【試合結果】2025年8月15日(金)フューチャーサイトvol.37

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
美蘭 vs クームー

第2試合 タッグマッチ20分一本勝負
羽多乃ナナミ&神姫楽ミサ vs デビー・カイテル&Himiko[INVA]

第3試合 シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥vs小橋マリカ

メインイベントW.W.W.Dクリスタル選手権試合
[王者]香藤満月vsシャンシャン[挑戦者]
※第3代王者初防衛戦

【試合結果】2025年8月10日(日)アミスタ大会vol.93

大会ダイジェストを早くも公開!

第1試合3WAYマッチ20分一本勝負
シャンシャンvs網倉理奈vs神姫楽ミサ

「KISSmeT PRINCESS」としてともにアイドル活動をしていた網倉と神姫楽。序盤からシャンシャンをターゲットに連携攻撃…のはずが、神姫楽があっさり裏切り網倉は激怒!「裏切ってないよ」と言い訳する神姫楽。2人の小競り合いに突撃したシャンシャンは2人まとめてランニングネックブリーカードロップ。シャンシャンが鎌固めで神姫楽を絞ると、神姫楽は「あーみん助けて!」。網倉は全く助ける素振りなし。自力で脱出した神姫楽は「あーみん!一緒にやろう!」と己を鼓舞するイノシシムーブ。これには笑顔で付き合った網倉。KISSぷりの絆復活でトレイン攻撃。「ごめんね」と笑顔で握手をかわしたKISSぷりだったが、神姫楽が不意打ちの丸め込み!さらに低空ドロップキックで網倉を場外に蹴散らし、シャンシャンにミサトンクラブ。リングに戻った網倉が怒りのカット。出ずっぱりのシャンシャンを「ちょっと休んでて」と気遣い(?)、KISSぷり対決に。タックル合戦は網倉に軍配、セントーンは互いにかわし、シャンシャンが戻ると三つ巴のエルボー合戦に。神姫楽がラリアット、シャンシャンがブレーンバスターで網倉に集中砲火。神姫楽とシャンシャンでフォールの奪い合いに…。散々やられた網倉はリング外へ。シャンシャンがスタナー、トルネードDDTで神姫楽をフォールするがカウント2。網倉がタイミングを見計らってリングに帰還し2人を丸め込むがカウント2。網倉が神姫楽を担いでコーナー上に設置し、対角コーナーから網倉が突進…するとその横から飛び出したシャンシャンがドロップキック!続けてダイビングボディアタックを発射するが、網倉が切り返してフォール。これで勝負が決まり、神姫楽はコーナー上に放置されたまま試合終了のゴングを聞いていた…。

第2試合 8人タッグマッチ20分一本勝負
羽多乃ナナミ&香藤満月&柊くるみ&櫻井裕子vs佐藤綾子&デビー・カイテル&Himiko&夏実もち

トーナメント1回戦を終えたメンバーにタッグ王者のカフェイン&クラッシュを加えた、今後のタッグ戦線を占うかもしれない8人タッグ。奇襲で捕まってしまった櫻井は4人のトレイン攻撃をまともに食らってしまう。櫻井はデビーのコーヒーミストを警戒しつつ、ビッグブーツで反撃。デビーもビッグブーツで応戦し、両者は互いに顔面を蹴りまくる。続いて夏実と柊のプロミネンス対決。佐藤とデビーが巧みにアシストし、優位な展開でHimikoにチェンジ。Himikoと夏実がトレイン攻撃にツープラトンフェイスクラッシャーを決めると、柊が力強いエルボーとトラースキックで反撃しナナミにチェンジ。タッグトーナメント1回戦でもぶつかりあったナナミとHimikoがエルボーの打ち合いで火花を散らす。Himikoは腕のテーピングを剥がしてナナミの首を絞め、大ブーイングを浴びるが涼しい顔。レフェリーが近付くとテープを投げ捨て、バックドロップ。今度は打倒・カフェイン&クラッシュに燃えるナナミと佐藤のマッチアップに。佐藤がミサイルキックでナナミをふっ飛ばしても、気迫で立ち上がるナナミ。2人は顔面蹴りの応酬に。ナナミが佐藤のキックを払って豪快にノーザンライトスープレックス。2人の白熱の攻防に水を指すのはデビー。おぼんでナナミを殴打し、佐藤のチャンスを演出。ふらつくナナミに佐藤は容赦なくジャーマンスープレックス。続くドラゴンはナナミが振りほどき、裏投げで佐藤をマットに叩きつける。ようやく出番が回ってきた香藤は大暴れ!ボディプレスで佐藤をぺちゃんこに。そして全軍突撃トレイン攻撃でさらに佐藤をぺちゃんこに!セントーンを1発落としてフォールするが、佐藤は自力でキックアウト。おぼんの達人をお見舞いして佐藤からデビーにチェンジ。デビーが今井レフェリーを誘惑しているうちに佐藤が低空ドロップキック。そこにデビーがクロスボディを続けてフォール。香藤が自力で返すも、デビーはトドメのエスプレッソを宣言!香藤がこれをショルダースルーに切り返すが、デビーが97キロの香藤にブレーンバスター!ならばと柊が加勢し、2人でデビーを跳ね返す。いよいよ終盤、両軍入り乱れる大混戦に。デビーに香藤と櫻井が、佐藤に柊とナナミがそれぞれおんぶプレスで圧殺!タッグ王者組の大ピンチを救うのは夏実。バラムチを振り回して柊、櫻井、そしてナナミを排除。リングは香藤とデビーが再び一騎打ち。香藤がフォールすると佐藤がおぼん殴打でカット。デビーが力を振り絞り、今度こそエスプレッソで大熱闘に終止符。多人数タッグの中でも王者としての存在感をしっかりアピールした。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦 15分一本勝負
[ブルーオーキッド]美蘭&世羅りさvsクームー&ダーク・シルエタ[INVA]
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

佐藤綾子とデビー・カイテルの持つW.W.W.Dタッグ王座への挑戦権を争うトーナメントは2日目に突入。クームーとダーク・シルエタは優勝すればINVA同門でのタイトルマッチとなる。実績十分のシルエタにデビューから2ヶ月にも満たない新人クームーのコンビとあって、タッグ力は未知数。トーナメントの仕掛人・佐藤は「メキシコのレジェンドのシルエタ選手に、台湾のクームー。クームーにとっては凄い経験になるんじゃないですかね」とクームーの成長に期待を寄せる。
対する世羅と美蘭はタッグベルトを目標に、結成以来順調に白星を重ね愛を深めてきた。佐藤も「引退を控えた世羅さん、復帰した美蘭。外せないですね。勝ち上がってくるんじゃないかな」とタッグ戦線の主要チームとしてブルーオーキッドのエントリーを決めた。
ゴングが鳴ると、世羅がいきなりの反則三昧。これまで乱入や妨害を繰り返してきたINVAの一員には容赦しない世羅は、今のところまだ何もしていないクームーに「悪いんだろ、こいつら。悪い奴らなんだろ?」とコーナーに追い込み、グーで殴り、顔面を踏みつける。これではまるで世羅が悪者だが…。世羅の逆エビ固めでクームーは大苦戦。世羅はそのままクームーの腕を掴んでリバースカンパーナ…といきたいところだが、クームーの足が長すぎてクームーの腕をなかなか掴めず大苦戦。何とかリバースカンパーナで揺さぶり、今度は髪を掴んでロープに振るが、クームーがバックエルボーで逆襲。シルエタにチェンジした。シルエタはまず低空ドロップキックを世羅に突き刺し、さらにエルボー。世羅は膝の負傷のためWニードロップを封印しているが、うっかりコーナーに上ってしまう。美蘭が「ダメです!」と世羅のWニーを防ぎ、連続ドロップキックや619でシルエタに猛攻。シルエタは急角度のキャメルクラッチで美蘭を変顔に。「カワイイ~」と嘲ってみせる。さらにフライングニールキックを浴びせ、クームーにチェンジ。美蘭とクームーはエルボーの打ち合いに。デビューしたばかりのクームーだが、気迫で美蘭に立ち向かっていく。やはり美蘭がリードするが、リング外からシルエタが好アシストで美蘭の動きを止め、クームーがソフト今井レフェリーを誘惑!やはりズルいやり方で試合の流れを取り戻すINVA。しかしクームーがフォールしている時に今井レフェリーはシルエタにメロメロ(?)。カウントが遅れ、美蘭が自力キックアウト。INVAの誘惑作戦は思わぬ形で失敗に終わる…。ならばと真っ向勝負を挑むクームーだが、ブルーオーキッドの合体技「瓦割り」の餌食に。美蘭が続けてライオンサルトで鮮やかに宙を舞い、スリーカウント。相思相愛タッグが準決勝へ駒を進めた。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦
15分一本勝負
[ルミナス]梅咲遥&高瀬みゆきvs尾﨑妹加&本間多恵[SPiCEAP]
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

トーナメント1回戦最後のカードは激戦必至のライバル対決だ。SPiCEAPは「ディアナのタッグ戦線に常にいるイメージ」、ルミナスについては「高瀬さんがお姉さんのように引っ張ってきてたイメージあるけど、遥も今は独り立ちして凄い頑張ってきてる。ディアナのタッグといえば、ルミナスは外せない」と語る佐藤。佐藤は両チームともにタッグ王座をかけて戦った経験があり、その折り紙付きの実力を身をもって知っているだけに当然のエントリーとなった。
このカードは「タッグ祭」と銘打った昨年7月のディアナ京都大会のメインを飾っており、結果は尾﨑が梅咲からピンフォール。そして尾﨑は当時梅咲が巻いていたW.W.W.Dシングルベルトに挑戦表明、シングル王座戦も尾﨑が勝利し、以後1年間ベルトが外部流出していたのである。
8.9アミスタでようやくシングルベルトを取り戻した梅咲遥。この勢いでSPiCEAPへの1年越しのリベンジ、そしてトーナメント制覇に向けて、最愛のパートナー・高瀬みゆきとともに出陣…しかしまさかの事件が発生。梅咲は高瀬とお揃いのルミナス仕様のコスチュームを着用したが、高瀬は通常コスチューム。「この人コスチューム忘れたんですけど〜」と不満をあらわにする梅咲。大ブーイングの中、高瀬は「忘れたんじゃなく、間違えた。昨日から準備してたら間違えた」と苦しい言い訳。WAVE認定タッグ王者組のSPiCEAPと、空中分解寸前のルミナス…。とにもかくにも、開戦のゴング!
ゴングと同時にいきなりの丸め込み連発で襲いかかるルミナス。全て返されても息ぴったりのWドロップキックを尾﨑に突き刺す。トーナメント特別ルールで許可されている2人がかりのフォールで押さえ込むが尾﨑が自力キックアウト。抜群のチームワークを発揮するルミナスだったが、梅咲にとってコスチュームの恨みは相当根深いらしい。「高瀬、コスチューム忘れんなー!」と怒りにまかせて尾﨑の髪を掴んで引っ張り、ファンの手拍子を煽って弓矢固め。本間にも「コスチューム忘れやがって高瀬ー!」とフットスタンプ。怒りを力に変えて、試合を優位に進めていく。梅咲からタッチを受けた高瀬も「お前のせいだからなー!」と全く無関係の本間に罪をなすりつけてダイヤル固め。さらに「ルミナスのコスチュームの分!これは、ルミナスのコスチュームの分!」と無理のありすぎる理論で本間に逆水平チョップ。自身の罪に向き合おうとしない高瀬の態度にイラついた梅咲は「ふざけんな!許せない!許せなーい!」と大絶叫。本間は「お前が忘れたんじゃ!」と逆襲の低空ドロップキック。尾﨑も「よくも多恵をやってくれたな!全部お前が悪い!」と剛腕唸るラリアット。思わぬ方向に向かうライバル対決だが、高瀬のスピアーを正面から受け止めた尾﨑に、高瀬が負けじと逆水平にエルボーにラリアットと強烈な打撃攻勢。そしてラリアットの打ち合いで火花を散らす2人。リング上はベルトへの挑戦権をかけた試合にふさわしい熱気を帯びていき、観客席も大盛り上がり。力と力のぶつかり合いで両者ダウン状態となるが、ファンの手拍子に押されそれぞれパートナーにチェンジ。梅咲と本間はハイスピードな攻防を展開。梅咲が本間に猛然とダッシュすると、危険を察知した尾﨑が飛び出し、カウンターのラリアット。高瀬がドロップキックで尾﨑を蹴散らし、梅咲が本間にミサイルキック。派手に吹っ飛んだ本間だが、このフォールは肩を上げ、得意のワキ固めで梅咲を追い詰める。ここで残り時間は2分に。ロープに逃げた梅咲だが、本間が追撃の低空ミサイルキック。ふらついた梅咲に尾﨑のセントーン、本間のジャックナイフ、合体619と畳み掛けるSPiCEAP。刻一刻と時間は過ぎていき、残り10秒でSPiCEAPの超合体技・特攻バスターの餌食となってしまった梅咲。京都の悪夢再びかと思われたが、尾﨑を振り切った高瀬のカットが梅咲の大ピンチを救う。ここで時間切れのゴングが鳴り響いた。SPiCEAPの合計キャリアは20年、ルミナスの合計キャリアは14年。トーナメント規定によりルミナスが準決勝進出となった。本間は10月に引退試合を控えており、ルミナスとSPiCEAPの対戦はこれが最後になる可能性も。「ちゃんと最後勝って終わりたい」と意気込んでいた梅咲だったが、リベンジならず。4人はそれぞれ抱擁し、健闘を讃えあった。激戦を終えてなお高瀬が許せない梅咲は「おい高瀬。コスチューム忘れるなよ!そして岩田美香。ボコボコにしてやるからな、見とけよ!」と仙女マットで高瀬とタッグを組んでいる岩田にまで怒りの矛先を向けていた…。

動画:梅咲から高瀬へ。そして岩田にも…?

準決勝進出4組が決定!!

W.W.W.Dエリザベス選手権試合
[王者]井上京子vs[挑戦者]米山香織vs[挑戦者]チェリー
※第19代王者4度目の防衛戦

7.27アミスタで3WAY戦を制しエリザベス挑戦が決定した米山。「もう1人の挑戦者は私が探してきます」と、米山がもう1人の挑戦者を指名することとなっていた。そして米山が「一緒にゴキゲンBBAで力を合わせようよ」と誘ったのはチェリーだ。「京子さんをやっつけるの?一緒にやろう、よねたん!」とチェリーもすっかり乗り気に。こうして正式決定したエリザベス王座戦。なんともゴキゲンな雰囲気の挑戦表明だが、2人はかつてWAVE認定タッグ王座にも輝いた実力派ベテランコンビ。天才・井上京子といえど油断は禁物だ。
そして迎えたタイトルマッチ当日!ゴングが鳴ると逃げ惑うゴキゲンBBA…。チェリーが意を決して「京子さん!今日は1対1対1じゃないですよ。2対1ですからね!よねたん、行こう!」と米山と共に突撃!しかし京子の巨体はびくともせず…。ならばと2人で京子の足を踏み、カニ挟みで転ばすと「ゴキゲンBBA」ポーズを披露。チェリーがキャメルクラッチで京子を絞り、米山がレフェリーばりに「ギブアップ?」と尋ねるが京子はもちろんノー。2人がかりのキャメルクラッチも「全然効いてない」。ゴキゲンBBAは「チェリたん、しっかり持ってて!」「絶対持ってるよ!」と互いの意志を確認し、チェリーが京子を捕まえたまま米山がロープワーク往復からの低空ドロップキック。宣言通りしっかり持ってたチェリーのおかげで京子に命中!ゴキゲンBBAはポジションを入れ替え、今度は米山がしっかり持っておくことに。されるがままの京子は「裏切るやつじゃないの?それ。裏切るやつでしょ!」と疑心暗鬼。ここで裏切るのがお約束だが(?)、チェリーの低空ドロップキックはしっかり京子にヒット!3WAYにして“2対1”の戦いを体現してみせる。京子の串刺しラリアットをかわしたゴキゲンBBAは逆襲のトレイン攻撃から2人でフォール。とことん2人の連携で勝負する米山とチェリーに「お前らタイトルマッチだぞ!この野郎!」といよいよキレた京子。それでもゴキゲンなファイトスタイルを貫く2人はツープラトンブレーンバスターの「ゴキゲンバスター」を宣言。しかし京子が怪力を発揮し2人まとめてブレーンバスターで投げ飛ばす。ゴキゲンバスターはなんと3連続失敗。全て京子が1人で2人を投げ飛ばしてしまう。何度やっても京子の体は上がらず、今井レフェリーも思わず「無理だよ…」。京子がもう一度米山を捕まえると、ついにチェリーはコーナーにしがみついてしまう。米山が「チェリたん!」と呼び掛けるがチェリーは加勢せず…。「来ないんかーい!」と京子が米山をぶん投げる。逃げ出したチェリーには京子が怒りのキャメルクラッチ。すると米山は「ギブアップ?」。京子は「何だお前…」とあきれ顔。京子がチェリーをしっかり持っておき、今度は米山がダッシュ。ロープワーク2往復から低空ドロップキックを京子に突き刺す!京子は「あたしかい!」。米山の追撃のモンゴリアンチョップを「なんだそれ」と軽々受けきった京子がモンゴリアンチョップをお返し。米山のピンチにチェリーが熟女でドーン。これも京子には全く効かず、チェリーは「パワーをくれー!」とファンのエネルギーを受け取り、超フルパワー熟女でドーン!これで京子をなぎ倒し、そこに米山がセントーンを投下。しかし米山の足に当たったチェリーが吹っ飛んでしまう。米山が京子をそのままフォールすると「米山…よくも…」とチェリーの逆鱗に触れた模様。ようやく3WAYらしく3人の戦いに。米山とチェリーが京子のラリアットをかわして場外へ落とし、リング上はゴキゲンBBAの一騎討ち!エリザベスは挑戦者同士で決着した場合でも王座は移動となる。京子も慌ててリングに戻り、ゴキゲンBBAが逆さ押さえ込みのクラッチの取り合いになっているところに横から突き飛ばし、そのまま2人まとめてフォール。今井レフェリーが両腕でスリーカウントを叩き、王者の防衛成功となった。
マイクを持った京子は「満員のお客さん、今日はありがとうございました。 前回よねちゃんに負けてるので、どんな手を使ってでも勝ちに来ると思ったんでめちゃくちゃ怖かったです。負ける夢とか昨日見ちゃったんで、勝てて本当良かったと思ってます」と、安堵の表情。そして京子から、今後のエリザベス戦について提案が!「7回防衛したいなって言い続けてます。あと3回。40歳以上の人いつでも待ってます。この前、本間さんと飲んだ時に“繰り上げエリザベス”なんて言葉を勝手に作っちゃって…私がチャンピオンだから私がルールなので。引退間近なので繰り上げエリザベスです!」と現在39歳で、40歳の誕生日を迎える前に引退する本間多恵の特別挑戦を王者権限で認めた。観客は拍手喝采、本間は笑顔。早くも次の挑戦者が1名決まったところで、団体に目を向けた京子。「昨日遥さんが、ベルト獲ってディアナまだまだ盛り上げますって言ってました。私もこの層を盛り上げていきたいと思ってます。そして後楽園1000人ずっと超えてないので頑張りたいと思ってます」と、京子も団体の顔として、王者として、後楽園大会の満員を目指すことを宣言。その上で「他の誰かに負けたら私とはシングルできないからね?それを覚えといてね」と、ディアナ所属全員との防衛戦をぶち上げた梅咲にチクリ。梅咲の防衛ロードはレジェンド超えロードといえる。京子と梅咲の激突――その実現にも期待したい。

井上京子 バックステージコメント

【試合結果】2025年8月9日(土)アミスタ大会vol.92

youtubeでダイジェスト動画公開!必見!

第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
美蘭&ダーク・シルエタvs米山香織&高瀬みゆき

予告されていたInvader or Innovator(INVA)の新メンバーはダーク・シルエタ!日本、アイルランド、台湾、そしてメキシコと、ますます国際色豊かに勢力拡大していくINVA。まずはシルエタが第1試合に登場した。
先発は美蘭、そして井上京子の持つエリザベス王座への挑戦が決まっている米山。米山はタイトルマッチを目前に控えても、相変わらずの明るさをリングで振りまく。「米山」コールを煽るが、ファンは大「美蘭」コール。心が折れた米山は何もしないまま高瀬にタッチを求める…。苦笑いで高瀬登場。しかし客席からの「美蘭」コールはますます力強さを増す。高瀬と米山以外は会場中の心が一つになり、高瀬は険しい表情で客席に向かって「おい!」。高瀬と米山が腹いせに(?)美蘭に2人がかりで攻撃すれば特大ブーイングだ。美蘭も反撃し、シルエタにチェンジ。シルエタはキャメルクラッチで高瀬を変顔にし、美蘭にチェンジ。高瀬は美蘭にボディスラム。米山にチェンジ。米山は反則攻撃で超特大ブーイングを巻き起こす。高瀬も加わり、2人で美蘭をいたぶっていき、これもまたブーイングの嵐。シルエタが「美蘭」コールを煽り、美蘭を後押し。しかし高瀬が「うるせー!」と一蹴し、ダイヤル固め。ファンを敵に回したものの、美蘭の捕獲に成功した米山・高瀬組。美蘭はスイングDDTでようやくシルエタにチェンジ。シルエタの膝蹴りからトラースキックを米山に命中させたものの、高瀬と米山が巧みな連携で試合の流れを離さない。高瀬がミサイルキックにスライディングラリアットを続ければ、シルエタはフライングニールキックや串刺し低空ドロップキックと、白熱の攻防に。ここでタッチを受けた美蘭は連続ドロップキックに619と軽やかな連続攻撃。高瀬は続くボディスラムを持ちこたえ逆水平チョップを放つが、シルエタと美蘭も連携攻撃が炸裂。しかしこのチャンスで発射したライオンサルトはかわされ、米山がエプロンからロープ越しのスタナー、高瀬がスピアーに串刺しラリアットと逆襲。シルエタもカットに飛び込んで行くが、米山が阻止。高瀬がローリングストーンで勝負を決めた。

第2試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&本間多恵&尾﨑妹加vs佐藤綾子&デビー・カイテル&クームー[INVA]

INVAがチームとしての初陣!新人のクームーにタッグ王者組のデビーと佐藤。クームーは「プロレスを教わるなら、中途半端な人じゃ意味がない。最強の先輩たちと一緒にいたい」と自らを成長させるため、INVAの加入を決意したという。クームーの尊敬する先輩たちはレフェリーチェックを断固拒否し、凶器で奇襲をしかけ、いきなり場外乱闘勃発。先輩たちに続いてクームーも場外へ。6人がそれぞれ観客席で大暴れ。リングに戻ったのは京子と佐藤。リングでもおぼん攻撃に、デビーとクームーも加わってのトレイン攻撃とINVAで京子を袋叩きに。ブチギレた京子は尾﨑とのサンドイッチタックルで佐藤に逆襲。しかしINVAは尾﨑を捕まえコーナーに連行。ソフト今井レフェリーが長身美女クームーに誘惑され鼻の下を伸ばしているうちに、佐藤とデビーが尾﨑に集中砲火!尾﨑がクームーにセントーンを落として鬱憤を晴らし、逆エビ固めで厳しく絞る。クームーの長い腕がロープに届き、尾﨑のアルゼンチンを暴れて切り抜けスクールボーイ。カウント2に終わりデビーにチェンジ。デビーはスライディングラリアットからのフォールを返されると、レフェリーの目の前で反則攻撃。尾﨑はアルゼンチンバックブリーカーで対抗するが、佐藤がカット。タッチを受けた本間が低空ドロップキックでフォール。返したデビーの腕を掴んでワキ固め、デビーの体を反転させてフォールと流れるような攻めで翻弄。デビーはジャンピングニーやスライディングエルボーと得意の打撃攻勢。続いて佐藤がWアームスープレックス。デビーと佐藤の連続攻撃に、SPiCEAPも合体攻撃で応戦。本間から京子にチェンジし、京子がナイアガラの構えを見せると、デビーがおぼんで殴打して阻止。佐藤とデビーのツープラトンブレーンバスターで勢いに乗り、佐藤はトップロープへ。しかし京子が雪崩式ブレーンバスターでミサイルキック発射阻止。リング中央で大バウンドした佐藤だがカウントは2。力を振り絞って111キロの巨体をジャーマンでぶん投げる佐藤。食らった京子もお返しのジャーマン。青コーナーまで飛ばされた佐藤はクームーにタッチ。クームーががむしゃらにエルボーを打ち、デビーも懸命にサポート。クームーがフォールされるとすかさずデビーがカット。京子の「押さえろ!」の一言で飛び出したSPiCEAPがカフェイン&クラッシュを押さえ、いよいよ京子とクームーの一対一。デビューから2ヶ月にも満たないクームー。レジェンドの剛腕唸るラリアットが炸裂し万事休す。京子がフォールし、クームーはピクリとも動けず、勝負あり。
佐藤は「新チームは出来たばかりで伸びしろしかない。クームーはデビュー3戦目、今回は想定の範囲内。これからもっと強くなっていこう!」と敗れはしたがチームの結束を強めたようだ。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦
15分一本勝負
香藤満月 & シャンシャンvs柊くるみ & 櫻井裕子
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

タッグ王者・佐藤綾子が「本物のタッグをあぶり出したい」と仕掛人となった次期挑戦者組決定トーナメント。一回戦は全て15分一本勝負、ドローの場合は2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がるルールだ。さらに、試合直前に佐藤より「W攻撃あり、Wフォールもあり。タッグとしての連携、2人の物語も見たいのでこのルールを追加します」と発表された。トーナメント開幕戦となるこの試合には仲良し若手タッグと急造タッグが登場する。
佐藤は「香藤満月はここ最近で一番成長した。他団体への参戦が増えて、それが成果として出てきてもいいんじゃないかな。シャンシャンも1年目と思えないぐらい試合内容が良くなってる。この2人は仲がいいので組んでもらいたいなと」とエントリー8組中で最も合計キャリアの浅い若手チームに期待を寄せている。
対角の柊くるみと櫻井裕子に関しては「ずっとディアナを盛り上げてくれてるメンバー。裕子さんとデビーの対決って面白そうだなと思ってます。くるみさんは、デビーさんと私とトリオ組んだ時は心強かった。急造タッグですが楽しみな2人です」と、自身のタッグパートナーであるデビー・カイテルとも相性のいい(?)2人を選抜したようだ。この2人がトーナメントの頂点に立てば、まさにデビーとの対戦になるが…。
まずは香藤と櫻井が先発。力比べと大声で香藤が圧倒。97キロの恵まれた体格を活かし、櫻井に乗っかっただけでギブアップを迫る。櫻井は消え入りそうな声で「ノー」と抵抗。早くも大ピンチを迎えたが、ロープを掴む。ヘビー級の香藤から軽量級のシャンシャンにチェンジすると、櫻井が鬱憤を晴らすように厳しくキャメルクラッチ。櫻井から柊にチェンジすると、柊も体格を活かしてパワー全開ファイト。柊の連続フットスタンプを受けてシャンシャンは悲鳴。今井レフェリーがなぜかセコンドの高瀬みゆきに気を取られているうちにシャンシャンが捕まってしまい、櫻井のビッグブーツをまともに食らってしまう。シャンシャンはスタナー、ネックブリーカードロップで脱出し香藤にチェンジ。香藤は連続ボディプレスにボディアタックで櫻井をぺちゃんこに。櫻井は香藤の大きな体をスクールボーイで転がして低空ドロップキックを突き刺し、コブラツイストで絞る。エスケープされるとドラゴンスリーパー。続いて柊のボディアタック、ミサイルキックが香藤を襲う。しかし柊の怪力でも香藤の重い体は持ち上がらず、ならばとタックル合戦を挑む。激しい肉弾戦は香藤がロープの反動を使ったタックルで柊を倒し、ファンからは拍手喝采!シャンシャンとのW攻撃も決めてみせ、ベテラン相手に好勝負を展開する若手軍。香藤のダイビングボディプレス、シャンシャンのダイビングクロスボディから2人がかりで押さえ込むも、櫻井が懸命にカット。連携や2人の体重を浴びせてのフォールなど、当日追加ルールをうまく利用する若手軍。残り時間わずかとなり、このままいけばキャリア差で初戦突破のチャンス!しかし柊がキャノンボールでシャンシャンを圧殺。櫻井がしっかり香藤を抑え、柊がナッツバスターで勝負を決めた。残り時間1分を切る中、先輩軍が意地を見せて準決勝進出だ。

W.W.W.Dタッグ王座 次期挑戦者決定トーナメント1回戦
15分一本勝負
[にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vsHimiko&夏実もち
※ドローの場合、2人の合計キャリアが浅いチームが勝ち上がる。

4.27後楽園でカフェイン&クラッシュを破り初防衛を果たしたが、7.27アミスタでのリマッチで王座陥落したにじゅうまる。佐藤は「にじゅうまる、こないだタイトルマッチやりましたけど、強かったですよ。後楽園で1回私らから防衛したにも関わらずもう1回試合受けてくれて…チャンピオンチームからしたら何にもメリットないじゃないですか?1回勝ってるのに。そんな中でも受けてくれて、後輩だけどすごい気持ちのいい、強い気持ちを持ったチームだなと思う」 と、実力に加え精神面の強さや潔さも高く評価。文句無しのエントリーとなった。 対角には「世羅さんが怪我しちゃって、もちさんが凄いサポートしてて、チームの絆を素晴らしいなと思って影から見てました。そんなもち選手に、 INVA最年長のHimiko。もち選手に引っ張ってもらいたい。見て学んでほしいですね」と、献身的にプロミネンスの仲間をサポートする夏実もちとInvader or InnovatorからHimikoが出場。2人はベルトを目指してタッグ結成したものの、なかなか息が合わず…。タッグ名も決まらぬまま、組む機会も減少しつつある中でのエントリーとなった。トーナメントを駆け上がり、タイトル挑戦にようやく漕ぎ着けるのか? 優勝候補とも言える前王者組に、名も無きタッグが奇襲!2人がかりでのフォールでナナミを押さえ込むが、網倉が慌ててカット。Himikoは腕に巻いていたテーピングを剥がしてナナミの首を絞める。観客のブーイングも素知らぬ顔で受け流し、今度はリバースインディアンデスロックで足攻め。夏実がレフェリーの気を引き、その隙にまたもHimikoがテープで首絞め。レフェリーが近づくとテープを投げ捨て正攻法に。ナナミからタッチを受けた網倉は怒り爆発のボディアタック!網倉のパワフルファイトに、Himikoは網倉の古傷である膝を狙って対抗。リング中央でのヒザ十字でじっくりいたぶり、エスケープされても夏実がリング外から網倉の膝を狙う。夏実の低空ドロップキックが膝に命中すると網倉は絶叫!それでも網倉はカナディアンバックブリーカーで夏実を揺さぶっていく。ナナミとのトレイン攻撃や合体わー!プレスで懸命に試合の流れを取り戻し、ナナミにチェンジ。しかしHimikoと夏実が久々タッグながら好連携で前王者に食らいついていく。ナナミが豪快に裏投げを決めれば、夏実もバックドロップでナナミをマットに叩きつける。タッチを受けたHimikoが3連続ギロチンでフォール。自力キックアウトしたナナミはエルボー連発からデスバレードライバー。このフォールを夏実がムチでカットしカウントは2に終わる。さらににじゅうまるのW攻撃もムチで阻止。この隙にHimikoがナナミを丸め込んでフォール。カウント2.99で間一髪肩を上げたナナミ。にじゅうまるの同時発射プレスを揃ってかわした夏実とHimikoはそれぞれリバーススプラッシュ、ダイビングギロチンをナナミめがけて連続投下。このフォールは網倉にカットされたが、大チャンスを作ったHimiko。ところがこの終盤で落とし穴…。夏実の裏拳がHimikoに誤爆し、にじゅうまるの大チャンスに。網倉が夏実を押さえ、ナナミがジャーマンで美しくブリッジ。がっちりフォールで準決勝にコマを進めた。カフェイン&クラッシュへのリベンジ、そしてベルト奪回へ向けてまずは1勝だ。

W.W.W.Dシングル選手権試合 30分一本勝負
[王者]世羅りさ vs 梅咲遥[挑戦者]
※第21代王者 3度目の防衛戦

梅咲遥、リベンジ達成で王者返り咲き!

4.27後楽園ホール大会では、復帰戦でいきなり世羅りさとのタイトルマッチという大一番を迎えた梅咲遥だったが、負傷した肩を執拗に攻められ“絶対センター復活祭”は黒星に終わり、バックステージで「勝たなきゃ意味がない」と項垂れた。しかし世羅は「梅咲とは結構長い付き合いになるんで、たった1回で終わらせるつもりはないです。自分は引退するまでこのベルト持ってるつもりなんで、その間に何回でも挑戦してきたらいいんじゃない?梅咲遥、世羅りさを倒せるかな?」と再戦を示唆していた…。もちろん負けたままでは終わらないのが絶対センター!王座陥落からまる1年が経過する2025年夏、再びの挑戦に名乗りを上げた。挑戦を受ける世羅は過酷な引退ロードを歩む中で膝を負傷。欠場はせず、得意のWニードロップを封印して戦い抜くことを宣言した。
梅咲は開戦のゴングと同時に世羅の膝を目掛けて低空ドロップキック!間一髪かわした世羅はエルボーを打ち、梅咲も応戦…と見せかけて低空ドロップキック!さらに世羅のお株を奪うグー連発で世羅の右膝を殴りまくり、普段はあまり見せることのない関節技で足攻め。世羅はたまらず本家グー!これもベルトへの執念か、なりふり構わない挑戦者に、なりふり構わない王者…。今井レフェリーがストップをかけると、梅咲は世羅の右足をロープにかけ、またも膝へ低空ドロップキック。かつては自身も苦しめられた負傷箇所狙いで梅咲が一気の攻め。それでも立ち上がる世羅がコーナーへ上ると観客は騒然!セコンドについていた柊くるみが「ダメダメ!」と慌てて駆け寄り、禁断のW二ーは未遂に終わる。その隙に梅咲はまだまだ世羅の右膝に的を絞り攻め続ける。世羅も未だテーピングの残る梅咲の右腕を狙い関節技を仕掛けるが、同じ轍を踏む訳にいかない梅咲はすかさずエスケープ。すると世羅は梅咲の右肩を踏みつけて追い討ち。鬼の形相で文字通り古傷を抉り、形勢逆転だ。苦しむ梅咲をホームの観客が手拍子で後押し。何とかロープに辿り着いた梅咲は得意のドロップキックを世羅の胸に突き刺し、再び流れを取り戻す。鮮やかなミサイルキックで世羅をふっ飛ばし、バックを取るとジャーマンの構え。振りほどいた世羅だったが、梅咲がまたも世羅の右足を捕らえる。世羅は懸命にロープに手を伸ばし、渾身の羅紗鋏。死力を出し尽くす2人は一時ダウンも、気力を振り絞りエルボー合戦。この窮地でも笑みを浮かべる世羅。カウンターの腕十字で梅咲の右腕を極め、ロープに梅咲の足が届いてもクラッチを解かない。セコンドの高瀬みゆきが「離せ!」と怒号。世羅はレフェリーの反則カウント4までじっくり梅咲にダメージを与えていく。痛む腕でエルボーを打つ梅咲。痛みを堪えしっかりとリングを踏みしめて放つ世羅のブレーンバスター。王者の意地と挑戦者の意地がぶつかり合い、互いにスリーカウントを許さない。スクールボーイは肩を上げた世羅だったが、この機を狙いすましたかのように梅咲がヒザ十字固めで三度目の捕獲!もがく世羅、今度こそ離さない梅咲。ついに挑戦者の執念が王者の覚悟を上回り、世羅がギブアップ。梅咲遥のリベンジ達成、そしてシングル王座奪回を告げるゴングが鳴り響いた。
マイクを持った梅咲は「怪我してるとか言って、強すぎなんだよ〜。お客さんは世羅さんの足を心配して、どんな試合になるのかってきっと思ったでしょうけど、強すぎて…。その覚悟とか強さとか、本当に尊敬しています。今日2回目の挑戦受けてくださって本当にありがとうございました」とまずは世羅への想いを素直に吐露。対して世羅は「今日ワシが右膝を怪我してることは周知の事実だったと思うけど、そこを攻めて来ないならこの甘ちゃんどうしてやろうかと思ってた。初っ端から、来たなぁ…」と容赦なし遠慮なしの先制攻撃を振り返り観客の笑いを誘う。続けて「その執念深さこそ梅咲遥。きっと、怪我してなくてもワシ負けとったと思う。そのくらい、後楽園大会の時の梅咲遥より確実に今日の梅咲遥の方がベルトへの執着があったよ。そんな梅咲遥と戦えて光栄でした。ありがとうございました」。互いの強さを認め合った2人は握手を交わした。
新王者は「改めて、W.W.W.Dシングルチャンピオンに返り咲きました!ありがとうございます」と喜びを爆発させ、今後の防衛ロードについては「もっともっとディアナを面白くしていきたいです。ディアナを盛り上げるため、ディアナの新人から先輩まで、全員とタイトルマッチやりたいと思います。クームーから井上京子さんまで倒してやりたいと思います!皆さんついてきてくれますか?これからもっともっと熱いディアナになります。期待してください」とディアナ所属選手全員との対戦をぶち上げた。梅咲が尾﨑妹加に敗れベルト流出、そしてこの日の奪還までの1年間で挑戦した所属選手はHimiko、羽多乃ナナミ、そして梅咲の3名のみ。外敵王者に外敵挑戦者が続いていた。ようやくディアナへ、そして梅咲の腰へ戻ってきたベルトを巡り、団体内での争いが始まるようだ。台湾から来日したばかりのクームーらタイトルマッチの経験がない若手にとっても大きなチャンス。まさに「熱いディアナ」への新たなスタートとなる。
バックステージでは、センターとして、王者として、10月の後楽園ホール大会1000人動員を誓った。1年ぶりに王者に返り咲いた梅咲。真夏の梅の狂い咲きはまだまだここからだ。

梅咲 バックステージコメント

【試合結果】2025年7月27日(日)アミスタ大会vol.91

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&シャンシャン vs Yappy& kuumu
※kuumu日本デビュー戦

前日のフューチャーサイトで突如姿を表したクームー。セミファイナルで乱入し、佐藤綾子率いるInvader or Innovatorの一員となった。好きな日本のレスラーは佐藤の名前を挙げ、早くもチームに馴染んでいるようだ。その実力はいかに?
対角には絶対センター・梅咲遥と新台湾プロレス・シャンシャン。シャンシャンとクームーは台湾で同じ団体に所属し切磋琢磨する関係だが、前日に試合をぶち壊され激昂。梅咲も「喧嘩売る相手間違えたって思うだろうな」と売られた喧嘩は受けて立つ構えだ。
まずはYappyとクームーが奇襲!シャンシャンを捕まえ、2人のヒップアタックで挟み撃ち。しかしYappyのお尻が強すぎて(?)、クームーが吹っ飛んでしまう。このチャンスに梅咲とシャンシャンが連続ドロップキックに息ぴったりWドロップキック。シャンシャンがクームーを鎌固めで絞るとYappyがカット。Yappyが先輩らしくクームーを引っ張りながら試合を展開していく。Yappyがカツどんでシャンシャンをマットに叩きつけ、「早めに終わろうか」とフィニッシュ宣言。シャンシャンはスタナーでYappyの動きを止め、トルネードDDTでフィニッシュ阻止!梅咲にチェンジする。梅咲は懸命にYappyをボディスラムで上げてフォールするがカウントは2。パワーでは上回るYappyがドラゴンスリーパーからアバランシュホールド。梅咲がキックアウトするとYappyからクームーにチェンジ。クームーは170センチの長身を生かした豪快なブレーンバスターを挨拶代わりにお見舞い。梅咲も挨拶代わりにエルボーを打ち、クームーもエルボーを打つ。梅咲が「来いよ!」と煽るとエルボー合戦はヒートアップ。ここでYappyが割って入りウエストランド。倒れた梅咲の上にクームーを軽々と投げ捨てる。クームーもダメージを受けてしまったが、串刺しボディアタックやフェイスクラッシャーで追撃する。飛び出したシャンシャンが飛び出してドロップキックをクームーに突き刺し、梅咲も強烈な低空ドロップキック。続くブレーンバスターからのフォールはYappyがカット。クームーは懸命な連続丸め込みで攻め続けるが、梅咲がエルボーで流れを取り戻し、キューティースペシャル。これもYappyがカットするが、梅咲とシャンシャンのWネックブリーカーでYappyを排除。梅咲とクームーの一対一となり、梅スプラッシュ発射で勝負あり。絶対センターが抜群の存在感を見せつけた。

動画:これがクームーだ!

第二試合 3WAYマッチ20分一本勝負
井上京子vs米山香織vs Himiko

美蘭が欠場となり、タッグから3WAYに急遽カード変更となった。明るくゴキゲンなファイトでファンを魅了する米山、Invader or Innovatorの一員としての活動がスタートしたHimiko、そして女子プロレス界の重鎮・井上京子。それぞれの個性がリングでぶつかり合う!
まずは京子が怪力で2人をねじ伏せるが、米山とHimikoは共に京子の足を踏んで応戦。かと思えば米山はHimikoにスクールボーイ!京子が鋭い視線を米山に突き刺すと、米山は「京子さんすみません!コイツやっちゃいましょう!」とあっさりHimikoを切り捨てる。。京子がHimikoをキャメルクラッチで捕獲すると、米山は低空ドロップキックで京子狙い。京子は「やると思った!」と怒りのタックルで米山を吹っ飛ばす。2人まとめてコーナーに追い詰めた京子はお尻で圧迫!米山とHimikoは思わず「オエー!」。「先輩にオエーとか言うな!」と京子がHimikoにブチギレのラリアット!しかし倒れたHimikoに米山がフォール。カウント2に終わるも、京子がHimikoを捕まえナイアガラの構え。するとまたしても米山がHimikoにスクールボーイ。ひたすら横取りフォールで京子を翻弄する米山。苛立ちを隠せない京子…。Himikoも河津掛けから2人まとめてギロチン3連発、米山へのWアーム卑弥バスター、京子へのブルドッギングヘッドロックと躍動するが、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。すると米山がHimikoをフォール!怒りにまかせてラリアットで突撃する京子。すると米山とHimikoがこれをかわし、京子はリング外へ…。この隙に米山がHimikoにぐるんちょ!Himikoは返せず、米山がちゃんと自力でスリーカウントだ!
「やったー、勝ったぞー!」とゴキゲンに喜びを爆発させる米山。「美蘭さんが欠場になったのは残念だけど、40才以上の3WAYで勝ったということは…京子さ~ん!エリザベスのベルトに挑戦させてくださ~い!ありますよね?挑戦資格!今日勝ったので!」と京子の持つベルトに挑戦表明!京子は「やっぱさ、悔しいけど凄いよね。米ちゃんって。憎たらしい」と米山の実力を認めた上で「どんどん防衛していきたいので、勝てないと思うけど…やる?」と受諾した京子。米山は「ぜひお願いします!だって、京子さんじゃない人から勝てばチャンピオンになれるんですもんね!あと1人は私が探してきます。京子さんはお強いので誰が相手でもいいですよね!」と観客の笑いを誘う。京子も「そうね!京子さんはお強いので、誰が相手でもいいでーす!」と笑顔。米山が指名するもう1人の挑戦者とは…?続報をお待ちください☆

動画:米山がエリザベス次期挑戦者に決定☆

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&香藤満月 vs 尾﨑妹加&櫻井裕子

前日には思わぬ形で第3代クリスタル王者となった香藤。王者としての初陣は大ベテラン・ジャガーとのタッグだ。
まずはジャガーと櫻井が先発。正攻法の櫻井に、ジャガーはサミング。今井レフェリーに注意されると、ジャガーから香藤にタッチ。櫻井も尾﨑へ替わり、2人のタックル合戦にファンは拍手喝采。櫻井と尾﨑が連携攻撃をしかけるも、ジャガーはものともせず。香藤もドロップキックで好アシストを見せる。尾﨑がジャガーをラリアットでなぎ倒し、セントーンやエルボードロップを投下。続いてアルゼンチンで担ぎ上げようとするが腰を落として持ちこたえるジャガー。浴びせ蹴りで尾﨑のみぞおちにカカトを落とし、香藤にチェンジ。香藤と尾﨑はエルボーやタックルでぶつかり合い、尾﨑は「絶対倒す!」と気を吐く。香藤のタックルが上回るが、尾﨑は何と97キロの香藤をアルゼンチンバックブリーカーで捕獲し観客の度肝を抜く。これはジャガーにカットされたものの、タックルで香藤を倒してしっかりお返し。櫻井にチェンジする。櫻井のドラゴンスリーパーはジャガーがカット、それでももう一度ドラゴンスリーパー。今度は香藤が自力でエスケープし、連続ボディプレスで櫻井をぺちゃんこに。カナディアンバックブリーカーや串刺しバックエルボーで追撃するが、櫻井がカウンターのビッグブーツ一閃!香藤からジャガーにチェンジする。尾﨑と櫻井のWブレーンバスターをジャガーがDDTに切り返し、香藤が飛び出し「ジャガーさん!おんぶ、おんぶ、おんぶ~!!!」と合体おんぶプレスを要請する香藤。なぜか照れる(?)ジャガーは拒否…。客席から「ジャガー」コールが発生してしまい、ジャガーは香藤を突き飛ばす。これが香藤の単独プレスの形に。とはいえ食らった櫻井は大ダメージ…。ジャガーは櫻井のクラッチを振りほどいて尾﨑のラリアットを誤爆させ、その隙を逃さず丸め込んで決着。ジャガー単独でも充分すぎる強さを見せつけたのだった…。

動画:誤爆の隙を逃さず勝負を決めたジャガー

第四試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ選手権試合30分一本勝負
[王者組・にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vs佐藤綾子&デビー・カイテル[挑戦者組・カフェイン&クラッシュ]
※王者組2度目の防衛戦

これまで乱入や妨害を繰り返してきた佐藤とデビー。そして7.26フューチャーサイトでは、新台湾プロレスの新人・クームーと共に大暴れ。試合は荒れに荒れ、ノーコンテストとなっている。王者としての強さを追い求めてきたにじゅうまるは、やりたい放題の佐藤とデビーに怒り心頭。ベルトは何としても守り抜くと決意を新たに、二度目の防衛戦に臨む。佐藤はプロ意識が高いデビーを尊敬していると話し、デビーもまた佐藤とのタッグに手応えを感じ、信頼を寄せているという。にじゅうまるが絆の力で成長してきたのと同じく、カフェイン&クラッシュも強い絆で結ばれたタッグだ。
まずはナナミと佐藤が先発。ゴングと同時に佐藤に襲いかかるナナミだったが、すぐさまナナミをコーナーに追い込み激しいストンピングを浴びせる佐藤。すると網倉が加勢。これをデビーが排除し、佐藤とデビーの息の合った連携攻撃。ロープ際にいたナナミの足をデビーが引き、早くも場外戦へ。ラフファイトはやはりカフェイン&クラッシュが一枚上手だ。リングに戻るとナナミが力強いタックルでデビーをなぎ倒して網倉にチェンジ。網倉は急角度逆エビ固めやセントーンでパワフルファイト。いつもの明るさとは違う激しさを見せ、ベルトへの熱い思いをリングで爆発させる。デビーは串刺しラリアットやスライディングラリアットと得意の打撃で猛攻。再びナナミと佐藤のマッチアップとなり、ナナミも網倉に共鳴するように佐藤の顔面めがけてキック連発。いつになく闘争心むき出しの戦いぶりで観客をどよめかせる。それでも冷静な佐藤はナナミを場外へ落下させ、おぼんをフルスイング!しかしこれは回避したナナミが掟破りのおぼん攻撃。佐藤をリングに投げ入れたナナミががむしゃらに馬乗りエルボー。さらにタックルでぶつかっていきフォール。これを返した佐藤は鮮やかなミサイルキック発射。すぐさま起き上がるナナミも珍しくドロップキック。追撃に走るナナミをまたもデビーが転ばし、佐藤が投げっぱなしの変形フィッシャーマンズスープレックス。網倉がナナミを呼び続けるが、先にパートナーにタッチしたのは佐藤。デビーがナナミにスライディングエルボー、コーナーで待ち構える網倉もビッグブーツで蹴落としてみせる。デビーのWアームを振りほどいたナナミは胴締めスリーパーで絞め落としにかかるが、佐藤が網倉を振り切りカットする。ナナミが変則ロープワークからのタックルやノーザンライトスープレックスで反撃するが、デビーもノーザンライトスープレックスでお返し。デビーが上手くナナミと網倉を分断するが、ナナミがデスバレードライバーでデビーをマットに叩きつけ、ようやくチェンジ。勢いよく飛び出した網倉はセントーンを浴びせる。デビーの逆水平チョップから2人はチョップ合戦に。互角の打ち合いからデビーがビッグブーツ、ジャンピングニー、ランニングWニーと矢継ぎ早に攻め続ける。網倉はナナミを呼び込みおんぶプレスでデビーを潰すがカウントは2。デビーと佐藤もコンビプレーで対抗していき、デビーの強烈な張り手で網倉がダウン。この隙にデビーから佐藤にチェンジ。佐藤は容赦なく網倉を蹴りまくっていたぶる。コーナー上に飛び乗った佐藤をナナミが捕まえ、網倉がカナディアンバックブリーカーで対角へ運ぶ。そこににじゅうまるがトレイン攻撃、さらに網倉がナナミを佐藤の上に投げ捨てる。それでも佐藤は肩を上げ、投げっぱなしジャーマン。さらにAyako’sEXで絞るがナナミがカット。ならばと佐藤はカサドーラを狙うが、網倉がこれを許さずジャーマンに切り返す。さすがにふらついた佐藤。網倉は串刺しボディアタックやキャノンボールで追撃。ナナミがデビーを引きずり出しダイビングボディプレス、網倉が佐藤にダイビングセントーンをそれぞれ対角で同時発射するも、佐藤は自力キックアウト。Wあーみんバスターを横十字固めに切り返し、今度は飛び付き式のレッグロールクラッチと、ベテランの佐藤ならではの多彩な丸め込み攻勢を何とか切り抜ける網倉。ならばと佐藤がミサイルキック、デビーがジャンピングニー、そして佐藤がまたもジャーマンと、カフェイン&クラッシュの連続攻撃が流れるように決まる。網倉の大ピンチにナナミが飛び込んでカット。網倉の髪を掴んで起こし佐藤がおぼん攻撃…かと思いきや、なんとデビーが「No!」と阻止!仲間割れするカフェイン&クラッシュにナナミが突撃すると、ひらりとかわすデビー。にじゅうまるの誤爆を誘う頭脳プレーだ。デビーがナナミを食い止めるうちに、佐藤のドラゴンスープレックスが完璧に決まる。王者の意地と絆の力で苦しい場面を乗り越えてきたにじゅうまるだったが、この一撃でついに力尽く。ホールドされた網倉が動けないまま、今井レフェリーがマットを3回叩き、新王者誕生を告げるゴングが鳴り響いた。デビーは高らかにベルトを掲げ、倒れたままのにじゅうまるに認定証を投げつけ、舌を出してみせた。
大激闘を制した佐藤は「カフェイン&クラッシュ、ベルト奪取! “Invader or Innovator”としても、良いスタートが切れたと思ってます。 それから私の2つ目のやりたかったこと。 8月の9日、10日、16日の3戦でタッグトーナメントやってもらって、勝ち上がってきたチームと防衛戦やります。 もちろんにじゅうまるも強かったから、エントリーしてくれたらいいと思うよ」 と、時期挑戦組者決定トーナメント開催をぶち上げた。詳細は後日、ディアナ公式SNSで発表するという。
デビーは「6ヶ月前、私はディアナに乗り込んできた。あの日、私はディアナをぶっ壊してやると宣言したわ。私は本気だったし今でもその気持ちは変わってない。いま私の後ろには最強のチームがついてるのよ。でもあなたには?……何もないわね。空っぽ。だから、ひとことだけ言っておくわ。……よろしくお願いしまぁ〜す!」と、最後までにじゅうまるに悪態をつく。佐藤が「これからもディアナを面白くしていくんでよろしくお願いします!」の一言で大会を締めくくった。こうしてInvader or Innovatorがチームとしての第一歩を踏み出した。その先でディアナを待ち受けているのは…?

動画:フィニッシュの瞬間!!

カフェイン&クラッシュ バックステージコメント

にじゅうまる バックステージコメント

【試合結果】2025年7月26日(土)フューチャーサイトvol.36

激動の一日?!大会ダイジェストはyoutubeで!

第一試合
シングルマッチ15分一本勝負 梅咲遥 vs 花穂ノ利

一度はプロレスから離れたものの、リングに戻ってきた花穂ノ利。花によると梅咲との対戦は5年ぶりになるという。久々の対戦に燃える両者。力の乗ったエルボー合戦はともに苦悶の表情。花のバックドロップからのフォールを横十字に切り返した梅咲。これを返されると間髪入れずラ・マヒストラルで勝負を決めた。この5年で「超新星」から「絶対センター」へ成長した梅咲がリングでの再会に白星を添えた。

第二試合
シングルマッチ15分一本勝負 デビー・カイテル vs AKARI

6月のフューチャーサイトではタッグを結成し、息の合ったコンビプレーを見せていたが、この日はシングルで激突。序盤は互いにテクニックを惜しまず披露。見応えのある攻防を展開していくが、デビーが場外乱闘を仕掛けると、セコンドの佐藤も加わり大暴れ。場外カウントが始まるとリングに戻り、2人の攻防はますますヒートアップ。互いにスリーカウントを許さず、一歩も引かないまま時間が過ぎていく。時間切れを知らせるゴングが鳴り響いた。

第三試合
タッグマッチ20分一本勝負 羽多乃ナナミ&美蘭vs Himiko&シャンシャン

セミファイナルでは事件が勃発!
まずは美蘭とシャンシャンが若手対決、そしてHimikoと美蘭の同期対決やナナミとHimikoによるギブアップ寸前の壮絶な打撃合戦など見どころ盛りだくさんで観客の反応も上々!ななみらんが久々ながら連携を華麗に決めると、Himikoとシャンシャンは言葉の壁に阻まれ(?)連携失敗…。フューチャーサイトらしい若手の奮闘が光り、美蘭とシャンシャンのマッチアップで試合時間が残り5分と迫り、ここでHimikoがまさかの行動に…。シャンシャンがHimikoにタッチするが、Himikoはなぜかシャンシャンに暴行!シャンシャンを場外に投げ落とすと、さらにセコンドの佐藤綾子とデビー・カイテルもリングに乱入。そしてもう一人、スラリと背の高い美女の姿が…。シャンシャンとナナミが珍しく激昂し、美蘭と梅咲が止めに入るも両軍の乱闘は収まらず。今井レフェリーが本部席に試合終了のゴングを要請し、試合はノーコンテストとなった。ゴングが打ち鳴らされてもますますヒートアップする選手たち。そんな中マイクを取ったのは梅咲だ。「おい、佐藤!てめーのやりたいことってこれかよ。大会ぶち壊して、セコンド介入して何が面白いんですか?」。デビー来日以降「私には考えがある」とたびたび話していたものの、その真意を明かしてこなかった佐藤。4.6タッグ王座戦でデビー乱入により盟友・中森華子から綾華終了を突きつけられてもなお「中森を裏切るつもりはない」「考えがある」と話すに留めていた。乱入や妨害を繰り返す佐藤に業を煮やした絶対センター・梅咲遥の声には怒りが滲み、会場は静まり返るが、佐藤は全く意に介さず。「これが私のやりたいことの1つ目」と切り出し、「皆さんに紹介します。台湾から来てくれました、クームーです」と謎の長身美女の正体はKuumu(クームー)であると明かす。6月14日に台湾でプロレスデビューしたばかりの新人だ。新台湾プロレスに所属しており、シャンシャンにとっては直属の後輩で共に切磋琢磨する仲間のはずだが…?「Invader or Innovator〜侵略者か変革者か〜、私たちのチームはこれからも人数増えます!皆さん乞うご期待!」と佐藤が高らかに宣言すると、またも乱闘に。なお、翌27日のアミスタ大会でクームーが日本デビューを果たすという。未発表となっていた第1試合のyappyのパートナーを務める。バックステージでは、佐藤が「私のやりたかったことの一つ目。新しいチームです。これからどんどん人が増えるんで、楽しみにしておいてください」と改めて今後のメンバー増を予告。続いてデビーが「佐藤さん、Himikoさん。あんたたちは素晴らしいレスラーよ。
Kuumuにプロレスを教えるには、この上ない人選だと思う。でもね、完璧なチームを作るには、私が欠かせない。そう、デビー・カイテルがね。この3人がそろったら無敵よ。Kuumu、あなた本気で学ぶつもりなら、覚悟しなさい。あんたの未来は、私たちが作るの。…で、Kuumu?なにか言いたいことでもあるの?」とクームーの言葉を促す。クームーは「台湾で鍛えたこの私が、ついに日本に乗り込んできたわ。プロレスを教わるなら、中途半端な人じゃ意味がない。お願いするのは、最強の先輩たちだけ。それが私のやり方よ。シャンシャン、準備できてる?次はリングで直接、あんたの覚悟を確かめさせてもらうわ」と新人にして自らを鍛え上げるためディアナマットに乗り込んできたことを明かしている。
この新チームがディアナを侵略するのか、変革するのか…新たな展開から目を離すな!

Invader or Innovator バックステージコメント

第四試合 メインイベント
W.W.W.Dクリスタル選手権試合 30分一本勝負
[王者]炎華vs香藤満月[挑戦者]
※第2代王者 初防衛戦

第2代王者が決定する前から挑戦表明していた香藤。王者決定トーナメントには参戦しなかったものの、戴冠のチャンスを迎えた。
挑戦者の香藤と王者の炎華は2023年デビューの同期。デビュー戦を白星で飾った炎華は、以降WAVE認定タッグ、POP、そしてクリスタルとタイトルを次々に獲得している若手実力派だ。敗れはしたがReginaやハイスピード王座にも挑戦している。対する香藤は初のタイトルマッチとなる。ここまでのシングル戦績は2戦で香藤の2敗。先を行く同期は良き友で良きライバル。追い付き追い越すためにも、負けたくない戦いが始まる!
まずは香藤が恵まれた体格を生かして先制攻撃!ボディアタックにドロップキックで炎華を場外へふっ飛ばし、観客席でもヒップドロップをお見舞い。炎華に大ダメージを与えてリングに戻った香藤。炎華は場外カウントが進む中、どうにかリングイン。リングでも香藤の猛攻は止まらない!炎華もスペースローリングエルボーや軽やかなドロップキックで反撃の狼煙を上げるが、香藤がキャメルクラッチで捕獲しペースを掴んで離さない。炎華がスリーパーで絞め落としにかかるも香藤がエスケープ。香藤がリードする展開が続くが、炎華も多彩な丸め込みや場外プランチャ、4連続ミサイルキックと食らいつく。4.27後楽園でのクリスタルトーナメント決勝でも脅威の粘りから逆転勝利でティアラを手にしている炎華は、試合終盤に向けてギアを上げる。エルボー合戦ではダブルスコアの体重差を感じさせない互角の打ち合いに。香藤がヒップドロップを投下し、炎華が根性で肩を上げる。若手らしくライバル心むき出しの好勝負となったが、ここでまさかの事態が。炎華が倒れたまま起き上がれず、試合は一時中断。ソフト今井レフェリーが状況を確認し、試合続行不可能と判断。香藤の初めてのタイトルマッチは思わぬ結末を迎えた。勝った、とはいえアクシデントによるレフェリーストップ。新王者に笑顔はないままマイクを持つ。「このような結果で、やり切れず…3代目クリスタルチャンピオンになりました。絶対に、炎華とはクリスタルとPOPをかけて、勝負をつけたいです」と、炎華との再戦を誓った。それでも、バックステージでは炎華の復活を待ちたいと笑顔でコメントし、ティアラはサイズが合わず「入りません!」と香藤らしく明るく締めくくった。ライバル対決はまだまだ続く!

香藤 バックステージコメント

【試合結果】20025年7月20日(日)ディアナ unite プロミネンス 広島県世羅町大会~世羅りさ凱旋興行~

※一部対戦カードおよび試合順が変更となりました。

【会場】せら文化センター
〒722-1111
広島県世羅郡世羅町寺町1158−3

【観衆】
504名(超満員札止め)

大会ダイジェストをyoutubeで公開!必見!

オープニング

オープニングでは、ディアナを代表して井上京子から世羅町商工会議所へ、寄付金のお渡しをリング上で行った。世羅町から世羅りさへの花束と記念品の贈呈もあり、ディアナとプロミネンスの合同興行、そして世羅りさラスト凱旋興行にふさわしいオープニングとなった。そして京子と世羅のミニトークショーがスタート。
世羅は引退が決まっており、これが最後の凱旋となることに触れ、「世羅さん、自分では言いたくないと思うけど…怪我したんだよね?」と切り出す京子。世羅は「ちょうど1週間前、ちょっと右膝の方をやってしまいました」。京子が「出れないのかって言った時、やっぱ地元なので絶対に頑張るということで今日来ましたので、世羅さんを応援お願いします」と笑顔を見せるとファンは拍手で応える。そして、実はまさかのハプニングが発生していたことを告白!「まだ1人来てないやついるよ。あいつ寝坊しやがって…」「ウナギ・サヤカですか?私の凱旋興行でウナギが寝坊!」と、ウナギがまだ会場に到着していないことが発覚!なお、ウナギ本人はSNSで「大寝坊ぶちかましまして 今むかってて 13:30ごろに会場につく」「もう試合始まってる」「怒られるかな」「間に合うかわからなくなってきた」と投稿しており、来場していたファンにも周知の事実だった模様。京子は「ジャガーさん怒るかもしれないんですけど、ちょっと試合はもしかしたら順番ぐちゃぐちゃになるかもしれない…可能性もあるかもしれません。 そうなるかもしれません。ウナギが来たらブーイングお願いします」と試合順変更を示唆。世羅が「帰ってこれるのは本当に今日が最後なので、怪我をしていようが、皆様の前でかっこいい姿を見せて終わりたいなと思っております。声援でお助けいただけたらなと思います。 本日はどうぞよろしくお願いいたします」とお辞儀をし、世羅町大会スタート!

第1試合 シングルマッチ 15分一本勝負
Himiko vs 本間多恵

本間は今年10月の引退が決まっており、Himikoとはおそらく最後のシングルマッチ。昨年の世羅大会は怪我で欠場していたHimikoと、最後の世羅大会となる本間がオープニングマッチを務める。
ゴングが鳴ると、観客席からは大・多恵コール。Himikoも負けじとコールを煽るが、本間は「私のホーム」と世羅町の観客を味方に付ける。しかし試合はHimikoが「何で引退するんですか!さみしいじゃないですか!」とキャメルクラッチや女子プロムーヴで先制する。本間はHimikoの年齢分、つまり53回のグーパンチで反撃!明らかな反則なのになぜか今井レフェリーは全く止める気なし…。調子に乗った本間は7回オマケし「60歳まで頑張れ!」と手荒いエール。さらに得意の関節技でHimikoを追い詰めていく。Himikoはブルドッギングヘッドロックに三連続ギロチンで反撃してフォール。カウント2に終わると、Himikoも得意の関節技でギブアップを狙う。サブミッションで負けるわけにはいかない本間の足がロープに届くと、2人はエルボーの打ち合いに。「最後のシングルマッチだぞ。もっと来いよ!」と本間が煽るとHimikoは力強くエルボーを打ち、バックドロップの構えに。持ちこたえた本間がワキ固めに切り返し、さらにもう一本の腕を取り、ロープ際で足もクラッチ。極まる前にHimikoが何とかエスケープ。それでも本間は試合の流れを離さず、追撃のミサイルキック発射。Himikoも今度こそのバックドロップで本間をマットに叩きつけるが、本間も今度こそ両腕に足もクラッチしガッチリ極めて多恵ロックが完成。ギブアップを奪った。

第2試合 ミックスドタッグマッチ 20分一本勝負
日高郁人&尾﨑妹加 vs 柊くるみ&宮本裕向

ディアナでは珍しいミックスドマッチが広島上陸!まずは尾﨑と柊が大迫力のぶつかり合い。日高と広島県出身の宮本も男子ならではの力強い攻防。RebelxEnemyの尾﨑と日高の連携攻撃も炸裂。柊も宮本とともに尾﨑を踏みつけ形勢逆転。捕まった尾﨑は反則攻撃の餌食となるが、柊の串刺し攻撃をかわしてタックルでなぎ倒し、ようやくパートナーにチェンジ。日高が鬱憤を晴らすように宮本を蹴散らし、柊とのエルボー合戦に。男子相手に全く引けを取らない柊。パワースラムで日高をマットに叩きつけて宮本にチェンジ。宮本は日高をロープに振るとカウンター式高速フロントスープレックスの”豹魔殺し”、さらにキックや張り手。対する日高がアイルビーバックからニールキック、ショーンキャプチャーで宮本を追い詰め、尾﨑が柊をパワー全開のアルゼンチンで担ぎ上げカット阻止。この攻防にファンは拍手喝采!宮本が自力でエスケープすると、またも尾﨑が怪力を発揮。一度腰を落として持ちこたえた宮本を豪快なブレーンバスターで投げ、さらにこちらもアルゼンチンで担いでみせる。宮本は逆さ押さえ込みに切り返し、その場跳びムーンサルトWニードロップで試合の流れをしっかり取り戻し、柊にチェンジ。尾﨑と柊がラリアットの打ち合いで火花を散らすと、この激突は尾﨑に軍配。日高のキックと尾﨑のラリアットで挟み撃ちも決まるが、宮本のカットが間に合いカウント2。柊がRebelxEnemyの2人まとめてキャノンボールで圧殺し、宮本との合体人でなしドライバーに豪腕唸るラリアットと攻めまくるが尾﨑がしぶとく肩を上げる。ならばと柊が美しい空中姿勢でダイビングボディプレスを発射し、今度こそ圧殺!メインで戦う世羅りさへ勝利のバトンを渡した。

第3試合 タッグマッチ 20分一本勝負
ジャガー横田&井上京子 vs 香藤満月&沙恵

緊急カード変更で香藤と沙恵の愛知県タッグが広島で実現!対角には井上京子とジャガー横田、超レジェンドコンビだ。まずは香藤と京子がディアナのヘビー級対決。ロックアップからの押し合いで、京子が一気の電車道で押し込む。沙恵が加勢し京子を袋叩きにするも、京子は両腕のラリアットで2人まとめてなぎ倒す。ならばと香藤がタックルで突撃!京子は「倒れるか!」と持ちこたえ、反撃の一発で香藤を倒す。京子からタッチを受けたジャガーにも香藤がタックル!ジャガーを倒すことに成功した香藤だが、ジャガーと香藤含め会場の全員が驚きを隠せない。ここで勢いに乗りたい愛知県コンビだが、沙恵が捕まってしまい、京子のお尻の餌食に。さらに京子とジャガーが反則攻撃。愛知県コンビはトレイン攻撃でジャガーに襲いかかり、おんぶプレスでぺちゃんこに。ジャガーは自力で肩を上げ、香藤の脳天にコーナーからカカト落とし。ジャガーから京子にチェンジ。香藤が恵まれた体格を生かしてダイビングボディプレスを浴びせ、こちらも沙恵にチェンジ。沙恵はビッグブーツやスピアーで京子に立ち向かっていき、何と111キロの京子にバックフリップ!大歓声を浴びる。京子はラリアットで沙恵を倒しジャガーにタッチ。沙恵はジャガーにも果敢にビッグブーツ。さらにフィッシャーマンズスープレックスでぶん投げ、香藤との合体ブレーンバスターも決まる。しかし沙恵がコーナーに上ると京子が雪崩式ブレーンバスターで豪快に投げ落とす。それでも勝負は決まらず、しぶとい沙恵はジャガーにもバックフリップの構えを見せるが、ジャガーがこれを切り返してスリーカウント!レジェンドの強さを広島のファンにも見せつけた。

第4試合 セミファイナル タッグマッチ 20分一本勝負
佐藤綾子&デビー・カイテル vs ウナギ・サヤカ&シャンシャン

ウナギ、まさかの寝坊で大遅刻!13時開始の興行で13時30分に会場入り…。ウナギのカードは第3試合からセミファイナルに変更となった。ウナギが姿を現すと、超満員の観客は大ブーイング!今やプロレス界一の人気者と言っても過言ではないウナギだが、この日ばかりはまるでスーパーヒールだ。大「遅刻」コールを受けてウナギはリング上で土下座する始末。
対する佐藤とデビーの”カフェイン&クラッシュ”はタッグ王座への挑戦が決まっているだけに、即席タッグに負けるわけにはいかない。いきなりの場外乱闘でウナギとシャンシャンをいたぶっていくが、ウナギが取り出したのはゴムパッチン!佐藤が初のゴムパッチン被弾…かと思われたが、食らったのはウナギ!自滅したウナギをよそに、リングではカフェイン&クラッシュがシャンシャンに総攻撃。試合巧者の2人が捕まえて離さず、シャンシャンは防戦一方。デビーはシャンシャンを二度目の場外連行でやりたい放題の大暴れ。4人が開場狭しと走り回るといよいよ場外カウント開始。リングに戻っても苦しいローンバトルが続くシャンシャンだったが、スタナーやトルネードDDTでようやく脱出。ウナギが大ふへん固めでデビーを絞ると、すかさず佐藤がカット。ウナギとシャンシャンが連続攻撃でデビーに向かっていくが、デビーがブロックバスターやニーアタックで返り討ちに。タッチを受けた佐藤がおぼんで「遅刻してんじゃねぇぞ!」とウナギを一喝。おぼんを奪ったウナギも「遅刻してもお前より歓声浴びてるよ!」と反論。佐藤は「遅刻は信用なくすんじゃ!」とおぼんの乱れ打ち。さらにおぼんの達人でウナギを吹っ飛ばす。ウナギは「だったらどうした!」とビッグブーツ。真面目一筋な佐藤とどんな状況でもチャンスに変える傾奇者。終わらない口論の中でタッチを受けたシャンシャン。ダイビングクロスボディを発射し、エルボー連打。勢いに乗るシャンシャンの足を場外からデビーが引いて転ばし、カフェイン&クラッシュが優位に。佐藤のジャーマンの構えはウナギが救出し、シャンシャンの変形DDTからウナギのスライディングTANAKAが流れるように決まるが、ここでデビーがコーヒーミスト!コーヒーまみれになったウナギは場外へ転げ落ちる。佐藤はこのチャンスを逃さず、佐藤トランペットで凱歌を奏した。カフェイン&クラッシュ、一週間後に迫るタッグベルト挑戦に向けて準備万端だ!

メインイベント ~美蘭復帰戦・世羅りさ凱旋試合~
スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
世羅りさ&美蘭&梅咲遥 vs 羽多乃ナナミ&網倉理奈&夏実もち

メインイベントは世羅りさの現役最後の凱旋試合。世羅のパートナーを務める美蘭は昨年9月に世羅から貰った水色のコスチュームをお披露目で華やかに復帰戦のリングへ。そして絶対センター・梅咲遥も加わり豪華トリオを結成。対角にはタッグ王者チーム・にじゅうまるの2人に、プロミネンスで世羅と活動を共にする夏実もちだ。
6人の中で最後に登場し青い紙テープの雨を浴びたW.W.W.Dシングル王者の世羅だが、先日の試合で膝を負傷しており、得意のWニードロップは封印を宣言している。果たしてどうなる?!
まずは世羅と夏実のプロミネンス対決に…かと思いきや梅咲と美蘭も加勢し、3人がかりで夏実にグー!にじゅうまると夏実も世羅をロープに張り付け、ラスト凱旋を手荒く祝福。夏実が世羅の膝を狙うと、超満員の観客席から特大ブーイング。ファンの反応などどこ吹く風、バラムチを使って世羅の膝に集中攻撃の夏実。普段は良い子のナナミに網倉も珍しく、世羅の膝にグー!凱旋試合なのに防戦一方となった世羅。夏実の鼻フックまで食らってしまい、故郷のファンに変顔を見られてしまう羽目に…。ファンは「世羅」コールで故郷のスターを全力後押し。負傷を抱えながらも反撃し、世羅から美蘭にチェンジ。美蘭とナナミのエルボー合戦に。ディアナの未来を背負う若い2人が火花を散らし、美蘭がクリストでナナミを絞る。ナナミがエスケープすると低空ドロップキックで追撃。怪我の影響を感じさせない活躍ぶりで復活をアピールし、梅咲にチェンジ。ナナミが変則ロープワークからタックルで梅咲を吹っ飛ばせば、梅咲は美しいブレーンバスター。夏実がヒップドロップ、網倉がボディプレスでナナミを強力に援護射撃し、ナナミもボディプレス投下。肩を上げた梅咲は網倉をカニ挟みで転ばし、美蘭が619で助太刀。そこに梅咲が低空ドロップキックにミサイルキック発射。網倉の逆水平チョップに梅咲はエルボー速射砲で応戦。網倉のパワーに梅咲は「負けるか!」と食らいついていき、2人の激しい攻防にファンは熱狂。それぞれパートナーにタッチし、再びプロミネンス対決に。世羅のピンチを美蘭が鮮やかなドロップキックで救出し、久々のブルーオーキッド合体技「瓦割り」も決まる。タッグの絆では負けていないにじゅうまるがツープラトンチョップで世羅の動きを食い止め、夏実がすかさずうすDON。肩を上げた世羅は痛みをこらえて「行くぞ!」と雄叫び。世羅と夏実、普段は仲間の2人がエルボーを打ち合うと観客席からは世羅コールが発生。しかし世羅は網倉のキャノンボールにナナミのダイビングボディプレス、夏実のリバーススプラッシュを連続被弾。味方のカットに救われた世羅だが、夏実を担ぎ上げようとするも膝を押さえてダウン。観客席からの声援で自らを奮い立たせ、美蘭と梅咲の強力アシストに応えようとする世羅。力を振り絞り、渾身の羅紗鋏で故郷に錦を飾った。
宣言通りWニーを封印し、苦戦しながらも凱旋勝利をもぎ取った世羅。「凱旋試合が無事に終わりました。 プロレスの神様がこんなに試練を与えてくると思ってはなかったんですが、皆様の声援のおかげで今このリングに立っていると思っています。 本当にありがとうございました。 引退まであと半年ですが、世羅町でいただいた皆様の応援を胸に、1月12日、楽園ホールのリングで悔いなくプロレス人生を終えたいと思っております。 最後まで応援よろしくお願いします。 相手になってくれたにじゅうまるの2人、もちさんありがとうございました。 梅咲遥が味方でよかったよ。 あなたのエルボーは絶対食らいたくないんで、今回心強い味方になってくれました。 そして私のパートナー美蘭ちゃん。このコスチュームは私がたった2回しか来ていないものです。 それをどうしようと思っていたところ美蘭ちゃんがリニューアルして使ってくれてます。 私が引退するにあたって全てを受け継ぎたいと言ってくれた子なので、皆さんどうか応援してあげてください」。会場に駆けつけたファン、対戦相手、パートナーにそれぞれ感謝の思いを述べた。そして、世羅りさからまさかのビッグニュースが…。
「ここで私たちからお知らせがあります。 世羅町に新しい会社を作りまして、新団体立ち上げでございます!これはディアナと私達プロミネンスの合同団体みたいな感じとなってます。 世羅町で育てられた人材が日本全国、そして世界へ旅立っていくというのを、ぜひ応援していただけたらと思います。このあと記者会見で詳細を話しますので、お楽しみにお待ちください」!昨年3月の世羅町大会で「ディアナが世羅町で何かをするらしい」と予告していた“何か”がついに始動!世羅町を拠点に「レッスルBINGO!」の旗揚げが決定!これからの動きに要注目だ。