【試合レポート】2023/4/21(金) フューチャーサイトvol.7

この日のフューチャーサイト・アミスタ大会は前回に続いてプレミアカードに。スターダムより飯田沙耶が、セコンドに向後桃を引き連れての初参戦!初遭遇あり、タッグ前哨戦ありのバラエティに富んだ大会となりました。熱戦の模様をお届け!

第一試合 タッグマッチ20分1本勝負 佐藤綾子&美蘭 VS 真琴&飯田沙耶

真琴&○飯田沙耶(15:10 片エビ固め)佐藤綾子&美蘭●
※達者でな(仮)

飯田沙耶、ディアナマットに見参!
「あっしファン」達も大興奮

スターダムから飯田沙耶が電撃参戦するオープニングマッチ。入場シーンではアミスタに集合した「あっしファン」の歓声が沸き起こる。飯田と初タッグの真琴も飯田と共にマッスルポーズでノリノリだ。先発は佐藤と真琴。タイトルホルダー同士、テクニカルな攻防で試合の流れを作る。佐藤が美蘭を呼び込んでダブル攻撃を仕掛ければ、お返しとばかりに飯田もリングイン。飯田が真琴を抱え上げ合体キック攻撃、さらに2人で筋肉アピールもしてみせた。いよいよ注目の美蘭と飯田の一騎討ち。飯田はスクワット式ボディスラムで試合中もパンプアップに余念なし。最もキャリアの浅い美蘭はここで捕まってしまい、ローンバトルを強いられる。クロスボディを真琴にキャッチされてしまったがスイングDDTに繋ぎ、窮地を脱した美蘭。続く佐藤は真琴のWアームスープレックス、W.W.ニーを浴び、いよいよ飯田とのマッチアップ。飯田の逆水平チョップに対抗し、佐藤もチョップを繰り出す。筋肉自慢の飯田が連打で打ち勝ちドラミングアピール。飯田の追撃は佐藤がおぼんをフルスイングして阻止。続くミサイルキック、フィッシャーマンは2で返され、再び美蘭と飯田の勝負に。美蘭はムーンサルトを、飯田は飯田ロケットを発射!両軍入り乱れる中、美蘭は力及ばず「達者でな」でスリーカウントを聞く。飯田はディアナマット初登場ながら、しっかり「飯田魂」を爆発させた。

フィニッシュ「達者でな」は美蘭へのエール
技名はまだ「仮」らしい?
佐藤綾子もがっちり握手!

第二試合 シングルマッチ15分1本勝負 ななみ VS 網倉理奈

○網倉理奈(11:35 体固め)ななみ●
※Wあーみんバスター

ななみ&網倉
オレンジタッグ誕生

ロックアップ、手四つの力比べは互角。しかし体格のいい網倉がタックル合戦でななみを倒し、逆エビ固めに捕らえる。なんとかエスケープし、ヒップアタックを連発。ボディスラムは持ち上がらないと見るや、ダイヤル固めで大回転。今度はタックルの連発でななみ優勢に。ななみがボディプレスを狙いコーナーに上ったところを、網倉はすかさずカナディアンバックブリーカーに。網倉のヘビー級パワー殺法を耐え抜いたななみはスリーパーで網倉の体力を削り、今度こそのボディプレス発射!これを返され、続いてノーザンライトを狙うが網倉はしっかりと腰を落とす。残り5分を切ったところで網倉のセントーン直撃を喰らったななみは、Wあーみんバスターに沈む。マイクを持った網倉は「まだ若くてガッツがあって、しかも超かわいい。ななみちゃんは素晴らしい。よかったら私と一緒にタッグ組まない?」と呼び掛けると、ななみは「いつも明るくてパワフルで、自分には無いものを持ってる網倉さんと組みたいです」と快諾。ななみと網倉のオレンジ対決は、まさかのオレンジタッグ結成へ!ディアナのタッグ戦線に新風吹き荒れる予感だ。

ド迫力タックル合戦!
ななみの即答に網倉はびっくり。タッグ結成の瞬間!

第三試合 シングルマッチ15分1本勝負 梅咲遥 VS デボラK

○梅咲遥(9:35 ジャーマンスープレックスホールド)デボラK●

ディアナの頂点獲りへ向けて圧勝
視線の先には佐藤綾子

4.29後楽園でシングルタイトル挑戦の大一番を控えた梅咲遥。セミファイナルでデボラを迎え撃つ。試合開始のゴングが鳴ると、梅咲は丸め込みを連続で仕掛け、あわや秒殺の場面も。疑惑のカウント2にキレた梅咲は今井レフェリーに詰め寄り、さらに観客に「スリーだったよね!」としつこく問い掛ける。今度はデボラが「スリーじゃねぇよ!」と怒りのエルボー連打。コーナーに追い詰め、梅咲のかわいい顔面を攻撃するデボラ。デボラはスピアーを連打するが、梅咲はネックブリーカーから反撃。エルボー合戦は互いに渾身の一撃を打つ。極楽固めをエスケープした梅咲は矢のようなドロップキックを突き刺し、アメジストクロスを狙う。こらえたデボラは投げっぱなしジャーマン。これを返した梅咲は会場もどよめく強烈エルボースマッシュからバックを取り、ジャーマンスープレックスホールドでがっちり勝利。試合後はデボラのセコンドについた佐藤へ鋭い視線を向けた梅咲。一週間後に迫るタイトル戦に向け、気合十分だ。

デボラのセコンドは4.29後楽園で梅咲の挑戦を受ける佐藤綾子

第四試合 6人タッグマッチ20分1本勝負 尾﨑妹加&本間多恵&清水ひかり VS マドレーヌ&関口翔&Himiko

○尾﨑妹加&本間多恵&清水ひかり(11:18 体固め)マドレーヌ&関口翔&Himiko●
※ラリアット

タッグ前哨戦は王者組完勝
涙のマドレーヌ、挑戦まであと1週間…

一週間後の後楽園大会で行うタッグ選手権の前哨戦。王者組のSPiCEAPは清水ひかりを加え「SPiCEAP withひーちゃん」として登場。しかしSPiCEAPは2人で入場ポーズを決め、無視された清水は不満顔。対する挑戦者組はHimikoを加えて臨む。尾﨑はウェイトリフティング仕込みのパワーでマドレーヌを寄せ付けない。関口と清水はスピーディーな攻防で魅せる。本間は得意の関節技でマドレーヌを苦しめる。関口と本間のマッチアップでも王者組優位の展開が続く。関口はフェイスクラッシャーで流れを変え、脇固めで絞り、ドロップキックを頭部に見舞う。ここですかさず尾﨑が助けに入り、本間は合体のジャックナイフから得意のサブミッションへと技を繋いでいく。ここまで出番のないHimikoは自ら関口にタッチして尾﨑へ突撃。ブルドッギングヘッドロック、追撃のWアーム卑弥バスターは尾﨑が耐える。シュートロープした先にいた本間が尾﨑を抑え、殴り掛かるHimikoをかわし、すかさず清水の蹴りが入る。さらにSPiCEAPの合体619が顔面にクリーンヒット。マイカバスターはマドカケがカット。マドカケのW攻撃からHimikoがアーム卑弥バスターを見舞う。アシストに飛び出したマドレーヌを本間がコードブレイカーで排除し、勝負は尾﨑とHimikoの一騎打ちに。尾﨑は背後からのラリアットでフォール、これをHimikoが横十字に切り返すもカウント2.9。本間がミサイルキックで援護射撃し、尾﨑のラリアットが完璧に決まる。これには間一髪わずかに肩をあげたHimikoだったが、今度こそトドメのラリアットで万事休す。防衛戦へ幸先のいいスリーカウントを奪った尾﨑は「どんな技でも返してやるから、かかってこいよ」と不敵な笑み。本間は「マドちゃん泣いてるの?はっきり言って、翔を潰せば…って思ってます。どういう意味か分かるかな。このベルト、ディアナのベルトですよね。悔しくないのかな」とマドレーヌを煽る。「私は誰からも期待されてない。でも翔さんが組んでくれて、本間さんと戦えるのがうれしい。29日、楽しみにしてます」と、素直な思いを吐露したマドレーヌ。マドレーヌはタッグベルトをディアナに取り戻すことができるのか。23日にも前哨戦に臨む。

これが第19代タッグ王者・スパイスアップだ!
飾らない、素直な思いを語るマドレーヌ
復帰直後のタイトルマッチで初戴冠なるか?!