【試合結果】2025年1月26日(日)アミスタ大会vol.78

大会ダイジェストはコチラ!コーヒーのお供に、ぜひご視聴ください。

第1試合シングルマッチ15分一本勝負
NENE VS 世羅りさ

軽量級のNENEにジャイアントスイング炸裂!

まずは握手を求めるNENE。世羅は応じず、セコンドのHimikoから「握手してやれよ」と野次。観客席からも手拍子が起こるが「無いよ」と拒否する世羅。大ブーイングの中、ゴングが鳴る。
「どうやって試合しろっつーんだよ。小学生だろ、ただの」と不満気な世羅の一言に燃えるNENE。NENEが懸命に世羅に立ち向かっていくが、世羅はものともせず。「悪いことなんかしないよ」「正々堂々とやるから」と言いながらNENEの髪を引っ張り、反則攻撃。防戦一方となったNENEに世羅は「今時の小学生は元気ねぇな」「元気あんのか」と奮起を促す。NENEは連続ドロップやエルボー連打で反撃するが、世羅が急角度の逆エビ固めに捕らえる。ロープに逃げたNENEに、世羅はリバースニードロップの追撃…しかしこれをNENEがかわし自爆に。膝を押さえて「てめぇ!よくもやったな!」と逆恨み…。怒りのバックエルボーもNENEがかわし、またも自爆!自ら膝にダメージを与えている世羅に、NENEがクロスボディや回転エビ固め、スクールボーイと次々に攻める。しかし実力実績十分の世羅はスリーカウントを許さず。超高速ジャイアントスイングで体重31キロのNENEをぶん回し、放り投げてスリーカウント。観客から「やりすぎだぞ」の声が飛ぶほどの戦いぶりで大会オープニングを盛り上げた。

第2試合 デボラK引退ロード シングルマッチ15分一本勝負 
デボラK VS 香藤満月

デボラ引退ロード開始!

昨年11月の台湾大会では香藤にシングルで敗れているデボラ。後輩に負けた雪辱を果たすべく、引退ロードはリベンジマッチからスタート!
まずはロックアップから力比べ。セコンドには「もうデボラ担当は懲り懲りです」と語っていたはずの小林香萌の姿が。デボ担・小林の「押せ!」の声が響く中、2人の力一杯の押し合いが続く。そしてタックル合戦で激しいぶつかり合い。次第に香藤がリードしていくが、カナディアンバックブリーカーを狙う香藤をショルダースルーに切り返したデボラ。逆片エビ固めで絞っていくが、音をあげない香藤。今度はエルボーの打ち合いで火花を散らす2人。デボラの極楽固めはロープブレイク。コーナーに上ったデボラを香藤がデッドリードライブで投げ落とし、セントーンでフォール。このフォールをデボラが横十字に切り返し、体勢が崩れながらも3カウント。
負けた加藤は怒りを抑えきれず、セコンド陣になだめられながらリングを後にする。勝ったデボラも笑顔はなく、悔しさをあらわに…。とにもかくにもリベンジ達成で引退ロードは白星スタートだ。

第3試合タッグマッチ20分一本勝負 
ななみ & 柊くるみ VS マコトユマ VS 尾﨑妹加

シングルベルトお披露目!くるみななみ快勝

1.19新木場でW.W.W.Dシングル新王者に輝いた柊くるみ。黄金のベルトをディアナ本拠地のアミスタでもお披露目した。
まずはななみとマコトが先発。ディアナ所属同士の2人がディアナらしさを発揮。先輩のななみがマコトを赤コーナーに連行して柊にチェンジ。柊がボディスラム一発放てば、そのあまりの力強さに観客席からは悲鳴。さらにフットスタンプを落とし、食らったマコトは瀕死状態に。くるみななみコンビにやられっぱなしのマコトはななみの膝狙いの低空ドロップキックから反撃開始。ミサイルキックをお見舞いし、尾﨑にチェンジ。「よく頑張った!」とマコトからのタッチを受けた尾﨑はセントーンやボディアタックでマコトの鬱憤を晴らすように大暴れ。今度はななみからタッチを受けた柊がローリングセントーンやミサイルキックで超パワフルファイト。キャノンボールをかわした尾﨑がエルボードロップ、セントーン、そしてアルゼンチンの構えに。これは振りほどいた柊。そして2人はラリアットのぶつかり合いに。尾﨑の豪腕で倒れた柊だったがすぐさま立ち上がりお返しの一撃で柊を倒す。再びのラリアットの打ち合いで両者ダウン状態に。両軍チェンジし、再びななみとマコトのマッチアップ。マコトがエルボーを連射し、リフトでななみをコーナーに叩きつける。そこに尾﨑が串刺しラリアット、マコトが串刺しドロップキック。ななみはタックルでマコトをなぎ倒し、スリーパーで揺さぶりながら絞め落としにかかる。尾﨑がカットに入るが、くるみななみの合体おんぶプレスでマコトを押し潰す。これもパートナーのカットで首の皮一枚繋がったマコト。尾﨑のダイビングセントーン、マコトの飛行機投げで連続攻撃。しかしこのフォールは柊がカットし、ボディアタックで追撃を食い止める。倒れたマコトにななみがセカンドロープからダイビングボディプレス。マコトは自力でキックアウト。ならばとななみはマコトをさらに遠距離に設置し、飛距離を伸ばしてトップロープから二発目のボディプレス発射。これでスリーカウントを奪い、柊と抱擁して喜びを分かち合った。

第4試合タッグマッチ20分一本勝負 
井上京子 & シャンシャン VS 小林香萌 & 松本千穂

これぞディアナ!これぞ井上京子!

生活と練習を共にしディアナで修行の日々を送る2人が、強力パートナーとタッグを結成!新台湾プロレス・シャンシャンは井上京子と、北斗プロレス・松本千穂は小林香萌とそれぞれ組んで激突する。
まずはシャンシャンが先発する…が、滾りまくる小林は「おい!ディアナなんだから井上京子出てこいよ」と京子を指名。すっかりディアナに染まった(?)シャンシャンに「(京子)さんって言え」と無礼を指摘され、改めて「井上京子さん!出てこい!」と京子をご指名。これに乗った京子がリングに入り、小林との力比べに。京子はヘビー級の体格を活かし押していき、小林は鍛え上げた筋肉をフル活用して対抗。京子が小林を投げ飛ばすと、小林は場外へ。後を追った京子だったが、小林がサミングで迎撃。キレた京子は小さなお客様がたまたま持っていたピコピコハンマーで小林をボコボコ、もといピコピコに?「あいつ大御所のくせに武器使って…」と観客に訴える小林だったが、京子は「お前が先だろ!」と怒りは収まらず大暴れ。それでも立ち上がる小林は試合中にも関わらずプッシュアップで筋肉増強!肉体美をアピールする。パワーアップした腕力は特に活かすことなく京子の足を踏みつけ、さらに低空ドロップキック。小林から松本にチェンジすると、京子は松本のコスチュームに「赤と黄色…この野郎」と言及。負けたらイメージカラー剥奪(?)赤黄コントラ赤黄が勃発!松本は「絶対勝ちます」と応戦し、女子プロ界屈指のパワーファイター井上京子と押し合いに!この日千秋楽を迎えた大相撲のように京子がロープまで押していき、今井レフェリーも思わず「寄り切りじゃないから」…。寄り切った京子は攻め手を緩めずキャメルクラッチ。これは小林がカットするが、松本を赤コーナーに連行しシャンシャンにタッチ。ディアナで修行中の2人が、その成果をぶつけ合うようにエルボー合戦。シャンシャンがクロスボディを浴びせると松本は自力でキックアウトし首固め。返されるとボディスラムを一発お見舞いし小林にチェンジ。小林は抜群の運動量でセントーン7連発。カウント2に終わるとシャンシャンの弁慶の泣き所を蹴りまくる。シャンシャンはスタナー、ランニングネックブリーカーで反撃し、フィッシャーマンズスープレックスで鮮やかなブリッジ。カウント2で返した小林に、今度は京子がパワー炸裂。コーナー上の小林を豪快な雪崩式ブレーンバスターでぶん投げてみせる。リング中央で大きくバウンドした小林だったが、松本のカットに救われ、再びコーナー上へ。今度は美しいミサイルキック発射成功!小林からタッチを受けた松本は果敢にタックル合戦を挑む。やはり京子が圧倒するが、「効かねぇぞ!来い!」と松本の更なる闘志を煽る。奮い立つ松本はエルボー連発。しかし京子がカウンターのショルダータックルでなぎ倒し、「赤と黄色!この野郎!」とラリアット。小林が延髄斬りでアシストするが、京子がラリアットで撃退。シャンシャンが小林を押さえ、京子がもう一発ショートレンジラリアットをぶち込んで勝負を決めた。修行中の松本はディアナの、そして京子の強さを存分に味わったはずだ。勝った2人は観客席を一周し、ファンとハイタッチしながら笑顔でリングを後にした。

第5試合タッグマッチ20分一本勝負 
佐藤綾子 & Himiko VS DASH・チサコ & デビー・カイテル

エスプレッソは危険な香り…デビ―・カイテル、衝撃的日本デビュー!

1.19新木場大会でディアナマットに乱入したデビー・カイテルが日本デビュー戦で大暴走!
対戦経験があるというDASH・チサコと組み、新王者・柊くるみ誕生の余韻をぶち壊した乱入者にいち早く興味を示した佐藤綾子、そしてHimikoを対角に迎える。コーヒーが大好物というデビーは試合当日、SNSに「ミッドナイトエスプレッソを味わってもらうつもり」と意味深投稿。注目の入場シーンでは大好物のコーヒーを持って現れ、優雅に美しく…かと思いきや、通路でスタッフを突き飛ばす。リングでの大暴れを予感させる。
佐藤とHimikoが握手を求めても応じず、観客に何かを語りかける。その後ろから忍び寄った佐藤とHimikoの奇襲でゴング!襲いかかる2人に「friends…」と突然友好的な態度を取るデビー。もちろんこれは罠!チサコが入り、一気に形勢逆転。佐藤を青コーナーに連行したデビーはチサコにチェンジ。チサコが強烈な蹴りをお見舞いすると、佐藤もやり返す。佐藤はチサコを赤コーナーに連行しHimikoにチェンジ。チサコはHimikoの顔面を踏みつけ、低空ドロップキックを突き刺す。執拗なストンピングやしつこく離さないヘッドロック、フェイスロックで完全にHimikoを捕まえる。デビーにチェンジするとHimikoがブルドッギングヘッドロックで脱出し佐藤にチェンジ。デビーに興味津々の佐藤は挨拶代わりの顔面蹴りやジャンピングニー。デビーは佐藤をロープにはりつけてクロスボディ、佐藤トランペットを2で返してスライディングラリアット。キックアウトした佐藤めがけてチサコがミサイルキック発射。チサコのノーザンライトは佐藤が嫌い、反撃のミサイルキック2連発。佐藤のWアームスープレックスはチサコが自力で返す。チサコが顔面を蹴れば、佐藤はおぼんの達人。代わって入ったHimikoも低空ドロップキック。Himikoとチサコのエルボー打ち合いはチサコがリードし、Himikoはかち上げエルボーでやり返す。チサコからタッチを受けたデビーはチサコとのトレイン攻撃からコブラクラッチでHimikoを追い詰めるが、Himikoの足がロープに届く。追撃を狙い助走をつけるデビーに、佐藤が見事なコントロールでお盆を投げつけクリーンヒット。これでデビーの動きを止め、Himikoがギロチン投下。さらにWアーム卑弥バスターでフォール。するとチサコが凄まじい飛距離のミサイルキックでHimikoを吹っ飛ばしてカット!場外で佐藤とチサコがやりあっているうちに、リング上ではHimikoとデビーの一対一。Himikoの関節技をエスケープしたデビーはそのまま場外へ。逃げるデビーを捕まえようとHimikoが身を乗り出すと、デビーがコーヒーミストを噴射!まさに「ミッドナイトエスプレッソを味わってもらう」有言実行だ。デビーを食い止めようと今井レフェリーもリング外へ。しかしデビーはレフェリーを観客席に投げ込み、いよいよ収集つかず…。デビーの反則負けが言い渡され、試合終了のゴングが鳴り響いた。
新木場に引き続き、またしても大荒れのリングにシングル王者・柊くるみが現れ「暴れてんじゃねーよ。何がしたいんだよ」と激怒。デビーは柊の肩にかかったベルトを奪おうとするが、佐藤が間に入って事なきを得る。やりたい放題のデビーに佐藤はなぜか握手を求めるが、振り払ったデビー。「ディアナをぶっ壊してやる」と英語で吐き捨てて引き上げた。デビーを見送った佐藤は何事もなかったかのようにしれっとHimikoに手を差し伸べるが、コーヒーまみれのHimikoは納得いかず「いやいやいや…おかしいでしょ…」。不満顔のパートナーを尻目に佐藤は「2週続けてすみませんね。ベルトはくるみさんのです」と柊の退場を促し、「めちゃくちゃ目の離せない展開じゃないですか?」と嬉しそうに話す。文字通り苦汁を飲まされ、全く嬉しくなさそうなHimikoとの温度差はどんどん開いていく…。2.16群馬大会にもデビーが参戦すると告知し、大会を締め括った。
暴れに暴れて衝撃的な日本デビューを果たしたデビ―はバックステージで「大好きなコーヒーを味わうついでにでも、アイツらをぶちのめそうと思って来たの。私の力でディアナを盛り上げてやろうってわけ。柊くるみがチャンピオンだとか言ってたけど、今はせいぜい好きに言っていればいいわ。私にとってはアイツはチャンピオンじゃない。次のチャンピオンは…この私よ!」と主張し、柊の持つベルトに照準。ディアナにコーヒーの香り漂う新風が巻き起こる!

動画:試合後の乱闘…