【試合結果】2024年6月16日(日)アミスタ大会vol.61

第1試合 シングルマッチ15分一本勝負
美蘭 vs 香藤満月

HAPPY BIRTHDAY 美蘭&満月!
第一試合は、6月に誕生日を迎える2人によるシングルマッチ。今月で26歳になる香藤がまずはパワーで押すが、15歳になったばかりの美蘭は軽やかな身のこなしで対抗。美蘭が「上げるぞ!」とボディスラムの構えに。しかしやはり95キロの香藤は重すぎる?持ちこたえた香藤がショルダースルーに切り返し、ボディプレス。かわした美蘭がドロップキック。香藤はしっかりと腰を落とした逆エビ固めで美蘭を苦しめる。ディアナ最軽量の美蘭はギブアップ寸前まで追い込まれながらも、観客の美蘭コールに後押しされ、力を振り絞ってロープエスケープ。エルボーの打ち合いでは美蘭も鈍い音を鳴らし、意外なパワーで観客を沸かせる。香藤は大きなお腹で美蘭を弾き飛ばし、再びのボディプレスは成功。肩を上げた美蘭は香藤の重さに苦戦しながらも619や大車輪で攻める。美蘭がコーナーに上ると香藤が投げ落とし、またもボディプレス。美蘭はこれも返し、スピンキックで香藤の側頭部を撃ち抜く。これでふらついた香藤に素早く飛び付き、ウラカン・ラナで勝負あり。体格差も跳ね返し、自らの誕生日を白星で祝った。

第2試合  シングルマッチ15分一本勝負
Himiko vs マコトユマ 

マコトユマ、デビュー戦のカード再び!
第二試合もディアナ同門対決。昨年10月のマコトユマデビュー戦と同じカードに。未だ自力勝利のないマコトは、デビュー戦の相手に成長した姿を見せられるのか。序盤はグラウンドの攻防。先輩のHimikoに、レスリング経験のあるマコトが食らいついていく。マコトの成長を感じたHimikoは「いいね、ユマ!」と握手を求める。素直なマコトは「ありがとうございます」と応じてしまう…。ズルいHimikoは「んな訳あるか!」と蹴りを入れ、キャメルクラッチでギブアップ狙い。ロープが遠いマコトに、Himikoはリバースインディアンデスロックで今度は足攻め。防戦一方のマコトもボディスラムで反撃し、エルボー連発。Himikoは涼しい顔で受けきり、「効いてないんだよ!」と一発お返し。マコトがレインメーカー式の飛行機投げやドロップキック、エルボー、初披露のネックブリーカーと攻めていくが、Himikoは全てカウント2で返す。持てる技を出し尽くしたマコトに、Himikoは河津掛けからHIGAMIクラッチへと繋いでギブアップを奪った。

第3試合  タッグマッチ20分一本勝負
梅咲遥&ななみ vs 咲蘭&海乃月雫

海乃選手、お久しぶりです。ディアナVSアイスリボン!
第三試合はアイスリボンから海乃月雫が再デビュー後は初となるディアナ参戦!海乃と同じくアイスリボン所属で、2021年デビューの同期である咲蘭と共に元気よくリングイン。対する梅咲遥も、同期で同門のななみと「えーがた」タッグで登場だ。アイスリボン組は奇襲をしかけ、いきなりディアナ組2人の顔面に蹴り。梅咲が咲蘭を蹴散らし、海乃とのマッチアップ。海乃のドロップダウンを見切ってフットスタンプ、巻き投げを堪え巻き投げで返すなど、梅咲がリード。続いて、中学卒業以降はすっかりギャル化した咲蘭と、真面目系(?)を貫くななみの女子高生対決。さっきのお返しとばかりに咲蘭の顔面を攻撃するななみと梅咲。なかなか反則カウントを取らない玉川レフェリーに「遅ぇな、ジジイ!」とブチギレの咲蘭。高校1年生の咲蘭の口撃は止まらず、高校3年生のななみに「なめんなババア!」とドロップキック!おそらく人生初のババア扱いに茫然とするななみ。そこに海乃が飛び出し、狡猾な反則攻撃。耐え抜いたななみは正々堂々のエルボー合戦を挑む。ななみの重い一撃に悶える海乃だが、こちらも力強いエルボーをお返し。激しい打ち合いは互角に。海乃がドロップキックを放ち、咲蘭にチェンジ。咲蘭はななみの手を踏みつける小悪魔ファイト。ななみは咲蘭をスリーパーで捕らえたが、咲蘭の小さな体で懸命にロープエスケープ。ななみからタッチを受けた梅咲は滞空時間の長いブレーンバスター。咲蘭は梅咲にも「ババア」と吐き捨て、ドロップキック、カサドーラ、フットスタンプ、フェイマサーと続けていく。変わった海乃もヘッドシザーズホイップ、顔面蹴り、低空ドロップキックと矢継ぎ早に技を繰り出す。ななみが救出に入ると、アイスリボン組は息のあった連携でななみを蹴散らし、梅咲にも合体フットスタンプを落とす。海乃はエルボー…と見せかけてのグーパンチで梅咲の動きを止めるが、すかさずななみが飛び出し海乃にタックル。そこに梅咲が低空ドロップキックを突き刺す。さらにミサイルキックで吹っ飛ばし、エルボースマッシュ。この一撃にふらつきながらも、海乃はフィッシャーマンズスープレックスで美しいブリッジ。ななみがカットしたところで、試合時間残り5分のアナウンス。梅咲がキューティースペシャルで負けじと鮮やかなブリッジ。その梅咲の腹に咲蘭がフットスタンプを落とす強烈なカット。咲蘭が頭脳プレーで誤爆を誘ってななみを蹴落とし、海乃と梅咲は丸め込みの応酬に。逆さ押さえ込みで相手を転がした梅咲は、電光石火のラ・マヒストラルで勝負を決めた。敗れた海乃が中指を立てて悪態をつくと、梅咲はその指をガブリ!ななみに窘められながらリングを下りていった…。

第4試合   タッグマッチ20分一本勝負
井上京子&デボラK vs 佐藤綾子&DASH・チサコ

DASH・チサコが久々のディアナ参戦!綾子チサコ、強すぎる!
「トオルとヒロシとキョウコ」のビーバップトリオで話題をさらった、井上京子とDASH・チサコのヤンキー対決が早くもディアナマットで実現!
チサコはハードコアクイーンらしくパイプ椅子を持参。おぼんマスター・佐藤綾子も勿論おぼんを持ってリングイン。第一回の「じゃじゃ馬トーナメント」に参戦していた2人は、意外にもこの日が初タッグとなる。おぼんとパイプ椅子の初共演にも注目だ。
まずはデボラと佐藤が先発。デボラはドロップキックで先制攻撃。しかしあっという間に佐藤が逆襲で倍返し。佐藤とチサコが初タッグとは思えないタッグワークでデボラを捕まえて逃がさない。チサコはレフェリーの目を盗んで早速の椅子攻撃。佐藤もデボラをパイプ椅子の上に落とし、さらにコーナーでチサコが構えるおぼんに向かってデボラを叩きつける。凶器の扱いに慣れた2人は見事なコンビネーションでまだまだデボラをいたぶる。やられっぱなしのデボラだったが、タックルでチサコを吹っ飛ばし、やっと京子にチェンジ。チサコとキョウコの対決再び!京子は鬱憤を晴らすように大暴れ。ダンシングツリー、クロスフェイスロック、キャメルクラッチと攻めていくが、チサコのピンチにはアヤコが飛び出す!佐藤がドロップキックでチサコを救出。しかし京子はラリアット一発で佐藤を倒し、おまけにチサコにもラリアット!チャンスを作った京子はデボラにチェンジ。デボラは馬乗りエルボー連発でさっきのお返しだ。しかしチサコはデボラの髪を掴んで「来いよ」と挑発する余裕を見せ、スピードの乗った低空ドロップキック。佐藤も続けて低空ドロップキックを浴びせていく。デボラはブレーンバスターで佐藤をぶん投げるが、佐藤はカウント1で肩を上げ、投げっぱなし佐藤トランペット。またも劣勢に陥るデボラ。チサコが「もっと応援してやれよ」と観客を煽る。観客の手拍子の中、デボラがスピアーで一矢報いるフォール。カウントは2に終わり、京子にタッチ。佐藤はビクトル投げから膝十字固めに繋ぐが、京子の手がロープに届く。コーナーに上った佐藤をデボラが捕まえ、京子の雪崩式ブレーンバスターが炸裂!リング中央で大きくバウンドした佐藤だがキックアウト。タッチを受けたチサコは京子のバックを取るが、チサコを引きずってロープエスケープ。京子は高速ブレーンバスターでチサコを投げ、デボラにチェンジ。デボラのタックル3連発をキックアウトしたチサコは、ノーザンライトスープレックスホールドで弧を描く。しぶとく肩を上げたデボラにチサコはフットスタンプ、かわしたデボラが極楽固め。佐藤が蹴りを入れてカットするも、京子が両腕のラリアットで2人をなぎ倒す。再びの極楽固めやスリーパーでチサコを逃がさないデボラだったが、試合時間残り3分がアナウンスされたところでチサコのエスケープを許してしまう。するとチサコの低空ドロップキック、佐藤のミサイルキック、チサコのダイビングフットスタンプを次々と被弾。一時は京子のカットに救われるも、チサコの必殺ホルモン・スプラッシュで決着。綾子チサコが初タッグで白星を挙げた。
会心の一撃で3カウントを奪ったチサコは「センダイガールズプロレスリングのDASH・チサコです。ディアナさんがこうやって道場マッチやってるのが羨ましくて、仙女も道場があるんですけどお客さんが入れるほど大きくないので。いつか大きいところに引っ越して、道場マッチしたいなと思いました。ディアナのファンの皆さんは本当に温かくて、勇気を貰いました。ありがとうございました。ディアナの新人も他団体の若い選手も見ていて、若いパワーもいいなと思いました。今日見て、仙女もいいなと思ってくれた方は、7月15日に後楽園大会があるので見にきてもらえたら嬉しいです」と笑顔。続けて佐藤には「綾子さん、凶器いいじゃないですか。おぼんいいじゃないですか。ハードコアマッチとかどうですか?」とまさかの提案!佐藤はバックステージで「膝、痛いから…」とやんわり断ったものの、チサコとのタッグには手応えを感じた様子。「また組みましょう」と握手を交わした。

佐藤綾子&DASH・チサコ バックステージコメント