第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
デビー・カイテルvs Anna
○デビー・カイテル(11分1秒 ギブアップ)Anna●
※デス・トラップ
デビーは新人のAnnaに対しても容赦なし!握手を求めるAnnaに前蹴りを見舞い、ゴングが鳴ればロックアップから一気にAnnaをコーナーに追い込む。Annaも負けじと腕を取るが、デビーのテクニックに全く歯が立たず…。序盤からデビーが圧倒する展開が続き、Annaはドロップキックで反撃に出るもデビーがキャメルクラッチで捕獲。リング中央からロープへエスケープを試みるAnna。デビーはクラッチを解いてボディプレスやエルボーで試合の流れを掴んで離さない。Annaは逆さ抑え込みやスクールボーイ、クロスボディと懸命に攻めていくがボディスラムは上がらず。ならばとカウンターでテイクダウンを奪い、馬乗りエルボー。デビーも体を入れ替えエルボーにヘッドバットで応戦。闘志を燃やしながらも余裕を感じさせる戦いぶりでやはりデビーがリードしていく。デビーの強烈なスライディングラリアットやクロスボディを受けても根性で肩を上げるAnna。デビー得意のムーブである、ロープにはりつけてのクロスボディを敢行し、新人にして掟破りのファイトも見せ今度こそボディスラムも決めてみせる。しかしデビーが“デス・トラップ”でAnnaの両腕を絞り上げるとついにギブアップ。まだまだスタミナあり余るデビーはAnnaとセコンドのナナミに蹴りを入れ、リングをあとにした…。
第2試合 6人タッグマッチ 20分一本勝負
Himiko&リアラ&小橋マリカvsオリンピア&美蘭&松下楓歩
Himiko&●リアラ&小橋マリカ(13分54秒 片エビ固め)オリンピア&美蘭◯&松下楓歩
※ライオンサルト
最近は悪に染まりつつあるHimikoにキャバ嬢レスラーのリアラ、ギャルレスラーの小橋マリカが異色のトリオ結成。対するはクリスタル王者の美蘭と久々登場の松下楓歩、そしてメキシコからやってきた筋肉自慢のオリンピア。個性豊かな6人はゴングが鳴るといきなり場外乱闘!小橋が美蘭を捕まえてリングに戻るとHimikoとリアラも加わり総攻撃。リアラがパラダイスロックで美蘭の動きを封じてドロップキック。続いてHimikoがレフェリーの見ていない隙にタオルで首を絞める。そしてリアラがぶら下がり首4の字。小橋のフェイスロックは脱出しエルボーやドロップキックで反撃した美蘭から松下にチェンジ。松下と小橋の新鮮な顔合わせとなる。小橋を巧みに転ばせた松下がドロップキック、続く串刺し攻撃をかわした小橋が回転エビ固め。互角の攻防からHimikoにチェンジする。Himikoはリバースインディアンデスロックやアンクルホールドで足攻め。美蘭がドロップキックで助太刀するも、Himikoは松下にパワースラム。松下はコンプリートショットからサッカーボールキックでオリンピアにチェンジ。オリンピアはルチャならではの高速丸め込み、そしてHimikoを担ぎ上げてスクワットしてから叩き落とすなど、こちらも個性を爆発させる。リアラがオリンピアにエルボーやドロップキックで立ち向かうも、オリンピアは全く効いてないと言わんばかりの涼しい顔…。ラリアットでリアラをなぎ倒して美蘭にチェンジ。美蘭はスピードの乗った619。しかしHimikoが美蘭の足を場外から引き、小橋、Himiko、リアラの連続攻撃の餌食となってしまう。リアラのフットスタンプはかわし、連続丸め込みを返した美蘭。ここでオリンピアがネックブリーカーでHimikoと小橋を一掃し、リアラをマットに叩きつける好アシスト。美蘭がライオンサルトでスリーカウントを奪った。
メインイベント タッグマッチ20分一本勝負
羽多乃ナナミ&香藤満月vs梅咲遥&神姫楽ミサ[ポニーテールズ]
羽多乃ナナミ&●香藤満月(15分29秒 ミサロール)梅咲遥&神姫楽ミサ◯[ポニーテールズ]
年内ラストのフューチャーサイトにポニーテールズ登場!
まずはナナミと神姫楽が迫力のぶつかり合い。互いにタックルを得意としているだけあって両者一歩も引かず。両軍チェンジし、勢いに乗りたい梅咲だが重すぎる香藤にヘアホイップ不発。何度もチャレンジしてようやく香藤をぶん投げた梅咲だが、ナナミと香藤がW攻撃で襲いかかる。2人に踏みつけられた梅咲は早くもぺちゃんこに…。劣勢の絶対センターに香藤とナナミが波状攻撃。梅咲はナナミにエルボー勝負で形勢逆転。ブレーンバスターやミサイルキック、カサドーラでフォールするがいずれもカウント2。ナナミはバックを取ってスリーパーで絞め落としにかかるが、神姫楽がカット。ならばと裏投げで梅咲をマットに叩きつけるが、梅咲もキューティースペシャルで鮮やかにブリッジ。ディアナ所属同士、そして同期の対決が白熱する中、梅咲からタッチを受けた神姫楽。連続セントーンやタックルで猛攻。ナナミは美しいノーザンライトスープレックスでがっちりホールドするが、梅咲のカットが間に合いカウント2。ナナミから香藤に代わると、97キロの体格を生かしてリングを揺らす大暴れ。ヘビー級の香藤にはポニーテールズ2人の力で対抗し、Wドロップキック。香藤がヒップドロップでフォールすると梅咲がドロップキックで強烈カット。ナナミが香藤に加勢して合体プレスでフォールすると梅咲はフットスタンプでカット。これは神姫楽にとっても辛い追い打ちだが…。それでも立ち上がる神姫楽。梅咲がネックブリーカーで香藤を倒し、神姫楽がヒップドロップからミサロール。これでスリーカウントを奪い、ポニーテールズの好連携で年内のフューチャーサイトを締めくくった。
バックステージでは「個々の力もチームの力も強くなって来年はもっとディアナで暴れたい」と抱負を語る神姫楽。梅咲も「グレース・オブ・ロイヤリティの一人ひとりの面倒を見て、お世話をしっかり頑張っていきます」と後輩たちを引っ張るチームリーダーとしての思いを明かした。2026年はユニット抗争激化の予感!センターからチームリーダーへと、梅咲の進化もお楽しみに。




