第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
中森華子 vs Anna
○中森華子(9分11秒 ギブアップ)Anna●
※ストレッチマフラー
まずはAnnaが「来いよ!」と煽って力比べ。ベテランの中森には当然敵わず、あっという間にコーナーを背負ってしまう。しかし中森の串刺し攻撃をひらりとかわし、ドロップキック。続くヘアホイップは中森が反則をアピールするが今井レフェリーは「え?髪?そのくらいいいよ」とスルー。レフェリーを味方に付けた(?)Annaはヘアホイップを連発し、勢いに乗ってボディスラム…だがこれは上がらず返り討ちに。中森が多彩な足攻めからキャメルクラッチやボディシザーズでAnnaの動きを封じる。Annaは肘を入れて脱出。もちろんこの肘も今井レフェリーは「いいよ」と独自基準のジャッジでスルーだ。それでもPURE-Jエースの中森の前に手も足も出ないAnna…。中森は得意のキックをあびせてフォール。カウント2で肩を上げ、気迫のエルボーを打つAnnaだが、涼しい顔で受けた中森はミドルキックやギロチン、逆エビ固めでますますリードを広げていく。劣勢のAnnaがロープに手を伸ばすと、中森はAnnaをロープに絡めてエプロンでギロチン投下。さらにミサイルキックを発射するが、回避したAnnaがクロスボディ連発。「あげるぞー!」とボディスラムの構え…からスクールボーイと丸め込みで不意打ち。全て返しきった中森だが、Annaはめげずに「あげるぞー!」と今度こそのボディスラム。しかし中森はフィッシャーマンズスープレックスでAnnaをぶん投げ、ミサイルキックを発射。根性で返したAnnaだったが、ストレッチマフラーでギブアップ。2026年こそ初勝利を目指して…頑張れ、Anna!
第2試合 3Wayマッチ20分一本勝負
デビー・カイテル vs 咲蘭 vs オリンピア
○デビー・カイテル(12分8秒 片エビ固め)咲蘭●
※ランニングニーアタック
※もう一人はオリンピア
アイルランドからやってきたデビーに、メキシコ・CMLLのオリンピア…そして日本代表(???)は咲蘭!
2026年もディアナへの継続参戦が決まったデビーはお客様の帽子をいつも以上に飛ばしまくり、今井レフェリーのチェックを多少は受け入れ、上機嫌な様子だ…。オリンピアは堂々の入場から筋肉アピール、咲蘭はしゅっぽっぽのダンスを披露と三者三様。予測不能の3WAY、開始のゴングが鳴る。
デビーはオリンピアの肉体美を「スゴイ」と絶賛。リング上で腕立て伏せでパンプアップし、筋肉をアピール。デビーの引き締まったボディに拍手喝采。そして咲蘭も同じくパンプアップ。デビーは「ないです。ちょっと…」、今井レフェリーは「ノーマッスル」、そしてオリンピアは無言で冷ややかな目線…。オリンピアが怪力でデビーと咲蘭を捩じ伏せ、真の筋肉(?)を見せつけていく。デビーにバックブリーカー、倒れたデビーの上に咲蘭を豪快に投げ捨てる。デビーはオリンピアの足を狙ってスライディングラリアットで転ばし、ヘッドシザーズホイップでロープまで投げ飛ばす。咲蘭も捕まえ、2人まとめてロープにはりつけクロスボディ。場外へ落ちた2人めがけてトペ発射!そして場外で思う存分に咲蘭を痛め付けてリングに帰還。リングでも咲蘭をターゲットに次々と攻めていくデビー。咲蘭もデビーの手を踏みつけて反撃。咲蘭がデビーをワキ固めで絞っているとオリンピアがリングに戻り、デビーを排除しやはり咲蘭狙い。苦しい展開の咲蘭が反撃しているとデビーも戻り、デビーと咲蘭が結託。ところがオリンピアは2人まとめて持ち上げスクワット。そして2人まとめて放り投げる。あまりの強さに今井レフェリーも「強い…」。隙を突いたデビーと咲蘭が丸め込んでもカウントは2。デビーのランニングニーアタック、咲蘭のダイビングフットスタンプの連続攻撃でようやくオリンピアを排除。咲蘭との一対一に持ち込んだデビーはラリアットに続けてヒザを突き刺し、スリーカウントを奪う。観客の帽子をリングに投げ入れ、上機嫌で引き上げていった。来年もよろしくね!
第3試合 6人タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&佐藤綾子&Himiko vs 香藤満月&尾﨑妹加&神姫楽ミサ
○ジャガー横田&佐藤綾子&Himiko(17分17秒 体固め)香藤満月●&尾﨑妹加&神姫楽ミサ
※浴びせ蹴り
香藤、尾﨑、神姫楽のパワフルなトリオに、明らかに凶器を持ち込んでいるジャガー、佐藤、Himiko…。「チェックしろ」と香藤が抗議すると今井レフェリーは「分かってるよ!」と逆ギレ。しかし特に何もしないレフェリーに対して不満噴出。「ジャガーさんにビビってる」「金で雇われてる」と買収疑惑が浮上する始末。そしてゴングが鳴ると早速悪いジャガー軍。3人がかりで神姫楽に襲いかかり、Himikoは凶器を使用。明らかに見ていた今井レフェリーだが何故かスルー…やはり買収なのか?ジャガー軍に捕まり、反則攻撃を食らいまくり、苦しいローンバトルを強いられる神姫楽。巧みに牽制しチェンジも許さず、やりたい放題のジャガー軍。串刺しスピアーでようやく反撃に転じた神姫楽だったが、ジャガーは浴びせ蹴りで圧倒。替わって入ったHimikoにセントーンを落とすが、Himikoは河津掛けからギロチン。カウンターのタックルでHimikoを吹っ飛ばし、ようやく神姫楽から尾﨑にチェンジ。尾﨑は鬱憤を張らすようにパワー全開。ジャガーや佐藤が割って入り、その隙にHimikoが反則攻撃。尾﨑がフォールしてもすぐさまジャガーがカットし、Himikoが尾﨑をバックドロップでマットに叩きつけて佐藤にチェンジ。尾﨑が佐藤をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、神姫楽はHimikoにパロスペシャル。香藤はジャガーを押さえようとするが振りきられ、ジャガーが佐藤を救出。タッチを受け、やっと出番の回ってきた香藤は普段仲良し(?)の佐藤と白熱の攻防。香藤のドロップキックでド派手に吹っ飛ぶ佐藤。香藤の分厚い体を強引に押さえ込む佐藤のジャパニーズレッグロールクラッチ。佐藤のミサイルキックを回避した香藤だが、ヒップドロップをかわされおぼんの達人を被弾。ジャガーに対してはトレイン攻撃に尾﨑とのサンドイッチボディアタック、神姫楽のセントーンと3人の力を合わせて立ち向かう。ジャガーをフォールした香藤の脳天に、佐藤のおぼんが直撃。そしてジャガー軍はパイプ椅子に3人を設置し、おぼんにドロップキックと凶器使用で大暴走。今井レフェリーも「やりすぎ…」ともはや止めることもできず。その後もジャガー軍の袋叩きに遭い、コーナー最上段からの浴びせ蹴りを食らった香藤は全く動けず、悪の軍団に白星を献上した…。今井レフェリーはペコペコと頭を下げ、ジャガーと握手。やはりジャガーにビビっているようだ(?)。そして、ルール無視の極悪ぶりとはうってかわって「ファンの皆さん、今年最後の試合になりました。ありがとうございました。メインも全力で応援してください!」と丁寧にお辞儀するジャガー。来年もまだまだ極悪ファイトを見せてくれそうだ。
メインイベント
2025最終戦!純血タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&羽多乃ナナミ vs 梅咲遥&美蘭[グレース・オブ・ロイヤリティ]
○井上京子&羽多乃ナナミ(14分53秒 ナイアガラドライバー)梅咲遥&美蘭●[グレース・オブ・ロイヤリティ]
年内最終戦のメインイベントはディアナ社長の井上京子に生え抜きの若手3人が登場する黄金カード!
梅咲と美蘭はゴングを待たず奇襲をしかけ、ナナミを丸め込む。カウントは2.99、あわや秒殺…。納得いかない梅咲は疑惑のカウント(?)に「ええええーー!スリーーーーー!!!!」と大絶叫。気を取り直して、梅咲と美蘭がナナミに集中砲火。やられっぱなしじゃいられないナナミは後輩の美蘭を捕まえ反撃開始。美蘭を赤コーナーに連行したナナミから京子にチェンジ。京子は美蘭をコーナーに追い込みお尻で圧迫。美蘭は思わず「オエー!」…。そしてナナミの串刺しボディアタックや顔面蹴りに苦しむが、ドロップキックや梅咲との合体クリストで形勢逆転。エスケープしたナナミに低空ドロップキックで追い討ちをかけ、梅咲にチェンジ。梅咲とナナミの同期対決は激しいエルボーの打ち合いに。梅咲がカウンターのネックブリーカー、ナナミはタックルとそれぞれ磨き上げてきた技で勝負。梅咲が美しいフォームのブレーンバスター、食らったナナミはすぐさま立ち上がり力強くデスバレードライバー。実績で先を行く梅咲とも互角の攻防を展開したナナミから京子にチェンジ。京子のパワーに苦戦を強いられる梅咲だが、力を振り絞って京子をジャーマンでぶん投げる。梅咲は勢いに乗って梅スプラッシュ、低空ドロップキックと続け、美蘭にチェンジ。美蘭もライオンサルトや連続ドロップキックで躍動。大車輪で京子を倒してフォールするが、京子はカウント1で返す。美蘭のエルボー速射砲に梅咲のミサイルキックと畳み掛けていくが、美蘭がコーナーに上ると雪崩式ブレーンバスターの餌食に…。大ピンチの美蘭を梅咲のカットが救う。美蘭もウラカンラナで大金星のチャンスを作るが、天才レスラー井上京子は肩を上げる。京子の剛腕唸るラリアットを食らった美蘭だが、またも梅咲のカットが間に合う。ナナミと京子のWタックルで梅咲を排除し「邪魔物はいなくなった…ナイアガラ!」と必殺ナイアガラ宣言。美蘭の体を軽々と持ち上げた京子。宣言通り、ナイアガラドライバーで美蘭を葬った。1年の締め括り、そして旗揚げ15周年のメモリアルイヤーに向けての一戦はやはり井上京子がものにした。
勝った京子は「膝の調子悪かったけど、ナナミのおかげで勝てました。いいチームだ」と笑顔。続けて、京子から重大発表!「ベルト返上したんですけど…なんと、新しいベルトを頼んじゃいまして。発注しました!もうキャンセルなし」!10月のタッグに続き、12月にエリザベスとシングルもベルト返上となり、三つの王座が空位という珍事に。2026年のメモリアルイヤーは全員一斉にベルトを狙ってスタートを切ることとなっていたが、このタイミングでデザインを一新するようだ。どうやら無断で発注していたらしい京子は「財源は…?」と突っ込まれると「お金?それは…ねぇ?なんか…」と言葉を濁す。「というわけで、来年は気持ちも新たに15周年を迎えたいと思います!新しいベルト、みんな獲れるように頑張りましょう!」。というわけで!新しいベルトを目指してみんなで頑張りますので来年も応援よろしくおねがいします!
























