遂に終わったものの、「基本技でいくぞ」と逆エビ固めでスタミナを削る。ロープを掴んだナナミは得意のタックルで流れを変え、お返しとばかりにスリーパーでぐいぐい絞る。ダイビングボディプレスをかわされたナナミは悶え苦しみ、夏実はそこにスピアーを突き刺す。反則のグーパンチを放つ狡い夏実に、ナナミは正攻法の胴締めスリーパー。夏実は命からがらエスケープ。ナナミは今度こそダイビングボディプレス発射。続いて丸め込み攻勢で勝負を決めにかかるが、全て返しきった夏実がカウンターのもっちりバディシザーズでスリーカウントを奪う。タッグ王者を破った夏実はベルトへのアピールも欠かさなかった。

第3試合  シングルマッチ15分一本勝負
世羅りさvs Himiko

世羅は「引退までまだ時間はあるといえど、最後かもしれないHimikoとのシングルです。何かしらの想いを伝えていきたい」、Himikoは「全ての愛をぶつけます」とそれぞれ意気込んで臨むシングルマッチ。昨年7月のフューチャーサイトでは、世羅のサイン入り通販限定タオルをリングに持ち込むなどまさに世羅への愛をたっぷりアピールしていたHimiko。ラストシングルかもしれない今日は、真っ向勝負で愛を伝える!
まずはロックアップからの押し合いで、Himikoが世羅をロープに押し込む。続くグラウンドの攻防ではHimikoが世羅の足に狙いを定め、リバースインディアンデスロック。世羅はブーイングもいとわず髪を掴み、コーナーに追い込んで顔面蹴り。Himikoは思わず世羅のお株を奪う(?)、タイム要求。心優しい世羅は「しょーがねーな、年だからな…」とHimikoの回復を待つことに。復活したHimikoは「年、なめんなよ!」とエルボーを浴びせる。しかし世羅は逆エビ固めで顔面を踏みつけ、リバースカンパーナで揺さぶり、倒れたまま動けないHimikoにキャメルクラッチと、タイム明けは容赦ナシ!なんとかエスケープしたHimikoは「大丈夫か?」と情けをかけられ奮起。ヨーロピアンクラッチでニアフォールに追い詰め、ギロチンや得意の関節技を次々と繰り出していく。エスケープされてもまだまだギブアップを狙うHimiko。世羅は悶えながらロープにたどり着き、逆襲のセラリズムバスター。リバースニードロップを突き刺すも、Himikoが返す。Himikoがブルドッギングヘッドロックで世羅をマットに叩きつけるが、世羅は笑みを浮かべながら立ち上がる。それぞれの想いを載せてエルボーで殴り合い、Himikoは力を振り絞って渾身のバックドロップ。世羅はこのフォールを返し、Wアームは持ちこたえ、Himikoの顔面に膝を突き刺す。試合時間残り2分を切ったところで、串刺しWニーアタック、エアーズロックII、羅紗鋏と、世羅ファンのHimikoへ世羅りさフルコースともいえる連続攻撃をお見舞いしてスリーカウント。戦いを通じて想いを伝えた2人は笑顔で抱擁した。

第4試合  6人タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&網倉理奈&NENE vs 佐藤綾子&デビー・カイテル&柊くるみ

1月の新木場大会では柊のW.W.W.Dシングル戴冠の余韻をぶち壊したデビー。そして「カフェイン&クラッシュ」としてデビーとタッグを組む佐藤…そんな3人がトリオを初結成!対するは井上京子に網倉理奈にNENEと、明るく華やかな、見ているだけで元気になれるトリオだ。リング上で対峙すると、京子はデビーを警戒。ゴングを待たず奇襲を仕掛けたのはやはりデビー!デビーが京子を、柊が網倉を場外へ蹴落とし大暴走!リングに残ったベテラン佐藤と小学生レスラーNENEは一騎討ちに…NENEの大ピンチは京子と網倉が懸命に救出。NENEもドロップキックを一発放ち京子にチェンジ。京子は「NENEをやりやがったなこの野郎!」とブチギレ状態!佐藤をヘアホイップでコーナーに追い込み、お尻でぐいぐいと圧迫。そこに柊が串刺しボディアタックでカットに入るが、もちろん佐藤には2人分の衝撃が…。ふらつきながら立ち上がった佐藤はサミングで京子の視界を奪い、何も見えない京子は今井レフェリーにあわや誤爆。するとデビーが飛び出し、掟破りのお尻攻撃!続いて柊もお尻を京子にお見舞いする。「やりやがったな!」とヒートアップする京子は柊にお返しのお尻!この流れに乗った網倉も「京子さん、借ります!」とお尻拝借。柊はエルボー一発で網倉を吹っ飛ばし、佐藤にチェンジ。網倉もNENEにチェンジ。NENEは鋭いドロップキックを連続で放っていくが、やはり捕まってしまう。佐藤が青コーナーにNENEを連行し、デビーが串刺しラリアットにスライディングラリアットと手加減なしの猛攻。味方のカットに救われたNENEだが、デビーは反則攻撃でまだまだNENEをいたぶる。デビーはNENEのドロップキックをひらりとかわすが、NENEが新技・パロスペシャルを披露!デビーがロープに逃げるとNENEはダイビングクロスボディ。NENEからタッチを受けた網倉に、佐藤がおぼん攻撃!そこにデビーのスライディングラリアット、佐藤の低空ドロップキックが連続で決まり、さらにデビーがジャンピングニー、Wニーアタック。網倉は豪快なサイドスープレックスで対抗。デビーのスピードと網倉のパワーで試合はますます白熱する。こちらも力自慢の柊が登場すると、網倉との激しいタックル合戦に。柊は余裕の笑みさえ浮かべながらボディアタック。網倉は京子との連携でWチョップを決め、タックルや空転プレスで一矢報い京子にチェンジ。京子と柊はラリアットの打ち合いに。互いに一歩も引かない激しい打撃戦を柊が制し、さらにキャノンボール発進!佐藤がミサイルキックや投げっぱなしジャーマン、おぼんの達人と畳み掛けていくと、京子もナイアガラ宣言!これは柊とデビーが阻止するが、京子は雪崩式ブレーンバスターで佐藤をぶん投げる。さらに京子とNENEがまさかのファンタスティックフリップ!あまりの勢いに客席からは悲鳴!とはいえ大チャンスを迎えたNENEがミサイルキックを連発し、網倉と京子がサンドイッチラリアットで追い討ちをかけるが、佐藤はそれでも倒れず。デビーが京子を、柊が網倉を抑えるうちにNENEに佐藤が変形フィッシャーマンズスープレックス「佐藤トランペット」で大激闘に終止符を打つ。
熱戦を制した3人はバックステージでそれぞれ手応えを語った。デビーは「NENEちゃん!私の大親友、佐藤さんを流血させるなんて…あんたどんな神経してんの?次リングに上がったら、あんたのキャリア終らせてあげるわ。さよなら、NENEちゃん」とNENEに怒りの宣戦布告。佐藤は「ファンタスティック(フリップ)で…まぁいいです。そのくらい来てくれた方が。全然大丈夫」と、京子とNENEの合体技を受けて血に染まった唇で告白。柊は「楽しかったですね。またどこかで組めたらいいなと思います」と、デビーとのわだかまりは解消できた模様だ。

佐藤&デビー&柊 バックステージコメント

【試合結果】2025年5月25日(日)香藤満月凱旋・名古屋大会

会場:名古屋・ダイアモンドホール
観衆:212名

練習生・アンナ 公開プロテスト

試合開始前に練習生・アンナが公開プロテストに臨んだ。アンナは愛知県出身ということもあり、名古屋大会での受験となった。ジャガーや京子、ディアナの選手達に加え地元のプロレスファンが見つめる中、苦しみながらも大きな声を出して練習の成果を見せる。観客席からは自然と手拍子が発生。5.5アミスタで行ったミレイのプロテストと同じく、基礎体力や受け身にロープワークをチェックし、プロテストは終了。結果は全試合終了後に発表される。

第1試合 シングルマッチ 15分一本勝負
Himiko vs NENE

昨年10.27アミスタ以来のシングルマッチ。NENEは成長をアピールできるか。序盤のレスリングの攻防ではやはりHimikoがリードするが、NENEも必死に食い下がる。次第に防戦一方となるNENEだが、エルボー連発。Himikoが「効かねぇよ!」「大丈夫!」と煽るとNENEはまだまだ打ちまくる。余裕を見せていたHimikoも「痛ぇー!」。NENEがドロップキックを連発するとHimikoも一発お見舞いし、ボディスラムでコーナー付近に設置してダイビングギロチンを投下。これをかわしたNENEもダイビングボディアタックを発射してフォール。カウント2に終わると連続の丸め込みでニアフォールに。返しきったHimikoが変則ロープワークからブルドッギングヘッドロック、河津掛け、ギロチンと畳みかけるがNENEはしぶとくキックアウト。逆片エビ固めも懸命にエスケープするが、続くサソリ固めでギブアップを喫した。

この試合の模様はyoutubeで!

第2試合 6人タッグマッチ 30分一本勝負
梅咲遥&マコトユマ&DASH・チサコvsデビー・カイテル&真琴&VENY

ディアナマットで暴走を続けるデビーに、「ラスエゴ」の真琴とVENYの2人…なんだか危険な香りのトリオ結成だ。対するは梅咲遥にDASH・チサコ、マコトユマというこちらも今までにない新鮮な組み合わせ。デビーとラスエゴはレフェリーチェックを断固拒否し、逆にレフェリーをチェックしてみせた。さらに握手も拒否。梅咲に声援が飛ぶと「shut up!」とブチギレ…。そんな危ないトリオからはVENYが先発し、梅咲と注目のマッチアップに。手四つからの力比べはやはり上回ったVENY。梅咲のポニーテールを掴んで離さず、早くも反則攻撃。梅咲はヘアホイップ、ドロップキックで反撃してマコトにチェンジ。マコトのドロップキックをひらりとかわしたVENYはマコトの顔面に蹴りを入れて余裕の表情でデビーにチェンジ。デビーがレフェリーの目の前でも堂々と反則、さらに真琴がVENYの好アシストを受けながらいたぶり続け、捕まったマコトは3人の総攻撃を受けてしまう。アマレス仕込みのリフトで対角コーナーに真琴を叩きつけ、ようやくローンバトルを脱出したマコトはチサコにチェンジ。チサコは美しいミサイルキックに低空ドロップキックを続けるが、ノーザンライトの構えは真琴が持ちこたえる。しかしチサコが真琴とデビーをまとめて串刺しバックエルボー。真琴はロープの蹴り上げやWアームスープレックスで対抗しデビーにチェンジ。チサコとデビーの日本での対戦はこれが初!レアなマッチアップでの激しいエルボーの打ち合いは互角となるが、チサコの低空ドロップキックがデビーの顔面を捉える。チサコからタッチを受けた梅咲は久々のダレジョ固めを披露。デビーの足をめがけての低空ドロップキックからコーナーに上るが真琴が阻止。デビーがジャンピングニー、Wニー、背後からのニーと膝を連続で突き刺していきフォール。カウント2に終わるが、間髪いれずVENYがミサイルキック!梅咲は豪快に吹っ飛ぶが、立ち上がって渾身のエルボーでVENYをふらつかせる。梅咲のキューティースペシャルはカウント2。替わったマコトが連続タックルでVENYを倒すが、またもラスエゴの連携の餌食に。デビー、真琴、VENYのトレイン攻撃を被弾。ならばと梅咲とチサコが割って入りマコトを救出。マコトもミサイルキックを発射する。チャンスを迎えたマコトだったが、ここでデビーがコーヒーミスト噴射!さらにVENYのキックが顔面直撃。これでも耐えたマコトが飛行機投げでフォール。カウントは2に。ここから粘りを見せるマコトだったが、VENYがファビュラスなムーンサルトでトドメを刺した。

この試合はyoutubeでご覧いただけます☆

第3試合 タッグマッチ 30分一本勝負
羽多乃ナナミ&網倉理奈vs沙恵&光芽ミリア

タッグ王者組・にじゅうまるが名古屋上陸!対角は5.23フューチャーサイトに続いて参戦の光芽ミリアに名古屋市出身の沙恵だ。地元とあって声援を集め「私が目立って勝ってやるからな!」と声援を力に変えて勝利宣言。にじゅうまるはWタックルからポーズを決めて、沙恵独演会を阻止。沙恵もビッグブーツをお見舞いして光芽にチェンジ。ナナミのダイヤル固めは光芽がヒジを入れて食い止めるが、ならばとナナミはサーフボードストレッチ。ナナミからタッチを受けた網倉はわー!プレスならぬ愛知大好き!プレス。このフォールは愛知大好きな沙恵がカット。光芽は得意の鋭いキックで応戦していき沙恵にチェンジ。沙恵はぶら下がり首十字やミサイルキック。網倉は豪快なサイドスープレックス。ナナミはボディアタックやタックルで猛突進!そして沙恵とのエルボー合戦に。沙恵がスピアーでナナミを倒し、ビッグブーツ、フィッシャーマンズスープレックスと連続攻撃。ナナミは自力で肩を上げる。沙恵がナナミにトドメを刺そうとすると、なぜか光芽が熱くチェンジを要求。「今から決めようと思ったのに…」と言いつつ、なんだかんだ優しい性悪女は光芽にチェンジ!自ら志願しただけあって光芽が猛攻。トルネードDDTでフォールするがカウントは2。しぶとく耐えるナナミに、網倉が加勢。にじゅうまるの連携で形勢逆転し、沙恵に網倉がダイビングセントーン、光芽にナナミがダイビングボディプレスを同時発射。うるさい沙恵を網倉がラリアットで黙らせ、ナナミが今度こそダイビングボディプレスで勝負を決めた。

第4試合 タッグマッチ 30分一本勝負
井上京子&ジャガー横田vs佐藤綾子&シン・広田さくら

ジャガーと京子が強すぎるタッグを結成し、立ち向かうのは佐藤と愛知県出身・広田の「THE MOTHER FACE」。偶然にも?女子プロレス界の戦う母達がリングに大集合だ。
お揃いのTシャツで登場したTHE MOTHER FACEに「真面目にやれ」と既に怒りモードの京子。「子供の数はこっちが勝ってる。母親の強さを見せてやろうぜ!」と佐藤と意気投合した広田だが、勢いよく突撃したのは広田だけ…。早くも佐藤に裏切られた広田は案の定ジャガーに捕まってしまい、佐藤はカットせず。今井レフェリーも「もう決まるぞ?」と秒殺を心配する始末。京子も「今日はお前をふざけさせない」と広田流コミカルファイトを完封する勢いで次々と攻めまくる。しかし広田は「ここからやり返してやる!お前がやってるやつだ!」と掟破りのダンシングツリーを敢行?!ところが全く上手くいかず京子に弾き返され、佐藤にチェンジ。今度は佐藤がジャガーに捕まると、広田は勢いよく飛び出し「ガンバレガンバレ」と応援するのみで佐藤のピンチは変わらず…。京子と佐藤は互いにサミングで目を潰し合い、視界を失った京子はジャガーに誤爆。佐藤のジャパニーズレッグロールクラッチをカウント2で返した京子からジャガーにチェンジ。ジャガーは浴びせ蹴り、佐藤はジャンピングニーに佐藤トランペットとそれぞれの得意技を披露。ここで佐藤から広田にチェンジし、広田は微妙な側転でスペースローリング・ボ・ラギノール連発。高田純次を剣山で迎撃したジャガーは広田の巧みな話術(?)で、やはり高田純次をやらされそうになってしまうが、京子にチェンジ。京子も高田純次を拒絶…。誰も付き合ってくれず、広田は人目をはばからず号泣。仕方なくジャガーが高田純次…かと思いきや強烈な浴びせ蹴り!不意打ちを喰らった広田は悶えながらも京子にボ・ラギノール。しかしロープ渡り失敗にトペ失敗、へなーらサンセットは全く上がらず。“本物のプロレス”を標榜する京子は「もう恥ずかしい!」と絶叫。京子が雪崩式ブレーンバスターで「遊びは終わりだ!」とフォールするが広田が底力でカウント2。「なかなかやるじゃねぇか」と京子にその力を認めさせたが、最後のパワーボムに沈む。コミカル完封とはならなかったものの、女子プロ界最強の母は京子に決定?

メインイベント ~香藤満月凱旋試合~ スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
香藤満月&まなせゆうなvs本間多恵&尾﨑妹加

いよいよメインは愛知県出身の香藤満月の凱旋試合。香藤と同じく、大きな体を活かして明るく元気なファイトが持ち味のまなせがパートナーを務める。対戦相手はWAVE認定タッグ王者組のSPiCEAP。10月に引退を控えた本間にとっても凱旋試合だ。まずは力自慢の香藤と尾﨑が先発。ロックアップからの押し合いやタックルでのぶつかり合いでいきなり大盛り上がりだ。しかし香藤はSPiCEAPの連携に捕まってしまう。香藤とまなせも重さを活かした好連携で対抗。香藤が97キロの全体重を本間に浴びせ、形勢逆転。まなせと尾﨑は迫力のラリアット合戦。まなせが打ち勝ち、香藤がボディプレスにまなせとのおんぶプレスで尾﨑を押し潰す。尾﨑も自慢の怪力で香藤を担ぎ上げる。まなせにカットされるとセントーンを投下して本間にチェンジ。香藤と本間は気迫のエルボー合戦。まなせがラリアットでアシストし、香藤がヒップドロップやボディプレスを連続で落としていくがしぶとい本間。香藤がカナディアンバックブリーカーで本間を担ぐとすかさず盟友・尾﨑が救出。ここでSPiCEAP合体619を食らった香藤だが、まなせとの合体技をなんとか決めてお返し。本間は10年間磨いてきたサブミッションで香藤を仕留めにかかる。懸命にエスケープした香藤。まなせがバックフリップ、香藤がダイビングボディプレスと流れるような連続攻撃で本間を攻めていくが、この終盤でまなせのラリアットが痛恨の誤爆。SPiCEAPはもちろんこのチャンスを逃さない。尾﨑がダイビングセントーン、本間がミサイルキックをそれぞれ発射。地元のファンの前で粘りに粘った香藤だったが、本間が腕を極め、さらに足もクラッチし多恵ロックが完成。たまらずギブアップし、香藤の凱旋試合は黒星に終わった。
本間は「SPiCEAP、勝ちました!私も凱旋です。今年10月に引退します。でも負けられないんだよ。地元は最後かもしれないから締めたいけど、言いたいこといっぱいありそうだからマイク譲ってあげます」と香藤にマイクを渡す。香藤は「ディアナの名古屋大会は私が練習生として挨拶をした場所です。去年の名古屋大会、初めて凱旋で帰ってきたとき、メインは梅咲さんと本間さんでした。本間さんはいつもすごく支えてくれていて、10月に引退されると聞いてから、最高の場所で最高のメインで勝って恩返しをすると決めました。多くの皆さんに見ていただいて最高の場所にするため頑張ってきました。まなせさんが隣がいるから多恵さんにも勝てる気がしてたんですけど…何枚も上手であんなに潰したはずなんですけど…勝てなかった」と悔し涙。昨年5月の凱旋試合でも敗れ涙を流していた香藤。今年も笑顔で終わることはできなかったが、香藤らしく元気に大きな声で「いくぞー!ディアナー!」と締めくくった。

プロテスト結果発表

全試合が終了し、練習生アンナと井上京子、ジャガー横田がリングイン。プロテストの結果を京子から発表する。京子は「とても頑張りましたけど、今回は残念ながら見送りたいと思います」。続けてジャガーは「本当に頑張ってたと思います。受け身がまだ定まっていないので、このままプロになっても頭を打ったり怪我に繋がるので見送ろうと。合格にはならなかったけど、次は7月、2ヶ月後。しっかりと体を作って。腕立て伏せや腹筋はよく頑張った、あれは凄かった。7月13日にぜひ受かってください。応援してます」と次に向けての言葉を送った。「みんな応援してくれるから頑張ろう」と京子からもエール。次回のプロテストに向け、より一層頑張りますのでアンナの応援をよろしくお願いします!

【試合結果】2025年5月23日(金)フューチャーサイト アミスタ大会Vol.34

大会の模様はyoutubeでチェック☆

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs AKARI

第一試合はHimikoとAKARIによるシングルマッチ。まずはヘッドロックの取り合いからグラウンドの攻防へ。AKARIの多彩なテクニックにHimikoも対抗していき、久々の対戦で確かな成長をアピール。クラシカルなレスリングで観客を魅了する。AKARIが低空ドロップキックでフォールするとHimikoが肩を上げ、AKARIは狙い済ましたかのようにその腕を取って極める。腕十字から三角絞めに移行するAKARI。Himikoが脱出しても次々と関節技を繰り出す。Himikoは変則ロープワークからヘッドシザーズネックロックで捕獲。ロープに逃げたAKARIはカニバサミで転ばし619を狙うがHimikoが回避し、エプロンでギロチン投下。お返しとばかりにAKARIが今度こそ619を成功させ、両者一歩も引かない互角の戦いに。巧みな丸め込みや関節技で持ち味を活かした2人の好勝負の結末は、Himikoの高角度バックドロップを2で返したAKARIがカウンターのラリアットでスリーカウントを奪った。

ショート動画:第一試合から大熱戦!

第2試合  タッグマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル&優宇vs櫻井裕子&姫ゆりあ

デビーとは「EVE family」だという優宇。2人は海外マットでの対戦、そして3.20アミスタでの初タッグを経て、より信頼を深めた。対角にはスターダムの新人・姫ゆりあがディアナ初参戦。姫とタッグを組むのは“女神”櫻井裕子。個性豊かな4人が揃った。
デビーは相変わらずコーヒーを片手にリングイン。これはプロテイン…と言い訳をして今井レフェリーを退け、ボディチェックも断固拒否。そのデビーが先発し、姫と女神タッグからは姫が先陣を切る。観客からは「ゆりあ」コールが発生し、デビーは負けじとコールを煽る。口では「clean fight」と言うデビーだが、レフェリーの目を盗んで引っ掻いたり髪を掴んだりと、反則を織り混ぜながらリードしていく。姫が得意のビッグブーツを連発すればデビーも顔面蹴り。互いに蹴って蹴って蹴りまくり、デビーがスライディングラリアットでフォール。カットする櫻井も2人まとめてクロスボディで場外に落とし、そこに優宇がみたらし団子をお見舞い。新人の姫を相手に優宇は容赦なしの逆水平チョップ。姫は悶えながらも櫻井との連携で横十字固めでフォールするが優宇が自力で返す。櫻井の卍固めを投げ捨てるように振りほどいた優宇。さらに姫と櫻井を2人まとめてマットに叩きつける。姫と櫻井、デビーと優宇それぞれの好連携で観客の熱気も高まったところで、デビーは1人場外へ…。後を追う櫻井に、デビーはコーヒーミスト噴射!優宇がしっかり姫を押さえ、デビーが櫻井をクルリと丸め込み、勝利をかっさらった。やはりクリーンファイトとは無縁のデビー。試合後も氷嚢を櫻井に投げつけてリングをあとにした。

ショート動画:コーヒーミスト噴射!

姫ゆりあ バックステージコメント

第3試合 タッグマッチ20分一本勝負
[にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vs香藤満月&光芽ミリア

凱旋試合を2日後に控えた香藤がディアナタッグ王者相手に奮闘を見せた。
まずは怪力の香藤をにじゅうまる2人がかりで黙らせ、Wわー!プレスからにじゅうまるポーズ。香藤と光芽もWブーツで対抗し、倒れたナナミの上に光芽を投げ落とした香藤。光芽は鋭いキック連発でナナミをロープ際に追い詰めるが、ナナミがスリーパーで逆襲。香藤がお腹でナナミを弾き飛ばし、網倉はセントーンやカナディアンバックブリーカーでパワフルファイト。序盤から4人が個性を発揮し大暴れ。ナナミが香藤と光芽の連携を破り、光芽の上に香藤を転ばせ、さらににじゅうまるおんぶプレスで光芽は3人分の体重を一気に浴びてしまい場外へ転げ落ちる。香藤1人でタッグ王者を相手にすることに。ナナミと網倉のボディアタックを次々と受けた香藤は瀕死状態に…。ここで何とか帰還した光芽が香藤を救出。ナナミが再び光芽を場外へ落とし、網倉が渾身のサイドスープレックスで97キロの香藤をぶん投げる!トドメのダイビングセントーンで圧殺し、にじゅうまるが熱戦を制した。
凱旋試合ではWAVEタッグ王者と対戦する香藤。故郷に錦を飾れるのか?

ショート動画:にじゅうまる、いくぞ~◎

メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&神姫楽ミサvsマコトユマ&ビッグ春華

メインにはJTOからビッグ春華と神姫楽ミサが登場。梅咲と神姫楽はかわいすぎるアイドルタッグを結成…だが梅咲の狙いは同じ「はるか」のビッグ!「どの面下げてディアナ出てんだ。無傷で帰れると思うな」と本性(?)を現す。ゴングが鳴るとはるか対決に。いきなりの馬乗りエルボーでブチギレモードの梅咲。ビッグは大きな体を活かしてタックル。マコトとのW攻撃も決めてみせる。替わって入ったマコトにも梅咲はエンジン全開。力強いボディスラムでマコトをマットに叩きつける。梅咲からタッチを受けた神姫楽もしっかり腰を落とした逆エビ固めや力強いエルボーで存在感をアピール。マコトはドロップキックで反撃してビッグにチェンジ。ディアナでは珍しいJTO同門対決に。神姫楽がタックルでビッグをなぎ倒して梅咲にチェンジ。ビッグが上から振り下ろすようなエルボーを打ち、梅咲も得意のエルボーで猛反撃。ビッグはビッグボトムを狙うが不発に。ならばと長い脚でビッグブーツやニールキックを放ち、今度こそビッグボトム。梅咲がカウント2で返すとマコトが連続ドロップキック続けてリフトで対角コーナーに叩きつけ串刺しドロップキック。追撃のドロップキックは許さず梅咲がカウンターのカサドーラ。そして神姫楽と共に、「しゅっ!しゅっ!」と己を鼓舞するイノシシムーブからWドロップキック。マコトもビッグとのWタックルでお返しし、逆エビ固めで神姫楽を捕まえる。すかさず梅咲がカットするが、マコトがミサイルキック発射。神姫楽は右のラリアットにセントーンを続け、立ち上がったマコトに左のラリアット。しぶといマコトにミサトンクラブで勝負を決めた。ビッグは梅咲に「リベンジします」と宣言し、マコトと引き上げていった。梅咲は「おい、偽物はるか。シングルやろうぜ」と受けて立つ構えだ。
勝った神姫楽はバックステージで「“ポニーテールズ”より、はるか対決の方がしたいと思いました?」と、ビッグ春華に闘志燃やしすぎの梅咲に疑問…。梅咲は「名前が被ってたから、ちょっと暴れちゃった」という。「こっち側にいる大人たちが、ミサさんいいなって思ってニヤニヤしながら見てた。みんなミサさんを見たいと思ってる」と、神姫楽の参戦を密かに喜んでいる(?)今井レフェリーと佐藤綾子(※夫が神姫楽ファン)に言及しつつ「またディアナでお待ちしてます」と歓迎した。3回目の参戦もお待ちしております♪

ショート動画:ポニーテールズの可愛すぎる連携!しゅっ!しゅっ!

梅咲&神姫楽 バックステージコメント