第0試合
CMLL提供試合 シングルマッチ15分一本勝負
インディアシウクス vs タバタ
◯インディアシウクス(9分56秒 la rosa)タバタ●
第0試合はメキシコ・CMLLから来日している2人によるスペシャルマッチ。タバタは昨年春にもディアナに参戦していたこともあり、声援を集める。対するインディアシウクスは3本のベルトを持って堂々の登場だ。クリーンに握手を交わし、ゴングが鳴るとロックアップからチェーンレスリング。随所に見られるルチャならではの軽快な動きに、ファンは拍手を送る。タバタがティヘラでシウクスを投げ飛ばすと、シウクスも同じくティヘラでお返し。シウクスがジャベで絞め上げるギブアップを迫るが、タバタは足をロープに伸ばしてエスケープ。これが納得いかない様子でなかなかクラッチを解かないシウクス。ようやく離すと今井レフェリーに詰め寄り、その隙にタバタが背後からキック。シウクスをコーナーに追い詰め、レフェリーの目を盗んで噛みつきなど反則三昧だ。シウクスもカウンターの巻き投げからギロチン、そしてタバタの髪を掴んで激しく揺さぶる反則に串刺しラリアットで応戦。タバタのラ・マヒストラルから丸め込みの応酬となるが両者粘りを見せ、スリーカウントを許さない。試合終盤、タバタが前蹴りでシウクスの動きを止めてチャンスを作り、ムーンサルトプレスを発射するもシウクスが寸前で回避。シウクスは自爆したタバタの首を抱えるように持ち上げ、しっかりとタメを作ってシットダウン。強烈な一撃を食らったタバタは全く動けず。日本語でバラを意味する“la rosa”でタバタを仕留め、シウクスが三冠女王の貫禄を日本のファンに見せつけた。
第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
梅咲遥 vs Anna
◯梅咲遥(9分55秒 片エビ固め)Anna●
※ミサイルキック
梅咲とAnnaは昨年11.23以来2回目のシングルマッチ。Annaの成長、そしてAnnaの反則をスルーし続けエルボー66連発を許した今井レフェリーのレフェリングに注目だ(?)。
Annaが握手と見せかけて奇襲をしかけるも、やはり梅咲がドロップキックで逆襲し圧倒。荒ぶる梅咲が反則を繰り返し、観客はその度に大ブーイング。それでもお構いなしに反則を交えて新人をいたぶる絶対センター、どんどん大きくなるブーイング…。セコンドからも「大人げないぞ」と怒りの声。Annaをロープにはりつけ髪を掴む反則三昧からドロップキックを突き刺してフォールを主張するが、今井レフェリーは「反則だろ!」。「いつも(カウント)取ってるのに」と不満顔の梅咲。反則なしの逆エビ固めはAnnaの手がロープに届いてエスケープ。やられっぱなしではいられないAnnaも梅咲をロープにはりつけてエルボー乱れ打ち。もちろんこれも反則なのだがAnna贔屓(?)の今井レフェリーは「行け!」とAnnaを後押し。そしてAnnaが逆さ押さえ込みでフォールすると今井レフェリーが1.25倍速カウント。ギリギリで返した梅咲だが「速いだろ!」とブチギレ!その隙にAnnaがドロップキック!ここからAnnaはクロスボディ、馬乗りエルボーと間髪入れず攻めまくっていく。反撃されても立ち上がり、そしていよいよ梅咲相手にエルボー勝負に出る!気迫でエルボーを打ちまくるAnna。これでスイッチが入った梅咲は渾身のエルボー一撃でAnnaを吹っ飛ばす。「Annaの心配ばっかりして、ふざけんなよ」と今井レフェリーへの怒りを滲ませる梅咲…。立ち上がったAnnaは丸め込み攻勢で大金星を狙い、スクールボーイを連発。何とか肩を上げ続ける梅咲だが、セコンドのナナミと網倉、そしてAnnaはスリーを主張。「スリー!」の声が飛ぶが、とにかく逃げ切った梅咲は急角度逆エビ固めでぐいぐい絞るがAnnaが根性でエスケープ。ロープにやっと辿り着いたAnnaに、梅咲は勢い良すぎる低空ドロップキックをお見舞い。これには梅咲サイドのセコンド陣からも「やりすぎ」…。先輩の厳しい攻撃もキックアウトしたAnna。手応えを感じた様子の梅咲はトドメのミサイルキックで勝負を決めた。勝ったものの、今井レフェリーにはアイドルらしからぬ表情でガンを飛ばしていた…。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
佐藤綾子 vs 神姫楽ミサ
◯佐藤綾子(10分56秒 佐藤100%)神姫楽ミサ●
大会後は井上京子のお店「あかゆ」でのバースデーイベントを控えたデビー。勝って笑顔いっぱいの一日にしたいところだ。上機嫌に観客の帽子を飛ばしまくりながらリングイン。いつものデビーならレフェリーチェックは断固拒否だが、観客からソフト今井レフェリーに「がんばれー!」と声援が飛び、ファンの期待に応えるため(?)チェックを受け入れた。ただし、握手は断固拒否…。ゴングが鳴るとシングル王者とクリスタル王者の対決に。デビーがいきなりのサミングでブーイングを浴びるが、両者ハイスピードな攻防で会場を盛り上げる。Himikoがエプロンから美蘭を捕まえるとまたもブーイング発生。どこ吹く風で反則を繰り返すHimiko。美蘭はローンバトルを強いられ、再びデビーとのマッチアップ。デビーの串刺し攻撃をひらりとかわしてドロップキックで反撃し、ようやく美蘭から尾﨑にチェンジ。デビーのタックルやクロスボディを一歩も引かず受け止めた尾﨑はセントーンやラリアットでパワフルファイト。デビーもジャンピングニーやラリアットの打撃攻勢で反撃だ。デビーからタッチを受けたHimikoはギロチンを連続投下。尾﨑はアルゼンチンバックブリーカーでHimikoを担ぎ上げて揺さぶり、デビーにカットされるとサイドスープレックス。そのままHimikoを赤コーナーに連行して美蘭にチェンジする。美蘭はスピードの乗った619に低空ドロップキックで勢いづき、クロスボディを浴びせるが、これはHimikoが捕まえバックブリーカーに切り返す。そしてHimikoがデビーの新Tシャツで美蘭の首を絞める。デビーの新グッズをしっかり宣伝したところでデビーにチェンジ。デビーは串刺しビッグブーツにスライディングエルボー、ブレーンバスターと畳みかける。Himikoがまたしてもエプロンから美蘭の髪を掴んで動きを封じ、そこにデビーがジャンピングニー。尾﨑がラリアットでデビーをなぎ倒し、美蘭がライオンサルトで追撃。自力でキックアウトしたデビーはエスプレッソ抽出準備。持ちこたえた美蘭がハイキックでデビーの側頭部を撃ち抜き、世羅りさから受け継いだ花夢の山で丸め込む。Himikoのカットが間に合い、ピンチを凌いだデビー。ジャーマンでぶん投げ、トドメはヒザを突き刺しクリスタル王者を仕留めた。シングル王者は夏実もちとの防衛戦を1週間後に控えており、その先には既に挑戦の意志を表明している梅咲…。まだまだ負けられない戦いが続くが、ひとまず「あかゆ」でおいしいお酒が飲めたに違いない。
第3試合 ユニット対抗タッグマッチ20分一本勝負
[INVA]デビー・カイテル&Himikovs美蘭&尾﨑妹加[GoR]
[INVA]◯デビー・カイテル&Himiko(12分54秒 体固め)美蘭●&尾﨑妹加[GoR]
※ランニングニーアタック
試合前には神姫楽ファンの夫からLINEで「ミサちゃんによろしく」と言われてしまった佐藤だが、ゴングが鳴れば関係なし!まずはじっくりと互いの手の内を探り合うように、そして力を確かめ合うようにチェーンレスリング。分が悪くなると噛み付いて脱出するなど、“がむしゃらプリンセス”ぶりを発揮する神姫楽。対する佐藤は神姫楽を巧みにコーナーに追い込み、ヘアホイップで投げ飛ばす。神姫楽も負けじとヘアホイップをお返し。神姫楽ががむしゃらに突進すれば佐藤は磨き上げたテクニックで反撃…と両者がそれぞれの持ち味を活かす好勝負に。佐藤のWアームスープレックスを持ちこたえた神姫楽はタックル連発で佐藤を吹っ飛ばす。コーナーを背負ってしまった佐藤だが、イノシシムーブから突撃してくる神姫楽をおぼんで迎撃!おぼん攻撃から波に乗りたい佐藤はコーナー最上段へ…しかしおぼんを拾った神姫楽が佐藤の脳天を殴打!逆に勢いづく神姫楽は豪快なラリアットでフォール。佐藤が肩を上げるとはれときどきミサを投下するが、佐藤がかわして神姫楽は自爆に。佐藤はこの隙を逃さず佐藤トランペット。返した神姫楽は猛ダッシュで向かっていくが、試合巧者の佐藤はカウンターの飛び付きレッグロールクラッチ「佐藤100%」で鮮やかにスリーカウント!佐藤一家も100%大満足な一戦となったはず?
第4試合 メインイベント
T.I同門対決スペシャルタッグマッチ20分一本勝負
[T.I]井上京子&香藤満月vs羽多乃ナナミ&網倉理奈[にじゅうまる]
[T.I]井上京子&●香藤満月(14分23秒 片エビ固め)羽多乃ナナミ&網倉理奈◯[にじゅうまる]
※ダイビングセントーン
ナナミプロデュース大会のメインはTradition&Inheritedのメンバーによるスペシャルタッグマッチ。まずはにじゅうまるがタックルで突撃するが、京子と香藤が迎撃。そして前日は仙女刈谷大会で会場を爆発させた(?)香藤がホーム・アミスタでも大暴れ。網倉を何度も何度も踏みつけ、さらに大声でギブアップを迫る。今井レフェリーも思わず「うるさいよ!」。京子もモンゴリアンチョップで網倉を狙う。網倉がWチョップをお見舞いし、逃げるようにナナミにチェンジ。ナナミは京子をコーナーに追い込んでいくが、京子はあっという間に形勢逆転。ナナミを赤コーナーに連行して香藤にチェンジ。なんと香藤と京子、合計213キロ(!)でナナミを踏みつける。ナナミはギブアップ寸前まで追い込まれてしまい、さらに香藤がみたらし団子で追撃。香藤の重さに大苦戦のにじゅうまる。ここで京子は早くもナイアガラ宣言!網倉が慌てて飛び出し食い止め、ナナミがスリーパーで京子を絞め落としにかかる。持ちこたえた京子には網倉がセントーンやボディプレスを連続で投下。そして網倉が逆水平チョップを放つと、かつてない破裂音が!観客がざわめく中、京子は「効いてない!」と意地を張るが、マシンガンチョップを浴びると大ダメージ!この勢いで網倉が111キロの京子をカナディアンバックブリーカーで揺さぶる。これは香藤がカットするが、網倉は攻め手を緩めずタックルで突撃!ナナミも「あーみん!負けんな!」と加勢し、2人で矢継ぎ早にタックル。そしてWタックルでついに京子を倒し試合はにじゅうまるのペース…かと思いきや、そうはさせないのが天才レスラー。反撃の両腕ラリアットでにじゅうまるをまとめてなぎ倒す。そしてタッチを受けた香藤もクロスボディやカナディアンバックブリーカー、串刺しバックエルボーとパワフルファイト。しかしダイビングボディプレスはナナミがデッドリードライブで阻止。網倉もダイブを狙うが、これは京子が雪崩式ブレーンバスターで撃墜。バウンドして対角コーナーまで飛んでいった網倉に、香藤が今度こそのダイビングボディプレス!大ピンチに陥る網倉。京子がナナミをガードし、香藤はチャンス。しかし網倉は力を振り絞り、102キロの香藤をサイドスープレックスで投げ飛ばす。そしてにじゅうまるの息ぴったりの連係で京子を排除し、香藤を捕まえる。香藤にナナミのダイビングボディプレス、網倉がダイビングセントーンを続けて発射!京子が「返せ!返せ!」と場外から叫ぶが、香藤の肩は上がらず…。にじゅうまるが同門対決を制し、劇的勝利を収めた。
大会プロデューサーのナナミは、メインの熱戦を振り返り「同門対決で負けるのはリーダーとしても悔しいので、あーみんと勝てて嬉しい」と安堵。そして網倉の持つWAVEタッグベルトに言及する。「にじゅうまるで色んなタッグベルト狙っていきたい」とナナミが話すと網倉も「にじゅうまるをいろんな団体に広めたいので頑張っていきましょう」と、他団体出撃も視野に。戦えば最強のライバル、組めば最強の仲間。そんなTradition&Inherited、ユニット対抗戦の行方にも注目だ。
