第1試合 タッグマッチ20分一本勝負
〇ななみ&マコトユマ(17分8秒 片エビ固め)香藤満月●&本間多恵
※ダイビングボディプレス
ディアナの10代コンビVS愛知県出身コンビ!
ななみが本間に「本間多恵、出てこい!」と挑発。5.26名古屋でシングルタイトル戦を控える本間は誘いに乗り、本間とななみのマッチアップで試合開始。ななみがタックルで先制し、狡猾な反則攻撃を交えながら序盤の展開を優位に進めていく。ななみのダイヤル固めで目が回った本間に、マコトがドロップキック。しかしふらついた本間は倒れるように回避。徐々に平衡感覚を取り戻した本間は香藤にチェンジ。香藤は元気いっぱいにマコトを投げ飛ばす。やられっぱなしのマコトを見かねたななみが割って入り、マコトに発破をかける。奮起したマコトは香藤の腕に狙いを定めてドロップキック。香藤は痛む腕でエルボー。体格を活かしてボディアタックやボディプレスを続け、本間にチェンジ。本間は得意の関節技で腕攻め。マコトはクロスボディでななみにチェンジするが、替わったななみも本間のワキ固めに捕まってしまう。マコトがカットしたが、ななみとマコトの合体攻撃は本間の知略で不発に。香藤がしっかり腰を落とした逆エビ固めやヒップドロップで若手王者相手に攻めまくる。マコトが頭脳プレーで愛知コンビの誤爆を誘い、この機に勝負を決めにかかるななみはボディプレス投下。本間が一度はカットするものの、ならばともう一発ボディプレス。今度こそ勝負を決めた。
第2試合 シングルマッチ15分一本勝負
● 美蘭(9分18秒 地獄へようこそ)チェリー 〇
美魔女と美少女の異色対決?!
占い師レスラー・チェリーが久々のディアナ参戦。
握手を求める美蘭に「今、いくつだっけ…」と問いかける50歳のチェリー。美蘭が「中学3年生の14歳です」と答えるやいなや、美蘭の手を冷たく払いのける。チェリーは「私にも14歳の時があったから。正々堂々来い」と語りかけるが、近付いた美蘭の足を踏みつけ、髪を引きちぎるなど正々堂々とは程遠い戦いぶりを見せる。それでも正々堂々戦う美蘭に、チェリーは老獪なテクニックで対抗。「美蘭の顔、潰すぞ!」と宣言し、美蘭の顔面にヒザを落とすチェリー。かわいい顔を潰された美蘭だが、スピードの乗ったドロップキック連発で逆襲。チェリーはアンクルホールドや4の字固めで足攻め。エスケープした美蘭は619やライオンサルトで攻めていくが、やはり最後はベテランの技が光る。チェリーは走る美蘭を転ばし、地獄へようこそ。まさに地獄の関節技に美蘭はたまらずギブアップ。年齢とともに強さと美しさを重ねたチェリーの勝利だ。
第3試合 3WAYマッチ20分一本勝負
〇 佐藤綾子(8分27秒 ジャパニーズレッグロールクラッチ)松本都●
※もう一人は梅咲遥
梅咲遥、3WAYはやっぱり苦手?まさかの結末!
3WAYは苦手だという梅咲。対戦相手はタッグ王者の佐藤、そして何が飛び出すかわからない松本都…。ゴングが鳴ると佐藤と都が梅咲に集中砲火。梅咲をリング外へ蹴落とし、佐藤と都の一対一。都は「クソババア!」と暴言を吐きながらコブラツイストを狙う。佐藤は動き回って都の企みを阻止。「そんな年変わんねぇだろ」と年齢非公開の都にシュート発言、さらにコブラツイストを決めてみせる。ここでリングに戻ってきた梅咲が上に乗っかり、佐藤にパロスペシャル。一番下にいる都は大ダメージを受ける。さらに梅咲は2人まとめての弓矢固めで絞る。今度はお返しとばかりに都が2人まとめて逆エビ固めとキャメルクラッチで絞っていく。都をドロップキックでリングから落とした梅咲は佐藤との一騎討ちに。2人の見応えのある攻防に割って入った都は「ブス!寝とけ!」とまたも暴言。2人を設置した都がコーナー上でY字バランス。しかし都が跳躍する前に佐藤と梅咲は起き上がり、2人でエルボーの打ち合いに…。「おい!寝とけ!」と騒ぎながらバランスを取り続ける都。しかも佐藤がロープに走った振動で場外へ落下してしまう。リングへ甦った都だが、梅咲のエルボーの餌食に。梅咲がミサイルキックで都をフォールすると、佐藤がおぼんを投げ込んでカット…しかし梅咲がこれをかわし、おぼんは都に直撃!散々な目に遭った都は梅咲をリングの外へ落として佐藤に向かっていくが、かわした佐藤がジャパニーズレッグロールクラッチでクルリと3カウントを奪う。まさかの結末に茫然とする梅咲、悔しさをあらわにする都を尻目に、佐藤が勝ち名乗りを受けた。
第4試合 タッグマッチ20分一本勝負
〇 井上京子&Himiko(17分6秒 飛びつき回転エビ固め)デボラK●&小林香萌
今、50代が熱い!
京子と組む機会がなかなかないというHimiko。京子とのレアタッグで気合い充分だ。デボラは何かと因縁?のある「コバヤC」こと小林香萌とのタッグを結成。こちらも気合いの入っているデボラ。「井上京子出てこい!井上京子ー!」と大絶叫で京子との対戦を志願。呼び捨てが気にくわない京子は一度はスルーしたが、「さん」と付け加えたデボラの心意気に応え(?)先発することに。大きな体格の2人はロックアップだけで大迫力。力比べはまず京子に軍配。デボラはエルボー連発、ドロップキックで小林にチェンジ。小林は京子そっちのけで筋肉アピールに余念なし。見事な肉体美に観客は拍手喝采。「井上京子のポージングも見たいんじゃないの?!」と小林が煽り、観客の手拍子につい乗せられてしまう京子。しかしその瞬間、小林がキック!京子はタックルで反撃してなぎ倒し、小林を赤コーナーに連行。Himikoはコーナーに押し込みながら反則攻撃、続けてリバースインディアンデスロックで膝攻め。コーナーに振られた小林は突進してくるHimikoをひらりとかわし、ロープを飛び越えながらのキック。タッチを受けたデボラはスリーパーでHimikoを捕まえる。ロープに逃げたHimikoは丸め込みや関節技で次々と攻めていく。エスケープしたデボラはタックル4連発。スピアーでHimikoを吹っ飛ばすがカウントは2。替わった小林は無限セントーン。食らったHimikoは瀕死になりながらもブルドッギングヘッドロックで小林をマットに叩きつける。さらに京子が豪腕を振り抜くラリアット。小林はリング中央で倒れたままピクリとも動かない。その様子を見た京子は勝利を確信。しかしファンの「香萌」コールで息を吹き返した小林。京子の胸にエルボーを打ち、コサック脛蹴り、ドロップキック、ミサイルキックとまだまだ元気なところをアピールし、デボラにチェンジ。デボラの極楽固めはHimikoが低空ドロップキックでカット。京子はデボラのバックフリップを持ちこたえ、デボラも京子のナイアガラを持ちこたえる。ヘビー級ならではの攻防に京子は「今度こそ上げるぞ!」と宣言。デボラのピンチに小林が飛び込んでナイアガラ阻止。うるさい小林をHimikoが蹴散らし、京子が強引にデボラを丸め込んでフィニッシュ。今、最もアツい50代コンビがメインイベントを白星で飾った。