【試合結果】2025年7月27日(日)アミスタ大会vol.91

第一試合 タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&シャンシャン vs Yappy& kuumu
※kuumu日本デビュー戦

前日のフューチャーサイトで突如姿を表したクームー。セミファイナルで乱入し、佐藤綾子率いるInvader or Innovatorの一員となった。好きな日本のレスラーは佐藤の名前を挙げ、早くもチームに馴染んでいるようだ。その実力はいかに?
対角には絶対センター・梅咲遥と新台湾プロレス・シャンシャン。シャンシャンとクームーは台湾で同じ団体に所属し切磋琢磨する関係だが、前日に試合をぶち壊され激昂。梅咲も「喧嘩売る相手間違えたって思うだろうな」と売られた喧嘩は受けて立つ構えだ。
まずはYappyとクームーが奇襲!シャンシャンを捕まえ、2人のヒップアタックで挟み撃ち。しかしYappyのお尻が強すぎて(?)、クームーが吹っ飛んでしまう。このチャンスに梅咲とシャンシャンが連続ドロップキックに息ぴったりWドロップキック。シャンシャンがクームーを鎌固めで絞るとYappyがカット。Yappyが先輩らしくクームーを引っ張りながら試合を展開していく。Yappyがカツどんでシャンシャンをマットに叩きつけ、「早めに終わろうか」とフィニッシュ宣言。シャンシャンはスタナーでYappyの動きを止め、トルネードDDTでフィニッシュ阻止!梅咲にチェンジする。梅咲は懸命にYappyをボディスラムで上げてフォールするがカウントは2。パワーでは上回るYappyがドラゴンスリーパーからアバランシュホールド。梅咲がキックアウトするとYappyからクームーにチェンジ。クームーは170センチの長身を生かした豪快なブレーンバスターを挨拶代わりにお見舞い。梅咲も挨拶代わりにエルボーを打ち、クームーもエルボーを打つ。梅咲が「来いよ!」と煽るとエルボー合戦はヒートアップ。ここでYappyが割って入りウエストランド。倒れた梅咲の上にクームーを軽々と投げ捨てる。クームーもダメージを受けてしまったが、串刺しボディアタックやフェイスクラッシャーで追撃する。飛び出したシャンシャンが飛び出してドロップキックをクームーに突き刺し、梅咲も強烈な低空ドロップキック。続くブレーンバスターからのフォールはYappyがカット。クームーは懸命な連続丸め込みで攻め続けるが、梅咲がエルボーで流れを取り戻し、キューティースペシャル。これもYappyがカットするが、梅咲とシャンシャンのWネックブリーカーでYappyを排除。梅咲とクームーの一対一となり、梅スプラッシュ発射で勝負あり。絶対センターが抜群の存在感を見せつけた。

動画:これがクームーだ!

第二試合 3WAYマッチ20分一本勝負
井上京子vs米山香織vs Himiko

美蘭が欠場となり、タッグから3WAYに急遽カード変更となった。明るくゴキゲンなファイトでファンを魅了する米山、Invader or Innovatorの一員としての活動がスタートしたHimiko、そして女子プロレス界の重鎮・井上京子。それぞれの個性がリングでぶつかり合う!
まずは京子が怪力で2人をねじ伏せるが、米山とHimikoは共に京子の足を踏んで応戦。かと思えば米山はHimikoにスクールボーイ!京子が鋭い視線を米山に突き刺すと、米山は「京子さんすみません!コイツやっちゃいましょう!」とあっさりHimikoを切り捨てる。。京子がHimikoをキャメルクラッチで捕獲すると、米山は低空ドロップキックで京子狙い。京子は「やると思った!」と怒りのタックルで米山を吹っ飛ばす。2人まとめてコーナーに追い詰めた京子はお尻で圧迫!米山とHimikoは嗚咽してしまう。「先輩にオエーとか言うな!」と京子がHimikoにブチギレのラリアット!しかし倒れたHimikoに米山がフォール。カウント2に終わるも、京子がHimikoを捕まえナイアガラの構え。するとまたしても米山がHimikoにスクールボーイ。ひたすら横取りフォールで京子を翻弄する米山。苛立ちを隠せない京子…。Himikoも河津掛けから2人まとめてギロチン3連発、米山へのWアーム卑弥バスター、京子へのブルドッギングヘッドロックと躍動するが、京子の雪崩式ブレーンバスターの餌食に。すると米山がHimikoをフォール!怒りにまかせてラリアットで突撃する京子。すると米山とHimikoがこれをかわし、京子はリング外へ…。この隙に米山がHimikoにぐるんちょ!Himikoは返せず、米山がちゃんと自力でスリーカウントだ!
「やったー、勝ったぞー!」とゴキゲンに喜びを爆発させる米山。「美蘭さんが欠場になったのは残念だけど、40才以上の3WAYで勝ったということは…京子さ~ん!エリザベスのベルトに挑戦させてくださ~い!ありますよね?挑戦資格!今日勝ったので!」と京子の持つベルトに挑戦表明!京子は「やっぱさ、悔しいけど凄いよね。米ちゃんって。憎たらしい」と米山の実力を認めた上で「どんどん防衛していきたいので、勝てないと思うけど…やる?」と受諾した京子。米山は「ぜひお願いします!だって、京子さんじゃない人から勝てばチャンピオンになれるんですもんね!あと1人は私が探してきます。京子さんはお強いので誰が相手でもいいですよね!」と観客の笑いを誘う。京子も「そうね!京子さんはお強いので、誰が相手でもいいでーす!」と笑顔。米山が指名するもう1人の挑戦者とは…?続報をお待ちください☆

動画:米山がエリザベス次期挑戦者に決定☆

第三試合 タッグマッチ20分一本勝負
ジャガー横田&香藤満月 vs 尾﨑妹加&櫻井裕子

前日には思わぬ形で第3代クリスタル王者となった香藤。王者としての初陣は大ベテラン・ジャガーとのタッグだ。
まずはジャガーと櫻井が先発。正攻法の櫻井に、ジャガーはサミング。今井レフェリーに注意されると、ジャガーから香藤にタッチ。櫻井も尾﨑へ替わり、2人のタックル合戦にファンは拍手喝采。櫻井と尾﨑が連携攻撃をしかけるも、ジャガーはものともせず。香藤もドロップキックで好アシストを見せる。尾﨑がジャガーをラリアットでなぎ倒し、セントーンやエルボードロップを投下。続いてアルゼンチンで担ぎ上げようとするが腰を落として持ちこたえるジャガー。浴びせ蹴りで尾﨑のみぞおちにカカトを落とし、香藤にチェンジ。香藤と尾﨑はエルボーやタックルでぶつかり合い、尾﨑は「絶対倒す!」と気を吐く。香藤のタックルが上回るが、尾﨑は何と97キロの香藤をアルゼンチンバックブリーカーで捕獲し観客の度肝を抜く。これはジャガーにカットされたものの、タックルで香藤を倒してしっかりお返し。櫻井にチェンジする。櫻井のドラゴンスリーパーはジャガーがカット、それでももう一度ドラゴンスリーパー。今度は香藤が自力でエスケープし、連続ボディプレスで櫻井をぺちゃんこに。カナディアンバックブリーカーや串刺しバックエルボーで追撃するが、櫻井がカウンターのビッグブーツ一閃!香藤からジャガーにチェンジする。尾﨑と櫻井のWブレーンバスターをジャガーがDDTに切り返し、香藤が飛び出し「ジャガーさん!おんぶ、おんぶ、おんぶ~!!!」と合体おんぶプレスを要請する香藤。なぜか照れる(?)ジャガーは拒否…。客席から「ジャガー」コールが発生してしまい、ジャガーは香藤を突き飛ばす。これが香藤の単独プレスの形に。とはいえ食らった櫻井は大ダメージ…。ジャガーは櫻井のクラッチを振りほどいて尾﨑のラリアットを誤爆させ、その隙を逃さず丸め込んで決着。ジャガー単独でも充分すぎる強さを見せつけたのだった…。

動画:誤爆の隙を逃さず勝負を決めたジャガー

第四試合 メインイベント W.W.W.Dタッグ選手権試合30分一本勝負
[王者組・にじゅうまる]羽多乃ナナミ&網倉理奈vs佐藤綾子&デビー・カイテル[挑戦者組・カフェイン&クラッシュ]
※王者組2度目の防衛戦

これまで乱入や妨害を繰り返してきた佐藤とデビー。そして7.26フューチャーサイトでは、新台湾プロレスの新人・クームーと共に大暴れ。試合は荒れに荒れ、ノーコンテストとなっている。王者としての強さを追い求めてきたにじゅうまるは、やりたい放題の佐藤とデビーに怒り心頭。ベルトは何としても守り抜くと決意を新たに、二度目の防衛戦に臨む。佐藤はプロ意識が高いデビーを尊敬していると話し、デビーもまた佐藤とのタッグに手応えを感じ、信頼を寄せているという。にじゅうまるが絆の力で成長してきたのと同じく、カフェイン&クラッシュも強い絆で結ばれたタッグだ。
まずはナナミと佐藤が先発。ゴングと同時に佐藤に襲いかかるナナミだったが、すぐさまナナミをコーナーに追い込み激しいストンピングを浴びせる佐藤。すると網倉が加勢。これをデビーが排除し、佐藤とデビーの息の合った連携攻撃。ロープ際にいたナナミの足をデビーが引き、早くも場外戦へ。ラフファイトはやはりカフェイン&クラッシュが一枚上手だ。リングに戻るとナナミが力強いタックルでデビーをなぎ倒して網倉にチェンジ。網倉は急角度逆エビ固めやセントーンでパワフルファイト。いつもの明るさとは違う激しさを見せ、ベルトへの熱い思いをリングで爆発させる。デビーは串刺しラリアットやスライディングラリアットと得意の打撃で猛攻。再びナナミと佐藤のマッチアップとなり、ナナミも網倉に共鳴するように佐藤の顔面めがけてキック連発。いつになく闘争心むき出しの戦いぶりで観客をどよめかせる。それでも冷静な佐藤はナナミを場外へ落下させ、おぼんをフルスイング!しかしこれは回避したナナミが掟破りのおぼん攻撃。佐藤をリングに投げ入れたナナミががむしゃらに馬乗りエルボー。さらにタックルでぶつかっていきフォール。これを返した佐藤は鮮やかなミサイルキック発射。すぐさま起き上がるナナミも珍しくドロップキック。追撃に走るナナミをまたもデビーが転ばし、佐藤が投げっぱなしの変形フィッシャーマンズスープレックス。網倉がナナミを呼び続けるが、先にパートナーにタッチしたのは佐藤。デビーがナナミにスライディングエルボー、コーナーで待ち構える網倉もビッグブーツで蹴落としてみせる。デビーのWアームを振りほどいたナナミは胴締めスリーパーで絞め落としにかかるが、佐藤が網倉を振り切りカットする。ナナミが変則ロープワークからのタックルやノーザンライトスープレックスで反撃するが、デビーもノーザンライトスープレックスでお返し。デビーが上手くナナミと網倉を分断するが、ナナミがデスバレードライバーでデビーをマットに叩きつけ、ようやくチェンジ。勢いよく飛び出した網倉はセントーンを浴びせる。デビーの逆水平チョップから2人はチョップ合戦に。互角の打ち合いからデビーがビッグブーツ、ジャンピングニー、ランニングWニーと矢継ぎ早に攻め続ける。網倉はナナミを呼び込みおんぶプレスでデビーを潰すがカウントは2。デビーと佐藤もコンビプレーで対抗していき、デビーの強烈な張り手で網倉がダウン。この隙にデビーから佐藤にチェンジ。佐藤は容赦なく網倉を蹴りまくっていたぶる。コーナー上に飛び乗った佐藤をナナミが捕まえ、網倉がカナディアンバックブリーカーで対角へ運ぶ。そこににじゅうまるがトレイン攻撃、さらに網倉がナナミを佐藤の上に投げ捨てる。それでも佐藤は肩を上げ、投げっぱなしジャーマン。さらにAyako’sEXで絞るがナナミがカット。ならばと佐藤はカサドーラを狙うが、網倉がこれを許さずジャーマンに切り返す。さすがにふらついた佐藤。網倉は串刺しボディアタックやキャノンボールで追撃。ナナミがデビーを引きずり出しダイビングボディプレス、網倉が佐藤にダイビングセントーンをそれぞれ対角で同時発射するも、佐藤は自力キックアウト。Wあーみんバスターを横十字固めに切り返し、今度は飛び付き式のレッグロールクラッチと、ベテランの佐藤ならではの多彩な丸め込み攻勢を何とか切り抜ける網倉。ならばと佐藤がミサイルキック、デビーがジャンピングニー、そして佐藤がまたもジャーマンと、カフェイン&クラッシュの連続攻撃が流れるように決まる。網倉の大ピンチにナナミが飛び込んでカット。網倉の髪を掴んで起こし佐藤がおぼん攻撃…かと思いきや、なんとデビーが「No!」と阻止!仲間割れするカフェイン&クラッシュにナナミが突撃すると、ひらりとかわすデビー。にじゅうまるの誤爆を誘う頭脳プレーだ。デビーがナナミを食い止めるうちに、佐藤のドラゴンスープレックスが完璧に決まる。王者の意地と絆の力で苦しい場面を乗り越えてきたにじゅうまるだったが、この一撃でついに力尽く。ホールドされた網倉が動けないまま、今井レフェリーがマットを3回叩き、新王者誕生を告げるゴングが鳴り響いた。デビーは高らかにベルトを掲げ、倒れたままのにじゅうまるに認定証を投げつけ、舌を出してみせた。
大激闘を制した佐藤は「カフェイン&クラッシュ、ベルト奪取! “Invader or Innovator”としても、良いスタートが切れたと思ってます。 それから私の2つ目のやりたかったこと。 8月の9日、10日、16日の3戦でタッグトーナメントやってもらって、勝ち上がってきたチームと防衛戦やります。 もちろんにじゅうまるも強かったから、エントリーしてくれたらいいと思うよ」 と、時期挑戦組者決定トーナメント開催をぶち上げた。詳細は後日、ディアナ公式SNSで発表するという。
デビーは「6ヶ月前、私はディアナに乗り込んできた。あの日、私はディアナをぶっ壊してやると宣言したわ。私は本気だったし今でもその気持ちは変わってない。いま私の後ろには最強のチームがついてるのよ。でもあなたには?……何もないわね。空っぽ。だから、ひとことだけ言っておくわ。……よろしくお願いしまぁ〜す!」と、最後までにじゅうまるに悪態をつく。佐藤が「これからもディアナを面白くしていくんでよろしくお願いします!」の一言で大会を締めくくった。こうしてInvader or Innovatorがチームとしての第一歩を踏み出した。その先でディアナを待ち受けているのは…?

動画:フィニッシュの瞬間!!

カフェイン&クラッシュ バックステージコメント

にじゅうまる バックステージコメント